JP2553495Y2 - ヒートカット装置用丸刃と丸刃保持具 - Google Patents

ヒートカット装置用丸刃と丸刃保持具

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JP2553495Y2
JP2553495Y2 JP11351691U JP11351691U JP2553495Y2 JP 2553495 Y2 JP2553495 Y2 JP 2553495Y2 JP 11351691 U JP11351691 U JP 11351691U JP 11351691 U JP11351691 U JP 11351691U JP 2553495 Y2 JP2553495 Y2 JP 2553495Y2
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吉史 松本
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株式会社キンダイ
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、プリントテープ、洋
傘、毛布縁飾り用テープ、インクリボン等に利用される
テープを長尺な化学繊維織布から高温の複数の丸刃によ
って裁断し、同時に熱によって裁断縁を軽く溶着してほ
つれ止めを行うヒートカット装置に使用される丸刃と丸
刃保持具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のヒートカット装置用丸刃
及び丸刃保持具としては、本願出願人による実願昭63
−125062号出願書類に記載され図示されているも
のがある。その丸刃は、外周エッジを備えた周辺タイヤ
部とベアリングが嵌合される中央部との間に複数の熱遮
断用丸穴を穿設しており、高温度になる周辺タイヤ部か
ら中心部への熱伝達を絞ってベアリングを保護してい
た。また中心部の中央穴には、スリーブベアリングやボ
ールベアリングを介して枢軸が挿入されており、容易に
丸刃が転動できるようにしていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、従来の丸刃で
は、中心部への熱伝達の絞りが不充分でベアリングの寿
命が短く、グリースを塗っておいても溶融して流失しテ
ープ等を汚すことになったり、スポークの最小断面部に
割れが生じる等の問題があり、また丸刃保持具では、丸
刃の左右側方への倒れに対する対策が不充分できれいな
裁断線が得られないと言った問題があった。
【0004】従って、本考案は上記従来技術の問題点を
解決するべく案出されたものであって、中心部への熱伝
達の絞りが大きく熱応力に対する緩衝性が大きい耐久性
に優れたヒートカット装置用丸刃と、丸刃の左右側方へ
の倒れを防止してきれいな裁断線が得られクッション性
のある丸刃保持具を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本願考案のヒートカット装置用丸刃は、図2と図3
において幅広の長尺な化学繊維製織布Tをその長手方向
に走行駆動させて、該走行方向に移動する支持面15a
上において、上記織布Tを幅狭の複数のテープt・・・
に転動しながらヒートカットするもので、丸刃31の中
心部31bの周囲に複数の蛇行した細長い切抜き穴31
c、・・・を形成して中心部31bと周辺タイヤ部31
aとを連結する複数の蛇行したスポーク31d・・・を
設けたことを特徴としている。
【0006】また、図2と図5において本願考案の丸刃
保持具は、幅広の長尺な化学繊維製織布(T)をその長
手方向に走行駆動させて、該走行方向に移動する支持面
(15a)上において、上記織布(T)を幅狭の複数の
テープ(t)・・・に転動しながらヒートカットするヒ
ートカット装置用丸刃31を枢軸32aを介して支持し
且つ丸刃31の周辺タイヤ部31aをヒータ35で加熱
する丸刃保持具であって、上記枢軸32aは、上記丸刃
31の中央穴31eに嵌入し且つ中心部31bの両面に
当接するフランジ32b、32bを有したベアリング3
2を介して丸刃31を枢支しており且つ外嵌された弾性
セッター33を介して丸刃保持具30に保持されている
ことを特徴としている。
【0007】
【実施例】以下に、本考案の一実施例を図面によって詳
細に説明する。先ず、本実施例に係るヒートカット装置
1について図1と図2によって概説する。ヒートカット
装置1は、奥行きが比較的浅く高さと幅が大きい箱形の
主フレーム2と、その左外側部に間隔軸3aを介して仕
切り板3bを設けてフレーム左側板2aとの間にローラ
15及び上、下の巻き取り軸19、19の駆動モータM
1等を収容する第2空間P2を設け、更に仕切り板3b
の外側に間隔軸4aを介して仕切り板4bを設けて巻き
取り軸の巻き取り中の回転速度変化を吸収するパウダー
クラッチ22や、駆動モータM1によってローラ15及
び巻き取り軸19、19を回動する伝動手段40を収容
する第3空間P3を設けた副フレーム3、4とから機台
10を形成している。
【0008】ハンドブレーキ11dによって若干抵抗の
与えられている原反棒11に支持されたロール状原反T
0 から出たナイロン等の化学繊維製織布Tは図2に破線
で示すように主フレーム2の中間部に横架された第1フ
リーローラ12及びテンションバー13a、13b(ハ
ンドル13と歯車手段で傾動される)、第2フリーロー
ラ14を経て中央上部のメッキローラ15へ導かれてい
る。メッキローラ15は、円筒状炭素鋼材の表面を焼入
れ硬化しクロムメッキされており、裁断時の支持面15
aを提供するものであり、回転可能に軸承されている。
メッキローラ15の後方には、丸刃保持具30を多数配
列した上下に一対の角軸16、16が旋回可能に軸承さ
れており、第2空間P2内のエアーシリンダ16a、1
6aによって丸刃31の裁断位置(図2に示す)と丸刃
31がメッキローラ15から離れる不作用位置との間を
旋回されるようになっている。
【0009】メッキローラ15の前上方からは、左右一
対のエアーシリンダ17aの駆動力を受けて上下に揺動
するゴムローラ17が押圧されて、回転力を有したメッ
キローラ15と共に丸刃31によって裁断されたテープ
tを介して織布Tに矢印A方向の給送力を与えるように
なっている。テープtは交互に上下2組に分けられてテ
ンション棒18、18を経て、上下一対の巻き取り軸1
9、19にエアーチャック(圧力空気は軸の左端のロー
タリ継手19aから供給される)で固定された中空紙管
に巻き取られるようになっている。巻き取り軸19、1
9も後述のように回転駆動されるが、巻き取り直径の変
化に応じてテンションコントローラの制御を受けるパウ
ダークラッチ22を介してメッキローラ15の周速度に
対応した一定の巻き取り速度が得られるようになってい
る。巻き取り軸19も原反棒11と同様に手前側に旋回
できるようになっており、又鎖錠手段19bでロックさ
れるようになっている。
【0010】第2空間P2内の下方中央部に設けられた
ギアードモータM1によって、メッキローラ15と巻き
取り軸19、19を回転駆動する伝動手段40は、モー
タM1付きのスプロケットホイール41と、下巻き取り
軸19付きホイール42と、アイドラーと、上巻き取り
軸19付きホイール44と、メッキローラ15付きホイ
ール45と、アイドラー46と、これらに掛け渡された
チェーン47とから成っている。
【0011】次に、図3乃至図5によって、丸刃31と
その保持具30について説明する。丸刃31は、例えば
SKH9のような高速度鋼製でメッキローラ15の硬度
よりも若干小さくなるように焼き入れ硬化されており、
又、外周エッジを有した周辺タイヤ部31aとベアリン
グ32が嵌入される中央穴31eを設けた中心部31b
との間に複数熱遮断用の蛇行した細長い切抜き穴31
c、・・・を形成して周辺タイヤ部31aと中心部31
bを連結する蛇行したスポーク31d、・・・を設けて
いる。この実施例では、5本となっているが、強度及び
加工費用の点から3本から8本にかけて適宜選択され
る。蛇行した切抜き穴31c、・・・は、熱応力に対し
ても緩和する作用を行う。
【0012】丸刃保持具30において、ベアリング32
の枢軸32aは、両側のフォーク状の弾力性を有したセ
ッター33、33にそれらの各開口部からスナップ嵌合
されるようになっている。スラスト力も支えられるラジ
アルボールベアリング32は、丸刃31の中心部31b
の両面に当接するフランジ32b、32bをアウターレ
ースに有しており、インナーレースに枢軸32aを嵌入
している。このフランジ32b、32b付きベアリング
32の使用によって、丸刃31の左右側方の倒れは防止
され、丸刃31は安定した転動が保証される。ボールベ
アリングの他にも各種のベアリングが使用される。左右
の2枚のセッター33は、図5に示すようにスライドベ
ース34の両側部に挟むように止着されている。スライ
ドベース34は、丸刃31の外周エッジに沿って近接し
た状態に円弧状の上下一対の電熱ヒータ35を保持する
上下一対のヒンジ36を枢支しており、スプリング36
aでエッジ側へ付勢すると共にストッパーボルト36b
でヒーター35とエッジ31aの間隔を調節可能にして
おり、又、丸刃31の温度測定用の接触式熱電対38を
止着している。ヒンジ36は、更にヒーター35を挟む
ように丸刃31の外周部を覆うセラミック板36cを止
着している。スライドベース34は、角軸16に取付け
られる一対の組み合わされたサイドプレート37に両側
から挟まれており、スプリングピン37aの周りの穴の
大きさだけサイドプレート37に対して移動できるよう
に組み合わされているが、スプリング38bとその調節
ねじ兼案内棒38aによって長手方向に進退可能に保持
されており、図4に示すように裁断位置においてメッキ
ローラ15に丸刃31を付勢するようになっている。サ
イドプレート37は、角軸16の前側上部に2列平行に
刻設された係合溝16a、16bと後側上部に1列の係
合溝16cに各係合する突出部39a、39b、39c
を備えている。出来るだけ幅の狭いテープtも裁断でき
るように丸刃保持具30を重ねても隣接したものの突出
部39a、39bが干渉しないように、前方の突出部は
上下にふり分けているが、最大限安定性を確保できるよ
うに股を開いた構造としている。後方の突出部39cは
旋回可能に枢支されており、押しボルト39の操作によ
って丸刃保持具30が角棒16に固定・解放されるよう
になっている。
【0013】
【考案の効果】本考案は、以上説明したように構成され
ているため、加熱される周辺タイヤ部から中心部への熱
伝達が絞られてベアリングの熱負荷が軽減されて連続運
転してもベアリングが焼付くのが防止されると共に、丸
刃のスポークの割れも防ぐことができ丸刃の長寿命化も
図ることができる。更に、フランジ付きベアリングによ
って丸刃の左右側方への倒れを防ぐことができてきれい
な裁断線を確保し、整ったテープをつくることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るヒートカット装置の正面図であ
る。
【図2】同右側面図である。
【図3】同装置に使用される丸刃の側面図である。
【図4】同装置に使用される丸刃保持具の縦断面図であ
る。
【図5】図4におけるV−V矢印線に沿った断面図であ
る。
【符合の説明】
1 ヒートカット装置 15a 支持面 30 丸刃保持具 31 丸刃 31a 周辺タイヤ部 31b 中心部 31c 細長い切抜き穴 31d スポーク 31e 中央穴 32 ベアリング 32a 枢軸 32b フランジ 33 セッター 35 ヒータ T 長尺な化学繊維製織布 t テープ

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 幅広の長尺な化学繊維製織布(T)をそ
    の長手方向に走行駆動させて、該走行方向に移動する支
    持面(15a)上において、上記織布(T)を幅狭の複
    数のテープ(t)・・・に転動しながらヒートカットす
    るヒートカット装置用丸刃において、丸刃(31)の中
    心部(31b)の周囲に複数の蛇行した細長い切抜き穴
    (31c)・・・を形成して中心部(31b)と周辺タ
    イヤ部(31a)とを連結する複数の蛇行したスポーク
    (31d)・・・を設けたことを特徴とするヒートカッ
    ト装置用丸刃。
  2. 【請求項2】 幅広の長尺な化学繊維製織布(T)をそ
    の長手方向に走行駆動させて、該走行方向に移動する支
    持面(15a)上において、上記織布(T)を幅狭の複
    数のテープ(t)・・・に転動しながらヒートカットす
    るヒートカット装置用丸刃において、丸刃(31)を枢
    軸(32a)を介して支持し且つ丸刃(31)の周辺タ
    イヤ部(31a)をヒータ(35)で加熱する丸刃保持
    具において、上記枢軸(32a)は、上記丸刃(31)
    の中央穴(31e)に嵌入し且つ中心部(31b)の両
    面に当接するフランジ(32b)(32b)を有したベ
    アリング(32)を介して丸刃(31)を枢支しており
    且つ外嵌された弾性セッター(33)を介して丸刃保持
    具(30)に保持されていることを特徴とする丸刃保持
    具。
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