JP2556736B2 - 樹脂製ボデー設定車のバックウインド開口部におけるシール構造 - Google Patents

樹脂製ボデー設定車のバックウインド開口部におけるシール構造

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JP2556736B2 JP63257844A JP25784488A JP2556736B2 JP 2556736 B2 JP2556736 B2 JP 2556736B2 JP 63257844 A JP63257844 A JP 63257844A JP 25784488 A JP25784488 A JP 25784488A JP 2556736 B2 JP2556736 B2 JP 2556736B2
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
  • Seal Device For Vehicle (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本願発明は、樹脂製ボデー設定車のバックウインド開
口部におけるシール構造に関する。
【従来の技術】
オフロード走行用の自動車のなかには、運転室後方の
荷台を樹脂製ボデーで覆って上記荷台を乗員室として利
用できるように構成されたものがある。 通常、上記樹脂製ボデーは、その成形条件から、それ
ぞれ別個に形成されたルーフパネルと両サイドパネルと
を互いに連結して構成されており、その後部には、後方
視界を確保するためのバックウイドガラスを装着したバ
ックドアが設けられている。 たとえば、第3図に示すような樹脂製ボデー1を装着
した自動車の場合、その後部にバックウインドガラス2
を装着したバックドア3が、横開き式に設けられてお
り、バックドア3を開けることによって荷台4の後部お
よび樹脂製ボデー1の後部をオープン状態にして、荷物
の積み降ろしや乗員の車室内への出入りを行いうるよう
に構成されている。 上記樹脂製ボデー1の場合、その後部に、ルーフパネ
ル5およびこの両側縁部に連結された両サイドパネル6,
6の後縁部に囲まれて形成されるバックウインド開口部
7が設けられており、上記バックウインド開口部7は荷
台4の横開き式バックドア3に装着されたバックウイン
ドガラス2がはまり込むことによって閉じられるように
なっている。 上記のようにバックウインドガラス2をオープン可能
に設けた場合、上記バックウインド開口部7の周縁に、
雨水等の浸入を防止するためのシール構造を構成する必
要がある。このバックウインド開口部7に設けられる従
来の一般的なシール構造を以下に説明する。 第4図は第3図におけるIII-III線拡大断面に相当す
る図、第5図は第3図におけるII-II線拡大断面に相当
する図である。図に示すように、ルーフパネル5および
両サイドパネル6,6の後縁におけるバックウインド開口
部7の縁部より奥方において、上記バックウインドガラ
ス2の形状に対応して、車体後面視において上記バック
ウインド開口部7の内側にさらに延出するシール部材取
付けフランジ8a,8bが、上記ルーフパネル5および両サ
イドパネル6,6の内面に一体延出形成されている。上記
ルーフパネル5側のシール部材取付けフランジ8aと両サ
イドパネル側のシール部材取付けフランジ8b,8bは、図
示はしないが、それらの接合端部においてネジ止め等に
よって連結固定され、バックウインド開口部7に対応し
て連続したシール部材取付けフランジ8が形成されてい
る。 上記シール部材取付けフランジ8には、その全長にわ
たって、第4図および第5図に示すようなシール部材9
が設けられる。上記シール部材9は、内側に複数のフラ
ンジ保持リップ10が形成され、シール部材取付けフラン
ジ8の内周縁に嵌着される断面略コ字状をした取付け基
部11と、この取付け基部11の後方側壁15aから延出形成
された台座部12に一体形成され、バックウインドガラス
2の内面に弾性的に当接する中空筒状のシール部13とを
備えており、バックドア3の閉時に、上記シール部13が
バックウインドガラス2の内面に当接してバックウイン
ド開口部7がシールされる。 通常、取付け基部11および台座部12は比較的硬質のゴ
ム素材によって形成されており、その内部には金属の断
面コ字状補強部材19がインサートされている。一方、シ
ール部13はシール性能を向上させるために、スポンジ状
あるいは軟質のゴム素材で形成されている。
【発明が解決しようとする課題】
ところで、第3図において、上記バックウインド開口
部7の上方左右両隅部においては、上記シール部材取付
けフランジ8は、車体上方ルーフ部分から車体両サイド
部分へバックウインドガラス2の形状に対応したなめら
かな曲線を描いて略直角方向に折れ曲がり形成されてい
る。 上記シール部材取付けフランジ8には、その全長にわ
たって、上述した同一断面形状を有する長尺のシール部
材9が嵌着されるのであるが、上記シール部材取付けフ
ランジ8の上記上方左右両隅部の上記折れ曲がり部分に
おいて以下に説明する問題が生じる。 第6図は第3図におけるI−I線拡大断面に相当する
図である。図に示すように、上記シール部材9は、略コ
字状取付け基部11の底部14の内側を上記シール部材取付
けフランジ8の端縁に当接させられるとともに、上記底
部14から直角方向に平行に延びる両側壁15a,15bが、上
記シール部材取付けフランジ8の周縁の両側面を挟み込
むようにして嵌着されている。また、上記シール部材取
付けフランジ8の折れ曲がり部分においては、上記シー
ル部材9も上記折れ曲がり曲線に沿って折り曲げられつ
つ上記シール部材取付けフランジ8の周縁に嵌着されて
おり、そのため、上記シール部材9の断面略コ字状取付
け基部11の両側壁15a,15bにおいて、コ字状の底部14か
ら開口側端縁に行くに従い歪が増加するとともに、開口
側端縁に行くに従いシール部材9の長手方向、すなわち
上記曲がり曲線に沿って縮もうとする内部応力が増大す
る。一方、上記取付け基部11の後方の側壁15aには、先
端に中空筒状のシール部13を有する台座部12が一体形成
されており、これらシール部13および台座部12も上記両
側壁15a,15bと同様に曲がりが生じる平面内において外
方に行くに従い歪が増加して大きな内部応力が発生す
る。 ところが、上記シール部13および台座部12は断面コ字
状の取付け基部11の一方の側壁15aにのみ突出して設け
られているため、縮もうとする力が上記側壁15aの外方
へ、すなわち車体後方へ向かい、上記側壁15aが上記シ
ール部材取付けフランジ8の表面から離れる方向に縮み
変形して取付け基部11の側壁15a,15bが断面ハ字状に開
いた状態となり、第6図に示すように、上記後方の側壁
15aの内側のフランジ保持リップ10が上記シール部材取
付けフランジ8の表面から浮き上がって離れてしまうこ
とがある。そのため、上記シール部材9の取付け基部11
とシール部材取付けフランジ8の間のシール性能が低下
して、バックウインド開口部7から雨水等が樹脂製ボデ
ー1の内部に浸入してしまうという問題がある。 本願発明は、上述の事情のもとで考え出されたもので
あって、簡単な構成で上記の従来の問題を解決し、樹脂
製ボデー設定車におけるバックウインド開口部のシール
性能を向上させるように構成したシール構造を提供する
ことをその課題とする。
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するために、本願発明では、次の技
術的手段を講じている。 すなわち、本願発明では、ルーフパネルと、この両側
縁部に連結される両サイドパネルとを備え、ロールバー
後方の荷台を覆うように装着されるとともに、上記ルー
フパネルおよび上記両サイドパネルの後縁部に囲まれて
形成され、かつ荷台のバックドアに装着されたバックウ
インドガラスがはまり込んで閉じられるバックウインド
開口部の奥方において、上記バックドアの閉時に上記バ
ックウインドガラスの内面に当接して上記バックウイン
ド開口部をシールするためのシール部材を装着するシー
ル部材取付けフランジが、ルーフパネルおよび両サイド
パネルの内面から上記バックウインドガラスの形状に対
応して一体形成された樹脂製ボデー設定車において、上
記シール部材取付けフランジの周縁に嵌着される断面略
コ字状取付け基部と、この取付け基部の後方側壁から延
出された台座部に一体形成され、バックウインドガラス
の内面に弾性的に当接する中空筒状のシール部と、上記
取付け基部の後方側壁の開口側端縁から所定長さおよび
所定の傾斜をもって屈曲可能に延出形成され、上記シー
ル部材取付けフランジの後面に弾性的に当接するシール
リップとを備えたシール部材を設けたことを特徴とす
る。
【発明の作用および効果】
バックウインド開口部に設けられるシール構造は、バ
ックウインドガラスと樹脂製ボデーとの間にシール部材
が介装され、上記シール部材のシール部とバックウイン
ドガラスとの間にシール構造が形成されるとともに、上
記シール部材の取付け基部とボデーに形成されるシール
部材取付けフランジとの間でもシール構造が形成されな
ければならない。 本願発明は、上記シール部材の取付け基部に新たにシ
ールリップを形成し、バックウインド開口部の上部左右
両隅部の上記シール部材取付けフランジが折れ曲がり形
成されている部位においても、上記シール部材と上記シ
ール部材取付けフランジとの間のシール性能を向上させ
るものである。 上記シールリップは、シール部材取付けフランジに嵌
着されていない状態において、断面略コ字状取付け基部
のシール部を有する台座が延出形成された側の後方側壁
の開口側端縁に、上記側壁を延長する方向から上記シー
ル部材取付けフランジが位置する方向に内向きに所定角
度傾斜しかつ所定長さで延出形成されている。そして、
上記シール部材取付けフランジに嵌着された状態におい
て、上記シールリップは、上記シール部材の取付け基部
が嵌着されるフランジ開口の内縁部分より外側のフラン
ジ後方表面に弾性的に当接するように形成されている。 上記シール部材を、バックウインド開口部の上方左右
隅部のシール部材取付けフランジが所定の曲率で折れ曲
がり形成された部分に嵌着すると、断面略コ字状取付け
基部の開口側端縁に行くほど側壁の歪が大きくなり、従
来と同様に上記後方側壁の開口側端縁が上記シール部材
取付けフランジの表面から浮き上がろうとして車体後方
に変位する。一方、上記後方の開口側端縁に新たに延出
形成されたシールリップは、上記シールリップの形成さ
れる側壁と同様に先端に行くほど歪が増大し内部応力も
増大するが、上記側壁を延長する方向から上記シール部
材取付けフランジが位置する方向に内向きに所定角度傾
斜しかつ所定長さで延出形成されているために、上記側
壁のシール部が形成された車体後方と反対側に、すなわ
ちシール部材取付けフランジの表面に向かって変位す
る。 言いかえると、シール部材が大きく屈曲されるほどシ
ール部材の取付け基部の側壁はシール部材取付けフラン
ジの表面から浮き上がろうとしてシール性能が低下する
が、逆に、上記側壁の端縁に延出形成されたシールリッ
プは上記シール部材取付けフランジの表面に向かって屈
曲し、シールリップ先端部とフランジ表面との弾性当接
力が大きくなってシール性能が向上することとなる。 上述のように、上記シール部材を設けることにより、
屈曲部のシール性能を向上させることはもちろん、上記
シールリップは、シール部材取付けフランジの直線部分
においてもシール部材取付けフランジの表面に弾性的に
当接していることから、シール部分全体のシール性能を
格段に向上させることができる。 上記シールリップの傾斜角度および延出長さは、シー
ル部材の嵌着される部分の折れ曲がりの程度に応じて、
シールリップの先端がシール部材取付けフランジの表面
にシール効果をもって弾性的に当接しうるように設定さ
れる。また、上記シールリップは屈曲可能に形成するこ
とが必要であり、シールリップの基端部に屈曲を生じ易
くするための切欠部を設けたり、あるいは比較的軟質の
ゴムあるいはスポンジ状ゴム素材によって形成すること
によって、シール性能をより向上させることができる。 また、上記シールリップは、シール部材の成形工程に
おいて同時に形成することができるため、なんら特別の
工程を要することなく上記シール部材を形成することが
できる。 本願発明によって、簡単な構成で上記の従来の問題を
解決し、バックウインド開口部における、とくに開口部
上部左右隅部の折れ曲がり部位におけるシール性能を向
上させた、シール構造を構成することができる。
【実施例の説明】
以下、本願発明の実施例を第1図ないし第3図に基づ
いて具体的に説明する。 本願発明は、樹脂製ボデー設定車のバックウインド開
口部のシール構造に関し、特に、上記開口部が曲線で構
成される場合のシール性能を向上させるものである。本
実施例においては、本願発明の要部を除いて、第3図な
いし第6図に示した従来例とほぼ同様の構成をとってい
るので、ここでの詳細な説明は省略する。なお、従来例
と同様の部材には、同一の符号を付してある。 第1図は、第3図の樹脂製ボデー設定車に本願発明を
適用したバックウインド開口部のシール構造を構成した
場合のI−I線に沿う拡大断面図であり、また、第2図
は、II-II線に沿う拡大断面図である。 第1図ないし第3図に示すように、ルーフパネル5と
両サイドパネル6,6の後縁部によって囲まれて形成され
たバックウインド開口部7の奥方において、バックウイ
ンドガラス2の形状に対応して、車体後面視においてさ
らに上記バックウインド開口部7の内側に延びるシール
部材取付けフランジ8が、上記ルーフパネル5および両
サイドパネル6,6の内面に一体延出形成されている。上
記ルーフパネル5のシール部材取付けフランジ8aと両サ
イドパネル6,6のシール部材取付けフランジ8b,8bは、図
示はしないが、その接合端部においてネジ止め等によっ
て連結固定され、バックウインド開口部7に対応して連
続したシール部材取付けフランジ8が形成されている。 さて、本実施例においては、上記シール部材取付けフ
ランジ8の全長にわたって、第1図および第2図に示す
ような断面形状を有するシール部材16が装着される。上
記シール部材16は、断面略コ字状取付け基部11の底部14
の内側が上記シール部材取付けフランジ8の内周端縁に
当接させられるとともに、上記底部14から直角方向に互
いに平行に延びる両側壁15a,15bが、上記シール部材取
付けフランジ8の周縁を挟み込むようにして嵌着されて
いる。また、上記シール部材取付けフランジ8の折れ曲
がり部分においては、従来例と同様の理由によって、第
1図に示すように、上記後方の側壁15aが上記シール部
材取付けフランジ8の表面から離れる方向に縮み変形し
て取付け基部11の側壁15a,15bがハ字状に開き、図に示
すように、上記側壁15aの内側のフランジ保持リップ10
が上記シール部材取付けフランジ8の表面から浮き上が
って離れてしまうことがある。そのため、従来のシール
構造においては、上記シール部材16の取付け基部11とシ
ール部材取付けフランジ8との間のシール性能が低下し
て、バックウインド開口部7から雨水等が樹脂ボデー1
の内部に浸入してしまうという問題があった。 本実施例においては、シール部13を有する台座12が延
出形成された側の後方側壁15aの開口側端縁に新たにシ
ールリップ17を形成することによって、バックウインド
開口部7の上部左右両隅部の上記シール部材取付けフラ
ンジ8が折れ曲がり形成されている部位においても、上
記シール部材取付けフランジ8とシール部材の取付け基
部11との間のシールを都合よく行いシール性能を向上さ
せるものである。 上記シールリップ17は、シール部材取付けフランジ8
に嵌着されていない状態において、第2図の想像線で示
すように、シール部13を有する台座12が延出形成された
側の後方側壁15aの開口側端縁に、上記側壁15aを延長す
る方向に対して上記シール部材取付けフランジ8が位置
する方向に内向きに所定角度傾斜しかつ所定長さで延出
形成されている。上記シールリップ17の傾斜角度および
延出長さは、上記シール部材取付けフランジ8に嵌着さ
れた状態において、第2図の実線で示すように、上記取
付け基部11が嵌着される部分の外側のフランジ表面に所
定圧力で弾性的に当接してシール性能を発揮することが
できるように設定されている。 上記シール部材16を、バックウインド開口部7の上方
左右隅部のシール部材取付けフランジ8が所定の曲率で
折れ曲がり形成された部分に嵌着すると、シール部材16
の略コ字状取付け基部11の開口側端縁に行くほど側壁15
a,15bの歪が大きくなり、従来例と同様に上記後方側壁1
5aの開口側壁縁が上記シール部材取付けフランジ8の表
面から浮き上がろうとして車体後方に変位する。 上記開口側端縁からさらに延出形成されたシールリッ
プ17も、上記側壁15aと同様に先端に行くほど歪が増大
し内部応力も増大する。しかし、上記シールリップ17
は、上記側壁15aを延長する方向から上記シール部材取
付けフランジ8が位置する方向に所定角度傾斜し、かつ
所定長さで延出形成されているために、上記側壁15aの
シール部13が形成された車体後方と反対側に向かってシ
ールリップ17自体が屈曲するように変形する。 すなわち、取付け基部11の側壁15aは、屈曲の度合が
大きいほどシール部材取付けフランジ8の表面から浮き
上がろうとしてシール性能が低下するが、逆に、上記側
壁15aの端縁に延出形成されたシールリップ17は、上記
シール部材取付けフランジ8の表面に向かって屈曲ささ
れ、シールリップ17の先端部がより強くフランジ表面に
当接してシール性能が向上することとなる。 上記シールリップ17は屈曲可能に形成する必要があ
り、第1図に示すように、シールリップの基端部に屈曲
を生じ易くするための切欠部18を設けたり、あるいは、
軟質のゴムあるいはスポンジ状ゴム素材のような比較的
軟質の素材で形成するのが望ましく、たとえば、上記取
付け基部11がソリッド状のEPDM素材で形成される場合、
シールリップ17はゴム状あるいはスボンジ状のEPDM素材
で形成することが望ましい。 上述のように、上記シールリップ17を有する上記シー
ル部材16を設けることにより、バックウインド開口部7
の曲線部分においてシール性能を向上させることはもち
ろん、上記シールリップ17は、第2図に示すように、シ
ール部材取付けフランジ8が直線形状であってもシール
部材取付けフランジ8の表面に弾性的に当接しているこ
とから、シール部分全体のシール性能を格段に向上させ
ることができる。 また、上記シールリップ17は、シール部材16を連続押
し出し成形する成形工程において同時に形成することが
可能であり、なんら特別の加工工程を要することなく上
記シール部材16を形成することができる。本願発明によ
って、簡単な構成で上記の従来の問題を解決し、バック
ウインド開口部における、とくに開口部上部左右隅部の
折れ曲がり部位におけるシール性能を向上させた、シー
ル構造を構成することができる。 本願発明の範囲は上述の実施例に限定されることはな
い。上記シールリップ17の傾斜角度および延出長さは、
シール性能を発揮させるために、シール部材が嵌着され
るフランジの曲率に応じて変更することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本願発明の実施例を示す図であ
り、第1図は第3図のI−I線に沿う拡大断面図、第2
図は第3図のII-II線に沿う拡大断面図、第3図は本願
発明を適用する樹脂製ボデー設定車の外観斜視図であ
る。また第4図ないし第6図は従来の例を示す図であ
り、第4図は第3図のIII-III線拡大断面に相当する
図、第5図は第3図のII-II線拡大断面に相当する図、
第6図は第3図のI−I線拡大断面に相当する図であ
る。 1……樹脂製ボデー、2……バックウインドガラス、3
……バックドア、4……荷台、5……ルーフパネル、6
……サイドパネル、7……バックウインド開口部、8…
…シール部材取付けフランジ、11……取付け基部、12…
…台座部、13……シール部、15……側壁、16……シール
部材、17……シールリップ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ルーフパネルと、この両側縁部に連結され
    る両サイドパネルとを備え、運転室後方の荷台を覆うよ
    うに装着されるとともに、上記ルーフパネルおよび上記
    両サイドパネルの後縁部に囲まれて形成され、かつ荷台
    のバックドアに装着されたバックウインドガラスがはま
    り込んで閉じられるバックウインド開口部の奥方におい
    て、上記バックドアの閉時に上記バックウインドガラス
    の内面に当接して上記バックウインド開口部をシールす
    るためのシール部材を装着するシール部材取付けフラン
    ジが、ルーフパネルおよび両サイドパネルの内面から上
    記バックウインドガラスの形状に対応して一体形成され
    た樹脂製ボデー設定車において、 上記シール部材取付けフランジの周縁に嵌着される断面
    略コ字状取付け基部と、この取付け基部の後方側壁から
    延出された台座部に一体形成され、バックウインドガラ
    スの内面に弾性的に当接する中空筒状のシール部と、上
    記取付け基部の後方側壁の開口側端縁から所定長さおよ
    び所定の傾斜をもって屈曲可能に延出形成され、上記シ
    ール部材取付けフランジの後面に弾性的に当接するシー
    ルリップとを備えたシール部材を設けたことを特徴とす
    る、樹脂製ボデー設定車のバックウインド開口部におけ
    るシール構造。
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