JP2559064B2 - 定圧化タンク使用の波力発電方法 - Google Patents
定圧化タンク使用の波力発電方法Info
- Publication number
- JP2559064B2 JP2559064B2 JP63140904A JP14090488A JP2559064B2 JP 2559064 B2 JP2559064 B2 JP 2559064B2 JP 63140904 A JP63140904 A JP 63140904A JP 14090488 A JP14090488 A JP 14090488A JP 2559064 B2 JP2559064 B2 JP 2559064B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air
- constant pressure
- tank
- energy
- pressure tank
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/30—Energy from the sea, e.g. using wave energy or salinity gradient
Landscapes
- Other Liquid Machine Or Engine Such As Wave Power Use (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、海洋の波浪エネルギーによって実用的な
商用電源を発電する波力発電装置に実施される波力発電
方法に係り、さらに云えば、波浪エネルギー吸収装置で
発生された空気エネルギーを一時貯蔵し、かつ平滑化す
る定圧化タンクを使用した波力発電装置において、定圧
化タンクの高さレベルコントロールを目的として実施さ
れる波力発電方法に関するものである。
商用電源を発電する波力発電装置に実施される波力発電
方法に係り、さらに云えば、波浪エネルギー吸収装置で
発生された空気エネルギーを一時貯蔵し、かつ平滑化す
る定圧化タンクを使用した波力発電装置において、定圧
化タンクの高さレベルコントロールを目的として実施さ
れる波力発電方法に関するものである。
従来の技術 従来、第2図に例示したような定圧化タンク使用の波
力発電装置及び波力発電方法が、特開昭60−104779号公
報に記載されて公知に属する。
力発電装置及び波力発電方法が、特開昭60−104779号公
報に記載されて公知に属する。
これは海洋の波浪エネルギーを空気エネルギーに交換
する波浪エネルギー吸収装置1(空気ピストン装置)で
発生された空気エネルギーを送気管3により定圧化タン
ク2へ導き入れ、この定圧化タンク2において脈動する
空気エネルギーを定圧化し、かつ一時貯蔵する。定圧化
タンク2は、その容量の限度において空気エネルギーの
流入量と流出量のアンバランスを緩衡して安定した発電
を長く継続させるクッションタンクの役目を果たす。定
圧化タンク2内の平滑化された空気エネルギーは、送気
管4を通じてエアータービン5へ供給し同エアータービ
ン5を回転駆動させる。ひいてはこのエアータービン5
と連結した発電機6を回転し発電を行なう構成とされて
いる。
する波浪エネルギー吸収装置1(空気ピストン装置)で
発生された空気エネルギーを送気管3により定圧化タン
ク2へ導き入れ、この定圧化タンク2において脈動する
空気エネルギーを定圧化し、かつ一時貯蔵する。定圧化
タンク2は、その容量の限度において空気エネルギーの
流入量と流出量のアンバランスを緩衡して安定した発電
を長く継続させるクッションタンクの役目を果たす。定
圧化タンク2内の平滑化された空気エネルギーは、送気
管4を通じてエアータービン5へ供給し同エアータービ
ン5を回転駆動させる。ひいてはこのエアータービン5
と連結した発電機6を回転し発電を行なう構成とされて
いる。
定圧化タンク2は、水11を貯めて外タンク2b内に空気
槽2aを水11中に浮かせ、空気エネルギーの出入り量のア
ンバランスに応じて空気槽2aが昇降自在に設置された構
成である。空気槽2aの上部には同空気槽2a内の空気圧を
設定し又は調整するため、水等の負荷材8を加減する載
荷室が設けられている。
槽2aを水11中に浮かせ、空気エネルギーの出入り量のア
ンバランスに応じて空気槽2aが昇降自在に設置された構
成である。空気槽2aの上部には同空気槽2a内の空気圧を
設定し又は調整するため、水等の負荷材8を加減する載
荷室が設けられている。
また、海洋のエネルギーの吸収装置1の近傍位置に波
高計9を設置し、この波高計9で測定された波高、波浪
