JP2554216B2 - 加圧流動床ボイラ - Google Patents
加圧流動床ボイラInfo
- Publication number
- JP2554216B2 JP2554216B2 JP3229408A JP22940891A JP2554216B2 JP 2554216 B2 JP2554216 B2 JP 2554216B2 JP 3229408 A JP3229408 A JP 3229408A JP 22940891 A JP22940891 A JP 22940891A JP 2554216 B2 JP2554216 B2 JP 2554216B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- damper
- pressure vessel
- fluidized bed
- bed boiler
- boiler
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Fluidized-Bed Combustion And Resonant Combustion (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は加圧流動床ボイラに関
し、特に事業用および産業用の火力発電設備等に用いて
好適な加圧流動床ボイラのダンパ駆動装置に関する。
し、特に事業用および産業用の火力発電設備等に用いて
好適な加圧流動床ボイラのダンパ駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は従来の加圧流動床ボイラの概要を
示す断面構成図である。図において1は圧力容器、2は
圧力容器1を支持する支持脚、3は圧力容器1内に空間
Aを形成して配置された流動床ボイラ、4は流動床ボイ
ラ3の底部に配置された風室、5は圧力容器1内の上部
に固定された支持梁で、吊り棒6を介して流動床ボイラ
3を支持している。7は風室4の下部に配置されたダン
パ、8は圧力容器1内に配置されたダンパ駆動装置、9
は空気供給口である。
示す断面構成図である。図において1は圧力容器、2は
圧力容器1を支持する支持脚、3は圧力容器1内に空間
Aを形成して配置された流動床ボイラ、4は流動床ボイ
ラ3の底部に配置された風室、5は圧力容器1内の上部
に固定された支持梁で、吊り棒6を介して流動床ボイラ
3を支持している。7は風室4の下部に配置されたダン
パ、8は圧力容器1内に配置されたダンパ駆動装置、9
は空気供給口である。
【0003】上記の構成において、流動床ボイラ3を加
圧状態で運転するため、圧力容器1内に格納してあり、
外部から空気供給口9を介して供給される空気は圧力容
器1内を流れて各部を冷却した後、ダンパ駆動装置8で
調整されるダンパ7を介して風室4から炉内へ投入され
る。
圧状態で運転するため、圧力容器1内に格納してあり、
外部から空気供給口9を介して供給される空気は圧力容
器1内を流れて各部を冷却した後、ダンパ駆動装置8で
調整されるダンパ7を介して風室4から炉内へ投入され
る。
【0004】図3は従来の他の実施例を示す断面構成図
である。図において図2に示したものと同一の要素には
同一の符号を付して重複する説明は省略する。この実施
例においては、圧力容器1内を通過した空気を、圧力容
器1の下部付近に形成された取出しダクト10によって
一旦外部へ取り出し、圧力容器1の外側に配置されたダ
ンパ7およびダンパ駆動装置8により再び圧力容器1内
の風室4に導く構成としてある。
である。図において図2に示したものと同一の要素には
同一の符号を付して重複する説明は省略する。この実施
例においては、圧力容器1内を通過した空気を、圧力容
器1の下部付近に形成された取出しダクト10によって
一旦外部へ取り出し、圧力容器1の外側に配置されたダ
ンパ7およびダンパ駆動装置8により再び圧力容器1内
の風室4に導く構成としてある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術では次のような問題点があった。すなわち、図2
に示す構成においてはダンパ駆動装置8が高温・高圧の
圧力容器1内にあることから、ダンパ駆動装置8の信頼
性が低下すると共にメンテナンスの点でも不便である。
また、図3に示す構成においては、圧力容器1内を通過
した空気を取出しダクト10によって一旦外部へ取り出
すので、ダンパ7およびダンパ駆動装置8は圧力容器1
外に設置できることから図2の構成のような問題はない
が、システムが極めて複雑なものとなるという問題があ
った。
来技術では次のような問題点があった。すなわち、図2
に示す構成においてはダンパ駆動装置8が高温・高圧の
圧力容器1内にあることから、ダンパ駆動装置8の信頼
性が低下すると共にメンテナンスの点でも不便である。
また、図3に示す構成においては、圧力容器1内を通過
した空気を取出しダクト10によって一旦外部へ取り出
すので、ダンパ7およびダンパ駆動装置8は圧力容器1
外に設置できることから図2の構成のような問題はない
が、システムが極めて複雑なものとなるという問題があ
った。
【0006】本発明は上記従来技術の課題を解決するた
めになされたもので、システムを複雑にすることなく、
信頼性を向上させ、メンテナンスの容易化をはかった加
圧流動床ボイラを提供することを目的とする。
めになされたもので、システムを複雑にすることなく、
信頼性を向上させ、メンテナンスの容易化をはかった加
圧流動床ボイラを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は、圧力容器と、該圧力容器内に設置され
