JP2540333B2 - 循環型流動層ボイラの運転方法 - Google Patents
循環型流動層ボイラの運転方法Info
- Publication number
- JP2540333B2 JP2540333B2 JP62147928A JP14792887A JP2540333B2 JP 2540333 B2 JP2540333 B2 JP 2540333B2 JP 62147928 A JP62147928 A JP 62147928A JP 14792887 A JP14792887 A JP 14792887A JP 2540333 B2 JP2540333 B2 JP 2540333B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- combustor
- circulating
- outlet
- bed material
- fluidized bed
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Fluidized-Bed Combustion And Resonant Combustion (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は循環型流動層ボイラの運転方法に関する。更
に詳しくは負荷が下がった場合でも燃焼効率および脱硫
反応を高く維持する循環型流動層ボイラの運転方法に関
するものである。
に詳しくは負荷が下がった場合でも燃焼効率および脱硫
反応を高く維持する循環型流動層ボイラの運転方法に関
するものである。
排ガスの排気基準を満たしながら固体燃料を効率的に
燃焼させるボイラとして、砂利等の比較的大粒の粗粒材
で形成された流動層（デンスベッド）の上に、燃焼灰お
よび石灰石等の脱硫材の微粒子からなる循環層が配置さ
れた循環型流動層ボイラが提案されている。
燃焼させるボイラとして、砂利等の比較的大粒の粗粒材
で形成された流動層（デンスベッド）の上に、燃焼灰お
よび石灰石等の脱硫材の微粒子からなる循環層が配置さ
れた循環型流動層ボイラが提案されている。
この循環型流動層ボイラは、負荷が下がってコンバス
タ内の循環ベッド材の量が減少すると、燃焼効率および
脱硫反応が悪化する。
タ内の循環ベッド材の量が減少すると、燃焼効率および
脱硫反応が悪化する。
本発明は、かかる問題点を解決するために発明された
ものであり、その目的は負荷が下がった場合でも燃焼効
率および脱硫反応を変動させることなく高く維持するこ
とにある。
ものであり、その目的は負荷が下がった場合でも燃焼効
率および脱硫反応を変動させることなく高く維持するこ
とにある。
〔発明の概要〕 かかる目的を達成する本発明は、コンバスタ内に設置
された１次空気の出口近傍とコンバスタの出口との間の
差圧ΔＰを測定し、その差圧ΔＰが一定又はボイラ負荷
に対して予め決められた値になるようにホットリサイク
ル管を経て前記コンバスタ内に循環ベッド材を還流させ
るに際し、前記ホットリサイクル管内に臨むように配設
させた循環ベッド材還流用空気ノズルの噴出空気量を調
節するようにしたことを特徴とするものである。
された１次空気の出口近傍とコンバスタの出口との間の
差圧ΔＰを測定し、その差圧ΔＰが一定又はボイラ負荷
に対して予め決められた値になるようにホットリサイク
ル管を経て前記コンバスタ内に循環ベッド材を還流させ
るに際し、前記ホットリサイクル管内に臨むように配設
させた循環ベッド材還流用空気ノズルの噴出空気量を調
節するようにしたことを特徴とするものである。
ここで、コンバスタ内に設置された１次空気の出口と
コンバスタの出口との間の差圧（ΔＰ）が一定又はボイ
ラ負荷に対し予め決められた値になるようにホットリサ
イクル内から前記コンバスタ内に循環ベッド材を積極的
に還流する指令は制御装置によって行われる。すなわ
ち、コンバスタ内に設置された１次空気の出口部分の圧
力とコンバスタの出口近傍部分の圧力との差圧（ΔＰ）
をコンピューター等で演算し、その差圧（ΔＰ）が一定
又はボイラ負荷に対し予め決められた値になるようにホ
ットリサイクル内から前記コンバスタ内に循環ベッド材
を積極的に還流させるのである。
コンバスタの出口との間の差圧（ΔＰ）が一定又はボイ
ラ負荷に対し予め決められた値になるようにホットリサ
イクル内から前記コンバスタ内に循環ベッド材を積極的
に還流する指令は制御装置によって行われる。すなわ
ち、コンバスタ内に設置された１次空気の出口部分の圧
力とコンバスタの出口近傍部分の圧力との差圧（ΔＰ）
をコンピューター等で演算し、その差圧（ΔＰ）が一定
又はボイラ負荷に対し予め決められた値になるようにホ
ットリサイクル内から前記コンバスタ内に循環ベッド材
を積極的に還流させるのである。
ホットリサイクル内からコンバスタ内に還流されるホ
ット循環ベッド材は温度が余り低下していないので、コ
ンバスタ内に戻されてもコンバスタ内の温度に影響を与
えることはない。
ット循環ベッド材は温度が余り低下していないので、コ
ンバスタ内に戻されてもコンバスタ内の温度に影響を与
えることはない。
上記のように、本発明は、コンバスタ内に設置された
１次空気の出口近傍とコンバスタの出口との差圧（Δ
Ｐ）を測定し、その差圧（ΔＰ）が一定またはボイラ負
荷に対し予め決められた値になるようにホットリサイク
ルラインから前記コンバスタ内に循環ベッド材を積極的
に還流するので、負荷が下がった場合でも燃焼効率およ
び脱硫反応を高く維持すことができるようになる。
１次空気の出口近傍とコンバスタの出口との差圧（Δ
Ｐ）を測定し、その差圧（ΔＰ）が一定またはボイラ負
荷に対し予め決められた値になるようにホットリサイク
ルラインから前記コンバスタ内に循環ベッド材を積極的
に還流するので、負荷が下がった場合でも燃焼効率およ
び脱硫反応を高く維持すことができるようになる。
以下、図面によって本発明の構成について説明する。
第１図は本発明の方法を採用した循環型流動層ボイラ
の概略図であり、燃焼器としてのコンバスタ１と、この
コンバスタ１に隣接して設けられた外部熱交換器２と、
この外部熱交換器２上に設けられ、かつ、コンバスタ１
の頂部と連結ダクト３を介して連結されたサイクロン４
と、外部熱交換器２とコンバスタ１の下部を連通させる
ホットリサイクル管５、及びコールドサイクル管６及び
リフト管６′とにより構成されている。
の概略図であり、燃焼器としてのコンバスタ１と、この
コンバスタ１に隣接して設けられた外部熱交換器２と、
この外部熱交換器２上に設けられ、かつ、コンバスタ１
の頂部と連結ダクト３を介して連結されたサイクロン４
と、外部熱交換器２とコンバスタ１の下部を連通させる
ホットリサイクル管５、及びコールドサイクル管６及び
リフト管６′とにより構成されている。
コンバスタ１はデンスベッド領域Ａと、循環領域Ｂよ
り構成されており、下部のデンスベッド領域Ａには砂利
等からなるデンスベッド材７を収容するデンスベッド８
が形成される。また、デンスベッド８には固体燃料とし
ての石灰９と、硫黄分の捕獲の目的で供給され、かつ、
循環ベッド材の一部となる石灰石とが充填されている。
り構成されており、下部のデンスベッド領域Ａには砂利
等からなるデンスベッド材７を収容するデンスベッド８
が形成される。また、デンスベッド８には固体燃料とし
ての石灰９と、硫黄分の捕獲の目的で供給され、かつ、
循環ベッド材の一部となる石灰石とが充填されている。
石灰９及び石灰石はデンスベッド領域Ａの上部に設け
られた燃料供給管10からデンスベッド８内に供給され
る。また、デンスベッド領域Ａの最下部に設けられた１
次空気供給管12の出口12Aから空気ａがコンバスタ１内
に供給される。この空気ａは燃焼用としても費やされる
し、デンスベッド材７を流動化させることにも使用され
る。
られた燃料供給管10からデンスベッド８内に供給され
る。また、デンスベッド領域Ａの最下部に設けられた１
次空気供給管12の出口12Aから空気ａがコンバスタ１内
に供給される。この空気ａは燃焼用としても費やされる
し、デンスベッド材７を流動化させることにも使用され
る。
上記循環領域Ｂは、燃焼によって発生したカーボン、
燃焼灰、及び微粒子化した石灰石が浮遊循環する循環層
15を形成している。この循環層15にはダクト16より二次
空気ｂが供給され、より完全な燃焼が行なわれる。
燃焼灰、及び微粒子化した石灰石が浮遊循環する循環層
15を形成している。この循環層15にはダクト16より二次
空気ｂが供給され、より完全な燃焼が行なわれる。
デンスベッド領域Ａ及び循環領域Ｂ内で発生したカー
ボン、燃焼灰、及び微粒子化した石灰石等からなる循環
ベッド材Ｒを含むガスＧは連結ダクト３を経由してサイ
クロン４に供給され、ここでガスＧと循環ベッド材Ｒに
分離される。
ボン、燃焼灰、及び微粒子化した石灰石等からなる循環
ベッド材Ｒを含むガスＧは連結ダクト３を経由してサイ
クロン４に供給され、ここでガスＧと循環ベッド材Ｒに
分離される。
この分離ガスＧは、ダクト26を経て対流伝熱部25内に
供給され、この対流伝熱部25内に設置されている過熱器
27、蒸発部33、エコノマイザ34、ガス式空気予熱器35を
加熱したあと、排ガスＧ′として大気中に放出される。
供給され、この対流伝熱部25内に設置されている過熱器
27、蒸発部33、エコノマイザ34、ガス式空気予熱器35を
加熱したあと、排ガスＧ′として大気中に放出される。
一方、サイクロン４によって捕集された循環ベッド材
Ｒは、その下部のデイプレグ17より外部熱交換器２のホ
ットウェル18内に自重で落下する。この外部熱交換器２
の下部には流動空気供給管19が設けられており、循環ベ
ッド材Ｒが流動化されている。
Ｒは、その下部のデイプレグ17より外部熱交換器２のホ
ットウェル18内に自重で落下する。この外部熱交換器２
の下部には流動空気供給管19が設けられており、循環ベ
ッド材Ｒが流動化されている。
ホットウェル18内に供給された循環ベッド材Ｒは、隔
壁20の上端よりオーバフローして熱交換部22内に移動
し、蒸発器28内の蒸気を加熱する。この蒸発器28で蒸発
した蒸気はドラム31に導かれる。
壁20の上端よりオーバフローして熱交換部22内に移動
し、蒸発器28内の蒸気を加熱する。この蒸発器28で蒸発
した蒸気はドラム31に導かれる。
また、ホットウェル18内のホットな循環ベッド材Ｒは
ホットウェル18の下部とコンバスタ１の下部を連通する
ホットリサイクル管５を通ってコンバスタ１内に還流さ
れ、また、熱交換部22内で熱が奪われた循環ベッド材
Ｒ′は熱交換部22の下部とコンバスタ１の下部とを連通
するコールドサイクル管６を通ってコンバスタ１内に還
流される。
ホットウェル18の下部とコンバスタ１の下部を連通する
ホットリサイクル管５を通ってコンバスタ１内に還流さ
れ、また、熱交換部22内で熱が奪われた循環ベッド材
Ｒ′は熱交換部22の下部とコンバスタ１の下部とを連通
するコールドサイクル管６を通ってコンバスタ１内に還
流される。
上記外部熱交換器２内のガスは外部熱交換器２の頂部
とコンバスタ１の循環領域Ｂに接続されているガス抜管
24を通ってコンバスタ１の循環領域Ｂ内に戻される。
とコンバスタ１の循環領域Ｂに接続されているガス抜管
24を通ってコンバスタ１の循環領域Ｂ内に戻される。
前記ホットリサイクル管５はＬ字型をしており、その
コーナー部5Aにノズル30が取り付けられている。このノ
ズル30には制御弁32を軽油して制御用空気が導入され
る。
コーナー部5Aにノズル30が取り付けられている。このノ
ズル30には制御弁32を軽油して制御用空気が導入され
る。
一方、１次空気供給管12の出口12Aに設置された圧力
検出器36によって、その部分の圧力を測定し、更に、コ
ンバスタ１の出口1A、すなわち、コンバスタ１の頂部に
設置された圧力検出器37によって、その部分の圧力を測
定する。これらの信号はコンピューター38に入力され、
当該コンピューター38によって１次空気供給管12の出口
12Aの圧力とコンバスタ１の出口1Aの圧力との差圧（Δ
Ｐ）が演算され、その演算結果に基づいて制御弁32の開
閉が行われる。
検出器36によって、その部分の圧力を測定し、更に、コ
ンバスタ１の出口1A、すなわち、コンバスタ１の頂部に
設置された圧力検出器37によって、その部分の圧力を測
定する。これらの信号はコンピューター38に入力され、
当該コンピューター38によって１次空気供給管12の出口
12Aの圧力とコンバスタ１の出口1Aの圧力との差圧（Δ
Ｐ）が演算され、その演算結果に基づいて制御弁32の開
閉が行われる。
すなわち、１次空気供給管12の出口12Aの圧力とコン
バスタ１の出口1Aの圧力との差圧（ΔＰ）が設定値より
少ない場合、制御弁32の開度が増加され、ホットリサイ
クル管５内にノズル30から空気Ｇ″が噴出されると、ホ
ットリサイクル18内の循環ベッド材Ｒがコンバスタ１内
に還流される。このため、コンバスタ１内の燃焼効率お
よび脱硫反応が高く維持されることになる。
バスタ１の出口1Aの圧力との差圧（ΔＰ）が設定値より
少ない場合、制御弁32の開度が増加され、ホットリサイ
クル管５内にノズル30から空気Ｇ″が噴出されると、ホ
ットリサイクル18内の循環ベッド材Ｒがコンバスタ１内
に還流される。このため、コンバスタ１内の燃焼効率お
よび脱硫反応が高く維持されることになる。
一方、１次空気供給管12の出口12Aの圧力とコンバス
タ１の出口1Aの圧力との差圧（ΔＰ）が設定値になる
と、制御弁32が閉止され、循環ベッド材Ｒの還流が停止
される。
タ１の出口1Aの圧力との差圧（ΔＰ）が設定値になる
と、制御弁32が閉止され、循環ベッド材Ｒの還流が停止
される。
上記のように、本発明は、コンバスタ内に設置された
１次空気の出口近傍とコンバスタの出口との間の差圧Δ
Ｐを測定し、その差圧ΔＰが一定又はボイラ負荷に対し
て予め決められた値になるようにホットリサイクル管を
経て前記コンバスタ内に循環ベッド材を還流させるに際
し、前記ホットリサイクル管内に臨むように配設させた
循環ベッド材還流用空気ノズルの噴出空気量を調節する
ようにしたので、負荷が下がった場合でも燃焼効率およ
び脱硫反応を高く維持することができるようになる。
１次空気の出口近傍とコンバスタの出口との間の差圧Δ
Ｐを測定し、その差圧ΔＰが一定又はボイラ負荷に対し
て予め決められた値になるようにホットリサイクル管を
経て前記コンバスタ内に循環ベッド材を還流させるに際
し、前記ホットリサイクル管内に臨むように配設させた
循環ベッド材還流用空気ノズルの噴出空気量を調節する
ようにしたので、負荷が下がった場合でも燃焼効率およ
び脱硫反応を高く維持することができるようになる。
図は本発明の運転方法を採用した循環型流動層ボイラの
概略図である。 １……コンバスタ、1A……コンバスタの出口、12A……
１次空気供給管の出口、18……ホットリサイクル、Ｒ…
…循環ベッド材。
概略図である。 １……コンバスタ、1A……コンバスタの出口、12A……
１次空気供給管の出口、18……ホットリサイクル、Ｒ…
…循環ベッド材。
Claims (1)
- 【請求項１】コンバスタ内に設置された１次空気の出口
近傍とコンバスタの出口との間の差圧ΔＰを測定し、そ
の差圧ΔＰが一定又はボイラ負荷に対して予め決められ
た値になるようにホットリサイクル管を経て前記コンバ
スタ内に循環ベッド材を還流させるに際し、前記ホット
リサイクル管内に臨むように配設させた循環ベッド材還
流用空気ノズルの噴出空気量を調節するようにした循環
型流動層ボイラの運転方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62147928A JP2540333B2 (ja) | 1987-06-16 | 1987-06-16 | 循環型流動層ボイラの運転方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62147928A JP2540333B2 (ja) | 1987-06-16 | 1987-06-16 | 循環型流動層ボイラの運転方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63315808A JPS63315808A (ja) | 1988-12-23 |
| JP2540333B2 true JP2540333B2 (ja) | 1996-10-02 |
Family
ID=15441247
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62147928A Expired - Lifetime JP2540333B2 (ja) | 1987-06-16 | 1987-06-16 | 循環型流動層ボイラの運転方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2540333B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN115479270B (zh) * | 2022-09-20 | 2024-09-06 | 中国科学院工程热物理研究所 | 快速变负荷循环流化床锅炉及其负荷调节方法 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61186705A (ja) * | 1985-02-13 | 1986-08-20 | Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd | 高速流動層燃焼装置への燃料供給方法 |
| JPS6246111A (ja) * | 1985-08-21 | 1987-02-28 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 高速流動床ボイラのコンバスタ差圧制御方法 |
-
1987
- 1987-06-16 JP JP62147928A patent/JP2540333B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63315808A (ja) | 1988-12-23 |
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