JP2557519B2 - 全系回転形スクロール流体装置 - Google Patents

全系回転形スクロール流体装置

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JP2557519B2
JP2557519B2 JP1021695A JP2169589A JP2557519B2 JP 2557519 B2 JP2557519 B2 JP 2557519B2 JP 1021695 A JP1021695 A JP 1021695A JP 2169589 A JP2169589 A JP 2169589A JP 2557519 B2 JP2557519 B2 JP 2557519B2
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    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01CROTARY-PISTON OR OSCILLATING-PISTON MACHINES OR ENGINES
    • F01C17/00Arrangements for drive of co-operating members, e.g. for rotary piston and casing
    • F01C17/06Arrangements for drive of co-operating members, e.g. for rotary piston and casing using cranks, universal joints or similar elements
    • F01C17/063Arrangements for drive of co-operating members, e.g. for rotary piston and casing using cranks, universal joints or similar elements with only rolling movement

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は例えばスクロールを使用した全系回転形真空
ポンプ等に好適な構造を有する全系回転形スクロール流
体装置に関するものである。
〔従来の技術〕
第8図及び第9図は例えば実開昭58−186190号公報等
に開示された従来の揺動形スクロール流体装置における
継手部の構成を示す断面図である。第8図において、10
1は偏心回転軸102に軸受103を介して揺動自在に取付け
られた揺動スクロールで、その台板部101a下面側に渦巻
状の歯101bを有している。104は固定スクロールで、そ
の台板部104a上面側に歯101bと噛合う渦巻状の歯104bを
有し、それらの噛合いによって中央部に形成される室に
連通する排気口104cを有している。105は揺動スクロー
ル101及び固定スクロール104を覆うように設けられたケ
ーシングで、側部に吸気口105aが設けられ、上部内面に
溝105bが設けられている。106は揺動スクロール101の台
板部101aの上面側に摺動自在に組込まれ且つ溝105bに入
れられたボール、107はボール106の保持器である。
第9図は第8図のボール106の代りに平行ピン108を用
いた装置の部分断面図である。
第10図は揺動スクロール101の揺動運動に伴うボール1
06(又は平行ピン108)と溝105bの関係位置を0°,45
°,90°,270°について示した原理説明図である。第10
図において、Hは揺動スクロール101と固定スクロール1
04の中心のずれで偏心量、Rは各スクロール101,104の
中心からボール106(又は平行ピン108)又は溝105bの中
心迄の半径、D及びdは溝105bとボール106(又は平行
ピン108)が揺動運動に伴う接触位置の軌跡におけるそ
れぞれの中心を通る直径、0y,0kは各スクロール101,10
4の中心、太矢印は回転方向を示す。
次に動作について説明する。揺動スクロール101に固
定スクロール104を正面同士向い合わせて互いに面対称
な歯101b,104bの位置を180°ずらし、且つ互いの歯101
b,104bが接触する迄中心をずらして噛み合わせることに
よって密閉空間を作り、偏心回転軸102の偏心回転運動
により揺動スクロール101を旋回半径Hとして自転する
ことなく旋回運動させる。これにより、前記密閉空間が
次第に中央部に移動しつつその容積を減少し、歯部最外
