JP2555540Y2 - ディスクカートリッジ用ハーフ - Google Patents
ディスクカートリッジ用ハーフInfo
- Publication number
- JP2555540Y2 JP2555540Y2 JP1989138385U JP13838589U JP2555540Y2 JP 2555540 Y2 JP2555540 Y2 JP 2555540Y2 JP 1989138385 U JP1989138385 U JP 1989138385U JP 13838589 U JP13838589 U JP 13838589U JP 2555540 Y2 JP2555540 Y2 JP 2555540Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- erroneous erasure
- erasure prevention
- hole
- recording capacity
- room
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はディスク状媒体を収納するディスクカートリ
ッジケース組み立て用のハーフに関する。
ッジケース組み立て用のハーフに関する。
従来の技術 従来、フロッピディスクはカセットテープやディスク
パックと同じように、磁気記録再生装置に取り付けた
り、取り外して保管や移動ができる交換可能形の情報記
録媒体として広く用いられている。しかし、通常の８イ
ンチ、５インチ等と呼ばれるフロッピディスクはケース
の機械的強度が劣り、内部に塵埃が侵入し易い。そこ
で、3.5インチ等のフロッピディスクでは上下の略正方
形状樹脂製ハーフを結合して形成した厚くて変形しにく
い強固なケースを採用し、その磁気ヘッド挿入用窓には
シャッターを設け、磁気ディスク駆動用窓には磁気ディ
スクの中央部に備えたハブを臨ませる等してそれらの欠
点を解消し、そのケース内に磁気ディスクを回転可能に
収納している。
パックと同じように、磁気記録再生装置に取り付けた
り、取り外して保管や移動ができる交換可能形の情報記
録媒体として広く用いられている。しかし、通常の８イ
ンチ、５インチ等と呼ばれるフロッピディスクはケース
の機械的強度が劣り、内部に塵埃が侵入し易い。そこ
で、3.5インチ等のフロッピディスクでは上下の略正方
形状樹脂製ハーフを結合して形成した厚くて変形しにく
い強固なケースを採用し、その磁気ヘッド挿入用窓には
シャッターを設け、磁気ディスク駆動用窓には磁気ディ
スクの中央部に備えたハブを臨ませる等してそれらの欠
点を解消し、そのケース内に磁気ディスクを回転可能に
収納している。
このようなディスクカートリッジのケースには１コー
ナ部に誤消去防止用の検出穴があり、その穴付近の内部
に仕切壁で区切られた誤消去防止室が設けられ、その室
内に誤消去防止片が収納されている。この誤消去防止穴
は誤消去防止片をケースの外側から操作し、室内を摺動
させることによって記録時には閉鎖し、誤消去防止時に
は解放する。又、ケースの誤消去防止穴を設けた１コー
ナ部と左右対称の位置にある他の１コーナ部には、ディ
スクの記録容量を識別する検出穴を設ける場合がある。
何故なら、現在使用されているディスクカートリッジに
は磁気ディスクの記録容量が１メガバイトと２メガバイ
トのものがあり、それ等の記録容量を外部から識別する
必要がある。そこで、１メガバイトのケースには穴を設
けず、２メガバイトのケースには記録容量識別穴を設け
て区別している。
ナ部に誤消去防止用の検出穴があり、その穴付近の内部
に仕切壁で区切られた誤消去防止室が設けられ、その室
内に誤消去防止片が収納されている。この誤消去防止穴
は誤消去防止片をケースの外側から操作し、室内を摺動
させることによって記録時には閉鎖し、誤消去防止時に
は解放する。又、ケースの誤消去防止穴を設けた１コー
ナ部と左右対称の位置にある他の１コーナ部には、ディ
スクの記録容量を識別する検出穴を設ける場合がある。
何故なら、現在使用されているディスクカートリッジに
は磁気ディスクの記録容量が１メガバイトと２メガバイ
