JP2554023B2 - 鉄道軌道測定車における測定センサとレール頭頂面との空隙一定保持装置 - Google Patents
鉄道軌道測定車における測定センサとレール頭頂面との空隙一定保持装置Info
- Publication number
- JP2554023B2 JP2554023B2 JP6119464A JP11946494A JP2554023B2 JP 2554023 B2 JP2554023 B2 JP 2554023B2 JP 6119464 A JP6119464 A JP 6119464A JP 11946494 A JP11946494 A JP 11946494A JP 2554023 B2 JP2554023 B2 JP 2554023B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rail
- vehicle body
- measurement sensor
- top surface
- maintaining
- Prior art date
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- Machines For Laying And Maintaining Railways (AREA)
- Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
- Details Of Measuring And Other Instruments (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄道における軌道測定
車においてレールの位置、形状、表面のきず等を車上か
ら測定あるいは検出する際に、測定センサ(以下、セン
サという)とレール頭頂面との間の空隙を常に一定に保
つための装置に関するものである。
車においてレールの位置、形状、表面のきず等を車上か
ら測定あるいは検出する際に、測定センサ(以下、セン
サという)とレール頭頂面との間の空隙を常に一定に保
つための装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、2軸台車を用いた軌道測定車によ
る軌道測定において、センサとレール頭頂面との間の空
隙を一定に保つ必要がある場合には、軌間外側における
台車の両側軸箱を長手方向に連結した軸梁と、この両側
軸梁と直交する梁をそれぞれ設け、この直交する梁にセ
ンサを取付けることにより実現してきた。
る軌道測定において、センサとレール頭頂面との間の空
隙を一定に保つ必要がある場合には、軌間外側における
台車の両側軸箱を長手方向に連結した軸梁と、この両側
軸梁と直交する梁をそれぞれ設け、この直交する梁にセ
ンサを取付けることにより実現してきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】2軸車両形式の軌道測
定車による軌道測定において、センサとレール頭頂面と
の間の空隙を一定に保つ必要がある場合に、2軸台車を
用いた軌道測定車の場合と同様に軸梁を設けようとして
も、これは軸梁が長くなるのみならず、曲線において必
要とされる輪軸の求心運動を妨げることになるため不可
能であつた。また、軸箱から腕木を出してこの腕木にセ
ンサを取付け、レール頭頂面と対向させようとしても軸
箱のピッチングにより空隙を一定に保つことができない
という間題点があった。
定車による軌道測定において、センサとレール頭頂面と
の間の空隙を一定に保つ必要がある場合に、2軸台車を
用いた軌道測定車の場合と同様に軸梁を設けようとして
も、これは軸梁が長くなるのみならず、曲線において必
要とされる輪軸の求心運動を妨げることになるため不可
能であつた。また、軸箱から腕木を出してこの腕木にセ
ンサを取付け、レール頭頂面と対向させようとしても軸
箱のピッチングにより空隙を一定に保つことができない
という間題点があった。
【0004】本発明はこのような間題点を解決し、車体
のレールに対する平行度を基準として可能な限り正確に
レール頭頂面との空隙を一定に保つ装置を提供すること
を目的としている。
のレールに対する平行度を基準として可能な限り正確に
レール頭頂面との空隙を一定に保つ装置を提供すること
を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明においては、2軸車両の軸箱の外側において、輪
軸の中心のヒンジを介して2本の梁を設け、これらの梁
の先端相互を車体に設けた滑車を介してワイヤーにより
連結するとともに、一方の梁の長さの1/2の位置をヒ
ンジを介して車体と上下方向に連結し、他方の梁の先端
に腕木を介して測定センサを取り付けたものである。
本発明においては、2軸車両の軸箱の外側において、輪
軸の中心のヒンジを介して2本の梁を設け、これらの梁
の先端相互を車体に設けた滑車を介してワイヤーにより
連結するとともに、一方の梁の長さの1/2の位置をヒ
ンジを介して車体と上下方向に連結し、他方の梁の先端
に腕木を介して測定センサを取り付けたものである。
【0006】
【作用】輪軸の中心に取り付けた2本の梁の先端相互が
車体に設けた滑車を介してワイヤーにより連結されてお
り、一方の梁が車体に連結されているので、車体が降下
した場合には他方の梁の先端は引き上げられ、その梁の
先端からレール上に伸ばした腕木に取り付けた測定セン
サのレール面に対する位置は不変となる。
車体に設けた滑車を介してワイヤーにより連結されてお
り、一方の梁が車体に連結されているので、車体が降下
した場合には他方の梁の先端は引き上げられ、その梁の
先端からレール上に伸ばした腕木に取り付けた測定セン
サのレール面に対する位置は不変となる。
【0007】
【実施例】実施例について図面を参照して説明する。図
1は平面図、図2は同側面図、図3は図1のI−I断面
図である。図において1は車輪、2は輪軸の中心、3は
車体、4は滑車、5及び6は梁、7は梁5を車体3で押
える例えば、ボールベアリングからなるヒンジ、8は梁
5とヒンジ7をつなぐ腕木、9はワイヤー、10及び1
1は梁6の先端に取り付けた腕木、12は腕木11に取
り付けた測定センサ、13はレールを示す。
1は平面図、図2は同側面図、図3は図1のI−I断面
図である。図において1は車輪、2は輪軸の中心、3は
車体、4は滑車、5及び6は梁、7は梁5を車体3で押
える例えば、ボールベアリングからなるヒンジ、8は梁
5とヒンジ7をつなぐ腕木、9はワイヤー、10及び1
1は梁6の先端に取り付けた腕木、12は腕木11に取
り付けた測定センサ、13はレールを示す。
【0008】本発明においては、2軸車両の軸箱の外側
において、車輪1の輪軸の中心2にヒンジを介して2本
の梁5及び6を取付け、これらの梁5及び6の先端相互
を車体3に設けた滑車4を介してワイヤー9により連結
するとともに、一方の梁5をその長さ1/2の位置でヒ
ンジ7を介して車体3と上下方向に連結し、他方の梁6
の先端に腕木10、11を介して測定センサ12を取り
付けたものである。
において、車輪1の輪軸の中心2にヒンジを介して2本
の梁5及び6を取付け、これらの梁5及び6の先端相互
を車体3に設けた滑車4を介してワイヤー9により連結
するとともに、一方の梁5をその長さ1/2の位置でヒ
ンジ7を介して車体3と上下方向に連結し、他方の梁6
の先端に腕木10、11を介して測定センサ12を取り
付けたものである。
【0009】上記の構成からなる本発明によれば、車体
3が降下した場合、梁5の先端はその2倍だけ降下する
のでワイヤー9を介して連結した梁6は滑車の降下を打
消して逆に引き上げられ、これにより車体3の降下が補
償されることになり、梁6の先端からレール13上に伸
びた腕木11に取り付けた測定センサ12のレールに対
する位置は不変となる。
3が降下した場合、梁5の先端はその2倍だけ降下する
のでワイヤー9を介して連結した梁6は滑車の降下を打
消して逆に引き上げられ、これにより車体3の降下が補
償されることになり、梁6の先端からレール13上に伸
びた腕木11に取り付けた測定センサ12のレールに対
する位置は不変となる。
【0010】また、車体3が上昇した場合には、梁5も
上昇するので梁6は逆に降下する。これにより測定セン
サ12のレールに対する位置は同様不変となる。
上昇するので梁6は逆に降下する。これにより測定セン
サ12のレールに対する位置は同様不変となる。
【0011】本実施例の装置を用いて、東海道新幹線で
実際に走行してみた結果、レールとの空隙の変化は、1
mm以下に保たれることが明らかにされた。
実際に走行してみた結果、レールとの空隙の変化は、1
mm以下に保たれることが明らかにされた。
【0012】なお、本発明の他の実施例として、次のよ
うな構造の装置としても同様の機能をもたらすことがで
きる。
うな構造の装置としても同様の機能をもたらすことがで
きる。
【0013】例えば、図4に示す一端がヒンジ31を介
して車体21に結合された1軸台車22の鉄道車両にお
いて、輪軸23の中心をヒンジとする1本の曲り梁24
を設け、この梁24を、車体21に設けられ、常時バネ
29を介して巻上げられかつ車体の変位を補償する比率
の径比を持つ滑車25を介して、ワイヤーにより車体2
1に結合されていない台車枠の他端30で支え、この曲
り梁24の先端からレール上に伸ばした腕木の先端27
に測定センサ28を取り付けたものである。本装置によ
れば、車体21の上下運動に追随して滑車25により曲
り梁24を巻き上げ、または下がるようになるので、測
定センサ28はレールに対して空隙を一定に保つことが
できる。
して車体21に結合された1軸台車22の鉄道車両にお
いて、輪軸23の中心をヒンジとする1本の曲り梁24
を設け、この梁24を、車体21に設けられ、常時バネ
29を介して巻上げられかつ車体の変位を補償する比率
の径比を持つ滑車25を介して、ワイヤーにより車体2
1に結合されていない台車枠の他端30で支え、この曲
り梁24の先端からレール上に伸ばした腕木の先端27
に測定センサ28を取り付けたものである。本装置によ
れば、車体21の上下運動に追随して滑車25により曲
り梁24を巻き上げ、または下がるようになるので、測
定センサ28はレールに対して空隙を一定に保つことが
できる。
【0014】また、図5に示す一端がヒンジ31を介し
て車体21に結合された1軸台車22の鉄道車両におい
て、輪軸23を中心とする1本の曲り梁24と、長さが
台車の車体に結合された側にその1/2、その反対側は
台車と同じ長さをもつ梁29を設け、この梁29の台車
と車体の結合側の端部26を車体21と結合し、そのも
う一端32は台車端部30に固定した滑車25とワイヤ
9を介して曲り梁24の先端を支え、この部分からレー
ル上に伸ばした腕木の先端27に測定センサ28を取り
付けたものである。本装置によれば、車体21の上下運
動に追随して滑車25により曲り梁24を巻き上げ、ま
たは下がるようになるので、測定センサ28はレールに
対して空隙を一定に保つことができる。
て車体21に結合された1軸台車22の鉄道車両におい
て、輪軸23を中心とする1本の曲り梁24と、長さが
台車の車体に結合された側にその1/2、その反対側は
台車と同じ長さをもつ梁29を設け、この梁29の台車
と車体の結合側の端部26を車体21と結合し、そのも
う一端32は台車端部30に固定した滑車25とワイヤ
9を介して曲り梁24の先端を支え、この部分からレー
ル上に伸ばした腕木の先端27に測定センサ28を取り
付けたものである。本装置によれば、車体21の上下運
動に追随して滑車25により曲り梁24を巻き上げ、ま
たは下がるようになるので、測定センサ28はレールに
対して空隙を一定に保つことができる。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、鉄道軌道測定車により
レールに関する測定を行う場合、車体の上下運動が補償
され、レールとの空隙が必要な精度で一定に保つことが
できる。
レールに関する測定を行う場合、車体の上下運動が補償
され、レールとの空隙が必要な精度で一定に保つことが
できる。
【図1】本発明の実施例の平面図である。
【図2】図1の同側面図である。
【図3】図1のI−I断面図である。
【図4】図4は本発明の他の実施例の説明図である。
【図5】図5は本発明の他の実施例の説明図である。
1、車輪 2、輪軸の中心 3、車体 4、滑車 5、6、梁 7、ヒンジ 8、梁5とヒンジ7をつなぐ腕木 9、ワイヤー 10、11、腕木 12、測定センサ 13、レール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 光雄 兵庫県尼崎市扶桑町1番8号 住友金属 テクノロジー株式会社内 審査官 刈間 宏信 (56)参考文献 特開 平4−191609(JP,A) 特公 昭58−14347(JP,B2)
Claims (1)
- 【請求項1】 2軸車両の軸箱の外側において、輪軸の
中心にヒンジを介して2本の梁を設け、これらの梁の先
端相互を車体に設けた滑車を介してワイヤーにより連結
するとともに、一方の梁の長さの1/2の位置をヒンジ
を介して車体と上下方向に連結し、他方の梁の先端に腕
木を介して測定センサを取り付けたことを特徴とする鉄
道軌道測定車における測定センサとレール頭頂面との空
隙一定保持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6119464A JP2554023B2 (ja) | 1994-04-20 | 1994-04-20 | 鉄道軌道測定車における測定センサとレール頭頂面との空隙一定保持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6119464A JP2554023B2 (ja) | 1994-04-20 | 1994-04-20 | 鉄道軌道測定車における測定センサとレール頭頂面との空隙一定保持装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07285437A JPH07285437A (ja) | 1995-10-31 |
JP2554023B2 true JP2554023B2 (ja) | 1996-11-13 |
Family
ID=14761994
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6119464A Expired - Lifetime JP2554023B2 (ja) | 1994-04-20 | 1994-04-20 | 鉄道軌道測定車における測定センサとレール頭頂面との空隙一定保持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2554023B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
NL2003351C2 (en) * | 2009-08-13 | 2011-02-15 | Univ Delft Tech | Method and instumentation for detection of rail top defects. |
CN103424092B (zh) * | 2013-07-05 | 2015-12-09 | 广西玉柴机器股份有限公司 | 槽轮支架共面度检测装置 |
-
1994
- 1994-04-20 JP JP6119464A patent/JP2554023B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07285437A (ja) | 1995-10-31 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960611 |