JP2554528Y2 - 圧力容器の蓋構造 - Google Patents

圧力容器の蓋構造

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JP2554528Y2
JP2554528Y2 JP2956891U JP2956891U JP2554528Y2 JP 2554528 Y2 JP2554528 Y2 JP 2554528Y2 JP 2956891 U JP2956891 U JP 2956891U JP 2956891 U JP2956891 U JP 2956891U JP 2554528 Y2 JP2554528 Y2 JP 2554528Y2
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valve
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pressure vessel
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JP2956891U
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Inventor
布施力夫
Original Assignee
株式会社カンセイ
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は液体洗剤と、圧力エアを
供給し、その圧力エアで、液体洗剤をノズルより吐出せ
しめるための液体圧力容器の開口部に被着される圧力容
器の蓋構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば人の出入りの多いドライブイン、
ホテル、レストラン、劇場等の手洗い場所においては、
衛生を高めるために、洗剤の設備が要求される。
【0003】一般的には各洗面器の近傍に、液体洗剤を
入れる洗剤容器が設備されており、手を洗う者が、その
洗剤容器より適量の洗剤を注出させて使用しているもの
である。
【0004】ところが、上記の洗剤容器に入れられてい
る洗剤は液体であるために、その容器より手の平に注出
せしめた洗剤が指間より垂れ落ちる、あるいは必要以上
の洗剤が注出される等のことで洗剤の無駄が生じやす
く、特に公衆の手洗い場所にあっては、その無駄量も嵩
み経済性が悪いものであった。
【0005】そこで本考案者等は、上記洗剤の無駄を解
消して経済性を高めるために、液体洗剤をムース状(泡
状)となして吐出せしめることができるムース状洗剤供
給装置についての開発を進めている。このムース状洗剤
供給装置には液体洗剤と、圧力エアを供給し、該圧力エ
アの加圧作用で液体洗剤を所定のノズルへ圧送せしめる
ための圧力容器が具備されており、通常この圧力容器内
の絶対圧力は約0.5kg/cm 2 程度までに上昇せし
めることが望まれていることから、この加圧力に十分耐
え得る容器構造とすることは勿論のことである。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】この圧力容器にあって
は逐次液体洗剤を供給するための供給口が設けられてお
りさらにこの供給口にはねじ蓋が締着されるのが一般的
構造であるが、単なるねじ蓋構造では、容器内圧が加圧
されている状態でねじ蓋を緩めて開放しようとすると、
容器内圧力が蓋に作用してねじ蓋の解放が妨げられ円滑
なる開蓋が不能となる。またその開蓋操作時のねじ蓋と
供給口とのねじの噛み合が解ける直前において、容器内
の圧力でねじ蓋が押し飛ばされ、作業者に危害が加えら
れたり、あるいはそのねじ蓋が破損したりするという不
具合があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、かかる従来の
不具合に着目してなされたもので、圧力容器の供給口に
ねじ着される蓋に、排圧弁を設けて、蓋を取り外す前
に、その排圧弁を開口して容器内圧を排圧した後ねじ蓋
を操作することができるようにしてねじ蓋開放操作の容
易性、安全性を高めることができる圧力容器の蓋構造を
提供することにある。
【0008】
【実施例】以下に本考案を図面に示す実施例に基づいて
詳細に説明する。
【0009】図1及び図2において、1は液体洗剤を供
給する圧力容器本体であって、この圧力容器本体1に
は、液体洗剤注入口2が形成されている。またこの容器
には圧力エアを圧入するための圧力エア供給口(図示せ
ず)も設けられている。注入口2の外周面には、雄ねじ
3が刻設されており、この雄ねじ3にねじ蓋4が螺着さ
れるようになっている。このねじ蓋4の中心軸上には透
孔5が穿設されており、この透孔5内には、筒体6が軸
方向に摺動可能に挿通されている。この筒体6の下端部
には、前記注入口2の内側に形成されている第1の弁座
7に当接される第1の弁8が一体形成されている。この
第1の弁8の上側には金属製の受皿9が重ね合わされて
おり、この受皿9と、ねじ蓋4の裏面に取付けられてい
る金属製座金10との間には、前記第1の弁8を第1の
弁座7へ弾圧的に押圧せしめるための第1のスプリング
11が介装されている。12は前記筒体6の上端部に螺
着される離脱防止ねじ、13は筒体6の軸孔14内に挿
通されている操作杆であって、この操作杆13の下端部
には、前記第1の弁8の中央部に形成されている第2の
弁座15に当接される第2の弁16が形成され、また操
作杆13の上端には操作ノブ17が取付けられている。
この操作ノブ17と前記離脱防止ねじ12との間には、
第2の弁16を常時第2の弁座15に密接せしめるため
の第2のスプリング18が介在されている。19は容器
本体1にブラケット20を介して固定されていると共
に、ねじ蓋4が注入口2に完全にねじ込まれたとき信号
を発するマイクロスイッチ、21は容器本体1内に注入
する液体内に含まれる不純物を除去するフィルタ、22
は第1の弁8の撓みを阻止するために設けられている板
ばねを示す。
【0010】以上が本実施例の構成であるが、次にその
作用について述べると、ねじ蓋4を注入口2にねじ込
み、その完全ねじ着されるときは図2に示すように第1
のスプリング11の弾圧作用で第1の弁8と第1の弁座
7が密接され、さらに第2のスプリング18の弾圧作用
第2の弁16と第2の弁座15とが密接され、その結
果容器本体1内に圧入したエアが漏出されることがなく
保持される。
【0011】次にねじ蓋4をあけたいときは、先ず操作
ノブ17を、第2のスプリング18の弾圧力に抗して押
し下げると、図3に示すように第2の弁16と第2の
座15との間が開き、その結果容器本体1内の圧力エア
が外部へ排出(逃され)され、これによって容器本体1
内の圧力が減圧される。この段階でねじ蓋4を緩めれ
ば、第1のスプリングによる第1の弁8の押圧力が軽減
され、このため第1の弁8が第1の弁座7から離れて
も、ねじ蓋4への加圧作用が発生せず、ねじ蓋4を円滑
に回動させ、取り外すことがきわめて容易にできる。
らには開蓋操作時のねじ蓋4と注入口2とのねじの噛み
合が解ける直前において、容器本体1内圧力でねじ蓋4
が飛ばされる恐れがなく安全性にも優れている。
【0012】このねじ蓋4の注入口2への螺着時におい
第1の弁8は第1のスプリング11の弾圧力で第1の
弁座7に密接され、これによってねじ蓋4の開放動作、
又は閉塞動作の妨げとなっているが、第1のスプリング
11の両端は金属製の受皿9及び座金10とがスリップ
しやすく構成されているために、ねじ蓋4の回動時に
1の弁座7に第1の弁8が密接されていても第1のスプ
リング11端と受皿9及び座金10とがスリップし、ね
じ蓋4を容易に回動させることができる。
【0013】またこの実施例では、ねじ蓋4が完全に螺
着されるとマイクロスイッチの動作でねじ蓋4が完全螺
着されたことを知らせる信号を発し、この発信で例えば
容器本体1内へ圧力エアを圧送せしめるためのコンプレ
ッサを駆動せしめれば、ねじ蓋の装着完了と同時に容器
本体1内への圧力エア供給が自動的になされ、従ってね
じ蓋の完全螺着と容器本体1内への圧力エアの自動供給
が確実となる。
【0014】
【考案の効果】以上のように本考案は、圧力容器本体の
注入口に螺着するねじ蓋構造において、該ねじ蓋4の中
心軸上に穿設された透孔5内に、その軸方向に摺動可能
に挿通される筒体6と、該筒体6の圧力容器側端部に一
体形成された第1の弁8と、前記注入口2の内周面に形
成され、かつ前記第1の弁8が密接される第1の弁座7
と、該第1の弁座7に第1の弁8を弾圧的に密接させる
ため、その第1の弁8とねじ蓋4との間に介装される第
1のスプリング11と、前記筒体6の容器側端部に形成
される第2の弁座15と、該筒体6の中心軸孔14内に
貫通される操作杆13と、その操作杆13の容器側貫通
端部に形成されかつ前記第2の弁座15に密接される
2の弁16と、操作杆13の他端部に形成されている操
作ノブ17と、上記第2の弁16を前記第2の弁座15
に弾圧的に密接させるために、操作ノブ17とねじ蓋4
との間に介在されている第2のスプリング5とを有して
いる圧力容器の蓋構造であるからこれによればねじ蓋4
の開蓋時において、先ず操作ノブ17を、第2のスプリ
ング18の弾圧力に抗して押し下げると、図3に示すよ
うに第2の弁16と第2の弁座15との間が開き、その
結果容器本体1内の圧力エアが外部へ排出(逃され)さ
れ、これによって容器本体1内の圧力が減圧される。こ
の段階でねじ蓋4を緩めれば、第1のスプリングによる
第1の弁8の押圧力が軽減され、このため第1の弁8が
第1の弁座7から離れても、ねじ蓋4への加圧作用が発
生せず、このねじ蓋4を円滑に回動させ、取り外すこと
がきわめて容易に、また急にあけたいときも容器本体1
内圧力でねじ蓋4が飛ばされる恐れがなく安全にできる
という効果が得られる。またこの考案では、第1のスプ
リング11の一方の端と第1の弁8との間及び他方の端
とねじ蓋4との間に夫々の金属製受皿9及び座金10を
介在せしめたことによりねじ蓋4の回動時に第1の弁座
7に第1の弁8が密接されていても第1のスプリング1
1端と受皿9及び座金10とがスリップし、ねじ蓋4を
容易に回動させることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案よりなる圧力容器蓋構造の実施例を示し
た平面図。
【図2】図1におけるA−A線断面図。
【図3】本実施例の排圧時の動作説明図。
【符号の説明】
1…圧力容器本体 2…液体洗剤注入口 3…雄ねじ 4…ねじ蓋 5…透孔 6…筒体 7…第1の弁座 8…第1の弁 9…受皿 10…座金 11…第1のスプリング 12…離脱防止ねじ 13…操作杆 14…軸孔 15…第2の弁座 16…第2の弁 17…操作ノブ 18…第2のスプリン
グ 19…マイクロスイッチ 20…ブラケット 21…フィルタ 22…板ばね

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧力容器本体の液体洗剤注入口(2)
    螺着するねじ蓋構造において、該ねじ蓋(4)の中心軸
    上に穿設された透孔(5)内に、その軸方向に摺動可能
    に挿通される筒体(6)と、該筒体(6)の圧力容器側
    端部に一体形成された第1の弁(8)と、前記液体洗剤
    注入口(2)の内周面に形成され、かつ前記第1の
    (8)が密接される第1の弁座(7)と、該第1の弁座
    (7)に第1の弁(8)を弾圧的に密接させるため、そ
    第1の弁(8)とねじ蓋(4)との間に介装される第
    1のスプリング(11)と、前記筒体(6)の容器側端
    部に形成される第2の弁座(15)と、該筒体(6)の
    中心軸孔(14)内に貫通される操作杆(13)と、そ
    の操作杆(13)の容器側貫通端部に形成されかつ前記
    第2の弁座(15)に密接される第2の弁(16)と、
    操作杆(13)の他端部に形成されている操作ノブ(1
    7)と、上記第2の弁(16)を前記第2の弁座(1
    5)に弾圧的に密接させるために、操作ノブ17とねじ
    蓋(4)との間に介在されている第2のスプリング
    (5)とを有していること特徴とする圧力容器の蓋構
    造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の蓋構造において、第1の
    スプリング(11)の一方の端と第1の弁(8)との間
    及び他方の端とねじ蓋(4)との間に夫々の金属製受皿
    (9)及び座金(10)を介在せしめたことを特徴とす
    る圧力容器の蓋構造。
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