JP2555613B2 - オゾンと紫外線による殺菌装置 - Google Patents
オゾンと紫外線による殺菌装置Info
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- JP2555613B2 JP2555613B2 JP62180025A JP18002587A JP2555613B2 JP 2555613 B2 JP2555613 B2 JP 2555613B2 JP 62180025 A JP62180025 A JP 62180025A JP 18002587 A JP18002587 A JP 18002587A JP 2555613 B2 JP2555613 B2 JP 2555613B2
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- Japan
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- ozone
- ultraviolet rays
- lamp
- ultraviolet ray
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はオゾンと紫外線による殺菌装置の改良に関す
る。
る。
従来医療用器具、薬品や食品等の包装容器は使用する
前にそれらに付着している大腸菌や枯草菌等をオゾンま
たは紫外線により殺菌することが行われている。
前にそれらに付着している大腸菌や枯草菌等をオゾンま
たは紫外線により殺菌することが行われている。
紫外線により処理する装置としては、例えば第5図に
示すように、箱体状の装置本体1の内部に紫外線発生ラ
ンプ2を設けて構成してある。
示すように、箱体状の装置本体1の内部に紫外線発生ラ
ンプ2を設けて構成してある。
しかし同装置によると、紫外線発生ランプより生成す
る紫外線が照射されない試料の裏側等の大腸菌や枯草菌
は殺菌することができない欠点がある。
る紫外線が照射されない試料の裏側等の大腸菌や枯草菌
は殺菌することができない欠点がある。
またオゾン殺菌によると、殺菌に時間を要し、さらに
殺菌に使用したオゾンは自然消滅を待つと数分を要す
る。残留オゾンが0.1PPM以上のとき装置より試料を取り
出すと人体に有害となる欠点がある。
殺菌に使用したオゾンは自然消滅を待つと数分を要す
る。残留オゾンが0.1PPM以上のとき装置より試料を取り
出すと人体に有害となる欠点がある。
本発明は上記の諸点に鑑み発明したものであって、紫
外線発生ランプの影になる箇所の試料も処理することが
でき、また処理した試料の残留オゾンを速やかに分解す
ることのできるオゾンと紫外線による殺菌装置を提供す
ることを目的とする。
外線発生ランプの影になる箇所の試料も処理することが
でき、また処理した試料の残留オゾンを速やかに分解す
ることのできるオゾンと紫外線による殺菌装置を提供す
ることを目的とする。
以下本発明を第1図乃至第4図について説明する。図
において、11は箱体状の装置本体、12は装置本体11の一
部に設けた開閉自在の蓋体、13は装置本体11の例えば内
側壁に支持してなる紫外線発生ランプであって、例えば
10ワットの低圧水銀ランプ、14はオゾン供給装置であっ
て、例えば4ワットのオゾン発生ランプ、なおオゾン発
生ランプの代りにオソナイザーを用いて装置本体内に所
定量のオゾンを供給するように構成してもよい。
において、11は箱体状の装置本体、12は装置本体11の一
部に設けた開閉自在の蓋体、13は装置本体11の例えば内
側壁に支持してなる紫外線発生ランプであって、例えば
10ワットの低圧水銀ランプ、14はオゾン供給装置であっ
て、例えば4ワットのオゾン発生ランプ、なおオゾン発
生ランプの代りにオソナイザーを用いて装置本体内に所
定量のオゾンを供給するように構成してもよい。
15は装置本体11の一部に設けてなる撹拌装置であっ
て、オゾンと紫外線を撹拌する。
て、オゾンと紫外線を撹拌する。
16は装置本体11の内部に、所定の間隔を有して複数
段、棚状に配設してなる網棚、17は網棚16の上面に載置
してなる試料であって、例えば医療用器具、薬品や食品
の包装容器である。
段、棚状に配設してなる網棚、17は網棚16の上面に載置
してなる試料であって、例えば医療用器具、薬品や食品
の包装容器である。
18は紫外線発生ランプ13の点灯スイッチ、19はオゾン
発生ランプ14の点灯スイッチである。また、上記した殺
菌装置においては、オゾンの供給の停止し、紫外線発生
ランプ13を点灯しつづけると第4図に示すようにオゾン
は約5.2分で0になる。またオゾンの供給の停止と共に
紫外線発生ランプ13を消灯すると、オゾンが0になるま
でに約16.4分を要する。
発生ランプ14の点灯スイッチである。また、上記した殺
菌装置においては、オゾンの供給の停止し、紫外線発生
ランプ13を点灯しつづけると第4図に示すようにオゾン
は約5.2分で0になる。またオゾンの供給の停止と共に
紫外線発生ランプ13を消灯すると、オゾンが0になるま
でに約16.4分を要する。
次に上記した殺菌装置において、紫外線発生ランプ13
