JP2558110Y2 - スタッド溶接機におけるクランプ装置 - Google Patents

スタッド溶接機におけるクランプ装置

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JP2558110Y2
JP2558110Y2 JP1993018194U JP1819493U JP2558110Y2 JP 2558110 Y2 JP2558110 Y2 JP 2558110Y2 JP 1993018194 U JP1993018194 U JP 1993018194U JP 1819493 U JP1819493 U JP 1819493U JP 2558110 Y2 JP2558110 Y2 JP 2558110Y2
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博 立川
巌 清水
武志 畦田
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Nippon Steel Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、スタッド溶接機におい
て溶接相手に対して進退するベースにスタッド用鉄筋や
鋼棒(以下、単にスタッド鉄筋という)を固定保持する
クランプ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】特開平4−157070号公報に開示さ
れた従来のクランプ装置は、垂直板部と水平板部で断面
L字形に構成された固定ジョー体をベースに固着し、上
半部が固定ジョー体の垂直板部と対面する可動ジョー体
を、固定ジョー体の垂直板部と平行な水平枢軸によって
固定ジョー体の水平板部に枢着したものであり、クラン
プ装置に装填されたスタッド鉄筋は、可動ジョー体の下
端部を駆動手段で牽引回転させることによって、可動ジ
ョー体と固定ジョー体の間に挟み付けられる。
【0003】このようなクランプ装置では、スタッド鉄
筋の半径が本来の半径値より小さくなると、挟み付けら
れたスタッド鉄筋の中心は、固定ジョー体の水平板部と
垂直板部に接近することになり、反対にスタッド鉄筋の
半径が大きくなると、スタッド鉄筋の中心は固定ジョー
体の水平板部と垂直板部から離れて行くことになり、ス
タッド鉄筋の中心位置は半径の差分だけ変動する。
【0004】スタッド溶接機では、アークのシールド手
段と溶融金属の鋳型を兼ねてスタッド鉄筋の先端部にフ
ェルールという耐熱磁器製の鞘筒体を嵌めている。この
フェルールは、溶接機本体の前方に張り出したアーム先
端部のフェルールホルダに装填されるのであるが、この
フェルールホルダの中心位置は常に特定されており不動
である。
【0005】そのため、本来の半径値を有するスタッド
鉄筋については、固定ジョー体と可動ジョー体間に挟み
付けられた時のスタッド鉄筋の中心軸線がフェルールホ
ルダの中心軸線と合致するので、フェルールのフェルー
ルホルダへの装填とスタッド鉄筋のクランプ装置への装
填はいずれも支障なく行なえるが、本来の半径値を有し
ないスタッド鉄筋においては、挟み付けられた時のスタ
ッド鉄筋の中心軸線がフェルールホルダの中心軸線から
ずれるため、フェルールのフェルールホルダへの装填と
スタッド鉄筋のクランプ装置への装填が非常に困難であ
るか不可能となる。
【0006】このような場合には、スタッド鉄筋を適宜
曲げ調整して中心軸線の芯合わせを行なう必要がある
が、そのような調整作業はスタッド溶接の全体の作業能
率を低下させ、作業員の労力負担を増大させることにな
る。他方、一台のスタッド溶接機を何種類かのスタッド
鉄筋に兼用する代わりに、半径の異なるスタッド鉄筋毎
に専用に溶接機を用意することもできるが、これは設備
投資をいたずらに増大させることになる。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】したがって本考案の目
的は、一部の部品を組み替えるだけで、一台のスタッド
溶接機を半径の異なる別のスタッド鉄筋にも芯ずれの懸
念なく使用することができるクランプ装置を提供するこ
とである。
【0008】
【課題を解決するための手段】以下、添付図面中の参照
符号を用いて説明すると、本考案のクランプ装置は、垂
直板部1aと水平板部1bとで断面L字形に構成され、
水平板部1bの垂直透孔2から垂直板部1aまでの距離
において相異なり、かつ、水平板部1bの板厚において
相異なる複数個の固定ジョー体1を備え、スタッド鉄筋
11の半径に対応して選択された1個の固定ジョー体1
を、水平板部1bの垂直透孔2からベース3の螺子孔4
にねじ込まれるボルト5によってベース3に固着する。
【0009】固定ジョー体1の垂直板部1aと平行な水
平枢軸6によって操作レバー7をベース3のサポート部
8に枢着し、固定ジョー体1の垂直板部1aに対面する
可動ジョー体9を操作レバー7の先端部に固着し、操作
レバー7を駆動手段10で回転させて可動ジョー体9を
固定ジョー体1に対して進退させる。
【0010】
【作用】横打ちスタッド溶接機に使用したとき、スタッ
ド鉄筋11の先端部に嵌められたフェルール15は、フ
ェルールホルダ16に上方開口部から嵌め込まれ、適当
な押え手段によってフェルール15が溶接相手の鋼板1
7に突き当てられる。スタッド鉄筋11は、開き位置に
ある可動ジョー体9と固定ジョー体1の間に嵌め入れら
れる。
【0011】この後、駆動手段10によって水平枢軸6
を中心に操作レバー7を閉じ方向に回転させると、スタ
ッド鉄筋11は可動ジョー体9と固定ジョー体1の垂直
板部1aおよび水平板部1bの三者間に挟み付けられ
る。この挟み付け状態では、スタッド鉄筋11の中心軸
線とフェルールホルダ16の中心軸線は点Oにおいて合
致している。このスタッド鉄筋11の半径はr1 であ