トのものがあり、それ等の記録容量を外部から識別する
必要がある。そこで、１メガバイトのケースには穴を設
けず、２メガバイトのケースには記録容量識別穴を設け
て区別している。
第４図は２メガバイトディスクカートリッジ用上ハー
フの内面図、第５図はその下ハーフの内面図である。図
中、10は上ハーフ、12はその略正方形状の基板である。
この基板12の内面14には中央に駆動軸受部16があり、そ
の外側に同心状にハブの回転領域を規制する位置決め用
環状リブ18、及び磁気ディスクの回転領域を形成する円
弧壁22、24が配置され、４辺に連続した外周壁26があ
る。しかも、磁気ディスク回転領域には長方形状の磁気
ヘッド挿入用窓28が開き、その磁気ヘッド挿入用窓28か
ら遠い基板12の２コーナ部にはそれぞれ方形状の誤消去
防止用の検出穴30、記録容量識別用の検出穴32がある。
フの内面図、第５図はその下ハーフの内面図である。図
中、10は上ハーフ、12はその略正方形状の基板である。
この基板12の内面14には中央に駆動軸受部16があり、そ
の外側に同心状にハブの回転領域を規制する位置決め用
環状リブ18、及び磁気ディスクの回転領域を形成する円
弧壁22、24が配置され、４辺に連続した外周壁26があ
る。しかも、磁気ディスク回転領域には長方形状の磁気
ヘッド挿入用窓28が開き、その磁気ヘッド挿入用窓28か
ら遠い基板12の２コーナ部にはそれぞれ方形状の誤消去
防止用の検出穴30、記録容量識別用の検出穴32がある。
この誤消去防止穴30は誤消去防止室を形成する仕切壁
34と外周壁26の一部で長方形状に囲まれ、それ等の対応
する内壁面には室内を摺動する誤消去防止片を誤消去防
止穴30の開閉時に記録可能位置と誤消去防止位置にそれ
ぞれ位置決めする係止箇所に係止リブ36（36a、36b）、
38（38a、38b）がある。又、記録容量識別穴32も記録容
量識別室を形成する仕切壁40と外周壁26の一部で長方形
状に囲まれている。但し、仕切壁40の大きさ等は異な
り、それ等の内壁面はいずれも滑らかである。
34と外周壁26の一部で長方形状に囲まれ、それ等の対応
する内壁面には室内を摺動する誤消去防止片を誤消去防
止穴30の開閉時に記録可能位置と誤消去防止位置にそれ
ぞれ位置決めする係止箇所に係止リブ36（36a、36b）、
38（38a、38b）がある。又、記録容量識別穴32も記録容
量識別室を形成する仕切壁40と外周壁26の一部で長方形
状に囲まれている。但し、仕切壁40の大きさ等は異な
り、それ等の内壁面はいずれも滑らかである。
又、下ハーフ42は上ハーフ10に対し、ほぼ上下対称の
形状を備えている。従って、基板44も略正方形状でほぼ
同一の大きさであり、その内面46のそれぞれ対応する同
一位置から各円弧壁48、50、外周壁52、各仕切壁54、56
が突出する。又、基板44のそれぞれ対応する同一位置に
磁気ヘッド挿入用窓58、誤消去防止穴60、記録容量識別
穴62が開いている。但し、上ハーフの誤消去防止室とは
若干異なる。なお、64は基板44の中央にある磁気ディス
ク駆動用孔、66は誤消去防止室内に設けた結合リブであ
る。
形状を備えている。従って、基板44も略正方形状でほぼ
同一の大きさであり、その内面46のそれぞれ対応する同
一位置から各円弧壁48、50、外周壁52、各仕切壁54、56
が突出する。又、基板44のそれぞれ対応する同一位置に
磁気ヘッド挿入用窓58、誤消去防止穴60、記録容量識別
穴62が開いている。但し、上ハーフの誤消去防止室とは
若干異なる。なお、64は基板44の中央にある磁気ディス
ク駆動用孔、66は誤消去防止室内に設けた結合リブであ
る。
これ等の上下ハーフ10、42を樹脂成形する時、１メガ
バイト用の金型を２メガバイト用に転用して使用する場
合がある。何故なら、２メガバイト用の上下ハーフ10、
42では記録容量識別穴32、62を設けるため、それ等の穴
32、62と共に塵埃の侵入を防ぐ仕切壁40、56を必要とす
るが、他の形状は１メガバイトのものと全く同一であ
り、金型を兼用すると好都合である。そこで、上下ハー
フ10、42の成形時には穴開け用の入子を用い、穴を開け
ない入子と交換する。