周期などの測定値はコントローラ10へ入力する。この波
高入力に基いてコントローラ10は定圧化タンク2に対す
る負荷材8を加減制御し、もって定圧化タンク2をその
上昇限度位置(上限点)と下降限度位置(下限点)の間
で平衡を保つようにされている。
高計9を設置し、この波高計9で測定された波高、波浪
周期などの測定値はコントローラ10へ入力する。この波
高入力に基いてコントローラ10は定圧化タンク2に対す
る負荷材8を加減制御し、もって定圧化タンク2をその
上昇限度位置(上限点)と下降限度位置(下限点)の間
で平衡を保つようにされている。
本発明が解決しようとする課題 従来の上記構成の波力発電装置及び波力発電方法にお
いては、定圧化タンク2の空気槽2aを外タンク2bの水面
上適当な高さ位置に浮いた状態に保つことが肝要であ
る。仮に空気槽2aが下降限度位置(下限点)を超えて下
り外タンク2bの底に着底してしまうと、定圧化作用は一
切働かなくなる。したがって、エネルギー吸収装置1で
発生した空気エネルギーは、脈動状態のまま直接エアー
タービン5へと供給されるところとなり、エアータービ
ン5に回転ムラや失速が発生し、実用的で良質な発電は
不可能となる。逆に、エアータービン5の空気エネルギ
ー消費量よりも、エネルギー吸収装置1で発生し定圧化
タンク2へ流入する空気エネルギーの方がはるかに多
く、空気槽2aがその上昇限度位置(上限点)を超えて上
昇する事態となると、外タンク2b内の水11による水封作
用が破れてしまい、せっかく蓄えた空気エネルギーが漏
出してしまう。
いては、定圧化タンク2の空気槽2aを外タンク2bの水面
上適当な高さ位置に浮いた状態に保つことが肝要であ
る。仮に空気槽2aが下降限度位置(下限点)を超えて下
り外タンク2bの底に着底してしまうと、定圧化作用は一
切働かなくなる。したがって、エネルギー吸収装置1で
発生した空気エネルギーは、脈動状態のまま直接エアー
タービン5へと供給されるところとなり、エアータービ
ン5に回転ムラや失速が発生し、実用的で良質な発電は
不可能となる。逆に、エアータービン5の空気エネルギ
ー消費量よりも、エネルギー吸収装置1で発生し定圧化
タンク2へ流入する空気エネルギーの方がはるかに多
く、空気槽2aがその上昇限度位置(上限点)を超えて上
昇する事態となると、外タンク2b内の水11による水封作
用が破れてしまい、せっかく蓄えた空気エネルギーが漏
出してしまう。
こうした課題の対策として、従来はコントローラ10で
負荷材8の加減制御を行なっているが、有効的な解決策
とはなっていない。というのも、定圧化タンク2の高さ
位置コントロールは、本来空気エネルギーに流入量と消
費量とのアンバランスを見合いにして行なうのが本筋で
あるにもかかわらず、従来方法は空気エネルギーの消費
量を無視し、流入量の増減変化に対してのみ一方的に負
荷材8の加減制御で対応しようとしたことが不合理だか
らである。このため、従来は定圧化タンク2の適正なコ
ントロールはなされていないのに等しく、よって発電出
力の安定性と信頼性に欠けるという問題点があった。
負荷材8の加減制御を行なっているが、有効的な解決策
とはなっていない。というのも、定圧化タンク2の高さ
位置コントロールは、本来空気エネルギーに流入量と消
費量とのアンバランスを見合いにして行なうのが本筋で
あるにもかかわらず、従来方法は空気エネルギーの消費
量を無視し、流入量の増減変化に対してのみ一方的に負
荷材8の加減制御で対応しようとしたことが不合理だか
らである。このため、従来は定圧化タンク2の適正なコ
ントロールはなされていないのに等しく、よって発電出
力の安定性と信頼性に欠けるという問題点があった。
課題を解決するための手段 上記従来技術の課題を解決するための手段として、こ
の発明に係る定圧化タンク使用の波力発電方法は、図面
の第1図に実施例を示したとおり、 海洋のエネルギーを空気エネルギーに変換する波浪エ
ネルギー吸収装置1で発生された空気エネルギーは定圧
化タンク2へ導き入れ定圧化して一時貯蔵し、この平滑
化された空気エネルギーをエアータービン5へ供給して
駆動せしせめ、同エアータービン5で発電機6を回転し
発電を行なう波力発電方法において、 定圧化タンク2の昇降変化はレベル計12で計測しその
計測値をコントローラ10へ入力せしめる。このレベル計
測入力に基きコントローラ10において定圧化タンク2が
上昇傾向にあるか又は下降傾向にあるかを判別せしめ、
上昇傾向にある場合には発電機6の励磁装置13の励磁電
圧を高め、下降傾向にあるときは励磁電圧を下げる制御
をなさしめることを特徴とする。
の発明に係る定圧化タンク使用の波力発電方法は、図面
の第1図に実施例を示したとおり、 海洋のエネルギーを空気エネルギーに変換する波浪エ
ネルギー吸収装置1で発生された空気エネルギーは定圧
化タンク2へ導き入れ定圧化して一時貯蔵し、この平滑
化された空気エネルギーをエアータービン5へ供給して
駆動せしせめ、同エアータービン5で発電機6を回転し
発電を行なう波力発電方法において、 定圧化タンク2の昇降変化はレベル計12で計測しその
計測値をコントローラ10へ入力せしめる。このレベル計
測入力に基きコントローラ10において定圧化タンク2が
上昇傾向にあるか又は下降傾向にあるかを判別せしめ、
上昇傾向にある場合には発電機6の励磁装置13の励磁電
圧を高め、下降傾向にあるときは励磁電圧を下げる制御
をなさしめることを特徴とする。
作用 定圧化タンク2が上昇傾向にあるとき、即ち、エアー
タービン5における空気エネルギー消費量よりも、波浪
エネルギー吸収装置1において発生し定圧化タンク2へ
流入する空気エネルギーの方が多く、空気槽2aが徐々に
上昇していると、これをレベル計12が計測し、そのレベ
ル計測入力に基いてコントローラ10が上昇傾向と判断す
る。そして、この判断に基いてコントローラ10は励磁装
置13の励磁電圧を高める(つまり、負荷トルクを増大す
る)。するとエアータービン5の特性として、一定の空
気圧においては空気エネルギーの消費量が負荷トルクの
大きさ比例して増大する。その結果、エアータービン5
の空気エネルギー消費量が流入空気エネルギー量とバラ
ンスを保つか又はそれを上回り、定圧化タンク2の上昇
傾向を解消する。
タービン5における空気エネルギー消費量よりも、波浪
エネルギー吸収装置1において発生し定圧化タンク2へ
流入する空気エネルギーの方が多く、空気槽2aが徐々に
上昇していると、これをレベル計12が計測し、そのレベ
ル計測入力に基いてコントローラ10が上昇傾向と判断す
る。そして、この判断に基いてコントローラ10は励磁装
置13の励磁電圧を高める(つまり、負荷トルクを増大す
る)。するとエアータービン5の特性として、一定の空
気圧においては空気エネルギーの消費量が負荷トルクの
大きさ比例して増大する。その結果、エアータービン5
の空気エネルギー消費量が流入空気エネルギー量とバラ
ンスを保つか又はそれを上回り、定圧化タンク2の上昇
傾向を解消する。
他方、エネルギー吸収装置1において発生する空気エ
ネルギーが少なく、空気槽2aが徐々に下降していると、
これをレベル計12が計測し、そのレベル計測入力に基い
てコントローラ10は定圧化タンク2が下降傾向にあると
判断する。そして、同コントローラ4は励磁装置13の励
磁電圧を下げる(負荷トルクが軽減される)。その結
果、エアータービン5の空気エネルギー消費量が現象し
て前記流入空気エネルギー量とバランスを保ち、又はこ
れを下回るところとなり、定圧化タンク2の下降傾向が
解消される。こうして上昇傾向、下降傾向いずれの場合
にも定圧化タンク2の高さ位置がコントロールされるの
である。
ネルギーが少なく、空気槽2aが徐々に下降していると、
これをレベル計12が計測し、そのレベル計測入力に基い
てコントローラ10は定圧化タンク2が下降傾向にあると
判断する。そして、同コントローラ4は励磁装置13の励
磁電圧を下げる(負荷トルクが軽減される)。その結
果、エアータービン5の空気エネルギー消費量が現象し
て前記流入空気エネルギー量とバランスを保ち、又はこ
れを下回るところとなり、定圧化タンク2の下降傾向が
解消される。こうして上昇傾向、下降傾向いずれの場合
にも定圧化タンク2の高さ位置がコントロールされるの
である。
実 施 例 次に、図示した本発明の実施例を説明する。
第1図に示した波力発電装置の構成は、第2図に示し
た従来例の構成と大差がない。即ち、海岸に設置した消
波工型のエネルギー吸収装置1で発生された空気エネル
ギーは、送気管3に通じて定圧化タンク2の空気槽2a内
へ導き入れ蓄積される。この定圧化タンク2は、水11を
貯めた外タンク2bの水中に空気槽2aを昇降自在に浮か
せ、水11で水封作用をさせた構成とされている。したが
って、送気管3を通じて空気エネルギーが送り込まれる
と、空気槽2aが上昇しつつこれらを一時的に貯蔵し、か
つ空気槽2a及び負荷材8の重量負荷に基いて脈動空気圧
を定圧化する。
た従来例の構成と大差がない。即ち、海岸に設置した消
波工型のエネルギー吸収装置1で発生された空気エネル
ギーは、送気管3に通じて定圧化タンク2の空気槽2a内
