JP2559064Y2 - ベビーカー用カバー - Google Patents

ベビーカー用カバー

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JP2559064Y2
JP2559064Y2 JP1991010452U JP1045291U JP2559064Y2 JP 2559064 Y2 JP2559064 Y2 JP 2559064Y2 JP 1991010452 U JP1991010452 U JP 1991010452U JP 1045291 U JP1045291 U JP 1045291U JP 2559064 Y2 JP2559064 Y2 JP 2559064Y2
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47DFURNITURE SPECIALLY ADAPTED FOR CHILDREN
    • A47D13/00Other nursery furniture
    • A47D13/02Baby-carriers; Carry-cots
    • A47D13/025Baby-carriers; Carry-cots for carrying children in seated position

Landscapes

  • Carriages For Children, Sleds, And Other Hand-Operated Vehicles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はベビーカー用カバーに関
し、特に防寒,防雨の目的の他、各種収納カバン,寝
袋,おむつ交換用シート,子守帯等の多目的に供するこ
とが可能なベビーカー用カバーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ベビーカー用の防雨用具および防
寒用具としては、それぞれの型式に応じて製造された防
雨カバーおよび防寒カバーが単品で市販されている。上
記防雨カバーは、一般に塩化ビニル等の透明な可撓性シ
ートで構成されている。通常は、これを半立体的な形状
に一部組み立て、乳児を乗せたベビーカーの上から被せ
るように装着し、該ベビーカーの屋根,手すり等に支持
させた状態で使用する。一方、上記防寒カバーは一般に
厚手の布地で構成されており、特に足元を外気から守る
ために半寝袋式とされた製品が主流となっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
防雨カバーは完全防水を可能とする反面、換気性に乏し
く、乳児の吐息により防雨カバーの内壁が曇り易いとい
う欠点がある。このため、乳児にとっては外界の景色を
眺めることもままならず、閉所に閉じ込められた心理状
態を抱かせ、またベビーカーを操る母親等にとっては乳
児の状態に注意を払ったりコミュニケーションを図るこ
と等が困難となる。さらに、従来の防雨カバーの多くは
有機高分子材料から構成されているために、小さく折り
畳んだ状態で保管してあったものを展開したり形を整え
たりする作業に手間がかかり、特に防雨カバー自身が硬
くなる寒冷時や狭い場所における作業には困難が伴う。
また、従来の防寒カバーは乳児の身体を言わば袋で包囲
した状態とするため、乳児自身が厚着をしている冬季等
には特に窮屈感が大きく、乳児の四肢の自由な運動を妨
げるものとなっている。また、多くの場合は屋内に入る
と暑くなり過ぎるので脱がせることが必要となるが、脱
いだ防寒カバー自身の体積,重量が大きいために持ち運
びが不便で、寒冷期における乳児連れの外出を労の多い
ものとしていた。
【0004】さらに、従来の防雨カバー,防寒カバーは
共に単独の用途に製造されたものであって、単一の製品
でこれら両方の用途に使用できるものがなかった。した
がって、たとえば寒冷期の雨天日に外出しようとする
と、まず防寒カバーを装着した後に防雨カバーを装着し
なければならず、ベビーカーの重量が増す他、屋内に入
った後は両カバーの収納が困難となる。しかも、これら
防雨カバー,防寒カバーの多くは、ベビーカーの製造元
や型式に応じて専用の製品を使用するようになされてい
