JP2553781Y2 - オイルレベルゲージ - Google Patents

オイルレベルゲージ

Info

Publication number
JP2553781Y2
JP2553781Y2 JP1989137257U JP13725789U JP2553781Y2 JP 2553781 Y2 JP2553781 Y2 JP 2553781Y2 JP 1989137257 U JP1989137257 U JP 1989137257U JP 13725789 U JP13725789 U JP 13725789U JP 2553781 Y2 JP2553781 Y2 JP 2553781Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
crankcase
guide tube
ground
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1989137257U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0377013U (ja
Inventor
聡 松野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP1989137257U priority Critical patent/JP2553781Y2/ja
Publication of JPH0377013U publication Critical patent/JPH0377013U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2553781Y2 publication Critical patent/JP2553781Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、シリンダが傾斜しているエンジンにおける
オイルパンの油量を検査するためのオイルレベルゲージ
に関し、特に、その検油棒を案内するガイド管の取り付
け位置及び構造に特徴を有するものである。
〔従来の技術〕
エンジンのオイルパンによって形成される貯油室内に
必要な量の潤滑用オイルがあるかどうかを検査するため
に用いるオイルレベルゲージは、検査の際に検油棒を抜
き取ったり、また挿入したりする必要があるから、人の
手が入るようなエンジンルーム内の空間を利用してエン
ジン本体に付設される。しかし、検油棒の挿入口を付設
することができる位置から測定すべき油面までは一般に
かなり離れている上に、途中に障害物等があるのが普通
なので、可撓性のある長い検油棒を用い、それがクラン
クケース内やオイルパン内でクランク軸等に接触しない
ように、挿入口の付近には管状のガイド管が設けられ、
検油棒は前記ガイド管の中に挿入されることによって、
一定の方向に保持されるようになっている。
普通このガイド管はさほど長いものではなく、挿入口
付近だけの短管であることが多いが、逆にガイド管を油
面下まで長く延長して設けたものが実開昭55−76417号
公報に記載されている。しかしこの場合は、短いガイド
管では検油棒の先端に付着したオイルがガイド管の先端
で払拭されて検査ができなくなるため、検油棒よりもガ
イド管の方を長くしたというものであり、ガイド管は検
油棒との接触を避けるのが狙いであるから、ガイドとい
うよりはカバーというべきものである。
〔考案が解決しようとする課題〕
第2図に示すように、シリンダ1が横倒し状に傾斜し
た形式のエンジンでは、オイルパン2はクランクケース
3あるいはクランクケースカバー4の下というよりは、
むしろシリンダブロック5の下方に設けられることにな
り、オイルパン2により形成される貯油室6とクランク
ケース3内は小さい開口7によって連通されていて、ク
ランクケース側には殆んどオイルが溜っていないから、
検油棒8の挿入口9とそのガイド管10を最も検査のし易
いクランクケースカバー4の上面に設けた場合、クラン
ク軸11の回動範囲に検油棒8が入らないようにすると共
に、その先端が油面12にとどくように、開口7の方に向
って検油棒8を曲げて挿入することは非常に難かしく、
検油の作業性が悪いという問題があった。
本考案は、このようにシリンダが傾斜している形式の
エンジンにおけるオイルパンの油量を確実に且つ容易に
検査することができるようなオイルレベルゲージを得る
ことを考案の解決課題とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案によるオイルレベルゲージは、地面に対してシ
リンダの中心軸線が所定の鋭角をなすようにシリンダブ
ロックが傾斜して設けられると共に、オイルパンがクラ
ンクケースの地面側の下部側壁から前記シリンダブロッ
クの地面側の下部側壁にかけて取り付けられる形式のエ
ンジンにおいて、前記クランクケース及びそれに接続す
るクランクケースカバーの内部に形成されたクランクケ
ース空間の地面とは反対側の上部の側壁に設けられた検
油棒挿入口の近傍に地面に対して上方の端部開口を有す
るガイド管を前記クランクケース空間内に設け、且つ前
記エンジンのクランク機構の回動範囲を迂回させた前記
ガイド管の地面側の端部開口を、前記クランクケース空
間と前記オイルパンによって形成される貯油室内とを連
通するように形成された開口の近傍まで延長してそれに
臨むように開口させると共に、前記挿入口から前記ガイ
ド管内へ導かれ前記3つの開口を順次通り抜けて前記貯
油室の油面に達する可撓性の細長い検油棒を前記挿入口
から前記ガイド管内に挿入してなるものである。
〔作用〕
本考案のオイルレベルゲージは前記手段の項に記載さ
れた構成を有するから、可撓性の細長い検油棒をクラン
クケース空間の上部の側壁に設けられた検油棒挿入口か
らクランクケース内に挿入すると、検油棒の先端がガイ
ド管の上方の端部開口に受け入れられ、ガイド管の弯曲
に従って中間部分が弯曲しながらその中を案内されて、
その先端がガイド管の下方の端部開口から出るときに
