JP2559287Y2 - 作業用走行車における作業部昇降シリンダの油圧制御装置 - Google Patents

作業用走行車における作業部昇降シリンダの油圧制御装置

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JP2559287Y2
JP2559287Y2 JP11195591U JP11195591U JP2559287Y2 JP 2559287 Y2 JP2559287 Y2 JP 2559287Y2 JP 11195591 U JP11195591 U JP 11195591U JP 11195591 U JP11195591 U JP 11195591U JP 2559287 Y2 JP2559287 Y2 JP 2559287Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、トラクタ等の作業用走
行車における作業部昇降シリンダの油圧制御装置に関す
るものである。
【0002】
【従来技術及び考案が解決しようとする課題】一般に、
この種作業用走行車に設けられる作業部昇降シリンダ
は、圧油供給に基づく伸長作動で作業部を強制上昇させ
る一方、排油許容に基づく縮小作動で作業部を自重下降
せしめるべく単動式油圧シリンダで構成されている。し
かるに従来では、それぞれ独立して設けられる上昇用お
よび下降用の電磁切換え弁でシリンダを伸縮制御するべ
く構成していたため、弁要素が多くなつて油圧機構が複
雑になる欠点がある許りでなく、速度制御を行う場合に
は少なくとも2個の電磁弁を比例制御する必要があり、
このため、制御が複雑化すると共に、電磁ノイズの発生
や干渉が問題になつている。しかも、前記上昇用および
下降用の電磁切換え弁でシリンダを作動切換えする場合
においては、作動切換えの中間で油圧経路の内圧が油タ
ンクの内圧程度まで低下するため、激しい圧力変動によ
り大きなシヨツクが発生して円滑な作動切換えを行えな
い許りか、応答性にも劣るのが実状であつて、これら不
具合の解消が課題となつている。
【0003】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記の如き実
情に鑑みこれらの欠点を一掃することができる作業用走
行車における作業部昇降シリンダの油圧制御装置を提供
することを目的として創案されたものであつて、作業部
昇降シリンダを、圧油供給に基づく伸長作動で作業部を
強制上昇させる一方、排油許容に基づく縮小作動で作業
部を自重下降せしめる単動式油圧シリンダで構成してな
る作業用走行車において、前記シリンダに至る油路を分
岐し、該分岐した油路を、圧力補償機能を有する電磁流
量制御弁を経由して油タンクに接続される戻し油路に構
成する一方、前記分岐部からシリンダに至る油路には、
電磁パイロツト弁のパイロツト操作に基づき、シリンダ
内の油排出を規制する油排出規制位置と、これを許容す
る油排出許容位置とに切換わるチエツク弁を設けて、電
磁流量制御弁の流量規制動作に基づく増圧状態では、油
排出規制状態のチエツク弁を経由してシリンダに圧油供
給をし、電磁パイロツト弁のパイロツト操作に基づくチ
エツク弁の油排出許容状態では、シリンダの排出油を分
岐油路を経由して油タンクに戻すべく構成し、さらに、
上記シリンダの伸縮両作動速度を、電磁流量制御弁によ
る分岐油路の流量制御に基づいてそれぞれ無段階に調整
するのに際して、シリンダ停止時よりも流量を減少させ
る制御範囲で流量制御を行う上昇制御モードと、シリン
ダ停止時よりも流量を増大させる制御範囲で流量制御を
行う下降制御モードとを設定したことを特徴とするもの
である。そして本考案は、この構成によつて、油圧機構
や制御を簡略化すると共に、作動切換え時のシヨツクを
無くして極めて円滑なシリンダ作動を実現し、またさら
には応答性の向上も計ることができるようにしたもので
ある。
【0004】
【実施例】次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。図面において、1はトラクタの走行機体であつ
て、該走行機体1の後部には、昇降リンク機構2を介し
てロータリ耕耘式の作業部3が連結されており、そして
作業部3は、油圧シリンダ4の伸縮作動に伴うリフトア
ーム5の上下揺動に基づいて昇降するが、前記油圧シリ
ンダ4は、圧油供給に基づく伸長作動で作業部3を強制
上昇させる一方、排油許容に基づく縮小作動で作業部3
を自重下降せしめるべく単動式油圧シリンダで構成され
ている。
【0005】6は前記油圧シリンダ4の油圧回路であつ
て、該油圧回路6は、作動油が貯溜される油タンク7、
該油タンク7内の油をエンジンEの駆動力で圧送するポ
ンプ8、回路内圧力が所定値以上となつた場合に回路内
の油を油タンク7に還流させる安全弁9、ポンプ8から
圧送される圧油を油圧シリンダ4側とその他の油圧アク
チユエータ側とに分流させる分流弁10、該分流弁10
から油圧シリンダ4に至る油路に設けられるシリンダ制
御弁11等で構成されている。
【0006】前記シリンダ制御弁11は、流入口からシ
リンダポートCに至るシリンダ油路と、シリンダ油路の
始端部で分岐されて第一戻りポートT1に至る分岐油路
とを有し、そして分岐油路には電磁流量制御弁12が介
設されている。この電磁流量制御弁12は、ソレノイド
SOLaの励磁電流に比例する流量制御が可能なもので
あるが、入口圧力Pや出口圧力P1の変化に拘りなく所
定流量を保持するよう圧力補償機能が付加されている。
即ち、電磁流量制御弁12の下手側には常開の差圧弁で
ある圧力補償弁13が設けられ、該圧力補償弁13のス
プール端には、圧力差ΔP1(=P−P1)がバネS1
に抗して作用している。そして圧力補償弁13は、圧力
差ΔP1がバネS1相当の圧力よりも低い状態では全開
状態となる一方、圧力差ΔP1がバネS1相当の圧力を
越えた状態ではその圧力に応じて内部抵抗を増して圧力
補償をするようになつている。
【0007】一方、14は前記シリンダ油路に設けられ
るメインチエツク弁であつて、該メインチエツク弁14
は、油圧シリンダ4の油排出を一方向規制する油排出規
制位置と、これを許容する油排出許容位置とにスプール
切換え可能であり、常時はバネS2の付勢によつて油排
出規制位置側に位置するが、さらにメインチエツク弁1
4には、常時シリンダポートCに連通するオリフイス1
4aが設けられると共に、その出口部は電磁パイロツト
チエツク弁15を介して第二戻りポートT2に連通され
ている。この電磁パイロツトチエツク弁15は、ソレノ
イドSOLbの作動に基づき、第二戻りポートT2への
流出を一方向規制する流出規制位置と、これを許容する
流出許容位置とに切換え可能に構成されるが、電磁パイ
ロツトチエツク弁15の入口部圧力P2は、メインチエ
ツク弁14のバネ側スプール端に作用しており、またス
プール他端には、メインチエツク弁14の出口部圧力Δ
P2が作用している。即ち、電磁パイロツトチエツク弁
15が流出規制位置に位置する状態では、P2=Pcに
基づきΔP2=0となつてメインチエツク弁14を油排
出規制位置に位置させる一方、電磁パイロツトチエツク
弁15をソレノイドSOLbのONに伴い流出許容状態
に切換えた場合には、P2=0に基づきΔP2=Pcと
なつてメインチエツク弁14を油排出許容位置に切換え
るよう構成されている。
【0008】次に、シリンダ制御弁11の作用を停止、
上昇、下降の各動作別に説明する。まず、電磁流量制御
弁12および電磁パイロツトチエツク弁15が共に非励
磁の状態では、電磁パイロツトチエツク弁15の流出規
制に基づいて第二戻りポートT2の流量QT2は0、シ
リンダポートCの圧力Pcは作業部支持圧の状態にあ
る。ここで電磁流量制御弁12における圧力差ΔP1が
略0であるため、圧力補償弁13の内部抵抗も略0とな
り、故にシリンダ圧力Pcが供給圧力Pに勝つて供給油
Qpは全て第一戻りポートT1から流出し、そしてこの
アンロード状態ではメインチエツク弁14の油排出規制
に基づいて油圧シリンダ4が停止することになる。
【0009】また、電磁流量制御弁12が励磁され、か
つ電磁パイロツトチエツク弁15が非励磁の状態では、
電磁流量制御弁12の励磁電流に比例して絞り量が増大
するのに伴い供給油の圧力Pが増大する。そしてこの圧
力Pがシリンダ圧Pcに勝つた段階で駆動流量Qpcが
発生し、この圧力がメインチエツク弁14を押し開いて
油圧シリンダ4内に流入することで油圧シリンダ4が上
昇作動(伸長)することになるが、この状態では、電磁
流量制御弁12における絞り量に対応して駆動流量Qp
cが増減するため、電磁流量制御弁12の励磁電流値に
基づいて油圧シリンダ4の上昇時作動速度を無段階に制
御し得ることになる。
【0010】一方、電磁パイロツトチエツク弁15が励
磁された状態では、電磁パイロツトチエツク弁15が流
出許容位置に切換り、これに基づいて入口部圧力P2が
P2=Pcの状態からP2=0の状態に変化すると共
に、メインチエツク弁14の出口部圧力ΔP2がΔP2
=0の状態からΔP2=Pcの状態に変化する。故にメ
インチエツク弁14が油排出許容状態に切換つて油圧シ
リンダ4が下降作動することになるが、このときシリン
ダ排出油は、分岐油路に合流して第一戻りポートT1か
ら流出するため、分岐油路に設けられる電磁流量制御弁
12の励磁電流値に基づいて油圧シリンダ4の下降時作
動速度を無段階に制御できることになる。尚、作業部3
の着脱作業時においては、電磁パイロツトチエツク弁1
5が励磁され、かつ電磁流量制御弁12が非励磁の状態
に制御されることに基づき、手押しによる油圧シリンダ
4の油排出が許容されるようになつている。
【0011】さらに、前記電磁流量制御弁12および電
磁パイロツトチエツク弁15の励磁制御に基づく油圧シ
リンダ4の作動速度制御について詳述する。まず、油圧
シリンダ4を適速で作動させる場合の動的圧力をΔPc
として各部の状態を説明すると、供給流量Qp(圧力
P)は、電磁流量制御弁12の絞り部(開口面積ai)
を経由し、その出口部の圧力P1はΔP(=P−P1=
一定圧力)となるよう圧力補償弁13によつて調圧され
る。ここで第一戻りポートT1の流量をQT1とし、そ
の背圧PTと電磁流量制御弁12の出口部圧力P1との
差圧ΔP1を圧力補償弁13の内部抵抗γpが支えるも
のとするとγp=ΔP/QT1が成立ち、また第一戻り
ポートT1の背圧PTが略0であれば上記差圧ΔP1が
電磁流量制御弁12の出口部圧力P1に等しくなる。そ
して供給圧力Pを上昇させた場合、その圧力Pがシリン
ダ内圧Pcと適速作動圧力ΔPcとの和を越えると、第
一戻りポートT1の流量QT1が減少するのに伴い駆動
流量Qpcが供給されて油圧シリンダ4が適速で上昇作
動することになるが、ここで上記圧力Pの発生に必要な
開口面積ai1から電磁流量制御弁12の適正励磁電流
i1が得られる。一方、メインチエツク弁14の状態値
F(0=油排出規制状態、1=油排出許容状態)を電磁
パイロツトチエツク弁15の励磁に基づきF=1とした
状態において、供給圧力Pがシリンダ内圧Pcと適速作
動圧力ΔPcとの和よりも小さくなると、作業部支持荷
重により流量Qcのシリンダ油排出が生じて油圧シリン
ダ4が適速で下降作動することになるが、ここで上記圧
力Pの発生に必要な開口面積ai2から電磁流量制御弁
12の適正励磁電流i2が得られる。そしてこの関係
を、横軸に励磁電流i、縦軸に第一戻りポートT1の流
量QT1を示し、かつΔPを一定としたときの直線を示
すグラフ(図5)で説明すると、電磁流量制御弁12
は、上昇時適正励磁電流i1の交点e1と、下降時適正
励磁電流i2の交点e2との間で制御され、その中間点
e3は第一戻りポートT1の流量QT1が供給流量Qp
(停止時)に一致する制御点となる。即ち、e3〜e1
の範囲で励磁を行う上昇制御モードと、これよりも開口
面積aiが大きいe3〜e2の範囲で励磁を行う下降制
御モードとを設定し、連続する両制御範囲において無段
階な励磁を行うことによつて激しい圧力変動が生じ得な
い円滑な昇降制御を行うようになつている。尚、図6は
横軸に第一戻りポートT1の流量QT1、縦軸に圧力損
失をとり、上昇時の適正励磁電流i1を一定励磁した状
態の開度曲線ai1を示すグラフであるが、さらには、
流量QT1=Qp+Qpc(下降時流量)となる点h
1’がΔPと同一レベルに位置し得ないことを示すと共
に、Qp+QpcとΔPの交点h2を通る開度曲線ai
2が得られる励磁電流が下降時の適正励磁電流i2とな
ることを示している。
【0012】叙述の如く構成された本考案の実施例にお
いて、シリンダ制御弁11は、電磁流量制御弁12が励
磁され、かつ電磁パイロツトチエツク弁15が非励磁の
状態では、電磁流量制御弁12の絞りに伴つて増大する
供給油の圧力Pがシリンダ圧Pcに勝つた段階でメイン
チエツク弁14を押し開いて油圧シリンダ4内に圧油を
流入せしめ、そしてこの状態では、電磁流量制御弁12
の絞り量に応じて駆動流量Qpcが増減することになる
ため、電磁流量制御弁12の励磁電流値に基づいて油圧
シリンダ4の上昇時作動速度を無段階に制御できること
になる。一方、電磁パイロツトチエツク弁15が励磁さ
れた状態では、メインチエツク弁14が油排出許容状態
に切換つて油圧シリンダ4が下降作動することになる
が、このときシリンダ排出油は、分岐油路に合流して第
一戻りポートT2から流出するため、分岐油路に設けら
れる電磁流量制御弁12の励磁電流値に基づいて油圧シ
リンダ4の下降時作動速度を無段階に制御できることに
なる。従つて、それぞれ独立して設けられる上昇用およ
び下降用の電磁切換え弁でシリンダ制御を行う従来の如
く、作動切換え時に油圧経路の内圧が著しく低下し、こ
れに伴う激しい圧力変動により大きなシヨツクが発生す
るような不具合無く、不連続点のない無段階なシリンダ
制御を行い得て、この結果、油圧シリンダ4の作動を極
めて円滑に行うことができる許りでなく、応答性も著し
く向上させることができる。
【0013】しかも、電磁流量制御弁12の励磁制御に
おいては、シリンダ停止時の励磁電流と上昇時適正励磁
電流i1との間を上昇制御モードとし、シリンダ停止時
の励磁電流と下降時適正励磁電流i2との間を下降制御
モードとして励磁を行うべく構成されるため、各動作状
態において必要な流量を確実に確保して圧力損失の変動
によつて適性作動速度を得られないような不都合がない
許りか、連続した両制御範囲における無段階励磁に基づ
いて極めて円滑な昇降制御を行うことができる。
【0014】さらに、従来のものに比して弁要素を少な
くすることができるため、油圧機構の構造を簡略化でき
る許りか、速度制御を行う場合における比例制御対象
を、電磁流量制御弁12のみとでき、従つて、油圧機構
の制御構成を著しく簡略化し得ると共に、電磁ノイズの
発生や干渉を可及的に防止することができる。
【0015】
【作用効果】以上要するに、本考案は叙述の如く構成さ
れたものであるから、単動式油圧シリンダで構成される
作業部昇降シリンダを作動制御するものでありながら、
電磁流量制御弁の流量規制動作に基づく増圧で、油排出
規制状態のチエツク弁を押し開いてシリンダに圧油を供
給する一方、電磁パイロツト弁のパイロツト操作に基づ
くチエツク弁の油排出許容で、シリンダの排出油を分岐
油路を経由して油タンクに戻すべく構成したため、上記
両状態、即ちシリンダの伸縮作動状態における作動速度
を、電磁流量制御弁による分岐油路の流量制御に基づい
てそれぞれ無段階に調整できることになる。従つて、上
昇用および下降用の電磁切換え弁でシリンダの作動切換
えを行うものの様に、作動切換え時の内圧低下に基づく
激しい圧力変動で大きなシヨツクが生じることなく、不
連続点のない無段階なシリンダ作動切換えが可能とな
り、この結果、シリンダ作動の円滑性を著しく向上させ
ることができる許りか、応答性の向上も計ることができ
る。
【0016】しかも、電磁流量制御弁による分岐油路の
流量制御に基づいてシリンダの伸縮両作動速度をそれぞ
れ無段階に調整するのに際しては、シリンダ停止時より
も流量を減少させる制御範囲で流量制御を行う上昇制御
モードと、シリンダ停止時よりも流量を増大させる制御
範囲で流量制御を行う下降制御モードとを設定して電磁
流量制御弁の励磁制御を行うべく構成したため、圧力損
失の変動によつて適正流量を確保し得ないような不都合
がない許りか、連続した両制御モード範囲において無段
階な励磁を行うことに基づいてシリンダ作動の円滑性を
さらに著しく向上させることができる。
【0017】また、本考案においては、弁要素を少なく
して油圧機構の簡略化を計ることができる許りでなく、
速度制御時における比例制御対象を電磁流量制御弁のみ
の単一対象とできるため、制御の簡略化を計れると共
に、複数の電磁ノイズの発生やこれに伴うノイズの干渉
を確実に防止できることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】トラクタの側面図である。
【図2】油圧機構全体を示す油圧回路図である。
【図3】作用を示す表図である。
【図4】シリンダ制御弁の概念図である。
【図5】作用を示すグラフ図である。
【図6】同上グラフ図である。
【符号の説明】
4 油圧シリンダ 11 シリンダ制御弁 12 電磁流量制御弁 13 圧力補償弁 14 メインチエツク弁 15 電磁パイロツトチエツク弁

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業部昇降シリンダを、圧油供給に基づ
    く伸長作動で作業部を強制上昇させる一方、排油許容に
    基づく縮小作動で作業部を自重下降せしめる単動式油圧
    シリンダで構成してなる作業用走行車において、前記シ
    リンダに至る油路を分岐し、該分岐した油路を、圧力補
    償機能を有する電磁流量制御弁を経由して油タンクに接
    続される戻し油路に構成する一方、前記分岐部からシリ
    ンダに至る油路には、電磁パイロツト弁のパイロツト操
    作に基づき、シリンダ内の油排出を規制する油排出規制
    位置と、これを許容する油排出許容位置とに切換わるチ
    エツク弁を設けて、電磁流量制御弁の流量規制動作に基
    づく増圧状態では、油排出規制状態のチエツク弁を経由
    してシリンダに圧油供給をし、電磁パイロツト弁のパイ
    ロツト操作に基づくチエツク弁の油排出許容状態では、
    シリンダの排出油を分岐油路を経由して油タンクに戻す
    べく構成し、さらに、上記シリンダの伸縮両作動速度
    を、電磁流量制御弁による分岐油路の流量制御に基づい
    てそれぞれ無段階に調整するのに際して、シリンダ停止
    時よりも流量を減少させる制御範囲で流量制御を行う上
    昇制御モードと、シリンダ停止時よりも流量を増大させ
    る制御範囲で流量制御を行う下降制御モードとを設定し
    たことを特徴とする作業用走行車における作業部昇降シ
    リンダの油圧制御装置。
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