るため、不経済でもある。そこで本考案は、上述の諸問
題を解決し、軽量で着脱自在で、しかも防雨,防寒の目
的以外にも使用可能な多機能を有するベビーカー用カバ
ーを提供することを目的とする。
【0005】
【0006】
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案にかかるベビーカ
ー用カバーは、上述の目的を達成するために提案された
ものである。すなわち、本考案にかかるベビーカー用カ
バーは、防水加工が施されてなる矩形シートと、前記矩
形シートの短辺側両端部に一対ずつ縫着され、各対は長
さ調節機構を具備する係着手段により着脱自在とされて
なるベルト部と、前記矩形シートの長辺側両縁部に沿っ
てそれぞれ縫着され、該長辺もしくは短辺の中央にて折
曲された該矩形シートの縁部の一部を係合可能とする全
開式ファスナー手段と、乳児の頭部を導出可能となすた
めに、前記矩形シートの短辺方向中央かつ長辺と略平行
に設けられるファスナー手段開閉式の第1の開口部と、
前記第1の開口部に縫着され、乳児の頭部を包囲可能と
なす防水加工が施されてなるフードと、乳児の両手を導
出可能となすために、前記第1の開口部に対して対称に
設けられるファスナー手段開閉式の一対の第2の開口部
と、前記第2の開口部に縫着され、乳児の両腕を挿通可
能となす防水加工が施されてなる袖部と、前記矩形シー
トの少なくとも短辺側両縁部に沿ってそれぞれ挿通さ
れ、該矩形シートの短辺側両端部を掛止可能となす一対
の掛止手段を具備する伸縮性の紐材と、前記矩形シート
の短辺側両縁部に沿ってそれぞれ挿通され、該短辺側両
縁部を引き絞り可能となす非伸縮性の紐材と、前記矩形
シートの長辺側の両縁部中央にそれぞれ縫着され、前記
ベルト部を装架可能となすループ状部材と、前記矩形シ
ートの裏面を着脱自在に被覆するライナー部材とを具備
してなることを特徴とするものである。
【0008】
【0009】
【0010】
【作用】本考案にかかるベビーカー用カバーは、矩形の
シートを縦または横に2つ折りにして隣接するファスナ
ー手段同士を係合させることにより、本体を袋状もしく
は筒状に変形することができる。また、上記矩形シート
の短辺側両端部に一対ずつ縫着されたベルト部を、同じ
短辺側同士もしくは異なる短辺側同士で係着することに
より、手提げ紐や肩掛け紐等を構成することができる。
さらに、上記ベルト部を装架できるループ状部材を併用
することにより、ベルト部を二重にして使用することも
できる。これらの工夫により、本考案のベビーカー用カ
バーを手提げカバン,ショルダーバッグ,リュックサッ
ク,昼寝袋,子守帯,ベビーカー用荷物カバン等の多目
的に供することが可能となる。
【0011】
【実施例】以下、本考案の好適な実施例について図面を
参照しながら説明する。
【0012】実施例1 本考案にかかるベビーカー用カバーの一構成例につい
て、表側の平面図を図1、裏側の平面図を図2、裏側に
ライナー部を装着した場合の平面図を図3にそれぞれ示
す。
【0013】このベビーカー用カバーは、防水加工が施
された矩形シート1を本体としている。この矩形シート
1は、通常の雨具や防水性のテーブル・クロスに使用さ
れているような軽量素材であればいかなる素材により構
成されていても良い。また、防水加工の種類もゴム引
き,樹脂加工等の別を問わず、さらには素材自身の微細
構造により水蒸気は透過させるが雨滴は透過させないよ
うなものであっても良い。
【0014】上記矩形シート1の短辺側の一方には一対
のベルト2a,2bが、また他方には一対のベルト4
a,4bがそれぞれ縫着されている。上記ベルト2a,
2bにはそれぞれワンタッチ式のバックル3の雄バック
ル3aおよび雌バックル3bが、また上記ベルト4a,
4bにはそれぞれワンタッチ式のバックル5の雄バック
ル5bおよび雌バックル5aが結合されている。これら
バックル3,5により、ベルト2a,4bの長さを調節
することができる。
【0015】上記矩形シート1の短辺方向中央には、長
辺と平行な第1の開口部6が設けられている。また、上
記第1の開口部6に対して対称な位置には、一対の第2
の開口部7が設けられている。これらの開口部6,7
は、乳児の頭部および両腕の位置に対応して設けられて
いるものである。第1の開口部6の裏側には乳児の頭部
を覆うフード9が、また第2の開口部7の裏側には乳児
の両腕を覆う袖8がそれぞれ縫着されており、ファスナ
ー6a,7aを下ろすことによりフード9および袖8が
表側へ引き出せるようになされている。上記フード9お
よび袖8は、一般的には矩形シート1の構成材料と同一
の材料にて構成される。
【0016】上記矩形シート1の長辺側の一方の縁部に
は全開式ファスナー10a,10bが、また他方の縁部
には全開式ファスナー11a,11bがそれぞれ縫着さ
れている。ここで、上記の各全開式ファスナーは、上記
矩形シート1を図中A−A線もしくはB−B線のいずれ
に沿って2つ折りにした場合にも、縁部を互いに係合で
きるように配置されており、雄側の全開式ファスナー1
0a,11b、および雌側の全開式ファスナー10b,
11aがそれぞれ矩形シート1の中心について点対称と
なる位置に配されている。
【0017】上記矩形シート1の短辺側の両縁部に沿っ
ては、両長辺側に沿って一部延在される形で伸縮性の紐
材としてゴム紐12a,12bがそれぞれ挿通されてい
る。上記ゴム紐12a,12bは、端部が矩形シート1
に縫い付ける等の手段により固定されており、その長さ
は張力を与えない状態で挿通される経路と略等しくされ
ている。これにより、ゴム紐12a,12bを引っ張ら
ない限りは矩形シート1に何らシワ等を生じないように
なされている。また、矩形シート1の四隅において、上
記ゴム紐12a,12bには掛止手段として一対のフッ
ク、すなわちS字フック13aとループ状フック13b
が取り付けられている。
【0018】上記矩形シート1の短辺側の両縁部に沿っ
ては、非伸縮性の紐材として縄紐17a,17bが挿通
されている。上記縄紐17a,17bには、上記シート
1内へのもぐり込みを防ぐために両端部に結び目が形成
されている。この縄紐17a,17bに沿って矩形シー
ト1を手繰れば、該矩形シート1を様々な形状に引き絞
ることができる。またこれらの縄紐17a,17bは、
自身の両端部同士を結び合わせたり、また他の縄紐の端
部同士を結び合わせる等、様々な使い方ができる。
【0019】上記矩形シート1の長辺側の両縁部中央に
は、前記ベルト2a,2b,4a,4bを装架させるこ
とが可能なループ14a,14bが縫着されている。こ
のループ14a,14bには、いわゆるマジック・テー
プ等の物理的接触による着脱手段(以下、着脱テープと
称する。)により開閉可能な紐リング15a,15bが
それぞれ懸吊されている。
【0020】上記矩形シート1の裏面には、着脱テープ
16によりライナー18を装着することができる。上記
ライナー18は、夏期には吸汗性に優れるタオル地、冬
期には保温性に優れる毛布等の布地で構成することがで
きる。ライナー18の装着時には、袖8を適当に内側へ
折り畳んで収納する。このとき、フード9や袖8にも適
当にマジック・テープを配して矩形シート1に軽く固定
できるようにしておけば、ライナー18の陰でこれらが
丸まったりせず、使用感を高めることができる。以上が
本考案のベビーカー用カバーの構成の概要である。以
下、上記ベビーカー用カバーの様々な使用例について説
明する。
【0021】実施例2 本実施例は、上述のベビーカー用カバーを乳児の防雨,
防寒を目的としてベビーカーに装着した例である。これ
を図4を参照しながら説明する。矩形シート1は、乳児
を座らせたベビーカーに、そのハンドル101から前輪
へつながる支柱102に添わせる形で被せる。このと
き、ライナー18の上半分は着脱テープ16を外して下
側に畳み、ファスナー6aを下ろすことにより第1の開
口部6を開いてフード9を表側へ引き出し、乳児の頭に
被せる。また、ファスナー7aを下ろすことにより第2
の開口部7を開いて袖8を表側へ引き出し、乳児の両腕
を通す。これにより、乳児は外気を呼吸することがで
き、両腕の運動が自由となり、かつ母子のコミュニケー
ションを図ることが可能となる。また、矩形シート用1
は前方の手すり103や座席104の端部に接触しなが
ら緩やかにベビーカーを被覆しているため、乳児の両脚
の運動を何ら妨げるものではない。
