JP2559921B2 - プリント基板のパターン検査方法 - Google Patents

プリント基板のパターン検査方法

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JP2559921B2
JP2559921B2 JP3157806A JP15780691A JP2559921B2 JP 2559921 B2 JP2559921 B2 JP 2559921B2 JP 3157806 A JP3157806 A JP 3157806A JP 15780691 A JP15780691 A JP 15780691A JP 2559921 B2 JP2559921 B2 JP 2559921B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、プリント基板のパタ
ーン検査方法に関し、特にランド及びラインを含むパタ
ーンに対してスルーホールが位置ずれを起こすことによ
り生じるパターン切れのうちの、いわゆるネック切れの
検査方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電子部品の小形軽量化,高性能化に伴な
って、プリント基板回路のパターンも微細化,高密度化
が進んでおり、パターンの細線化,スルーホールの小径
化が要求されている。特に、多層基板の導通用スルーホ
ールとしては、過去の0.8 mm径から、さらに小径化され
た 0.5mm〜0.1mm径のミニバイアホールと呼ばれるスル
ーホールが、現在用いられている。
【0003】スルーホールの小径化に伴い、スルーホー
ルのメッキ技術、ドリル加工、信頼性検査などの各方面
において新しい技術が望まれる。
【0004】一般に、ドリル加工は、フォトエッチング
プロセスに比べて精度が悪く、スルーホールがパターン
からずれることが多い。0.8 mm径程度のスルーホールに
おいては、その周囲に充分大きなランドが設けられてお
り、スルーホールの多少の位置ずれが起きても、基板の
電気的信頼性への影響は軽微であった。
【0005】しかし、スルーホールの小径化が進むと、
ランドも小さくなり、ドリル加工において、ランド内に
確実にスルーホール用の穴を設ける精度が保証されなく
なってきた。そのため、穴の位置ずれによるプリント基
板の電気的信頼性の低下が問題となり、スルーホールの
穴の位置ずれ検査の重要性が増大する。
【0006】穴の位置ずれ検査においては、導通検査お
よび外観検査の両面からのアプローチが必要となる。外
観検査においては、メッキのクラックからの漏洩光を検
出する方式の検査機が知られているが、基板の高多層化
が進むにつれて、様々な課題が指摘されている。また、
スルーホールとパターンとの相対的な位置ずれによって
生じるパターン切れの検査に対しては、適用できない。
【0007】図30,図31は、配線パターンPのうち
ランドRとスルーホールHとの相対的位置関係を示す図
である。図30において、ランドRの中心とスルーホー
ルHの中心Oが一致しており、良好なパターンとなって
いる。図31においては、ランドRの中心とスルーホー
ルHの中心Oがずれており、スルーホールHの一部が、
ランドRの外側に突出してパターン切れを起こしてい
る。この突出部分の大きさは開口角θによって求めら
れ、開口角θが所定の基準より大きい時には、そのパタ
ーン切れは不良と判定される。
【0008】このように開口角θを求めてパターン切れ
を判定するための技術は、たとえば本出願人による特開
平2−259552号に記載されている。これは図32
に示す様に、適当な倍率で拡大処理されたランドRのラ
ンドイメージRIと、適当な倍率で拡大処理されたホー
ルHの輪郭イメージRPとに基づいてリング状の領域W
Rを求め、開口角θを求めようとするものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この技術では
開口角θの値のみを基準としてパターン切れの良否を判
定しているため、図33のようにランドRとラインLと
の間におけるパターン切れが生じた場合、即ちいわゆる
ネック切れが生じた場合には、これを他のパターン切れ
と区別して判別することはできない。しかし、ネック切
れはランドとラインの電気的接続の信頼性を左右するも
のであり、この信頼性を検査する上で開口角の測定によ
るパターン切れの検出は適当ではないという問題点があ
った。
【0010】この発明は以上のような事情を考慮してな
されたもので、ホールH(ミニバイアホールを含む)に
よって生じる、ランドRとラインLとの間のネック切れ
を安定して自動的に検査する方法を得ることを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明にかかるプリン
ト基板のパターン検査方法は、遮光性の基板上にライ
ン、ランドを有する配線パターンと、前記ランドに関連
して前記基板を貫通するスルーホールとが形成されてい
るプリント基板に対し、(a)前記プリント基板上を光
学的に走査し、前記配線パターン及び前記スルーホール
のイメージを読み取って、それぞれの2値化画像である
パターンイメージ及びホールイメージを得て、(b)前
記配線パターンイメージから前記ラインの2値化画像で
