JP2558976Y2 - 同軸コネクタ - Google Patents

同軸コネクタ

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JP2558976Y2
JP2558976Y2 JP1990405515U JP40551590U JP2558976Y2 JP 2558976 Y2 JP2558976 Y2 JP 2558976Y2 JP 1990405515 U JP1990405515 U JP 1990405515U JP 40551590 U JP40551590 U JP 40551590U JP 2558976 Y2 JP2558976 Y2 JP 2558976Y2
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coaxial
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野 聖 純 千
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宇呂電子工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は同軸コネクタ接栓に係
り、とくにF型コネクタ接栓と共通に使用できる変形F
型コネクタ座に適した同軸コネクタ接栓に関する。
【0002】
【従来の技術】TV信号等の高周波信号を取り扱う同軸
ケーブル同士を結合するために、各種コネクタが利用さ
れている。その内で価格等の点からF型コネクタが最も
普及していて、TV共聴装置の分岐器、分配器には多数
のF型コネクタ座が並べられて取り付けられている。
【0003】このF型コネクタの改良として、本願出願
人が平成1年6月22日に出願した特願平01−160
268では、F型コネクタ座のねじ部に略J字の溝を設
け、BNCコネクタ同様に接続作業を容易確実にした同
軸コネクタ対が提案されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記した略J字の溝
は、直線状の導入部、この導入部から斜めに伸びる誘導
部、さらにその先に方向が反転した係止部を有し、接続
作業を容易化したもので、このほぼJ型の溝を有する変
形同軸コネクタにおいても、F型コネクタと同様に収納
ボックス等に取り付けることが多い。この収納ボックス
は一般に小型のため、収納ボックスの外で分岐器、分配
器の略J字の溝付きのF型コネクタ座に接栓を取り付け
た後に、収納ボックスに押し込むことが多い。
【0005】この際、同軸ケーブルが捻られるために取
り付けられた接栓の内部でコネクタ座と接栓の接触面が
部分的に浮き上がることがある。
【0006】この場合、信号が同軸ケーブルの外部導体
の外側に流れ、TV信号の漏洩によって航空無線通信、
インテリジェントビル内のオフィスOA機器、コンピュ
ータへの妨害になったり、外部からの信号で汚染された
り、同軸ケーブルの外部導体の外側に誘導されたノイズ
を拾ったりしている。
【0007】本考案は上述の点を考慮してなされたもの
で、F型コネクタ接栓と互換性を有しかつ接続作業をB
NC型コネクタ同様に簡便確実に行え、電気接続が確実
で信号の漏洩、汚染等が少ない同軸コネクタ接栓を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、本
考案では、接栓座に挿入されて電気的接続を行う同軸コ
ネクタにおいて、中心位置に円筒状穴を有し、この円筒
状穴の前記接栓座と対向する開口端に縦断面が円形の部
分を有し、前記円筒状穴により同軸ケーブルを固定保持
するケーブル保持部材と、ほぼ円筒状に形成され、開口
端内方に突出した一対の係止片を有するとともに、内部
空間にF型コネクタのねじ山に接触するためのばね性部
材を収容し、前記ケーブル保持部材の外周に回転可能に
設けられたシェルと、このシェルに前記同軸ケーブルの
軸方向に押圧力を与える弾性部材とをそなえた同軸コネ
クタ、を提供するものである。
【0009】
【作 用】シェルの内部空間に設けられたばね性部材に
より、同軸ケーブルの外部導体に接続した接栓のスリー
ブに一体的な要素と、F型コネクタ座のねじ外周部とが
直接に近い形で接触するように径方向への押圧力を供給
する。
【0010】そしてコネクタ座に接栓を接続するには、
接栓の係合部に設けられた係止片をコネクタ座の溝に係
合させ、接栓を軸方向に押し込むと、接栓の係止片はコ
ネクタ座の溝の導入部から誘導部に沿って係止部まで導
かれ、係止部に係止する。
【0011】係止片が溝に係合を始めるとまもなく接栓
のばね力を受け、この作用力は係止後も続くから接栓の
係止片はコネクタ座の溝を誘導部の方向へ戻ることはな
い。
【0012】接栓の係合部に設けられた係止片をコネク
タ座の溝に係合させ、接栓を軸方向に押し込むと同時に
同軸ケーブルの外部導体に接続した接栓のスリーブは、
変形F型コネクタ座のねじ外周部を被い、かつリング状
内ばねによって同ねじ外周部に接触させる径方向への押
圧力が与えられる。
【0013】
【考案の効果】本考案は上述のように、ケーブル保持部
材、その外周に設けられリング状ばね性部材を内部に収
容したシェル、およびシェルに軸方向の押圧力を与える
弾性部材の協働により、同軸ケーブルに対して捻り、引
っ張りなどの力が加わってコネクタ座に対して正確に直
線状でなくなっても電波漏洩を生じない接続状態を維持
することができ、しかも接栓座に対向する開口端をその
縦断面が円形になるように形成することにより、コネク
タ座に対してある程度角度をなしても接続状態は良好に
保たれる。
【0014】
【実施例】図1は本考案の一実施例を示したもので、内
面に多数の接触部分を設けたばね性部材、つまり接触用
のばね接触リング11は、一方が開放された内スリーブ
13内周に挿入され、接触用のばね接触リング11に設
けた外方凸部12を圧入内スリーブ13の凹部14に係
合させ脱落防止している。
【0015】圧入される内スリーブ13は、同軸ケーブ
ルの外部導体接続用スリーブ22との間に挟み込まれた
波形座金24と可動リング23とによって同軸ケーブル
の外部導体接続用スリーブ22の所定位置に圧入固定さ
れる。
【0016】これらの各要素同士が組み立てられた後、
これらを一方の開放端内周面に1つ以上の係止片1aを
持つシェル1の他の開放端から挿入し、該開放端を径方
向に押圧変形させて抜け止めとしている。
【0017】このようにして組み立てられた接栓は、略
J字の溝を設けた変形F型コネクタ座に接続させるに際
して、シェル1を回転させ、コネクタ座の略J字の溝に
係止片1aを合わせて挿入し、接触用のばね接触リング
11をコネクタ座のねじ外周に接触させる。
【0018】さらにシェル1を押し込み、係止片1aを
コネクタ座の溝における導入部から誘導部に誘導させる
と、コネクタ座の座面は同軸ケーブル外部導体接続用ス
リーブ22の端部22aに当接する。
【0019】一方、シェル1を押し込む力は、径方向に
押圧変形させた部分から可動リング23に伝わり、ばね
性の波形座金24を押すことになる。
【0020】さらに係止片1aをコネクタ座の溝におけ
る係止部12cに誘導させると、ばね性の波形座金24
が略半分ほど元に戻ることになり、シェル1は係止され
る。
【0021】コネクタ座と接栓の電気的な接触は、同軸
ケーブル外部導体と接続用スリーブ22の端部22aと
が接触し、また接触用のばね接触リング11から内スリ
ーブ13を介して接続用スリーブ22に接触することに
よって行なわれる。
【0022】図2は他の実施例であり、コネクタ座のね
じ外周部に接触する接触部材を設け、この部材に複数の
スリットを入れ、軸方向にコネクタ座のねじ外周径より
もわずかに圧縮変形させたものであり、必要により接触
部材11bのばね性を補うために、外周にばねリング1
1aを嵌装してもよい。
【0023】接触部材11bは同軸ケーブル接続用スリ
ーブ22との間に挟み込まれた波形座金24と可動リン
グ23との作用により、同軸ケーブルの外部導体接続用
スリーブ22の所定位置に圧入固定されている。
【0024】この固定により、接触部材11bを同軸ケ
ーブルの外部導体接続用スリーブ22と一体になるもの
で、波形座金24と可動リング23は、接続用スリーブ
22の止めリング22bを接続用スリーブ22とは別部
品として逆側から挿入し、止めリング22bを接続用ス
リーブ22に嵌着させることによって固定してもよい。
【0025】このように組み立てた後に、シェル1の中
に組込み、シェルの後部を押圧変形させて可動リング2
3にシェル1を固定している。
【0026】図3は、図2の接栓の斜視図であり、シェ
ル1の内部に接触部材11aが見える。そして、接触部
材11aの背後にばねリング11b(図示せず)が設け
られる。
【0027】図4は、図2および図3に示された実施例
の分解図である。シェル1の内部には、順に接触部材1
1b、ばねリング11aが配され、接触部材11bは波
形座金24によりコネクタの軸方向に押圧力が与えら
れ、図における左方向に押されている。
【0028】図5は、図2のコネクタ座と接続用スリー
ブ22の端部22aを改良した他の実施例で、コネクタ
座のねじ入り口部分を曲面としておき、他方スリーブ2
2には、この曲面に当接するような断面円形のリング状
凸部を22cを設ける。
【0029】さらに、コネクタ座の座面と接続用スリー
ブの端部との間に間隙を設ける。これにより、同軸ケー
ブル接続用スリーブ22は、接続されている同軸ケーブ
ルに加わった外力によって傾きを生じた場合において
も、断面円形のリング状凸部22cが全周にわたり常に
当接する。
【0030】図6は、図2のコネクタ座と接続用スリー
ブ22の端部22aを改良した他の実施例を示してい
る。
【0031】これは、コネクタ座の先端座面の内方端部
に当接するような縦断面形状が円形の凸部22dを接続
用スリーブ22に設けることで、同軸ケーブル接続用ス
リーブ22に接続される同軸ケーブル21に加わった外
力による傾きを生じた場合においても縦断面形状が円形
の凸部22dが全周にわたり常に当接するようにしてい
る。
【0032】上記実施例におけるコネクタ座の先端座面
の内方端部を直角でなく、全周にわたり曲面または断面
円形形状としてもよい。
【0033】図7は、コネクタ座30の変形例を示した
もので、溝31の形状によってBNCコネクタと同様の
性能、使用勝手としたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す分解図。
【図2】本考案の他の実施例を示す部分断面図。
【図3】図1および図2に示された実施例の斜視図。
【図4】本考案の他の実施例の要部断面図。
【図5】本考案の他の実施例の要部断面図。
【図6】本考案の他の実施例の要部断面図。
【図7】コネクタ座の変形例を示す図。
【符号の説明】
1 シェル 1a 係止片 11 ばね接触リング 11a ばねリング 11b 接触部材 12 外方凸部 13 内スリーブ 14 凹部 21 同軸ケーブル 22 接続用スリーブ 22a 接続用スリーブ22の端部 22b 止めリング 22c リング状凸部 22d 断面球状の凸部 23 可動リング 24 波形座金

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】接栓座に挿入されて電気的接続を行う同軸
    コネクタにおいて、 中心位置に円筒状穴を有し、この円筒状穴の前記接栓座
    と対向する開口端に縦断面が円形の部分を有し、前記円
    筒状穴により同軸ケーブルを固定保持するケーブル保持
    部材と、 ほぼ円筒状に形成され、開口端内方に突出した一対の係
    止片を有するとともに、内部空間にF型コネクタのねじ
    山に接触するためのばね性部材を収容し、前記ケーブル
    保持部材の外周に回転可能に設けられたシェルと、 このシェルに前記同軸ケーブルの軸方向に押圧力を与え
    る弾性部材とをそなえた同軸コネクタ。
JP1990405515U 1990-12-28 1990-12-28 同軸コネクタ Expired - Fee Related JP2558976Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5587679U (ja) * 1978-12-14 1980-06-17
JPS58120579U (ja) * 1982-02-10 1983-08-17 本多通信工業株式会社 同軸コネクタ
JPS6039986U (ja) * 1984-05-14 1985-03-20 セイコーエプソン株式会社 時計ケース
JPH0323675Y2 (ja) * 1986-01-28 1991-05-23

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