バイト用の金型を２メガバイト用に転用して使用する場
合がある。何故なら、２メガバイト用の上下ハーフ10、
42では記録容量識別穴32、62を設けるため、それ等の穴
32、62と共に塵埃の侵入を防ぐ仕切壁40、56を必要とす
るが、他の形状は１メガバイトのものと全く同一であ
り、金型を兼用すると好都合である。そこで、上下ハー
フ10、42の成形時には穴開け用の入子を用い、穴を開け
ない入子と交換する。
考案が解決しようとする課題 しかしながら、このようなディスクカートリッジでは
更に記録容量の高密度化に対応できない。そこで、記録
容量の高密度化に応じるため、記録容量識別穴の位置を
誤消去防止穴の位置と入れ換えて識別を行うことが考え
られる。しかし、この場合には記録容量識別室と誤消去
防止室の内壁面形状、大きさが異なるため、これ等を一
つの金型で形成する場合、各穴ばかりでなく、それ等の
周囲にある室壁まで合わせて記録容量識別室と誤消去防
止室を形成する上下ハーフ用の各入子が必要になる。こ
のため、入子の数が増えて金型が高価になり、金型管理
が離しくなると共に、入子が大きくなるので金型の強度
が低下する。当然、ディスクカートリッジは高価なもの
になる。
更に記録容量の高密度化に対応できない。そこで、記録
容量の高密度化に応じるため、記録容量識別穴の位置を
誤消去防止穴の位置と入れ換えて識別を行うことが考え
られる。しかし、この場合には記録容量識別室と誤消去
防止室の内壁面形状、大きさが異なるため、これ等を一
つの金型で形成する場合、各穴ばかりでなく、それ等の
周囲にある室壁まで合わせて記録容量識別室と誤消去防
止室を形成する上下ハーフ用の各入子が必要になる。こ
のため、入子の数が増えて金型が高価になり、金型管理
が離しくなると共に、入子が大きくなるので金型の強度
が低下する。当然、ディスクカートリッジは高価なもの
になる。
本考案はこのような従来の問題点に着目してなされた
ものであり、一つの金型にて記録容量の高密度化に対応
できる上、金型構造も複雑にならずに、製品を安価にす
ることのできるディスクカートリッジ用ハーフを提供す
ることを目的とする。
ものであり、一つの金型にて記録容量の高密度化に対応
できる上、金型構造も複雑にならずに、製品を安価にす
ることのできるディスクカートリッジ用ハーフを提供す
ることを目的とする。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するための手段を、以下実施例に対応
する第１図及び第３図を用いて説明する。このディスク
カートリッジ用ハーフ68は記録再生可能なディスクを回
転可能に収納するディスクカートリッジケース組み立て
用の樹脂製ハーフであり、略正方形状基板70を有する。
そして、その基板70の左右対称位置にある２コーナ部に
外周壁84と仕切壁94、102をそれぞれ設けて、それ等の
内壁面に誤消去防止片を記録可能位置と誤消去防止位置
に位置決めできる係止突起96、98、104、106を有する係
止箇所を設けた同一形状のコーナ室をそれぞれ形成し、
ケース140内に収納するディスクの記録容量や仕様に対
応させて、選択的に片方のコーナ室のみに誤消去防止用
の検出穴88を設け、その室内に記録時と誤消去防止時と
で前記検出穴88を開閉する誤消去防止片を摺動可能に収
納して誤消去防止室92を形成するようにしたものであ
る。
する第１図及び第３図を用いて説明する。このディスク
カートリッジ用ハーフ68は記録再生可能なディスクを回
転可能に収納するディスクカートリッジケース組み立て
用の樹脂製ハーフであり、略正方形状基板70を有する。
そして、その基板70の左右対称位置にある２コーナ部に
外周壁84と仕切壁94、102をそれぞれ設けて、それ等の
内壁面に誤消去防止片を記録可能位置と誤消去防止位置
に位置決めできる係止突起96、98、104、106を有する係
止箇所を設けた同一形状のコーナ室をそれぞれ形成し、
ケース140内に収納するディスクの記録容量や仕様に対
応させて、選択的に片方のコーナ室のみに誤消去防止用
の検出穴88を設け、その室内に記録時と誤消去防止時と
で前記検出穴88を開閉する誤消去防止片を摺動可能に収
納して誤消去防止室92を形成するようにしたものであ
る。
作用 上記のようにハーフ68を構成し、記録容量や仕様が異
なる数種類のディスクカートリッジケース140等を製造
する場合、金型の共用部分が多くなる。それ故、ケース
140の誤消去防止室92と左右対称の位置にあるコーナ室1
00の部分に記録容量識別穴90を開けない場合には穴を開
けない入子を用い、穴90を開ける場合にはその入子と交
換して穴開け用の入子を用いばよい。更に、記録容量識
別穴90の位置を誤消去防止穴88の位置と入れ換えるよう
な記録容量のディスクカートリッジが発生した場合で
も、各穴88、90を形成する入子を用いるだけでよい。何
故なら、左右対称位置にある２コーナ室100等の内壁面
形状を誤消去防止室92の形状と同一にしてあるため、誤
消去防止片はコーナ室100へも収納できるからである。
なる数種類のディスクカートリッジケース140等を製造
する場合、金型の共用部分が多くなる。それ故、ケース
140の誤消去防止室92と左右対称の位置にあるコーナ室1
00の部分に記録容量識別穴90を開けない場合には穴を開
けない入子を用い、穴90を開ける場合にはその入子と交
換して穴開け用の入子を用いばよい。更に、記録容量識
別穴90の位置を誤消去防止穴88の位置と入れ換えるよう
な記録容量のディスクカートリッジが発生した場合で
も、各穴88、90を形成する入子を用いるだけでよい。何
故なら、左右対称位置にある２コーナ室100等の内壁面
形状を誤消去防止室92の形状と同一にしてあるため、誤
消去防止片はコーナ室100へも収納できるからである。
実施例 以下、添付図面に基づいて、本考案の実施例を説明す
る。
る。
第１図は本考案を適用した２メガバイトディスクカー
トリッジ用上ハーフの内面図、第２図はその下ハーフの
内面図である。図中、68は上ハーフ、70はその略正方形
状の基板である。この基板70の内面72には従来の上ハー
フ10と同様に、中央を駆動軸受部74とし、その外側に同
心状にハブの回転領域を規制する位置決め用環状リブ7
6、及び磁気ディスクの回転領域を形成する円弧壁80、8
2をそれぞれ配置し、４辺に連続した外周壁84を設け
る。又、磁気ディスク回転領域には長方形状の磁気ヘッ
ド挿入用窓86を開ける。そして、磁気ヘッド挿入用窓86
から遠い基板70の２コーナ部にはそれぞれ方形状の誤消
去防止穴88、記録容量識別穴90を開ける。なお、両穴8
8、90は磁気ヘッド挿入用窓86の中心を通る基板70の中
心線に対し、左右対称の位置にする。
トリッジ用上ハーフの内面図、第２図はその下ハーフの
内面図である。図中、68は上ハーフ、70はその略正方形
状の基板である。この基板70の内面72には従来の上ハー
フ10と同様に、中央を駆動軸受部74とし、その外側に同
心状にハブの回転領域を規制する位置決め用環状リブ7
6、及び磁気ディスクの回転領域を形成する円弧壁80、8
2をそれぞれ配置し、４辺に連続した外周壁84を設け
る。又、磁気ディスク回転領域には長方形状の磁気ヘッ
ド挿入用窓86を開ける。そして、磁気ヘッド挿入用窓86
から遠い基板70の２コーナ部にはそれぞれ方形状の誤消
去防止穴88、記録容量識別穴90を開ける。なお、両穴8
8、90は磁気ヘッド挿入用窓86の中心を通る基板70の中
心線に対し、左右対称の位置にする。
この誤消去防止穴88は誤消去防止室92を形成する仕切
壁94と外周壁84の一部で長方形状に囲み、それ等の対応
する内壁面には室内を摺動する誤消去防止片（図示な
し）を誤消去防止穴88の開閉時に記録可能位置と誤消去
防止位置にそれぞれ位置決めする係止箇所に係止リブ96
（96a、96b）、98（98a、98b）を設ける。又、記録容量
識別穴90も記録容量識別室100を形成する仕切壁102と外
周壁84の一部で長方形状に大きさを等しくして囲む。し
かも、それ等の対応する内壁面には誤消去防止片を同様
に位置決めできる係止リブ104（104a、104b）、106（10
6a、106b）を設ける。なお、それ等の内壁面には誤消去
防止用の係止形状としてリブに替え凹所を設けることも
