JP2553143Y2 - ベルトコンベアシュート - Google Patents

ベルトコンベアシュート

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JP2553143Y2
JP2553143Y2 JP1992056273U JP5627392U JP2553143Y2 JP 2553143 Y2 JP2553143 Y2 JP 2553143Y2 JP 1992056273 U JP1992056273 U JP 1992056273U JP 5627392 U JP5627392 U JP 5627392U JP 2553143 Y2 JP2553143 Y2 JP 2553143Y2
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chute
belt conveyor
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shaped chute
air spring
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JP1992056273U
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JPH0610218U (ja
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茂 森下
憲司 杉谷
繁信 松下
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Nippon Steel Corp
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Sumitomo Metal Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、鉄鉱石等の粉粒状物を
搬送するベルトコンベアの乗り継ぎ部等に設置されるベ
ルトコンベアシュートの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ベルトコンベアの乗り継ぎ部やベルトコ
ンベアから次工程に搬送物を投入する部位に設置される
シュートに、付着性の高い鉄鉱石等の粉粒状物を投入し
た場合、シュートの内面にこれらが付着成長し、ついに
はシュートが閉塞するに至る。シュート内面に前記粉粒
状物が付着成長した場合は、下流側のベルトコンベア上
への供給位置が偏ってくるのでベルトコンベアが蛇行
し、搬送物が落鉱したりベルトや機械が損傷したりす
る。一方、シュートが閉塞すると、搬送ライン全体が停
止し、更には前記粉粒状物を必要とする焼結機、コーク
ス炉、高炉等のプラントを停止せざるを得なくなる。ま
た、閉塞を起こしたシュートより上流側の搬送ラインで
は搬送物が溢れ、ベルトからこぼれ落ちて、落鉱したり
粉塵飛散等の問題を生じる。
【0003】そこで、従来は作業者がシュート内面の付
着物を金棒等で突き落としたり、水で洗い流したりして
いたが、このうち前者の金棒等で付き落とす方法は、先
ず、搬送作業中に行うと、突き落とした付着物が搬送物
やベルトに巻き込まれたり、金棒をライン中に落として
ベルトを切断する等の問題があり、また、ラインを停機
して行うと作業効率が悪くなる等の問題があった。
【0004】また、後者の水で洗い流す方法は、先ず、
搬送作業中に行うと、搬送物に水が混入して他のシュー
トで付着し易くなったり、使用先で問題が生じたりする
等の問題があり、また、ラインを停機して行うと、水洗
で用いた水や除去された付着物が下方に落下して土間等
に堆積し、土間の掃除や水処理等新たな問題を発生させ
るという問題があった。
【0005】その他の方法として、シュートの外面側か
らエアーハンマー等の打撃力によってシュートの内面付
着物を除去する方法があるが、この方法は、エアー、電
気制御等のユーティリティーが必要で設備コストが高い
ものになり、さらにシュート本体が亀裂したり、内面ラ
イナーが割れたり剥離したりする等の問題があった。
【0006】また、シュートの内面に張設するライナー
材として、搬送物が付着しにくい材質、例えば高分子ポ
リエチレン等の樹脂板を張ることもあるが、このような
ライナー材は耐磨耗性が悪く、直接搬送物が衝突しない
部分にしか張れなかった。
【0007】そこで、耐磨耗性を確保し、かつ、搬送物
が付着しにくい機能をもち、コストの安いライナー材と
して、ゴム板にセラミックライナー等の耐磨耗性材料を
張り、それを円弧状に曲げてシュートの内面に装着する
方法があるが、搬送物が付着しにくい機能をもたせるた
め、円弧状の面には柔軟性が要求される。また、耐磨耗
性材料を張ったゴム板の交換を容易にするため、重量の
軽量化が要求されるが、このためゴム板に張る耐磨耗性
材料の厚みは薄くしなければならない。したがって、耐
磨耗性材料が磨耗するまでの使用可能時間が短くなり、
結果的には取り替え頻度が多くなってランニングコスト
が増加するという問題があった。
【0008】また、円弧状の鉄板に耐磨耗性材料を張
り、シュートの内面に装着する方法もあるが、搬送物が
円弧状シュートに当たる位置が常に一定であるため、円
弧状シュート内の搬送物の流れの速い所や遅い所は変化
せずいつも一定であるので、流れの遅い所または搬送物
の運動エネルギーの小さい所から搬送物の付着、成長が
始まる。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】本考案は上記した問題
点に鑑みてなされたものであり、設備費用が安価でかつ
ランニングコストがかからず、しかも搬送物が付着成長
しにくく、ライナー材が長寿命でその取り替えが容易な
ベルトコンベアシュートを提供することを目的としてい
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記した目的を解決する
ために、本考案のベルトコンベアシュートは、搬送物を
上流側ベルトコンベアから下流側ベルトコンベアに移し
換える際に使用するベルトコンベアシュートにおいて、
所定の曲率半径で凹湾曲形成された複数枚の耐磨耗性ラ
イナーをその内面に張設した幅方向の円弧状シュートの
上部又は下部を枢着するとともに、下部又は上部外面に
は液圧式往復移動装置を配設し、この往復移動装置の移
動源である圧力水の切替え弁の切替え操作を、前記円弧
状シュートの枢着位置から離れた外面にその先端を当接
させた操作ロッドの往復移動によって行うように構成し
ているのである。
【0011】
【作用】本考案のベルトコンベアシュートは、次のよう
に作動する。先ず、往復移動装置に圧力水を供給すべく
切替え弁がなされた状態では、圧力水は往復移動装置に
供給されて往復移動機構が伸び、円弧状シュートをその
外面側から押して円弧状シュートを上部又は下部の枢支
点を支点として所要角度回動させる。そして、円弧状シ
ュートの回動とともに操作ロッドも移動し、円弧状シュ
ートが所定角度回動すると操作ロッドが切替え弁を操作
して圧力水を遮断し、往復移動装置内の圧力水を排水す
る。
【0012】切替え弁が切り替わると、往復移動装置内
の圧力水が排出されて、往復移動装置は収縮し、円弧状
シュートは枢支点を支点として元の位置に復帰すべく回
動する。そして、円弧状シュートの回動とともに操作ロ
ッドも元の位置に復帰すべく移動し、円弧状シュートが
所定角度回動すると操作ロッドが切替え弁を操作して圧
力水を往復移動装置内に供給する。以上の操作を繰り返
し行う。
【0013】
【実施例】以下、本考案を添付図面に示す1実施例に基
づいて説明する。図1は本考案ベルトコンベアシュート
の1実施例を示す概略構成図、図2は本考案ベルトコン
ベアシュートの構成要素である円弧状シュートを構成す
るパネル体の詳細構造図で、(a)は内面方向から見た
斜視図、(b)は下方向から見た図面である。
【0014】図面において、1は支持板であり、その内
面には、図2に示すように例えば9個の耐磨耗性ライナ
ー2aが張設されたパネル体2が取り付けられて幅方向
の円弧状シュート3を構成している。このパネル体2
は、支持板1の内面と略同一の曲率半径となるように所
定の曲率半径で凹湾曲形成されており、それぞれ磨耗し
た部分のパネル体2のみ交換可能なように例えばねじ2
bにて支持板1に取り付けられている。
【0015】本考案では、上記した構成の円弧状シュー
ト3を、上流側ベルトコンベア4から図示しない下流側
ベルトコンベアに搬送物5を移し換えるべく配置する際
に、その上部を例えばピン6を支点として所要の角度回
動するように枢着するのである。そして、加えて円弧状
シュート3の下部外面には液圧式往復移動装置、例えば
ゴム製の空気ばね7を配設し、この空気ばね7内への例
えば工業用水の供給、排出によって空気ばね7を伸縮さ
せ、前記円弧状シュート3をピン6を支点として所定の
角度回動させるのである。
【0016】8は前記円弧状シュート3の枢着位置から
離れた外面にその先端を常時当接すべく配置した操作ロ
ッドであり、本実施例ではその途中を、折れ曲がり自在
に構成し、基端側を摺動ガイド9に案内されて水平往復
移動するようにしている。そして、この基端側に所要の
間隔を存してストライカー8a・8bを突設し、これら
ストライカー8a・8bで前記空気ばね7内に工業用水
を供給したり、排出したりする切替え弁10の切替え操
作を行うようにしているのである。
【0017】すなわち、切替え弁10が、図1のよう
に、空気ばね7内に工業用水を供給すべくなされている
場合は、工業用水が空気ばね7内に供給されて空気ばね
7は許容範囲内で伸び、円弧状シュート3をその外面側
から押して円弧状シュート3をピン6を支点として所要
角度回動させるのである。そして、円弧状シュート3の
回動とともに操作ロッド8も図1の左方向に移動し、円
弧状シュート3が所定角度回動すると操作ロッド3の基
端側に突設したうちのストライカー8aで切替え弁10
を操作して工業用水が空気ばね7内に供給されるのを遮
断し、空気ばね7内の工業用水を排水する。
【0018】上記したように切替え弁10が切り替わる
と、空気ばね7内の工業用水が排出されて、空気ばね7
は収縮し、円弧状シュート3はピン6を支点として元の
位置に復帰すべく回動する。そして、円弧状シュート3
の回動とともに操作ロッド8も元の位置に復帰すべく図
1の右方向に移動し、円弧状シュート3が所定角度回動
すると操作ロッド8の基端側に突設したうちのストライ
カー8bが切替え弁10を操作して工業用水を空気ばね
7内に供給する。
【0019】以上の操作は工業用水を供給する限り繰り
返し行われることになり、これによって上流側ベルトコ
ンベア4から受け渡された搬送物5の運動エネルギーの
分布が常に変化することになるので、円弧状シュート3
の内面に搬送物5が付着成長することがなくなる。
【0020】なお、円弧状シュート3がピン6を支点と
して所要角度回動した際には、空気ばね7に対する力の
作用方向が図1の角度θ変化するが、本実施例の如く空
気ばね7を使用すれば、ピン構造等の付帯金具を必要と
することなく上記した変化に追従できるので、構造が簡
素化する。また、シリンダ装置のように摺動部がないの
で水もれもない。
【0021】
【考案の効果】以上説明したように、本考案のベルトコ
ンベアシュートは、安価な設備費用で、しかもランニン
グコストも安く、鉄鉱石等の粉粒状物のシュート内面へ
の付着成長を可及的に抑制可能で、かつライナーの長寿
命化が図れるとともに、その取り替えも容易である。な
お、本実施例は円弧状シュートの上部をピンで枢支し、
下部に空気ばねを取り付けたものを示したが、ピンと空
気ばねの取り付け位置は上下逆であってもよいことは勿
論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案ベルトコンベアシュートの1実施例を示
す概略構成図である。
【図2】本考案ベルトコンベアシュートの構成要素であ
る円弧状シュートを構成するパネル体の詳細構造図で、
(a)は内面方向から見た斜視図、(b)は下方向から
見た図面である。
【符号の説明】
3 円弧状シュート 5 搬送物 6 ピン 7 空気ばね 8 操作ロッド 10 切替え弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平3−66915(JP,U) 実開 昭62−105914(JP,U) 実公 昭48−6288(JP,Y1)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送物を上流側ベルトコンベアから下流
    側ベルトコンベアに移し換える際に使用するベルトコン
    ベアシュートにおいて、所定の曲率半径で凹湾曲形成さ
    れた複数枚の耐磨耗性ライナーをその内面に張設した幅
    方向の円弧状シュートの上部又は下部を枢着するととも
    に、下部又は上部外面には液圧式往復移動装置を配設
    し、この往復移動装置の移動源である圧力水の切替え弁
    の切替え操作を、前記円弧状シュートの枢着位置から離
    れた外面にその先端を当接させた操作ロッドの往復移動
    によって行うように構成したことを特徴とするベルトコ
    ンベアシュート。
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JPH0610218U JPH0610218U (ja) 1994-02-08
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