あるラインイメージを求め、(c)前記ホールイメージ
を所定の拡大率を以て拡大処理を行い、拡大ホールイメ
ージを得て、(d)前記ラインイメージと前記拡大ホー
ルイメージとの論理積をとり、(e)前記論理積の値を
以て前記ラインと前記ランドとの間に生じるネック切れ
を検査する。
【0012】望ましくは、前記(b)において、(b−
1)互いに直交する第1及び第2の方向へ走る腕を有
し、前記腕の各々は、前記配線パターンイメージの単位
である画素が並ぶ画素列の複数によって構成されている
オペレータを前記配線パターンイメージに作用させ、前
記配線パターンイメージの各部分の中で前記第1の方向
へ所定長さ以上連続した部分を、前記第1の方向に走る
前記ラインの2値化画像であるラインイメージとして認
識し、(b−2)前記第2の方向に走る前記腕を構成す
る複数の前記画素列の各々において、前記ラインイメー
ジについての複数の幅を測定し、前記複数の幅を比較す
ることによって前記ラインイメージの端部を検出する。
【0013】
【作用】この発明においてネック切れを検査する際に
は、ラインとランドの間のネックにおける、いわゆる座
残りの確保がなされているか否かよって判定する。ネッ
クにおいて座残りが必要量以上に確保されていない場
合、ネック切れであると判定するのである。この必要量
に応じてホールイメージの拡大処理がなされ、ラインイ
メージとの重複部分の大小により、座残りの必要量が確
保されているか否かが判定される。この必要量が大きけ
れば拡大処理は多量に、小さければ少量だけ行うことに
より、前記重複部分の閾値を設定して前記判定を行うこ
とができる。
【0014】前記重複部分での誤差を少なくするためラ
インイメージとランドイメージとの境界を正しく求める
ことが望ましい。このため、複数の画素列によって構成
された腕を有するオペレータがラインイメージの幅を複
数個求め、これらの値がある程度以上に異なることにな
ればオペレータの一部はランドイメージ上にあると判定
する。
【0015】
【実施例】A.基本的な考え方この発明の実施例につい
ての詳細な説明を行う前に、この発明の基本的な考え方
について説明する。
【0016】図26〜図27はパターンPにおいて、ラ
ンドRとラインLが、ホールHの位置ずれのためにパタ
ーン切れを起こしている場合を示している。図26はラ
ンドRとラインLの接合部を示す仮想のネック線Kにお
いてはパターン切れが生じず、ランドRにおいてのみパ
ターン切れが生じている場合を、図27はネック線Kに
おいてパターン切れが生じている場合、即ちネック切れ
が生じている場合をそれぞれ示す。
【0017】図26においては、ネック線Kにおけるパ
ターン切れが生じていないため、ラインLにおいてパタ
ーン切れが生じることはない。換言すればネック線K近
傍にはいわゆる座残りが確保されている。
【0018】一方、図27においてはネック線Kにおい
てパターン切れ(ネック切れ)が生じているため、ライ
ンLにまでパターン切れが及び、ネック線K近傍では座
残りが確保されていない。
【0019】従ってネック切れが生じているか否かの判
定は、ネック線K近傍での座残りが確保されているか否
かを判定すればよいことがわかる。この発明では座残り
量Bを定義し、この量の大小によって座残りが確保され
ているか否かについて判定を行なう。
【0020】座残り量Bは、ラインLの走行方向x1
平行に測定された距離であり、ホールHのうち最もライ
ンLに近い点とネック線K若しくはその延長との距離で
あると定義される。例えば、図26においてはホールH
とネック線Kとは交わらないため、図中に示される様に
座残り量Bが測定される。
【0021】一方、図27においてはホールHとネック
線Kとが交わるために座残り量Bは零となる。
【0022】従って、ネック切れの判定基準である座残
り量Bを正の値において適宜選定することにより、用途
・目的に応じたネック切れの判定を行なうことができ
る。
【0023】このような座残り量Bの測定についての詳
細は後述するが、大まかには図1に示すフローチャート
に従って行われる。
【0024】まず、ステップS100において、ランド
R及びラインLに対応する2値化画像であるランドイメ
ージRI、ラインイメージLIを求める。これらは配線
パターンPに対応する2値化画像であるパターンイメー
ジPIに含めて求められる。また、ホールHに対応する
2値化画像もホールイメージHIとして求められる。
【0025】次に、ステップS200においてホールイ
メージHIを拡大処理して拡大ホールイメージEIを得
る。この際の拡大処理では、座残り量Bに対応した所定
の量だけの拡大が行われる。
【0026】通常、ランドRの直径DR 及びホールHの
直径DHは設計上既知の値である。従って、図28に示
すようにホールHが正常に位置していれば、即ちランド
Rの中心OR とホールHの中心OH とが一致していれ
ば、ホールイメージHIに対して約(DR −DH )/2
以下で拡大処理を行なえば、拡大ホールイメージEIと
ラインイメージLIとは殆ど重複しない。
【0027】しかし、図29に示すようにランドRの中
心OR とホールHの中心OH とが一致しない場合には、
ホールイメージHIに対して(DR −DH )/2以下の
拡大処理でも、拡大ホールイメージEIとラインイメー
ジLIとは大きく重複することになる。前述したよう
に、これは座残り量Bが小さく、充分確保できていない
ためである。よってネック切れと判定しない最低限度量
の座残り量Bを閾値α(<(DR −DH )/2)として
約α程度の拡大処理を行い、得られた拡大ホールイメー
ジEIとラインイメージLIとの重複部分の面積がある
一定量以上であったときに、ネック切れであると判定す
ればよいことになる(図1のステップS300)。ステ
ップS200の「所定の量だけ」とはこのようにして閾
値αに対応した拡大処理を行うことを意味している。
【0028】B.全体構成図2は、この発明の一実施例
を適用するパターン検査装置の全体構成を示すブロック
図である。
【0029】ステージ10上には、検査対象となるプリ
ント基板11が配置される。プリント基板11は、走査
方向Xごとに、そのイメージを読取装置20によって順
次に読みとられながら、搬送方向Yに送られる。読取装
置20は、数千素子を有するCCD複数個を走査方向X
に直列配列したものであり、画素ごとにプリント基板1
1のパターンを読み取る。読み取られた画像データは、
2値化回路21a,21bに送られる。2値化回路21
aは、後述するパターンイメージ原信号PIS0 を生成
し、2値化回路21bは後述するホールイメージ原信号
HIS0 を生成する。信号PIS0 ,HIS0は共に、
パターン検査回路30に入力される。
【0030】パターン検査回路30は、後述する機能を
有し、配線パターンP(ランドR及びラインLを含む)
や、これとスルーホールHとの相対的位置関係を検査
し、その結果を中央演算装置(MPU)50に与える。
【0031】MPU50は、制御系51を介して、装置
全体を制御する。制御系51は、パターン検査回路30
において得られたデータのアドレスを特定するためのX
−Yアドレスなどを生成する。また、このX−Yアドレ
スをステージ駆動系52にも与えて、ステージ10の搬
送機構を制御する。
【0032】CRT60は、MPU50からの指令を受
けて、各種の演算結果、例えばホールイメージHIなど
を表示する。キーボード70は、MPU50に対して種
々の命令を入力するために用いられる。
【0033】C.2値化画像の読取り図1のステップS
100に対応する工程について説明する。
【0034】図3は、図2に示すステージ10,プリン
ト基板11および読取装置20などによって構成される
読取り光学系の一例を示す図である。
【0035】図3において、第1の光源22aからの光
は、ステージ10上のプリント基板11上に照射され
る。プリント基板11上には、下地となるベースBa,
ラインL,スルーホールHおよびそのまわりのランドR
が存在する。第1の光源22aからの光はダイクロイッ
クミラー23を透過する波長のものが選ばれ、ダイクロ
イックミラー23はプリント基板11からの反射光を透
過して読取装置20内に設けられた第1のCCD24a
に入射させる。第1のCCD24aは、搬送方向Yに送
られるプリント基板11上のベースBa,ラインL,ス
ルーホールH,ランドRなどからの反射光を線順次に読
取っていく。
【0036】図5は、図3において第1のCCD24a
によって読み取られた信号波形を示すグラフと、この信
号波形を合成して得られるパターンの一例を示す図であ
る。図5の信号波形に示すように、ベースBaにおいて
は反射光は比較的少く配線パターンP(ラインL及びラ
ンドR)は、銅などの金属によって形成されているの
で、この部分での反射光は多い。また、スルーホールH
においては、反射光はほとんど無い。
【0037】従って、第1のCCD24aからの信号
は、図2の2値化回路21aにおいて、適当な閾値を用
いて2値化すれば、パターンPの2値化画像であるパタ
ーンイメージPIを生成することができる。パターンイ
メージPIは後述する処理により、ラインイメージLI
とランドイメージRIに分離される。
【0038】図3に戻って、ステージ10の裏側には第
2の光源22bが備えられており、その光の波長はダイ
クロイックミラー23で反射するように選ばれている。
スルーホールHを通過した光はダイクロイックミラー2
3で反射して第2のCCD24b上に照射される。この
為、ステージ10は透光性のものが用いられる。スルー
ホールHにおいて、信号レベルが最も高く、配線パター
ンP(ラインL及びランドR)において、信号レベルが
中程度、ベースBaにおいて信号レベルが比較的低くな
る。従って、パターンイメージPIと同様、図2の2値
化回路21bにおいて適当な閾値を用いて2値化すれ
ば、ホールHの2値化画像であるホールイメージHIを
生成することができる。
【0039】以上のようにして得られたパターンイメー
ジPIの例を図4に示す。反射光は画素ごとに読みとら
れるため、ここでは正方形の集合としてパターンイメー
ジPIが生成されている。
【0040】D.パターン検査回路図6は、図2に示す
パターン検査回路30の内部構成を示すブロック図であ
る。
【0041】図2の2値化回路21a,21bで生成さ
れたパターンイメージ原信号PIS0 ,ホールイメージ
原信号HIS0 は、インターフェース31を介してノイ
ズフィルタ32a,32bにそれぞれ与えられる。ノイ
