JP2560204Y2 - 放熱フィン - Google Patents

放熱フィン

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JP2560204Y2
JP2560204Y2 JP5078992U JP5078992U JP2560204Y2 JP 2560204 Y2 JP2560204 Y2 JP 2560204Y2 JP 5078992 U JP5078992 U JP 5078992U JP 5078992 U JP5078992 U JP 5078992U JP 2560204 Y2 JP2560204 Y2 JP 2560204Y2
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fin
groove
concave groove
grooves
heat radiation
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JP5078992U
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JPH066972U (ja
Inventor
木 光 雄 青
Original Assignee
三菱アルミニウム株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案はアルミニウム合金また
は工業用純アルミニウム(以下単にアルミニウムとい
う)などのフィンをアルミニウムなどの基板にロウ付け
した放熱フィンに係わるものである。
【0002】
【従来の技術】従来の放熱フィンとしては、実公昭57
−11190号公報(第10図)に記載され、かつ図1
0に図示したように、アルミニウムの基板31にフィン
用溝32を多数設け、この基板のフィン用溝32にアル
ミニウムのフィン33をそれぞれ組み込んでロウ付け3
4した放熱フィン35がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】この従来の放熱フィン
では、フィン33の端面33′がフィン用溝32の底部
32′に密着しているためにロウ付けの際にロウがフィ
ン33の端面33′の方までほとんど入らずにフィンの
端面のロウ付けが良好でなく、フィンの端面と基板31
にフィン用溝32とのロウ付け強度が小さいという問題
点があり、かつ放熱フィン35の放熱性能が良くないと
いう問題点があった。
【0004】この考案は従来の放熱フィンが有する前記
の問題点を解消し、フィンの端部と基板のフィン用溝と
のロウ付け強度を大きくすることや放熱性能を向上させ
ることなどを目的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案の放熱フィン
は、基板にフィン用溝を多数設け、フィン用溝の底部の
中央部にフィンの板厚より小さい巾の突起または凹溝を
設けたり、フィンの端面にフィン用溝の深さより高さが
低い凹溝を設けたりして、この基板の多数のフィン用溝
に、少なくとも片側にロウ材を有するフィンの端部を、
それぞれ組み込んでロウ付けしたものである。
【0006】
【作用】フィン用溝の底部の中央部にフィンの板厚より
小さい巾の突起または凹溝を設けたり、あるいはフィン
の端面にフィン用溝の深さより高さが低い凹溝を設けた
ことによりフィンの端面とフィン用溝とのロウ付け強度
が大きくなるとともに放熱フィンの放熱性能が向上され
る。
【0007】
【実施例】次にこの考案の放熱フィンを実施例について
図示した図面とともに説明する。図1から図3に図示し
たように、アルミニウムの基板1の上側に多数のフィン
用溝2を設ける。このフィン用溝2はフィン4の板厚t
より大きい巾Tにして上側が開口したもので、かつフィ
ン用溝2の底部の中央部にフィン4の板厚tより小さい
巾の突起3を設けたものである。この基板1に設けたフ
ィン用溝2に、ロウ材を片側(図の右側)にクラッドし
たアルミニウムのフィン4を、それぞれ組み込んで治具
(図示せず)で固定してロウ付け5した放熱フィン6で
ある。
【0008】この実施例の放熱フィン6において、フィ
ン4の下端面が突起3によりフィン用溝2の底部に密着
してなく、フィン4の下端面とフィン用溝2の底部との
間に隙間が形成されているのでこの隙間に溶けたロウ材
が先ず右側から流入し、次にロウ材はフィン4の右側下
端部から左側下端部に流入して左側に達するからフィン
4は下端面と両側面との3つの面で基板1に確実にロウ
付けされる。なお、この突起3の高さは0.2mm以上
が良い。
【0009】図4に図示した放熱フィン7は、実施例の
放熱フィン6がフィン用溝2の底部に突起3を設けると
ともにフィン4の片側にロウ材をクラッドしたのに対
し、フィン用溝8の底部の中央部にフィン10の板厚よ
り小さい巾の凹溝9を設けるとともにフィン10の両側
にロウ材をクラッドしてロウ付けしたものである。な
お、この凹溝9の深さは0.2mm以上が良い。図5に
図示した放熱フィン11は同様にフィン用溝12の底部
の中央部にフィン14の板厚より小さい巾の凹溝13を
設け、更にこの凹溝13の下に大きい巾の長方形の凹溝
13′を設けてロウ付けしたものである。図4の放熱フ
ィンにおいて、フィン用溝8の巾をフィン10の板厚よ
り0.8mm位大きくすると、従来のものが0.2mm
位のものに較べてフィン用溝8にフィン10を組み込み
易くなる。フィン用溝8の巾はフィン10の板厚より約
0.6mmから約0.8mm大きいとよい。図6に図示
した放熱フィン15は同様にフィン用溝16の底部の中
央部にフィン18の板厚より小さい巾の凹溝17を設
け、更にこの凹溝17の下に連続させた円形の凹溝1
7′を設けてロウ付けしたものである。図7に図示した
放熱フィン19はフィン20の下端面にフィン用溝21
の深さdより高さcが低くて三角形の凹溝22を設けて
ロウ付けしたものである。図8に図示した放熱フィン2
3はフィン24の下端面にフィン用溝25の深さdより
高さcが低くて縦長の長方形の凹溝26を設けてロウ付
けしたものである。図9に図示した放熱フィン27はフ
ィン28の下端面にフィン用溝29の深さdより高さc
が低くて上部が円弧形の凹溝30を設けてロウ付けした
ものである。
【0010】
【考案の効果】この考案の放熱フィンは、フィン用溝の
底部の中央部にフィンの板厚より小さい巾の突起または
凹溝を設けたり、フィンの端面にフィン用溝の深さより
高さが低い凹溝を設けたりしたのでフィンの端部のロウ
付け面積が増大してフィンの端部と基板のフィン用溝と
のロウ付け強度を大きくすることができるし、同時にロ
ウ付け強度を大きくしたことにより放熱フィンの放熱性
能を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案品の正面図である。
【図2】同じく平面図である。
【図3】図2の拡大断面図である。
【図4】本考案品の別の実施例の拡大断面図である。
【図5】本考案品の別の実施例の拡大断面図である。
【図6】本考案品の別の実施例の拡大断面図である。
【図7】本考案品の別の実施例の拡大断面図である。
【図8】本考案品の別の実施例の拡大断面図である。
【図9】本考案品の別の実施例の拡大断面図である。
【図10】従来品の拡大断面図である。
【符号の説明】
1 基板 2 フィン用溝 3 突起 4 フィン 5 ロウ付け 6 放熱フィン 7 放熱フィン 8 フィン用溝 9 凹溝 10 フィン 11 放熱フィン 12 フィン用溝 13 凹溝 14 フィン 15 放熱フィン 16 フィン用溝 17 凹溝 18 フィン 19 放熱フィン 20 フィン 21 フィン用溝 22 凹溝 23 放熱フィン 24 フィン 25 フィン用溝 26 凹溝 27 放熱フィン 28 フィン 29 フィン用溝 30 凹溝 31 基板 32 フィン用溝 33 フィン 34 ロウ付け 35 放熱フィン
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B23K 101:14