端が開いた時に吸気口105aを通して取込んだ気体を圧縮
し、排気口104cから排気する。このように揺動スクロー
ル101を自転させることなく旋回運動のみをさせること
により圧縮作用を得ることができる。この自転のみを阻
止するのがボール106(又は平行ピン108)と円形の溝10
5bであり、揺動スクロール101を公転させるとボール106
(又は平行ピン108)が固定された溝105bに噛合ってい
るためその溝105bをガイドにして揺動スクロール101は
その位置を変えていくが、第10図でも明確なように平行
移動するだけで全く自転しない。なお、ボール106(又
は平行ピン108)は揺動スクロール101の中心0yから半径
Rの円上に等ピッチに3箇以上配置され、同様に溝105b
もそれと対応する位置に固定スクロール104の中心0k
ら半径Rの円上に等ピッチに3箇以上配置され、D=d
+2Hの関係が成立する。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来のスクロール流体装置は以上のように構成されて
いるので、一対のスクロールが両方共回転する全系回転
形スクロール流体機械には適用できず、別の機構を考え
なければならない等の課題があった。
本発明は上記のような課題を解決するためになされた
もので、構造が簡単且つ小形軽量で精度が良くしかも長
寿命で安価で且つ一対のスクロール間の摺動部の潤滑を
容易に行うことのできる全系回転形スクロール流体装置
を得ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
第1の発明の全系回転形スクロール流体装置は、回転
軸が鉛直方向である一対のスクロールを同一回転、同一
位相で回転させる継手部の回転伝達用にボールを使用し
た縦形の全系回転形スクロール流体装置において、従動
スクロールの下部に取り付けられた第1台板部と駆動ス
クロールの第2台板部に結合された継手における前記第
1台板部の下方に位置する部分との互いに対向する面側
に互いに対をなす傾斜した転動面を有する同一形状のボ
ール受け台が3組以上装着されており、上記ボール受け
台の間にボールが組入れられるとともに、前記一対のス
クロール、前記第1および第2台板部、前記継手、前記
ボール受け台、および前記ボールを収納するケーシング
が設けられており、当該ケーシングには少なくとも前記
第1台板部よりも上方に流体吸入口が設けられており、
前記ケーシング内に潤滑油を供給する給油手段が備わっ
ている事を特徴とする。
第2の発明の全系回転形スクロール流体装置は、回転
軸が鉛直方向である一対のスクロールを同一回転、同一
位相で回転させる継手部の回転伝達用に平行ピンを使用
した縦形の全系回転形スクロール流体装置において、従
動スクロールの下部に取り付けられた第1台板部と駆動
スクロールの第2台板部に結合された継手における前記
第1台板部の下方に位置する部分との互いに対向する面
側に互いに対をなす平行ピンが3組以上固着されてお
り、上記平行ピンの対が内接するようにリングが遊合さ
れるとともに、前記一対のスクロール、前記第1および
第2台板部、前記継手、前記平行ピン、および前記リン
グを収納するケーシングが設けられており、当該ケーシ
ングには少なくとも前記第1台板部よりも上方に流体吸
入口が設けられており、前記ケーシング内に潤滑油を供
給する給油手段が備わっている事を特徴とする。
〔作用〕 本発明における全系回転形スクロール流体装置は、駆
動スクロールの回転をボール,ボール受け台及び継手に
よって駆動スクロールと同一回転で同一位相で従動スク
ロールに伝えることにより、スクロール内部で圧縮作用
ができるようにし、しかも底部に貯えられた油によりボ
ール等の摺動部の潤滑ができる。しかも、ケーシング内
の潤滑油は、その量が増えると一対のスクロールによっ
て吸入されることにより、潤滑油のレベルはボール等を
浸潤するに十分なスクロールの下端に相当する一定レベ
ルに常に維持される。
本発明における他の発明の全系回転形スクロール流体
装置は、駆動スクロールの回転を継手、リング及び平行
ピンによって駆動スクロールと同一回転数で、しかも同
一位相で従動スクロールに伝えることにより、スクロー
ル内部で圧縮作用ができ、しかも底部に貯えられた油に
より平行ピン等の摺動部の潤滑ができる。しかも、ケー
シング内の潤滑油は、その量が増えると一対のスクロー
ルによって吸入されることにより、潤滑油のレベルは平
行ピン等を浸潤するに十分なスクロールの下端に相当す
る一定レベルに常に維持される。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図について説明する。第1図
〜第3図は本発明の一実施例を示す断面図で、図中、1
は駆動用のモータ、2はモータ1の回転軸1aにつなぐ継
手、3は駆動スクロール22の回転軸13に取付けられたポ
ンプ部の冷却用のファン兼カップリング、4は軸受、5
は真空容器(図示せず)等に接続される吸気口、6は吸
気口5に連通する吸気通路である。7はケーシングの上
部を構成する上部ケーシング、8はケーシングの下部を
構成する下部ケーシングであり、両ケーシング7,8によ
り吸気通路6及び油タンク9を構成する。10,11は上部
及び下部ケーシング7,8間に設けられ、吸気通路6や油
タンク9の周囲を囲うように設けられたOリングであ
る。12は下部ケーシング8の上部中央の孔内に嵌着され
た軸受で、上部ケーシング7の上部中央の孔内に嵌着さ
れた軸受4とでモータ1の回転軸1aに結合された回転軸
13を垂直に軸支している。14,15は下部ケーシング8と
回転軸13間に軸受12を挟むように設けられ、油タンク9
からの油漏れを防止するための一対のオイルシール、16
は油タンク9内に収納された油である。17は下部ケーシ
ング8の下端部にOリング18を介して接続され、その下
端部を塞ぐように設けられた下部カバーで、中央部に垂
直な凹部17aを有している。19,20は凹部17aの内面の上
・下部に嵌着された軸受で、従動用回転軸21を垂直に軸
支している。22はその台板部22aが駆動用の回転軸13の
下端部に取付けられた駆動スクロール、23はその台板部
23aが従動用回転軸21の上端部に取付けられた従動スク
ロールで、駆動スクロール22と組合わされて圧縮室を形
成している。24は駆動スクロール22の台板部22a下面側
に取付けられた継手で、第2図及び第2図のA−B線に
沿った断面を示す第3図に示すように、この継手24の下
部で内側に屈曲された部分の内面及び従動スクロール23
の台板部23a下面即ちそれら両者が対向する面に互いに
対をなす傾斜した転動面25aを有するボール受け部25と
その転動面25aを仕切るようにボール受け部25内に設け
られた円板状のスラスト受け部26とから構成される同一
形状のボール受け台27を3組等ピッチに装着している。
これら各対のボール受け台27間にボール28が一個ずつ組
入れられている。上記両スクロール22,23、継手24等は
下部ケーシング8と下部カバー17とで構成され、吸気通
路6に連通するスクロール収納室29内に収納されてい
る。また、両スクロール22,23により中央部に形成され
た室に連通する排気通路30は排気弁(図示せず)を介し
て回転軸13内を通って油タンク9内の上部に開口してい
る。31は油タンク9内の排気を機外に導き出すための排
気口である。なお、両スクロール22,23の構成は周知な
のでその詳細な説明を省略する。
第4図は継手部の回転に伴うボール28やボール受け部
25等の動きを回転角度が0°,45°,90°,270°について
表した原理説明図で、第1図及び第2図と同じ部分には
同一符号を付し、また、図中の記号で、H1は両スクロー
ル22,23の回転中心のずれで偏心量、R1は両スクロール2
2,23の各回転中心からボール受け部25の中心迄の距離、
d1及びD1は回転に伴うボール28及びボール受け部25の接
触面の軌跡におけるそれぞれの中心を通る直径、0j1
駆動スクロール22の回転中心、0k1は従動スクロール23
の回転中心、太矢印は回転方向を示す。また、D1,d1
H1間にはD1=d1+H1の関係が成立する。
次に第1図〜第4図を参照して動作について説明す
る。吸気口5を真空容器(図示せず)に接続し、モータ
1を回転させて運転すると、モータ1の回転動力により
ファン兼カップリング3と回転軸13が回転駆動される。
回転軸13の回転動力は駆動スクロール22に伝達されて、
これを回転運動させる。駆動スクロール22の回転運動は
継手24から継手24や従動スクロール23に嵌合されたボー
ル受け部25を有するボール受け台27とボール28を介して
従動スクロール23に伝達される。これにより、従動スク
ロール23は従動用回転軸21を回転中心として駆動スクロ
ール22と同一回転数且つ同一位相で回転運動する。これ
らの駆動及び従動スクロール22,23のポンプ作用により
吸気口5より吸気通路6を通過して取込まれた上記真空
容器内の気体は、両スクロール22,23により形成された
密閉空間を回転と共に中心部に向って次第に容積を減少
させられて圧縮され、スクロール室内に排気弁(図示せ
ず)を介して連通した排気通路30を通って、排気口31よ
り装置外へ排出される。
一方、油タンク9内の油16は、油自動供給装置(図示
せず)により両スクロール22,23から成るスクロール内
部へ供給される。この油はスクロール内部へ吸込まれた
気体が狭隙からリークしないようにリーク防止の役割を
果たし、その気体と共に排気通路30から排出されて油タ
ンク9内に戻される。しかし、一部の油は両スクロール
22,23外へ排出されてスクロール収納室29内の予め注油
された油と一緒になる。このスクロール収納室29内の油
は内部の継手摺動部や軸受19,20の潤滑を行う。スクロ
ール収納室29内の油はその量が増えると両スクロール2
2,23から成るスクロール内に吸込まれるために継手24が
若干漬かる程度で常に一定量に保たれる。第4図でも明
らかなように、両スクロール22,23の回転角は同一で、
又、ボール受け部25の中心線を結んだラインはY軸(両
スクロール22,23の回転中心0y1,0j1同士を結んだライ
ン)と平行になる。しかも、ボール28はボール受け部25
の転動面25a同士で常に挟まれた形で転動する。見掛け
上、従動スクロール23の回転を止めて見ると前述した揺
動スクロールと全く同じ動きをすることが理解される。
第5図及び第6図は本発明の他の一実施例を示し、第
5図は継手摺動部の詳細を示す部分断面図、第6図は第
5図のE−F線に沿った断面部分図である。第1図及び
第2図に示した第1実施例と異なる点は、従動スクロー
ル23の台板部23aと継手24との対向面間の摺動部のみが
異なり、他は同じ構成なので同符号を付し、その説明を
省略する。継手24の下部で内側に屈曲された部分の内面
とこの内面に対向する従動スクロール23の台板部23aの
面即ち従動スクロール23の台板部23aと継手24下部との
対向面には平行ピン41が互いに平行になるようにそれぞ
れ垂直に固着されている。42はリングで、上記一対の平
行ピン41をリング42の中心線を中心として対称的に内接
して遊合している。上記一対の平行ピン41とリング42と
の組が3組等ピッチに設けられている。
第7図は継手部の回転に伴う平行ピン41やリング42等
の動きを回転角度が0°,45°,90°,270°について表し
た原理説明図で、第5図と同じ部分には同符号を付し、
また、図中の記号で、H2は両スクロール22,23の回転中
心のずれで偏心量、R2は両スクロール22,23の各回転中
心から平行ピン41の中心迄の距離、d2は平行ピン41の直
径、D2はリング42の内径、0j2は駆動スクロール22の回
転中心、0k2は従動スクロール23の回転中心、太矢印は
回転方向、平行ピン41の内で斜線を施こした平行ピンは
駆動側である。また、D2,d2,H2間にはD2=d2+H2の関
係が成立する。
一対のスクロール22,23により形成された密閉空間を
回転と共に中心部に向って次第に容積を減少させ圧縮作
用をなさせるためには、全系回転形スクロール流体装置
においては一対のスクロール22,23を同一回転数で且つ
同一位相で回転させれば良いということは周知の事実で
ある。駆動スクロール22から従動スクロール23にこのよ
うな回転を伝達するのが継手24と、継手24及び従動スク
ロール23に固着された平行ピン41とリング42である。第
7図からも明らかなように平行ピン41は駆動及び従動ス
クロール22,23の各々の回転中心0j2,0k2からR2の距離
の円上に等ピッチに対応した3箇所に対にして配置され
ている。また、D2=d2+H2の関係が成立するために駆動
スクロール22を回転させると、それにつれて従動スクロ
ール23も回転するが、常に両スクロール22,23の回転角
は同一で、また、各組の平行ピン41の中心及びリング42
の中心を結んだラインはY軸(両スクロール22,23の回
転中心0j2,0k2を結んだライン)と平行になる。勿論、
本実施例の場合にもスクロール収納室29の底部に貯えら
れた油により平行ピン41やリング42の摺動部の潤滑を行
う。その他の動作は第1実施例と同じなのでその説明を
省略する。
〔発明の効果〕
以上のように、本発明によれば駆動スクロールの台板
部に結合された継手におけるその下部と従動スクロール
の台板部との対向面側に、互いに対をなす傾斜した転動
面を有する同一形状のボール受け台を3組以上装着さ
せ、ボール受け台間にボールを組入れるか、または、対
をなす平行ピンを3組以上固着させ、平行ピンの対が内
接するようにリングを遊合させるように構成したので、
構造が簡単で且つ径方向の寸法を小さく押えることがで
き全体として小形軽量で安価にできる効果がある。
また、単純な形状のボール又は平行ピンとリングを使
用したので加工が容易で、更に熱処理も簡単にできるの
で摺動部の摩耗に対する寿命が長くなる効果がある。し
かも、ケーシング内の潤滑油は、その量が増えると一対
のスクロールによって吸入されることにより、潤滑油の
レベルはボールあるいは平行ピン等を浸潤するに十分な
スクロールの下端に相当する一定レベルに常に維持され
る。
さらに、継手摺動部を下部に配置したのでスクロール
収納室底部に溜まった油で潤滑でき、摺動部の摩耗に対
する寿命が長くなる効果がある。
さらに、また、摺動部にボールを使用する場合、機械
精度を要するボール受け台の転動面の寸法を市販の銅球
を使ってチェックできるようにしたので品質が安定化す
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る装置全体の部分断面
図、第2図は第1図における継手摺動部分の部分断面
図、第3図は第2図のA−B線に沿った断面部分図、第
4図は本発明の一実施例の原理説明図、第5図は本発明
の他の発明の一実施例における継手摺動部分の部分断面
図、第6図は第5図のE−F線に沿った断面部分図、第
7図は本発明の他の発明の一実施例の原理説明図、第8
図は従来のスクロール流体装置の継手部の構成を示す断
面図、第9図は他の従来の装置の摺動部の断面部分図、
第10図は従来のスクロール流体装置の原理説明図であ
る。 図中、1…モータ、1a…回転軸、4,12,19,20…軸受、5
…吸気口、6…吸気通路、7…上部ケーシング、8…下
部ケーシング、9…油タンク、13…回転軸、16…油、17
…下部カバー、17a…凹部、21…従動用回転軸、22…駆
動スクロール、22a…台板部、23…従動スクロール、23a
…台板部、24…継手、25…ボール受け部、25a…転動
面、26…スラスト受け部、27…ボール受け台、28…ボー
ル、29…スクロール収納室、30…排気通路、31…排気
口、41…平行ピン、42…リング。 なお、図中同一符号は同一、又は相当部分を示す。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転軸が鉛直方向である一対のスクロール
    を同一回転、同一位相で回転させる継手部の回転伝達用
    にボールを使用した縦形の全系回転形スクロール流体装
    置において、従動スクロールの下部に取り付けられた第
    1台板部と駆動スクロールの第2台板部に結合された継
    手における前記第1台板部の下方に位置する部分との互
    いに対向する面側に互いに対をなす傾斜した転動面を有
    する同一形状のボール受け台が3組以上装着されてお
    り、上記ボール受け台の間にボールが組入れられるとと
    もに、前記一対のスクロール、前記第1および第2台板
    部、前記継手、前記ボール受け台、および前記ボールを
    収納するケーシングが設けられており、当該ケーシング
    には少なくとも前記第1台板部よりも上方に流体吸入口
    が設けられており、前記ケーシング内に潤滑油を供給す
    る給油手段が備わっている事を特徴とする全系回転形ス
    クロール流体装置。
  2. 【請求項2】回転軸が鉛直方向である一対のスクロール
    を同一回転、同一位相で回転させる継手部の回転伝達用
    に平行ピンを使用した縦形の全系回転形スクロール流体
    装置において、従動スクロールの下部に取り付けられた
    第1台板部と駆動スクロールの第2台板部に結合された
    継手における前記第1台板部の下方に位置する部分との
    互いに対向する面側に互いに対をなす平行ピンが3組以
    上固着されており、上記平行ピンの対が内接するように
    リングが遊合されるとともに、前記一対のスクロール、
    前記第1および第2台板部、前記継手、前記平行ピン、
    および前記リングを収納するケーシングが設けられてお
    り、当該ケーシングには少なくとも前記第1台板部より
    も上方に流体吸入口が設けられており、前記ケーシング
    内に潤滑油を供給する給油手段が備わっている事を特徴
    とする全系回転形スクロール流体装置。
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