は、ガイド管の下方の端部開口の近傍に形成されてい
る、クランクケース空間と貯油室内とを連通する開口へ
自然に導かれる。このようにして検油棒の先端が連通開
口の付近にある油面に確実に到達することができるため
に、その検油棒によって正確に油面の高さを検出するこ
とが可能になる。
〔実施例〕
第1図は本考案のオイルレベルゲージの実施例を示し
たもので、前述の第2図に示したものと同じ構造部分に
は同じ符号を付けてある。すなわち、1は横倒し形式の
シリンダ、2はオイルパン、3はクランクケース、4は
クランクケースカバー、5はシリンダブロック、6は貯
油室、7はクランクケース3内と貯油室6を連通する開
口、8は検油棒、9はクランクケースカバー4に設けら
れた検油棒8のための挿入口、10は挿入口9の外側に設
けられたガイド管、11はクランク軸、12は油面を示して
いる。
第1図において、13として示すガイド管の取り付け位
置及び構造は本考案の特徴とするものであって、上端に
は検油棒8の挿入口9に近い端部開口14を有すると共
に、下端にはクランクケース3内の空間とオイルパン2
内の貯油室6とを連通する開口7に臨む端部開口15を有
し、全体は弓なりに弯曲することによって、クランク軸
11との干渉を避けている。ガイド管13はクランクケース
3とクランクケースカバー4との接合面に取付けられた
上部及び下部のブラケット16及び17によって定位置に保
持されている。このような構造をとることによって、ガ
イド管13をブラケット16及び17によりシリンダブロック
側のクランクケース3に取付けた後で、クランクケース
カバー4やオイルパン2等を取付けることができるた
め、組付性がよいという利点がある。クランクケース3
内と貯油室6を連通する開口7はほぼ油面12の付近に設
けられているので、ガイド管13の端部開口15は油面12の
近くまで伸びていることになる。
したがって把手18に取付けられた検油棒8を可撓性の
細長い金属板によって製作し、これを外側のガイド管10
によってクランクケース内のガイド管13の端部開口14か
ら検油棒の挿入口9へ挿入すると、検油棒8の先端はガ
イド管13の中を案内されクランク軸11の回動範囲を避け
て迂回し、端部開口15から出て確実に開口7を通過し、
貯油室6内の油面12に到達することができ、油面12の高
さを正確に測定することが可能となる。この際、検油棒
8の先端に付着したオイルは、検油棒が抜き取られると
きにガイド管13の端部開口15の縁で片面側が払拭される
こともあり得るが、ガイド管13の管径を適度に太くする
と共にその曲率を適当に選ぶことによって、オイルレベ
ルゲージ8の他の片面に付着したオイルが払拭されない
ようにすることは可能である。
〔考案の効果〕
本考案は前記手段のように構成されているので、横倒
し型エンジンのクランクケースの地面側の下部側壁から
シリンダブロックの地面側の下部側壁にかけて取り付け
られたオイルパンによって形成される貯油室でありなが
ら、検油棒の先端が容易且つ確実に油面に到達すること
ができる。また、ガイド管がクランクケース空間の所定
の位置に正確に支持されて、ガイド管や検油棒がクラン
ク軸のような回転体の回動範囲に入る恐れがないことか
ら、回転体とガイド管との間隔を安全のために大きくと
る必要がなくなって、エンジン全体の外形を小さくする
ことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す断面図、第2図は本考案
の解決課題を説明するための断面図である。 2……オイルパン、3……クランクケース、5……シリ
ンダブロック、6……貯油室、7……連通開口、8……
検油棒、9……検油棒挿入口、13……ガイド管、14,15
……端部開口、16,17……ブラケット。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】地面に対してシリンダの中心軸線が所定の
    鋭角をなすようにシリンダブロックが傾斜して設けられ
    ると共に、オイルパンがクランクケースの地面側の下部
    側壁から前記シリンダブロックの地面側の下部側壁にか
    けて取り付けられる形式のエンジンにおいて、前記クラ
    ンクケース及びそれに接続するクランクケースカバーの
    内部に形成されたクランクケース空間の地面とは反対側
    の上部の側壁に設けられた検油棒挿入口の近傍に地面に
    対して上方の端部開口を有するガイド管を前記クランク
    ケース空間内に設け、且つ前記エンジンのクランク機構
    の回動範囲を迂回させた前記ガイド管の地面側の端部開
    口を、前記クランクケース空間と前記オイルパンによっ
    て形成される貯油室内とを連通するように形成された開
    口の近傍まで延長してそれに臨むように開口させると共
    に、前記挿入口から前記ガイド管内へ導かれ前記3つの
    開口を順次通り抜けて前記貯油室の油面に達する可撓性
    の細長い検油棒を前記挿入口から前記ガイド管内に挿入
    してなるオイルレベルゲージ。
JP1989137257U 1989-11-29 1989-11-29 オイルレベルゲージ Expired - Fee Related JP2553781Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989137257U JP2553781Y2 (ja) 1989-11-29 1989-11-29 オイルレベルゲージ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989137257U JP2553781Y2 (ja) 1989-11-29 1989-11-29 オイルレベルゲージ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0377013U JPH0377013U (ja) 1991-08-01
JP2553781Y2 true JP2553781Y2 (ja) 1997-11-12