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板にフィンの板厚より大きい巾にした
    フィン用溝を多数設け、該フィン用溝の底部の中央部に
    フィンの板厚より小さい巾の突起を設けて、該基板の多
    数のフィン用溝に、片側にロウ材を有するフィンの端部
    を、それぞれ組み込んでロウ付けしたことを特徴とする
    放熱フィン。
  2. 【請求項2】 フィンの両側にロウ材を有することを特
    徴とする請求項1記載の放熱フィン。
  3. 【請求項3】 フィン用溝の底部の中央部に、突起に代
    えてフィンの板厚より小さい巾の凹溝を、設けたことを
    特徴とする請求項1記載の放熱フィン。
  4. 【請求項4】 フィン用溝に設けた凹溝に代えて、フィ
    ンの端面にフィン用溝の深さより高さが低い凹溝を設け
    たことを特徴とする請求項3記載の放熱フィン。
JP5078992U 1992-05-29 1992-05-29 放熱フィン Expired - Lifetime JP2560204Y2 (ja)

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JP5078992U JP2560204Y2 (ja) 1992-05-29 1992-05-29 放熱フィン

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JPH066972U JPH066972U (ja) 1994-01-28
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JP5633292B2 (ja) * 2010-10-06 2014-12-03 トヨタ自動車株式会社 超音波探傷方法及び被検査対象物構造
KR102245456B1 (ko) * 2021-02-15 2021-04-27 채두현 히트싱크 및 히트싱크 제조 방법

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JPH066972U (ja) 1994-01-28

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