の紫外線が照射されない影の部分の殺菌の測定結果を第
3図について説明する。同図は枯草菌について測定した
ものである。
の紫外線が照射されない影の部分の殺菌の測定結果を第
3図について説明する。同図は枯草菌について測定した
ものである。
同図に示すように、紫外線254nmとオゾンを撹拌装置
で撹拌すると、紫外線がオゾンに撹拌照射され、オゾン
の活性酸素への生成速度が速く、且つ試料の影の部分も
活性酸素で満たされ、試料の影の部分も効果的に処理さ
れ、約40分で枯草菌芽胞体は0になる。同測定に用いた
光源は4ワットの低圧水銀ランプで、オゾン濃度は10PP
Mである。なお紫外線を用いずオゾン(濃度10PPM)のみ
で処理すると、枯草菌芽胞体が0になるには約90分を要
する。
で撹拌すると、紫外線がオゾンに撹拌照射され、オゾン
の活性酸素への生成速度が速く、且つ試料の影の部分も
活性酸素で満たされ、試料の影の部分も効果的に処理さ
れ、約40分で枯草菌芽胞体は0になる。同測定に用いた
光源は4ワットの低圧水銀ランプで、オゾン濃度は10PP
Mである。なお紫外線を用いずオゾン(濃度10PPM)のみ
で処理すると、枯草菌芽胞体が0になるには約90分を要
する。
上記した殺菌装置において、紫外線発生ランプ13を点
灯すると共に装置本体11の内部を10PPMのオゾン濃度と
し、撹拌装置15で撹拌し、試料として薬品や食品の容器
を殺菌すると、容器の表面と共に紫外線発生ランプ13の
紫外線が照射されない容器の影の部分も上述のように殺
菌される。
灯すると共に装置本体11の内部を10PPMのオゾン濃度と
し、撹拌装置15で撹拌し、試料として薬品や食品の容器
を殺菌すると、容器の表面と共に紫外線発生ランプ13の
紫外線が照射されない容器の影の部分も上述のように殺
菌される。
またオゾンの供給を停止した後、紫外線発生ランプ13
を点灯しつづけると紫外線によりオゾンは酸化され、約
5.2分で残留オゾンは0となる。
を点灯しつづけると紫外線によりオゾンは酸化され、約
5.2分で残留オゾンは0となる。
本発明は上記のように構成したので紫外線をオゾンに
照射することにより活性酸素となり、同活性酸素が装置
本体の内部で撹拌され、試料の影の部分も効果的に殺菌
される。
照射することにより活性酸素となり、同活性酸素が装置
本体の内部で撹拌され、試料の影の部分も効果的に殺菌
される。
また、オゾンの供給を紫外線殺菌ランプ点灯中に中止
し、装置内部の残留オゾンを紫外線により分解するうよ
に構成してあるので、試料を殺菌した後、試料を装置本
体より取り出すときはオゾンは分解されており人体に害
を与える恐れはない。
し、装置内部の残留オゾンを紫外線により分解するうよ
に構成してあるので、試料を殺菌した後、試料を装置本
体より取り出すときはオゾンは分解されており人体に害
を与える恐れはない。
さらに、オゾンの分解は紫外線により促進されるので
試料を処理した後、速やかに装置本体より取り出すこと
ができる利点がある。
試料を処理した後、速やかに装置本体より取り出すこと
ができる利点がある。
第1図は本発明に係る殺菌装置の斜視図、第2図は第1
図の殺菌装置に試料を装置したときの側面図、第3図は
処理時間と生菌数の関係を示す図、第4図は経過時間と
オゾン濃度の関係を示す図、第5図は従来の殺菌装置図
である。 11……装置本体、13……紫外線発生ランプ、14……オゾ
ン供給装置、15……撹拌装置
図の殺菌装置に試料を装置したときの側面図、第3図は
処理時間と生菌数の関係を示す図、第4図は経過時間と
オゾン濃度の関係を示す図、第5図は従来の殺菌装置図
である。 11……装置本体、13……紫外線発生ランプ、14……オゾ
ン供給装置、15……撹拌装置
Claims (1)
- 【請求項1】オゾン供給装置と、紫外線発生ランプと、
撹拌装置とを有し、紫外線発生ランプより生成する紫外
線をオゾンに照射することにより発生する活性酸素を撹
拌して試料の影の部分も殺菌し、さらにオゾンの供給を
紫外線発生ランプ点灯中に中止し、装置内部の残留オゾ
ンを紫外線により分解するように構成したことを特徴と
するオゾンと紫外線による殺菌装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62180025A JP2555613B2 (ja) | 1987-07-21 | 1987-07-21 | オゾンと紫外線による殺菌装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62180025A JP2555613B2 (ja) | 1987-07-21 | 1987-07-21 | オゾンと紫外線による殺菌装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6425865A JPS6425865A (en) | 1989-01-27 |
JP2555613B2 true JP2555613B2 (ja) | 1996-11-20 |
Family
ID=16076150
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62180025A Expired - Lifetime JP2555613B2 (ja) | 1987-07-21 | 1987-07-21 | オゾンと紫外線による殺菌装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2555613B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007111106A1 (ja) * | 2006-03-27 | 2007-10-04 | Sanyo Electric Co., Ltd. | 殺菌庫 |
EP2000529A2 (en) * | 2006-03-27 | 2008-12-10 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Culture apparatus |
JP2009082359A (ja) * | 2007-09-28 | 2009-04-23 | Iwasaki Electric Co Ltd | 殺菌装置 |
CN106139188A (zh) * | 2016-08-22 | 2016-11-23 | 安徽工程大学机电学院 | 一种家居用品多组合消毒烘干柜 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1283061A1 (en) * | 2000-05-16 | 2003-02-12 | Taisei Kako Co., Ltd. | Method for manufacturing sealing tool sterilized with gaseous hydrogen peroxide |
JP5416965B2 (ja) * | 2008-12-26 | 2014-02-12 | パナソニックヘルスケア株式会社 | Co2インキュベータ |
CN111298167A (zh) * | 2020-03-31 | 2020-06-19 | 石天亭 | 一种床单位臭氧消毒机 |
WO2022004771A1 (ja) | 2020-06-30 | 2022-01-06 | キヤノン株式会社 | 活性酸素供給装置、活性酸素による処理装置及び活性酸素による処理方法 |
EP4173648A1 (en) | 2020-06-30 | 2023-05-03 | Canon Kabushiki Kaisha | Sterilization device, sterilization method, active oxygen supply device and device for treatment with active oxygen |
JP6947458B1 (ja) * | 2021-02-25 | 2021-10-13 | 有限会社都工業 | 室内除菌装置 |
JP7146138B1 (ja) * | 2021-04-01 | 2022-10-03 | 三菱電機株式会社 | 殺菌装置および殺菌方法 |
KR20240035569A (ko) | 2021-07-30 | 2024-03-15 | 캐논 가부시끼가이샤 | 활성 산소 공급 장치 및 활성 산소에 의한 처리 방법 |
-
1987
- 1987-07-21 JP JP62180025A patent/JP2555613B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2007111106A1 (ja) * | 2006-03-27 | 2007-10-04 | Sanyo Electric Co., Ltd. | 殺菌庫 |
JP2007259930A (ja) * | 2006-03-27 | 2007-10-11 | Sanyo Electric Co Ltd | 殺菌庫 |
EP2000529A2 (en) * | 2006-03-27 | 2008-12-10 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Culture apparatus |
CN101410142B (zh) * | 2006-03-27 | 2014-03-26 | 松下健康医疗器械株式会社 | 杀菌箱 |
EP2000529B1 (en) * | 2006-03-27 | 2016-12-28 | Panasonic Healthcare Holdings Co., Ltd. | Culture apparatus |
JP2009082359A (ja) * | 2007-09-28 | 2009-04-23 | Iwasaki Electric Co Ltd | 殺菌装置 |
CN106139188A (zh) * | 2016-08-22 | 2016-11-23 | 安徽工程大学机电学院 | 一种家居用品多组合消毒烘干柜 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6425865A (en) | 1989-01-27 |
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