JP2553508Y2 - 投函物報知システム - Google Patents

投函物報知システム

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JP2553508Y2
JP2553508Y2 JP1990090347U JP9034790U JP2553508Y2 JP 2553508 Y2 JP2553508 Y2 JP 2553508Y2 JP 1990090347 U JP1990090347 U JP 1990090347U JP 9034790 U JP9034790 U JP 9034790U JP 2553508 Y2 JP2553508 Y2 JP 2553508Y2
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克二 佐々木
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、郵便物や小荷物等が住戸に届けられたこと
を居住者に報知するシステムに係わり、特に、玄関先等
に設置された投函ボックスに、郵便物が投函されたこと
を音声等で報知し得る機能を備えた投函物報知システム
に関する。
[従来の技術] 一般住戸の玄関先には、配達された郵便物や小荷物等
を受け取ると共に、インターホン子器を組み込んで居宅
のインターホンと通話できる機能を備えた投函ボックス
が広く設置されているが、近時、この投函ボックス内に
郵便物が投函されたとき、上記インターホン等を装備し
た住宅情報盤側で投函を表示して、居住者に報知するこ
とのできる投函物報知システムが普及してきている。こ
の投函物報知システムは、上記投函ボックス側に投函物
の投入を検知して検出信号を出力する投函検知部を設け
る一方、上記住宅情報盤側にLED等の表示灯を設けたも
ので、投函ボックスに郵便物等が投函されたとき出力さ
れる検出信号に基づいて表示灯を点灯させ、投函ボック
スから郵便物が取り出されると表示灯を消灯させるよう
になっている。
[考案が解決しようとする課題] しかし、この種の投函物報知システムは、投函ボック
ス内に投函物が入っている間、表示灯が点灯し続けるの
で、郵便物等の到着を容易に知ることはできるが、居住
者が住宅情報盤を見ない限り投函されていることを知る
ことができないため、長時間に亘って郵便物が報知され
たままになることがあった。また、表示灯が点灯してい
ても、余程注意しないと点灯状態に気付かないことが多
いことから、報知手段としての確実性及び迅速性に欠け
るという問題が残されていた。
本考案は、上記課題に鑑みてなされたもので、投函ボ
ックスに郵便物等が投函されたとき、この投函を音声メ
ッセージで報知して、居住者に対し迅速かつ確実に郵便
物等の投函があったことを知らせることのできる投函物
報知システムを提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため提案される本考案は、ドアホ
ン子器を組み込んで構成された住戸の玄関先などに設置
された、郵便物などの投函ボックスと、住戸内に設置さ
れインターホンを組み込んだ住宅情報盤とを専用の信号
線で接続して構成され、上記投函ボックス内に郵便物な
どが投函されたときには上記住宅情報盤側で投函表示を
行うようにした投函物報知システムであって、上記住宅
情報盤側に郵便物等の投函時に出力される検出信号に基
づいて投函を音声で報知させる音声メッセージ出力手段
と、この音声メッセージ出力手段の作動を選択設定する
選択スイッチと、上記音声メッセージ出力手段による音
声メッセージの出力時間を予め設定できるタイマと、表
示灯と、この表示灯を投函ボックスへの投函物を検知し
たときに点滅させる点灯回路とを有した表示灯制御手段
とを備えており、投函ボックスへ投函物が投函されたと
きには、上記表示灯を点滅させるとともに、上記音声メ
ッセージ出力手段を上記タイマで設定された時間の間、
作動させて、音声メッセージを出力させ、その設定時間
が経過した後は、上記点滅している表示灯を投函物が取
り出されるまで点滅保持させる構成としている。
[作用] 本考案によれば、選択スイッチを操作して音声メッセ
ージ出力手段の作動を選択すると、投函ボックスに郵便
物等が投函されたとき、この投函時に出力される検出信
号に基づいて、住宅情報盤に設けられた表示灯制御手段
が投函を表示させると共に、音声メッセージ出力手段か
ら音声メッセージ、例えば「郵便物が届きました。」等
のメッセージが出力される。これにより、居住者に対し
郵便物の到着を迅速かつ確実に報知することができる。
また、夜間の就寝時や留守に際し、上記選択スイッチ
を操作して音声メッセージ出力手段を不作動とすると、
郵便物等が投函されたとき、音声メッセージは出力され
ず表示灯制御手段のみが投函を表示させる。よって、就
寝中に耳障りとなる音声を聞かせたり、不在時に不要の
音声が出力され続けるといった不具合もなく、表示灯制
御手段によって投函状態を報知することができる。
さらに、タイマの時間設定によって、その設定時間の
間は、音声メッセージが出力されて、投函物の存在が報
知され、その後は投函物が取り出されるまでの間、表示
灯が点滅を継続するので、音声メッセージを聞き逃して
も、投函物の存在を知ることができる。
[実施例] 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本考案に係る投函物報知システムの電気的ブ
ロック線図、第2図は住宅管理システムの概要構成図で
ある。
この投函物報知システム1は、住宅の各種情報を処理
する住宅管理システムAに、付設されたもので、インタ
ーホン子器6を備えた投函ボックス2側に投函検知部5
を設ける一方、ハンドセット10等を装備した住宅情報盤
3側に表示灯制御手段7、音声メッセージ出力手段8お
よび選択スイッチ9等を配設し、上記住宅管理システム
A全体の制御を行う制御部4にて、投函時の動作制御を
行い、郵便物等の投函を報知する構成になっている。
上記投函ボックス2は、第2図及び第3図に示すよう
に、矩形状の金属製箱体で、前面2aに開閉蓋2bが、後面
に裏蓋がそれぞれ取り付けられており、投函検知部5及
びインターホン子器6が設けられていて、ポール上に固
設され、あるいはブロック塀に埋設されるようになって
いる。上記投函検知部5は、常開スイッチであって、投
函ボックス2の内側面に取り付けられており、制御部4
に接続されていて、投函ボックス2に郵便物が投函され
て開閉蓋2が開けられたときON作動して検出信号が出力
され、上記裏蓋があけられて荷物が取り出されると、OF
F作動するようになっている。なお、上記インターホン
子器6は、表示ランプを内蔵した表札2dの近傍に設けら
れ、制御部4を介してハンドセット10に接続されてい
る。
上記住宅情報盤3は、第2図に示す如く上面に操作部
12、選択スイッチ9およびハンドセット10等を配設し、
本体内には点灯回路7a、音声分析合成回路8a、タイマ1
1、警報出力回路等を内蔵していて、壁面に固設される
ようになっている。上記操作部12は、テンキーおよび押
釦からなり、押圧操作によってインターホンと外線との
切換や親器と子器との接続制御を行えると共に、タイマ
11の始動、停止時刻を入力操作して音声メッセージの出
力時間を予め設定できる構成となっている。
13は操作部12による時間設定時の時刻および現在の時刻
をデジタル表示する時刻表示部である。上記選択スイッ
チ9は、操作部を一方側に位置させると表示灯制御手段
7側のみを選択する信号が出力され、他方側にスライド
させると表示灯制御手段7および音声メッセージ出力手
段8の双方を選択する信号を出力するようになってい
る。
上記表示灯制御手段7は、点灯回路7aと表示灯7bとか
らなり、点灯回路7aは、駆動用のトランジスタ等を備え
たもので、制御部4からの制御信号を受けて作動し、表
示灯7bに対し、駆動信号を送出する構成となっている。
この表示灯7bにはLEDが用いられ、投函ボックス2に郵
便物が投函されたことを、例えば赤色光にて点滅表示す
る。
また、上記音声メッセージ出力手段8は、音声分析合
成回路8aとスピーカ8bとからなり、音声分析合成回路8a
は、音声信号出力ICであって、予め「郵便物が届きまし
た。」等の音声メッセージが記録されている。
そして、この音声分析合成回路8aは、上記制御信号を
受けて作動しスピーカ8bから郵便物の到着を告げる音声
メッセージを繰り返して出力可能となっている。なお、
上記スピーカ8bには、図示は省略しているが警報発生回
路の出力が接続されており、端子14を介して火災報知器
15およびガス漏れ検知器16から出力される火報信号やガ
ス漏れ信号が制御部4に入力すると、スピーカ8bより火
災警報やガス漏れ警報等が発報されるようになってい
る。
上記制御部4は、マイクロコンピュータを内蔵し、上
記住宅管理システムAを構成する火災感知器15およびガ
ス漏れ検知器16からの出力信号に基づいて、警報発生回
路に制御信号を送出すると共に、上記投函検知器5から
の検出信号に基づいて点灯回路7aおよび音声分析合成回
路8aに制御信号を送出するようになっている。また、上
記選択スイッチ9の設定に基づいて点灯回路7aおよび音
声分析合成回路8aに制御信号を送出し、或いは点灯回路
7aのみを選択して制御信号を出力する。さらに、タイマ
11の設定時間に応動して音声分析合成回路8aを一定時間
だけ作動させる制御を行うように構成されている。
次に、第4図のタイミングチャートおよび第5図のフ
ローチャートを参照しつつ動作について説明する。
まず、この投函表示システムの使用に際しては、予め
入力操作により、音声メッセージの連続出力時間を設定
しておく。そして、在宅している際は選択スイッチ9を
他方側に切り換え操作して待機モードとする。
この状態で投函ボックス5に郵便物が投函されると、
開閉蓋2bの開成によって投函検知器5から検出信号が出
力される。制御部4は、この検出信号を受けると、表示
灯7bの点灯および音声メッセージの出力指令を判断し、
点灯回路7aと音声分析合成回路8aとに制御信号を送出す
る。すると、点灯回路7aが作動して表示灯7bが点滅する
と共に、音声分析合成回路8aが作動し、かつタイマ11が
始動する。これにより、スピーカ8bから「郵便物が届き
ました。」という音声が一定の時間間隔で繰返し出力さ
れる。
このため、居住者が住宅情報盤3から離れた場所にい
る場合であっても、音声メッセージを聞くことにより郵
便物が到着し投函されたことを直ちに知ることができ
る。この際、住宅情報盤3が設置された部屋から離れた
場所、例えば2階等に行っているような場合であって
も、タイマ11がカウントアップするまでの時間は音声メ
ッセージが出力され続けているので、2階から1階に降
りてきたときは投函の報知を聞くことができる。
なお、タイマ11がカウントアップすると、制御部4は
音声分析合成回路8aをOFF作動させて、音声メッセージ
の出力を停止させるが、この後は表示灯7bは点滅し続け
るので、長時間外出していた場合であっても帰宅時に表
示灯7bを視認することで、郵便物等の到着を知ることが
できる。
このようにして、居住者が郵便物の到着を知った後、
投函ボックス2から郵便物を取り出すと、投函検知部5
より検出信号が送出されなくなるので、制御部4は点灯
回路7aをOFF作動させる。よって、表示灯7bは消灯し元
の待機状態となる。以上の動作は、第5図のフローチャ
ートにおけるステップ1000からステップ1007に示してい
る。
ところで、上記音声メッセージが出力され、かつ表示
灯7bが点滅を始めた後は、投函ボックス2内から郵便物
を取り出すと、上記投函検知部5より検出信号が出力さ
れなくなるので、制御部4は上記両回路7a,8aを共にOFF
作動させる。従って、表示灯7bが消灯し音声メッセージ
も出力されなくなり、再び待機状態となる。
以上の動作は、第5図のフローチャートにおけるステ
ップ1010〜1011に示している。
つぎに利用者が外出して留守にする時や夜間で就寝す
るような場合は、選択スイッチ9を一方側に戻してお
く。
この状態で留守中に郵便物が投函されると、上記投函
検知器5からの検出信号に基づいて、制御部4は点灯回
路7aのみに制御信号を送出する。これにより、表示灯7b
が点灯するので、投函がなされたことが表示される。こ
の後、居住者が帰宅して住宅情報盤3を視認すると、郵
便物が投函されていることを知ることができる。ここ
で、郵便物を取り出すと、上述の如く制御部4が点灯回
路をOFF作動させるので、表示灯7bが消灯し通常の待機
状態に戻ることになる。
以上の動作は、ステップ1020から1023に示している。
なお、帰宅時に玄関先で投函ボックス2から郵便物を取
り出せば、表示灯7bが消滅する。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案に係る投函物報知システ
ムでは、郵便物等が投函された時は表示灯制御手段によ
る表示に加え、音声メッセージにて投函を報知すること
ができる。よって、居住者は表示灯等を視認することが
できなくても、音声を聞くことにより郵便物や小荷物等
の到着を迅速かつ確実に知ることが可能となる効果があ
る。
また、選択スイッチの選択操作により、通常は音声メ
ッセージを出力させ、留守中や夜間等は停止させて表示
灯制御手段のみを作動させることもできるから、必要に
応じて適正な状態に設定しておける利点もある。
更に、タイマにより音声メッセージの出力時間を設定
できるので、投函物が検知されたときに住宅情報盤より
出力される音声メッセージの出力される時間を任意に変
更でき、タイマの設定時間が経過した後は、投函物が取
り出されるまでは表示灯は点滅保持されるので、投函物
が存在するにもかかわらず、そのまま忘れ去られること
がなく、利便である。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本考案に係る投函物報知システム
の実施例を示し、第1図は投函物報知システムのブロッ
ク図、第2図は住宅管理システムの概要構成図、第3図
は投函ボックスの斜視図、第4図は動作説明のためのタ
イミングチャート、第5図は同フローチャートである。 (符号の説明) 1……投函物報知システム 2……投函ボックス 3……住宅情報盤 5……投函検知部 6……インターホン子器 7……表示灯制御手段 8……音声メッセージ出力手段 9……選択スイッチ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドアホン子器を組み込んで構成された住戸
    の玄関先などに設置された、郵便物などの投函ボックス
    と、住戸内に設置されインターホンを組み込んだ住宅情
    報盤とを専用の信号線で接続して構成され、上記投函ボ
    ックス内に郵便物などが投函されたときには上記住宅情
    報盤側で投函表示を行なうようにした投函物報知システ
    ムにおいて、 上記住宅情報盤側に、郵便物等の投函時に出力される検
    出信号に基づいて投函を音声で報知させる音声メッセー
    ジ出力手段と、 この音声メッセージ出力手段の作動を選択設定する選択
    スイッチと、 上記音声メッセージ出力手段による音声メッセージの出
    力時間を予め設定できるタイマと、 表示灯と、この表示灯を投函ボックスへの投函物を検知
    したときに点滅させる点灯回路とを有した表示灯制御手
    段とを備えており、 上記投函ボックスへ投函物が投函されたときには、上記
    表示灯を点滅させるとともに、上記音声メッセージ出力
    手段を上記タイマで設定された時間の間、作動させて、
    音声メッセージを出力させ、その設定時間が経過した後
    は、上記点滅している表示灯を投函物が取り出されるま
    で点滅保持させる構成としている投函物報知システム。
JP1990090347U 1990-08-28 1990-08-28 投函物報知システム Expired - Lifetime JP2553508Y2 (ja)

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JPH0447789U JPH0447789U (ja) 1992-04-23
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