Family

ID=31684420

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989137257U Expired - Fee Related JP2553781Y2 (ja) 1989-11-29 1989-11-29 オイルレベルゲージ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2553781Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0540245Y2 (ja) * 1987-02-18 1993-10-13

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0377013U (ja) 1991-08-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5308817B2 (ja) 自動車のオイルディップスティック手段
CN112469890A (zh) 用于尤其是机动车的内燃机的测量杆、尤其是量油尺、这种测量杆在引导管中的布置结构以及机动车
JP2553781Y2 (ja) オイルレベルゲージ
US4762000A (en) Fluid level indicating apparatus
US4034608A (en) Automotive oil gauge
JPH0536976Y2 (ja)
US4860401A (en) Dipstick wiper
JP3180547B2 (ja) 内燃機関のエンジンオイルの油面検出装置
JPH0339693Y2 (ja)
KR100229453B1 (ko) 엔진 오일 체크 게이지
JPH0435801Y2 (ja)
JPS603298Y2 (ja) オイルレベル検出装置
JPH0680807U (ja) 縦形エンジンの油面ゲージ
KR200294011Y1 (ko) 엔진 오일 상태 체크 구조
JPH0540245Y2 (ja)
JP2009058364A (ja) ガスセンサ
JPH0658325U (ja) 液体レベルゲージ
JPH0450422Y2 (ja)
KR200153360Y1 (ko) 엔진용 오일레벨 게이지
KR100410492B1 (ko) 차량용 오일 레벨 게이지
JPH0680806U (ja) オイルレベルゲージガイド構造
KR0140495Y1 (ko) 자동차의 오일레벨게이지
KR200147836Y1 (ko) 오일량 측정 게이지
JP2000283823A (ja) オイルレベル測定装置
JPH0528322Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees