JP2552641B2 - 樹脂製長尺パイプ巻回蓄積装置 - Google Patents
樹脂製長尺パイプ巻回蓄積装置Info
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- JP2552641B2 JP2552641B2 JP4137547A JP13754792A JP2552641B2 JP 2552641 B2 JP2552641 B2 JP 2552641B2 JP 4137547 A JP4137547 A JP 4137547A JP 13754792 A JP13754792 A JP 13754792A JP 2552641 B2 JP2552641 B2 JP 2552641B2
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- pipe
- long pipe
- shaft
- long
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は押出成形機で連続的に樹
脂製の長尺パイプを一時的に蓄積する長尺パイプ巻回蓄
積装置に関するものである。
脂製の長尺パイプを一時的に蓄積する長尺パイプ巻回蓄
積装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】押出成形機にて樹脂が溶融され該押出成
形機の先端に設置された口金から押し出された溶融樹脂
は冷却水中を通されて冷却固化されながら引取機で一定
速度で引き取られることによって、一定の外径で一定厚
さの樹脂製の長尺パイプとなり、巻取機にてリールに所
定長さが巻回されて製品となる。その場合、例えば上記
樹脂製の長尺パイプは、押出成形機の先端口金に隣接し
て設置された冷却水槽中で冷却固化されて生産される。
巻取機での巻取長さが所定長になったときには、該長尺
パイプの切断とリール交換のために、巻取機は一旦停止
する。この停止期間においても、押出成形機で生産され
る樹脂製の長尺パイプは引取機から一定速度で連続して
出てくるので、この長尺パイプを中間位置で蓄積して置
かなければならない。そのために蓄積装置が必要であ
る。また、巻取機でのパイプ切断とリール交換の作業時
間の長さは作業者により異なり必ずしも一定はしていな
い。したがってその蓄積量は可変であることが要求され
る。
形機の先端に設置された口金から押し出された溶融樹脂
は冷却水中を通されて冷却固化されながら引取機で一定
速度で引き取られることによって、一定の外径で一定厚
さの樹脂製の長尺パイプとなり、巻取機にてリールに所
定長さが巻回されて製品となる。その場合、例えば上記
樹脂製の長尺パイプは、押出成形機の先端口金に隣接し
て設置された冷却水槽中で冷却固化されて生産される。
巻取機での巻取長さが所定長になったときには、該長尺
パイプの切断とリール交換のために、巻取機は一旦停止
する。この停止期間においても、押出成形機で生産され
る樹脂製の長尺パイプは引取機から一定速度で連続して
出てくるので、この長尺パイプを中間位置で蓄積して置
かなければならない。そのために蓄積装置が必要であ
る。また、巻取機でのパイプ切断とリール交換の作業時
間の長さは作業者により異なり必ずしも一定はしていな
い。したがってその蓄積量は可変であることが要求され
る。
【0003】かかる蓄積装置としては、従来、実開昭5
7−76935に開示されているものが知られている。
この公知の蓄積装置は、上方位置にて横方向に送られて
くる樹脂製の長尺パイプを略鉛直面にて垂下するように
螺旋状にて複数回巻回して、上記上方位置にて再び横方
向に送り出すようになっている。そして、巻回に際し
て、その最大巻回半径及び最小巻回半径を規制する二つ
のガイドリングと該両ガイドリングを結ぶ放射状に延び
る連結バーとを有している。その結果、巻回される長尺
パイプは両ガイドリングの間では、巻回半径を決定する
部材がないために、蓄積長さに応じて巻回半径が自在に
変化する。
7−76935に開示されているものが知られている。
この公知の蓄積装置は、上方位置にて横方向に送られて
くる樹脂製の長尺パイプを略鉛直面にて垂下するように
螺旋状にて複数回巻回して、上記上方位置にて再び横方
向に送り出すようになっている。そして、巻回に際し
て、その最大巻回半径及び最小巻回半径を規制する二つ
のガイドリングと該両ガイドリングを結ぶ放射状に延び
る連結バーとを有している。その結果、巻回される長尺
パイプは両ガイドリングの間では、巻回半径を決定する
部材がないために、蓄積長さに応じて巻回半径が自在に
変化する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
公知装置にあっては、螺旋状に巻回された長尺パイプは
巻回半径が規制力を受けずに単に蓄積長さに応じて自在
に変わるようになっているのに加え、その重力の影響を
受けるので、巻回の半径が均一な円になるとは限らな
い。そのため、局部的に曲げ半径が小さくなったり、長
尺パイプが座屈したりする虞れがある。また、長尺パイ
プはその巻回半径が変わる際には連結バーと摺接するた
めに、表面に傷を受け易い。
公知装置にあっては、螺旋状に巻回された長尺パイプは
巻回半径が規制力を受けずに単に蓄積長さに応じて自在
に変わるようになっているのに加え、その重力の影響を
受けるので、巻回の半径が均一な円になるとは限らな
い。そのため、局部的に曲げ半径が小さくなったり、長
尺パイプが座屈したりする虞れがある。また、長尺パイ
プはその巻回半径が変わる際には連結バーと摺接するた
めに、表面に傷を受け易い。
【0005】本発明は、かかる公知装置の有していた問
題を解決し、常に均一な円で巻回して長尺パイプに損傷
を与えることのない樹脂製長尺パイプ巻回蓄積装置を提
供することを目的とするものである。
題を解決し、常に均一な円で巻回して長尺パイプに損傷
を与えることのない樹脂製長尺パイプ巻回蓄積装置を提
供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば上記目的
は、押出成形機により連続的に生産される可撓性を有す
る樹脂製の長尺パイプを引き取る引取機と該長尺パイプ
を巻き取る巻取機との間で一時的に上記長尺パイプを螺
旋状に巻回してその巻回長さを可変に蓄積する装置にお
いて、長尺パイプの巻回平面に対して略直角に延びる軸
体が少なくとも巻回円の周方向の三箇所に配され、該軸
体は巻回円の半径方向に可動に案内支持されかつ所定時
に該半径方向に移動するように駆動手段に接続されてお
り、上記長尺パイプの外形に適合した環状溝を外周に有
するローラ状の案内部材が上記軸体のそれぞれに回転自
在に設けられ、少なくとも上記長尺パイプの巻回円への
導入部に位置する軸体に、巻回円の外側に延出する補助
腕が連結され、該補助腕に上記軸体に平行な補助バー材
が設けられていることにより達成される。上記駆動手段
としてはモーター、エアシリンダー、油圧シリンダー等
を使用することができる。
は、押出成形機により連続的に生産される可撓性を有す
る樹脂製の長尺パイプを引き取る引取機と該長尺パイプ
を巻き取る巻取機との間で一時的に上記長尺パイプを螺
旋状に巻回してその巻回長さを可変に蓄積する装置にお
いて、長尺パイプの巻回平面に対して略直角に延びる軸
体が少なくとも巻回円の周方向の三箇所に配され、該軸
体は巻回円の半径方向に可動に案内支持されかつ所定時
に該半径方向に移動するように駆動手段に接続されてお
り、上記長尺パイプの外形に適合した環状溝を外周に有
するローラ状の案内部材が上記軸体のそれぞれに回転自
在に設けられ、少なくとも上記長尺パイプの巻回円への
導入部に位置する軸体に、巻回円の外側に延出する補助
腕が連結され、該補助腕に上記軸体に平行な補助バー材
が設けられていることにより達成される。上記駆動手段
としてはモーター、エアシリンダー、油圧シリンダー等
を使用することができる。
【0007】なお、上記案内部材が二つの場合に、案内
部材を動かして巻回半径を増大させると、巻回された長
尺パイプの巻回円が二方向(直径方向)に拡げられるこ
とになり、巻回形状が長円形状になって、長尺パイプの
曲げ半径が局部的に小さくなったり、折れてしまったり
することが起こる。このために案内部材は周方向にて三
箇所以上の位置に均等に配置して、巻回形状を円形にな
るようにすることが重要である。
部材を動かして巻回半径を増大させると、巻回された長
尺パイプの巻回円が二方向(直径方向)に拡げられるこ
とになり、巻回形状が長円形状になって、長尺パイプの
曲げ半径が局部的に小さくなったり、折れてしまったり
することが起こる。このために案内部材は周方向にて三
箇所以上の位置に均等に配置して、巻回形状を円形にな
るようにすることが重要である。
【0008】
【作用】かかる構成の本発明装置にあっては、例えば、
引取機と巻取機の間での長尺物の送りがリールの交換等
の目的で一旦停止すると、蓄積装置における所要蓄積長
さの増分に応じて駆動手段により駆動されて案内部材が
半径外方に移動して巻回されている長尺パイプに追従
し、巻回半径が増大した状態で長尺パイプは巻回蓄積さ
れる。
引取機と巻取機の間での長尺物の送りがリールの交換等
の目的で一旦停止すると、蓄積装置における所要蓄積長
さの増分に応じて駆動手段により駆動されて案内部材が
半径外方に移動して巻回されている長尺パイプに追従
し、巻回半径が増大した状態で長尺パイプは巻回蓄積さ
れる。
【0009】リールの交換等が終了すると、長尺パイプ
の成形速度即ち引取機が長尺パイプを引取る速度と巻取
機の巻取り速度との速度差に応じて、上記案内部材が半
径内方に移動して巻回半径を減ずる。かかる本発明にお
いて、長尺パイプの巻回部への導入部に配された軸体に
対応せる補助バー材により半径外方から長尺パイプは規
制を受けて弯曲し上記巻回円位近づくように案内され
る。
の成形速度即ち引取機が長尺パイプを引取る速度と巻取
機の巻取り速度との速度差に応じて、上記案内部材が半
径内方に移動して巻回半径を減ずる。かかる本発明にお
いて、長尺パイプの巻回部への導入部に配された軸体に
対応せる補助バー材により半径外方から長尺パイプは規
制を受けて弯曲し上記巻回円位近づくように案内され
る。
【0010】
【実施例】以下、添付図面にもとづき、本発明の実施例
を説明する。
を説明する。
【0011】図1は本実施例装置の概要構成を示す斜視
図である。
図である。
【0012】図において1は、本装置の枠体であり、該
枠体1の前面には縦横に延びる十字状の腕体2が固定し
て設けられている。各腕体2にはその長手方向に延び前
方に開口した直状の案内溝3が形成されており、該案内
溝3にスライダ4が上記長手方向に滑動可動に配されて
いる。
枠体1の前面には縦横に延びる十字状の腕体2が固定し
て設けられている。各腕体2にはその長手方向に延び前
方に開口した直状の案内溝3が形成されており、該案内
溝3にスライダ4が上記長手方向に滑動可動に配されて
いる。
【0013】上記各腕体2には、モーター、エアシリン
ダー、油圧シリンダー等の駆動手段(図示せず)が内蔵
されており上記スライダ4に接続されている。該駆動手
段は、押出成形機により連続的に生産される可撓性を有
し引取機を経て引き出される樹脂製の長尺パイプを所定
プログラムによって該長尺パイプの巻回半径を変化させ
るように、上記スライダ4を上記案内溝3に沿って移動
させる。その場合、各腕体2についてスライダ4の移動
が同一速度で、同一移動距離が確保できれば、巻回円の
中心は上記四つの腕体2の交点に位置し、同一でなけれ
ば中心は該交点からずれて位置するようになる。したが
って、スライダ4の移動速度および移動距離を同一にす
るには、上下方向に延びる二つの腕体2に関し、スライ
ダ4に該スライダ4および巻回物の重量の影響をなくす
ためのカウンタ重錘を設けるのがよい。
ダー、油圧シリンダー等の駆動手段(図示せず)が内蔵
されており上記スライダ4に接続されている。該駆動手
段は、押出成形機により連続的に生産される可撓性を有
し引取機を経て引き出される樹脂製の長尺パイプを所定
プログラムによって該長尺パイプの巻回半径を変化させ
るように、上記スライダ4を上記案内溝3に沿って移動
させる。その場合、各腕体2についてスライダ4の移動
が同一速度で、同一移動距離が確保できれば、巻回円の
中心は上記四つの腕体2の交点に位置し、同一でなけれ
ば中心は該交点からずれて位置するようになる。したが
って、スライダ4の移動速度および移動距離を同一にす
るには、上下方向に延びる二つの腕体2に関し、スライ
ダ4に該スライダ4および巻回物の重量の影響をなくす
ためのカウンタ重錘を設けるのがよい。
【0014】各腕体2に収められたスライダ4には、四
つの腕体2を含む面に直角な方向に延びる案内部材とし
てのローラ5が設けられている。該ローラ5は、軸体6
上に複数のローラ要素7を配して成っている。各ローラ
要素7は、長尺パイプを案内するために該長尺パイプの
外形形状に適合した環状溝が外周に形成され、またロー
ラ5の各ローラ要素7は互いに独立して上記軸体6を中
心にして自在に回転できるようになっている。本実施例
では、上記巻回円の導入部となる位置、すなわち下方に
延びる腕体2内のスライダ4に設けられたローラ5は、
他の腕体2におけるローラ5よりも一個だけローラ要素
7を多く有している。また、上記各ローラ5の軸体6
は、所定間隔をもって該軸体6と平行してスライダ4よ
り延出する支持軸体8と対向し、両者は互いを連結する
部材9によって補強し合っている。
つの腕体2を含む面に直角な方向に延びる案内部材とし
てのローラ5が設けられている。該ローラ5は、軸体6
上に複数のローラ要素7を配して成っている。各ローラ
要素7は、長尺パイプを案内するために該長尺パイプの
外形形状に適合した環状溝が外周に形成され、またロー
ラ5の各ローラ要素7は互いに独立して上記軸体6を中
心にして自在に回転できるようになっている。本実施例
では、上記巻回円の導入部となる位置、すなわち下方に
延びる腕体2内のスライダ4に設けられたローラ5は、
他の腕体2におけるローラ5よりも一個だけローラ要素
7を多く有している。また、上記各ローラ5の軸体6
は、所定間隔をもって該軸体6と平行してスライダ4よ
り延出する支持軸体8と対向し、両者は互いを連結する
部材9によって補強し合っている。
【0015】また上記の支持軸体8には、その軸に回転
自在なローラを設けて、長尺パイプの表面との摩擦を軽
減させ、該長尺パイプの巻回が円滑に行われるようにな
っている。
自在なローラを設けて、長尺パイプの表面との摩擦を軽
減させ、該長尺パイプの巻回が円滑に行われるようにな
っている。
【0016】次に、周方向において隣接せる二つの腕体
2の間からは放射状に延びるように腕部材10が設けら
れ、各腕部材10からローラ5の軸線に平行なバー材1
1が延出している。各バー材11はそれらを通る円筒面
の半径が長尺パイプの最小許容巻回半径をなすように位
置づけられている。
2の間からは放射状に延びるように腕部材10が設けら
れ、各腕部材10からローラ5の軸線に平行なバー材1
1が延出している。各バー材11はそれらを通る円筒面
の半径が長尺パイプの最小許容巻回半径をなすように位
置づけられている。
【0017】さらに、本実施例では、左側及び長尺パイ
プの巻回円の導入部となる下側に位置するローラ5の軸
体6の端部にはそれぞれ下方及び左方に延びる補助腕1
2,13が設けられ、該補助腕12,13から補助バー
材14,15が腕体2の方に向け、すなわちローラ5の
軸体6と平行となるように延出している。
プの巻回円の導入部となる下側に位置するローラ5の軸
体6の端部にはそれぞれ下方及び左方に延びる補助腕1
2,13が設けられ、該補助腕12,13から補助バー
材14,15が腕体2の方に向け、すなわちローラ5の
軸体6と平行となるように延出している。
【0018】上記補助バー材14,15には、バー材の
代わりに、回転自在な補助ローラを設けて長尺パイプを
巻回するときに長尺パイプ表面との摩擦を軽減させ、巻
回が円滑に行われるようにしてもよい。
代わりに、回転自在な補助ローラを設けて長尺パイプを
巻回するときに長尺パイプ表面との摩擦を軽減させ、巻
回が円滑に行われるようにしてもよい。
【0019】かかる本実施例装置において、長尺パイプ
の巻回蓄積は次の要領にて行われる。
の巻回蓄積は次の要領にて行われる。
【0020】 図2に示すごとく、押出成形されて引
取機(図示せず)で引き取られた樹脂製の長尺パイプP
を下方のローラ5の端部におけるローラ要素7の下面側
を通し、補助バー材15で支えて上方に弯曲せしめるよ
うにして、左方のローラ5の端部のローラ要素7と補助
バー材14との間に案内する。
取機(図示せず)で引き取られた樹脂製の長尺パイプP
を下方のローラ5の端部におけるローラ要素7の下面側
を通し、補助バー材15で支えて上方に弯曲せしめるよ
うにして、左方のローラ5の端部のローラ要素7と補助
バー材14との間に案内する。
【0021】 このようにして、上記長尺パイプPを
上方、そして次に右方のローラ5の端部のローラ要素7
に順次案内し、さらには下方のローラ5の端部のローラ
要素7に隣接する次のローラ要素7に戻して一周させ
る。かくして、順次各ローラ5について隣接せる次のロ
ーラ要素7に案内して図1に二点鎖線で示されるごとく
螺旋を形成した後に左方に引き出して巻取機(図示せ
ず)のリールに巻回する。
上方、そして次に右方のローラ5の端部のローラ要素7
に順次案内し、さらには下方のローラ5の端部のローラ
要素7に隣接する次のローラ要素7に戻して一周させ
る。かくして、順次各ローラ5について隣接せる次のロ
ーラ要素7に案内して図1に二点鎖線で示されるごとく
螺旋を形成した後に左方に引き出して巻取機(図示せ
ず)のリールに巻回する。
【0022】 かくして、引取機から送られる長尺パ
イプは本実施例の巻回蓄積装置で螺旋状に巻回され、し
かる後に巻取機にてリールに巻回される。その際、巻取
機の巻き取り速度と成形速度が同じならば、本実施例装
置における長尺パイプPの巻回半径は常に一定である。
イプは本実施例の巻回蓄積装置で螺旋状に巻回され、し
かる後に巻取機にてリールに巻回される。その際、巻取
機の巻き取り速度と成形速度が同じならば、本実施例装
置における長尺パイプPの巻回半径は常に一定である。
【0023】 次に、巻取機のリール交換時等にあっ
て、本実施例装置を出た長尺パイプPの先端位置が固定
されると巻回半径が増大するが、これに追従するように
各駆動手段が所定プログラムにしたがって作動して、各
ローラ5が互いに離反する方向に移動して巻回半径が次
第に増大する。その結果、連続して成形機から送り出さ
れる長尺パイプPは、本実施例装置にて逐次蓄積され
る。その場合、長尺パイプPはその巻回円の導入部(入
口位置)では成形速度と同一の速度を有し、出口位置で
は停止しており、この二つの位置の間では速度が次第に
変化している。しかし、本実施例では各ローラ要素7は
独立して回転自在となっているために、それらの位置で
の長尺パイプPの速度と同じ周速度で回転し、長尺パイ
プとの間に滑りを生じない。また、当然のことながら、
巻回円の半径は軸体6の先端(腕体 2から離れた側の端
部)側のローラ要素における巻回円程増大する傾向にあ
る。そこで、支持軸体8により半径の増大を所定範囲で
抑制し、軸体6の先端側と腕体2側とでの巻回円の半径
の均一化を図っている。
て、本実施例装置を出た長尺パイプPの先端位置が固定
されると巻回半径が増大するが、これに追従するように
各駆動手段が所定プログラムにしたがって作動して、各
ローラ5が互いに離反する方向に移動して巻回半径が次
第に増大する。その結果、連続して成形機から送り出さ
れる長尺パイプPは、本実施例装置にて逐次蓄積され
る。その場合、長尺パイプPはその巻回円の導入部(入
口位置)では成形速度と同一の速度を有し、出口位置で
は停止しており、この二つの位置の間では速度が次第に
変化している。しかし、本実施例では各ローラ要素7は
独立して回転自在となっているために、それらの位置で
の長尺パイプPの速度と同じ周速度で回転し、長尺パイ
プとの間に滑りを生じない。また、当然のことながら、
巻回円の半径は軸体6の先端(腕体 2から離れた側の端
部)側のローラ要素における巻回円程増大する傾向にあ
る。そこで、支持軸体8により半径の増大を所定範囲で
抑制し、軸体6の先端側と腕体2側とでの巻回円の半径
の均一化を図っている。
【0024】 次に、長尺パイプPの先端が巻取機の
リールにて巻き取られ始めると、上記駆動手段は所定プ
ログラムにしたがって作動し、上記各ローラ5は互いに
近接する方向に移動して、長尺パイプPの巻回半径は次
第に減少する。
リールにて巻き取られ始めると、上記駆動手段は所定プ
ログラムにしたがって作動し、上記各ローラ5は互いに
近接する方向に移動して、長尺パイプPの巻回半径は次
第に減少する。
【0025】 かくして、巻取機のリール交換時等に
おいて、巻回円の導入部入口及び出口位置にて速度差が
あっても、巻回半径の全体的変化によって吸収される。
おいて、巻回円の導入部入口及び出口位置にて速度差が
あっても、巻回半径の全体的変化によって吸収される。
【0026】
【発明の効果】本発明は以上のごとく構成されるので、
きわめて簡単な構造の装置にて、成形直後の樹脂製の長
尺パイプを、何ら引張り力を加えることなくその蓄積長
さに応じてこれに追従する巻回半径で巻回して蓄積する
ことが可能となるので、引取機での長尺パイプの引取速
度に影響を与えないと共に該長尺パイプを損傷すること
がない。また、その操作も容易で作業性が良い。
きわめて簡単な構造の装置にて、成形直後の樹脂製の長
尺パイプを、何ら引張り力を加えることなくその蓄積長
さに応じてこれに追従する巻回半径で巻回して蓄積する
ことが可能となるので、引取機での長尺パイプの引取速
度に影響を与えないと共に該長尺パイプを損傷すること
がない。また、その操作も容易で作業性が良い。
【図1】本発明の一実施例装置を示す斜視図である。
【図2】図1装置の作動原理図である。
5 案内部材(ローラ)6 軸体 7 ローラ要素8 支持軸体 13 補助腕 15 補助バー材 P 長尺パイプ
Claims (2)
- 【請求項1】 押出成形機により連続的に生産される可
撓性を有する樹脂製の長尺パイプを引き取る引取機と該
長尺パイプを巻き取る巻取機との間で一時的に上記長尺
パイプを螺旋状に巻回してその巻回長さを可変に蓄積す
る装置において、長尺パイプの巻回平面に対して略直角
に延びる軸体が少なくとも巻回円の周方向の三箇所に配
され、該軸体は巻回円の半径方向に可動に案内支持され
かつ所定時に該半径方向に移動するように駆動手段に接
続されており、上記長尺パイプの外形に適合した環状溝
を外周に有するローラ状の案内部材が上記軸体のそれぞ
れに回転自在に設けられ、少なくとも上記長尺パイプの
巻回円への導入部に位置する軸体に、巻回円の外側に延
出する補助腕が連結され、該補助腕に上記軸体に平行な
補助バー材が設けられていることを特徴とする樹脂製長
尺パイプ巻回蓄積装置。 - 【請求項2】 ローラ状の案内部材を回転自在に支持す
る各軸体には巻回円の外側に延出する部材が連結され、
該部材に上記軸体と平行で所定間隔を形成する支持軸体
が取りつけられており、該支持軸体には回転自在なロー
ラが支持されていることとする請求項1に記載の樹脂製
長尺パイプ巻回蓄積装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4137547A JP2552641B2 (ja) | 1992-05-01 | 1992-05-01 | 樹脂製長尺パイプ巻回蓄積装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4137547A JP2552641B2 (ja) | 1992-05-01 | 1992-05-01 | 樹脂製長尺パイプ巻回蓄積装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05306072A JPH05306072A (ja) | 1993-11-19 |
JP2552641B2 true JP2552641B2 (ja) | 1996-11-13 |
Family
ID=15201251
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4137547A Expired - Lifetime JP2552641B2 (ja) | 1992-05-01 | 1992-05-01 | 樹脂製長尺パイプ巻回蓄積装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2552641B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5613430A (en) * | 1979-07-14 | 1981-02-09 | Nisshin Steel Co Ltd | Annealing method of steel |
JPS60128817A (ja) * | 1983-12-12 | 1985-07-09 | 株式会社東芝 | 電線巻取り装置 |
-
1992
- 1992-05-01 JP JP4137547A patent/JP2552641B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05306072A (ja) | 1993-11-19 |
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