できる。
壁94と外周壁84の一部で長方形状に囲み、それ等の対応
する内壁面には室内を摺動する誤消去防止片（図示な
し）を誤消去防止穴88の開閉時に記録可能位置と誤消去
防止位置にそれぞれ位置決めする係止箇所に係止リブ96
（96a、96b）、98（98a、98b）を設ける。又、記録容量
識別穴90も記録容量識別室100を形成する仕切壁102と外
周壁84の一部で長方形状に大きさを等しくして囲む。し
かも、それ等の対応する内壁面には誤消去防止片を同様
に位置決めできる係止リブ104（104a、104b）、106（10
6a、106b）を設ける。なお、それ等の内壁面には誤消去
防止用の係止形状としてリブに替え凹所を設けることも
できる。
又、下ハーフ108は上ハーフ68に対し、ほぼ上下対称
の形状にする。そこで、基板110も略正方形状でほぼ同
一の大きさにし、その内面112のそれぞれ対応する同一
位置に従来の下ハーフと同様に、各円弧壁114、116、外
周壁118、各仕切壁120、122を突設する。又、基板110の
それぞれ対応する同一位置に磁気ヘッド挿入用窓124、
誤消去防止穴126、記録容量識別穴128を開ける。但し、
誤消去防止室92、記録容量識別室100とは若干異なる。
なお、134は基板110の中央に開けた磁気ディスク駆動用
孔、136、138は誤消去防止室130、記録容量識別室132の
各内部にそれぞれ設けた結合リブである。
の形状にする。そこで、基板110も略正方形状でほぼ同
一の大きさにし、その内面112のそれぞれ対応する同一
位置に従来の下ハーフと同様に、各円弧壁114、116、外
周壁118、各仕切壁120、122を突設する。又、基板110の
それぞれ対応する同一位置に磁気ヘッド挿入用窓124、
誤消去防止穴126、記録容量識別穴128を開ける。但し、
誤消去防止室92、記録容量識別室100とは若干異なる。
なお、134は基板110の中央に開けた磁気ディスク駆動用
孔、136、138は誤消去防止室130、記録容量識別室132の
各内部にそれぞれ設けた結合リブである。
そこで、これ等の上下ハーフ68、108を用いて磁気デ
ィスクカートリッジを組み立てるには、先ず磁気ディス
ク回転領域の所定箇所にリフターやライナーを取り付け
る。次に、それ等の内部にハブを中央部に固着した２メ
ガバイトの磁気ディスクを回転可能に収納して組み合わ
せ、上下の各結合リブ136、138等を全て結合する。な
お、誤消去防止室92、130の内部に誤消去防止片を収納
する。そして、第３図に示すように組み立てたケース14
0の所定位置にシャッター142を装着し、磁気ヘッド挿入
用窓86、124を閉じる。すると、磁気ディスクカートリ
ッジ144が完成する。なお、下ハーフ108の磁気ディスク
駆動用孔134にはハブが臨む。
ィスクカートリッジを組み立てるには、先ず磁気ディス
ク回転領域の所定箇所にリフターやライナーを取り付け
る。次に、それ等の内部にハブを中央部に固着した２メ
ガバイトの磁気ディスクを回転可能に収納して組み合わ
せ、上下の各結合リブ136、138等を全て結合する。な
お、誤消去防止室92、130の内部に誤消去防止片を収納
する。そして、第３図に示すように組み立てたケース14
0の所定位置にシャッター142を装着し、磁気ヘッド挿入
用窓86、124を閉じる。すると、磁気ディスクカートリ
ッジ144が完成する。なお、下ハーフ108の磁気ディスク
駆動用孔134にはハブが臨む。
次にこのような磁気ディスクカートリッジ144の上下
ハーフ68、108を成形した金型を用いて１メガバイトデ
ィスクカートリッジ用の上下ハーフを形成する場合に
は、記録容量識別穴90、128を開けた入子に換え、それ
等の穴90、128を開けない入子をそれぞれ用いる。又、
別種の高密度例えば記録容量が数メガバイトの磁気ディ
スクを収納するディスクカートリッジにおいて、それ等
の記録容量の識別穴と誤消去防止穴が１メガバイト及び
２メガバイト用のものと反対の位置に設けられたとする
と、それ等の上下ハーフを成形する場合に、記録容量識
別穴90、128の位置を誤消去防止穴88、126の位置と互い
に入れ換える必要がある。尤も、上ハーフ68では記録容
量識別室100は誤消去防止室92とその内壁面の形状、大
きさが同一である上、記録容量識別穴90も誤消去防止穴
88とその形状、大きさが同一であるため、入子を換える
等の必要がなく、そのまま同じ金型を用いればよい。因
みに、両穴88、90の使用法が反対になるため、誤消去防
止片の収納室も反対になる。なお、両穴の大きさ等が異
なれば各穴用の入子を交換して使用し、或いは別の入子
を作成して使用する。又、下ハーフ108では記録容量識
別室132は誤消去防止室130とその内壁面の形状、大きさ
が同一であり、それ等の中にある結合リブ136、138も同
一であるが、記録容量識別穴128は誤消去防止穴126と大
きさ等が異なっている。そこで、金型の両穴126、128を
開ける入子を交換して使用し、或いは別の入子を作成し
て使用する。なお、両穴の大きさ等が同一であれば、当
然両穴の使用法を反対にするだけである。従って、ディ
スクカートリッジの記録容量や仕様が異なっていても、
各記録容量識別穴の大きさ等が同一であり、各誤消去防
止穴の大きさ等が同一ならば入子を兼用できる。
ハーフ68、108を成形した金型を用いて１メガバイトデ
ィスクカートリッジ用の上下ハーフを形成する場合に
は、記録容量識別穴90、128を開けた入子に換え、それ
等の穴90、128を開けない入子をそれぞれ用いる。又、
別種の高密度例えば記録容量が数メガバイトの磁気ディ
スクを収納するディスクカートリッジにおいて、それ等
の記録容量の識別穴と誤消去防止穴が１メガバイト及び
２メガバイト用のものと反対の位置に設けられたとする
と、それ等の上下ハーフを成形する場合に、記録容量識
別穴90、128の位置を誤消去防止穴88、126の位置と互い
に入れ換える必要がある。尤も、上ハーフ68では記録容
量識別室100は誤消去防止室92とその内壁面の形状、大
きさが同一である上、記録容量識別穴90も誤消去防止穴
88とその形状、大きさが同一であるため、入子を換える
等の必要がなく、そのまま同じ金型を用いればよい。因
みに、両穴88、90の使用法が反対になるため、誤消去防
止片の収納室も反対になる。なお、両穴の大きさ等が異
なれば各穴用の入子を交換して使用し、或いは別の入子
を作成して使用する。又、下ハーフ108では記録容量識
別室132は誤消去防止室130とその内壁面の形状、大きさ
が同一であり、それ等の中にある結合リブ136、138も同
一であるが、記録容量識別穴128は誤消去防止穴126と大
きさ等が異なっている。そこで、金型の両穴126、128を
開ける入子を交換して使用し、或いは別の入子を作成し
て使用する。なお、両穴の大きさ等が同一であれば、当
然両穴の使用法を反対にするだけである。従って、ディ
スクカートリッジの記録容量や仕様が異なっていても、
各記録容量識別穴の大きさ等が同一であり、各誤消去防
止穴の大きさ等が同一ならば入子を兼用できる。
考案の効果 以上説明した本考案によれば、記録容量等が異なり、
誤消去防止穴が従来のものと反対の位置にくるディスク
カートリッジと従来品のケースを一つの金型にて製造す
る場合、金型の共用部分が多くなる。そして、記録容量
等が異なるケースを製造する毎に、適宜交換して使用す
る入子を記録容量識別穴や誤消去防止穴用の小型なもの
にして、その数を少なくすることができる。従って、記
録容量の高密度化に対応できる上、入子の構造を単純化
できるので、金型構造も複雑にならず、安価に金型を製
作できる。しかも、生産効率の向上や金型信頼製向上等
が期待でき、製品を安価に製造できる。
誤消去防止穴が従来のものと反対の位置にくるディスク
カートリッジと従来品のケースを一つの金型にて製造す
る場合、金型の共用部分が多くなる。そして、記録容量
等が異なるケースを製造する毎に、適宜交換して使用す
る入子を記録容量識別穴や誤消去防止穴用の小型なもの
にして、その数を少なくすることができる。従って、記
録容量の高密度化に対応できる上、入子の構造を単純化
できるので、金型構造も複雑にならず、安価に金型を製
作できる。しかも、生産効率の向上や金型信頼製向上等
が期待でき、製品を安価に製造できる。
第１図は本考案を適用した２メガバイトディスクカート
リッジ用上ハーフの内面図、第２図はその下ハーフの内
面図である。 第３図は同ディスクカートリッジの外観を示す斜視図で
ある。 第４図は従来の２メガバイトディスクカートリッジ用上
ハーフの内面図、第５図はその下ハーフの内面図であ
る。 68、108……上下ハーフ、88、126……誤消去防止穴、9
2、130……誤消去防止室、94、102、120、122……仕切
壁、96、98、104、106……係止箇所、100、132……コー
ナ室
リッジ用上ハーフの内面図、第２図はその下ハーフの内
面図である。 第３図は同ディスクカートリッジの外観を示す斜視図で
ある。 第４図は従来の２メガバイトディスクカートリッジ用上
ハーフの内面図、第５図はその下ハーフの内面図であ
る。 68、108……上下ハーフ、88、126……誤消去防止穴、9
2、130……誤消去防止室、94、102、120、122……仕切
壁、96、98、104、106……係止箇所、100、132……コー
ナ室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 池辺 優 東京都中央区日本橋１丁目13番１号 テ ィーディーケイ株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−163287（ＪＰ，Ａ) 特開 昭60−182082（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−20784（ＪＰ，Ａ) 実願 昭60−80246号（実開 昭61− 195586号）の願書に添付した明細書及び 図面の内容を撮影したマイクロフィルム （ＪＰ，Ｕ)
Claims (1)
- 【請求項１】記録再生可能なディスクを回転可能に収納
するディスクカートリッジケース組み立て用の略正方形
状基板を有する樹脂製ハーフにおいて、上記基板の左右
対称位置にある２コーナ部に外周壁と仕切壁をそれぞれ
設けて、それ等の内壁面に誤消去防止片を記録可能位置
と誤消去防止位置に位置決めできる係止突起を有する係
止箇所を設けた同一形状のコーナ室をそれぞれ形成し、
ケース内に収納するディスクの記録容量や仕様に対応さ
せて、選択的に片方のコーナ室のみに誤消去防止用の検
出穴を設け、その室内に記録時と誤消去防止時とで前記
検出穴を開閉する誤消去防止片を摺動可能に収納して誤
消去防止室を形成するようにしたことを特徴とするディ
スクカートリッジ用ハーフ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989138385U JP2555540Y2 (ja) | 1989-11-29 | 1989-11-29 | ディスクカートリッジ用ハーフ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989138385U JP2555540Y2 (ja) | 1989-11-29 | 1989-11-29 | ディスクカートリッジ用ハーフ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0380585U JPH0380585U (ja) | 1991-08-19 |
| JP2555540Y2 true JP2555540Y2 (ja) | 1997-11-26 |
Family
ID=31685488
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989138385U Expired - Fee Related JP2555540Y2 (ja) | 1989-11-29 | 1989-11-29 | ディスクカートリッジ用ハーフ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2555540Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3353378B2 (ja) * | 1993-02-24 | 2002-12-03 | ソニー株式会社 | ディスクカートリッジ |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60163287A (ja) * | 1984-02-01 | 1985-08-26 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 記録再生装置の誤消去防止装置 |