ズフィルタ32a,32bは平滑化処理などを行って、
ノイズを除去し、パターンイメージ信号PIS,ホール
イメージ信号HISをそれぞれ生成する。
【0042】ホールイメージ信号HISとパターンイメ
ージ信号PISはどちらも、比較検査回路33,DRC
(Design Rule Check) 回路34,スルーホール検査回路
35のすべてに与えられる。
【0043】比較検査回路33は、ホールイメージ信号
HIS及びパターンイメージ信号PISと、あらかじめ
準備された基準プリント基板について得られたイメージ
信号とを比較照合し、それらが相互に異なる部分を欠陥
として特定する回路である。基準プリント基板として
は、検査対象となるプリント基板11と同一種類で、か
つあらかじめ良品であると判定されたプリント基板が用
いられる。この方法(比較法)はたとえば本出願人によ
る特開昭60−263807号公報に開示されている。
【0044】DRC回路34は、プリント基板11上の
ランドR及びラインLの特徴、例えば線幅やパターン角
度、連続性などを抽出し、それらが設計上の値から逸脱
しているかどうかを判定することによってプリント基板
11の良否を行う回路である。このDRC回路34につ
いては、たとえば特開昭57−149905号公報に開
示されている。
【0045】E.スルーホール回路 (E−1).概要 スルーホール検査回路35の各部の詳細な構造、動作の
説明をする前に、その概要について以下に述べる。
【0046】図7はスルーホール検査回路35の概要を
示すブロック図である。ライン抽出部36は、図6のノ
イズフィルタ32aからパターンイメージ信号PISを
受け、パターンイメージPIからラインイメージLIを
求め、これに対応する2値信号であるラインイメージ信
号LISを論理演算部38へ送る。この際、ホールHに
より欠けている配線パターンPに対応する2値化画像で
あるパターンイメージPIをホールイメージHIで埋め
ることにより、ラインイメージLIの認識が正確に行え
る。
【0047】一方、ホールイメージ拡大部37は、図6
のノイズフィルタ32bからホールイメージ信号HIS
を受け、ホールイメージHIを所定の段階だけ拡大して
拡大ホールイメージEIを求め、これに対応する2値信
号である拡大ホールイメージ信号EISを論理演算部3
8へ送る。即ちライン抽出部36は、読取装置20など
と共に、図1に示したステップS100の手順を行な
い、またホールイメージ拡大部37は図1に示したステ
ップS200の手順を行なう。
【0048】図7の論理演算部38は、ラインイメージ
信号LISと拡大ホールイメージ信号EISとから、両
者の重複部分Tを求めるものである。また、ネック切れ
判定部39はその重複部分Tを以てネック切れか否かを
判定し、MPU50に良/不良(OK/NG)を伝え
る。これらの手順は、図1のステップS300に対応し
ている。
【0049】(E−2).ラインイメージの検出図8に
ライン抽出部36の概要を、図9にライン抽出部36の
動作の流れを示すフローチャートを示す。なお既述のよ
うに、図9のフローチャートは、図1のステップS10
0の一部を構成している。
【0050】オアゲート36pはパターンイメージ信号
PISとホールイメージ信号HISとを合成し、合成パ
ターンイメージ信号SISを求め、ホールHにより欠け
た配線パターンPに対応するパターンイメージPIの穴
埋めをする。2次元展開部36aは、図9のステップS
110に対応し、合成パターンイメージ信号SISを二
次元的に展開して合成パターンイメージSIを生成する
回路である。この回路は図10に示すようにシフトレジ
スタ群から形成されている。同図において画素PIXは
合成パターン信号SISを成す構成単位であるが、必ず
しも最小単位である必要はなく、所定の最小単位が複数
個まとまったものでもよく、その場合には多数決等の方
法により“0”か“1”に定められる。なお、以下では
配線パターンPが存在することを示す信号は“1”であ
り、ベースBaを示す信号は“0”であるとする。
【0051】ステップS111においてはシフトレジス
タ群により二次元的に展開された画素PIXに対してオ
ペレータOPを作用させてラインイメージLIの可能性
の有無を調べる。
【0052】図11にオペレータOPの一例を示す。オ
ペレータOPは図2,図10に示したX方向、Y方向に
延びるそれぞれ3列の画素の列(以下「画素列」)を備
えた腕を有する。正のY方向に延びる腕は、中心となる
腕LA 1 、腕LA 1 に対して負のX方向において隣り合
う腕LB 1 、腕LA 1 に対して正のX方向において隣り
合う腕LC 1 (指示しない)の3つが備えられている。
同様にして負のY方向に延びる腕は、中心となる腕LA
2 、腕LA 2 に対して負のX方向において隣り合う腕L
2 (指示しない)、腕LA 2 に対して正のX方向にお
いて隣り合う腕LC 2 の3つが備えられている。また、
負のX方向に延びる腕は、中心となる腕LA 3 、腕LA
3 に対して負のY方向において隣り合う腕LB 3 、腕L
Aに対して正のY方向において隣り合う腕LC 3 (指示
しない)の3つが備えられている。同様にして正のX方
向に延びる腕は、中心となる腕LA 4 、腕LA 4 に対し
て負のY方向において隣り合う腕LB 4 (指示しな
い)、腕LA 4 に対して正のY方向において隣り合う腕
LC 4 の3つが備えられている。図10においては簡単
のため、これらの腕のうち、腕LA 1 ,LA 2 ,L
3 ,LA 4 のみを示している。
【0053】図12はY方向に走るラインイメージLI
にオペレータOPを作用させた場合を示す。ここでも簡
単のため、オペレータOPの中心となる腕LA1 ,LA
2 ,LA3 ,LA4 のみを示した。
【0054】さて、今オペレータOPの中心Oは“1”
なる値を有する画素PIX上にある。もし、中心Oに対
応する画素が“0”であれば、そこはベースBaである
ことになり、もはやパターンPではないのでステップS
111からステップS115へ進む。ハード上は、図8
のアンドゲート36f,36gに、二次元展開部36a
からO=0を出力し、SX=SY=0としてオアゲート
36jの出力であるライン候補信号LKを“0”にす
る。
【0055】図12に戻って、中心Oに対応する画素P
IXが“1”の場合、即ちO=1の場合にはオペレータ
OPの中心となる腕LA1 〜LA4 のそれぞれ長さ、L
1 〜LD4 を求める。ハード上はプライオリティエン
コーダ36b〜36eによって、中心Oから遠ざかる方
向で画素PIXの値“1”をカウントする。図12の場
合では
【0056】
【数1】
【0057】となる(中心Oはカウントしない)。
【0058】次に上記LD1 〜LD4 の値を用いて中心
OがラインイメージLI上にあるのか否かを求める。腕
LAi が全ビットで“1”ならば全ビット導体信号とし
てLOi =1とする(i=1〜4のそれぞれについて処
理する)。図12の場合には、LA1 及びLA2 が全ビ
ット“1”であり、LA3 及びLA4 は“0”を含むの
で、
【0059】
【数2】
【0060】となる。この全ビット導体信号LOi の生
成もプライオリティエンコーダ36b〜36eで行なわ
せる。
【0061】ラインイメージLIの端、即ちネック近傍
でもラインイメージの可能性を正確に判定するために
は、オペレータOPの中心Oがネック近傍にあり、従っ
てラインLの走る方向に延びる腕がランドイメージRI
上に存在しても全ビット導体信号を得る必要がある。し
かし、ランドRはホールHにより穴が開いており、その
ためランドイメージRIも穴が開いている。そこで、オ
アゲート36pによってホールイメージHIをも考慮
し、合成パターンSIを求めることによりネック近傍で
もラインイメージの可能性を正確に判定することができ
るようにした。
【0062】数2が成立するということは、配線パター
ンPが中心O付近でY方向に走っている可能性を示し、
換言すれば数2の成立を以ってパターンイメージPIが
ラインイメージLIの可能性があると判断し、ステップ
S112へ進んで数1の腕長LD3 ,LD4 からライン
イメージLIの幅を求める。
【0063】ハード上ではアンドゲート36fがON
し、ライン方向信号SY=1がオアゲート36jとRO
Mテーブル36lに送られる。
【0064】ラインLがX方向に走る場合も同様であ
り、アンドゲート36gがONし、ライン方向信号SX
=1がオアゲート36jとROMテーブル36mに送ら
れる。
【0065】以上のように、中心OがX方向、あるいは
Y方向に走っているラインイメージLI上にあると判断
された場合にはライン候補信号LKをオアゲート36j
が“1”にする。
【0066】なおオペレータOPがランドイメージRI
に作用した場合には、腕LA1 〜LA4 及び中心Oの全
てのビットが“1”となり、
【0067】
【数3】
【0068】が成立する場合がある。この場合にはアン
ドゲート36f,36gはOFFとなり、ライン方向信
号はSX=SY=0となるのでオアゲート36jはOF
Fし、ライン候補信号LKは“0”となりラインイメー
ジLIとは判断しない。これからわかるように腕LA1
〜LA4 の全長は想定されるラインLの幅より長くまた
ランドRよりも小さく設定することが望ましい。
【0069】次に、ステップS112において、ライン
イメージLIの幅を求める。
【0070】数2に該当する場合、即ちラインイメージ
LIがY方向に走っている可能性がある場合には、その
幅LAx を、中心Oを考慮して加算器36iによって
【0071】
【数4】
【0072】として求める。
【0073】次に、オペレータOPのいわゆる不感帯領
域を改善するため、幅LAx と同様にしてオペレータO
Pの中心以外の腕についてもラインイメージLIの幅を
求める。
【0074】中心の腕LA3 ,LA4 よりも正のY方向
にある腕LC 3 ,LC 4 から幅LCxを、負のY方向に
ある腕LB 3 ,LB 4 から幅LBxを、それぞれ求め
る。なお、簡単のため図8においてはこれらの幅LB
x,LCxを求める手段については省記しているが、幅
LAxを求める手段と同様に、プライオリティエンコー
ダと加算器によって構成される。
【0075】ラインイメージLIがX方向に走っている
可能性がある場合も同様であり、中心の腕LA1 ,LA
2 によって測定された幅LAyは加算器36hによって
求められる。また腕LA1 ,LA2 よりも正のX方向に
ある腕からLCyを、負のX方向にある腕から幅LB
それぞれ求める。
【0076】このようにして求められたラインイメージ
LIの幅LAx,LBx,LCxはライン方向信号SY
と共にROMテーブル36lへ、幅LAy,LBy,L
Cyはライン方向信号SXと共にROMテーブル36m
へ、それぞれ送られる。
【0077】ROMテーブル36lは幅LAx,LB
x,LCxの間の所定の関係があればオペレータOPの
中心Oがネック部にはないと判断し、ステップS114
へと進む。ここで所定の関係とは、これらの幅が互いに
ほぼ等しいという条件、即ち
【0078】
【数5】
【0079】である。但しεは所定の誤差許容量であ
り、非負値を設定する。これを、図4に示した合成イメ
ージSIに対して図11に示したオペレータOPを作用
させた場合を例にとって説明する。
【0080】図13にオペレータOPの中心O(略記し
ている)がラインイメージLI上にある場合を示した。
なお、オペレータOPが合成イメージSI上にある画素
をハッチングにて示す。また、AA線はネック線Kの延
長を示し、オペレータOPが相対的にY方向へ進んでゆ
くとする。オペレータOPのY方向に延びる腕のうち中
心となる腕(LA1 )はその全体が合成イメージSI上
にあり、かつX方向に延びる腕のうち中心となる腕(L
3 ,LA4 )は合成イメージSI上にない部分を有す
るため、Y方向に走るラインイメージLIの可能性があ
り、ステップS113において幅LAx,LBx,LC
xを求める。その結果、
【0081】
【数6】
【0082】となる。
【0083】一方、図14に示すように、中心Oが図中
AA線で示されたネック線Kに達すると、
【0084】
【数7】
【0085】となる。更に、図15に示すように中心O
がネック線Kを越えると
【0086】
【数8】
【0087】となる。従って、図13〜図15に示すよ
うな合成イメージSIに対しては、数5においてε=2
とすればオペレータOPの中心OがラインイメージLI
上にあるのか否かを判断することができる。
【0088】ROMテーブル36l,36mはそれぞれ
数5に示す判断を行ない、ネック部分であれば“0”
を、ネック部分以外であれば“1”を、それぞれ値に持
つ信号Kx,Kyを出力する(ステップS113)。
【0089】この後、ステップS114において、マル
チプレクサ36kによってラインイメージ信号LISを
出力する。マルチプレクサ36kは、内部に値“0”を
情報として備えており、ライン候補信号LKが“1”の
ときにはネック部か否かを示す信号Kx,Kyのいずれ
かを出力し、ライン候補信号LKが“0”のときにはラ
インイメージ信号LISを“0”とする。なお、ライン
方向信号SXが“1”のときには、信号Kyがラインイ
メージ信号LISとして選択される。また、ライン方向
信号SYが“1”のときには、信号Kxがラインイメー
ジ信号LISとして選択される。前記ライン方向信号S
X,SYが同時に“1”となることはない。
【0090】なお、合成パターンSIは図16に示すよ
うに、本来オペレータOPが作用すべきパターンイメー
ジPIよりも広くなる場合がある。このような場合、ラ
インイメージLIは本来のラインLよりも後退するが、
本発明では差支えない。これについては次節で説明す
る。
【0091】(E−3).ホールイメージの拡大図17
に、図1に示したステップS200の詳細を、また図1
8にホールイメージ拡大部37の内部構成を、それぞれ
示す。
【0092】「A.基本的な考え方」で説明したよう
に、ホールイメージHIを拡大する場合には、予め確保
すべき座残り量(閾値)を定めておき、これ以下の座残
りに対してはネック切れであると判定する。従って、ま
ずそのような閾値αを設定する(ステップS201)。
与えられたαと、既知の(設計上の)ランド直径DR
びホール直径DH とから、拡大すべき量EPを加算器3
7aによって求める。本来的には拡大すべき量EPは閾
値αと等しいが、図28からもわかる様にホールHが正
常な位置にあってもラインLとの重複部分が生じること
がある。これはランドRが円形であるのに、ネック線K
までラインLの端部であると認識したことによる。ま
た、量子化誤差等を考慮すべき場合もある。このような
場合に閾値α,直径DH ,DR 等の値を用いて拡大すべ
き量EPを修正し、再検査するようにして対応すること
ができるように加算器37aを設けるのである。
【0093】この後、ステップS202において、画像
拡大回路37bによってホールイメージHIの拡大がな
される。具体的にはホールイメージ信号HISに4連結
拡大、8連結拡大等の画像処理を行い、拡大スルーホー
ルイメージ信号EISを求める。
【0094】(E−4)重複部分の検出・ネック切れの
判定ライン抽出部36で求めたラインイメージ信号LI
Sと、ホールイメージ拡大部で求めた拡大ホールイメー
ジ信号EISとの論理積Tをとり、これに基づいてネッ
ク切れか否かを判断する。
【0095】図19に、図1に示したステップS300
の詳細を、また図20に論理演算部38の内部構成をブ
ロック図で、それぞれ示す。
【0096】まずステップS301により、拡大スルー
ホールイメージ信号EISとラインイメージ信号LIS
との位相を合わせる。それぞれの信号を得るのに要した
処理時間に対して時間的な整合をとり、これらの信号に
対応するラインイメージLIと拡大スルーホールイメー
ジEIとの位置的整合をとるのである。ハード上では遅
延回路などによって構成されたタイミング調整回路38
aが、これらの信号に遅延をかける。
【0097】次にステップS302においてこれらの信
号の論理積Tをとり、ステップS303においてその論
理積Tを2次元的に展開する。具体的にはアンドゲート
38bによって論理積Tがとられ、2次元展開部38c
によって実行される。2次元展開部38cは、ライン抽
出部36の2次元展開部36aと同様にシフトレジスタ
群で構成される。
【0098】図21は論理積Tに対応する重複部分Qを
説明するための概念図である。拡大スルーホールイメー
ジEI1 、EI2 はスルーホールイメージHIを拡大し
たものであり、後者は前者よりも大きく拡大されてい
る。ここではスルーホールイメージHIはネック切れの
閾値α(最低限確保が必要な座残り量Bの値)ぎりぎり
を確保した位置にあり、拡大スルーホールイメージEI
1 は既に説明したようにαだけスルーホールイメージH
Iを拡大したものである。従って、論理積Tに対応する
重複部分Qは生じず、そのイメージQI1 は図には現れ
ていない。
【0099】しかし、ネック切れ判定をもっと厳しくし
て閾値を上げると、既述のように拡大する度合は大きく
なり、拡大スルーホールイメージEI2 を得て、論理積
Tに対応する重複部分QはイメージQI2 のようにある
程度の広がりを有することになる。
【0100】ネック切れ判定部39は論理積Tを受け
て、ネック切れか否かを判定し、ネック切れでないと判
定されれば良好信号OKを、ネック切れであると判定さ
れれば不良信号NGをMPU50に出力する。
【0101】図22は重複部分のイメージQIを画素と
して表した図である。本来的にはスルーホールイメージ
HIを拡大する際に最低限確保が必要な座残り量Bの値
αを考慮したのであるから、重複部分Qが少しでもあれ
ばステップS304においてネック切れ判定部39によ
ってネック切れと判定してもよい。しかし、ラインイメ
ージLIの認識時の誤差や、量子化誤差などをも考慮す
る必要の生じる場合があり、そのような場合には重複部
分のイメージQIの形状、連結の様子をも判定要素とし
てもよい。例えば、4画素以上の連結部分の存在を以て
ネック切れと判定することもできる。このような判定を
行うネック切れ判定部39は論理回路やニューラルネッ
トワークを用いて容易に構成でき、またソフトウェアに
よっても達成できる。
【0102】なお、前節で言及したようなラインイメー
ジLIの後退を生じる場合には「A.基本的な考え方」
において図27を用いて説明したように、ホールHがネ
ック線Kと交わる場合であり、常に座残り量Bは0であ
ってネック切れと判断すべきである。ところが図23に
示すように所定の大きさの拡大処理を行って拡大スルー
ホールイメージEI1 を得れば、必ず論理積Tの重複部
分QはイメージQI1 のように相当な広がりを有するた
め、ネック切れ判定部39でネック切れと判断すること
ができ、この発明の効果を損なうことはない。
【0103】F.変形例この発明の実施例の動作は以上
のように示されたが、他の変形例も可能である。例え
ば、オペレータOPとして図24に示すようにX方向、
Y方向に対して45度の傾斜を有する腕をも備えるよう
にすれば、これらの方向に走る配線パターンについても
ラインであると認識することができ、より広範な範囲に
この発明を適用することができる。
【0104】また、この発明を簡易に実施することを目
的として、オペレータOPには複数列の腕を有しない、
単なる十字オペレータを用いてもよい。このとき、幅L
Ax,LAy等の値の変化を検出してラインイメージL
Iの端部を判定する。ただし、その場合にはいわゆる不
感帯となる領域が存在するため、ラインイメージLIの
認識が不正確になる可能性がある。しかし、ホールイメ
ージ拡大部37における拡大処理の量、またはネック切
れ判定部39における判定時の判定要素によって対応す
ることも可能である。
【0105】更に、ランドRが矩形であってもこの発明
は適用できる。この場合、図25に示すようにランドR
においてもラインLと同様にその幅Wに変化がないた
め、ランドイメージRIをもラインイメージLIとして
認識する可能性がある。しかし、「(E−2).ライン
イメージの検出」で数3を用いて説明したように、オペ
レータOPの大きさがランドRよりも小さく設定される
ので、この部分をラインイメージLIであると認識する
ことはない。
【0106】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明のプリ
ント基板のパターン検査方法によれば、プリント基板の
検査において、プリント基板上を光学的に走査し、基板
上の配線パターン及び基板に設けられたスルーホールの
イメージを読みとり、それぞれの2値化画像であるパタ
ーンイメージ及びホールイメージとを得、配線パターン
イメージからラインイメージを求める。その後、ランド
において確保すべき座残りの量に対応した拡大率を以て
ホールイメージの拡大処理を行い、拡大ホールイメージ
を得る。この拡大ホールイメージとラインイメージとの
論理積は確保すべき座残り量が確保されているか否かを
反映するので、ネック切れか否かはこの論理積を以て判
断することができ、従ってネック切れを安定して自動的
に検査することができる。
【0107】更に、配線パターンイメージに複数の画素
列からなる腕を複数有するオペレータを作用させること
によりラインイメージを正確に認識することができ、こ
の発明の効果をより大きくする。複数の画素列からなる
腕によりラインイメージの幅が複数個求められ、これら
を随時比較するため、ラインイメージとランドイメージ
の境界をより正確に求めることができ、前記論理積をよ
り正確に求めることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の概要を示すフローチャートである。
【図2】この発明の一実施例を適用するプリント基板検
査装置の構成を示すブロック図である。
【図3】プリント基板の光学的読取りの概要を示す図で
ある。
【図4】パターンイメージPIの一例を示す図である。
【図5】プリント基板と、これを光学的に読取った後の
信号波形との関係を示す図である。
【図6】パターン検査回路30の構成を示すブロック図
である。
【図7】スルーホール検査回路35の構成を示すブロッ
ク図である。
【図8】ライン抽出部36の構成を示すブロック図であ
る。
【図9】ライン抽出部36の動作を示すフローチャート
である。
【図10】2次元展開部36aの構成および動作を示す
図である。
【図11】複数の画素列を備えた腕を有するオペレータ
OPの説明図である。
【図12】ラインイメージLIを認識する様子の説明図
である。
【図13】この発明の一実施例の説明図である。
【図14】この発明の一実施例の説明図である。
【図15】この発明の一実施例の説明図である。
【図16】ラインイメージLIの後退の説明図である。
【図17】ステップS200の詳細を示すフローチャー
トである。
【図18】ホールイメージ拡大部37の構成を示すブロ
ック図である。
【図19】ステップS300の詳細を示すフローチャー
トである。
【図20】論理演算部38の構成を示すブロック図であ
る。
【図21】重複部分のイメージを示す説明図である。
【図22】重複部分のイメージを示す説明図である。
【図23】重複部分のイメージを示す説明図である。
【図24】他の実施例を示す説明図である。
【図25】他の実施例を示す説明図である。
【図26】この発明の概要を示す説明図である。
【図27】この発明の概要を示す説明図である。
【図28】この発明の概要を示す説明図である。
【図29】この発明の概要を示す説明図である。
【図30】従来の技術を示す説明図である。
【図31】従来の技術を示す説明図である。
【図32】従来の技術を示す説明図である。
【図33】従来の技術を示す説明図である。
【符号の説明】
ランド R ライン L 配線パターン P スルーホール H プリント基板 11 パターンイメージ PI ホールイメージ HI ラインイメージ LI 拡大ホールイメージ EI 論理積 T 腕 LA1 ,LA2 ,LA3 ,LA4 オペレータ OP 幅 LAx,LBx,LCx,LAy,LBy,LCy

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遮光性の基板上にライン、ランドを有す
    る配線パターンと、前記ランドに関連して前記基板を貫
    通するスルーホールとが形成されているプリント基板に
    対し、(a)前記プリント基板上を光学的に走査し、前
    記配線パターン及び前記スルーホールのイメージを読み
    取って、それぞれの2値化画像であるパターンイメージ
    及びホールイメージを得る工程と、(b)前記配線パタ
    ーンイメージから前記ラインの2値化画像であるライン
    イメージを求める工程と、(c)前記ホールイメージを
    所定の拡大率を以て拡大処理を行い、拡大ホールイメー
    ジを得る工程と、(d)前記ラインイメージと前記拡大
    ホールイメージとの論理積をとる工程と、(e)前記論
    理積の値を以て前記ラインと前記ランドとの間に生じる
    ネック切れを検査する工程と、を備えるプリント基板の
    パターン検査方法。
  2. 【請求項2】 請求項1の前記工程(b)は、(b−
    1)互いに直交する第1及び第2の方向へ走る腕を有
    し、前記腕の各々は、前記配線パターンイメージの単位
    である画素が並ぶ画素列の複数によって構成されている
    オペレータを前記配線パターンイメージに作用させ、前
    記配線パターンイメージの各部分の中で前記第1の方向
    へ所定長さ以上連続した部分を、前記第1の方向に走る
    前記ラインの2値化画像であるラインイメージとして認
    識する工程と、(b−2)前記第2の方向に走る前記腕
    を構成する複数の前記画素列の各々において、前記ライ
    ンイメージについての複数の幅を測定し、前記複数の幅
    を比較することによって前記ラインイメージの端部を検
    出する工程と、を備えるプリント基板のパターン検査方
    法。
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