JP2695724B2 - 流動床ボイラ - Google Patents

流動床ボイラ

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JP2695724B2
JP2695724B2 JP4004561A JP456192A JP2695724B2 JP 2695724 B2 JP2695724 B2 JP 2695724B2 JP 4004561 A JP4004561 A JP 4004561A JP 456192 A JP456192 A JP 456192A JP 2695724 B2 JP2695724 B2 JP 2695724B2
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reheater
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の流動床を備えた
流動床ボイラに関する。
【0002】
【従来の技術】複数の流動床を備えた流動床ボイラの従
来のものの一例として、双炉型流動床ボイラを図3に示
す。火炉周壁1により分割された流動床2には、それぞ
れ伝熱管3が配置されている。流動床2には風室4と空
気分散板5により流動用空気が投入される。
【0003】ボイラの起動時には、流動床2内の流動材
(層)の温度を、石炭などの燃料が自然着火可能な温度
(500〜700℃程度)まで上昇させる必要があるた
め、それぞれの風室4の入口に起動用燃焼器6を設置し
て、そこから発生する熱空気を流動床2へ投入すること
で流動材の昇温を行い、それぞれの流動床2を起動して
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の流動床ボイラには、以下のような問題があ
る。
【0005】(1) 起動用燃焼器6とその系統機器が複数
必要となることから、設備費が嵩むだけでなく、起動操
作が複雑となり、安全性の上から好ましくない。
【0006】(2) 主燃料以外の起動用燃料の消費量が多
く、起動時損失が大きい。 (3) 分割された流動床2に、蒸発器と加熱器又は再熱器
がそれぞれ別々に設置されている場合、蒸発器側の流動
床をまず起動して蒸気を発生させ、過熱器又は再熱器へ
通気してからでないと、伝熱管のメタル温度の制限より
過熱器又は再熱器側の流動床を起動できないことから、
複数の起動系を有していても、起動時間の短縮が可能と
はならない場合がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明では、火炉壁管により分割された二つの流動
床よりなり、各流動床の下部には風室が設けられている
流動床ボイラにおいて、一方の流動床に蒸発器を設けて
蒸発器炉とし、もう一方の流動床に過熱器または再熱器
を設けて過熱器炉または再熱器炉とし、前記蒸発器炉と
前記過熱器炉または再熱器炉の下部同士を連通管で接続
すると共に、当該連通管内に、下側に連通管用風室を有
する連通管用空気分散板を設け、前記蒸発器炉と前記過
熱器炉または再熱器炉の風室に空気を供給する空気ダク
トを空気量調整手段を介在させて接続する一方、前記蒸
発器炉に起動用燃焼器を接続し、前記蒸発器炉の流動床
を起動してから前記過熱器炉または再熱器炉の流動床を
起動するようにしたのである。
【0008】
【実施例】図1には双炉型流動床ボイラを示す。この
イラは、火炉周壁1により分割された二つの流動床2を
有している。火炉周壁1内にはそれぞれ伝熱管3が配さ
れている。
【0009】各流動床2の下部には風室4と空気分散板
5がそれぞれ設けられ、各風室4には、流動用空気を供
給するための空気ダクト8が分岐して接続されている。
この空気ダクト8における、一方の流動床2の風室4の
入口にのみ起動用燃焼器6が設けられている。図中、7
は空気ダクト8の分岐部の下流側にそれぞれ設けられて
いる空気量調整手段としてのダンパまたはバルブであ
る。
【0010】一方、分割されている流動床2同士は、そ
の下部で連結管9により接続されている。連結管9の底
部には、流動材を流動化させるため、空気分散板10と
風室11が設けられ、さらに空気量調整手段としての
ンパまたはバルブ12を介して前記空気ダクト8に接続
されている。
【0011】上記のような流動床ボイラにおいて、起動
時には、先ずダンパ等7を操作して起動用燃焼器6へ空
気を送り、発生した熱空気により起動用燃焼器側の流動
床2を加熱し、流動材が十分に昇温したところで、図示
されていない燃料供給システムにより、昇温した流動床
2へ石炭等の燃料を供給する。
【0012】このようにして起動用燃焼器側の流動床2
の起動が完了したら、ダンパ等12を開いて連通管9へ
流動用空気を供給し、連通管9内の粒子を流動化する。
このとき、起動側流動床の方がもう一方の流動層よりも
層高が高ければ、ダンパ等7を操作してもう一方の流動
床へも流動用空気を流し、流動床を流動化させると同時
に、起動側流動床内の高温粒子をもう一方の流動床へ移
動させる。双方の流動床の層高が等しくなるとバランス
する。
【0013】したがって、高温粒子が移動して来た後の
流動床温度が、石炭等の燃料が自然着火可能な温度以上
となるよう起動側流動床の層高を十分に高くしておけ
ば、もう一方の流動床に対しては、連通管9により高温
粒子が移動すると同時に燃料を投入することが可能であ
り、極めて速やかに起動を完了することができる。
【0014】本発明に係る流動床ボイラは、上記ボイラ
において図2に示すように、火炉周壁1により分割され
た一方の流動床(蒸発器炉)13における伝熱器3とし
蒸発器15を設置し、もう一方の流動床(過熱器炉ま
たは再熱器炉)14における伝熱器3として過熱器また
は再熱器16を設置したものである。一方の流動床であ
る蒸発器炉13の風室4の入口に起動用燃焼器6を設置
し、蒸発器炉13と過熱器炉または再熱器炉14の間を
連通管9で接続した構造とするのは前述の図1に示した
もと同様である。
【0015】このボイラにおいては、起動に際しては、
起動用燃焼器6によりまず蒸発器炉13を起動し、蒸発
器15から十分な蒸気が発生したら、過熱器または再熱
器16へ通気してメタルの保護を可能とした上で、ダン
パ等12を開いて連通管9内を流動化し、過熱器炉また
は再熱器炉14の起動を行う。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、起動用燃料の消費量が
従来のものに比し低減、双炉型のものでは約半分で済む
ため、起動損失を低減できる。
【0017】起動用燃焼器とその系統機器が少なくな
り、例えば双炉型のものでは約半分で済むため、設備費
が低減できるだけでなく、起動操作が簡略化し、安全性
の面からも好ましい。
【0018】流動床が蒸発器炉と過熱器または再熱器炉
に分かれているので、伝熱管保護のために起動は蒸発
器炉より順次行うこととなり、従来方式よりも過熱器ま
たは再過熱器の起動が早い分、起動時間の短縮が可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】流動床ボイラの概略図である。
【図2】本発明の一実施例に係る流動床ボイラの概略図
である。
【図3】従来の流動床ボイラの一例の概略図である。
【符号の説明】
1 火炉周壁 2 流動床 3 伝熱管 4 風室 5 空気分散板 6 起動用燃焼器 7 ダンパまたはバルブ 8 空気ダクト 9 連通管 10 空気分散板 11 風室 12 ダンパまたはバルブ 13 蒸発器炉 14 過熱器炉または再熱器炉 15 蒸発器 16 過熱器または再熱器

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 火炉壁管により分割された二つの流動床
    よりなり、各流動床の下部には風室が設けられている流
    動床ボイラにおいて、一方の流動床に蒸発器を設けて蒸
    発器炉とし、もう一方の流動床に過熱器または再熱器を
    設けて過熱器炉または再熱器炉とし、前記蒸発器炉と前
    記過熱器炉または再熱器炉の下部同士を連通管で接続す
    ると共に、当該連通管内に、下側に連通管用風室を有す
    る連通管用空気分散板を設け、前記蒸発器炉と前記過熱
    器炉または再熱器炉の風室に空気を供給する空気ダクト
    を空気量調整手段を介在させて接続する一方、前記蒸発
    器炉に起動用燃焼器を接続し、前記蒸発器炉の流動床を
    起動してから前記過熱器炉または再熱器炉の流動床を起
    動するようにしたことを特徴とする流動床ボイラ。
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