加圧下で運転される流動床ボイラと、該流動床ボイラの
風室に送る空気量を調整するダンパと、ダンパ駆動装置
とを有する加圧流動床ボイラにおいて、前記ダンパを圧
力容器内に配置し、前記ダンパ駆動装置を圧力容器外に
設置すると共に前記ダンパとダンパ駆動装置とを自在継
手により接続したものである。
めに、本発明は、圧力容器と、該圧力容器内に設置され
加圧下で運転される流動床ボイラと、該流動床ボイラの
風室に送る空気量を調整するダンパと、ダンパ駆動装置
とを有する加圧流動床ボイラにおいて、前記ダンパを圧
力容器内に配置し、前記ダンパ駆動装置を圧力容器外に
設置すると共に前記ダンパとダンパ駆動装置とを自在継
手により接続したものである。
【0008】
【作用】ボイラ運転時には、圧力容器も流動床ボイラも
加熱されるので、圧力容器は設置面に対して上方へ伸
び、流動床ボイラは支持梁より下方に伸びる。自在継手
はこの熱伸び差を吸収するので、圧力容器外に設けたダ
ンパ駆動装置からの駆動力を圧力容器内に設けたダンパ
へ円滑に伝達することができ、流動床ボイラに生ずる振
動もある程度同時に吸収することができる。
加熱されるので、圧力容器は設置面に対して上方へ伸
び、流動床ボイラは支持梁より下方に伸びる。自在継手
はこの熱伸び差を吸収するので、圧力容器外に設けたダ
ンパ駆動装置からの駆動力を圧力容器内に設けたダンパ
へ円滑に伝達することができ、流動床ボイラに生ずる振
動もある程度同時に吸収することができる。
【0009】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示す断面構成図で
ある。図において、図2に示したものと同一の要素には
同一の符号を付して重複する説明は省略する。本実施例
においては圧力容器1内に設置されたダンパ7の駆動軸
と、圧力容器1外に設置されたダンパ駆動装置8の駆動
軸とを、圧力容器1内に配置された複数(図示の例では
2個)の自在継手11により連結した機構としている。
ある。図において、図2に示したものと同一の要素には
同一の符号を付して重複する説明は省略する。本実施例
においては圧力容器1内に設置されたダンパ7の駆動軸
と、圧力容器1外に設置されたダンパ駆動装置8の駆動
軸とを、圧力容器1内に配置された複数(図示の例では
2個)の自在継手11により連結した機構としている。
【0010】上記の構成において、圧力容器1内に格納
された流動床ボイラ3へ空気供給口9を介して供給され
る燃焼用空気は、まず圧力容器1内を冷却する目的で圧
力容器1とボイラ3との間の空間Aへ導かれた後に風室
4より流動床ボイラ3内へ供給されるが、ボイラの起動
・負荷変化・停止等の運用において、流動床の流動状態
や燃焼状態あるいはボイラの蒸気温度等を調整・制御す
るためにダンパ7による操作が必要となる。そこで風室
4の入口にダンパ7を設置して容器1内の空気を直接取
り込む系統とするが、機器の信頼性およびメンテナンス
性の面から圧力容器1内に設置することが好ましくない
ダンパ駆動装置8については圧力容器1外に配置してあ
る。
された流動床ボイラ3へ空気供給口9を介して供給され
る燃焼用空気は、まず圧力容器1内を冷却する目的で圧
力容器1とボイラ3との間の空間Aへ導かれた後に風室
4より流動床ボイラ3内へ供給されるが、ボイラの起動
・負荷変化・停止等の運用において、流動床の流動状態
や燃焼状態あるいはボイラの蒸気温度等を調整・制御す
るためにダンパ7による操作が必要となる。そこで風室
4の入口にダンパ7を設置して容器1内の空気を直接取
り込む系統とするが、機器の信頼性およびメンテナンス
性の面から圧力容器1内に設置することが好ましくない
ダンパ駆動装置8については圧力容器1外に配置してあ
る。
【0011】そして、ダンパ7とダンパ駆動装置8とを
複数の自在継手11により連結した構造とすることによ
り、圧力容器1と流動床ボイラ3との熱伸び差を吸収し
つつ、ダンパ駆動装置8からの駆動力を圧力容器1内の
ダンパ7へ円滑に伝達させることができる。なお、自在
継手11の材質を耐熱材料のセラミックス製とすれば、
高温雰囲気でのメンテナンスが不要となり、さらに信頼
性を向上させることができる。
複数の自在継手11により連結した構造とすることによ
り、圧力容器1と流動床ボイラ3との熱伸び差を吸収し
つつ、ダンパ駆動装置8からの駆動力を圧力容器1内の
ダンパ7へ円滑に伝達させることができる。なお、自在
継手11の材質を耐熱材料のセラミックス製とすれば、
高温雰囲気でのメンテナンスが不要となり、さらに信頼
性を向上させることができる。
【0012】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、ダ
ンパを圧力容器内に配置し、ダンパ駆動装置を圧力容器
外に設置すると共にダンパとダンパ駆動装置とを自在継
手により接続しているので、ダンパ駆動装置を高温・高
圧でメンテナンスの不便な圧力容器内に設置しなくても
よいことから、ダンパ駆動装置の信頼性が向上し、メン
テナンスも容易になる。さらに、空気系統が簡素化され
ると共に機構がシンプルであることからコストダウンが
可能となる。
ンパを圧力容器内に配置し、ダンパ駆動装置を圧力容器
外に設置すると共にダンパとダンパ駆動装置とを自在継
手により接続しているので、ダンパ駆動装置を高温・高
圧でメンテナンスの不便な圧力容器内に設置しなくても
よいことから、ダンパ駆動装置の信頼性が向上し、メン
テナンスも容易になる。さらに、空気系統が簡素化され
ると共に機構がシンプルであることからコストダウンが
可能となる。
【図1】本発明の1実施例に係わる加圧流動床ボイラの
概略構造図である。
概略構造図である。
【図2】加圧流動床ボイラの従来例を示す概略構成図で
ある。
ある。
【図3】加圧流動床ボイラの他の従来例を示す概略構成
図である。
図である。
1 圧力容器 3 流動床ボイラ 4 風室 5 支持梁 6 吊り棒 7 ダンパ 8 ダンパ駆動装置 11 自在継手
Claims (1)
- 【請求項1】圧力容器と、該圧力容器内に設置され加圧
下で運転される流動床ボイラと、該流動床ボイラの風室
に送る空気量を調整するダンパと、ダンパ駆動装置とを
有する加圧流動床ボイラにおいて、前記ダンパを圧力容
器内に配置し、前記ダンパ駆動装置を圧力容器外に設置
すると共に前記ダンパとダンパ駆動装置とを自在継手に
より接続したことを特徴とする加圧流動床ボイラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3229408A JP2554216B2 (ja) | 1991-08-15 | 1991-08-15 | 加圧流動床ボイラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3229408A JP2554216B2 (ja) | 1991-08-15 | 1991-08-15 | 加圧流動床ボイラ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0544907A JPH0544907A (ja) | 1993-02-23 |
JP2554216B2 true JP2554216B2 (ja) | 1996-11-13 |
Family
ID=16891753
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3229408A Expired - Fee Related JP2554216B2 (ja) | 1991-08-15 | 1991-08-15 | 加圧流動床ボイラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2554216B2 (ja) |
-
1991
- 1991-08-15 JP JP3229408A patent/JP2554216B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0544907A (ja) | 1993-02-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US3910235A (en) | Fluidised bed combustion | |
JP2554216B2 (ja) | 加圧流動床ボイラ | |
US4510892A (en) | Seal for boiler water wall | |
US5551381A (en) | Configuration of a steam generator in a supporting structure | |
CA2046616A1 (en) | Power plant with combustion of a fuel in a fluidized bed | |
US4428329A (en) | Steam generator support structure | |
GB2172669A (en) | Seal assembly for a vapor generator | |
US4760817A (en) | Fluidized bed combustion chamber in a power plant | |
US2292354A (en) | Vapor generator | |
CA1066969A (en) | Bottom supported, hopper bottom furnace for pulverized coal firing | |
JP2972631B2 (ja) | 流動層ボイラおよびその熱交換方法 | |
US5072754A (en) | Mounting arrangement of a flow target plate of a fluidized-bed reactor | |
JP2680514B2 (ja) | ボイラ用高温ウインドボックス | |
JPH09329299A (ja) | 高温圧力容器のスカート部構造 | |
JP2540333B2 (ja) | 循環型流動層ボイラの運転方法 | |
JPH0311521Y2 (ja) | ||
JP2519624B2 (ja) | 流動床炉の安定燃焼方法及び装置 | |
JP2001041414A (ja) | 循環流動層燃焼装置の炉内温度制御装置及びその運転方法 | |
JP2695724B2 (ja) | 流動床ボイラ | |
JPH01312301A (ja) | 床内熱交換管のための支持構造体 | |
JPH0449450Y2 (ja) | ||
JPH09323791A (ja) | 高温圧力容器 | |
JPH0658501A (ja) | 加圧流動層ボイラおよびその運転方法 | |
CA1313088C (en) | Steam generator and method of operating same utilizing separate fluid and combined gas flow circuits | |
JPH0810727Y2 (ja) | 加圧型流動層ボイラ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960702 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |