JP2560113Y2 - 高所作業車のネガティブブレーキの制御装置 - Google Patents
高所作業車のネガティブブレーキの制御装置Info
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- JP2560113Y2 JP2560113Y2 JP961391U JP961391U JP2560113Y2 JP 2560113 Y2 JP2560113 Y2 JP 2560113Y2 JP 961391 U JP961391 U JP 961391U JP 961391 U JP961391 U JP 961391U JP 2560113 Y2 JP2560113 Y2 JP 2560113Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、直流電動機により車輪
を駆動して走行する車両上に昇降自在に作業台を取り付
けてなる高所作業車のネガティブブレーキの制御装置に
関するものである。
を駆動して走行する車両上に昇降自在に作業台を取り付
けてなる高所作業車のネガティブブレーキの制御装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】直流電動機により車輪を駆動して走行す
る車両上に昇降自在に作業台を取り付けてなる高所作業
車は、バッテリ駆動式の小型の高所作業車で実施されて
いる。この種の高所作業車の従来例を図2〜図3に基づ
いて説明する。図2は高所作業車の側面図を示し、基端
筒2aと先端筒2bとからなる伸縮支柱2を車両1上に
立設し、この伸縮支柱2の先端筒2bに作業者搭乗用の
作業台3を取り付けている。車両1の駆動用の車輪4,
4には、直流電動機5,5が直結されており、これら直
流電動機5,5は、車両1に設けた駆動電源たるバッテ
リ6への接断により駆動および停止するようになってい
る。尚、8は、前記バッテリ6を駆動電源として駆動さ
れる油圧発生装置である。前記伸縮支柱2の伸縮駆動
は、伸縮支柱2に内蔵した伸縮シリンダ7によっておこ
なわれるようになっており、この伸縮シリンダ7は、車
両1に配置した油圧制御装置9を経由して当該伸縮シリ
ンダ7に給排される油圧発生装置8からの圧油で伸縮駆
動されるようになっている。駆動用の車輪4,4は、操
向シリンダ(図示せず)によって操向できるようになっ
ており、操向シリンダは、油圧制御装置9を経由して当
該操向シリンダに給排される油圧発生装置8からの圧油
で駆動されるようになっている。
る車両上に昇降自在に作業台を取り付けてなる高所作業
車は、バッテリ駆動式の小型の高所作業車で実施されて
いる。この種の高所作業車の従来例を図2〜図3に基づ
いて説明する。図2は高所作業車の側面図を示し、基端
筒2aと先端筒2bとからなる伸縮支柱2を車両1上に
立設し、この伸縮支柱2の先端筒2bに作業者搭乗用の
作業台3を取り付けている。車両1の駆動用の車輪4,
4には、直流電動機5,5が直結されており、これら直
流電動機5,5は、車両1に設けた駆動電源たるバッテ
リ6への接断により駆動および停止するようになってい
る。尚、8は、前記バッテリ6を駆動電源として駆動さ
れる油圧発生装置である。前記伸縮支柱2の伸縮駆動
は、伸縮支柱2に内蔵した伸縮シリンダ7によっておこ
なわれるようになっており、この伸縮シリンダ7は、車
両1に配置した油圧制御装置9を経由して当該伸縮シリ
ンダ7に給排される油圧発生装置8からの圧油で伸縮駆
動されるようになっている。駆動用の車輪4,4は、操
向シリンダ(図示せず)によって操向できるようになっ
ており、操向シリンダは、油圧制御装置9を経由して当
該操向シリンダに給排される油圧発生装置8からの圧油
で駆動されるようになっている。
【0003】 図3は、駆動用の車輪4,4を駆動する
直流電動機5,5の、いずれか一方の直流電動機5の制
御回路の説明図である。図において、10は、直流電動
機5の前進、後進および停止を指令する操作スイッチで
あって、この操作スイッチ10を前進側に操作するとリ
レーR1に通電され、後進側に操作するとリレーR2に
通電され、中立位置ではリレーR1およびR2への通電
が断たれるようになっている。操作スイッチ10が前進
側に操作されリレーR1に通電されると、直流電動機5
のアマチュア5aおよびフイールドコイル5bへの通電
を制御するa接点型のリレースイッチ11および12が
接続し、バッテリー6からの電流がリレースイッチ1
1、アマチュア5a、リレースイッチ12、フイールド
コイル5bの順にながれ、その結果直流電動機5が前進
側に駆動される。また、操作スイッチ10が後進側に操
作されリレーR2に通電されると、直流電動機5のアマ
チュア5aおよびフイールドコイル5bへの通電を制御
するa接点型のリレースイッチ13および14が接続
し、バッテリー6からの電流がリレースイッチ13、ア
マチュア5a、リレースイッチ14、フイールドコイル
5bの順にながれ、その結果直流電動機5が後進側に駆
動される。直流電動機5の前進側への駆動時と、後進側
への駆動時では、アマチュア5aを流れる電流が逆にな
るようになっている。
直流電動機5,5の、いずれか一方の直流電動機5の制
御回路の説明図である。図において、10は、直流電動
機5の前進、後進および停止を指令する操作スイッチで
あって、この操作スイッチ10を前進側に操作するとリ
レーR1に通電され、後進側に操作するとリレーR2に
通電され、中立位置ではリレーR1およびR2への通電
が断たれるようになっている。操作スイッチ10が前進
側に操作されリレーR1に通電されると、直流電動機5
のアマチュア5aおよびフイールドコイル5bへの通電
を制御するa接点型のリレースイッチ11および12が
接続し、バッテリー6からの電流がリレースイッチ1
1、アマチュア5a、リレースイッチ12、フイールド
コイル5bの順にながれ、その結果直流電動機5が前進
側に駆動される。また、操作スイッチ10が後進側に操
作されリレーR2に通電されると、直流電動機5のアマ
チュア5aおよびフイールドコイル5bへの通電を制御
するa接点型のリレースイッチ13および14が接続
し、バッテリー6からの電流がリレースイッチ13、ア
マチュア5a、リレースイッチ14、フイールドコイル
5bの順にながれ、その結果直流電動機5が後進側に駆
動される。直流電動機5の前進側への駆動時と、後進側
への駆動時では、アマチュア5aを流れる電流が逆にな
るようになっている。
【0004】 操作スイッチ10を中立位置(停止位
置)にすると、リレーR1およびR2への通電が断た
れ、前記リレースイッチ11〜14が断となり、直流電
動機5への駆動電流が断たれる。
置)にすると、リレーR1およびR2への通電が断た
れ、前記リレースイッチ11〜14が断となり、直流電
動機5への駆動電流が断たれる。
【0005】 図3の例では、リレーR1およびR2へ
の通電が断たれた時に接続状態になるb接点型のリレー
スイッチ15および16を直列に介装した電路17によ
り、直流電動機5のフィールドコイル5bへの通電を維
持するように構成されており、且つ、リレーR1および
R2への通電が断たれた時に接続状態になるb接点型の
リレースイッチ18および19並びに所定の抵抗器20
を直列に介装した電路21により、直流電動機5のアマ
チュア5aの両端を接続している。したがって操作スイ
ッチ10を中立位置に操作して直流電動器5への駆動電
流を断つと、高所作業車の走行慣性力により駆動される
直流電動機5が、いわゆる電流リターダー(電気式のブ
レーキ)として機能するようになっている。尚、22
は、電路17中に介装されたタイマーであり、このタイ
マー22は、リレースイッチ15および16が共に接続
状態となった時から所定時間(1〜2秒)電路17を導
通状態にし、この間電流リターダ(電気式リターダー)
を機能させるものである。
の通電が断たれた時に接続状態になるb接点型のリレー
スイッチ15および16を直列に介装した電路17によ
り、直流電動機5のフィールドコイル5bへの通電を維
持するように構成されており、且つ、リレーR1および
R2への通電が断たれた時に接続状態になるb接点型の
リレースイッチ18および19並びに所定の抵抗器20
を直列に介装した電路21により、直流電動機5のアマ
チュア5aの両端を接続している。したがって操作スイ
ッチ10を中立位置に操作して直流電動器5への駆動電
流を断つと、高所作業車の走行慣性力により駆動される
直流電動機5が、いわゆる電流リターダー(電気式のブ
レーキ)として機能するようになっている。尚、22
は、電路17中に介装されたタイマーであり、このタイ
マー22は、リレースイッチ15および16が共に接続
状態となった時から所定時間(1〜2秒)電路17を導
通状態にし、この間電流リターダ(電気式リターダー)
を機能させるものである。
【0006】 23は、直流電動機5と車輪4との間の
回転伝達系に取り付けられ、スプリング23aによりブ
レーキ作動するネガティブブレーキである。このネガテ
ィブブレーキ23はブレーキ解除用のソレノイド23b
を有している。24および25は、ソレノイド23bと
バッテリー6を接続する電路26に並列に介装されたa
接点型のリレースイッチであって、このリレースイッチ
24および25は操作スイッチ10を前進および後進側
へ操作した時に通電状態となるリレーR1およびR2の
リレースイッチである。リレースイッチ24および25
を介装した電路26は、直流電動機5への駆動電源の接
断に関連してブレーキ制御信号を発生するブレーキ制御
信号発生回路27を構成している。このブレーキ制御信
号発生回路27は、直流電動機5への駆動電源の接続時
に前記ソレノイド23bへ通電し、前記直流電動機5へ
の駆動電源の遮断時に前記ソレノイド23bへの通電を
遮断するものである。この様なブレーキ制御信号発生回
路27によりそのソレノイド23bへの通電を制御され
るネガティブブレーキ23は、直流電動機5の駆動時に
制動が解除され、停止時に制動するように制御されるの
である。
回転伝達系に取り付けられ、スプリング23aによりブ
レーキ作動するネガティブブレーキである。このネガテ
ィブブレーキ23はブレーキ解除用のソレノイド23b
を有している。24および25は、ソレノイド23bと
バッテリー6を接続する電路26に並列に介装されたa
接点型のリレースイッチであって、このリレースイッチ
24および25は操作スイッチ10を前進および後進側
へ操作した時に通電状態となるリレーR1およびR2の
リレースイッチである。リレースイッチ24および25
を介装した電路26は、直流電動機5への駆動電源の接
断に関連してブレーキ制御信号を発生するブレーキ制御
信号発生回路27を構成している。このブレーキ制御信
号発生回路27は、直流電動機5への駆動電源の接続時
に前記ソレノイド23bへ通電し、前記直流電動機5へ
の駆動電源の遮断時に前記ソレノイド23bへの通電を
遮断するものである。この様なブレーキ制御信号発生回
路27によりそのソレノイド23bへの通電を制御され
るネガティブブレーキ23は、直流電動機5の駆動時に
制動が解除され、停止時に制動するように制御されるの
である。
【0007】 このように構成した従来の高所作業車の
ネガティブブレーキの制御装置は、ネガティブブレーキ
23が直流電動機5の駆動制御に関連して自動的に制御
されるので、傾斜地等において高所作業車を停止させて
も自動的にネガティブブレーキ23が働くので安全であ
るという効果を有するものである。
ネガティブブレーキの制御装置は、ネガティブブレーキ
23が直流電動機5の駆動制御に関連して自動的に制御
されるので、傾斜地等において高所作業車を停止させて
も自動的にネガティブブレーキ23が働くので安全であ
るという効果を有するものである。
【0008】 しかしながら、上記の従来のネガティブ
ブレーキの制御装置によれば、高所作業車の走行を停止
しようとして操作スイッチ10を中立位置に操作して直
流電動機5への通電を遮断するとこの操作に対応あるい
は近接してネガティブブレーキ23が働くため、伸縮支
柱2を伸長させ作業台3が上昇している不安定な状態で
は、高所作業車が転倒する危険があった。
ブレーキの制御装置によれば、高所作業車の走行を停止
しようとして操作スイッチ10を中立位置に操作して直
流電動機5への通電を遮断するとこの操作に対応あるい
は近接してネガティブブレーキ23が働くため、伸縮支
柱2を伸長させ作業台3が上昇している不安定な状態で
は、高所作業車が転倒する危険があった。
【0009】 この考案の高所作業車のネガティブブレ
ーキの制御装置は、直流電動機5への通電の遮断時点に
対するネガティブブレーキ23の作動時点を作業台3の
上昇時には自動的に遅延させるようにし、以て作業台3
の上昇時において走行を停止させた時の高所作業車の転
倒の危険を解消しようとするものである。
ーキの制御装置は、直流電動機5への通電の遮断時点に
対するネガティブブレーキ23の作動時点を作業台3の
上昇時には自動的に遅延させるようにし、以て作業台3
の上昇時において走行を停止させた時の高所作業車の転
倒の危険を解消しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本考案の高所作業車のネガティブブレーキの制御装
置は次の如く構成する。直流電動機により車輪を駆動し
て走行する車両上に昇降自在に作業台を取り付けてなる
高所作業車であって、直流電動機と車輪との間の回転伝
達系、直流電動機、または車輪に、スプリングによりブ
レーキ作動するソレノイド解除式のネガティブブレーキ
を取り付け、このネガティブブレーキのソレノイドへの
通電をブレーキ制御信号発生回路を介して行うように
し、且つ前記ブレーキ制御信号発生回路は、前記直流電
動機への駆動電源の接続時に前記ソレノイドへ通電し、
前記直流電動機への駆動電源の遮断時に前記ソレノイド
への通電を遮断するよう構成したものにおいて、前記ブ
レーキ制御信号発生回路に、直流電動機の駆動電源の遮
断時点に対するソレノイドへの通電の遮断時点を遅延さ
せる遅延手段を取り付けると共に、前記作業台が所定以
上上昇したことを検出して作動する上昇検出器を取り付
け、この上昇検出器の作動時に前記遅延手段を機能させ
るよう構成したことを特徴とする高所作業車のネガティ
ブブレーキの制御装置。
め、本考案の高所作業車のネガティブブレーキの制御装
置は次の如く構成する。直流電動機により車輪を駆動し
て走行する車両上に昇降自在に作業台を取り付けてなる
高所作業車であって、直流電動機と車輪との間の回転伝
達系、直流電動機、または車輪に、スプリングによりブ
レーキ作動するソレノイド解除式のネガティブブレーキ
を取り付け、このネガティブブレーキのソレノイドへの
通電をブレーキ制御信号発生回路を介して行うように
し、且つ前記ブレーキ制御信号発生回路は、前記直流電
動機への駆動電源の接続時に前記ソレノイドへ通電し、
前記直流電動機への駆動電源の遮断時に前記ソレノイド
への通電を遮断するよう構成したものにおいて、前記ブ
レーキ制御信号発生回路に、直流電動機の駆動電源の遮
断時点に対するソレノイドへの通電の遮断時点を遅延さ
せる遅延手段を取り付けると共に、前記作業台が所定以
上上昇したことを検出して作動する上昇検出器を取り付
け、この上昇検出器の作動時に前記遅延手段を機能させ
るよう構成したことを特徴とする高所作業車のネガティ
ブブレーキの制御装置。
【0011】
【作用】以上の如く構成した本考案の高所作業車のネガ
ティブブレーキの制御装置によれば、伸縮支柱2を伸長
して作業台3を所定以上上昇させた状態を、上昇検出器
が検出し、この検出結果でブレーキ制御信号発生回路に
取り付けた遅延手段を機能させるので、直流電動機5へ
の通電の遮断時点に対するネガティブブレーキ23の作
動時点を作業台3の上昇時には自動的に遅延させること
ができるのである。このため、作業台3の上昇時におい
て走行を停止させた時の高所作業車の転倒の危険は解消
されるのである。
ティブブレーキの制御装置によれば、伸縮支柱2を伸長
して作業台3を所定以上上昇させた状態を、上昇検出器
が検出し、この検出結果でブレーキ制御信号発生回路に
取り付けた遅延手段を機能させるので、直流電動機5へ
の通電の遮断時点に対するネガティブブレーキ23の作
動時点を作業台3の上昇時には自動的に遅延させること
ができるのである。このため、作業台3の上昇時におい
て走行を停止させた時の高所作業車の転倒の危険は解消
されるのである。
【0012】
【実施例】以下本考案の高所作業車のネガティブブレー
キの制御装置の実施例を第1図に基づいて説明する。本
考案の制御装置は、図2および図3に示し上述した従来
の制御装置におけるブレーキ制御信号発生装置27の構
成が一部異なるのみであるので、上述した全ての符号
は、以下の説明においても援用するものとする。
キの制御装置の実施例を第1図に基づいて説明する。本
考案の制御装置は、図2および図3に示し上述した従来
の制御装置におけるブレーキ制御信号発生装置27の構
成が一部異なるのみであるので、上述した全ての符号
は、以下の説明においても援用するものとする。
【0013】 図1において、28は、ブレーキ制御信
号発生回路27に取り付けた遅延手段である。29は、
伸縮支柱2の適所に配置され、伸縮支柱2が所定以上伸
長、即ち作業台3が所定以上上昇したことを検出して接
続作動する上昇検出器である。前記遅延手段28は、電
路26におけるリレースイッチ24,25後段とアース
間に介装されたオフディレーリレー28aと、このオフ
ディレーリレー28aにより切断制御されるオフディレ
ースイッチ28bとで以て構成されている。そして、遅
延手段28の前記オフディレースイッチ28bは、リレ
ースイッチ24または25が接続時(直流電動機5へ駆
動電源が接続された時)に当該接続に即応して接続さ
れ、リレースイッチ24および25が共に遮断時(直流
電動機5への駆動電源が断たれた時)に当該遮断に所定
時間遅延して断たれるようになっている。
号発生回路27に取り付けた遅延手段である。29は、
伸縮支柱2の適所に配置され、伸縮支柱2が所定以上伸
長、即ち作業台3が所定以上上昇したことを検出して接
続作動する上昇検出器である。前記遅延手段28は、電
路26におけるリレースイッチ24,25後段とアース
間に介装されたオフディレーリレー28aと、このオフ
ディレーリレー28aにより切断制御されるオフディレ
ースイッチ28bとで以て構成されている。そして、遅
延手段28の前記オフディレースイッチ28bは、リレ
ースイッチ24または25が接続時(直流電動機5へ駆
動電源が接続された時)に当該接続に即応して接続さ
れ、リレースイッチ24および25が共に遮断時(直流
電動機5への駆動電源が断たれた時)に当該遮断に所定
時間遅延して断たれるようになっている。
【0014】 遅延手段28のオフディレースイッチ2
8bは前記上昇検出スイッチ29と直列に接続され、電
路26におけるリレースイッチ24,25前段と電路2
6におけるオフディレーリレー28a接続点の後段との
間を結ぶ電路30中に介装されている。31は、逆流防
止用のダイオードである。
8bは前記上昇検出スイッチ29と直列に接続され、電
路26におけるリレースイッチ24,25前段と電路2
6におけるオフディレーリレー28a接続点の後段との
間を結ぶ電路30中に介装されている。31は、逆流防
止用のダイオードである。
【0015】 次に作用を説明する。作業台3が降下し
た状態においては、上昇検出スイッチ29が非作動(切
断)されているので、遅延手段28が介装された電路3
0は断たれておりその結果遅延手段28は機能しない。
従って操作スイッチ10を中立位置にして直流電動機5
への通電を遮断した時には、従来と同様に、当該遮断に
即応してソレノイド23bへの通電が断たれネガティブ
ブレーキ23が作動する。
た状態においては、上昇検出スイッチ29が非作動(切
断)されているので、遅延手段28が介装された電路3
0は断たれておりその結果遅延手段28は機能しない。
従って操作スイッチ10を中立位置にして直流電動機5
への通電を遮断した時には、従来と同様に、当該遮断に
即応してソレノイド23bへの通電が断たれネガティブ
ブレーキ23が作動する。
【0016】 作業台3が所定以上上昇しており、上昇
検出スイッチ29が作動(接続)している状態では、上
昇検出スイッチ29が作動(接続)されているので遅延
手段28のオフディレースイッチ28bにバッテリー6
電源が印加されている。オフディレースイッチ28b
は、操作スイッチ10を中立位置にして直流電動機5へ
の通電を遮断してもこの遮断の時点から所定の時間(コ
ンマ数秒から数秒)遅延して遮断されるので、その間電
路30を介してソレノイド23bへの通電が持続されネ
ガティブブレーキ23は解除状態を保つ。所定時間を経
過すると遅延手段28のオフディレースイッチ28bが
切断されるので電路30が断たれネガティブブレーキ2
3が作動する。
検出スイッチ29が作動(接続)している状態では、上
昇検出スイッチ29が作動(接続)されているので遅延
手段28のオフディレースイッチ28bにバッテリー6
電源が印加されている。オフディレースイッチ28b
は、操作スイッチ10を中立位置にして直流電動機5へ
の通電を遮断してもこの遮断の時点から所定の時間(コ
ンマ数秒から数秒)遅延して遮断されるので、その間電
路30を介してソレノイド23bへの通電が持続されネ
ガティブブレーキ23は解除状態を保つ。所定時間を経
過すると遅延手段28のオフディレースイッチ28bが
切断されるので電路30が断たれネガティブブレーキ2
3が作動する。
【0017】 このように本考案の高所作業車のネガテ
ィブブレーキの制御装置によれば、直流電動機5の駆動
電源の遮断時点に対するソレノイド23b(ネガティブ
ブレーキ23のブレーキ解放用ソレノイド23b)への
通電の遮断時点を遅延させる遅延手段28が取り付けら
れており、この遅延手段28が作業台3の所定以上の上
昇を検出して作動する上昇スイッチ29の作動時に機能
するようになっているので、遅延時間を適当に設定する
ことにより、作業台3の上昇時において走行を停止させ
た時の高所作業車の転倒の危険を解消することができる
のである。
ィブブレーキの制御装置によれば、直流電動機5の駆動
電源の遮断時点に対するソレノイド23b(ネガティブ
ブレーキ23のブレーキ解放用ソレノイド23b)への
通電の遮断時点を遅延させる遅延手段28が取り付けら
れており、この遅延手段28が作業台3の所定以上の上
昇を検出して作動する上昇スイッチ29の作動時に機能
するようになっているので、遅延時間を適当に設定する
ことにより、作業台3の上昇時において走行を停止させ
た時の高所作業車の転倒の危険を解消することができる
のである。
【0018】 尚、上記の実施例では作業台3の降下時
には、直流電動機5への通電の遮断に即応してネガティ
ブブレーキ23を作動させるようにしているが、操作ス
イッチ10を中立にした時に遮断されるリレースイッチ
24および25にオフディレー機能を持たせるようにす
ることで、作業台3の降下時においても直流電動機5へ
の通電の遮断に遅延してネガティブブレーキ23を作動
させるようにしてもよい。勿論この遅延時間は、作業台
3が所定以上上昇して上昇検出スイッチ29が作動した
場合の遅延時間に比して少なく設定されていることは言
うまでもない。
には、直流電動機5への通電の遮断に即応してネガティ
ブブレーキ23を作動させるようにしているが、操作ス
イッチ10を中立にした時に遮断されるリレースイッチ
24および25にオフディレー機能を持たせるようにす
ることで、作業台3の降下時においても直流電動機5へ
の通電の遮断に遅延してネガティブブレーキ23を作動
させるようにしてもよい。勿論この遅延時間は、作業台
3が所定以上上昇して上昇検出スイッチ29が作動した
場合の遅延時間に比して少なく設定されていることは言
うまでもない。
【0019】
【考案の効果】以上の如く構成し作用する本考案の高所
作業車のネガティブブレーキの制御装置によれば、極め
て簡単な構成により、作業台3の上昇時において走行を
停止させた時の高所作業車の転倒の危険を解消できると
いう優れた効果をもつものである。
作業車のネガティブブレーキの制御装置によれば、極め
て簡単な構成により、作業台3の上昇時において走行を
停止させた時の高所作業車の転倒の危険を解消できると
いう優れた効果をもつものである。
【図1】本考案の高所作業車のネガティイブブレーキの
制御装置の説明図である。
制御装置の説明図である。
【図2】本考案が適応される高所作業車の説明図であ
る。
る。
【図3】従来の高所作業車の制御装置の説明図である。
1 車両 2 伸縮支柱 3 作業台 4 車輪 5 直流電動機 6 バッテリー 7 伸縮シリンダ 8 油圧発生装置 10 操作スイッチ 23 ネガティブブレーキ 23b ソレノイド 27 ブレーキ制御信号発生回路 28 遅延手段 29 上昇検出器
Claims (1)
- 【請求項1】 直流電動機により車輪を駆動して走行す
る車両上に昇降自在に作業台を取り付けてなる高所作業
車であって、直流電動機と車輪との間の回転伝達系、直
流電動機、または車輪に、スプリングによりブレーキ作
動するソレノイド解除式のネガティブブレーキを取り付
け、このネガティブブレーキのソレノイドへの通電をブ
レーキ制御信号発生回路を介して行うようにし、且つ前
記ブレーキ制御信号発生回路は、前記直流電動機への駆
動電源の接続時に前記ソレノイドへ通電し、前記直流電
動機への駆動電源の遮断時に前記ソレノイドへの通電を
遮断するよう構成したものにおいて、 前記ブレーキ制御信号発生回路に、直流電動機の駆動電
源の遮断時点に対するソレノイドへの通電の遮断時点を
遅延させる遅延手段を取り付けると共に、前記作業台が
所定以上上昇したことを検出して作動する検出器を取り
付け、この検出器の作動時に前記遅延手段を機能させる
よう構成したことを特徴とする高所作業車のネガティブ
ブレーキの制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP961391U JP2560113Y2 (ja) | 1991-01-31 | 1991-01-31 | 高所作業車のネガティブブレーキの制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP961391U JP2560113Y2 (ja) | 1991-01-31 | 1991-01-31 | 高所作業車のネガティブブレーキの制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0613301U JPH0613301U (ja) | 1994-02-18 |
JP2560113Y2 true JP2560113Y2 (ja) | 1998-01-21 |
Family
ID=11725146
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP961391U Expired - Fee Related JP2560113Y2 (ja) | 1991-01-31 | 1991-01-31 | 高所作業車のネガティブブレーキの制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2560113Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS49130502U (ja) * | 1973-03-07 | 1974-11-09 | ||
JPS5332503A (en) * | 1976-09-06 | 1978-03-27 | Bridgestone Corp | Sefety pneumatic tyred wheel |
-
1991
- 1991-01-31 JP JP961391U patent/JP2560113Y2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0613301U (ja) | 1994-02-18 |
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