JP2554677Y2 - テープレコーダのテープ走行切換装置 - Google Patents
テープレコーダのテープ走行切換装置Info
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- JP2554677Y2 JP2554677Y2 JP1991002999U JP299991U JP2554677Y2 JP 2554677 Y2 JP2554677 Y2 JP 2554677Y2 JP 1991002999 U JP1991002999 U JP 1991002999U JP 299991 U JP299991 U JP 299991U JP 2554677 Y2 JP2554677 Y2 JP 2554677Y2
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- Japan
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- tape
- friction gear
- clutch
- friction
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、クラッチと噛み合う
フリクションギヤを使用してテープ走行を切り換えるテ
ープレコーダのテープ走行切換装置に関する。
フリクションギヤを使用してテープ走行を切り換えるテ
ープレコーダのテープ走行切換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、シングルモータのテープレコーダ
におけるフォワードプレイまたはリバースプレイの切り
換えや早送りまたは巻戻しの切り換えを行なうテープ走
行切換装置においては、1台のモータを正逆転させてフ
ォワードプレイからリバースプレイへ、リバースプレイ
からフォワードプレイに切り換えたり、早送りから巻戻
し、巻戻しから早送りに切り換えたりするために、クラ
ッチと噛み合うフリクションギヤが広く使用されてい
る。
におけるフォワードプレイまたはリバースプレイの切り
換えや早送りまたは巻戻しの切り換えを行なうテープ走
行切換装置においては、1台のモータを正逆転させてフ
ォワードプレイからリバースプレイへ、リバースプレイ
からフォワードプレイに切り換えたり、早送りから巻戻
し、巻戻しから早送りに切り換えたりするために、クラ
ッチと噛み合うフリクションギヤが広く使用されてい
る。
【0003】そして、回転するクラッチとフリクション
ギヤが切り換え後も常時噛み合って、フリクションギヤ
が回転する構造となっている。
ギヤが切り換え後も常時噛み合って、フリクションギヤ
が回転する構造となっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】テープ走行切換用のフ
リクションギヤがクラッチと噛み合って回転するため、
フリクションギヤを回転させる分だけ電流が消費され、
電源電池の寿命を短くしていた。
リクションギヤがクラッチと噛み合って回転するため、
フリクションギヤを回転させる分だけ電流が消費され、
電源電池の寿命を短くしていた。
【0005】また、フリクションギヤが回転するため、
特にプレイ状態の場合、ワウフラッタ(wow and flutte
r )となり、再生音の音質を低下させていた。
特にプレイ状態の場合、ワウフラッタ(wow and flutte
r )となり、再生音の音質を低下させていた。
【0006】この考案は、上記のような問題点に鑑みな
されたもので、フリクションギヤをテープ走行の切り換
え後にはクラッチから切り離すことによって消費電流の
ロスを解消すると共に、特にプレイ状態の切り換えにお
いて再生音の音質の向上が計れるテープレコーダのテー
プ走行切換装置の提供を目的とする。
されたもので、フリクションギヤをテープ走行の切り換
え後にはクラッチから切り離すことによって消費電流の
ロスを解消すると共に、特にプレイ状態の切り換えにお
いて再生音の音質の向上が計れるテープレコーダのテー
プ走行切換装置の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、この考案においては、正逆両方向に回転するモータ
から回転が伝達され、それに伴って正逆両方向に回転す
るクラッチと、クラッチの回転をテープ走行切換用のカ
ムに伝達するフリクションギヤおよびフリクションギヤ
を軸支するフリクションアームと、フリクションギヤに
