JP2552635Y2 - 防犯用侵入検知パイプ - Google Patents

防犯用侵入検知パイプ

Info

Publication number
JP2552635Y2
JP2552635Y2 JP8098392U JP8098392U JP2552635Y2 JP 2552635 Y2 JP2552635 Y2 JP 2552635Y2 JP 8098392 U JP8098392 U JP 8098392U JP 8098392 U JP8098392 U JP 8098392U JP 2552635 Y2 JP2552635 Y2 JP 2552635Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
elastic
intrusion detection
elastic conductive
fence
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP8098392U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0643795U (ja
Inventor
修 河崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
Original Assignee
THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD. filed Critical THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
Priority to JP8098392U priority Critical patent/JP2552635Y2/ja
Publication of JPH0643795U publication Critical patent/JPH0643795U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2552635Y2 publication Critical patent/JP2552635Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Burglar Alarm Systems (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、塀、柵その他の境界内
の不法侵入者を検知するために境界に沿って設置する防
犯用の侵入検知パイプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、敷地その他の区域の境界にある
塀、柵等や建築物の外壁等を乗り越えて不法に侵入する
者を検知する防犯装置として、塀、柵、外壁等に侵入検
知センサを設置しているが、そのような侵入検知センサ
として導線にNy被覆した断線センサと称する侵入検知ワ
イヤを用い、これを塀、柵、外壁等の上に幾重にも張り
巡らしておき、侵入者が塀、柵、外壁上に登ってこのワ
イヤを断線させると、この断線を検知して侵入を警報す
ることが知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前記のような従来の侵
入を検知するワイヤを用いる断線センサは、敷地その他
の区域を囲む境界に沿った塀、柵等の上に幾重にも張り
巡らさなければならないので、きわめて長い侵入検知ワ
イヤが必要となり設置費用が高価になるという問題点が
ある。また、前記のような断線センサは、検知ワイヤが
断線すると、侵入者が塀、柵、外壁等を乗り越えたこと
は検知できるが、その断線した位置の侵入位置までは検
知できないという欠点がある。このような断線センサを
用いて断線した侵入位置を検知しようとするには、塀、
柵、外壁等の上に張る検知ワイヤの長さを極端に短くし
て多数の箇所の分割して設置する必要があり、検知ワイ
ヤを設置する作業に手数を要し高価になるという問題点
がある。
【0004】本考案は、前記のような問題点を解決し、
侵入検知を容易に、かつ経済的に行うことができるよう
にした防犯用侵入検知パイプを提供することを目的とす
るものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め本考案の防犯用侵入検知パイプは、 (1)内部に裸導線3、4(または13、14)をそれ
ぞれ埋設した2つの断面半円状の弾性導電パイプ半部
1、2(または11、12)を、その両側縁5、6(ま
たは15、16)の間に絶縁部7、8(または17、1
8)を介在させてパイプ状に結合し、その外部に弾性絶
縁外部被覆9(または19)を設けて防犯用侵入検知パ
イプ10を構成したものである。
【0006】(2)また、両側縁15、16の間に絶縁
部17、18を介在させてパイプ状に配置した2つの断
面半円状の弾性導電パイプ半部11、12と、前記の各
弾性導電パイプ半部11、12内に埋設した裸導線1
3、14と、外部に設けた弾性絶縁外部被覆19と、絶
縁導線21とを一体に設けて防犯用侵入検知パイプ20
を構成したものである。
【0007】
【作用】前記の侵入検知パイプ10(または20)は、
塀、柵、外壁等の上に取付け、弾性導電パイプ半部1、
2(または11、12)に埋め込まれている裸導線3、
4(または13、14)を適宜の検知警報回路装置に接
続する。弾性導電パイプ半部1、2(または11、1
2)は常時は絶縁部7、8(または17、18)により
絶縁されている。
【0008】塀、柵、外壁等を侵入者が乗り越える時に
侵入検知パイプ10(または20)を掴み、またはぶら
下がり、または踏みつけると、その弾性パイプ形状が潰
され変形して2つの対向する弾性導電パイプ半部1、2
(または11、12)の両内面が電気的に接触し検知警
報回路装置の電気回路を短絡するので、侵入検知パイプ
10(または20)が潰されたこと、すなわち侵入者の
不法侵入があったことが検知され、警報が発せられる。
【0009】侵入検知パイプ20に設けた絶縁被覆電線
21は、弾性導電パイプ半部11内の裸導線13と弾性
導電パイプ半部12内の裸導線14と共にマーレールー
プ回路を構成してその健全相として使用する。侵入者に
より2つの対向する弾性導電パイプ半部11、12が接
触する侵入位置は、マーレーループ法の周知の計算式に