| JPS60182082A (ja) * | 1984-02-28 | 1985-09-17 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | デイスクカ−トリツジ |
| JPS61195586U (ja) * | 1985-05-29 | 1986-12-05 | ||
| JPH0814955B2 (ja) * | 1986-07-14 | 1996-02-14 | 日立マクセル株式会社 | デイスクカ−トリツジ |
-
1989
- 1989-11-29 JP JP1989138385U patent/JP2555540Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0380585U (ja) | 1991-08-19 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US7103900B2 (en) | Disc cartridge with crank-shaped dust intrusion prohibiting unit | |
| EP0137965B1 (en) | Disc cartridge | |
| JP4089140B2 (ja) | ディスクカートリッジ | |
| WO1999041745A1 (fr) | Cartouche de disque et lecteur de disque | |
| JP2555540Y2 (ja) | ディスクカートリッジ用ハーフ | |
| JPH10162468A (ja) | ディスクカートリッジ | |
| JP2571079Y2 (ja) | 磁気テープカセット用収納ケース | |
| US5360105A (en) | Container case for magnetic tape cassette | |
| JP3695585B2 (ja) | ディスクカートリッジ | |
| EP0791926B1 (en) | Lid structure for disc cartridge | |
| KR19990063456A (ko) | 기록 매체 카트리지의 오삽입을 방지하기 위한 구조 | |
| JP3991560B2 (ja) | ディスクカートリッジ | |
| JPH0366083A (ja) | ディスクカートリッジ | |
| JPH0739102Y2 (ja) | ３．５インチ用光ディスクカートリッジ | |
| JP2947665B2 (ja) | カートリッジ | |
| JP2592901Y2 (ja) | ディスクカートリッジ | |
| JP3257557B2 (ja) | 記録及び／又は再生装置 | |
| CA2486876C (en) | Disc cartridge | |
| JP3282192B2 (ja) | ディスクカートリッジ | |
| JPH10302431A (ja) | 磁気ディスクカートリッジおよび磁気ディスクドライブ装置 | |
| JP2004013921A (ja) | ディスクカートリッジ | |
| JPH03224182A (ja) | ディスクカートリッジ | |
| JPH08255453A (ja) | 磁気ディスクカートリッジ | |
| US20030197977A1 (en) | Recording medium cartridge | |
| Muller et al. | TECHNICAL FIELD |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |