JP2556731B2 - 無停電電源装置の出力波形制御回路 - Google Patents
無停電電源装置の出力波形制御回路Info
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- JP2556731B2 JP2556731B2 JP63153094A JP15309488A JP2556731B2 JP 2556731 B2 JP2556731 B2 JP 2556731B2 JP 63153094 A JP63153094 A JP 63153094A JP 15309488 A JP15309488 A JP 15309488A JP 2556731 B2 JP2556731 B2 JP 2556731B2
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Description
【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は商用電源電力を整流して蓄電池を充電し、
その蓄電池の出力をDC−DCコンバータにより全波整流さ
れた正弦波状のPWMパルス列に変換し、そのPWMパルス列
をLCの低域通過フィルタを通じてインバータへ供給して
交流を入力がコンデンサ型の直流電源装置に出力に変換
する無停電電源装置における出力波形を制御する回路に
関する。
その蓄電池の出力をDC−DCコンバータにより全波整流さ
れた正弦波状のPWMパルス列に変換し、そのPWMパルス列
をLCの低域通過フィルタを通じてインバータへ供給して
交流を入力がコンデンサ型の直流電源装置に出力に変換
する無停電電源装置における出力波形を制御する回路に
関する。
「従来の技術」 無停電電源装置は第4図に示すように商用電源11の出
力が整流器12で整流されて蓄電池13に充電される。蓄電
池13の出力(例えば第7図A)はDC−DCコンバータ14に
より例えば第7図Bに示すようにパルス幅が正弦波状に
変化するPWMパルス列に変換され、その出力はインダク
タ15とコンデンサ16とよりなるLCの低域通過フィルタ17
を通じて、第7図Cに示すよう波形とされてインバータ
18へ供給され、インバータ18より第7図Dに示すように
両極性交流に交換されて交流出力が得られる。
力が整流器12で整流されて蓄電池13に充電される。蓄電
池13の出力(例えば第7図A)はDC−DCコンバータ14に
より例えば第7図Bに示すようにパルス幅が正弦波状に
変化するPWMパルス列に変換され、その出力はインダク
タ15とコンデンサ16とよりなるLCの低域通過フィルタ17
を通じて、第7図Cに示すよう波形とされてインバータ
18へ供給され、インバータ18より第7図Dに示すように
両極性交流に交換されて交流出力が得られる。
DC−DCコンバータ14よりの高周波スイッチングされた
波形がLCフィルタ17により第5図に示すように理想的な
正弦波の半波の波形になれば問題はないが、実際にはフ
ィルタ17のインダクタ15のインダクタンス値やコンデン
サ16の容量値により、電圧降下時においては第6図に示
すように正弦波出力の後半がもち上がる波形となる。こ
れは即ち電圧上昇時には、負荷への電力供給とコンデン
サの充電が行われ、電圧降下時には負荷の電力供給とコ
ンデンサの放電が為されることによる電圧降下時の電圧
上昇の現象である。そのため第4図に示すようにダミー
抵抗19をコンデンサ16と並列に接続し、電圧のもち上っ
た部分を損失させ、波形整形していた。
波形がLCフィルタ17により第5図に示すように理想的な
正弦波の半波の波形になれば問題はないが、実際にはフ
ィルタ17のインダクタ15のインダクタンス値やコンデン
サ16の容量値により、電圧降下時においては第6図に示
すように正弦波出力の後半がもち上がる波形となる。こ
れは即ち電圧上昇時には、負荷への電力供給とコンデン
サの充電が行われ、電圧降下時には負荷の電力供給とコ
ンデンサの放電が為されることによる電圧降下時の電圧
上昇の現象である。そのため第4図に示すようにダミー
抵抗19をコンデンサ16と並列に接続し、電圧のもち上っ
た部分を損失させ、波形整形していた。
「発明が解決しようとする課題」 DC−DCコンバータ14で高速にスイッチングした第7図
Bのような波形をLCフィルタ17で滑らかな波形にする場
合、立ち上りの部分を滑らかにしようとすると、コンデ
ンサ16の容量をある程度大きくする必要があり、コンデ
ンサ16の容量を大きくすると、立ち下りの部分でコンデ
ンサに蓄積された電圧効果により第6図に示すような波
形となる。そのためダミー抵抗19をコンデンサ16と並列
に接続して、第5図に示す波形に近い滑らかな波形にし
ている。しかしそのためにダミー抵抗19において電力損
失が常に生じ、効率が低下していた。
Bのような波形をLCフィルタ17で滑らかな波形にする場
合、立ち上りの部分を滑らかにしようとすると、コンデ
ンサ16の容量をある程度大きくする必要があり、コンデ
ンサ16の容量を大きくすると、立ち下りの部分でコンデ
ンサに蓄積された電圧効果により第6図に示すような波
形となる。そのためダミー抵抗19をコンデンサ16と並列
に接続して、第5図に示す波形に近い滑らかな波形にし
ている。しかしそのためにダミー抵抗19において電力損
失が常に生じ、効率が低下していた。
「課題を解決するための手段」 この発明によれば、ダミー抵抗と直列にスイッチング
素子が接続され、出力電圧のピーク値から零レベルまで
の第1信号が検出され、出力電流が流れていない時を示
す第2信号が検出され、これら第1信号及び第2信号の
論理積がAND回路でとられ、そのAND回路の出力でスイッ
チング素子がオンに制御される。
素子が接続され、出力電圧のピーク値から零レベルまで
の第1信号が検出され、出力電流が流れていない時を示
す第2信号が検出され、これら第1信号及び第2信号の
論理積がAND回路でとられ、そのAND回路の出力でスイッ
チング素子がオンに制御される。
「作 用」 この結果、出力電圧のピーク値から零レベルになるま
での区間のうち出力電流が流れていない期間のみスイッ
チング素子がオンとなり、この時だけダミー抵抗に電流
が流れ、出力電圧のもち上がりがなくなり、しかも常に
ダミー抵抗で電力損失が生じる場合と比較して電力損失
が減り効率が向上する。
での区間のうち出力電流が流れていない期間のみスイッ
チング素子がオンとなり、この時だけダミー抵抗に電流
が流れ、出力電圧のもち上がりがなくなり、しかも常に
ダミー抵抗で電力損失が生じる場合と比較して電力損失
が減り効率が向上する。
「実施例」 第1図はこの発明の実施例を示す。第1図において第
4図と対応する部分には同一符号を付けてある。この発
明においてはダミー抵抗19と直列にスイッチング素子と
してトランジスタ21が接続される。出力電圧のピークか
ら零レベルまでの第1信号が検出される。例えば第2図
に示すようにインバータ18内においては周波数2fの発振
器22からの出力23が分周器24で2分の1に分周され、そ
の分周出力25がインバータ本体26へ供給されるが、発振
器22の出力が反転回路27で極性反転され、第1信号28と
して検出される。
4図と対応する部分には同一符号を付けてある。この発
明においてはダミー抵抗19と直列にスイッチング素子と
してトランジスタ21が接続される。出力電圧のピークか
ら零レベルまでの第1信号が検出される。例えば第2図
に示すようにインバータ18内においては周波数2fの発振
器22からの出力23が分周器24で2分の1に分周され、そ
の分周出力25がインバータ本体26へ供給されるが、発振
器22の出力が反転回路27で極性反転され、第1信号28と
して検出される。
またスイッチング素子とコンデンサよりなる直流電源
装置への出力電流は第3図の33のような断続的な波形で
あるが、この出力電流が流れてない時を示す第2信号が
検出される。例えば第1図に示すように出力電流通路に
電流検出器31が接続され、その出力は絶対値回路32で全
波整流され、その出力33(第3図)がディジタル変換回
路34へ供給されて、第3図に示すように出力電流が流れ
てない時を示す第2信号35が検出される。
装置への出力電流は第3図の33のような断続的な波形で
あるが、この出力電流が流れてない時を示す第2信号が
検出される。例えば第1図に示すように出力電流通路に
電流検出器31が接続され、その出力は絶対値回路32で全
波整流され、その出力33(第3図)がディジタル変換回
路34へ供給されて、第3図に示すように出力電流が流れ
てない時を示す第2信号35が検出される。
第1信号28と第2信号35との論理積がAND回路36でと
られ、その出力37がトランジスタ21のゲートへ供給さ
れ、トランジスタ21がオンにされる。この結果出力電圧
のピークから零レベルまでの90゜の区間で出力電流が流
れていない区間のみトランジスタ21がオンになり、イン
バータ18の出力39は第3図に示すようになる。
られ、その出力37がトランジスタ21のゲートへ供給さ
れ、トランジスタ21がオンにされる。この結果出力電圧
のピークから零レベルまでの90゜の区間で出力電流が流
れていない区間のみトランジスタ21がオンになり、イン
バータ18の出力39は第3図に示すようになる。
「発明の効果」 従来においてはダミー抵抗19で常に電力損失が生じた
が、この発明によれば、LCフィルタ17の出力電圧波形の
コンデンサ16により電圧が持ち上げられる部分のみダミ
ー抵抗19が動作するのでダミー抵抗19での電力損失が従
来より少なくなり、ダミー抵抗19の小形化、出力電圧の
精度の向上につながり、また効率も高いものとなる。
が、この発明によれば、LCフィルタ17の出力電圧波形の
コンデンサ16により電圧が持ち上げられる部分のみダミ
ー抵抗19が動作するのでダミー抵抗19での電力損失が従
来より少なくなり、ダミー抵抗19の小形化、出力電圧の
精度の向上につながり、また効率も高いものとなる。
第1図はこの発明の実施例を示す接続図、第2図は第1
信号検出部の一例を示すブロック図、第3図はこの発明
の動作を示すタイムチャート、第4図は従来の回路を示
す図、第5図は理想的なLCフィルタ後の電圧波形を示す
図、第6図は無負荷時のLCフィルタ後の電圧波形を示す
図、第7図は本発明に関する無停電電源装置の各階梯に
おける波形を示す図である。
信号検出部の一例を示すブロック図、第3図はこの発明
の動作を示すタイムチャート、第4図は従来の回路を示
す図、第5図は理想的なLCフィルタ後の電圧波形を示す
図、第6図は無負荷時のLCフィルタ後の電圧波形を示す
図、第7図は本発明に関する無停電電源装置の各階梯に
おける波形を示す図である。
Claims (1)
- 【請求項1】商用電源電力を整流して蓄電池に充電し、
その蓄電池の出力をDC−DCコンバータにより全波整流さ
れた正弦波状のPWMパルス列に変換し、そのPWMパルス列
をLCの低域通過フィルタを通じてインバータへ供給して
交流出力に変換する無停電電源装置において、 上記LC低域通過フィルタのコンデンサと並列に接続され
たダミー抵抗と、 そのダミー抵抗と直列に接続されたスイッチング素子
と、 出力電圧のピーク値から零レベルまでの第1信号を検出
する回路と、 出力電流が流れていない時を示す第2信号を検出する回
路と、 上記第1信号及び上記第2信号の論理積をとって上記ス
イッチング素子をオンに制御するAND回路とを具備する
無停電電源装置の出力波形制御回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63153094A JP2556731B2 (ja) | 1988-06-20 | 1988-06-20 | 無停電電源装置の出力波形制御回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63153094A JP2556731B2 (ja) | 1988-06-20 | 1988-06-20 | 無停電電源装置の出力波形制御回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01321871A JPH01321871A (ja) | 1989-12-27 |
JP2556731B2 true JP2556731B2 (ja) | 1996-11-20 |
Family
ID=15554843
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63153094A Expired - Fee Related JP2556731B2 (ja) | 1988-06-20 | 1988-06-20 | 無停電電源装置の出力波形制御回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2556731B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5172009A (en) * | 1991-02-25 | 1992-12-15 | Regents Of The University Of Minnesota | Standby power supply with load-current harmonics neutralizer |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62107678A (ja) * | 1985-11-01 | 1987-05-19 | Nec Corp | 電源装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6281487U (ja) * | 1985-11-08 | 1987-05-25 |
-
1988
- 1988-06-20 JP JP63153094A patent/JP2556731B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62107678A (ja) * | 1985-11-01 | 1987-05-19 | Nec Corp | 電源装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01321871A (ja) | 1989-12-27 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |