JP2554405B2 - 自動記憶ライブラリでデマウントすべきデータ記憶媒体を選択する方法および装置 - Google Patents

自動記憶ライブラリでデマウントすべきデータ記憶媒体を選択する方法および装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遊休状態の自動記憶ラ
イブラリ内でデマウント(周辺記憶装置から外すこと)
すべきデータ記憶媒体を選択する方法、ならびにそのた
めの自動記憶ライブラリおよびプログラム装置に関す
る。さらに具体的には、この方法は、その中の周辺記憶
装置の占有状況の如何にかかわらず、自動記憶ライブラ
リ内でデマウントすべきデータ記憶媒体を選択するこ
と、ならびにそのための自動記憶ライブラリおよびプロ
グラム装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最新のコンピュータは、1台または複数
の中央演算処理装置とメモリ機構とを含むホスト・プロ
セッサを必要としている。プロセッサは、供給される命
令に応じて、メモリ中のデータを処理する。したがっ
て、メモリはプロセッサが必要とするデータを記憶し、
そのデータをコンピュータの全体的動作が可能な速度で
プロセッサに転送する能力を持たなければならない。し
たがって、コンピュータ・システムの商業的成功にとっ
て、コンピュータ・メモリのコストと性能は決定的に重
要である。
【0003】現在のコンピュータは大量のデータ記憶容
量を必要とするので、多くの形態のコンピュータ・メモ
リが使用可能である。高速であるが高価な形態のメモリ
は、主記憶装置であり、通常はマイクロチップから構成
される。利用可能な他の形態のメモリは、周辺記憶装置
と呼ばれるもので、直接アクセス記憶装置(DAS
D)、磁気テープ装置、光記録装置などがある。これら
の型式のメモリは、実際にはその記憶媒体上にデータを
記憶する。これらの型式のメモリは、主記憶装置よりも
記憶密度は高く、コストは安いが、主記憶装置が提供す
る性能を提供しない。たとえば、テープまたはディスク
をドライブの読み書き機構の下で正しく位置決めするの
に必要な時間は、主記憶装置の純粋に電子的な高速のデ
ータ転送速度には及ばない。
【0004】コンピュータ内のすべてのデータを単一の
型式のメモリ装置に記憶するのは効率が悪い。すべての
データを主記憶装置に記憶するとコストが高くなりす
ぎ、すべてのデータを1つの周辺記憶装置に記憶すると
性能が低下する。従って、通常のコンピュータ・システ
ムは、主記憶装置と1つまたは複数の型式の周辺記憶装
置を両方含み、それらがデータ記憶階層として配列され
ている。データ記憶階層の配列は、ユーザの性能とコス
トの要件に合わせて調整される。この記憶階層中では、
主記憶装置はしばしば1次データ記憶装置と呼ばれ、階
層のその次のレベルはしばしば2次データ記憶装置と呼
ばれ、以下同様である。一般に、階層中の最高のレベル
は、記憶密度が最低で、性能とコストが最高である。階
層中を下がるにつれて、記憶密度は一般に増し、性能は
一般に下がり、コストも一般に低下する。必要なとき階
層中の異なるレベル間でデータを転送することにより、
メモリのコストが最低になり、性能が最高になる。すな
わち、あるデータをプロセッサが必要とすると予想され
る間だけ、そのデータを主記憶装置に記憶する。この記
憶階層は多くの形態をとることができ、任意の数のデー
タ記憶装置またはメモリ・レベルを含み、異なる2つの
メモリ・レベル間で直接データを転送することができ
る。データの転送には、当技術分野で周知の入出力チャ
ネル、制御装置、あるいはキャッシュ・メモリを使用す
る。
【0005】技術図面、金融保険関係の書類、医療関係
の図表・レコードにはイメージが含まれることがある。
最近まで、イメージ・データをコスト効果の高い形でメ
モリに記憶することは不可能であった。イメージは多く
の形態をとることができ、したがってテキストほど容易
にかつコンパクトにコンピュータの2進値0と1にコー
ド化することができない。技術図面は通常、紙、マイク
ロフィルム、あるいはマイクロフィッシュに保管され、
ある図面へのアクセスが必要なとき、手で検索する必要
がある。X線その他医療用の診断イメージ、金融機関同
士の間での取引に使用される銀行小切手、保険レコー
ド、FAX文書のイメージなどでも同じである。したが
って、コンピュータの発達にもかかわらず、世界のデー
タの大部分はなお紙に保管されていると推定される。こ
うしイメージ・データを含む紙の文書をファイルし、保
管し、検索するコストは、うなぎ登りに増大している。
アクセスが必要なとき手で検索しなければならない文書
で一杯の部屋または倉庫を維持することは、もはや受け
入れできない。光スキャナは、現在ではイメージを周辺
記憶装置に記憶できる機械可読な形に変換することがで
きるが、イメージ・データ用の必要な記憶空間は、紙の
文書に必要な量よりはずっと少ないものの、なおかなり
大きい。大部分のビジネス適用業務には、多数のディス
クまたはテープが必要である。したがって、こうしたデ
ィスクまたはテープの記憶を管理するため、自動記憶ラ
イブラリが開発された。
【0006】自動記憶ライブラリは、磁気テープ、磁気
ディスク、光ディスク等のデータ記憶媒体を保持するた
めの複数の記憶セルまたはスロットと、ロボット式ピッ
カ機構と、1台または複数の周辺記憶装置とを含む。各
データ記憶媒体は、ピッカが扱いやすいようにカセット
またはカートリッジ・ハウジングに収納することができ
る。このピッカは、コマンドに応じて、手の助けなしに
記憶セルと内部周辺記憶装置の間でデータ記憶媒体を移
動する。記憶媒体をマウントした内部周辺記憶装置は、
「占有された」と言う。データ記憶媒体を内部周辺記憶
装置にマウントした後は、システムが必要とする限り、
その媒体にデータを書き込み、その媒体からデータを読
み出すことができる。データは1つまたは複数のファイ
ルの形で記憶媒体上に記憶される。各ファイルは論理デ
ータ・セットである。ファイルは、特定のユーザによる
アクセスのために予約されており、かつそれが載ってい
る記憶媒体が周辺記憶装置にマウントされて、いつでも
アクセスできる状態になったとき、「開いている」と見
なされる。たとえば、光ディスク・ライブラリでは、フ
ァイルは、排他的アクセスのために予約され、それが載
っているディスクがドライブにマウントされて回転して
いる場合に、開いている。開いたファイルを含む記憶媒
体がマウントされた周辺記憶装置は、実際の電子的転送
が起こっているか否かにかかわらず「活動状態」にある
と見なされる。マウントされた記憶媒体が、ディレクト
リの読取りなど、ファイルが開いていることを必要とし
ない標準のオペレーティング・システム・コマンドの下
でアクセスされている場合も、周辺記憶装置は活動状態
にある。活動状態の記憶媒体は、一般に活動状態の周辺
記憶装置内にある記憶媒体であると見なされる。内部周
辺記憶装置および記憶セルは、データ記憶階層の異なる
レベルにあると見なすことができる。その上、シェルフ
記憶装置内の(すなわち記憶セル内にはなく、手による
介入なしにロボット式ピッカの手の届く範囲外にある)
データ記憶媒体は、データ記憶階層のさらに別のレベル
にあると見なすことができる。
【0007】自動記憶ライブラリはまた、1台または複
数の外部周辺記憶装置を含むことができる。外部周辺記
憶装置とは、内部周辺記憶装置とは違って、ピッカでア
クセスできず、手でロードしアンロードする必要のあ
る、周辺記憶装置を言う。外部周辺記憶装置は、ライブ
ラリ・オペレータの便宜のためライブラリに含めること
ができる。短時間のアクセスを必要とするシェルフ記憶
媒体は、ライブラリに挿入する必要がなく、また内部周
辺記憶装置の1つにマウントするためにピッカで検索す
る必要もない。外部周辺記憶装置も、データ記憶階層の
異なる1つと見なすことができる。本明細書では今後、
はっきりと明言する場合を除き、「周辺記憶装置」とは
内部周辺記憶装置のみを指すものとする。
【0008】いくつかの自動記憶ライブラリが知られて
いる。IBM社は、1970年代に磁気テープ・モジュ
ールの記憶と検索のためのIBM3850大容量記憶サ
ブシステムを導入した。それより後に、いくつかの会社
が磁気テープ・カートリッジおよび光ディスク用の自動
記憶ライブラリを導入している。たとえば、米国特許第
4654727号、第4864438号、第48645
11号の各明細書に、磁気テープ・カートリッジ・ライ
ブラリが開示されている。光ディスク・ライブラリの例
は、米国特許第4271489号、第4527262
号、第4614474号、第4766581号の各明細
書に出ている。これらのライブラリのロボット式ピッカ
機構は、それぞれ一度に1つのデータ記憶媒体を扱うこ
とのできる1個または複数のグリッパを含む。上記の第
4271489号、第4527262号、第46144
74号特許は、ただ1個のグリッパを有するロボット式
ピッカを開示し、第4654727号、第486443
8号、第4864511号、第4766581号特許
は、複数のグリッパを有するロボット式ピッカを開示し
ている。IBMはまた、2グリッパ式ライブラリである
IBM9246光ライブラリ装置を販売している。
【0009】ピッカおよびグリッパの動作は、自動記憶
ライブラリの効率に影響する。記憶セルと周辺記憶装置
の間で移動すべき記憶媒体の選択、移動のタイミング、
移動の場所の選択は、データ・アクセス時間を決定する
要因の一部である。通常、単一グリッパ式ライブラリで
は、既に占有されている周辺記憶装置に新しい記憶媒体
をマウントするには、既にマウント済みの媒体をデマウ
ントして記憶セルに移動し、次いで新しい媒体をその記
憶セルから検索してマウントする必要がある。しかし、
多重グリッパ式ライブラリでは、まずピッカに第1のグ
リッパでマウントすべき記憶媒体を検索させてから、第
2のグリッパで周辺記憶装置から記憶媒体をデマウント
することが知られている。周辺記憶装置内の記憶媒体
は、第2のグリッパによってデマウントされ、直ちに
(すなわち、デマウントした記憶媒体を記憶セルに移動
する前に)第1のグリッパ内にある記憶媒体で置き換え
られる。次に周辺記憶装置にマウントすべき記憶媒体
を、その周辺記憶装置を空にする前に検索することによ
り、周辺記憶装置がマウントされない(すなわち、その
中に記憶媒体がない)ままである時間が短縮される。そ
の節減は数秒になることもあり、これはデータ処理環境
ではかなりの量である。
【0010】また、多重グリッパ式ディスク・ライブラ
リでは、マウントすべきディスクを検索している間に、
デマウントすべきディスクの回転を落すことができる。
磁気ディスクおよび光ディスクは、通常、マウントされ
ている間、読み書き機構が速やかにデータを探し出せる
ようにきわめて高速度で回転する。ディスクをドライブ
からデマウントするときその損傷をさけるため、デマウ
ントの前にディスクの回転を止めなければならない。こ
うした高速度で回転するディスクを止めるには数秒かか
る。ただ1個のグリッパを有するライブラリでは、別の
ディスクを検索している間に、デマウントすべきディス
クの「回転を落す」のは不可能である。したがって、単
一グリッパ式ライブラリは、追加のグリッパ・ハードウ
ェアとそのためのプログラミングが不要なので、多重グ
リッパ式ライブラリよりも低コストで製造できるが、そ
の性能も低くなる。
【0011】他の要因もライブラリの効率に影響を与え
ることが知られている。マウントされている記憶媒体へ
のアクセスがもはや不要になるとすぐ(すなわち、周辺
記憶装置が非活動状態になったとき)、その記憶媒体を
単にデマウントして、記憶セルに移動するという、ライ
ブラリを作成することが可能である。しかし、記憶媒体
をデマウントしたすぐ後に、その記憶媒体へのアクセス
が必要になる可能性が必ずある。記憶媒体をデマウント
した直後に再マウント(「チャーン」または「スラッシ
ング」と呼ばれる)しなければならなくなる可能性を減
らすため、2つの条件が成立するまで、マウントされた
すべての記憶媒体をそれぞれの周辺記憶装置内に残して
おくことが知られている。この2つの条件とは、ライブ
ラリ内のすべての周辺記憶装置の占有と、現在マウント
されていない記憶媒体に対するマウント要求の発行であ
る。これらの条件を使用することは、新しく要求された
マウントを受け入れるために占有されていない周辺記憶
装置が必要とならない限り、どの記憶媒体もデマウント
する必要がないことを認めることである。その上、新し
いマウントが可能となるためにデマウントすべき記憶媒
体の選択を、LRUまたは「最近に最も使用されていな
い」基準を用いて行うことが知られている。こうした選
択は、継続してアクセスされる可能性が最も高いと考え
られる記憶媒体をマウント状態に保つためである。こう
した操作の例は、同時係属の米国特許出願第19073
9号に見られる。
【0012】上記の条件付きデマウント操作は、記憶媒
体がマウントされている周辺記憶装置が非活動状態にな
るとすぐその記憶媒体をデマウントするよりも、時とし
て性能が向上することがあるが、上記の参照文献および
製品で触れられていない、性能上のトレードオフを招く
可能性もある。こうしたトレードオフが生じるのは、上
記の条件付きデマウント操作では、別の記憶媒体のマウ
ントが必要となるまで、記憶媒体をデマウントすること
ができないからである。一部のトレードオフは、多重グ
リッパ式ライブラリに比べて単一グリッパ式ライブラリ
が上記のように性能上著しく不利なことに関係してい
る。上記の条件に従って、マウントされているデータ記
憶媒体のデマウントを遅らせると、上記の性能上の不利
益が回避できない。すなわち、マウント要求が発行され
ると、マウントされている記憶媒体をデマウントして記
憶セルに移動してからでないと、新しい記憶媒体を検索
してマウントすることができない。ランダムにアクセス
され、「チャーン」を招く可能性の低いデータ記憶媒体
を含む単一グリッパ式ライブラリでは、これは全く無駄
である。また、マウントすべき新しいディスクを検索す
る間に、マウントされているディスクの回転を落すこと
ができない。ライブラリが、占有されていない周辺記憶
装置を維持できないということは、新しい記憶媒体をマ
ウントする前に、上記の周辺記憶装置の1つにある記憶
媒体を少くともデマウントしなければならないというこ
とになり、したがってマウント要求に応えるのが遅くな
る。ライブラリが多数のグリッパを有し、したがってデ
マウントした記憶媒体を記憶セルに移動するのが遅れて
よい場合でも、既にその周辺記憶装置にマウントされて
いる記憶媒体がデマウントされるまで、新しい記憶媒体
のマウントが遅れる。
【0013】上記の条件付きデマウント動作のもう1つ
の重要なトレードオフは、ライブラリの信頼性が低いこ
とである。別の記憶媒体のマウントが必要となるまで、
記憶媒体をデマウントすることができないと、ある種の
周辺記憶装置資源に不当な負担を与えることになる。デ
ィスク・ライブラリでは、まだマウントされているディ
スクが、ディスク駆動モータによって回転され続け、デ
ィスク・ドライブ・サーボ・システムによって追跡され
続ける。テープ・カートリッジ・ライブラリでは、まだ
マウントされているテープが、水圧式空気軸受によって
支持され続ける。どのライブラリでも、ある種の駆動電
子回路が、電力を供給された作動可能状態に維持され
る。こうした駆動資源が余分に使用されると、その資源
が早めに老朽化し、信頼性が低下することになる。ディ
スク駆動モータ、光ディスク駆動レーザ、テープ駆動エ
ア・コンプレッサの摩耗が速まる。
【0014】
【発明が解決しようとする問題点】本発明の主目的は、
自動記憶ライブラリの改善された性能、ならびにそのた
めの自動記憶ライブラリおよびプログラム装置を提供す
ることにある。
【0015】本発明の他の目的は、自動記憶ライブラリ
のマウント/デマウント動作の管理ならびにそのための
自動記憶ライブラリおよびプログラム装置を改善するこ
とにある。
【0016】本発明の他の目的は、自動記憶ライブラリ
内でのデマウントすべき主記憶媒体の選択、ならびにそ
のための自動記憶ライブラリおよびプログラム装置を改
善することにある。
【0017】本発明の他の目的は、周辺記憶装置の占有
状況の如何にかかわらず、遊休状態の自動記憶ライブラ
リ内でデマウントすべき記憶媒体の選択、ならびにその
ための自動記憶ライブラリおよびプログラム装置を改善
することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の上記その他の目
的は、1台または複数の占有されている周辺記憶装置が
所定の比較的長い時間の間非活動状態に留まっていると
き、記憶媒体を前もってデマウントできるようにするこ
とによって達成される。記憶媒体がマウントされている
周辺記憶装置が非活動状態にある場合、保留中のマウン
ト要求に応えるため、記憶媒体をデマウントすることが
できる。また保留中のマウント要求がなくとも、周辺記
憶装置がすべて占有されており、かつ1台または複数の
周辺記憶装置が所定の比較的短い時間の間非活動状態に
留まっているときは、占有されていない周辺記憶装置を
得るため、記憶媒体をデマウントすることができる。そ
の上、保留中のマウント要求の有無や、周辺記憶装置の
占有状況の如何にかかわらず、所定の比較的長い時間の
間非活動状態に留まっている、占有されている各周辺記
憶装置内の記憶媒体がデマウントされて、ライブラリ内
の記憶セルに移動される。このような動作を実施するの
に適した自動記憶ライブラリは、後で開示する。
【0019】占有されていない周辺記憶装置が既に存在
するときでも、記憶媒体をデマウントすると、信頼性が
向上する。このような追加のデマウントが行われるとき
は、新しい占有されていない周辺記憶装置のある種の資
源の使用が一時的に中止される。ディスク駆動モータ、
ディスク駆動サーボ・システム、水圧式空気軸受などの
資源の電力がすべて遮断できる。このような資源の使用
を一時的に中止すると、早めの老朽化が妨げられ、信頼
性が向上する。
【0020】
【実施例】図面において、様々な図で同じ番号は同じ特
徴および構造要素を示す。本発明の自動記憶ライブラリ
を、光ディスク・ライブラリ中で実施されたものとして
説明する。図1ないし図4に、こうした光ディスク・ラ
イブラリの様々な図を示す。ライブラリ1は、ライブラ
リの作動部分のほとんどを囲むハウジング2を含み、ハ
ウジング2は内部にアクセスするための前後のドア板
(図示せず)を有する。ライブラリ1はさらに、複数の
光ディスク記憶セル3と、複数の内部光ディスク・ドラ
イブ4を含む。各記憶セル3は、片面または両面にデー
タを記録した光ディスク1枚を格納することができる。
ディスクの片面に記憶されたデータを「ボリューム」と
称する。好ましい実施例では、ライブラリ1は、72個
の記憶セルからなる列2列に配列された144個の記憶
セル3と、最大4台の光ディスク・ドライブ4を含む。
光ディスクは、アブレーティブ型、位相変化型、光磁気
式、その他の方式の光記録層を含み、光ディスク・ドラ
イブ4との整合性をもつ限りで、読取り専用、追記型、
または書込み可能型のいずれでもよい。その上、光ディ
スクは、ラセン形または同心円状のトラック・パターン
に記録することができる。記録フォーマットの詳細は本
発明の一部ではなく、当技術分野で既知のどんなもので
もよい。ロボット式ピッカ5は、1個のグリッパ6を含
み、グリッパ6は、記憶セル3またはドライブ4のいず
れにある光ディスクにもアクセスでき、それらの光ディ
スクをそれらの間で移動することができる。好ましい実
施例では、光ディスクは、グリッパ6で扱いやすいよう
にカートリッジに入れてあり、その形状因子が13.3
cm(5 1/4インチ)であるが、他の実施例では、
ドライブ4およびグリッパ6に整合するものならどんな
寸法でもよい。
【0021】図1にはハウジング2の正面は示してない
が、ライブラリ1のいくつかの部分が、オペレータがア
クセスできるようにハウジング2の正面から突き出して
いる。それらの部分は、コンソール・ドア7の一部であ
り、電力インジケータ/スイッチ8、入口/出口スロッ
ト9、外部光ディスク・ドライブ10、コンソール1
1、キーボード12のすべてまたは一部を含む。コンソ
ール・ドア7は、図2に示すように、必要なときその背
後にアクセスできるように、外へ開くことができる。ス
ロット9は、光ディスクをライブラリ1に差し込み、ま
たはライブラリ1から外すために使用する。オペレータ
からキーボード12を介してライブラリ1にコマンドを
送って、ピッカ5に、スロット9に差し込んだ光ディス
クを受け取ってそれを記憶セル3または記憶機構4に移
送させ、あるいは記憶セル3または記憶機構4から光デ
ィスクを回収してそれをスロット9に渡させ、ライブラ
リ1から外すことができる。コンソール11を用いて、
オペレータは、ハウジング2の内部を見ずに、ライブラ
リ1のある種の動作を監視し制御することができる。外
部光ディスク・ドライブ10は、ドライブ4とは違っ
て、グリッパ6でアクセスできず、手動でロードしアン
ロードしなければならない。ライブラリ1はまた、光デ
ィスク・ドライブ排気ファン14、外部ディスク・ドラ
イブ排気ファン15、および電源16を含む。
【0022】ライブラリ1の電源を入れると、キーボー
ド12で受け取ったコマンドがシステム制御装置17に
転送される。好ましい実施例では、システム制御装置1
7は、OS/2オペレーティング・システムを用いるI
BM PS/2 80型パーソナル・コンピュータであ
る。このIBM PS/2 80型パーソナル・コンピ
ュータは、主記憶装置と、固定ディスクやフロッピー・
ディスク・ドライブに見られるような1つまたは複数の
記憶媒体を含む。システム制御装置17は、後述のよう
に、ドライブ4、外部ディスク・ドライブ10、ピッカ
5に命令を発行する。ドライブ制御カード13とピッカ
制御カード18は、システム制御装置17から発行され
た既知の小型コンピュータ・システム・インタフェース
(SCSI)コマンド・パケットを、ドライブ4、外部
ディスク・ドライブ10、ピッカ5の電気機械的動作に
変換する。ライブラリ1内でのピッカ5の移動は、X−
Y方向である。垂直方向の移動は、垂直方向モータ19
で駆動され、水平方向の移動は水平方向モータ20で駆
動される。モータ19は親ねじ21を回転させてピッカ
5を垂直に移動させ、モータ20はベルト22と23を
回転させてピッカ5を水平に移動させる。さらに、ピッ
カ5を回転させて、グリッパ6の届く範囲内にある光デ
ィスクのいずれかの面を直立位置にすることもできる。
ライブラリ1のその他の物理的特徴は、図を簡単にする
ため図面に示してなく、示してあっても番号をつけてな
いが、いずれも周知のものである。
【0023】次に図5に関して、ライブラリ1のシステ
ム接続について説明する。システム制御装置17は、1
台または複数のホスト/システム・プロセッサ30に、
そこから入力を受け取り、そこに出力を送るように接続
されている。システム・プロセッサ30は、ホスト中央
演算処理装置(CPU)、たとえばMVSまたはVMオ
ペレーティング・システムを使用するIBM3090メ
インフレーム・プロセッサ、OS/400またはAIX
オペレーティング・システムを使用するIBMAS/4
00中規模コンピュータ、あるいはOS/2またはDO
Sオペレーティング・システムを使用し、ローカル・エ
リア・ネットワーク(LAN)中に配置されたIBM
PS/2パーソナル・コンピュータなどのプロセッサの
ネットワークでよい。システム・プロセッサ30への接
続は示してないが、周知のものである。システム・プロ
セッサ30がIBM 3090メインフレーム・プロセ
ッサである場合、IBM文書“IBM Channel
−to−ChannelAdapter”(資料番号S
A22−7091−00)、1983年6月、IBM文
書“IBM System/360 and Syst
em/370 I/O Interface Chan
nel to Control Unit,Origi
nal Equipment Manufacture
rs Information”(資料番号GA22−
6974−09)、1988年2月、およびIBM文書
“IBM System/370 Extended
Architecture Principles o
f Operation”(資料番号SA22−708
5−01)、1987年1月に記載されているインタフ
ェースに基づくIBMシステム/370チャネル接続機
構を用いて接続を行うことができる。上記の各IBM文
書を、引用により本明細書に合体する。システム・プロ
セッサ30がIBM AS/400中規模コンピュータ
である場合は、SCSIインタフェース接続機構を用い
て直接接続を行うことができる。その場合、ライブラリ
1は、ANSI標準X3T9.2/86−109 re
v.5に従ってホスト・システムによって直接制御され
る。上記のANSI標準を引用により本明細書に合体す
る。システム・プロセッサ30がLAN中に配置された
複数のIBM PS/2 パーソナル・コンピュータで
ある場合は、IBM文書“Distributed D
ata Management Level2.0Ar
chitecture Reference”(資料番
号SC21−9526)、1989年3月に記載されて
いるプロトコルに従って、IBMトークン・リング・ネ
ットワークLAN接続機構のNETBIOS制御プログ
ラム・インタフェースを用いて接続を行うことができ
る。上記のIBM文書を引用により本明細書に合体す
る。以下では、ライブラリ1の好ましい実施例を、シス
テムにとってライブラリ1が共用の汎用記憶装置に見え
る、LAN環境におけるファイル・サーバとして使用さ
れるものとして説明を行う。
【0024】システム制御装置17は、SCSIバス3
1を含む既知の単端SCSI接続を介して、ドライブ
4、ピッカ5、外部光ディスク・ドライブ10に接続さ
れる。別の実施例では、システム制御装置17を同様に
して、別の物理的ボックス(図示せず)に、そのボック
スの動作を指示するように接続することもできる。その
ボックスは、システム制御装置をその中に物理的に含ま
ず、その代りSCSIバス32を介してシステム制御装
置17から制御される点を除き、図1ないし4に示した
ものと基本的に同じである。システム制御装置を含むボ
ックスと含まないボックスを1個ずつ含む論理サブシス
テムは、1個のライブラリと見なされる。さらに、ある
種の環境で使用するために、RS−232インタフェー
ス(図示せず)を介して2台のシステム制御装置を接続
して、システム制御装置を含むボックスと含まないボッ
クスを2個ずつ含むライブラリを作成することもでき、
以下同様である。
【0025】次に図6を参照して、システム制御装置1
7の機能的構成要素レベルでの説明を行う。一般に、シ
ステム制御装置17は、ファイルの作成と削除、ファイ
ルへの書込みとファイルからの読取り、記憶セル3とド
ライブ4とスロット9の間での光ディスクの移動、使用
度およびエラーに関する統計の提供など、主なライブラ
リ機能をサポートするように設計されている。ライブラ
リ内のボリュームは、単一のドライブのルート・ディレ
クトリ内のサブディレクトリとして現れる。各ボリュー
ムに割り当てられるラベルは、サブディレクトリ名を表
す。システム・プロセッサ30は、ルート・ディレクト
リを読み取ることができるが、ルート・ディレクトリに
ファイルを記憶することはできない。ボリューム上でア
クセスされるどの経路も、そのボリューム・ラベルを表
すサブディレクトリ要素の下にある経路として現れる。
【0026】パーソナル・コンピュータ環境で既知の標
準の経路プロトコルを使って、ライブラリ1内のファイ
ルにアクセスする。経路フォーマットは、図7に示して
あり、経路要素35〜37と39を含む。経路要素のう
ち、“d:”はライブラリ1の指定子35、“voli
d”はボリューム・ラベル36、“path1\pat
h2”などは通常のサブディレクトリ経路指定37、
“file.ext”はファイル名および拡張39であ
る。バックスラッシュは経路要素を分離するために使用
する。ライブラリ1の指定子35は、固定ディスク・ド
ライブに普通使用されている“c:”など、パーソナル
・コンピュータ環境において周辺記憶装置に使用されて
いるものと同じく、1文字+コロンである。ボリューム
・ラベル36は、指定されたハードウェアのルート・デ
ィレクトリ内のサブディレクトリ要素として現れる。最
初に現れるサブディレクトリ要素は実際にはボリューム
識別子であり、残りのサブディレクトリ要素は実際の経
路37であるので、ライブラリ1はシステム制御装置3
0には単一の周辺記憶装置に見える。ライブラリ1は、
ライブラリ1内のそのボリューム、そのボリュームを載
せるべきドライブ4などの物理位置に関して命令を必要
としないが、その代りにシステム制御装置17がそのよ
うな決定をすべて行い、適当な処置を指令する。したが
って、ライブラリの管理はユーザにとってトランスペア
レントである。
【0027】汎用ライブラリ・ファイル・サーバ(GL
FS)50は、正式に定義されたインタフェースを介し
て1組の汎用中間ハードウェア・コマンドを用いてライ
ブラリを制御する。このインタフェースについては後で
説明する。データはGLFS50によって論理レコード
・レベルで扱われ、単一バイトから可変長データ・オブ
ジェクト全体までに及ぶ量のデータ・アクセスが可能に
なる。オペレーティング・システム51は、制御の流れ
を調停し、入りオペレーティング・システム・コマンド
を外部インタフェースからライブラリ・サブシステムに
送る。オペレーティング・システム51は、既知のいく
つかのオペレーティング・システムのいずれでもよく、
好ましい実施例ではOS/2オペレーティング・システ
ムである。OS/2オペレーティング・システムを使用
すると、一般に標準の固定ディスク・オペレーティング
・システム・コマンドによるライブラリ1の制御が可能
となる。ライブラリの制御は、独自のコマンドDosF
sCtlによって指令される。このコマンドを使用する
と、初期設定、ライブラリ1への光ディスクの装入/取
出し、ライブラリ・マップ・ファイルの読取り/書込
み、ドライブ10への光ディスクのマウント/デマウン
ト、仮想ドライブ・オプションのエネーブル/ディスエ
ーブルなどがサポートされる。ドライブの制御は、独自
のコマンドDosDevIOCtlによって指令され
る。ライブラリ1に対するプログラム式制御の残りの部
分は、初期設定時に記憶媒体からシステム制御装置17
の主記憶装置にアップロードされる、マイクロコード内
に保持される。他の実施例では、マイクロプログラム式
制御をサポートするために必要な一部の機能も、システ
ム・プロセッサ30内で走行するオペレーティング・シ
ステムに対するユーティリティとして提供されることが
ある。
【0028】OS/2オペレーティング・システムは、
システム制御装置17に組み込まれたいくつかの進んだ
オペレーティング・システム概念を含んでいる。この進
んだ概念には、動的リンク・ライブラリ、導入可能ファ
イル・システム、多重タスク処理がある。動的リンク・
ライブラリ(DLL)は、それぞれ必要に応じて動的に
ロードできる1組の機能を内蔵するファイルである。通
常は、プログラムをコンパイルし、そのプログラムが呼
び出す可能性のあるすべての機能のコンパイル済みプロ
グラム・コードとリンクさせてからでないと、そのプロ
グラムは実行できない。DLLを用いると、プログラム
が、コンパイル済みで、プログラム・コードの独立した
モジュールにリンク済みの機能を呼び出すことができる
ようになる。OS/2は、必要に応じて呼び出すことの
できる1組のDLLモジュールを含む。カスタムDLL
モジュールを使用すると、OS/2に非標準型の記憶装
置を制御させることができる。カスタムDLLモジュー
ルは、導入可能ファイル・システム(IFS)と呼ばれ
る。IFSによってサポートされる各機能は、入口点と
呼ばれる。導入可能ファイル・システムに関する詳細に
ついては、IBM文書“IBM Personal S
ystems Developer”(資料番号G36
2−0001−03)、1989年秋、を参照のこと。
上記文書を引用により本明細書に合体する。好ましい実
施例では、GLFS50は、規定された入口点を有す
る、OS/2オペレーティング・システムへのIFSと
して実施される。
【0029】OS/2オペレーティング・システムのも
う1つの重要な態様は、多重タスク処理である。多重タ
スク処理とは、システムが多数のプログラムを同時に実
行できる能力である。システム・プロセッサの時間が、
タスク間で分配され、各タスクは、他のタスクが存在し
ない場合と同様に実行されているように見える。各タス
クごとに別々の環境が維持される。各タスク用のメモリ
およびレジスタの内容は、相互の干渉を避けるため分離
されている。タスクとその関連する環境を「スレッド」
と呼ぶ。プログラムは、IBM PS/2 80型パー
ソナル・コンピュータの主記憶装置内にコード域とデー
タ域を含むことができる。コード域とは、所与の任意の
スレッドに関して実行中の命令を含む、メモリのセクシ
ョンをいう。データ域とは、命令の実行中に操作される
メモリ(またはレジスタ)のセクションをいう。複数の
スレッドに同じコード域が使用されることがあるので、
各スレッドが同じ実行すべきコード域を指すことはあり
得るが、それぞれ分離したデータ域を含む。
【0030】上側のインタフェース・トランスレータ8
0は、上側インタフェース・コマンドとGLFS50の
コマンドの間の変換を司る。下側インタフェース・トラ
ンスレータ90は、GLFS50が発行したコマンドと
下側インタフェース・コマンドの間の変換を司る。トラ
ンスレータ80および90は、それぞれ明確なインタフ
ェースをもつ別々のリンク可能モジュールとして実施さ
れ、ライブラリ1を新しい上側および下側インタフェー
スに容易に接続できるようにする。新しいインタフェー
スに対する接続の唯一の影響は、トランスレータ80お
よび90の新しい部分が作成されることである。GLF
S50は総称的なものであるため、それは変更されない
ままとなる。
【0031】ライブラリ1の上側インタフェースは、ラ
イブラリ編成ファイル、ライブラリ・マップ・ファイ
ル、システム性能ファイル、コンソール11(およびキ
ーボード12)、ネットワーク・インタフェースを含
む。ライブラリ構成ファイル、ライブラリ・マップ・フ
ァイル、システム性能ファイルは図面には示してない
が、システム制御装置17の固定ディスク・ドライブに
記憶される。これらのファイルは、ライブラリ・オペレ
ータまたは保守要員の手で維持される。ライブラリ構成
ファイルは、ライブラリ1のハードウェア構成の様々な
特性、例えばライブラリ1内の物理ボックスの数、各物
理ボックス内のドライブ4と10の数、ドライブが内部
ドライブ4か外部ドライブ10かの別、各物理ボックス
内の記憶セルの数、ピッカ5およびドライブ4と10の
SCSIアドレスなどをリストする。ライブラリ・マッ
プ・ファイルは、ライブラリ1内の光ディスクの様々な
特性、例えばライブラリ1内の各光ディスクのボリュー
ム・ラベル、ライブラリ1内の各光ディスクに関する自
由空間情報、および各光ディスクに関するある種の使用
統計、例えばマウント数、最後のアクセスの日時などを
リストする。システム制御装置17は、ライブラリ構成
ファイルおよびライブラリ・マップ・ファイルを使用し
て、ライブラリ内の資源の数と配列を識別し、ライブラ
リ1内の資源の状況が変化するとき、ファイルをそれに
合わせて調整する。システム性能ファイルは、仮想ドラ
イブ・オプション・パラメータU、最小仮想ドライブ有
資格時間V、最小デマウント有資格時間W、事前デマウ
ント有資格時間X、遊休デマウント時間Yなどのオペレ
ータ指定のパラメータをリストする。これらのパラメー
タについては後で定義する。コンソル11は、ライブラ
リ構成要素の進行状況を示し、エラー報告などのコマン
ドおよびユーティリティ機能をオペレータが利用できる
ようにするのに使用する。キーボード12は、オペレー
タが、例えばコンソール11を介して受け取った情報に
応答して、ライブラリ1に手動入力を行うために使用す
る。コンソール11とキーボード12は、コンソール・
ドライバ81およびコンソール・ディジタル・マネジャ
83によってGLFS50にリンクされる。ネットワー
クは、LANアダプタ・ドライバ82およびNETBI
OSネットワーク制御プログラム84にリンクされる。
このネットワーク・インタフェースは、ネットワーク上
のプロセッサが、そのファイル・サーバとして働くライ
ブラリ1に対する遠隔アクセスを得られるようにする。
【0032】GLFS要求マネジャ52は、オペレーテ
ィング・システム51へのインタフェースであり、OS
/2オペレーティング・システムがIFSと通信するの
に使用するのと同じ1組の入口点に応答する。GLFS
要求マネジャ52は、ライブラリ機能を実行するために
オペレーティング・システム・コマンドを分割すること
を司り、プロセス制御マネジャ(PCM)53a内にあ
るルーチンを呼び出して各ステップを実行することによ
りそれを行う。PCM53aは、要求ブロックの生成を
必要とするものも含めて、コマンドを分解し処理する際
にシステムを助ける1組のユーティリティ・ルーチンで
ある。これらのルーチンは、ディレクトリ経路ストリン
グを解析し、光ディスクをライブラリに入れ、ボリュー
ムの位置を探し出し、ボリュームにドライブを割り振
り、光ディスクを反転させて反対面にあるボリュームを
マウントすべく提示し、ボリュームをマウントし、デマ
ウントし、光ディスクをライブラリから出すなどする。
これらのルーチンについては後で当該の個所で説明す
る。ディレクトリ管理方式(DMS)53bは、周知の
ようにライブラリ1内のユーザ・ファイルの開閉状況を
監視するためのIFSファイル指定を満足するコード・
モジュールであり、そのようなユーザ・ファイルを操作
するために使用する。このような内部モジュール内のI
FSインタフェースを使用すると、外部IFSスタイル
によるディレクトリ管理方式の実施態様を容易に適合さ
せることが可能になる。
【0033】電力投入初期設定(POI)モジュール5
4は、制御装置の電力投入およびリセット機能を管理す
るもので、初期設定時にオペレーティング・システム5
1によって呼び出される。POIモジュール54は、構
成要素の自己検査の結果の判定と報告、ライブラリ構成
ファイルおよび現況ファイルの読取りなどの機能を司
る。エラーは、エラー回復モジュール56およびエラー
記録モジュール57によって処理される。エラー回復モ
ジュール56は、動的装置再割振りや装置コマンドの再
試行を含めてすべてのエラーを処理する。エラー記録モ
ジュール57は、エラー情報の保管およびコンソール1
1を介してオペレータにそれを報告することを司る。
【0034】資源マネジャ60は、要求ブロック、ドラ
イブ制御ブロック、エラー情報ブロックを含めて、シス
テム制御装置17のデータ域内の制御ブロックの動的割
振りと割振り解除を行う。要求ブロックは、ドライブ4
またはピッカ5に関するハードウェア事象を要求するの
に使用される。ドライブ制御ブロックは、後で説明する
ように、ドライブ4に関する状況情報を記憶するのに使
用される。エラー情報ブロックは、エラーの報告、分
離、および恐らくは再試行を行うのに必要な情報を記憶
するのに使用される。制御ブロックの割振りおよび割振
り解除は、資源マネジャ60によって維持されている、
IBM PS/2 80型パーソナル・コンピュータの
主記憶装置内の利用可能な自由空間のリストを使って実
行される。エラー回復モジュール56と資源マネジャ6
0は、共に図6に示すシステム制御装置の大部分の構成
要素に接続されている。図が簡単になるようにこれらの
接続は図示していない。
【0035】スケジューラ61と62は、要求ブロック
の内容の一部を検証し、それを、その要求を処理するハ
ードウェア装置のパイプに入れることを司る。パイプと
は、あるスレッドから別のスレッドに通じる待機データ
経路であり、そのパイプに割当てられた識別子を知って
いるどのスレッドからもそれにアクセスできる。ディス
パッチャ63と64は、要求ブロックの妥当性検査を行
い、要求がすぐ実行できる状態にあることを確認し、そ
の要求を適宜、ドライブ論理マネジャ91およびライブ
ラリ論理マネジャ92に指名することを司る。コーディ
ネータ65は、ディスパッチャ63および64に対する
要求実行の調整を司る。コーディネータ65は、PCM
53aから受け取った各要求ブロックに対する記入項目
を有するテーブルを用いてそれを行う。各記入項目は、
特定の要求ブロックに関連する支援要求ブロックをリス
トする。別の要求が既に完了していることを必要とする
要求は「従属」要求と呼び、最初に完了しなければなら
ない要求は「支援」要求と呼ぶ。コーディネータ65
は、関連する支援要求が実行されるまで、従属要求の実
行を抑える。支援要求が実行されない場合、コーディネ
ータ65はそれに従属する要求を拒絶する。
【0036】論理マネジャ91および92は、要求ブロ
ックの形の総称ライブラリ・コマンドを、SCSIデー
タ・パケットの形の相当する装置レベルのコマンドに変
換することを司る。論理マネジャ91および92はま
た、それぞれドライブ・ドライバ93とライブラリ・ド
ライバ94からハードウェア状況情報を受け取ることを
司る。ドライバ93と94は、ハードウェアおよび物理
メモリを直接操作する。ドライバ93と94はまた、当
該の各ハードウェアとの間のあらゆる通信を実行し、か
つ割込みに応答する。論理マネジャ91とドライブ・ド
ライバ93はドライブ4を制御し、論理マネジャ92と
ライブラリ・マネジャ94はピッカ5を制御する。図を
簡単にするため図6には図示してないが、実際には、多
数のドライブ・ディスパッチャ63、ドライブ論理マネ
ジャ91、ドライブ・ドライバ93が、ライブラリ内の
各ドライブ4または10ごとに1組ずつある。各組はそ
れぞれ異なるデータ・パイプに接続されている。
【0037】動作方法 ライブラリ1の初期設定は、オペレーティング・システ
ム51、GLFS要求マネジャ52、資源マネジャ6
0、POIモジュール54を使って実行される。ライブ
ラリ・ハードウェアの自己検査によってそれが正しく機
能することを確認した後、オペレーティング・システム
51がロードされ、OS/2 CONFIG.SYS
(システム構成)ファイルを使って、オペレーティング
・システム・パラメータを設定し、ドライバをロードす
る。次いでオペレーティング・システム51は初期設定
コマンドを生成し、このコマンドがGLFS要求マネジ
ャ52に、次いでPOIモジュール54に渡される。P
OIモジュール54は、ライブラリ構成ファイル、ライ
ブラリ・マップ・ファイル、システム性能ファイルを読
み取り、IBM PS/2 80型パーソナル・コンピ
ュータの主記憶装置内で必要な内部データ構造を作成
し、ライブラリ構成ファイル内で指定されたライブラリ
1の各ハードウェア構成要素ごとに別々のスレッドを初
期設定する。資源マネジャ60は、メモリの管理に使用
される内部テーブルを初期設定する。次いでPOIモジ
ュール54は、システム制御装置17および制御カード
13と18に、電力投入自己検査の結果について照会
し、問題があればエラー回復モジュール56に報告す
る。初期設定中に検出されたエラーはエラー記憶モジュ
ール57によって記録され、可能なものはエラー回復モ
ジュール56によって回復される。システム制御装置1
7が準備完了状態にあるとき、システムはコンソール1
1またはネットワーク・インタフェースの活動状態に感
応する。
【0038】図8を参照すると、内部データ構造は、光
ライブラリ主システム制御ブロック(OLMSCB)1
10、1個または複数のライブラリ制御ブロック(LC
B)111、固定ディスク制御ブロック(DCB)11
2、活動DCBポインタ・アレイ113、活動DCB1
14、光ディスク・マップ115を含む。ポインタは、
図8では矢印で示してある。OLMSCB110は、ラ
イブラリ1内の物理ボックスの数、仮想ドライブ・オプ
ション・パラメータU、最小仮想ドライブ有資格時間
V、光ディスク・マップを指すポインタ、およびライブ
ラリ1内の各物理ボックスに関するLCB111を指す
ポインタを含む(便宜上、図にはこのLCBを1つだけ
示す)。各LCB111は、当該の物理ボックスに関し
て、ピッカ5の動作状況(オンライン、オフライン、故
障)、その中のドライブ4と10の数、その中のピッカ
5のSCSIアドレス、その中の記憶セル3の数、その
中の各記憶セル3とスロット9のアドレス、最小デマウ
ント有資格時間W、事前デマウント有資格時間X、遊休
デマウント時間Y、およびその中の各ドライブ4または
10に関する固定DCB112を指すポインタを含む。
各LCB111はまた、活動DCBポインタ・アレイ1
13を指すポインタを含み、ポインタ・アレイ113は
その中の各ドライブ4または10に関する活動DCB1
14を指すポインタを含む。
【0039】図には、好ましい実施例では各ドライブ4
および10ごとに1個ずつ、合計5個の固定DCB11
2が示されている。各固定DCB112は、ドライブ4
および10に関する、ある種のドライブ特有の情報を含
む。これらの情報は、ライブラリ1に関して光ディスク
が操作されるとき変化しないので、「固定」情報であ
る。この情報は、当該のドライブに関して、そのドライ
ブの使用がある種の機能(書込み専用など)だけに制限
されているかどうかを示す使用属性を含めて、そのドラ
イブの動作状況を含む。固定DCB112は、後で説明
するように、ライブラリ1の周りで光ディスクが操作さ
れるとき活動DCB114を作成するため、そのような
情報の永久レコードとして使用される。
【0040】図には、好ましい例では各ドライブ4およ
び10ごとに1個ずつ、および仮想リストごとに1個ず
つ、合計6個の活動DCBポインタ113と114が示
されている。この仮想リストは、後で説明するように、
ある種のボリュームに対するアクセス・レコードのリン
クされたリストである。活動DCB114は、ドライブ
4と10および仮想アクセスに関する、ある種のボリュ
ーム特有の情報を含む。この情報は、ライブラリ1の周
りで光ディスクが操作されるとき変化する(すなわち更
新される)ので、「活動」情報である。この情報は、当
該の各ドライブまたは仮想アクセスに関する固定DCB
112からの適当な情報を含み、また、ドライブの占有
状況(光ディスクがマウントされているかどうか)、使
用統計、例えば最終アクセス時間やその中のボリューム
または仮想アクセスに対するユーザ・カウント、および
その中に入れるべき光ディスク・マップへのインデック
スを含む。このインデックスは、ドライブにマウントさ
れたボリュームまたは仮想アクセスを記述する。光ディ
スク・マップへのインデックスは、必要に応じてDMS
53bがライブラリ1内でボリュームの位置を探し出す
ために使用する。ユーザ・カウントは、あるボリューム
に対して進行中の現アクセスの数である。アクセスと
は、オープン・ファイル、またはディレクトリ読取りな
どファイルをオープンする必要のない任意の標準のオペ
レーティング・システム・コマンドである。
【0041】光ディスク・マップ115は、ライブラリ
1内の各記憶セル3に関する記入項目を含む。空の記憶
セル3に関する記入項目はブランクである。満杯の記憶
セル3に関する記入項目は、その中のディスクの所有
者、そのディスクのホーム記憶セル3と現位置、および
そのディスク上の各ボリュームごとに、ボリューム・ラ
ベル、マウント数、利用可能な自由空間、およびその他
の使用統計をリストする。上記のデータ構造はまた、図
が簡単になるように図にははっきり示してないが、当技
術分野で周知のように、ライブラリ1の動作に必要な他
の情報も含む。
【0042】次に図9を参照して、システム制御装置1
7の動作について述べる。ネットワーク・インタフェー
スから要求を受け取ると、ネットワーク制御コードは、
ステップ100で、その要求を1組の標準のOS/2
オペレーティング・システム・コマンドに変換する。次
にオペレーティング・システム51は、ステップ101
で、それらのオペレーティング・システム・コマンドを
処理するため、適当なオペレーティング・システム・コ
ールを発行する。GLFS要求マネジャ52がこれらの
システム・コールを受け取って、より簡単な機能に分解
する。各機能について、GLFS要求マネジャ52は、
ステップ102でPCM53aまたはDMS53bある
いはその両者内のルーチンを呼び出し、そのルーチンに
必要な適切なデータのサブセットをパラメータとして渡
す。ハードウェアの活動を必要とする各ルーチンの場合
は、PCM53aまたはDMS53bあるいはその両者
が、ステップ103で、ハードウェア・レベル要求ブロ
ックを生成するために資源マネジャ60を呼び出し、そ
のブロックをスケジューラ61と62に発行し、ハード
ウェア従属関係があればコーディネータ65に知らせ
て、それらの要求が適当に順序付けできるようにする。
PCM53aはまた、各ルーチンが完了したとき、制御
および状況情報をGLFS要求マネジャ52に戻す。
【0043】IBM PS/2 80型パーソナル・コ
ンピュータの主記憶装置内で利用可能な自由空間のリス
トを検査した後、資源マネジャ60は、その要求ブロッ
クに必要なメモリ空間を割り振る。資源マネジャ60を
呼び出すルーチンが、ある制御ブロックに対する大部分
の情報を提供し、資源マネジャ60は、制御ブロック識
別子や要求ブロック識別子などある種の追加情報を記入
する。ドライブ・スケジューラ61とライブラリ・スケ
ジューラ62は、すべてのハードウェア事象要求を要求
ブロック識別子として受け取り、それをそれぞれドライ
ブ・ディスパッチャ63とライブラリ・ディスパッチャ
64に接続されたデータ・パイプに転送する。ディスパ
ッチャ63と64は、要求ブロック識別子が存在するか
どうか、それぞれのデータ・パイプを連続して検査す
る。要求ブロック識別子を受け取った後、ディスパッチ
ャ63と64は、要求ブロックがすぐ実行できる状態に
あるかどうか判定するためにコーディネータ65を呼び
出す。コーディネータ65は、要求ブロック従属関係テ
ーブルを検査し、すべての支援要求ブロックが完了する
まで、ディスパッチャ63と64が要求ブロック識別子
を発行するのを妨げる。すべての要求ブロック従属関係
が満たされたとき、要求ブロック識別子が当該の論理マ
ネジャ91または92に発行される。
【0044】ステップ104で、論理マネジャ91と9
2は、要求ブロック識別子を受け取り、それらの要求を
実施するのに必要なSCSIハードウェア・コマンド・
パケットを作成し、それらのパケットをドライバ93お
よび94に発行する。次いでハードウェアがそれらの要
求を物理的に実行する。各要求が完了したとき、論理マ
ネジャ91と92はその完了を通知する。次いでディス
パッチャ63または64は次の要求ブロックの識別子を
当該の論理マネジャ91または92に発行する。
【0045】一般に、ライブラリ・マウント/デマウン
ト操作は、ボリューム・マウント要求が存在する限り、
必要に応じて続けられる。最初にドライブ4または10
にボリュームがマウントされるとき、そのボリュームの
アクセスに関する活動DCB114が作成される。活動
DCBは、そのボリュームがマウントされているドライ
ブ4または10に関するドライブ特有の情報を、固定D
CB112からメモリのあるブロックにコピーし、適当
にポインタを調整することによって作成される。そのボ
リュームへのアクセス中、そのアクセスに関するボリュ
ーム特有の情報が更新され、活動DCB114に記憶さ
れる。ボリュームがデマウントされる場合は、占有状況
情報以外のボリューム特有の情報が活動DCB114か
ら削除され、当該のドライブ情報4または10が再度空
になったことを示すようになる。当該のドライブ4また
は10に再度ボリュームがマウントされると、活動DC
B114は再度必要に応じて適切なボリューム特有情報
で更新され、以下同様である。
【0046】ボリュームがデマウントされると、ドライ
ブ4は既存のマウント要求に応じることができるように
なり、それによってドライブ4を占有状態に維持する。
このような占有により、すぐにアクセスできるデータの
量が最大になる。しかし保留中のマウント要求がないと
きは、将来のマウント要求に応じ、かつ遊休期間中のド
ライブ4の老朽化を軽減するため、未占有のドライブ4
の存在が確保されるようにドライブ4を前もってデマウ
ントすることができる。すべてのドライブ4が占有され
ている場合、後述のように1台のドライブ4を空にする
ことができる。さらに、やはり後述するように、ドライ
ブ4の活動状態を周期的に検査して、ライブラリ1が相
対的に遊休状態にあるためいずれかの占有ドライブ4内
のボリュームを前もってデマウントすべきかどうか判定
する。したがって、通常のライブラリ動作の間、ドライ
ブ4はあるボリュームが前もってデマウントされた後に
しか空にならない。すべてのドライブ4が占有状態にあ
り、保留中のマウント要求がないとき、前もってデマウ
ントすべきボリュームを選択するための判定基準は、ド
ライブ4の活動状態を周期的に検査する間に使用する基
準とは異なる。
【0047】ドライブ4は、所与のある時間に、ただ1
つの光ディスクに対してしか物理的書込みまたは読取り
を行うことができない。未占有のドライブ4がないとき
にボリュームのマウント要求が出ると、通常その要求は
拒絶される。しかし、仮想ドライブ・オプション・パラ
メータUを1にセットして、仮想ドライブ・オプション
が使用可能になると、すべてのドライブ4が占有状態に
あるとき、ボリュームのマウント要求によって、最近に
最も使用されていないボリュームを一時的にデマウント
することにより、現在あるドライブ4よりも多くのボリ
ュームへのアクセスが可能になる。一時的にデマウント
されたボリュームは「スワップ・アウト」されたとい
い、新たにマウントされたボリュームは「スワップ・イ
ン」されたと言う。ドライブ4に関するドライブ特有の
情報は活動DCB114から削除されるが、一時的にデ
マウントされたボリュームに関するボリューム特有のア
クセス情報はその中に保存される。次いで、一時的にデ
マウントされたボリュームに対する活動DCB114
が、仮想リストと呼ぶ特殊な形の活動DCB114内に
保持される。仮想リストDCBは、相互に指すポインタ
を含み、リンクされたリストをもたらす点で、他の活動
DCBとは異なる。この仮想リストを用いると、次のボ
リューム・マウント要求時に再マウントすることによ
り、そのボリューム上での動作を再開することが可能と
なる。また、キャッシュ処理を用いて、再マウント操作
なしでアクセスを続行することもできる。ボリュームを
再マウントする際、当該の仮想リストDCBがリンクさ
れたリストから削除され、ボリューム特有の情報が、当
該のドライブ4に関する活動DCB114にコピーされ
る。このようなアクセス情報が保持されるので、仮想ド
ライブ・オプションのもとでスワップ・アウトされたボ
リュームは、依存として活動状態にあり、アクセス中で
あると見なされる。また、スワップ・アウトされたボリ
ュームの再マウントは、当該のドライブに関する活動D
CB114にアクセス情報が供給される限り、いずれの
ドライブ4内でも行える。ボリューム・アクセスは、そ
のボリュームがマウントされている元のドライブ4には
結合されない。スワップ・アウトされたボリュームは、
そのホーム記憶セル3内にあると論理的に見えない。再
マウントはスワップ・アウトされなかったボリュームの
マウントと区別しなければならないからである。したが
って、ライブラリ内のドライブ4の実際の数は、ユーザ
にとってトランスペアレントである。別の実施例では、
追加の仮想有資格オプション・パラメータを使って、あ
る種のボリュームだけをスワップされる資格があるもの
として指定し、頻繁にアクセスされるボリュームのチャ
ーンを防止することができる。
【0048】次に図面を参照して、システム制御装置の
高レベル動作を、GLFS50が特定の指定されたボリ
ュームへのアクセスを要求する代表的なIFS入口点か
ら始めて、詳しく説明する。この説明では、PCM53
aの一連のルーチンを参照する。PARSE(解析)ル
ーチンは、ボリューム・ラベル36を要求中の経路の残
りの部分から分離するのに使用する。READY VO
LUME(準備完了ボリューム)ルーチンは、指定され
たボリュームの位置に応じて、後で必要となる動作を決
定するために使用する。指定されたボリュームの位置に
応じて、INCELL(セル内)ルーチン、IN DR
IVE(ドライブ内)ルーチン、およびSWAP(スワ
ップ)ルーチンが呼び出される。IN CELLルーチ
ンは、指定されたボリュームがそのホーム記憶セル3内
にある場合に呼び出される。IN DRIVEルーチン
は、指定されたボリュームを含む光ディスクが既にドラ
イブ4内にマウントされている場合に呼び出される。S
WAPルーチンは、指定されたボリュームが現在活動状
態であるが、仮想ドライブ・オプションに基づいてドラ
イブ4からスワップ・アウトされている場合に呼び出さ
れる。
【0049】ALLOCATE(割振り)ルーチンおよ
びFORCE ALLOCATE(強制割振り)ルーチ
ンは、必要に応じてIN CELLルーチン、IN D
RIVEルーチン、およびSWAPルーチンによって呼
び出される。ALLOCATEルーチンは、要求中で指
定されたボリュームをマウントするため、未占有のドラ
イブ4を予約するために使用する。FORCE ALL
OCATEルーチンは、仮想ドライブ・オプションのも
とで(すなわち、スワップ・インにより)、その要求中
で指定されたボリュームをマウントするため、占有状態
のドライブ4を予約するのに使用する。MOUNT(マ
ウント)ルーチンは、単にピッカ5にボリュームを検索
させ、それをドライブ4にマウントさせ、回転させる。
DEMOUNT(デマウント)ルーチンは、単にマウン
トされた光ディスクの回転を落し、ピッカ5でデマウン
トし、そのホーム記憶セル3に移動させる。MOUNT
ルーチンとDEMOUNTルーチンは、必要に応じて内
部データ構造を更新する処理を含み、それぞれボリュー
ムのマウントまたはデマウントに失敗した場合はエラー
・メッセージを戻す。RELEASE VOLUME
(ボリューム解除)ルーチンは、要求の処理後に、ライ
ブラリ1が遊休状態でなくとも、ボリュームを前もって
デマウントすることが適切であるかどうか判定するため
に呼び出される。IDLE DEMOUNT(デマウン
ト遊休)ルーチンは、ドライブ4の活動状態を周期的に
検査して、ドライブ4の老朽化を軽減するため、その中
にマウントされている光ディスクが、前もってデマウン
トされるのに十分な遊休状態であるかどうか判定する。
【0050】前記の各ルーチンに関する以下の説明は、
便宜上、可能なら既に述べた特徴や当技術分野で周知の
特徴は省いて、簡単に行う。例えば、OLMSCB11
0、LCB111、DCB112と114、光ディスク
・マップ115内の情報は、その位置、内容、用途につ
いて既に述べたので、必ずしも言及しない。同様に、あ
るルーチンの間に決定された情報を、実行のために呼び
出されたルーチンに必要な第2のルーチンが呼び出され
たとき、その第2のルーチンに渡すことができる。ま
た、「戻る」という語は、ルーチンの結果をルーチンを
呼び出したステップに何らかの形で指示することを含め
て、ルーチンから出てそのルーチンを呼び出したステッ
プに行くことを指す。エラーの原因を示すもの以外の特
定のエラー・メッセージは提供されない。「利用不能」
という語は、オフライン、障害、またはロックされた状
況の構成要素を指すために使用され、その使用を妨げ
る。ドライブは、その使用属性が特定の要求に必要な属
性と整合しない場合にも、利用不能と見なされる。最後
に、外部ドライブ10を参照し、または所望のボリュー
ムをマウントするために必要な光ディスクの反転は、簡
単にするために省略した。
【0051】図10を参照すると、ステップ200で、
指定されたボリュームへのアクセス要求をGLFS要求
マネジャ52がオペレーティング・システム51から受
け取り、次いでステップ201〜210に移って様々な
PCM53aルーチンを呼び出す。ステップ201で、
そこからボリューム・ラベルを抽出し、光ディスク・マ
ップを使用して指定されたボリュームの位置を探し出す
ため、PARSEルーチンを呼び出す。ステップ202
で、PARSEルーチンの結果に応じて分岐する。PA
RSEルーチンがエラー・メッセージを戻した(すなわ
ち、首尾よく完了しなかった)場合、ステップ210で
そのエラー・メッセージが戻される。PARSEルーチ
ンが成功した場合は、ステップ203は、指定されたボ
リュームの位置に応じて分岐する。指定されたボリュー
ムがライブラリ1内で見つからなかった場合は、その中
でそのボリュームにアクセスできない。したがって、流
れはステップ210に飛び、エラー・メッセージが戻さ
れる。指定されたボリュームがライブラリ1内で見つか
った場合は、ステップ204でREADY VOLUM
Eルーチンが呼び出される。READY VOLUME
ルーチンが完了すると、ステップ205でREADY
VOLUMEルーチンの結果に応じて分岐する。REA
DY VOLUMEルーチンがエラー・メッセージを戻
した(すなわち、首尾よく完了しなかった)場合、ステ
ップ210でそのエラー・メッセージが戻される。RE
ADY VOLUMEルーチンが成功した場合、ステッ
プ207で、要求に従って指定されたボリュームに対す
る動作が行われる。それらの動作が完了すると、ステッ
プ208で、前もってデマウントする必要があるかどう
か判定するため、RELEASE VOLUMEルーチ
ンを呼び出す。RELEASE VOLUMEルーチン
が完了すると、ステップ210で結果が戻される。
【0052】図11を参照すると、ステップ201で呼
び出されたPARSEルーチンがステップ250で開始
する。ステップ251で、要求中で指定された経路の有
効性に応じて分岐する。指定された経路の有効性は、そ
れを前述の標準の経路プロトコルと比較することによっ
て判定する。例えば、無効な経路フォーマットは、その
第1の経路要素がボリューム・ラベルに対して許容され
ているものより長いものである。その経路フォーマット
が無効な場合、流れはステップ260に飛び、エラー・
メッセージが戻される。経路フォーマットが有効な場
合、ステップ252で第1の経路要素(すなわち、ボリ
ューム・ラベル36)が経路指定から抽出されて記憶さ
れる。ステップ253で、第1の経路要素を経路指定か
ら取り除くように残りの経路要素がシフトされる。この
とき、残りの経路指定には、指定子35、サブディレク
トリ要素37、ファイル名および拡張39が含まれる。
ステップ254で、残りの経路指定中でのサブディレク
トリ要素37の有無に応じて分岐する。サブディレクト
リ要素37が残っている場合、流れはステップ257に
飛ぶ。サブディレクトリ要素が残っていない場合は、ス
テップ256で経路指定に大域標識“*.*”が付加さ
れる。ステップ257で経路指定と光ディスク・マップ
を使って、ライブラリ1内の指定されたボリュームを探
し出す。大域標識が存在すると、その要求中でサブディ
レクトリが指定されなかったことを意味する。指定され
たボリュームの位置を決定するには、ライブラリ1全体
を検査しなければならない。PARSEルーチンが完了
すると、ステップ260で結果が戻される。
【0053】図12を参照すると、ステップ204で呼
び出されたREADY VOLUMEルーチンがステッ
プ300で開始し、指定されたボリュームの位置に応じ
て、異なる経路に沿って進む。ステップ301で、指定
されたボリュームが現在そのホーム記憶セル3にあるか
どうかに応じて分岐する。指定されたボリュームがその
ホーム記憶セル3にある場合は、ステップ302および
303で、その要求が、要求ユーザの指定されたボリュ
ームに対する新しいアクセスであるかどうか、およびピ
ッカ5が利用可能かどうかに応じて分岐する。要求が新
しいアクセスでない場合、あるいはピッカ5が利用不能
な場合、流れはステップ320に飛び、エラー・メッセ
ージが戻される。エラー・メッセージが戻されるのは、
指定されたボリュームがそのホーム記憶セル3にはない
はずだからである。ボリュームが、物理的にはそのホー
ム記憶セル3にあるが、(ドライブ4からスワップ・ア
ウトされたため)論理的にはない場合は、ステップ30
1で、ステップ302に分岐する。ピッカ5が利用不能
な場合は、指定されたボリュームのマウントが行えない
ため、ステップ320でエラー・メッセージが戻され
る。要求が新規のアクセスであり、ピッカ5が利用可能
な場合、ステップ306で、指定されたボリュームをド
ライブ4にマウントするのを試みるため、IN CEL
Lルーチンが呼び出される。IN CELLルーチンが
完了すると、ステップ320でREADYVOLUME
ルーチンから戻る。
【0054】ステップ301で、指定されたボリューム
がそのホーム記憶セル3にない場合、ステップ307
で、そのボリュームの現位置を探し出すための探索が続
行される。ステップ307で、指定されたボリュームを
含む光ディスクが既にドライブ4内にあるかどうかに応
じて分岐する。その光ディスクがドライブ4内にある場
合、マウント動作は不要であり、ステップ308でIN
DRIVEルーチンが呼び出される。IN DRIV
Eルーチンが完了すると、ステップ309で、その要求
が、要求ユーザの指定されたボリュームに対する新規の
アクセスであるかどうかに応じて分岐する。要求が新規
アクセスではない場合、流れはステップ320に飛ぶ。
要求が新規アクセスである場合は、ステップ310で、
指定されたボリュームのユーザ・カウントが増分され
る。ステップ320で、READYVOLUMEルーチ
ンから戻る。
【0055】ステップ307で、指定されたボリューム
を含む光ディスクがドライブ4内にない場合(指定され
たボリュームがライブラリ1内にあることは既にわかっ
ているが、そのホーム記憶セル3またはドライブ4内に
は見つからなかった)、仮想ドライブ・オプションに従
ってドライブ4からスワップ・アウトされたはずであ
る。ステップ312および313で、指定されたボリュ
ームが仮想リスト中にあるかどうか、およびピッカ5が
利用可能かどうかに応じて分岐する。指定されたボリュ
ームが仮想リスト中にはない場合、あるいはピッカ5が
利用不能な場合は、ステップ320でエラー・メッセー
ジが戻される。指定されたボリュームが仮想リスト中に
ない場合は、そのボリュームを探し出すことができない
ので、エラーメッセージが戻される。ピッカ5が利用不
能な場合は、指定されたボリュームのマウントが行えな
いので、エラー・メッセージが戻される。指定されたボ
リュームが仮想リスト中で見つかり、かつピッカ5が利
用可能な場合は、ステップ315で、SWAPルーチン
が呼び出される。SWAPルーチンが完了すると、ステ
ップ320でREADY VOLUMEルーチンから戻
る。
【0056】図13を参照すると、ステップ306で呼
び出されたIN CELLルーチンがステップ400で
開始し、ボリュームをマウントすべき未占有のドライブ
4の有無に応じて、異なる経路に沿って進む。ステップ
401で、要求中で指定されたボリュームをマウントす
るためにドライブ4を予約するため、ALLOCATE
ルーチンが呼び出される。ステップ402では、ALL
OCATEルーチンの結果に応じて分岐する。未占有の
ドライブ4が探し出されて予約された(すなわち、AL
LOCATEルーチンが成功した)場合、ステップ40
9で、予約されたドライブ4に指定されたボリュームを
マウントするため、MOUNTルーチンが呼び出され
る。未占有のドライブ4が見つからず予約されなかった
(すなわち、エラー・メッセージが戻された)場合、ス
テップ404で、仮想ドライブ・オプションが使用可能
になったかどうかに応じて分岐する。仮想ドライブ・オ
プションが使用可能でない場合、流れはステップ410
に飛び、ALLOCATEルーチンの結果が戻される。
仮想ドライブ・オプションが使用可能である場合は、ス
テップ406で、FORCE ALLOCATEルーチ
ンが呼び出される。未占有のドライブ4は存在しない
が、仮想ドライブ・オプションにより、指定されたボリ
ュームのスワップ・インが可能となる。ステップ407
で、FORCEALLOCATEルーチンの結果に応じ
て分岐する。FORCE ALLOCATEルーチンが
エラー・メッセージを戻す場合、ステップ410でその
結果が戻される。FORCE ALLOCATEルーチ
ンが指定されたボリュームを首尾よくスワップ・アウト
した場合は、ステップ409でMOUNTルーチンが呼
び出される。MOUNTルーチンが完了すると、ステッ
プ410でIN CELLルーチンから戻る。
【0057】図14を参照すると、ステップ308で呼
び出されたIN DRIVEルーチンがステップ420
で開始し、指定されたボリュームがマウントされている
ドライブ4が利用可能かどうかに応じて、2つの基本的
経路に沿って進む。指定されたボリュームがマウントさ
れているドライブ4が利用不能な場合、ステップ421
でステップ422に分岐する。次いでステップ422
で、ピッカ5が利用可能かどうかに応じて分岐する。ピ
ッカ5が利用不能な場合、流れはステップ442に飛
び、エラー・メッセージが戻される。エラー・メッセー
ジが戻されるのは、利用不能なドライブ4内で指定され
たボリュームにはアクセスできず、ピッカ5も利用不能
なので、そのボリュームを別のドライブ4に転送できな
いからである。ステップ422でピッカ5が利用可能な
場合、ステップ425で、指定されたボリュームをドラ
イブ4からスワップ・アウトするために、SWAPルー
チンが呼び出される。SWAPルーチンが完了すると、
ステップ426で、READYVOLUMEルーチンが
呼び出される。READY VOLUMEルーチンが完
了すると、ステップ442でIN DRIVEルーチン
から戻る。
【0058】ステップ421で指定されたボリュームが
マウントされているドライブ4が利用可能な場合、ステ
ップ433で、指定されたボリュームが仮想リスト中に
あるかどうかに応じて分岐する。指定されたボリューム
が仮想リスト中にある場合、流れはステップ441に飛
んで、指定されたボリュームのスワップ・インを試みる
ためにSWAPルーチンを呼び出す。SWAPルーチン
が呼び出されるのは、指定されたボリュームを含む光デ
ィスクはドライブ4内にあるが、指定されたボリューム
はそのドライブ4からスワップ・アウトされているから
である。指定されたボリュームが仮想リスト中にない場
合は、ステップ434で、その要求が、要求ユーザの指
定されたボリュームに対する新規アクセスであるかどう
かに応じて分岐する。その要求が新規アクセスでない場
合は、ステップ442でエラー・メッセージが戻され
る。要求が新規メッセージである場合は、ステップ43
7および438で、仮想ドライブ・オプションが使用可
能になっているかどうか、および指定されたボリューム
が活動状態である(すなわち、ユーザ・カウントが正)
かどうかに応じて分岐する。仮想ドライブ・オプション
が使用可能でなく、指定されたボリュームが活動状態で
ある場合は、ステップ442でエラー・メッセージが戻
される。そうでない場合は、ステップ440で、指定さ
れたボリュームのユーザ・カウントが増分され、ステッ
プ441でSWAPルーチンが呼び出される。SWAP
ルーチンが完了すると、ステップ442でIN DRI
VEルーチンから戻る。
【0059】図15を参照すると、SWAPルーチンが
ステップ450で開始し、ステップ452で、ドライブ
を割り振る必要があるかどうかに応じて分岐する。ドラ
イブ4を割り振る必要がない場合は、流れはステップ4
63に進む。ステップ463で、その要求が、要求ユー
ザの指定されたボリュームに対する新規のアクセスであ
るかどうかに応じて分岐する。要求が新規アクセスでな
い場合は、流れはステップ466に飛ぶ。新規アクセス
である場合は、ステップ464で、指定されたボリュー
ムに対するユーザ・カウントが増分された後、ステップ
466に進む。ステップ452でドライブ4を割り振る
必要があった場合、ステップ453でALLOCATE
ルーチンが呼び出される。ステップ454で、ALLO
CATEルーチンの結果に応じて分岐する。ALLOC
ATEルーチンが未占有のドライブ4を見つけて予約す
るのに成功した場合、流れはステップ466に飛ぶ。A
LLOCATEルーチンがエラー・メッセージを戻した
場合、ステップ457で、仮想ドライブ・オプションが
使用可能になっているかどうかに応じて分岐する。仮想
ドライブ・オプションが使用可能でない場合、流れはス
テップ487に飛び、ALLOCATEルーチンの結果
が戻される。仮想ドライブ・オプションが使用可能にな
っている場合、ステップ459で、FORCE ALL
OCATEルーチンが呼び出される。次いでステップ4
61で、FORCE ALLOCATEルーチンの結果
に応じて分岐する。FORCE ALLOCATEルー
チンがエラー・メッセージを戻した場合、ステップ48
7でエラー・メッセージが戻される。FORCE AL
LOCATEルーチンが成功した場合は、流れはステッ
プ466に進む。
【0060】ステップ466で、指定されたボリューム
が既に割り振られたドライブ4にマウントされているか
どうかに応じて分岐する。指定されたボリュームが既に
割り振られたドライブ4にマウントされている場合は、
流れはステップ481に飛ぶ。指定されたボリュームが
まだ割り振られたドライブ4にマウントされていない場
合は、ステップ468で、そのドライブ4の占有状況に
応じて分岐する。そのドライブ4が占有されていない場
合、流れはステップ474に飛ぶ。そのドライブ4が占
有されている場合は、ステップ469で、DEMOUN
Tルーチンを呼び出すことにより、その中の光ディスク
がデマウントされる。ステップ471で、DEMOUN
Tルーチンの結果に応じて分岐する。DEMOUNTル
ーチンがエラー・メッセージを戻した場合、ステップ4
87でそのエラー・メッセージが戻される。DEMOU
NTルーチンが成功した場合は、流れはステップ474
に進んで、MOUNTルーチンを呼び出す。ステップ4
76で、MOUNTルーチンの結果に応じて分岐する。
MOUNTルーチンがエラー・メッセージを戻す場合、
ステップ487でそのエラー・メッセージが戻される。
MOUNTルーチンが指定されたボリュームのマウント
に成功した場合は、ステップ481で、ステップ469
で割り振られたドライブ4からデマウントされたボリュ
ームの活動状態に応じて分岐する。デマウントされたボ
リュームのユーザ・カウントが正である場合、そのボリ
ュームに対して割り振られたドライブ4に関する活動D
CB114内のボリューム特有の情報が、ステップ48
2でそれを仮想リストにリンクすることによって保持さ
れ、流れはステップ484に進む。デマウントされたボ
リュームのユーザ・カウントが正でない場合は、ステッ
プ483で、活動DCB114内の情報が捨てられ、流
れはステップ484に進む。ステップ484で、指定さ
れたボリュームに対する仮想リスト用のボリューム特有
の情報が、割り振られたドライブ4に対する活動DCB
114にコピーされる。ステップ486で、割り振られ
たボリュームに関する仮想リスト中の情報が削除され、
ステップ487で流れに戻る。ステップ482〜484
と486で必要に応じて活動DCB114が更新される
ので、通常ならMOUNTルーチンおよびDEMOUN
Tルーチンの間に実行されるはずの更新が、ステップ4
69および474でそれらのルーチンを呼び出すときは
阻止されることに留意されたい。
【0061】図16を参照すると、ALLOCATEル
ーチンがステップ500で開始し、ステップ502で、
指定されたボリュームをマウントすべき、空の利用可能
なドライブ4の有無に応じて分岐する。空の利用可能な
ドライブ4がある場合、ステップ503で、そのドライ
ブ4にマウントされる準備として、指定されたボリュー
ムのユーザ・カウントが増分され、流れはステップ51
3に飛ぶ。空の利用可能なドライブ4がこの時点で上記
のマウントのために予約される。空の利用可能なドライ
ブが複数個ある場合は、ライブラリ1の内部データ構造
の検査によって見つかった最初のそのようなドライブが
割り振られる。別の実施例では、FIFO(先入れ先出
し法)、LIFO(後入れ先出し法)、ラウンドロビン
(循環法)、または最小ピッカ行程法など、既知のいず
れかのスケジューリング法を用いて、複数の空の利用可
能なドライブ間で移動を行うこともできる。空の利用可
能なドライブ4がない場合は、ステップ506および5
07で、そのような非活動状態のドライブ4のいずれか
が最後の最小デマウント有資格時間Wに活動状態であっ
たかどうかに応じて分岐する。利用可能な非活動状態の
ドライブ4がない場合、あるいはそのようなドライブ4
が見つかったが、時間Wの間非活動状態ではなかった場
合、流れはステップ513に飛び、エラー・メッセージ
が戻される。利用可能な非活動状態のドライブ4がない
場合、その中の光ディスクをデマウントし、その後指定
されたボリュームをマウントするために、ドライブ4の
1台の活動を中断しても余り利益はないので、エラー・
メッセージが戻される。利用可能な非活動状態のドライ
ブ4はあるが、そのような非活動状態のドライブ4が時
間Wの間非活動状態ではなかった場合は、光ディスクは
デマウントされず、エラー・メッセージが戻され、それ
によって断片的に活動状態のシステム適用業務の間にチ
ャーンを防止する。利用可能な非活動状態のドライブ4
で、時間Wの間非活動状態であったものがあった場合
は、ステップ511で、その中の光ディスクをデマウン
トするためにDEMOUNTルーチンが呼び出される。
そのようなドライブ4が複数見つかった場合は、最も長
時間非活動状態であったドライブ4内の光ディスク(す
なわち、最近に最も使用されていない光ディスク)がデ
マウントされる。ステップ512で、マウントされる準
備として、指定されたボリュームのユーザ・カウントが
増分される。ステップ513でALLOCATEルーチ
ンから戻る。
【0062】最小デマウント有資格時間Wは、特定のラ
イブラリの動作特性および動作環境に合わせて調整する
ことができる。Wが0のとき、ステップ507で必ずデ
マウントのためステップ511に分岐する。デマウント
の直後にデマウントした光ディスクの再マウントが必要
になることがあるというのがそのリスクである。Wが非
常に大きいときは、所望通りディスクがデマウントされ
ることは決してない。好ましい実施例では、これらの要
因のバランスを適正に保つため、Wを0〜10秒の間に
設定する。
【0063】図17を参照すると、FORCE ALL
OCATEルーチンがステップ520で開始し、ステッ
プ522で、利用可能で非活動状態のドライブ4の有無
に応じて分岐する。利用可能で非活動状態のドライブ4
がない場合、流れはステップ530に飛び、エラー・メ
ッセージが戻される。エラー・メッセージが戻されるの
は、その中の光ディスクをデマウントし、その後で指定
されたボリュームをマウントするために、ドライブ4の
1台の活動を中断しても余り利益はないからである。利
用可能で非活動状態のドライブ4がある場合は、ステッ
プ524および526で、いずれかの非活動状態のドラ
イブ4が最後の最小デマウント有資格時間W秒の間活動
状態であったかどうか、あるいはいずれかの非活動状態
のドライブ4が最後の最小仮想ドライブ有資格時間Vの
間活動状態であったかどうかに応じて分岐する。時間W
および時間Vの間非活動状態であった非活動状態のドラ
イブ4がなかった場合、ステップ530でエラー・メッ
セージが戻される。エラー・メッセージが戻されるの
は、光ディスクをデマウントするにはチャーンが発生す
るリスクが高すぎると考えられるためである。時間Wお
よび時間Vの間活動状態でなかったドライブ4がある場
合は、ステップ528で、マウントされる準備として、
指定されたボリュームのユーザ・カウントが増分され
る。ステップ529で、SWAPルーチンが呼び出され
る。SWAPルーチンが完了すると、ステップ530
で、FORCE ALLOCATEルーチンから戻る。
【0064】最小仮想ドライブ有資格時間Vは、特定の
ライブラリの動作特性および動作環境に合わせて調整す
ることができる。Vが0のとき、ステップ526で、仮
想ドライブ・オプションのもとで光ディスクのデマウン
トを試みるためにSWAPルーチンを呼び出すため、必
ずステップ528および529に分岐する。デマウント
の直後にデマウントした光ディスクの再マウントが必要
となることがあることがそのリスクである。Vが非常に
大きいときは、ステップ526で必ずステップ530に
分岐し、それによってFORCE ALLOCATEル
ーチンに戻る。Vの値がそのように大きいと、FORC
E ALLOCATEルーチンが不要になる。好ましい
実施例では、これらの要因のバランスを適正に保つた
め、Vを0〜30秒の間に設定する。
【0065】図18を参照すると、ステップ208で呼
び出されたRELEASE VOLUMEルーチンが、
ステップ350で開始する。ステップ351で、指定さ
れたボリュームがマウントされているドライブ4の活動
状態に応じて分岐する。ドライブ4が活動状態である場
合、流れはステップ358に飛ぶ。ドライブ4が非活動
状態である場合は、ステップ352で、ドライブ4のユ
ーザ・カウントが非活動状態であることを反映するよう
に減分される。次にステップ353で、指定されたボリ
ュームが実際にドライブ4にマウントされているか、そ
れとも仮想ドライブ・オプションのもとでスワップ・ア
ウトされたかに応じて分岐する。指定されたボリューム
が実際にドライブ4にマウントされている場合は、流れ
はステップ358に飛ぶ。指定されたボリュームが仮想
ドライブ・オプションのもとでスワップ・アウトされた
場合は、ステップ354で、指定されたボリュームの活
動状態に応じて分岐する。指定されたボリュームのユー
ザ・カウントが正である場合、流れはステップ358に
飛ぶ。指定されたボリュームのユーザ・カウントが0で
ある場合は、仮想リスト中のアクセス情報はもはや不要
であり、ステップ356でそれが捨てられた後、ステッ
プ358に進む。
【0066】ステップ358〜364では、ライブラリ
1内のいずれかの光ディスクを前もってデマウントすべ
きかどうか決定する。ステップ358で、ライブラリ1
内での利用可能な未占有のドライブ4の有無に応じて分
岐する。利用可能な未占有のドライブ4がある場合、流
れはステップ365に飛び、RELEASE VOLU
MEルーチンから戻る。将来のマウント要求に応じるた
めの未占有のドライブ4が既に存在するので、デマウン
トは不要である。すべてのドライブ4が占有されている
場合、ステップ361で、利用可能なドライブ4にマウ
ントされている最近に最も使用されていないボリューム
に対する光ディスク・マップへのインデックスが検索さ
れる。次いでステップ362で、そのような最近に最も
使用されていないボリュームが最後の事前デマウント有
資格時間Xの間に活動状態であったかどうかに応じて分
岐する。そのようなボリュームが最後の時間Xの間活動
状態であった場合は、チャーンが発生するリスクが大き
すぎると考えられるので、デマウントは実行されず、流
れはステップ365に飛ぶ。そのようなボリュームが最
終時間Xの間活動状態ではなかった場合は、ステップ3
64で、そのようなボリュームを含む光ディスクをデマ
ウントするために、DEMOUNTルーチンを呼び出し
た後、ステップ365に進む。データのアクセスは、し
ばしば近くに記憶されているデータのアクセスを伴うの
で、最近に最も使用されていないボリュームは、次にア
クセスされる可能性の最も低いマウント済みボリューム
(すなわち、デマウントされた場合にチャーンを引き起
こす可能性が最も低いマウント済みボリューム)である
と考えられる。デマウントにより、次のマウント要求に
応じるために空のドライブ4が利用できるようになる。
保留中のマウント要求が存在するかどうかは、ステップ
358〜364にとって重要ではない。保留中のマウン
ト要求がないときでも、将来のマウント要求を予測し
て、光ディスクをデマウント(すなわち、「前もって」
デマウント)することができる。別の実施例では、すべ
てのドライブ4が占有されているとき複数のドライブ4
を空にすることができるが、これはオンライン(すなわ
ち、マウントされ、回転中)のままに留まる光ディスク
の数が不当に減るので好ましくない。完了すると、ステ
ップ365で、RELEASE VOLUMEルーチン
から戻る。
【0067】事前デマウント有資格時間Xは、特定のラ
イブラリの動作特性および動作環境に合わせて調整する
ことができる。Xが0のとき、ステップ362は、前も
ってデマウントするため必ずステップ364に分岐す
る。デマウントの直後にデマウントしたディスクの再マ
ウントが必要になることがあるというのがそのリスクで
ある。Xが非常に大きいときは、所望通りディスクが前
もってデマウントされることは決してない。通常ならス
テップ364で前もってデマウントされる資格のある大
部分のディスクがステップ511でデマウントされるの
を防止するため、XはW以上とすべきである。好ましい
実施例では、これらの要因のバランスを適正に保つた
め、Xを0〜20秒の間に設定する。XがWより小さい
場合、ステップ362は、最近に最も使用されていない
ボリュームがWおよびXの間活動状態であったかどうか
に応じて分岐するはずである。ステップ364へ分岐す
るのは、最近に最も使用されていないボリュームが最後
の時間Wおよび最後の時間Xの間に活動状態でなかった
場合だけである。
【0068】図19を参照すると、占有されたいずれか
のドライブ4内の光ディスクが、前もってデマウントさ
れるのに十分な遊休状態であるかどうか判定するため、
ドライブ4の活動状態の定期的検査が、ステップ600
で、コンソール11の周期的割込みから開始する。好ま
しい実施例では、コンソール11は10秒ごとに割り込
まれる。割込みは、図8〜15に関するライブラリ1の
状況に関係なく実行される。ステップ601で、ドライ
ブ4の活動状態に応じて分岐する。このステップは、事
前デマウント有資格時間Xがずっと大きな遊休デマウン
ト時間Yで置き換えられない点以外は、ステップ362
と同様である。ドライブ4が時間Yの間非活動状態であ
った場合、流れはステップ605に戻る。時間Yは時間
Xよりずっと大きいので、ステップ601で前もってデ
マウントすると決定しても、チャーンが発生するリスク
とはほとんど関係がない。
【0069】ステップ601でいずれかのドライブ4が
時間Yの間非活動状態であった場合、ステップ602
で、そのような非活動状態のドライブ4にマウントされ
ているすべての光ディスクを前もってデマウントするた
め、DEMOUNTルーチンが呼び出されてから、ステ
ップ605に進む。時間Yの間非活動状態であったドラ
イブ4が存在するのは、ライブラリ1が比較的遊休状態
にあるとの指示であると見なされる。遊休期間は、ある
種のデータ処理システムでは夜間や週末など、システム
全体の使用度が低い期間に生じる。このようなとき、ド
ライブ4内で光ディスクを回転させ続けることは望まし
くない。ディスクが回転している限り、ドライブ4内の
ユーザがディスク上のトラックを追従し続け、その結
果、不要なサーボ動作が得られる。駆動モータとレーザ
は、有用な作業の実行中ではなくとも、ドライブ4を準
備完了状態に保つ働きをする。この場合は、事前デマウ
ントは、最近に最も使用されていないディスクだけでは
なく、そのような非活動状態のドライブにマウントされ
たすべての光ディスクにも適用される。これは、ドライ
ブの老朽化を軽減する必要が、ライブラリ1が比較的遊
休状態のとき、ディスクをオンラインに維持する必要よ
り大きいと考えられるためである。したがって、比較的
遊休な期間中にいくつかのディスクを前もってデマウン
トすることにより、ライブラリ1の信頼性が高まる。別
の実施例では、そのようなディスクの回転を落すことに
より、それらをデマウントしてそのホーム記憶セル3に
戻すことなく、ライブラリ1の信頼性を高めることがで
きる。
【0070】遊休デマウント時間Yは、ライブラリ1の
動作特性および動作環境に合わせて調整することができ
る。Yが0のとき、非活動状態のドライブ4内の光ディ
スクは、そのドライブ4から前もってデマウントされ
る。いくつかのディスクを前もってデマウントした直後
にライブラリ1内の活動状態が増大することがあるの
が、そのリスクである。Yが非常に大きいときは、ディ
スクが前もってデマウントされることは決してない。Y
の値がそのように大きいと、IDLE DEMOUNT
ルーチンは不要になる。好ましい実施例では、これらの
要因のバランスを適正に保つために、Yを10〜30分
の間に設定する。別の実施例では、時間Yの間に1台ま
たは複数のドライブ4が未占有であり、1台または複数
のマウント済みのドライブ4が非活動状態にならない限
り、ドライブ4は前もってデマウントされない。未占有
状態のドライブ4の存在は、ステップ358〜364で
の事前デマウント動作の結果生じる。未占有状態のドラ
イブ4がライブラリ1を比較的遊休状態にあると見なす
必要が加わると、IDLE DEMOUNTルーチンの
もとでデマウントが行われた直後にライブラリ1内の活
動性が増大する可能性は小さくなる。
【0071】別の実施例では、ライブラリ1を、システ
ム性能ファイルおよびOLMSCB110内で指定され
るように、「固定」モードまたは「適応」モードで動作
するように設定することができる。固定モードの時は、
ライブラリ1は前述のように動作する。適応モードの場
合は、オペレータが時間W、X、Yと適応モード時間Z
を指定する。Zは、前回光ディスクがデマウントされて
以降の時間と比較するための、所定の時間である。マウ
ント時に、前回ディスクがマウントされて以降の時間が
Zより小さい場合、再マウントされたディスクは、比較
的活動状態の高いディスクであると見なされ、ステップ
358〜364に従って前もってそれをデマウントする
ことはできない。このようなディスクは、保留中のマウ
ント要求に応じるためのALLOCATEルーチンの一
環として、あるいはIDLE DEMOUNTルーチン
の一環としてのみデマウントされる。マウント時に、前
回ディスクがマウントされて以降の時間がより大きい場
合は、再マウントされたディスクは、ステップ358〜
364に従って前もってデマウントされる資格があると
見なされる。適応モードのとき、ディスクに対するアク
セスの需要が時間の経過と共に変化するので、そのディ
スクは調節された事前デマウントを受ける資格をもち得
る。活動状態のより高いディスクがより低いディスクか
ら動的に分類され、それによってチャーンが発生する可
能性がさらに減少する。
【0072】適応モード時間Zは、特定のシステムの動
作特性に合わせて調整することができる。Zが0のと
き、再マウントされたディスクはすべて事前デマウント
の資格があり、ライブラリ1は固定モードで動作する。
Zが非常に大きいときは、ディスクは前もってデマウン
トされるのを妨げられる。好ましい実施例では、これら
の要因のバランスを適正に保つためZを0〜120秒の
間に設定する。
【0073】以上本発明をその好ましい実施例について
説明してきたが、当業者なら理解するように、本発明の
趣旨、範囲および教示から逸脱することなく、細部に様
々な変更を加えることができる。たとえば、本発明を光
ディスク・ライブラリの文脈で開示したが、同様の考慮
により、他のタイプのライブラリに適用可能にすること
ができる。さらに、ドライブと記憶セルの数などライブ
ラリ内で多数の変形を行うことができる。例えば、代替
実施例では、ライブラリ1は32個の記憶セル3と2台
のドライブ4を含む。システム制御装置17がハウジン
グ2の外部に配置され、ハウジングの寸法が縮小され
る。ライブラリ1の残りの特徴は基本的に変わらない。
また、上記の時間パラメータに基づくデマウントの防止
を、ある種の条件下で変更することができる。例えば、
機械の故障または他のオフライン状態が発生したとき、
どのドライブ4も当該の時間WまたはXの間非活動状態
でなかったけれども、デマウントを可能にするのが望ま
しいことがあり得る。従って、本明細書に開示した本発
明は、頭記の特許請求の範囲の記載によってのみ限定さ
れるものである。
【0074】
【発明の効果】本発明により、自動記憶ライブラリの改
善された性能、ならびにそのための自動記憶ライブラリ
およびプログラム装置が提供される。また、自動記憶ラ
イブラリのマウント/デマウント動作の管理、ならびに
そのための自動記憶ライブラリおよびプログラム装置が
改良される。さらに、自動記憶ライブラリ内でデマウン
トすべき記憶媒体の選択、ならびにそのための自動記憶
ライブラリおよびプログラム装置が改良される。さら
に、周辺記憶装置の占有状況の如何にかかわらず、遊休
状態の自動記憶ライブラリ内でデマウントすべき記憶媒
体の選択、ならびにそのための自動記憶ライブラリおよ
びプログラム装置が改良される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動光ディスク・ライブラリの正面切
開透視図である。
【図2】コンソール・パネルを外に開き、ファンを取り
除いた以外は図1と同じ図である。
【図3】図1および図2の自動光ディスク・ライブラリ
の背面切開透視図である。
【図4】図3のロボット式ピッカおよびグリッパの拡大
図である。
【図5】図1ないし4の光ディスク・ライブラリのハー
ドウェアの概略図である。
【図6】図1ないし5の光ディスク・ライブラリのシス
テム制御装置の概略構成図である。
【図7】図1ないし5の光ディスク・ライブラリ内のフ
ァイルに対する経路指定の例を示す図である。
【図8】初期設定中に作成される内部データ構造の概略
構成図である。
【図9】本発明に基づく、光ディスク・ライブラリのシ
ステム制御装置の、その上側インタフェースで受け取っ
たネットワーク要求をその下側インタフェースでSCS
Iコマンド・パケットに変換する際の動作を示す流れ図
である。
【図10】代表的なIFS入口点に対する図9の高レベ
ル動作を示す流れ図である。
【図11】図10で呼び出されるPARSEルーチンの
流れ図である。
【図12】図10で呼び出されるREADY VOLU
MEルーチンの流れ図である。
【図13】図12で呼び出されるIN CELLルーチ
ンの流れ図である。
【図14】図12で呼び出されるIN DRIVEルー
チンの流れ図である。
【図15】図12で呼び出されるSWAPルーチンの流
れ図である。
【図16】前記の諸ルーチンで呼び出されるALLOC
ATEルーチンの流れ図である。
【図17】前記の諸ルーチンで呼び出されるFORCE
ALLOCATEルーチンの流れ図である。
【図18】図10で呼び出されるRELEASE VO
LUMEルーチンの流れ図である。
【図19】本発明の一実施例によるIDLE DEMO
UNTルーチンの流れ図である。
【符号の説明】
1 光ディスク・ライブラリ 2 ハウジング 3 光ディスク記憶セル 4 内部光ディスク・ドライブ 5 ロボット式ピッカ 6 グリッパ 9 スロット 10 外部光ディスク・ドライブ 11 コンソール 12 キーボード 17 システム制御装置 30 システム・プロセッサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 デーヴィド・リーランド・パットン アメリカ合衆国 85710、アリゾナ州、 ツーソン、イースト・パーム・トリー・ ドライブ 9125番地 (72)発明者 デニス・リー・ウィルソン アメリカ合衆国 85715、アリゾナ州、 ツーソン、イースト・ピノン・サークル 7855番地 (72)発明者 ダニエル・ジェイムズ・ウィナルスキイ アメリカ合衆国 85710、アリゾナ州、 ツーソン、サウス・ウッドストック・ド ライブ 647番地 (56)参考文献 特開 平2−73563(JP,A) 特開 昭63−181163(JP,A)

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の内部周辺記憶装置を有する、使用さ
    れていない自動記憶ライブラリ内においてデマウントす
    べきデータ記憶媒体を選択する方法であって、前記自動
    記憶ライブラリは、複数のデータ記憶媒体を内部に有
    し、前記方法が、 前記複数の内部周辺記憶装置のすべてが占有されている
    かどうかを判定する機械実行ステップと、 前記複数の内部周辺記憶装置のすべてが占有されている
    場合、第1の所定の時間非活動状態であった内部周辺記
    憶装置があるかどうかを判定する機械実行ステップと、 前記第1の所定の時間非活動状態であった内部周辺記憶
    装置があった場合、当該内部周辺記憶装置内のデータ記
    憶媒体のうち最低使用頻度のデータ記憶媒体をデマウン
    トする機械実行ステップと、 第1の所定の時間より長い第2の所定の時間非活動状態
    であった内部周辺記憶装置があるかどうかを判定する機
    械実行ステップと、 第2の所定の時間非活動状態であった内部周辺記憶装置
    があった場合、第2の所定の時間非活動状態であったと
    判定された占有された内部周辺記憶装置のそれぞれから
    データ記憶媒体をデマウントする機械実行ステップと、 を含む方法。
  2. 【請求項2】前記第1の所定の時間が0乃至20秒の間
    であり、前記第2の所定の時間が10乃至30秒の間で
    あることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】前記各機械実行ステップが、周期的に繰り
    返されることを特徴とする、請求項1又は2に記載の方
    法。
  4. 【請求項4】複数の内部ディスク・ドライブを有する、
    使用されていないディスク・ライブラリ内においてデマ
    ウントすべきデータ記憶ディスクを選択する方法であっ
    て、前記ディスク・ライブラリは、複数のデータ記憶デ
    ィスクを内部に有し、前記方法が、 所定の時間非活動状態であった占有された内部ディスク
    ・ドライブがあるかどうかを判定する機械実行ステップ
    と、 前記所定の時間非活動状態であった内部ディスク・ドラ
    イブがあった場合、所定の時間非活動状態であったと判
    定された占有された内部ディスク・ドライブのそれぞれ
    からデータ記憶ディスクをデマウントせずに回転数を下
    げる機械実行ステップと、 を含む方法。
  5. 【請求項5】前記所定の時間非活動状態であった占有さ
    れた内部ディスク・ドライブがあるかどうかを判定する
    機械実行ステップが、周期的に実行されることを特徴と
    する、請求項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】前記所定の時間が10乃至30秒の間であ
    ることを特徴とする、請求項4又は5に記載の方法。
  7. 【請求項7】それぞれがデータ記憶ディスクを内部に有
    するとのできる、複数の内部ディスク・ドライブと、 それぞれが内部に一つのデータ記憶ディスクを格納する
    ことのできる、複数の記憶セルと、 前記内部ディスク・ドライブのいずれかと前記記憶セル
    のいずれかの間でデータ記憶ディスクを転送するため
    の、ピッカと、 所定の時間非活動状態であったと判定された内部ディス
    ク・ドライブの各々の中のデータ記憶ディスクをデマウ
    ントせずに回転数を下げることを指令する、機械実行手
    段であって、各内部ディスク・ドライブに接続されてい
    る機械実行手段と、 を含む自動ディスク・ライブラリ。
  8. 【請求項8】前記機械実行手段が、所定の時間非活動状
    態であったと判定された内部ディスク・ドライブの各々
    の中のデータ記憶ディスクをデマウントせずに回転数を
    下げることを、周期的に指令することを特徴とする、請
    求項7に記載の自動ディスク・ライブラリ。
  9. 【請求項9】前記所定の時間が10乃至30秒の間であ
    ることを特徴とする、請求項7又は8に記載の自動ディ
    スク・ライブラリ。
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