へ導き入れ蓄積される。この定圧化タンク2は、水11を
貯めた外タンク2bの水中に空気槽2aを昇降自在に浮か
せ、水11で水封作用をさせた構成とされている。したが
って、送気管3を通じて空気エネルギーが送り込まれる
と、空気槽2aが上昇しつつこれらを一時的に貯蔵し、か
つ空気槽2a及び負荷材8の重量負荷に基いて脈動空気圧
を定圧化する。
こうして定圧化タンク2で平滑化された空気エネルギ
ーは、送気管4を通じてエアータービン5へ供給されて
エアータビン5を回転駆動し、さらには同エアータービ
ン5と連結された発電機6を回して発電が行なわれる。
ーは、送気管4を通じてエアータービン5へ供給されて
エアータビン5を回転駆動し、さらには同エアータービ
ン5と連結された発電機6を回して発電が行なわれる。
送気管4の途中位置に流量制御弁14を設置し、これに
より送気管4の開閉及び送気管4内を流れる空気エネル
ギーの流量を調節可能に構成されている。この流量調節
弁14の開閉及び流量制御はコントローラ10で自動制御さ
れる。
より送気管4の開閉及び送気管4内を流れる空気エネル
ギーの流量を調節可能に構成されている。この流量調節
弁14の開閉及び流量制御はコントローラ10で自動制御さ
れる。
コントローラ10には、安定化タンク2における空気槽
2aの上昇限度位置(上限点Lu)と、同空気槽2aの下降限
度位置(下限度Ld)との間で空気槽2aの上昇、下降のレ
ベル変動をリアルタイムでそれぞれ計測するレベル計11
の計測値が入力される。コントローラ10は前記レベル計
測値に基いて演算処理し、空気槽2aの現況が上昇傾向で
あるか又は下降傾向であるかを判別する。そして、その
傾向の度合い(変化速度)に応じて最適な励磁電圧を算
出し、その算定結果を励磁装置13へ出力して励磁電圧を
制御する構成とされている。
2aの上昇限度位置(上限点Lu)と、同空気槽2aの下降限
度位置(下限度Ld)との間で空気槽2aの上昇、下降のレ
ベル変動をリアルタイムでそれぞれ計測するレベル計11
の計測値が入力される。コントローラ10は前記レベル計
測値に基いて演算処理し、空気槽2aの現況が上昇傾向で
あるか又は下降傾向であるかを判別する。そして、その
傾向の度合い(変化速度)に応じて最適な励磁電圧を算
出し、その算定結果を励磁装置13へ出力して励磁電圧を
制御する構成とされている。
つまり、空気槽2aが上昇傾向にあるときは、励磁装置
13の励磁電圧を高める。エアータービン5に対する発電
機6の負荷トルクを増大し、同エアータービン5におけ
る空気エネルギーの消費量を増加せしめる。すると定圧
化タンク2へ流入する空気エネルギー量との関係で、空
気槽2aの上昇傾向が止まるか、あるいは下降傾向へと移
行される。この場合、発電出力は当然増大する。
13の励磁電圧を高める。エアータービン5に対する発電
機6の負荷トルクを増大し、同エアータービン5におけ
る空気エネルギーの消費量を増加せしめる。すると定圧
化タンク2へ流入する空気エネルギー量との関係で、空
気槽2aの上昇傾向が止まるか、あるいは下降傾向へと移
行される。この場合、発電出力は当然増大する。
逆に、空気槽2aが下降傾向のときは、励磁装置13の励
磁電圧を下げる。即ち、エアータービン5に対する発電
機6の負荷トルクを軽減し、同エアータービン5におけ
る空気エネルギーの消費量を減少させると、空気槽2aの
下降傾向が止まるか、あるいは上昇傾向へと移行される
のである。この場合、発電機6の発電出力は低下する。
磁電圧を下げる。即ち、エアータービン5に対する発電
機6の負荷トルクを軽減し、同エアータービン5におけ
る空気エネルギーの消費量を減少させると、空気槽2aの
下降傾向が止まるか、あるいは上昇傾向へと移行される
のである。この場合、発電機6の発電出力は低下する。
かくして、定圧化タンク2は、波浪エネルギー吸収装
置1において発生される空気エネルギー量の増減変化、
つまり海洋における波浪の現況(大小)に即応してその
高さ位置が適正に制御される。即ち外タンク2aの水11中
に浮いている空気槽2aは、その上限点Luと下限点Ldとの
間に位置するように確実にコントロールされ、ひいては
定圧化タンク2の働きを最大限度有効に発揮せしめて安
定した波浪発電を行なわしめるのである。
置1において発生される空気エネルギー量の増減変化、
つまり海洋における波浪の現況(大小)に即応してその
高さ位置が適正に制御される。即ち外タンク2aの水11中
に浮いている空気槽2aは、その上限点Luと下限点Ldとの
間に位置するように確実にコントロールされ、ひいては
定圧化タンク2の働きを最大限度有効に発揮せしめて安
定した波浪発電を行なわしめるのである。
本発明は方法によれば、波浪の大小変化、即ち波浪エ
ネルギー吸収装置1において発生する空気エネルギーの
増減変化に若干の遅れ時間で発電出力が大小に変化する
ことになる。
ネルギー吸収装置1において発生する空気エネルギーの
増減変化に若干の遅れ時間で発電出力が大小に変化する
ことになる。
なお、上記の波力発電方法は、送気管4の途中位置に
設置した流量制御弁14を全開となし、即ち、エアーター
ビン5に対しては定圧化タンク2で平滑化された一定圧
の空気エネルギーが供給されるものとする。空気圧が一
定の場合に、エアータービン5における負荷トルクの大
きさと空気エネルギー消費量との比例関係が確認されて
いるからである。
設置した流量制御弁14を全開となし、即ち、エアーター
ビン5に対しては定圧化タンク2で平滑化された一定圧
の空気エネルギーが供給されるものとする。空気圧が一
定の場合に、エアータービン5における負荷トルクの大
きさと空気エネルギー消費量との比例関係が確認されて
いるからである。
本発明の波力発電方法はまた、流量制御弁14による空
気エネルギーの流量制御、及び定圧化タンク2に対する
負荷材8の加減制御と組合せて二重、三重の定圧化タン
クコントロールを図ることも可能である。
気エネルギーの流量制御、及び定圧化タンク2に対する
負荷材8の加減制御と組合せて二重、三重の定圧化タン
クコントロールを図ることも可能である。
なお、発電機6で発電した電気は、一旦蓄電池15に充
電して利用することにより、より安定した電気の利用を
可能ならしめる。
電して利用することにより、より安定した電気の利用を
可能ならしめる。
本発明が奏する効果 以上に実施例と併せて詳述したとおりであって、この
発明に係る定圧化タンク使用の波力発電方法は、エネル
ギー吸収装置1において発生される空気エネルギーの増
減変化に対応して、定圧化タンク2の特に空気槽2aの高
さ位置をその上限点Luと下限点Ldとの間で適正にコント
ロールできるので、定圧化タンク2による空気エネルギ
ーの平滑化と一時貯蔵によるクッションタンクとしての
働きを常時有効に機能させる。ひいては波浪の大小によ
って不安定になり勝ちな波力発電を可及的に安定させて
実用的な商用電源となさしめ、エネルギー源としての大
きな経済的効果を得ることができるのである。
発明に係る定圧化タンク使用の波力発電方法は、エネル
ギー吸収装置1において発生される空気エネルギーの増
減変化に対応して、定圧化タンク2の特に空気槽2aの高
さ位置をその上限点Luと下限点Ldとの間で適正にコント
ロールできるので、定圧化タンク2による空気エネルギ
ーの平滑化と一時貯蔵によるクッションタンクとしての
働きを常時有効に機能させる。ひいては波浪の大小によ
って不安定になり勝ちな波力発電を可及的に安定させて
実用的な商用電源となさしめ、エネルギー源としての大
きな経済的効果を得ることができるのである。
第1図は本発明の方法が実施される定圧化タンク使用の
波力発電装置を示した系統図、第2図は従来の波力発電
装置を示した系統図である。 1……エネルギー吸収装置 2……定圧化タンク 5……エアータービン、6……発電機 11……レベル計、10……コントローラ 13……励磁装置
波力発電装置を示した系統図、第2図は従来の波力発電
装置を示した系統図である。 1……エネルギー吸収装置 2……定圧化タンク 5……エアータービン、6……発電機 11……レベル計、10……コントローラ 13……励磁装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 茅野 秀則 東京都江東区南砂2丁目5番14号 株式 会社竹中工務店技術研究所内 (72)発明者 中久喜 康秀 東京都江東区南砂2丁目5番14号 株式 会社竹中工務店技術研究所内
Claims (1)
- 【請求項1】波浪エネルギーを空気エネルギーに変換す
るエネルギー吸収装置で発生された空気エネルギーは定
圧化タンクへ導き入れ定圧化して一時貯蔵し、この平滑
化された空気エネルギーをエアータービンヘ供給して駆
動せして、同エアータービンで発電機を回転し発電を行
なう波力発電方法において、 定圧化タンクの昇降変化はレベル計で計測してその測定
値をコントローラに入力せしめ、このレベル計測入力に
基きコントローラにおいて定圧化タンクが上昇傾向にあ
るか又は下降傾向にあるかを判別せしめ、上昇傾向にあ
る場合には発電機の励磁装置の励磁電圧を高め、下降傾
向にあるときは励磁電圧を下げる制御をなさしめること
を特徴とする、定圧化タンク使用の波力発電方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63140904A JP2559064B2 (ja) | 1988-06-08 | 1988-06-08 | 定圧化タンク使用の波力発電方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63140904A JP2559064B2 (ja) | 1988-06-08 | 1988-06-08 | 定圧化タンク使用の波力発電方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01310175A JPH01310175A (ja) | 1989-12-14 |
JP2559064B2 true JP2559064B2 (ja) | 1996-11-27 |
Family
ID=15279510
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63140904A Expired - Fee Related JP2559064B2 (ja) | 1988-06-08 | 1988-06-08 | 定圧化タンク使用の波力発電方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2559064B2 (ja) |
-
1988
- 1988-06-08 JP JP63140904A patent/JP2559064B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01310175A (ja) | 1989-12-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5027000A (en) | Method and apparatus for generating electricity using wave energy | |
JPH04299099A (ja) | 太陽熱利用スターリング発電機 | |
JPH0370874A (ja) | 可変速ポンプシステム | |
JP2559064B2 (ja) | 定圧化タンク使用の波力発電方法 | |
Abdullabekov et al. | An energy efficient control system for water lifting units of the Ramadan pumping station based on frequency controlled electric drives | |
CN102539855A (zh) | 一种船用发电机负荷试验用的移动式自控全特性负载装置 | |
JP2002354895A (ja) | 水力発電装置およびその運転制御方法 | |
CN202747330U (zh) | 锅炉自动调节变频补水系统 | |
JP2559063B2 (ja) | 低波浪下における波力発電方法 | |
JPS60104779A (ja) | 定圧化タンク方式の波力発電方法 | |
CN111939746A (zh) | 一种增效剂节能投加控制系统及控制方法 | |
KR20190002877A (ko) | 사이펀 여수로 | |
JPS60104780A (ja) | 波力発電用定圧化タンクの圧力設定方法 | |
JP2884032B2 (ja) | 小水力発電設備の出力調整装置 | |
CN209557163U (zh) | 单摆挂式翼型风力发电机 | |
CN110608159A (zh) | 一种机泵模拟系统 | |
CN109080797A (zh) | 一种水下机器人用便于调节重力与浮力的装置 | |
KR20060023782A (ko) | 인버터를 이용한 보일러 자동급수장치 및 그 제어방법 | |
JPS5934843B2 (ja) | 蒸気発生装置 | |
JP2710125B2 (ja) | 燃料電池の水蒸気分離器における余剰水蒸気量制御装置 | |
JPS59168203A (ja) | 背圧制御装置を有する背圧タ−ビン | |
JPH0734494A (ja) | 貯水量制御装置及び該装置を用いた貯水量制御方法 | |
CN221837668U (zh) | 一种高效全变频的供水设备 | |
JPS6230303B2 (ja) | ||
CN211816095U (zh) | 一种水利工程用翻转式闸门 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |