JP2557371Y2 - 薬剤等の蒸散装置 - Google Patents

薬剤等の蒸散装置

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JP2557371Y2
JP2557371Y2 JP7517692U JP7517692U JP2557371Y2 JP 2557371 Y2 JP2557371 Y2 JP 2557371Y2 JP 7517692 U JP7517692 U JP 7517692U JP 7517692 U JP7517692 U JP 7517692U JP 2557371 Y2 JP2557371 Y2 JP 2557371Y2
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久之 永井
洋次郎 佐藤
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株式会社八光電機製作所
株式会社アルマ
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、害虫を駆除する装置の
技術分野に属し、蒸発あるいは昇華によってガスを発生
する薬剤を使用し、害虫駆除並びに芳香、消臭等を効率
的に行うための薬剤等の蒸散装置の改良に関する
【0002】
【従来技術】害虫駆除用の薬剤等の蒸散装置として、加
熱により蒸発あるいは昇華によりガスを発生する薬剤を
使用し、熱源と送風機とを組み合わせて望所の蒸発温度
と吹き出し風量を得ようとするものがある。この装置は
本体側面の空気取り入れ口より空気を取り入れ、熱源に
より薬剤の蒸発あるいは昇華に必要な温度に空気を暖
め、熱源上部の薬剤にこの空気が当たり、薬剤が蒸発あ
るいは昇華し、本体上部蓋体の送風機によって吹き出し
孔より蒸発ガスが装置の垂直上方向外部に吹き出す構造
である。熱源には電気ヒーターが使用されて、加熱空気
の温度、加熱時間および送風時間は各々適切に制御され
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来の技術では、発生
したガスは装置本体から垂直上方向に吹き出されて天井
へかなりの量が滞留して時間が経過するとともにその天
井及びその室内の上部から徐々に対流の下降によって室
内全部へ充満してくる。かかる対流によってガスが室内
に充満するには時間がかかり、更にそのガスが充満する
間に床面にいる害虫は逃げてしまうおそれがあり、また
熱源として電気シーズヒーターを使用した場合には空気
への伝熱面積が比較的少ないためこれも薬剤の蒸発や昇
華に時間がかる要因となっている、さらには蒸発や昇華
を早めるためにはヒーターの出力を大きくしなければな
らないので本装置全体の消費電力の増大に繋がる、等の
問題点がある。本考案は上記問題点を解決し、効率的な
薬剤等の蒸散装置を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は上記目的を達成
するための手段として、ヒンジ部を介して開閉する蓋体
と箱型体とから構成する薬剤の蒸散装置において、蓋体
に水平方向に対して45度傾けて吹き出し孔を2ケ所設
けて、その蓋体の頂点を相対角度が90度になるように
折り曲げて吹き出し孔を2ケ所対称に設けて、各吹き出
し孔にはそれぞれ送風機が設置されて前記90度折り曲
げ角度によって斜め上45度の二方向へ送風しているこ
とを手段として、さらにまた、熱源としてフインヒータ
ーのフインの形状を上部に向けて放熱面積を大にしたも
のを使用し空気への熱交換をよくしていることを手段と
して上記問題点を解決した。
【0005】
【作用】吸気孔7より吸気された空気がフインヒーター
8の上方向へ放熱面積量を大きくしたフインにより急速
に熱せられ、上昇し、薬品棚4上の薬剤を加熱し蒸発又
は昇華させる。蒸発あるいは昇華し発生したガスは蓋体
1の2ケ所の送風機3により2ケ所の吹き出し孔2より
各々45度の角度で吹き出され、急速に室内隅々に隈無
く散布され、充満される。害虫駆除に使用した場合は1
匹たりとも逃がすことなく殺すことができる。
【0006】
【実施例】本考案の一実施例について図面により説明す
る。図1は本考案による装置の側面断面図であり、図2
は同平面図である。ヒンジ部を介して開閉する蓋体1、
箱型本体6とで装置全体を構成し、箱型本体6には、薬
品槽5、薬品棚4、薬品槽5の下部にフインヒーター8
及び吸気孔7が設けてある。フインヒーター8のフイン
は上方向に放熱面積量を大きく伸長した形状の構造を有
して、空気の熱交換の効率を上げている。
【0007】蓋体1には水平方向に対して45度傾けて
吹き出し孔2を2ケ所設けてあって、その蓋が相対角度
を90度になるように折り曲げて対称に設けてあって、
吹き出し孔2の内部に各々送風機3が逆V字状2方向へ
送風可能に設けてある。直接垂直上方向へ送風して室内
の空気対流を単一的にするよりも前記90度折り曲げた
蓋で各々45度斜め上向けの二方向への送風の方が、室
内の空気の対流を複数でかつ対流サイクルを小さくして
対流時間を短縮可能にしている。上方向へ放熱面積量を
大きく伸長した形状のフインを有したフインヒーター8
によって加熱される空気の温度は、サーモスタットによ
り適切な温度に調節され、薬剤の蒸発、昇華時間はフイ
ンヒーター2の通電時間としてタイマーにて適切な値に
設定される様にしてある(制御装置は図示せず)。送風
機3は、フインヒーター8の通電中、したがって薬剤の
蒸発、昇華中は常に作動して、発生したガスを室内隅々
に隈無く拡散させる。フインヒーター8の通電停止後も
送風機3は設定時間作動し、該ガスの充満、さらに装置
本体の冷却の役割を果たす。
【0008】
【考案の効果】以上のような構成、作用により前記二方
向に送風する送風機で室内の空気の対流のサイクル時間
を短縮した前記ガスの充満速度を早めて、さらに装置全
体の消費電力を増大させずに薬剤等を急速に室内に蒸
散、充満させることができ、害虫駆除並びに芳香、消臭
等が効果的に実施可能である。従来技術によるものと本
考案の実施例の害虫駆除における比較例を以下に示す。 100平方メートル(約30坪)の部屋で主にゴキブリ駆除に使用の場合、 ガス室化までの時間 駆除完了までの時間 備考 従来技術によるもの 2時間 4時間 本考案実施例 1時間 2時間 小さなものまで 死んでいる 以上の例により本考案の効果は明白である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の側面断面図である。
【図2】本考案の一実施例の平面図である。
【図3】従来技術の側面断面図である。
【図4】従来技術の平面図である。
【符合の説明】
1 蓋体 2 吹き出し孔 3 送風機 4 薬品棚 5 薬品槽 6 本体 7 吸気孔 8 フインヒーター 9 蓋体 10 吹き出し孔 11 送風機 12 薬品棚 13 薬品槽 14 本体 15 吸気孔 16 ヒーター

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱源を付設した本体内部に薬剤等を載置
    し、熱源により加熱され発生した蒸発ガスを、本体上部
    蓋体に付設した送風機と吹き出し孔より散布する薬剤等
    の蒸散装置において、 薬剤吹き出し孔はヒンジ部を介して箱型本体から開閉す
    る蓋体に構成され、該蓋体は水平方向に対して45度傾
    けて吹き出し孔を二ケ所設けてその相対角度が90度に
    なるよう該蓋の頂点を折り曲げて対象に吹き出し孔を設
    けて、前記吹き出し孔にはそれぞれ送風機を設置して、
    それらを構成したことを特徴とした薬剤等の蒸散装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の熱源において、電気発熱体の
    表面に設けた螺旋状のフイン、板状のフイン、羽根状の
    フイン等の放熱部分は該発熱体の下部よりも薬品槽に向
    けて上部が大きく放熱面積を有していることを特徴とし
    た薬剤等の蒸散装置。
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