噛み合い、所定箇所に欠所を持つテープ走行切換用のカ
ムとからなるテープレコーダのテープ走行切換装置にお
いて、カムに係合してそのカムをプレイモードでの定位
置で固定するカム固定手段と、フリクションギヤを欠所
に対応させるギヤ保持手段と、カムの定位置においてフ
リクションギヤをクラッチからはずす着脱手段を設けた
ことを特徴とするものである。
め、この考案においては、正逆両方向に回転するモータ
から回転が伝達され、それに伴って正逆両方向に回転す
るクラッチと、クラッチの回転をテープ走行切換用のカ
ムに伝達するフリクションギヤおよびフリクションギヤ
を軸支するフリクションアームと、フリクションギヤに
噛み合い、所定箇所に欠所を持つテープ走行切換用のカ
ムとからなるテープレコーダのテープ走行切換装置にお
いて、カムに係合してそのカムをプレイモードでの定位
置で固定するカム固定手段と、フリクションギヤを欠所
に対応させるギヤ保持手段と、カムの定位置においてフ
リクションギヤをクラッチからはずす着脱手段を設けた
ことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】この考案を、例えばフォワードプレイとリバー
スプレイのプレイ状態のテープ走行切り換えに適用した
場合の一実施例を示す図1〜図5において、プレイ時に
カム7が時計方向に半回転すると、コイルスプリング1
4でカム7の突片7a側に付勢されていたモールドレバ
ー5の爪5bが、突片7aの切欠き7dに落ち込む。
スプレイのプレイ状態のテープ走行切り換えに適用した
場合の一実施例を示す図1〜図5において、プレイ時に
カム7が時計方向に半回転すると、コイルスプリング1
4でカム7の突片7a側に付勢されていたモールドレバ
ー5の爪5bが、突片7aの切欠き7dに落ち込む。
【0009】すると、モールドレバー5がコイルスプリ
ング14に付勢され、シャフト13を支点として反時計
方向に回転する。
ング14に付勢され、シャフト13を支点として反時計
方向に回転する。
【0010】このモールドレバー5の回転によりフリク
ションアーム3がピン12を中心にして反時計方向に回
動すると共に、スライド溝3aにより若干下方にスライ
ドする。これにより、図5に示すようにフリクションギ
ヤ4がクラッチ6との噛み合いから外れてカム7の欠所
7cに落ち込む。このとき、カム7の時計方向または反
時計方向の回転に応じて図示しない公知の手段によりフ
ォワードプレイ状態またはリバースプレイ状態となる。
ションアーム3がピン12を中心にして反時計方向に回
動すると共に、スライド溝3aにより若干下方にスライ
ドする。これにより、図5に示すようにフリクションギ
ヤ4がクラッチ6との噛み合いから外れてカム7の欠所
7cに落ち込む。このとき、カム7の時計方向または反
時計方向の回転に応じて図示しない公知の手段によりフ
ォワードプレイ状態またはリバースプレイ状態となる。
【0011】
【実施例】続いて、この考案に係るテープレコーダのテ
ープ走行切換装置のフォワードプレイまたはリバースプ
レイのプレイ状態のテープ走行切り換えに適用した場合
の一実施例について、図1〜図5を参照して詳細に説明
する。
ープ走行切換装置のフォワードプレイまたはリバースプ
レイのプレイ状態のテープ走行切り換えに適用した場合
の一実施例について、図1〜図5を参照して詳細に説明
する。
【0012】図1は、この考案に係るテープレコーダの
テープ走行切換装置の実施の一例におけるストップ状態
を示す概略平面図である。また、図2は同状態における
一部破断正面図である。
テープ走行切換装置の実施の一例におけるストップ状態
を示す概略平面図である。また、図2は同状態における
一部破断正面図である。
【0013】この図1において、テープレコーダのテー
プ走行切換装置は、切換駆動用のプランジャー1と、ト
リガー2と、フリクションアーム3と、フリクションギ
ヤ4と、モールドレバー5と、クラッチ6およびカム7
とから主要部材が構成されている。
プ走行切換装置は、切換駆動用のプランジャー1と、ト
リガー2と、フリクションアーム3と、フリクションギ
ヤ4と、モールドレバー5と、クラッチ6およびカム7
とから主要部材が構成されている。
【0014】駆動用のプランジャー1は、自己保持型の
プランジャーで非通電時には自己保持しており、通電時
にその自己保持を解除するもので、メカシャーシ8(図
2に図示)の下面に固着され、そのロッド1aの先端が
トリガー2の基端に連結されている。
プランジャーで非通電時には自己保持しており、通電時
にその自己保持を解除するもので、メカシャーシ8(図
2に図示)の下面に固着され、そのロッド1aの先端が
トリガー2の基端に連結されている。
【0015】基端がプランジャー1に揺動自在な状態で
連結されたギヤ保持手段の一部として機能するトリガー
2は、プランジャー1よりの中央でメカシャーシ8に垂
設したシャフト10に回転自在な状態で軸支されると共
に、基端および先端が左右異なる方向に略直角に曲がっ
た形状で、その曲がった先端に係止用の切欠き2aがY
字状に切欠され、その切欠き2aでフリクションアーム
3と係合されている。このトリガー2は、基端側でコイ
ルスプリング9によって矢印方向に付勢される。
連結されたギヤ保持手段の一部として機能するトリガー
2は、プランジャー1よりの中央でメカシャーシ8に垂
設したシャフト10に回転自在な状態で軸支されると共
に、基端および先端が左右異なる方向に略直角に曲がっ
た形状で、その曲がった先端に係止用の切欠き2aがY
字状に切欠され、その切欠き2aでフリクションアーム
3と係合されている。このトリガー2は、基端側でコイ
ルスプリング9によって矢印方向に付勢される。
【0016】なお、トリガー2は、図5で示すプレイ状
態からストップ状態へ復帰するときに、トリガー2の周
縁部2bがモールドレバー5と周接することによりモー
ルドレバー5を時計方向に回動させ、フリクションアー
ム3を時計方向に回動させることによって、フリクショ
ンギヤ4とクラッチ6とを噛合させるものである。
態からストップ状態へ復帰するときに、トリガー2の周
縁部2bがモールドレバー5と周接することによりモー
ルドレバー5を時計方向に回動させ、フリクションアー
ム3を時計方向に回動させることによって、フリクショ
ンギヤ4とクラッチ6とを噛合させるものである。
【0017】フリクションアーム3は、クラッチ6と同
心の円弧状板で、中央にシャフト11が貫通固定される
と共に、両側にクラッチ6と同心円弧状のスライド溝3
a,3bが穿設され、そのスライド溝3aに係入したピ
ン12によってメカシャーシ8に支承される。
心の円弧状板で、中央にシャフト11が貫通固定される
と共に、両側にクラッチ6と同心円弧状のスライド溝3
a,3bが穿設され、そのスライド溝3aに係入したピ
ン12によってメカシャーシ8に支承される。
【0018】フリクションアーム3を貫通したシャフト
11は、上部においてトリガー2の切欠き2aと係合す
ると共に、下部においてフリクションギヤ4を回転自在
に軸支する。
11は、上部においてトリガー2の切欠き2aと係合す
ると共に、下部においてフリクションギヤ4を回転自在
に軸支する。
【0019】また、フリクションアーム3のスライド溝
3bには、モールドレバー5のピン5aが係入する。
3bには、モールドレバー5のピン5aが係入する。
【0020】フリクションアーム3の中央下面に軸支さ
れたフリクションギヤ4は、ストップ状態においてクラ
ッチ6と噛み合う。
れたフリクションギヤ4は、ストップ状態においてクラ
ッチ6と噛み合う。
【0021】モールドレバー5はその略中央部がシャフ
ト13に回動自在に軸支されている。このモールドレバ
ー5の一端側にはピン5aが設けられ、これがスライド
溝3bに係入されることによって、フリクションギヤ4
をクラッチ6からはずす着脱手段が構成される。また、
モールドレバー5の他端にはハサミ形の爪5bが形成さ
れ、その爪5bがカム7の突片7aと当接する。これら
爪5bと突片7aとでカム固定手段が構成される。さら
に、モールドレバー5は、コイルスプリング14で反時
計方向に付勢される。
ト13に回動自在に軸支されている。このモールドレバ
ー5の一端側にはピン5aが設けられ、これがスライド
溝3bに係入されることによって、フリクションギヤ4
をクラッチ6からはずす着脱手段が構成される。また、
モールドレバー5の他端にはハサミ形の爪5bが形成さ
れ、その爪5bがカム7の突片7aと当接する。これら
爪5bと突片7aとでカム固定手段が構成される。さら
に、モールドレバー5は、コイルスプリング14で反時
計方向に付勢される。
【0022】クラッチ6は、図2で示すようにメカシャ
ーシ8に垂設したシャフト15に軸支される。
ーシ8に垂設したシャフト15に軸支される。
【0023】中央に突片7aが突設されたカム7は、図
2で示すように、メカシャーシ8に垂設したシャフト1
6に軸支され、フリクションギヤ4が嵌入するストップ
モード用の欠所7bおよびプレイモード用の欠所7c
(図1参照)が180度対向した位置に欠切される。
2で示すように、メカシャーシ8に垂設したシャフト1
6に軸支され、フリクションギヤ4が嵌入するストップ
モード用の欠所7bおよびプレイモード用の欠所7c
(図1参照)が180度対向した位置に欠切される。
【0024】カム7の突片7aには、モールドレバー5
の爪5bが係入する切欠き7dが設けられている。
の爪5bが係入する切欠き7dが設けられている。
【0025】また、このカム7には、フォワードとリバ
ースのプレイ用の回転伝達系を切り換えるカム機構(図
示しない)が備えられている。さらに、カム7には、図
3で示すように解除されたトリガー2を復帰させるため
の戻しカム7eが中心部(突片7a下方)に設けられて
いる。そして、この戻しカム7eは、図4で示すように
カム7の回転中にトリガー2の周縁部2bと周接するこ
とによりトリガー2をコイルスプリング9に抗して時計
方向に回動させ、トリガー2をプランジャー1の自己保
持力によりその状態を保持させる。
ースのプレイ用の回転伝達系を切り換えるカム機構(図
示しない)が備えられている。さらに、カム7には、図
3で示すように解除されたトリガー2を復帰させるため
の戻しカム7eが中心部(突片7a下方)に設けられて
いる。そして、この戻しカム7eは、図4で示すように
カム7の回転中にトリガー2の周縁部2bと周接するこ
とによりトリガー2をコイルスプリング9に抗して時計
方向に回動させ、トリガー2をプランジャー1の自己保
持力によりその状態を保持させる。
【0026】上記のようにフリクションギヤ4とクラッ
チ6が噛み合っているストップ状態で、フォワード、リ
バースの何れかのプレイボタン(図示しない)を押す
と、モータ(図示しない)が正逆の何れかの方向に回転
する。
チ6が噛み合っているストップ状態で、フォワード、リ
バースの何れかのプレイボタン(図示しない)を押す
と、モータ(図示しない)が正逆の何れかの方向に回転
する。
【0027】モータが回転すると、その回転がクラッチ
6に伝達される。このとき、自己保持型のプランジャー
1へ通電されるので、プランジャー1の自己保持が解除
されることによって、コイルスプリング9の付勢力でト
リガー2が図3で示すようにシャフト11から外され
る。これにより、フリクションギヤ4がカム7の欠所7
bに対応する位置から移動可能となる。
6に伝達される。このとき、自己保持型のプランジャー
1へ通電されるので、プランジャー1の自己保持が解除
されることによって、コイルスプリング9の付勢力でト
リガー2が図3で示すようにシャフト11から外され
る。これにより、フリクションギヤ4がカム7の欠所7
bに対応する位置から移動可能となる。
【0028】クラッチ6が回転すると、クラッチ6と噛
み合っているフリクションギヤ4が回転し、その回転方
向に従ってフリクションアーム3が移動する。
み合っているフリクションギヤ4が回転し、その回転方
向に従ってフリクションアーム3が移動する。
【0029】このフリクションアーム3の移動によっ
て、フリクションギヤ4がカム7の欠所7bから脱出し
てカム7と噛み合い、カム7を回転させる。
て、フリクションギヤ4がカム7の欠所7bから脱出し
てカム7と噛み合い、カム7を回転させる。
【0030】例えば、カム7が時計方向に半回転する
と、コイルスプリング14でカム7の突片7aに付勢さ
れているモールドレバー5の爪5bが図5で示すように
突片7aの切欠き7dに落ち込んで停止する。この状態
でカム7はプレイモードでの定位置に固定されたことに
なる。
と、コイルスプリング14でカム7の突片7aに付勢さ
れているモールドレバー5の爪5bが図5で示すように
突片7aの切欠き7dに落ち込んで停止する。この状態
でカム7はプレイモードでの定位置に固定されたことに
なる。
【0031】このとき、カム7の欠所7b,7cの位置
がストップ状態の時と入れ替わる。
がストップ状態の時と入れ替わる。
【0032】モールドレバー5の爪5bが突片7aの切
欠き7dに落ち込むと、モールドレバー5がコイルスプ
リング14に付勢され、シャフト13を支点として反時
計方向に回転する。なお、カム7の回転中に、トリガー
2はカム7の戻しカム7eによってコイルスプリング9
の付勢力に抗して時計方向に回動し、その位置は通電を
解除された自己保持型のプランジャー1の自己保持力に
より保持される(図4参照)。
欠き7dに落ち込むと、モールドレバー5がコイルスプ
リング14に付勢され、シャフト13を支点として反時
計方向に回転する。なお、カム7の回転中に、トリガー
2はカム7の戻しカム7eによってコイルスプリング9
の付勢力に抗して時計方向に回動し、その位置は通電を
解除された自己保持型のプランジャー1の自己保持力に
より保持される(図4参照)。
【0033】すると、図5で示すように、フリクション
アーム3がモールドレバー5を介してコイルスプリング
14に引っ張られ、スライドしてフリクションアーム3
の支点(ピン12)を移動させる。
アーム3がモールドレバー5を介してコイルスプリング
14に引っ張られ、スライドしてフリクションアーム3
の支点(ピン12)を移動させる。
【0034】このとき、プランジャー1への通電がなさ
れ、フリクションギヤ4のシャフト11が、図5で示す
ようにトリガー2の切欠き2aに拘束され、フリクショ
ンギヤ4がクラッチ6から離されると共に、欠所7cに
対応した位置で保持される。モータの正逆回転に伴うカ
ム7の正逆回転方向により公知の手段によりフォワード
プレイかリバースプレイかが決定される。
れ、フリクションギヤ4のシャフト11が、図5で示す
ようにトリガー2の切欠き2aに拘束され、フリクショ
ンギヤ4がクラッチ6から離されると共に、欠所7cに
対応した位置で保持される。モータの正逆回転に伴うカ
ム7の正逆回転方向により公知の手段によりフォワード
プレイかリバースプレイかが決定される。
【0035】そして、図5は、この考案に係るテープレ
コーダのテープ走行切換装置のプレイ状態を示す概略平
面図である。
コーダのテープ走行切換装置のプレイ状態を示す概略平
面図である。
【0036】また、プレイ状態からストップ状態への移
行は、ストップボタン(図示しない)を押すことによっ
て行われる。
行は、ストップボタン(図示しない)を押すことによっ
て行われる。
【0037】ストップボタンが押されると、プランジャ
ー1へ通電され、プランジャー1の自己保持が解除され
るので、トリガー2の上部がコイルスプリング9で付勢
され、トリガー2がシャフト10を支点として反時計方
向に移動する。
ー1へ通電され、プランジャー1の自己保持が解除され
るので、トリガー2の上部がコイルスプリング9で付勢
され、トリガー2がシャフト10を支点として反時計方
向に移動する。
【0038】トリガー2の周縁部2bが、突片7aの切
欠き7dに係入しているモールドレバー5と周接するこ
とにより、モールドレバー5を時計方向に回動させフリ
クションアーム3を時計方向に回動させることによって
フリクションギヤ4がクラッチ6と噛み合って回転し、
その回転方向に従ってフリクションアーム3が移動す
る。
欠き7dに係入しているモールドレバー5と周接するこ
とにより、モールドレバー5を時計方向に回動させフリ
クションアーム3を時計方向に回動させることによって
フリクションギヤ4がクラッチ6と噛み合って回転し、
その回転方向に従ってフリクションアーム3が移動す
る。
【0039】このフリクションアーム3の移動によっ
て、フリクションギヤ4がカム7の欠所7cから脱出し
てカム7と噛み合い、カム7を回転させる。
て、フリクションギヤ4がカム7の欠所7cから脱出し
てカム7と噛み合い、カム7を回転させる。
【0040】そして、カム7が何れかの方向に半回転す
ると、フリクションギヤ4がカム7の欠所7bに落ち込
み、カム7は図1で示す状態で停止する。
ると、フリクションギヤ4がカム7の欠所7bに落ち込
み、カム7は図1で示す状態で停止する。
【0041】なお、カム7の回転中にトリガー2は、ト
リガー2の周縁と戻しカム7eとが周接することにより
トリガー2をコイルスプリング9に抗して時計方向に回
動させ、トリガー2をプランジャー1の自己保持力によ
りその状態を保持させるものである。
リガー2の周縁と戻しカム7eとが周接することにより
トリガー2をコイルスプリング9に抗して時計方向に回
動させ、トリガー2をプランジャー1の自己保持力によ
りその状態を保持させるものである。
【0042】以上はフォワードプレイまたはリバースプ
レイのプレイ状態のテープ走行切り換えに本考案を適用
した場合につき述べたが、これを早送りまたは巻戻しの
テープ走行切り換えなどにも適用できる。
レイのプレイ状態のテープ走行切り換えに本考案を適用
した場合につき述べたが、これを早送りまたは巻戻しの
テープ走行切り換えなどにも適用できる。
【0043】
【考案の効果】以上のように、この考案に係るテープレ
コーダのテープ走行切換装置は、テープ走行切換用のカ
ムの回転に連動して、テープ走行方向切り換え後にクラ
ッチからフリクションギヤを切り離すようにしたもので
ある。
コーダのテープ走行切換装置は、テープ走行切換用のカ
ムの回転に連動して、テープ走行方向切り換え後にクラ
ッチからフリクションギヤを切り離すようにしたもので
ある。
【0044】したがって、フリクションギヤを回転させ
ていた従来装置に比し消費電流が少なくなり、長時間の
使用が可能になった。また、特にプレイ状態におけるテ
ープ走行方向切換装置に本考案を実施したとき、フリク
ションギヤがプレイ時に回転しないので、ワウフラッタ
の要因が減少され、再生音の音質が向上する効果があ
る。
ていた従来装置に比し消費電流が少なくなり、長時間の
使用が可能になった。また、特にプレイ状態におけるテ
ープ走行方向切換装置に本考案を実施したとき、フリク
ションギヤがプレイ時に回転しないので、ワウフラッタ
の要因が減少され、再生音の音質が向上する効果があ
る。
【図1】この考案の一実施例を示すストップ状態におけ
る概略平面図である。
る概略平面図である。
【図2】ストップ状態における一部破断正面図である。
【図3】スイッチでトリガーを外した状態の概略平面図
である。
である。
【図4】戻しカムでトリガーを復帰させた状態の概略平
面図である。
面図である。
【図5】プレイ状態を示す概略平面図である。
1 プランジャー 2 トリガー 3 フリクションアーム 4 フリクションギヤ 5 モールドレバー 6 クラッチ 7 カム
Claims (1)
- 【請求項1】 正逆両方向に回転するモータから回転が
伝達され、それに伴って正逆両方向に回転するクラッチ
と、 クラッチの回転をテープ走行切換用のカムに伝達するフ
リクションギヤおよびフリクションギヤを軸支するフリ
クションアームと、 上記フリクションギヤに噛み合い、所定箇所に欠所を持
つテープ走行切換用のカムとからなるテープレコーダの
テープ走行切換装置において、 上記カムに係合してそのカムをプレイモードでの定位置
で固定するカム固定手段と、 上記フリクションギヤを上記欠所に対応させるギヤ保持
手段と、 上記カムの定位置において上記フリクションギヤをクラ
ッチからはずす着脱手段を設けたことを特徴とするテー
プレコーダのテープ走行切換装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991002999U JP2554677Y2 (ja) | 1991-01-31 | 1991-01-31 | テープレコーダのテープ走行切換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991002999U JP2554677Y2 (ja) | 1991-01-31 | 1991-01-31 | テープレコーダのテープ走行切換装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04101931U JPH04101931U (ja) | 1992-09-02 |
JP2554677Y2 true JP2554677Y2 (ja) | 1997-11-17 |
Family
ID=31731547
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991002999U Expired - Fee Related JP2554677Y2 (ja) | 1991-01-31 | 1991-01-31 | テープレコーダのテープ走行切換装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2554677Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01128251A (ja) * | 1987-11-13 | 1989-05-19 | Clarion Co Ltd | ギヤの回転・停止機構 |
-
1991
- 1991-01-31 JP JP1991002999U patent/JP2554677Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04101931U (ja) | 1992-09-02 |
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