り、垂直透孔2から垂直板部1aまでの距離がd1 で水
平板部1bの板厚がt1 の固定ジョー体1が使用されて
いる。
【0012】半径r2 がαだけ短いスタッド鉄筋11
(r2 =r1 −α)を装填するときには、垂直透孔2か
ら垂直板部1aまでの距離がd2 (d2 =d1 −α)で
水平板部1bの板厚がt2 (t2 =t1 +α)の固定ジ
ョー体1が選択される。可動ジョー体9としては、半径
1 のスタッド鉄筋に用いたのと同じものが使用され
る。この小径のスタッド鉄筋11の挟み付け時における
操作レバー7の回転角度は、前よりも大きくなり、スタ
ッド鉄筋11は可動ジョー体9と固定ジョー体1の垂直
板部1aおよび水平板部1bの三者間に挟み付けられ
る。この挟み付け状態では、スタッド鉄筋11の中心軸
線とフェルールホルダ16の中心軸線は点Oにおいて合
致している。
【0013】公知方法にしたがってスタッド溶接が終了
した段階で、駆動手段10が逆作動され、操作レバー7
は開き位置に復帰するか、操作レバー7は回転自由な状
態に設定される。そのため、クランプ装置とスタッド鉄
筋11の結合が解除される。
【0014】
【考案の効果】以上のように本考案のクランプ装置は、
水平板部1bの垂直透孔2から垂直板部1aまでの距離
において相異なり、水平板部1bの板厚において相異な
る複数個の断面L字形固定ジョー体1を備えており、ス
タッド鉄筋11の半径に対応して選択された1個の固定
ジョー体1を垂直透孔2から螺子孔4にねじ込まれるボ
ルト5でベース3に固着し、垂直板部1aと平行な水平
枢軸6によって操作レバー7をベース3のサポート部8
に枢着し、垂直板部1aに対面する可動ジョー体9を操
作レバー7の先端部に固着したものであり、操作レバー
7を駆動手段10で回転させることによって、半径が異
なる複数種類のスタッド鉄筋11をフェルールホルダ1
6との芯ずれを起こすことなく的確に装填できる。
【0015】このように一部の部品を組み替えるだけ
で、一台のスタッド溶接機を半径の異なる別種のスタッ
ド鉄筋に使用できるため、設備投資を軽減することがで
きる。また、スタッド鉄筋の曲げ調整の作業が付加され
ないため、作業員の労力負担も軽減される。
【0016】
【実施例】図示の実施例では、溶接機本体18のエンコ
ーダ付きサーボモータ19の出力軸20に螺子棒21が
カプラ22によって連結され、螺子棒21に螺合された
ナット体23は、クランプ装置のベース3に固着されて
いる。フェルールホルダ16のアーム24は長手方向が
クランプ装置の中心軸線と平行となるように溶接機本体
18の前側面に突設され、アーム24の先端部には、溶
接機本体18を溶接相手の鋼板17に固定する磁石ユニ
ット25が装備されている。クランプ装置のベース3
は、サーボモータ19の作動によってレール26に沿っ
て進退する。
【0017】本実施例では、駆動手段10は電磁ソレノ
イドによって構成され、プランジャー27の先端部が操
作レバー7の基端部を押すことによって、操作レバー7
を水平枢軸6を中心に回転させ、可動ジョー体9を閉じ
位置に移動させる。可動ジョー体9と操作レバー7の開
き位置への復帰は、これらの合成重心を水平枢軸6より
も外側、即ち固定ジョー体1よりも離れた側に設定する
ことによって、偏位荷重を復帰回転の付勢力に利用する
方式のほか、図示したように引張スプリング28による
強制的な回転復帰方式なども採用することができる。
【0018】別の実施例としては、図4に示したように
垂直板部9aと水平板部9bとで断面倒立L字形に構成
され、水平板部9bの垂直透孔12から垂直板部9aま
での距離において相異なる複数個の可動ジョー体9を、
スタッド鉄筋11の半径に対応して選択し、その可動ジ
ョー体9を水平板部9bの垂直透孔12から操作レバー
7の螺子孔13にねじ込まれるボルト14によって操作
レバー7に固着することもできる。
【0019】半径r2 がαだけ短いスタッド鉄筋11
(r2 =r1 −α)を装填する時には、垂直透孔12か
ら垂直板部9aまでの距離がd4 (d4 =d3 +α)の
可動ジョー体9が使用される。固定ジョー体1として
は、垂直透孔2から垂直板部1aまでの距離がd2 (d
2 =d1 −α)で水平板部1bの板厚がt2 (t2 =t
1+α)のものが選択される。
【0020】このように選択したときには、操作レバー
7の回転角度は増減しない。スタッド鉄筋11は可動ジ
ョー体9と固定ジョー体1の垂直板部1aおよび水平板
部1bの三者間に挟み付けられ、スタッド鉄筋11の中
心軸線とフェルールホルダ16の中心軸線は点Oにおい
て合致している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るクランプ装置のスタッ
ド鉄筋挟み付け時の縦断面図である。
【図2】該クランプ装置を組み込んだスタッド溶接機の
概略的な右側面図である。
【図3】固定ジョー体を取り替えて小径のスタッド鉄筋
を挟み付けた時の該クランプ装置の縦断面図である。
【図4】固定ジョー体と可動ジョー体を取り替えて小径
のスタッド鉄筋を挟み付けた時の該クランプ装置の縦断
面図である。
【符号の説明】
1 固定ジョー体 1a 固定ジョー体の垂直板部 1b 固定ジョー体の水平板部 2 水平板部の垂直透孔 3 クランプ装置のベース 4 ベースの螺子孔 5 ボルト 6 水平枢軸 7 操作レバー 8 ベースのサポート部 9 可動ジョー体 9a 可動ジョー体の垂直板部 9b 可動ジョー体の水平板部 10 操作レバーの駆動手段 11 スタッド鉄筋 12 水平板部の垂直透孔 13 操作レバーの螺子孔 14 ボルト 15 フェルール 16 フェルールホルダ 17 鋼板 18 溶接機本体 19 エンコーダ付きサーボモータ 20 電動機の出力軸 21 駆動用螺子棒 22 カプラ 23 ナット体 24 アーム 25 磁石ユニット 26 レール 27 プランジャー 28 復帰付勢用スプリング

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 垂直板部1aと水平板部1bとで断面L
    字形に構成され、水平板部1bの垂直透孔2から垂直板
    部1aまでの距離において相異なり、かつ、水平板部1
    bの板厚において相異なる複数個の固定ジョー体1を備
    え、スタッド鉄筋11の半径に対応して選択された1個
    の固定ジョー体1を、水平板部1bの垂直透孔2からベ
    ース3の螺子孔4にねじ込まれるボルト5によってベー
    ス3に固着し、固定ジョー体1の垂直板部1aと平行な
    水平枢軸6によって操作レバー7をベース3のサポート
    部8に枢着し、固定ジョー体1の垂直板部1aに対面す
    る可動ジョー体9を操作レバー7の先端部に固着し、操
    作レバー7を駆動手段10で回転させて可動ジョー体9
    を固定ジョー体1に対して進退させる、スタッド溶接機
    におけるクランプ装置。
  2. 【請求項2】 垂直板部9aと水平板部9bとで断面倒
    立L字形に構成され、水平板部9bの垂直透孔12から
    垂直板部9aまでの距離において相異なる複数個の可動
    ジョー体9を備え、スタッド鉄筋11の半径に対応して
    選択された1個の可動ジョー体9を、水平板部9bの垂
    直透孔12から操作レバー7の螺子孔13にねじ込まれ
    るボルト14によって操作レバー7に固着する、請求項
    1に記載のクランプ装置。
JP1993018194U 1993-03-18 1993-03-18 スタッド溶接機におけるクランプ装置 Expired - Lifetime JP2558110Y2 (ja)

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JPH0670968U JPH0670968U (ja) 1994-10-04
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2657578B2 (ja) * 1990-10-18 1997-09-24 新日本製鐵株式会社 鉄筋のスタッド溶接ガン

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JPH0670968U (ja) 1994-10-04

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