JP2558936B2 - ドレッシング用工具 - Google Patents

ドレッシング用工具

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JP2558936B2
JP2558936B2 JP2215007A JP21500790A JP2558936B2 JP 2558936 B2 JP2558936 B2 JP 2558936B2 JP 2215007 A JP2215007 A JP 2215007A JP 21500790 A JP21500790 A JP 21500790A JP 2558936 B2 JP2558936 B2 JP 2558936B2
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JP
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tooth
dressing
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abrasive grains
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正巳 松原
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、歯車研削盤の砥石を整形するためのドレッ
シング用工具に関する。
(従来の技術) 従来の歯車研削盤に使用されているドレッシング用工
具は、円筒研削盤等のような通常の研削盤で使用されて
いるドレッシング用工具が使用されていたが、これで
は、設備構造の簡略化、整形時の作業能率の向上を図れ
ない等の理由により、最近の歯車研削盤では、歯車形状
をしたドレッシング用工具(以下、単にドレッシングギ
アと称す)が使用されるようになっている。
このドレッシングギアは、第4図に示すように、テー
ルストック1とヘッドストック2との間に設けられたマ
ンドレル3に取付け、このドレッシングギア4と被加工
物Wである歯車形状の砥石とを同期回転させて創成加工
することにより被加工物Wをドレッシングするようにし
ている。したがって、このレッシングギア4は、ドレッ
シングする被加工物Wと歯数、外径寸法等が同一又は類
似の諸元を有するように構成され、また各歯は、第5図
に示すように、歯先から歯元まで全面に亘りダイアモン
ドあるいはCBN砥粒等の砥粒Tが埋設されている。
(発明が解決しようとする課題) ところが、従来のドレッシングギア4は、第6図にお
いて、必要とされるインボリュートカーブの始点Iまで
の直径(以下単にインボリュート直径と称す)Dとする
と、小径砥粒T1の場合の実インボリュート径はDI1、大
砥粒の場合の実インボリュート計はDI2となる。なお、
図中「Dg」は歯底直径である。
この場合、D>DI1ならば、問題はなく、D<DI2とな
ると歯形全面に亘りドレッシングができない虞があり、
好ましくない。また、必要インボリュートカーブの始点
Iが歯底に近い場合には、歯底の湾曲が小さくなるの
で、砥粒径の小さい砥粒した使用できず、このため砥粒
の脱落及び磨耗が早く、寿命も短いものとなっている。
この結果、歯底の砥粒によりドレッシングされる被加工
物Wの部分、つまり、被加工物Wの歯先面は十分ドレッ
シングされない虞がある。しかも、歯面を整形する砥粒
径も小さくなるので、同様にこの部分の砥粒の寿命の低
下することになる。
さらに、第7図に示すように、ダイアモンドが埋設さ
れた調整カッター5(トルーイングカッター)を用いて
ドレッシングギア4の歯面を調整する場合も、歯底直径
Dgと必要インボリュートカーブの始点Iとの間の寸法が
小さいと、歯底Dgと調整カッター5の下端との間の隙間
δ、つまり歯面調整時の歯底余裕が小さくなり、この調
整カッター5による圧力角αの設定及び砥石の歯丈方向
位置決めが難しく、場合によっては、調整カッター5の
寿命が短くなるという問題がある。
本発明は上記従来技術の問題点に鑑みてなされたもの
であり、ドレッシングギアの歯底の形状と無関係に砥粒
を選定できるようにするとともに砥粒径を大径とし、砥
粒の脱落及び摩耗の少ない、寿命の長いものとし、歯面
調整用砥石の寿命の向上とセッティングを容易化し、さ
らにアデンダムの制約の少ないドレッシング工具を提供
することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 歯車形状の被加工物と、歯数、ピッチ、歯底直径等の
諸元が同一若しくは近似し、歯先から歯元まで略全体に
砥粒が埋設されたドレッシング用工具において、一部に
欠歯部を形成し、当該欠歯部の外周面が前記被加工物の
歯先面と当接するようにしたことを特徴とするドレッシ
ング用工具である。
また、本発明におけるドレッシング工具の一部に形成
された欠歯部は、本体とは別ピースにより構成し、該ピ
ースを前記本体に対し着脱自在に取付けるように構成し
てもよい。
(作 用) このように構成したものにおいて、被加工物とドレッ
シングギアとを創成加工するように回転させると、ドレ
ッシングギアの欠歯部の外周面が被加工物の歯先面をド
レッシングし、他の完全歯の部分が歯面をドレッシング
することになる。
また、ドレッシングギアの歯底の形状と無関係に砥粒
を選定できるので、ドレッシングギアに大砥粒を埋設し
たとしても確実にドレッシングでき、この大砥粒を使用
すれば、砥粒の脱落及び摩耗の少ない、寿命の長いもの
となり、歯面調整用カッターの寿命の向上とセッティン
グも容易となり、アデンダムの制約も少なく、工具選定
の自由度が増すことになる。
(実 施 例) 以下、本発明の一実施例を図面について詳細に説明す
る。
第1図は本発明の一実施例に係るドレッシングギアを
示す軸直角断面図であり、第4〜7図に示す部材と同一
部材には同一部号を付してある。
このドレッシングギア10は、歯先から歯元まで略全面
に砥粒が埋設されたもので、一部に欠歯部11を有してい
るが、他の完全歯部分12は、基本的には被加工物Wと歯
数、ピッチ、歯底直径等の諸元が略同一である。
欠歯部11は、2〜3枚あるいはそれ以上の範囲で、外
径dが前記被加工物Wの歯底相当径Dgと同一とし、当該
ドレッシングギア10の歯底径が被加工物Wの歯底相当径
Dgよりは僅かに小さくしている。つまり、欠歯部11の外
周面が前記被加工物Wの歯先面と当接するように構成し
ている。ただし、この外形dは、特に限定されるもので
はないが、前記歯底相当径Dgよりも0.1mm程度小さくす
ることが望ましい。
このようにすれば、この欠歯部11では、ドレッシング
ギア10の歯底の形状と無関係に相当大きな湾曲面とする
ことができるので、砥粒の大きさを比較的自由に選定で
き、砥粒径を従来のものより大径にすることができる。
また、ドレッシングする場合も、欠歯部11は、その外周
面が被加工物Wの歯先面を行ない、被加工物Wの歯面
は、完全歯の部分12が行なうので、この完全歯12の部分
の砥粒を、既述の実インボリュート径を考慮して大径の
ものを用いても、何ら問題はない。
つまり、このドレッシングギア10では、歯底の形状と
無関係に、粒径の大きな砥粒をドレッシングギア10全体
に埋設できることになる。
このように構成したドレッシングギア10を用いてドレ
ッシングする場合には、例えば、切削部材と被切削部材
が電気的又は機械的に同期された状態で回転するように
構成された創成加工歯車研削盤と同様にして行なう。
まず、ドレッシングギア10をマンドレル等に取付けた
後に、これをテールストックとヘッドストックとの間に
取付け、被加工物Wと創成加工するように回転させる。
この回転により前記欠歯部11は、その外形dが前記被加
工物Wの歯底相当径Dgと同等であるので、ドレッシング
ギア10の欠歯部11の外周面が被加工物Wの歯先面に当接
し、欠歯部11の砥粒がこの歯先面をドレッシングする。
また、前記ドレッシングギア10の完全部分12は、被加工
物Wと諸元が同一であるため、この被加工物Wと当接
し、この被加工物Wの歯面をドレッシングすることにな
り、問題なく被加工物Wの整形が可能となる。
このようなドレッシングを行なっても、ドレッシング
ギア10に埋設された砥粒は、比較的粒径の大きなもので
あるため、脱落及び摩耗は少なく、寿命の長いものとな
る。しかも、このドレッシングギア10を使用する前の設
計段階においては、欠歯部11は歯丈を考慮して形成する
必要はないため、アデンダムの制約も少なく、この設計
の自由度が増すことになり、また、ドレッシングギア10
自体を調整カッターにより調整する場合にも、調整カッ
ターの圧力角αの設定及び砥石の歯丈方向位置決めも問
題なく行なうことができ、セッティングもきわめて簡単
になり、作業性が向上し、調整カッターの寿命も長くな
る。
本発明は、上述した実施例のみに限定されるものでは
なく、本発明の範囲内で種々改変することができる。例
えば、前記欠歯部11は、第2,3図に示すようにドレッシ
ングギア10の本体10aと一体的に形成する必要はなく、
本体10aに対し着脱自在に取付けるピース10bにより構成
してもよい。
また、前記実施例では、欠歯部11は、2〜3枚の歯を
欠如したものであるが、本発明は、この歯欠枚数あるい
は範囲は特に限定されるものではなく、被加工物Wの歯
数に応じて適宜選択でき、被加工物Wの外周を確実にド
レッシングできるものであれば、どのような枚数であっ
てもよい。
(発明の効果) 以上のように本発明によれば、一部に欠歯部を形成
し、この欠歯部の外周面が被加工物の歯先面と当接する
ようにしたので、ドレッシングギアの歯底形状と無関係
に砥粒を選定でき、砥粒径の大きなものを使用すること
ができ、これにより砥粒の脱落及び摩耗の少ない、寿命
の長いドレッシングギアとすることができる。また、使
用前のセッティングあるいは設計上においても優れたも
のとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係るドレッシングギアを示
す軸直角断面図、第2図は、本発明の他の実施例を示す
軸直角断面図、第3図は、第2図の要部を示す斜視図、
第4図は、一般的なドレッシングギアのドレッシング状
態を示す概略図、第5図は、従来のドレッシングギアの
軸直角断面図、第6図は、同ドレッシングギアの砥粒の
埋設状態を示す要部拡大図、第7図は、調整カッターを
用いて調整している状態を示す説明図である。 10……ドレッシングギア、10a……本体、 10b……ピース、11……欠歯部、 Dg……被加工物の歯底相当径、T……砥粒、 W……被加工物。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】歯車形状の被加工物(W)と、歯数、ピッ
    チ、歯底直径等の諸元が同一若しくは近似し、歯先から
    歯元まで略全面に砥粒(T)が埋設されたドレッシング
    用工具において、一部に欠歯部(11)を形成し、当該欠
    歯部(11)の外周面が前記被加工物(W)の歯先面と当
    接するようにしたことを特徴するドレッシング用工具。
  2. 【請求項2】前記欠歯部(11)は、本体(10a)とは別
    ピース(10b)により構成し、該ピース(10b)の前記本
    体(10a)に対し着脱自在に取付けたことを特徴とする
    請求項第1項に記載のドレッシング用工具。
JP2215007A 1990-08-16 1990-08-16 ドレッシング用工具 Expired - Lifetime JP2558936B2 (ja)

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