JP2555774Y2 - 車両用室内灯 - Google Patents
車両用室内灯Info
- Publication number
- JP2555774Y2 JP2555774Y2 JP1992087084U JP8708492U JP2555774Y2 JP 2555774 Y2 JP2555774 Y2 JP 2555774Y2 JP 1992087084 U JP1992087084 U JP 1992087084U JP 8708492 U JP8708492 U JP 8708492U JP 2555774 Y2 JP2555774 Y2 JP 2555774Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lens
- bulb
- light
- cover
- opening
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Securing Globes, Refractors, Reflectors Or The Like (AREA)
- Arrangements Of Lighting Devices For Vehicle Interiors, Mounting And Supporting Thereof, Circuits Therefore (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば、夜間に車室内
の物品を探したり、地図を見たりするにバルブを点灯さ
せて車室内を照明する車両用室内灯、特に、車室内の比
較的広い範囲を照明するルームランプ機能と車室内の比
較的狭い範囲を集中的に照明するスポットランプ機能の
両方を具備した車両用室内灯に関するものである。
の物品を探したり、地図を見たりするにバルブを点灯さ
せて車室内を照明する車両用室内灯、特に、車室内の比
較的広い範囲を照明するルームランプ機能と車室内の比
較的狭い範囲を集中的に照明するスポットランプ機能の
両方を具備した車両用室内灯に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、図２に示すように、ハウジング１
の開口部１ａを、レンズ２と、レンズ２に隣接して凸レ
ンズ３を保持したカバー４とで覆うと共に、ハウジング
１の内面に反射板５を設けて灯室６ａ，６ｂを分割形成
した車両用室内灯７がある。
の開口部１ａを、レンズ２と、レンズ２に隣接して凸レ
ンズ３を保持したカバー４とで覆うと共に、ハウジング
１の内面に反射板５を設けて灯室６ａ，６ｂを分割形成
した車両用室内灯７がある。
【０００３】この車両用室内灯７は、車体のルーフパネ
ル８に固定され、図示しないスイッチの操作により灯室
６ａ，６ｂのそれぞれに設けられたバルブ９ａ，９ｂが
点灯・消灯して、レンズ２による比較的広い範囲の車室
内を照明するルームランプ機能と、凸レンズ３による車
室内の比較的狭い所定範囲を集中して照明するスポット
ランプ機能の両方を具備している。
ル８に固定され、図示しないスイッチの操作により灯室
６ａ，６ｂのそれぞれに設けられたバルブ９ａ，９ｂが
点灯・消灯して、レンズ２による比較的広い範囲の車室
内を照明するルームランプ機能と、凸レンズ３による車
室内の比較的狭い所定範囲を集中して照明するスポット
ランプ機能の両方を具備している。
【０００４】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記の如く
構成された車両用室内灯７にあっては、バルブ９ａがレ
ンズ２に覆われているため、バルブ９ａの点灯時にレン
ズ２を透してバルブ９ａが目えて非常に眩しいばかりで
なく、ルームランプ機能用のバルブ９ａと、スポットラ
ンプ機能用のバルブ９ｂとを別々に設けているため、耐
熱性に優れた材量を使用しなければならない高価なもの
となり、しかも、車両用室内灯７が大型化してしまった
り、ルームランプ機能用のレンズ２を小さくして照明範
囲を狭くする必要がある等の問題が生じていた。
構成された車両用室内灯７にあっては、バルブ９ａがレ
ンズ２に覆われているため、バルブ９ａの点灯時にレン
ズ２を透してバルブ９ａが目えて非常に眩しいばかりで
なく、ルームランプ機能用のバルブ９ａと、スポットラ
ンプ機能用のバルブ９ｂとを別々に設けているため、耐
熱性に優れた材量を使用しなければならない高価なもの
となり、しかも、車両用室内灯７が大型化してしまった
り、ルームランプ機能用のレンズ２を小さくして照明範
囲を狭くする必要がある等の問題が生じていた。
【０００５】本考案は上記事情に鑑みなされたものであ
って、照明光を略均一化し得て、ルームランプ用のレン
ズを透してバルブが目えてしまうことがなく、しかも、
安価且つコンパクトなものでありながら一つのバルブで
ルームランプ機能とスポットランプ機能とを具備するこ
とができる車両用室内灯を提供することを目的とするも
のである。
って、照明光を略均一化し得て、ルームランプ用のレン
ズを透してバルブが目えてしまうことがなく、しかも、
安価且つコンパクトなものでありながら一つのバルブで
ルームランプ機能とスポットランプ機能とを具備するこ
とができる車両用室内灯を提供することを目的とするも
のである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本考案は、その目的を達
成するため、開口部を有するハウジングと、車室内の比
較的広い範囲を照明するレンズと、車室内の比較的狭い
範囲を集中的に照明する第２のレンズを保持すると共に
前記レンズとで前記開口部を塞いで灯室を形成するカバ
ーと、該カバーと前記ハウジングとの間に位置した一つ
のバルブと、該バルブから出射された光束のうち前記レ
ンズに直接向う光束を遮断するように前記カバーに突出
形成された遮断壁と、前記第２のレンズに向うバルブ出
射光束を通過させる開口を形成したリフレクタとを備え
ていることを要旨とする。
成するため、開口部を有するハウジングと、車室内の比
較的広い範囲を照明するレンズと、車室内の比較的狭い
範囲を集中的に照明する第２のレンズを保持すると共に
前記レンズとで前記開口部を塞いで灯室を形成するカバ
ーと、該カバーと前記ハウジングとの間に位置した一つ
のバルブと、該バルブから出射された光束のうち前記レ
ンズに直接向う光束を遮断するように前記カバーに突出
形成された遮断壁と、前記第２のレンズに向うバルブ出
射光束を通過させる開口を形成したリフレクタとを備え
ていることを要旨とする。
【０００７】
【作用】このような構成においては、レンズとカバーと
でハウジングの開口部を塞いで灯室を形成すると共に、
カバーとハウジングとの間に位置して一つのバルブを設
け、バルブから出射された光束のうちレンズに直接向う
光束はカバーに突出形成された遮断壁により遮断され、
バルブからの出射光束の一部はリフレクタの開口を通過
してカバーに設けられた第２のレンズにより車室内の所
定範囲が集中的に照明され、リフレクタに反射された光
束、並びに遮断壁に遮断されない光束はハウジングに反
射された後、レンズにより車室内の比較的広い範囲が略
均一な明るさで照明される。
でハウジングの開口部を塞いで灯室を形成すると共に、
カバーとハウジングとの間に位置して一つのバルブを設
け、バルブから出射された光束のうちレンズに直接向う
光束はカバーに突出形成された遮断壁により遮断され、
バルブからの出射光束の一部はリフレクタの開口を通過
してカバーに設けられた第２のレンズにより車室内の所
定範囲が集中的に照明され、リフレクタに反射された光
束、並びに遮断壁に遮断されない光束はハウジングに反
射された後、レンズにより車室内の比較的広い範囲が略
均一な明るさで照明される。
【０００８】
【実施例】次に、本考案の車両用室内灯の実施例を図１
に基づいて説明する。
に基づいて説明する。
【０００９】図１において、１０は車体（ルーフパネ
ル）１１に装着された車両用室内灯である。この車両用
室内灯１０は、開口部１２を有するハウジング１３と、
開口部１２を塞いでバルブ１４を収納するための灯室１
５を形成するレンズ１６及びカバー１７とを備えてい
る。
ル）１１に装着された車両用室内灯である。この車両用
室内灯１０は、開口部１２を有するハウジング１３と、
開口部１２を塞いでバルブ１４を収納するための灯室１
５を形成するレンズ１６及びカバー１７とを備えてい
る。
【００１０】ハウジング１３は、例えば、光反射効率の
高い白色樹脂、或は灯室１５に面した表面に反射膜を蒸
着したもの等が使用されている。また、バルブ１４は詳
細には図示しないが、ハウジング１３に支持され且つ車
体の前後或は左右の端部寄りに位置している。さらに、
ハウジング１３のバルブ１４の設置位置とは反対の端部
にはバルブ１４からの出射光束を効率良くレンズ１６に
向けて反射させるように傾斜設定された有効反射部１３
ａが形成されている。尚、有効反射部１３ａは楕円形状
に形成してもよい。
高い白色樹脂、或は灯室１５に面した表面に反射膜を蒸
着したもの等が使用されている。また、バルブ１４は詳
細には図示しないが、ハウジング１３に支持され且つ車
体の前後或は左右の端部寄りに位置している。さらに、
ハウジング１３のバルブ１４の設置位置とは反対の端部
にはバルブ１４からの出射光束を効率良くレンズ１６に
向けて反射させるように傾斜設定された有効反射部１３
ａが形成されている。尚、有効反射部１３ａは楕円形状
に形成してもよい。
【００１１】カバー１７は、レンズ１６と面一のカバー
部１７ａと、灯室１５側に向けて突出して導光部１８を
形成する遮断壁１７ｂとを備え、バルブ１４から出射さ
れた光束のうち直接レンズ１２に向うものは遮断壁１７
ｂに遮断されるように設定されている。
部１７ａと、灯室１５側に向けて突出して導光部１８を
形成する遮断壁１７ｂとを備え、バルブ１４から出射さ
れた光束のうち直接レンズ１２に向うものは遮断壁１７
ｂに遮断されるように設定されている。
【００１２】このことにより、レンズ１６を透してバル
ブ１４が目えてしまうことがなく、バルブ１４が点灯し
ている際に眩しさを与えることがない。即ち、バルブ１
４から出射された光束は直接、或はリフレクタ１９に反
射された後、ハウジング１３に反射されてレンズ１６へ
と導かれる。
ブ１４が目えてしまうことがなく、バルブ１４が点灯し
ている際に眩しさを与えることがない。即ち、バルブ１
４から出射された光束は直接、或はリフレクタ１９に反
射された後、ハウジング１３に反射されてレンズ１６へ
と導かれる。
【００１３】一方、カバー部１７ａには上下に開口した
略椀形の受部１７ｃが形成されている。この受部１７ｃ
には、枠体２０を介して凸レンズ（第２のレンズ）２１
が設けられ、リフレクタ１９に形成された開口１９ａを
通過した光束をスポット照明として所定方向に導くよう
に構成されている。尚、このスポット照明を使用しない
場合には、カバー部１７ａに設けられたシャッタ２２で
遮断する。
略椀形の受部１７ｃが形成されている。この受部１７ｃ
には、枠体２０を介して凸レンズ（第２のレンズ）２１
が設けられ、リフレクタ１９に形成された開口１９ａを
通過した光束をスポット照明として所定方向に導くよう
に構成されている。尚、このスポット照明を使用しない
場合には、カバー部１７ａに設けられたシャッタ２２で
遮断する。
【００１４】このとき、凸レンズ２１の照明方向は、枠
体２０を受部１７ｃに保持させつつ摺動させることによ
り変更が可能となる。
体２０を受部１７ｃに保持させつつ摺動させることによ
り変更が可能となる。
【００１５】上記の構成において、バルブ１４を点灯さ
せると、その出射光束の一部は直接或はリフレクタ１９
に反射されて導光部１８に向い、その他はカバー１７の
カバー部１７ａ又は遮断壁１７ｂに向う。また、リフレ
クタ１９の開口１９ａを通過した光束は凸レンズ２１に
向う。
せると、その出射光束の一部は直接或はリフレクタ１９
に反射されて導光部１８に向い、その他はカバー１７の
カバー部１７ａ又は遮断壁１７ｂに向う。また、リフレ
クタ１９の開口１９ａを通過した光束は凸レンズ２１に
向う。
【００１６】カバー１７に向った出射光束はそのまま遮
断され、導光部１８に向う出射光束はハウジング１３に
反射された後、レンズ１６を経て外部、即ち車室内の広
い範囲を照明する。また、凸レンズ２１を通過した光束
は所定方向に比較的集中した狭い範囲を照明する。
断され、導光部１８に向う出射光束はハウジング１３に
反射された後、レンズ１６を経て外部、即ち車室内の広
い範囲を照明する。また、凸レンズ２１を通過した光束
は所定方向に比較的集中した狭い範囲を照明する。
【００１７】このように、バルブ１４からの出射光束の
うち、導光部１８を通過してハウジング１３に反射され
た光束、及び、開口１９ａを通過した光束のみが車室内
へと導かれるため、車両用室内灯１０を外部から目視し
た場合でもレンズ１６を透してバルブ１４が見えてしま
うことがなく、防眩機能を具備した車両用室内灯１０と
することが可能となる。
うち、導光部１８を通過してハウジング１３に反射され
た光束、及び、開口１９ａを通過した光束のみが車室内
へと導かれるため、車両用室内灯１０を外部から目視し
た場合でもレンズ１６を透してバルブ１４が見えてしま
うことがなく、防眩機能を具備した車両用室内灯１０と
することが可能となる。
【００１８】
【考案の効果】以上説明した様に、本考案の車両用室内
灯は、開口部を有するハウジングと、車室内の比較的広
い範囲を照明するレンズと、第２のレンズを保持すると
共に前記レンズとで前記開口部を塞いで灯室を形成する
カバーと、該カバーと前記ハウジングとの間に設けられ
た一つのバルブと、該バルブから出射された光束のうち
前記レンズに直接向う光束を遮断するように前記カバー
に突出形成された遮断壁と、前記第２のレンズに向うバ
ルブ出射光束を通過させる開口を形成したリフレクタと
を備えていることにより、照明光を略均一化し得て、ル
ームランプ用のレンズを透してバルブを目視することが
なく、しかも、安価且つコンパクトなものでありながら
一つのバルブで広い範囲と狭い範囲の照明が可能とな
る。
灯は、開口部を有するハウジングと、車室内の比較的広
い範囲を照明するレンズと、第２のレンズを保持すると
共に前記レンズとで前記開口部を塞いで灯室を形成する
カバーと、該カバーと前記ハウジングとの間に設けられ
た一つのバルブと、該バルブから出射された光束のうち
前記レンズに直接向う光束を遮断するように前記カバー
に突出形成された遮断壁と、前記第２のレンズに向うバ
ルブ出射光束を通過させる開口を形成したリフレクタと
を備えていることにより、照明光を略均一化し得て、ル
ームランプ用のレンズを透してバルブを目視することが
なく、しかも、安価且つコンパクトなものでありながら
一つのバルブで広い範囲と狭い範囲の照明が可能とな
る。
【図１】本考案の車両用室内灯を示す要部の断面図であ
る。
る。
【図２】従来の車両用室内灯の断面図である。
１０…車両用室内灯 １２…開口部 １３…ハウジング １４…バルブ １５…灯室 １６…レンズ １７…カバー １７ｂ…遮断壁 １９…リフレクタ １９ａ…開口 ２１…凸レンズ（第２のレンズ）
Claims (1)
- 【請求項１】 開口部を有するハウジングと、車室内の
比較的広い範囲を照明するレンズと、車室内の比較的狭
い所定範囲を集中して照明する第２のレンズを保持する
と共に前記レンズとで前記開口部を塞いで灯室を形成す
るカバーと、該カバーと前記ハウジングとの間に位置し
た一つのバルブと、該バルブから出射された光束のうち
前記レンズに直接向う光束を遮断するように前記カバー
に突出形成された遮断壁と、前記第２のレンズに向うバ
ルブ出射光束を通過させる開口を形成したリフレクタと
を備えていることを特徴とする車両用室内灯。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992087084U JP2555774Y2 (ja) | 1992-12-18 | 1992-12-18 | 車両用室内灯 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992087084U JP2555774Y2 (ja) | 1992-12-18 | 1992-12-18 | 車両用室内灯 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0650985U JPH0650985U (ja) | 1994-07-12 |
| JP2555774Y2 true JP2555774Y2 (ja) | 1997-11-26 |
Family
ID=13905084
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992087084U Expired - Lifetime JP2555774Y2 (ja) | 1992-12-18 | 1992-12-18 | 車両用室内灯 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2555774Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-12-18 JP JP1992087084U patent/JP2555774Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0650985U (ja) | 1994-07-12 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |