JP2557088Y2 - 線量計のラベル剥離装置 - Google Patents

線量計のラベル剥離装置

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JP2557088Y2
JP2557088Y2 JP762793U JP762793U JP2557088Y2 JP 2557088 Y2 JP2557088 Y2 JP 2557088Y2 JP 762793 U JP762793 U JP 762793U JP 762793 U JP762793 U JP 762793U JP 2557088 Y2 JP2557088 Y2 JP 2557088Y2
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JP
Japan
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label
adhesive tape
capsule
dosimeter
attached
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JP762793U
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JPH0665888U (ja
Inventor
元志 佐藤
俊久 松田
Original Assignee
東芝硝子株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は線量計カプセルに貼られ
た識別ラベルを簡単且つ容易に剥がし得る線量計のラベ
ル剥離装置に関する。
【0002】
【従来の技術】蛍光ガラス線量計等による被曝管理シス
テムにおいては、線量計カプセルに着用者名、着用期
間、その他必要事項を記入した識別ラベルを貼付けて被
曝線量を管理している。従って、線量計カプセルに貼付
けられた識別ラベルは着用者名、着用期間が変わると、
新しい識別ラベルに貼替える必要がある。
【0003】従来、かかる線量計カプセルに貼付けられ
た識別ラベルを剥がすには、手作業によって行ってい
た。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、多数の線量計
カプセルから識別ラベルを手作業で剥がすことは多くの
手間と時間がかかり、またピンセット等を使用する場合
にはカプセルを傷付けてしまうことがある。
【0005】一方、線量計カプセルに傷が付くと、カプ
セルとカードの識別番号により組合せを管理するための
バーコードを貼付けるとバーコード面に凹凸ができ、ド
ーズメータ登録の初期値の読取りの際、バーコードが読
取り不能あるいは読み違う可能性がある。また、正常に
登録が行われたとしても、ホルダに収納したり、取出し
たりたりする際、上記同様のバーコードエラーが発生す
る可能性がある。
【0006】本考案は上記の事情を考慮してなされたも
ので、線量計カプセルに貼付けられた識別ラベルをカプ
セルに傷を付けることなく、簡単且つ容易に剥離するこ
とができる蛍光ガラス線量計のラベル剥離装置を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は上記の目的を達
成するため、駆動源により初期位置からラベル剥がし位
置を通過させてラベル剥し完了位置まで直線移動する移
動体と、この移動体に支持され識別ラベルが貼付けられ
た複数個の線量計カプセルを収納するカプセル収納テー
ブルと、前記ラベル剥し位置に前記カプセルに貼付けら
れたラベルを剥がすための粘着テープを供給する粘着テ
ープ供給部と、前記ラベル剥し位置に設けられ粘着テー
プを前記カプセルのラベルに押圧して該粘着テープを貼
付かせる押圧手段と、この押圧手段により貼付いた粘着
テープに鋭角方向に向きを変えた張力を与えながら粘着
テープを巻取るテープ巻取部とを備えたものである。
【0008】
【作用】このような構成の線量計のラベル剥離装置にあ
っては、初期位置に複数個の線量計カプセルをカプセル
収納テーブルに識別ラベルを上面にして収納した状態で
駆動源により移動体及びこの移動体に支持されたカプセ
ル収納テーブルを移動すると、カプセル収納テーブルが
ラベル剥し位置に達した時点で、粘着テープ供給部より
供給される粘着テープが押圧手段によりカプセルの識別
ラベルに押圧されて貼付けられた後、テープ巻取部によ
り粘着テープに鋭角方向に向きを変えた張力を与えなが
ら該粘着テープを巻取ることにより、識別ラベルを粘着
テープにより剥すことができる。
【0009】
【実施例】以下本考案の一実施例を図面を参照して説明
する。
【0010】図1及び図2は本考案による蛍光ガラス線
量計のラベル剥離装置の構成例を示す正面図及び側面図
である。図1及び図2において、1は筐体で、この筐体
1内には主モータ2が設置され、この主モータ2の回転
軸3にスプロケット4が取付けられている。また、この
主モータ2の上部には筐体1の長手方向前後に適宜離間
させ、且つ筐体1の左右側板1a,1bの同一高さ位置
に支持させて支持軸5,6が設けられている。これら支
持軸5,6にはスプロケット7,8がそれぞれ取付けら
れ、これらスプロケット7,8と前記主モータ2側のス
プロケット4との間をチェーン30により連結されてい
る。
【0011】また、スプロケット7,8間のチェーン3
0の上部に筐体1の長手方向前後に渡して一対のガイド
シャフト9,10が適宜離間させて配設され、これら両
ガイドシャフト9,10間に跨がってスライドテーブル
11が移動可能に設けられている。このスライドテーブ
ル11の下面には連結板12が取付けられ、その端部は
チェーン30に連結されている。従って、チェーン30
が移動するとスライドテーブル11はガイドシャフト
9,10にガイドされながら長手方向前後に移動するこ
とになる。
【0012】さらに、ガイドテーブル11の下面部にリ
ニアドモータ13が取付けられている。このリニアドモ
ータ13は回転駆動によりスライドテーブル11を貫通
して上下方向に移動するラック14を有し、このラック
14の上端には10個のカプセル15が収納可能なマガ
ジン16を搬送するマガジンテーブル17が取付けられ
ている。
【0013】一方、筐体1の上方部には粘着テープ18
が巻付けられたリールの支持軸19及びこの粘着テープ
18を巻取るリールの巻取軸20が前後方向に並設さ
れ、これらは筐体1の両側板1a,1bの上部にそれぞ
れ取付けられた支持板21,22の一方、本例では支持
板22にそれぞれ片持ち支持されている。また、巻取軸
20にはスプロケット23が取付けられている。この場
合、粘着テープ18が巻付けられたリール及び粘着テー
プ18を巻取るリールは、マガジンテーブル17のセン
ターの真上に位置させて設けられている。
【0014】また、マガジンテーブル17の移動経路に
面する該テーブルのセンター上に粘着テープ18をカプ
セル15に貼付けられたラベル面に押圧するワーク押え
ローラ24、ラベル剥離用のナイフプレート25が支持
板21,22にそれぞれ支持されている。
【0015】さらに、ワーク押えローラ24と粘着テー
プ18を巻取るリールとの間にアイドラ26及び中間軸
27が支持板21,22にそれぞれ支持されている。中
間軸27には一方向の回転だけを伝えるローラクラッチ
28とスプロケット29がそれぞれ取付けられ、この中
間軸27のスプロケット29と巻取軸20に取付けられ
たスプロケット23との間がチェーン31により連結さ
れると共に、スプロケット29と筐体内部の支持軸5に
取付けられたスプロケット7との間がチェーン32によ
り連結される。
【0016】次に上記のように構成された蛍光ガラス線
量計のラベル剥離装置の作用について述べる。
【0017】まず、蛍光ガラス素子を収納する10個の
カプセル15をマガジン16に挿入し、さらにこのマガ
ジン16をマガジンテーブル17にセットする。この場
合、カプセル15をマガジン16に収納するに際して
は、カプセル15に貼られた識別ラベルが上面に向けて
挿入される。
【0018】このような状態で主モータ2を駆動し、図
示反時計方向に回転させると、この回転はチェーン30
を介してスプロケット7,8に伝達され、またスプロケ
ット7の回転はチェーン32を介してスプロケット29
に、さらにこのスプロケット29の回転はチェーン31
を介してスプロケット23にそれぞれ伝達されて巻取軸
20が反時計方向に回転する。この巻取軸20が回転す
ると支持軸19に取付けられたリールの粘着テープ18
がワーク押えローラ24、ナイフプレート25及びアイ
ドラ26を通って巻取軸20に取付けられたリールに巻
取られて行く。一方、これと同時に主モータ2の回転に
よりスプロケット3,7,8間に連結されたチェーン3
0の移動により、このチェーン30に連結板12を介し
て連結されたスライドテーブル11がガイドシャフト
9,10に支持されながら図示位置から左方の移動す
る。このスライドテーブル11の移動により、これと一
体的に支持されたマガジンテーブル17がラベル剥し位
置に達すると、マガジン16に収納されたカプセル15
に貼付けられたラベルに粘着テープ18がワーク押えロ
ーラ24により押圧されて貼付けられる。この状態でカ
プセル15がナイフプレート25の位置まで進むと、粘
着テープ18に鋭角方向に向きを変えた張力が与えられ
てアイドラ26側へ移動して行く。このとき、粘着テー
プ18はナイフプレート25による分離作用と相俟って
カプセル15に貼付けられた識別ラベルを剥しながら移
動する。
【0019】かくしてマガジンテーブル17の移動によ
り、マガジン16に収納された全てのカプセル15の識
別ラベルが剥がされ、図示2点鎖線の位置に達すると、
例えば図示しないリミットスイッチの動作により主モー
タ2が停止すると共に、スライドテーブル11に取付け
られたリニアドモータ13が駆動される。このリニアド
モータ13が駆動されると、マガジンテーブル17がラ
ック14に支持されながら下降し、所定の位置まで移動
すると、図示しないリミットスイッチの動作によりリニ
アドモータ13が停止すると共に、主モータ2を反転駆
動する。これによりスライドテーブル11は前述とは逆
に初期位置まで戻って行く。
【0020】この場合、主モータ2の反転動作による回
転は、スプロケット7よりチェーン32を介してスプロ
ケット29に伝達されるが、中間軸27に取付けられた
ローラクラッチ28により巻取軸23に取付けられたス
プロケット23に伝達されることはなく、巻取軸23は
停止している。
【0021】このように本実施例では、マガジン16に
識別ラベルが貼付けられた複数個のカプセル14を収納
するマガジンテーブル17をスライドテーブル11に支
持させ、このスライドテーブル11に主モータ2の回転
をスプロケット4,7,8間を連結するチェーン30を
介して伝達することにより、マガジン16を初期位置か
らラベル剥し位置まで移動させ、また支持軸19に取付
けられたリールに巻付けられた粘着テープ18をラベル
剥し位置に設けられたワーク押えローラ24により各カ
プセルに貼付けられている識別ラベルに貼付けると共
に、ナイフプレート25によるラベル分離作用と相俟っ
てカプセル15から識別ラベルを剥しながら巻取軸20
に巻取るようにしたものである。
【0022】従って、作業者はマガジンテーブル17に
セットされたマガジン16に複数個のカプセル15を識
別ラベルを上面に向けて収納してスイッチ操作をするだ
けで、自動的に粘着テープ18により識別ラベルが剥が
されるので、識別ラベルの剥離作業が簡単且つ容易であ
り、しかも一回の剥離動作で複数個のカプセルの識別ラ
ベルを剥がすことができるので、作業効率を大幅に向上
させることができる。
【0023】また、識別ラベルを剥離するに際しては、
ナイフプレート25による分離作用と粘着テープ18に
よる粘着力によりカプセル15から識別ラベルを剥すよ
うにしているので、カプセル15に傷を付けることがな
い。これによりドーズメータ登録に備えてカプセル15
にバーコードを貼付けるような場合にはバーコド面に凹
凸ができたり、ホルダに出入れする際に凸部によりバー
コード面が擦れて汚れたりすることがなくなるので、被
曝線量管理の信頼性が向上し、読取りデータの混乱等も
生じることがない。
【0024】なお、本考案は上記し、且つ図面に示す実
施例にのみ限定されるものではなく、その要旨を変更し
ない範囲内で種々変形して実施できることは勿論であ
る。
【0025】
【考案の効果】以上述べたように本考案によれば、線量
計カプセルに貼付けられた識別ラベルをカプセルに傷を
付けることなく、簡単且つ容易に剥離することができる
線量計のラベル剥離装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による線量計のラベル剥離装置の一実施
例を示す正面図。
【図2】同実施例の側面図。
【符号の説明】
1……筐体、2……主モータ、3……回転軸、4,7,
8,23,29……スプロケット、5,6……支持軸、
9,10……ガイドシャフト、11……スライドテーブ
ル、12……連結板、13……リニアドモータ、14…
…ラック、15……カプセル、16……マガジン、17
……マガジンテーブル、18……粘着テープ、19……
支持軸、20……巻取軸、21,22……支持板、24
……ワーク押えローラ、25……ナイフプレート、26
……アイドラ、27……中間軸、28……ローラクラッ
チ、30,31,32……チェーン。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動源により初期位置からラベル剥がし
    位置を通過させてラベル剥し完了位置まで直線移動する
    移動体と、この移動体に支持され識別ラベルが貼付けら
    れた複数個の線量計カプセルを収納するカプセル収納テ
    ーブルと、前記ラベル剥し位置に前記カプセルに貼付け
    られたラベルを剥がすための粘着テープを供給する粘着
    テープ供給部と、前記ラベル剥し位置に設けられ粘着テ
    ープを前記カプセルのラベルに押圧して該粘着テープを
    貼付かせる押圧手段と、この押圧手段により貼付いた粘
    着テープに鋭角方向に向きを変えた張力を与えながら、
    該粘着テープを巻取るテープ巻取部とを備えたことを特
    徴とする線量計のラベル剥離装置。
JP762793U 1993-02-26 1993-02-26 線量計のラベル剥離装置 Expired - Lifetime JP2557088Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0665888U JPH0665888U (ja) 1994-09-16
JP2557088Y2 true JP2557088Y2 (ja) 1997-12-08

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