より探知することができ、不法侵入を検知・警報すると
ともに、その侵入位置を適宜のディスプレイ装置等に直
ちに表示することができる。
【0010】
【実施例】以下本考案の実施例を図面により説明する。
図1は本考案の防犯用侵入検知パイプの第1の実施例の
断面を示し、1および2は弾性導電パイプ半部であり、
エチレンプロピレンゴム、ポリ塩化ビニール、ポリエチ
レン等のゴム・プラスチックに半導電性材料を混入して
弾性を有する導電性の断面半円状のパイプ半部に成型し
たものである。3及び4は軟銅線または軟銅撚り線等の
裸導線であり、前記の弾性導電パイプ半部1、2の成型
時に一緒にその内部に長さ方向に埋め込んで設ける。5
は断面半円状の弾性導電パイプ半部1の両側縁、6は弾
性導電パイプ半部2の両側縁である。7および8は弾性
導電パイプ半部1、2の両側縁5、6の間に介在させて
設けた絶縁部であり、エチレンプロピレンゴム、ポリ塩
化ビニール、ポリエチレン等の弾性ゴム・プラスチック
絶縁材を用い、弾性導電パイプ半部1、2の各両側縁の
突き合わせ間に介在させて一体に成型して断面円形の弾
性パイプ状体に形成する。この弾性パイプ状体の外周に
弾性ゴム・プラスチック絶縁材等の弾性絶縁外部被覆9
を押出被覆して本考案の侵入検知パイプ10を構成す
る。aはパイプ内部の中空部である。
【0011】前記のように構成した本考案の防犯用侵入
検知パイプ10は、図3に示したように塀、柵、外壁等
Aの上縁に沿わせて取付サドルBで取付け、弾性導電パ
イプ半部1、2に埋め込まれている裸導線3、4を適宜
の検知警報回路装置Cに接続する。この弾性導電パイプ
半部1、2は常時はその両側縁5、6間の絶縁部7、8
により絶縁されているが、侵入検知パイプ10の弾性パ
イプ形状が潰され変形して両弾性導電パイプ半部1、2
の両内面が接触すると、この両弾性導電パイプ半部1、
2に埋め込まれている裸導線3、4が接続されている検
知警報回路装置Cの検知回路が閉成される。
【0012】前記のように防犯用侵入検知パイプ10を
設置した塀、柵、外壁等Aを侵入者が乗り越えようとし
て侵入検知パイプ10を手で掴み、または手で掴んでぶ
ら下がり、または足で踏みつけると、その弾性パイプ形
状が潰され変形して弾性導電パイプ半部1、2の両内面
が電気的に接触して検知警報回路装置Cの電気回路を短
絡する。この短絡によって検知警報回路装置Cが侵入検
知パイプ10が潰されたこと、すなわち侵入者の不法侵
入があったことが検知され、警報を発することになる。
【0013】図2は本考案の第2の実施例の防犯用侵入
検知パイプ20の断面を示し、11および12は弾性導
電パイプ半部であり、前記の第1の実施例と同様に、エ
チレンプロピレンゴム、ポリ塩化ビニール、ポリエチレ
ン等のゴム・プラスチックに半導電性材料を混入して弾
性を有する導電性の断面半円状のパイプ半部に成型す
る。13および14は軟銅線または軟銅撚り線等の裸導
線で、弾性導電パイプ半部11、12の内部に長さ方向
に埋め込んで設ける。15および16は弾性導電パイプ
半部11および弾性導電パイプ半部12の各々の両側縁
である。17および18は前記弾性導電パイプ半部1
1、12の両側縁15、16の間に介在させて設けた絶
縁部であり、エチレンプロピレンゴム、ポリ塩化ビニー
ル、ポリエチレン等の弾性ゴム・プラスチック絶縁材を
用いて弾性導電パイプ半部11、12の両側縁間に一体
に成型する。この外周には弾性ゴム・プラスチック絶縁
材の弾性絶縁外部被覆19を押出被覆して設けて弾性パ
イプ体を形成する。21はこの弾性パイプ体に長さ方向
に一体に設けた絶縁被覆電線であり、図2は一方の弾性
導電パイプ半部11の内部に埋め込まれている実施例を
示したが、他方の弾性導電パイプ半部11の内部、また
は絶縁部17、18の内部、または弾性絶縁外部被覆1
9の内部に埋め込んで設けてもよく、またはそのように
埋め込まずに、パイプの内周面または外周面に添わせて
一体に貼着してもよい。aはパイプ内部の中空部であ
る。
【0014】前記のように構成した本考案の第2の実施
例の防犯用侵入検知パイプ20は、前記の第1の実施例
と同様に図3に示したように、塀、柵、外壁等Aの上縁
に取付サドルBで取付け、侵入検知パイプ20の弾性導
電パイプ半部11、12に埋め込まれている裸導線1
3、14を検知警報回路装置に接続することにより、前
記実施例と同様に弾性導電パイプ半部1、2の接触を検
知して塀、柵、外壁等Aを乗り越える不法侵入を検知す
る。
【0015】また、この侵入検知パイプ20に設けた絶
縁被覆電線21は、図4のように、ケーブル故障点を探
知する周知のマーレーループ法を利用して弾性導電パイ
プ半部11、12の接触点すなわち不法侵入位置を測定
する回路における健全相として用い、弾性導電パイプ半
部11内の裸導線13と弾性導電パイプ半部12内の裸
導線14と共に周知のマーレーループ回路に結線する。
この弾性導電パイプ半部11、12が接触する不法侵入
位置点Pまでの距離Xは、マーレーループ法の周知の計
算式 X=2L{R1 /(R1 +R2 )} により
探知することができ、これをを自動的に表示するディス
プレイ装置等に接続すれば不法侵入を検知、警報すると
ともにその侵入位置を直ちに図示して表示することがで
きる。
【0016】
【考案の効果】前記のように本考案の防犯用侵入検知パ
イプは、裸導線を埋設した2つの弾性導電パイプ半部を
円形のパイプ状に結合して弾性絶縁外部被覆を設けた侵
入検知パイプ1本だけを塀、柵、外壁等の上に設置して
侵入を検知することができるので、従来の侵入検知用断
線センサのように塀、柵、外壁等の上に幾重にも張り巡
らす必要がなく経済的である。
【0017】また、前記のように構成した弾性パイプに
絶縁導線を一体に設け、この絶縁導線を利用して侵入位
置探知回路を構成することができるので、侵入者の侵入
位置を直ちに探知することが可能となり、防犯用の侵入
検知センサとしてきわめて有効なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の1実施例の端面図
【図2】本考案の他の実施例の端面図
【図3】本考案の使用状態を示す図
【図4】本考案の他の実施例の動作説明回路図
【符号の説明】
1、2、11、12:弾性導電パイプ半部 3、4、13、14:裸導線 5、6、15、16:両側縁 7、8、17、18:絶縁部 9、19:弾性絶縁外部被覆 10、20:防犯用侵入検知パイプ

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に裸導線を埋設した2つの断面半円状
    弾性導電パイプ半部を、その両側縁の間に絶縁部を介在
    させてパイプ状に結合し、その外部に弾性絶縁外部被覆
    を設けたことを特徴とする防犯用侵入検知パイプ。
  2. 【請求項2】両側縁の間に絶縁部を介在させてパイプ状
    に配置した2つの断面半円状弾性導電パイプ半部と、前
    記の各弾性導電パイプ半部内に埋設した裸導線と、外部
    に設けた弾性絶縁外部被覆と、絶縁導線とを一体に設け
    たことを特徴とする防犯用侵入検知パイプ。
JP8098392U 1992-10-29 1992-10-29 防犯用侵入検知パイプ Expired - Lifetime JP2552635Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8098392U JP2552635Y2 (ja) 1992-10-29 1992-10-29 防犯用侵入検知パイプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8098392U JP2552635Y2 (ja) 1992-10-29 1992-10-29 防犯用侵入検知パイプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0643795U JPH0643795U (ja) 1994-06-10
JP2552635Y2 true JP2552635Y2 (ja) 1997-10-29

Family

ID=13733743

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8098392U Expired - Lifetime JP2552635Y2 (ja) 1992-10-29 1992-10-29 防犯用侵入検知パイプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2552635Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0643795U (ja) 1994-06-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2482518C (en) Corrosive liquid detection sensor cable and method
US5852402A (en) Intrusion detection system
US20120105230A1 (en) Anti-theft sensor system
US6107580A (en) Omnidirectional response cable switch
US4762970A (en) Elongate pressure actuated electrical switch
US4742196A (en) Elongate pressure-actuated electrical switch
JP2552635Y2 (ja) 防犯用侵入検知パイプ
EP0113239B1 (en) An insulated pipe system
US3052772A (en) Switch means
JPH08122173A (ja) 感圧ケーブル支持具およびこれを用いた圧力検出装置
JPH0338899Y2 (ja)
JP2668447B2 (ja) 感圧位置探知方法
JP2979998B2 (ja) 漏水検知機能付ケーブル
KR200198560Y1 (ko) 보안용 펜스의 망선
JPH01102334A (ja) 漏液センサ
KR100317917B1 (ko) 보안용 펜스의 망선
KR0116313Y1 (ko) 고압 배전선로용 케이블 다발
KR20240094767A (ko) 전력케이블용 감지장치
JPS587809Y2 (ja) ゴム、プラスチツクケ−ブルの絶縁接続部
JPH0590737U (ja) 信号伝送用ケーブル
JPH0353565Y2 (ja)
RU25609U1 (ru) Шнур для систем сотовой связи
JPH04131137U (ja) 電力ケーブルのミニクラツド直結接続部
JPH0613344U (ja) 電力ケーブル接続部の接地線の引出し用アダプタ
JPH0323791Y2 (ja)