JP2553388Y2 - 基礎ぎわ掘起し鍬 - Google Patents

基礎ぎわ掘起し鍬

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JP2553388Y2
JP2553388Y2 JP1991059429U JP5942991U JP2553388Y2 JP 2553388 Y2 JP2553388 Y2 JP 2553388Y2 JP 1991059429 U JP1991059429 U JP 1991059429U JP 5942991 U JP5942991 U JP 5942991U JP 2553388 Y2 JP2553388 Y2 JP 2553388Y2
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真司 壬生
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Sekisui House Ltd
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Sekisui House Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、一般住宅の建設におい
て、基礎コンクリートの外側の面に、モルタル塗装する
場合に、基礎ぎわ近くを一旦掘り下げて、モルタルの塗
り残しを防ぐ為の技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、鍬の左右の位置を傾斜部に構
成した技術は公知とされているのである。例えば、実公
昭43−30881号公報や、登録実用新案第4236
2号公報に記載の技術の如くである。また、従来、住宅
の建設の終了間際に全体をモルタル塗装する場合に、基
礎ぎわを地面近くまで、モルタルの塗り残しの無いよう
にすべく、基礎ぎわの外側に溝を掘っていたのである。
このような場合に、従来は、図13・図14・図15・
図16に示す如く角型の基礎ぎわ掘起し鍬13が用いら
れていたのである。図13に示す如く、モルタル塗装の
際に、幅Wで深さDの基礎ぎわ溝Aが掘削されていたの
である。そしてこの基礎ぎわ溝Aの部分に至るようにモ
ルタル塗装部Mが構成され、後で基礎ぎわ溝Aを埋める
ことにより、基礎1の外面の塗り残しが無くなっていた
のである。しかしこの為に、従来の角型基礎ぎわ掘起し
鍬13を用いる場合には、図15に示す如く、斜めから
基礎ぎわ地面Gに掘り込む必要があり、非常にやり難い
作業となっていたのである。また図16に示す如く、基
礎ぎわ溝Aを無駄なく基礎ぎわに沿って掘削しようとす
ると、角型基礎ぎわ掘起し鍬13を、基礎1と平行に配
置して作業をする必要があり、これも腕が振り難くなる
ので、作業が困難となっていたのである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案は従来の角型基
礎ぎわ掘起し鍬13により基礎ぎわ溝Aを掘削する場合
の不具合を解消するものであり、垂直に立った基礎1の
横において、柄2が操作しやすく、かつ掘削において基
礎1が邪魔と成らない位置で、掘削が出来るように構成
したものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案の解決すべき課題
は以上の如くであり、次に該課題を解決する手段を説明
する。住宅の基礎1の側面を塗装する場合において、基
礎ぎわ溝Aを掘削する基礎ぎわ掘起し鍬3を、長方形の
先端の両側に、左右対称の切断傾斜部3a・3aを設
け、切断傾斜部3a・3aの間の先端部に、直線部を残
した六角形状に構成し、該切断傾斜部3aの角度は、該
切断傾斜部3aの部分が、基礎1の側面に線接触する
度に構成したものである。
【0005】
【作用】次に作用を説明する。本考案の基礎ぎわ掘起し
鍬3は、先端に切断傾斜部3a・3aの部分が構成され
ている。該切断傾斜部3a・3aの角度は、作業者が鍬
を打ち込む姿勢において、該切断傾斜部3aの部分が、
基礎1の側面に線で接触して、基礎1の側面の付着土壌
を完全に掻き落とすことができる角度に構成しているの
である。故に、基礎1による掘削作業と平行して、基礎
1の側面の泥落としを同時にすることが出来るのであ
る。
【0006】
【実施例】次に本考案の実施例を説明する。図1は本考
案の基礎ぎわ掘起し鍬3により掘削した基礎ぎわ溝Aの
側面断面図、図2は同じく基礎ぎわ掘起し鍬3による塗
装後の埋め戻し状態の図面、図3は本考案の基礎ぎわ掘
起し鍬3の全体斜視図、図4は同じく基礎ぎわ掘起し鍬
3の形状を示す前面図、図5は同じく側面図、図6は同
じく基礎ぎわ掘起し鍬3による掘削状態の側面断面図で
ある。
【0007】本考案の基礎ぎわ掘起し鍬3は、図4に示
す如く、前面から見た場合において、基礎ぎわ掘起し鍬
3の先端の掘削部が、直線的に切断傾斜部3a・3aを
具備しているのである。該切断傾斜部3a・3aは円弧
状ではなくて、完全に直線的に構成されていることが必
要である。そして基礎ぎわ溝Aを掘削する場合には、図
6に示す如く、切断傾斜部3aを基礎1の垂直面に沿わ
せるのである。このように基礎ぎわ掘起し鍬3を、傾斜
方向から打ち込むことが可能となり、該傾斜方向から打
ち込んでも、基礎ぎわ溝Aはモルタル塗装部Mを構成す
るのに十分な深さに、基礎1の側面の土壌を削りとるこ
とが可能であり、モルタル塗装部Mを構成する為の基礎
の外面の泥を削りとることが出来るのである。
【0008】該基礎1の外面に泥が付着しているとモル
タル塗装部Mを構成した場合にも、モルタルの付着性が
悪くすぐに塗装が剥げるという可能性があるが、本考案
の如く、切断傾斜部3a・3aを構成すると、該切断傾
斜部3aの部分が基礎1の外側面を、面状に接触した状
態で土壌を掘削するので、泥の付着していない面とする
ことが出来るのである。逆に、従来の角型基礎ぎわ掘起
し鍬13の場合には、面で基礎1の側面に当てようとす
ると、角型基礎ぎわ掘起し鍬13を垂直に打ち込む必要
があり、これは柄2を操作するのに困難な状態となるの
である。また角型基礎ぎわ掘起し鍬13を斜めに打ち込
むと、基礎1の側面とは鍬の角が当たる点接触となり、
泥を面で落とすことが出来なくなるのである。
【0009】図7においては、基礎ぎわ掘起し鍬3と柄
2との成す角度を変更した他の実施例を示している。図
8は同じく掘削状態の平面図である。この場合におい
て、基礎ぎわ掘起し鍬3の先端に切断傾斜部3a・3a
を設けていることは同じであるが、柄2を基礎1から出
来るだけ離した位置で、掘削作業が出来るように、基礎
ぎわ掘起し鍬3と柄2とが角度を持てるように、基礎ぎ
わ掘起し鍬3と柄挿入部4とを傾斜固定している。この
ように構成することにより、図8の如き状態で、柄2を
基礎1から離した位置で操作することが出来るのであ
る。
【0010】図9は基礎ぎわ掘起し鍬3の斜視図、図1
0は基礎ぎわ掘起し鍬3を円弧状に構成した実施例の斜
視図、図11は基礎ぎわ掘起し鍬3に折り返し部3bを
設けた実施例の図面、図12は、上下に同様に切断傾斜
部3a・3cを設けた実施例の前面図である。図10の
如く、基礎ぎわ掘起し鍬3の面に、鍬の引き側に中心を
具備した円弧面を構成することにより、土壌の掻き出し
搬送を容易としているのである。この技術を発展させた
のが、図11の実施例であり、基礎ぎわ掘起し鍬3の両
側に折り返し3b・3bを設け、掘削土壌の掻き取りを
容易にしている。図12の実施例においては、切断傾斜
部3a・3aを上下に設けて、基礎ぎわ掘起し鍬3を上
下逆に使用することが可能としている。
【0011】
【考案の効果】本考案は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するものである。第1に、従来から基礎
ぎわの掘り起こしの為に用いられていたスコップや平鍬
の場合には、余分な量の土壌まで掘り起こしていたので
あるが、本考案の如く、切断傾斜部3a・3aを設けた
基礎ぎわ掘起し鍬3を用いることにより、少量の土壌を
除くことが可能となったのである。
【0012】第2に、基礎1の側面と切断傾斜部3a・
3aの部分が縁部で長く線接触するので、基礎ぎわ掘起
し鍬3により基礎1の側面の土壌を掻き落とすことがで
き、モルタルを塗る場合において、土壌の上にモルタル
を塗って後で剥げるということが無くなったのである。
【0012】第3に、左右に切断傾斜部3a・3aを構
成した、鍬の先端部分に直線的な部分を残して、六角形
に構成したので、該先端部分は最初の打ち込みに対して
耐えうる十分な強度を具備させることが出来たのであ
る。また、掘削した基礎ぎわ溝Aの底の面が、該切断傾
斜部3a・3aの間の直線部により平らになり、該部分
の土壌をすべて掻き上げることが出来るので、後に残っ
た土塊が、モルタル塗装の邪魔をすることが無いのであ
る。また、切断傾斜部3a・3aにより面積の狭くなっ
た基礎ぎわ掘起し鍬により掘削するので、余分に幅Wや
深さDを掘削することがなく、基礎1のきわ近くの必要
な部分のみの掘削を行うことが出来るのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の基礎ぎわ掘起し鍬3により掘削した基
礎ぎわ溝Aの側面断面図。
【図2】同じく基礎ぎわ掘起し鍬3による塗装後の埋め
戻し状態の図面である。
【図3】本考案の基礎ぎわ掘起し鍬3の全体斜視図であ
る。
【図4】同じく基礎ぎわ掘起し鍬3の形状を示す前面図
である。
【図5】同じく側面図である。
【図6】同じく基礎ぎわ掘起し鍬3による掘削状態の側
面断面図である。
【図7】基礎ぎわ掘起し鍬3と柄2との成す角度を変更
した他の実施例の図面である。
【図8】同じく掘削状態の平面図である。
【図9】基礎ぎわ掘起し鍬3の斜視図である。
【図10】基礎ぎわ掘起し鍬3を円弧状に構成した実施
例の斜視図である。
【図11】基礎ぎわ掘起し鍬3に折り返し部3bを設け
た実施例の図面である。
【図12】上下に同様に切断傾斜部3a・3cを設けた
実施例の前面図である。
【図13】基礎ぎわ溝Aの部分にモルタル塗装部Mを設
けた状態の側面断面図である。
【図14】従来の角型基礎ぎわ掘起し鍬13の斜視図で
ある。
【図15】従来の角型基礎ぎわ掘起し鍬13による掘削
状態の側面断面図である。
【図16】同じく従来の角型基礎ぎわ掘起し鍬13によ
る掘削状態の側面断面図である。
【符号の説明】
1 基礎 2 柄 3 基礎ぎわ掘起し鍬 4 柄挿入部 A 基礎ぎわ溝 M モルタル塗装部 D 深さ W 幅

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 住宅の基礎1の側面を塗装する場合にお
    いて、基礎ぎわ溝Aを掘削する基礎ぎわ掘起し鍬3を、
    長方形の先端の両側に、左右対称の切断傾斜部3a・3
    aを設け、切断傾斜部3a・3aの間の先端部に、直線
    部を残した六角形状に構成し、該切断傾斜部3aの角度
    は、該切断傾斜部3aの部分が、基礎1の側面に線接触
    する角度に構成したことを特徴とする基礎ぎわ掘起し
    鍬。
JP1991059429U 1991-07-29 1991-07-29 基礎ぎわ掘起し鍬 Expired - Lifetime JP2553388Y2 (ja)

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JPH0510539U JPH0510539U (ja) 1993-02-12
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