【0022】矩形シート1の上端は、ゴム紐12aを引
き出し、ハンドル101,101に掛け渡すようにして
S字フック13aとループ状フック13bを係合させる
ことによりベビーカーに固定する。一方、矩形シート1
の下端は、ゴム紐12bを引き出し、支柱102,10
2に掛け渡すようにしてS字フック13aとループ状フ
ック13bを係合させることによりベビーカーに固定す
る。基本的にはこのような装着方法で良いが、さらにベ
ルトによる固定を併用しても良い。すなわち、上端側に
おいてはベルト2a,2bをハンドル101,101に
掛け渡し、バックル3により係着しても良く、下端側に
おいてはベルト4a,4bを支柱102,102に掛け
渡し、バックル5a,5bにより係着しても良い。いず
れにしても、このような装着方法は、ベビーカーの型式
やサイズ等を問わず、また着脱も極めて容易である。な
お、本考案にかかるベビーカー用カバーは、寸法を大き
く形成すればそのまま車椅子用カバーとしても同様に使
用することができる。
【0023】実施例3 本実施例は、上述のベビーカー用カバーをベビーカーの
後部に取りつける荷物カバンとして装着した例である。
この場合は、図2のB−B線に沿って上記矩形シート1
を2つ折りとし、全開式ファスナー10a,10b、お
よび全開式ファスナー11a,11bをそれぞれ係合さ
せて袋状の荷物カバンとし、必要に応じて縄紐17a,
17bを引き絞るか、あるいは互いに結び合わせる。ベ
ビーカーへの装着は、図5に示されるように、座席10
4の背面側においてベルト2a,2bをハンドル10
1,101に掛け渡し、バックル3により係着すれば良
い。あるいは、上述の例とは反対側の面を表に出し、ベ
ルト4a,4bおよびバックル5を利用してベビーカー
ヘ装着しても、もちろん構わない。さらにこのとき、形
成された荷物カバンの底部両側面からループ14a,1
4bを外側へ出し、これらに懸吊されている紐リング1
5a,15bそれぞれベビーカーの支柱102へ掛止す
る。これにより、荷物カバンが座席104の背面側に揺
れ動くことなく固定される。
【0024】実施例4 本実施例は、上述のベビーカー用カバーを手提げカバン
もしくはショルダー・バッグとして使用する例である。
この場合は、図6に示されるようにB−B線に沿って上
記矩形シート1を2つ折りとし、全開式ファスナー10
a,10b、および全開式ファスナー11a,11bを
それぞれ係合させて袋を形成し、バックル3によりベル
ト2a,2bを、またバックル5によりベルト4a,4
bをそれぞれ係着し、2本の持ち手を形成する。図6に
示されるように、必要に応じて袋の上端側を折り曲げて
も良い。あるいは、図7に示されるように、縄紐17
a,17bを引き絞った上に互いに結び合わせれば、袋
の上端部を巾着型に絞ることもできる。いずれの場合に
も、ベルト2a,4bの長さを調節することにより、こ
れらの袋を手提げカバンとしてもショルダー・バッグと
しても使用できる。なお、これらの袋にはマチが自動的
に形成されるため、ある程度かさばる品物も余裕をもっ
て収納することができる。なぜなら、矩形シート1の長
辺側中央部には、ループ14a,14bの縫着場所を確
保するために全開式ファスナー10a,10b,11
a,11bが縫着されていないからである。
【0025】実施例5 本実施例は、上述のベビーカー用カバーをリュックサッ
クもしくは前抱き型の子守帯として使用する例である。
この場合は、前記実施例4と同様にして袋を形成した
後、図8に示されるように、ベルト2aの長さを一杯に
伸ばしてループ14aに装架した後、その先端に取り付
けられた雄バックル3aをベルト4aの先端に取り付け
られた雌バックル5aと係着する。同様に、ベルト4b
の長さも一杯に伸ばし、その先端に取り付けられた雄バ
ックル5bをループ14bに装架されたベルト2bの先
端に取り付けられた雌バックル3bと係着する。このよ
うに連結されたベルトを背負い紐として利用し、たとえ
ばベルト4a,4bが人体の胸側に、矩形シート1が背
中側に来るように背負えば、上記袋をリュックサックと
して使用することができる。あるいは、図9に示される
ように、上記袋においてその両側部の全開式ファスナー
を係合しないで半袋状の帯とし、かつ上述のように連結
されたベルトを二重とした状態で矩形シート1と人体の
胸側とが接するように肩に掛ければ、前抱き型の子守帯
として使用することができる。この場合には、乳児を矩
形シートの中央に跨がるように座らせて脚を両側に導出
させ、縄紐17a,17bを乳児の身体のサイズに応じ
て緩く結び合わせる。縄紐17a,17bの結び目、お
よびベルト4a,4bは、乳児の両腕の運動を妨げない
よう、腋下部に形成もしくは通過させることが望まし
い。
【0026】実施例6 本実施例は、上述のベビーカー用カバーを斜め肩掛け型
の子守帯として使用する例である。この場合は、図10
に示されるようにA−A線に沿って上記矩形シート1を
2つ折りとし、全開式ファスナー10a,11a、およ
び全開式ファスナー10b,11bをそれぞれ係合させ
て細長い筒状の袋を形成する。この状態で、ベルト2a
の先端に取り付けられた雄バックル3aとベルト4aの
先端に取り付けられた雌バックル5aとを係着し、また
ベルト2bの先端に取り付けられた雌バックル3bとベ
ルト4bの先端に取り付けられた雄バックル5bを係着
して、2本の背負い紐を形成する。必要に応じて縄紐1
7aの両端部、および縄紐17bの両端部を結んで筒状
の袋の両端部を引き絞っても良い。このようにして形成
された筒状の袋は、2本の背負い紐を人体の背中側に回
して肩から脇腹にかけて斜に掛ければ、斜め肩掛け型の
子守帯となる。乳児初期の比較的小さな子供を抱く場合
には、図11に示されるように、乳児の背中を矩形シー
ト1に沿わせて寝かせれば良い。また、乳児中期ないし
乳児後期の比較的大きな子供を抱く場合には、図12に
示されるように、乳児に跨がせる状態で矩形シート1上
に座らせれば良い。
【0027】実施例7 本実施例は、上述のベビーカー用カバーを乳児の昼寝袋
として使用する例である。これを図13を参照しながら
説明する。この場合は、乳児の脚がライナー18を装着
した矩形シート1のB−B線より上の位置となるように
乳児を寝かせ、前述の手提げカバンを形成する場合と同
様に矩形シートをB−B線に沿って2つ折りとし、全開
式ファスナー10a,10b、および全開式ファスナー
11a,11bを互いに係合させる。ただし、この係合
は乳児の身長や外界の気温等に応じて中途部で停止し、
図示されるように、係合されない部分を表側へ折り返し
ても良い。かかる使用法は、外出先で乳児を一時的に長
椅子の上等に寝かせておく場合に便利である。
【0028】実施例8 本実施例は、上述のベビーカー用カバーを乳児のおむつ
交換シートとして使用する例である。これを図14を参
照しながら説明する。この場合は、上記矩形シート1を
全面的に開いた状態とし、裏面にライナー18を装着し
てその上に乳児を寝かせる。この使用法は、外出先で乳
児のおむつを交換したり、あるいは適当な椅子等がない
場合に乳児を座らせておく場合に便利である。
【0029】
【考案の効果】以上の説明からも明らかなように、本考
案のベビーカー用カバーを使用すれば、防雨カバーと防
寒カバーの役割を1枚のシートで果たすことが可能とな
り、しかも着脱が容易である。また、上述のようなベビ
ーカー用カバーを短辺50cm,長辺100cm程度の
寸法でごく普通に入手可能な材料で構成した場合、その
重量はせいぜい1kg前後であり、持ち運びも極めて容
易である。また、ベビーカー用荷物カバン,子守帯,昼
寝袋,おむつ交換シートとしても使用することができる
ため、このベビーカー用カバーを1枚持参すれば、乳児
連れの外出が極めて快適なものとなる。さらに、乳児が
成長してベビーカーが不要となった後にも、手提げカバ
ン,ショルダーバッグ,リュックサックとしての用途に
引き続き使用することが可能であり、経済的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のベビーカー用カバーの一構成例につい
てその表側を示す概略平面図である。
【図2】図1に示されるベビーカー用カバーの裏側を示
す概略平面図である。
【図3】図2に示されるベビーカー用カバーにライナー
を装着した状態を示す概略平面図である。
【図4】本考案のベビーカー用カバーを防雨,防寒用カ
バーとしてベビーカーに装着した状態を示す概略斜視図
である。
【図5】本考案のベビーカー用カバーを荷物カバンとし
てベビーカーに装着した状態を示す概略斜視図である。
【図6】本考案のベビーカー用カバーを手提げカバンも
しくはショルダー・バッグとして使用する例を示す正面
図である。
【図7】本考案のベビーカー用カバーを手提げカバンも
しくはショルダー・バッグとして使用する他の例を示す
正面図である。
【図8】本考案のベビーカー用カバーをリュックサック
として使用する例を示す斜視図である。
【図9】本考案のベビーカー用カバーを前抱き型の子守
帯として使用する例を示す概略斜視図である。
【図10】本考案のベビーカー用カバーを斜め肩掛け型
の子守帯として使用するためのベルトの連結状態等を示
す斜視図である。
【図11】図10に示されるベビーカー用カバーを斜め
肩掛け型の子守帯として使用する例を示す概略正面図で
ある。
【図12】図10に示されるベビーカー用カバーを斜め
肩掛け型の子守帯として使用する他の例を示す概略正面
図である。
【図13】本考案のベビーカー用カバーを乳児の昼寝袋
として使用する例を示す概略斜視図である。
【図14】本考案のベビーカー用カバーを乳児のおむつ
交換シートとして使用する例を示す概略斜視図である。
【符号の説明】
1 ・・・矩形シート 2a,2b,4a,4b・・・ベルト 3,5 ・・・バックル 3a,5b ・・・雄バックル 3b,5a ・・・雌バックル 6 ・・・第1の開口部 7 ・・・第2の開口部 6a,7a ・・・ファスナー 8 ・・・袖 9 ・・・フード 10a,11b ・・・全開式ファスナー(雄
側) 10b,11a ・・・全開式ファスナー(雌
側) 12a,12b ・・・ゴム紐 13a ・・・S字フック 13b ・・・ループ状フック 14a,14b ・・・ループ 15a,15b ・・・紐リング 16 ・・・着脱テープ 17a,17b ・・・縄紐 18 ・・・ライナー

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 防水加工が施されてなる矩形シートと、 前記矩形シートの短辺側両端部に一対ずつ着され、各
    対は長さ調節機構を具備する係着手段により着脱自在と
    されてなるベルト部と、 前記矩形シートの長辺側両縁部に沿ってそれぞれ着さ
    れ、該長辺もしは短辺の中央にて折曲された該矩形シ
    ートの縁部の一部を係合可能とする全開式ファスナー手
    段と、 乳児の頭部を導出可能となすために、前記矩形シートの
    短辺方向中央かつ長辺と略平行に設けられるファスナー
    手段開閉式の第1の開口部と、 前記第1の開口部に着され、乳児の頭部を包囲可能と
    なす防水加工が施されてなるフードと、 乳児の両手を導出可能となすために、前記第1の開口部
    に対して対称に設けられるファスナー手段開閉式の一対
    の第2の開口部と、 前記第2の開口部に着され、乳児の両腕を挿通可能と
    なす防水加工が施されてなる袖部と、 前記矩形シートの少なくとも短辺側両縁部に沿ってそれ
    ぞれ挿通され、該矩形シートの短辺両端部を掛止可能
    となす一対の掛止手段を具備する伸縮性の紐材と、 前記矩形シートの短辺側両縁部に沿ってそれぞれ挿通さ
    れ、該短辺側両縁部を引き絞り可能となす非伸縮性の紐
    材と、 前記矩形シートの長辺側の両縁部中央にそれぞれ着さ
    れ、前記ベルト部を装架可能となすループ状部材と、 前記矩形シートの裏面を着脱自在に被覆するライナー部
    材とを具備してなることを特徴とするベビーカー用カバ
    ー。
JP1991010452U 1991-02-05 1991-02-05 ベビーカー用カバー Expired - Lifetime JP2559064Y2 (ja)

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JP1991010452U JP2559064Y2 (ja) 1991-02-05 1991-02-05 ベビーカー用カバー

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