JP2551966B2 - 繊維製品用洗浄剤 - Google Patents

繊維製品用洗浄剤

Info

Publication number
JP2551966B2
JP2551966B2 JP63041227A JP4122788A JP2551966B2 JP 2551966 B2 JP2551966 B2 JP 2551966B2 JP 63041227 A JP63041227 A JP 63041227A JP 4122788 A JP4122788 A JP 4122788A JP 2551966 B2 JP2551966 B2 JP 2551966B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hydrophobic
porous silica
detergent
silica
weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP63041227A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01215899A (ja
Inventor
晃三 大平
政美 斉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
Priority to JP63041227A priority Critical patent/JP2551966B2/ja
Publication of JPH01215899A publication Critical patent/JPH01215899A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2551966B2 publication Critical patent/JP2551966B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Detergent Compositions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は繊維製品、特にカーペット、椅子、ソファ
ー、自動車の内装、家屋内装用繊維製品などの通常の電
気洗濯機では洗浄できない繊維製品に対する洗浄剤に関
する。更に詳しくは電気洗濯機のように水を大量に使え
ない洗浄において、粉末状の汚れ吸蔵剤を水の代わりに
汚れのキャリヤー(当業界ではソイルスカベンジャーと
よぶ)として利用する繊維製品用洗浄剤に関する。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕
電気洗濯機では洗浄できない繊維製品に対する洗浄
剤、特にカーペット等に対して最近粉末状洗浄剤の使用
が増加している。この様な洗浄剤は主成分として界面活
性剤や汚れ吸蔵剤及び水などを含有している。界面活性
剤は汚れを繊維から分離し、さらに水と相まって汚れを
吸蔵剤に移行させる。その後、水が蒸発した後にブラッ
シングや電気洗浄機を用いて掃除することによって吸蔵
剤を汚れとともに除去するものである。汚れ吸蔵剤とし
ては、粉末状合成樹脂発泡体(米国特許第3598844号明
細書)、酸性白土、タルク、おがくず(米国特許第3418
243号明細書)、漂白木粉(スイス特許第461685号明細
書)などが提案されている。しかしながらこれらの技術
は水の量が少ないにもかかわらず、乾燥時間が遅く、使
用者は比較的長時間の間カーペットなどの被洗浄物を使
用できないという不都合がある。また、ゼオライト(西
ドイツ特許出願公開第2544605号明細書)や中空シリカ
(特開昭61−130400号公報)、粒子状重合体状物質(特
公昭50−33882号公報)などでは、洗浄力は高いもの
の、洗浄後に細かく粉砕された吸蔵剤が繊維製品に残
り、手触り感を損ねたり外観上白化したりする不都合を
有する。さらに、シリカ粒子と有機繊維の混合物(特公
昭60−8280号公報)やゼオライト粉末とセルロース粉末
の混合物(米国特許第4493781号明細書)などの複合体
を使用する技術においても、洗浄後に繊維製品に吸蔵剤
が残留するという不都合はなんら解決されていない。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らはかかる課題を解決すべく鋭意研究した結
果、疎水性の多孔質シリカをソイルスカベンジャーとし
て用いればよいことを見出し、本発明を完成するに到っ
た。
即ち本発明は、疎水性(振盪試験による白濁を生ずる
に到る経過時間が2分以上、又はメタノール試験による
シリカの沈降に必要なメタノール量が30容量%以上)の
多孔質シリカからなり、且つ通常の電気洗濯機では洗浄
できない繊維製品の洗浄に用いられる繊維製品用洗浄
剤、及び上記の疎水性シリカと洗浄用成分とからなり、
多孔質シリカ以外の不揮発性成分の含有量が15重量%未
満であり、且つ通常の電気洗濯機では洗浄できない繊維
製品の洗浄に用いられる繊維製品用洗浄剤を提供するも
のである。
本発明に用いられる疎水性多孔質シリカは、市販の多
孔質シリカを疎水化することによって製造することがで
きる。疎水化する方法としては例えば、モノ,ジ,トリ
アルキルシラノール等の疎水化剤とシリカ表面のSiOHと
を次の反応式に示すように反応させ、シリカ表面をアル
キルで被覆することによって得られる。従って、表面の
状態は石油系溶剤と同じになり疎水性汚れ、固体汚れ等
の水不溶性汚れに対する親和力が増大し、これらの汚れ
をよりよく吸蔵することができる。
(式中、R(1〜3)SiX(1〜3)は疎水化剤の一例
を示し、Rは炭素数1〜24の飽和又は不飽和炭化水素
基、Xはハロゲン原子、ヒドロキシル基、炭素数1〜5
のアルコキシル基又はアシル基を示す。) 本発明において、疎水性多孔質シリカの疎水性の度合
いは望ましいレベルにコントロールする必要がある。即
ち、以下に示す振盪試験による白濁を生ずるに到る経過
時間が2分以上、又は以下に示すメタノール試験による
シリカの沈降に必要なメタノール量が30容量%以上にな
るように疎水化剤を選択し、反応条件をコントロールす
る。
<振盪試験> 100mlの三角フラスコに疎水性多孔質シリカ0.5g、
水50mlを採取する。
これをイワキラボシェーカー(振動数300回/分、
振幅42.5mm)にて振盪する。
水相に白濁を生ずるに到る経過時間を測定値とする
(数値の大きいもの程、疎水性が強い)。
<メタノール試験> 10mlの試験管にメタノールXml、水(5−X)mlを
加える。
この試験管に更に疎水性多孔質シリカを微量加え
る。
多孔質シリカが沈降を始める時の当該溶液のメタノ
ールの容量%を以て試験値とする(数値の大きいもの程
疎水性が強い)。
本発明においては、このような疎水性多孔質シリカな
らどのようなものでも用いることができるが、静摩擦係
数、粒度分布等を適当な範囲に選択するとさらに、処理
後、被洗浄物に後残りが生じにくいというよりよい効果
が得られる。
即ち、洗浄後ブラッシングや電気掃除機を用いて掃除
することにより、汚れとともに疎水性多孔質シリカを容
易に除去できる。このことは被洗浄物の白化を防止し、
ザラツキ感やベタツキ感のない仕上がり感(手触り感)
を与えるという非常に好ましい効果を発揮する。
本発明に用いられる疎水性多孔質シリカの中で静摩擦
係数が0.05〜0.30の範囲のものは繊維製品上での疎水性
多孔質シリカ粒子のころがり易さが最も好ましく、繊維
製品に対するシリカ粒子の後残りを生じない。又、粒度
分布が 10ミクロン未満のもの 30重量%以下 10〜30ミクロンのもの 40重量%以上 30ミクロンを越えるもの 30重量%以下 であるものは繊維製品に対する多孔質シリカの残留がよ
り少なくなる。
尚、本発明において、静摩擦係数は第1図に示す装置
(静摩擦係数測定機、TYPE−HEIDON−1φ、新東洋科学
(株)製)を用い、以下の(1)〜(5)の手順により
測定した。
(1) 移動ブロック2に木綿メリヤスを貼り付ける。
(2) 平面板1上に均一に多孔質シリカ1gを散布す
る。
(3) 装置をスタートすると、シンクロナスモーター
4が一定速度で特殊ワイヤ5を巻き上げ、平面板1が中
心点3を中心に回転する。
(4) 滑り出し角θ゜で移動ブロック2が滑り始める
と同時に、センサー6がセンターポール7の移動をキャ
ッチし、自動的に瞬時に停止する。
(5) 摩擦係数目盛8から直読で摩擦係数を読み取
る。
更に、本発明に用いられる疎水性多孔質シリカの中で
汚れ吸蔵能力(測定方法は以下に示す)が0.3以上のも
のは、汚れ量に対して必要とされる疎水性多孔質シリカ
の量を減少させることができ、より経済的である。
<汚れ吸蔵能の測定方法> (1) モデル汚れとしてナタネ油を使用した。
(2) 疎水性多孔質シリカをビーカーに10g精秤した
ものを適当数用意し、モデル汚れを1,2,3,4,5……のよ
うに1g間隔で増加させながらそれぞれに添加し、各サン
プルを80メッシュのふるいを用いてふるい通過率を測定
する。
(3) ふるい通過率が100%より小さくなった時のモ
デル汚れ添加重量をMとすると、汚れ吸蔵能は次式で与
えられる。
汚れ吸蔵能=M/10 本発明において、上記のような疎水性多孔質シリカは
単独で洗浄剤として使用しても充分な疎水性又は水不溶
性汚れの洗浄効果を発揮するが、疎水性汚れの洗浄効果
を増強又は補助する目的や水溶性汚れにも洗浄効果を必
要とする時、又は目的とする製品の形態が粉末以外(例
えばエアゾール、液体、ペートス状等)のときは、公知
の洗浄用成分を加えてもよい。
本発明において用いられる洗浄用成分としては、次の
(i)〜(iv)に示す、従来公知の洗浄剤成分として用
いられている溶剤類、非イオン界面活性剤、陰イオン界
面活性剤、アルカリ剤等が例示できる。
(i)溶剤類 溶剤類としては次の(1)〜(6)に示すものが挙げ
られる。
(1) 水 (2) アルコール類(エタノール、イソプロパノール
など) (3) 多価アルコール系溶剤(セロソルブ類、エチレ
ングリコール、プロピレングリコールの誘導体など) (4) 炭化水素系溶剤(石油類) (5) ハロゲン化炭化水素系溶剤(トリクロロエタ
ン、パークロロエチレンなど) (6) フッ素系溶剤(フロン113など) (ii)非イオン界面活性剤 非イオン界面活性剤としてはポリオキシエチレンアル
キルエーテル(アルキル基の炭素数8〜22、分岐の有無
及び不飽和の有無を問わない。以下のアルキル基につい
ても同じ。またオキシエチレンの重合度は3〜100、以
下のポリオキシエチレンについても同じ)、ポリオキシ
エチレンアルキルフェニルエーテル、ソルビタンモノ,
ジ,トリ脂肪酸エステル(脂肪酸の炭素数8〜22、分岐
の有無及び不飽和の有無を問わない、以下の脂肪酸につ
いても同じ)、ポリオキシエチレンソルビタンモノ,
ジ,トリ脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、
ポリオキシエチレン脂肪酸エステルなどが挙げられる。
(iii)陰イオン界面活性剤 陰イオン界面活性剤としては、脂肪酸ナトリウム又は
カリウム、アルキル硫酸のナトリウム、カリウム、アン
モニウム又はアルカノールアミン塩、アルキルベンゼン
スルホン酸ナトリウム又はカリウム、アルキルナフタレ
ンスルホン酸ナトリウム又はカリウム、ジアルキルスル
ホコハク酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキル硫
酸のナトリウム、カリウム、アンモニウム又はアルカノ
ールアミン塩、ポリオキシエチレンフェニルエーテル硫
酸ナトリウムなどが挙げられる。
(iv)アルカリ剤 アルカリ剤としては、アルカノールアミン類、モルフ
ォリン、アンモニアなどが例示できる。
更に、本発明の洗浄剤には、汚れを取り除くだけでな
く、繊維製品などの被洗浄物の仕上がり感を良くする目
的で、即ち、柔軟性付与、帯電防止性付与、すべり感向
上、腰や張りの付与、弾力感付与等の風合向上を目的と
して、陽イオン性界面活性剤、長鎖脂肪酸エステル、水
性ポリエチレン、水性ポリウレタン、水性ポリエステ
ル、水性ナイロン、ポリ酢酸ビニル等の繊維製品用風合
向上剤を適量添加することができる。
又、本発明の洗浄剤には、その他の添加物として、そ
の形態の種類によって、即ち液状でボトル入りの場合は
配合する際の水や、洗浄剤を使用する上で稀釈する際の
水の金属イオンの封鎖剤として、クエン酸、エチレンジ
アミン四酢酸ナトリウム、燐酸塩、硼酸塩などを適量添
加することができる。また、多孔質シリカの沈降防止剤
として、グアーガム、キサンタンガム、アラビアガム、
カルボキシメチルセルロース、でんぷん、ポリビニルア
ルコールなどの有機増粘剤や、ベントナイト、ラポナイ
ト、スメクタイト、モンモリロナイトなどの無機増粘剤
も適量使用することができる。また、エアゾールの形態
とするときは、缶腐食の問題から、珪酸ソーダ、アンモ
ニア、安息香酸ソーダ、ベンゾトリアゾール、ベンゾチ
アゾールなどの化合物を防錆剤として適量使用すること
ができる。
また、いずれの形態においても、目的に応じて抗菌
剤、色素又は顔料、香料などを少量添加してもよい。
本発明において、以上の従来公知の洗浄剤成分をはじ
めとする種々の洗浄用成分の配合量は特に制限されない
が、これらの合計量として洗浄剤中95重量%以下配合さ
れるのが良い。但し、洗浄用成分のうち、不揮発性成分
の合計含有量が15重量%以上になったときは、これら不
揮発性添加剤が被洗浄物に残留し、べたつき、ざらつき
等の好ましくない仕上がり感を与える。従って、本発明
の洗浄剤中の多孔質シリカ以外の不揮発性成分の合計含
有量は15重量%未満にする必要がある。
本発明の洗浄剤は、粉末状、液体状、エアゾール状、
スプレー状等の形態をとることができるが、これらの形
態に限定されるものではない。
以下に本発明の洗浄剤の各形態について簡単な製剤化
方法を例示する。
(1) 粉末状;疎水性多孔質シリカ粒子単独又は他の
洗浄用成分/多孔質シリカ粒子の比をおよそ3以下にす
ると得られる。
(2) 液体状;他の洗浄用成分/多孔質シリカ粒子の
比をおよそ3以上にすると得られる。
(3) エアゾール状;疎水性多孔質シリカ粒子単独又
はそれに洗浄用成分を加えた洗浄剤100重量部と噴射剤
5〜900重量部をエアゾール缶に充填する。噴射剤とし
ては、ジメチルエーテル、液化天然ガス、フレオンガス
等が挙げられる。
(4) スプレー状;液体状のもののうち、その粘度が
200センチポイズ以下のものは、蓄圧式スプレー容器で
の使用ができる。
本発明の洗浄剤の使用方法は、上記のいずれの形態に
おいても、汚れに本発明の洗浄剤をふりかけ、ブラッシ
ング(疎水性汚れを吸蔵、液体の洗浄用成分を含む場合
は液体の洗浄用成分が染み出し汚れを溶解)後、液体の
洗浄用成分を含む場合は乾燥(汚れが疎水性多孔質シリ
カに吸蔵される)した後、電気掃除機によって汚れと共
に疎水性多孔質シリカを吸引除去する方法である。
〔発明の効果〕
本発明における疎水性シリカは、例えばてんぷら油な
どの疎水性物質をこぼした場合、単独でソイルスカベン
ジャーとして、又、洗浄用成分と併用して、水溶性汚れ
に対してもソイルスカベンジャーとして機能する。従っ
て、本発明の洗浄剤は水を大量に使えないカーペット、
ソファーなどの疎水性汚れ、水溶性汚れを除去する洗浄
剤として非常に適している。
〔実施例〕
以下に実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明する
が、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。
実施例1 表1に示したような種々の疎水度を有する疎水性シリ
カを合成し、モデル汚れの洗浄性試験を行った。
モデル汚れは10cm×10cmのパイル地カーペット(アク
リル製)に2gのナタネ油(スダンIIIで着色したもの)
を塗布したものを使用した。このモデル汚れ試験片に種
々の疎水性シリカ2gを散布し1〜2分ブラシにて試験片
にこすりつけた後、電気掃除機を用いて疎水性シリカを
吸引除去した。洗浄効果は肉眼判定で次の評価点に従っ
て評価した。
<洗浄効果の評価点> 1:洗浄効果なし(洗浄前と同じ) 2:わずかに汚れが落ちた 3:少し汚れが落ちた 4:かなり汚れが落ちた 5:完全に汚れが落ちた 表1に示したように本発明品は優れた洗浄効果を示し
た。
実施例2 表1の本発明になるNo.3,4又は5の疎水性シリカ35重
量部、エタノール30重量部、水30重量部、ポリオキシエ
チレン(8)ラウリルエーテル3重量部、ジエタノール
アミン2重量部からなる湿り気を持った表2に示す粉末
状の洗浄剤No.3′,4′及び5′を得た。
実施例1のナタネ油を使用したナタネ油汚れ試験片、
及びコーヒー汚れ試験片を使用し、洗浄テストを実施し
た。コーヒー汚れはインスタントコーヒー10g、粉乳20
g、砂糖30g、水500gからなる溶液を10分間煮沸し、冷却
後、10cm×10cmのパイル地カーペット(アクリル製)に
この溶液を5g塗布した後、乾燥(48時間)し、コーヒー
汚れ試験片とした。このモデル試験片に3gの各洗浄剤を
散布し、1〜2分ブラシにてこすりつけ10〜15分乾燥
(室温放置)した後に、電気掃除機を用いて吸引除去し
た。
比較のため、上記洗浄剤成分のうち疎水性シリカを含
まない液状の洗浄剤No.6を同様に3g試験片に散布し、す
ぐにタオルで拭き取るというテストも同時に行った。
洗浄効果は実施例1と同様に評価した。結果を表2に
示す。
表2に示したように本発明品は優れた洗浄効果を示し
た。
実施例3 振盪試験による白濁を生ずるに到る経過時間が25分
で、表3に示したような各汚れ吸蔵能を有する疎水性シ
リカを、表3に示した重量だけ使用し、洗浄試験を実施
した。洗浄試験は実施例1に示したナタネ油汚れ試験片
を使用し、同じ方法で洗浄テストを行い、同じ評価規準
に従って肉眼で評価した。
結果を表3に示す。尚、表3中の洗浄効果の欄の数字
は評価点を示す。
表3から明らかなように、疎水性シリカの汚れ吸蔵能
が低い時でも疎水性シリカを多量に使用すれば汚れは落
ちるが不経済であり、汚れ吸蔵能は0.3以上が好まし
い。
実施例4 振盪試験による白濁を生ずるに到る経過時間が25分
で、静摩擦係数と粒度分布が表4に示したような値であ
る疎水性シリカを使用し、カーペット試験片に対する疎
水性シリカの残留性について評価した。評価は10cm×10
cmのパイル地カーペット(アクリル性)に各疎水性シリ
カ2gを散布し、1〜2分間ブラシを使ってこすりつけた
後に電気掃除機で吸引除去し、官能評価にて次の規準に
従って10人で評価した。
結果を表4に示す。尚、表中の疎水性シリカの残留性
の欄の数字は人数を示す。
<疎水性シリカの残留性の評価基準> 1:ざらつき感がなく手触りが良い 2:僅かにざらつき感がある 3:少しざらつき感がある 4:ざらつき感が強い 表4から明らかなように、疎水性シリカの静摩擦係数
及び粒度分布を好ましい範囲内に調製したNo.12及び13
は疎水性シリカの残留が少なく手触り感が非常に良好で
あった。
【図面の簡単な説明】
第1図は静摩擦係数測定装置の略示図である。 1……平面板、2……移動ブロック 3……中心点、4……シンクロナスモーター 5……特殊ワイヤ、6……センサー 7……センターポール 8……摩擦係数目盛

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】疎水性(振盪試験による白濁を生ずるに到
    る経過時間が2分以上、又はメタノール試験によるシリ
    カの沈降に必要なメタノール量が30容量%以上)の多孔
    質シリカからなり、且つ通常の電気洗濯機では洗浄でき
    ない繊維製品の洗浄に用いられる繊維製品用洗浄剤。
  2. 【請求項2】疎水性(振盪試験による白濁を生ずるに到
    る経過時間が2分以上、又はメタノール試験によるシリ
    カの沈降に必要なメタノール量が30容量%以上)の多孔
    質シリカ及び洗浄用成分からなり、多孔質シリカ以外の
    不揮発性成分の含有量が15重量%未満であり、且つ通常
    の電気洗濯機では洗浄できない繊維製品の洗浄に用いら
    れる特徴とする繊維製品用洗浄剤。
  3. 【請求項3】疎水性多孔質シリカの汚れ吸蔵能力が0.3
    以上である請求項1又は2記載の繊維製品用洗浄剤。
  4. 【請求項4】疎水性多孔質シリカの静摩擦係数が0.05〜
    0.30である請求項1又は2記載の繊維製品用洗浄剤。
  5. 【請求項5】疎水性多孔質シリカの粒度分布が 10ミクロン未満のもの 30重量%以下 10〜30ミクロンのもの 40重量%以上 30ミクロンを越えるもの 30重量%以下 である請求項1又は2記載の繊維製品用洗浄剤。
JP63041227A 1988-02-24 1988-02-24 繊維製品用洗浄剤 Expired - Fee Related JP2551966B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63041227A JP2551966B2 (ja) 1988-02-24 1988-02-24 繊維製品用洗浄剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63041227A JP2551966B2 (ja) 1988-02-24 1988-02-24 繊維製品用洗浄剤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01215899A JPH01215899A (ja) 1989-08-29
JP2551966B2 true JP2551966B2 (ja) 1996-11-06

Family

ID=12602525

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63041227A Expired - Fee Related JP2551966B2 (ja) 1988-02-24 1988-02-24 繊維製品用洗浄剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2551966B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4515195B2 (ja) * 2004-08-20 2010-07-28 花王株式会社 洗浄用組成物
JP2009185206A (ja) * 2008-02-07 2009-08-20 Bridgestone Corp コーティング用組成物

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01215899A (ja) 1989-08-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1102967A (en) Fabric conditioning product
US4834900A (en) Process for removing stains from fabrics
CA2132894C (en) Carpet cleaner
JPH07509629A (ja) 乾燥機内での使用のためのドライクリーニングキット
EP0273594A1 (en) Disposable semi-moist wipes
JPS581800A (ja) 粉末清浄組成物
KR20020040836A (ko) 섬유 유연제 조성물
JP2002285193A (ja) 界面活性剤組成物
JPH07505183A (ja) 硬質表面用清浄組成物
JPH09511010A (ja) 回転可能な粒子を含有する散布可能なカーペット清浄剤
US7494512B2 (en) Compositions and methods for cleaning textile substrates
CN110325627A (zh) 硬质表面用液体清洁剂组合物
US20050183207A1 (en) Compositions and methods for cleaning textile substrates
JP2002518548A (ja) 洗浄溶液及び洗浄方法
US5746777A (en) Scatterable carpet cleaning formulations
US6720297B2 (en) Cleaning composition
US5562856A (en) Pourable, liquid water-based cleaning concentrates
JP2551966B2 (ja) 繊維製品用洗浄剤
JPH09511011A (ja) カーペット清浄剤
JP2551965B2 (ja) 洗浄用組成物
BG63754B1 (bg) Течно-кристален състав
JPH03174496A (ja) 洗浄剤組成物
JP3928821B2 (ja) 網戸用洗浄剤組成物
US3345295A (en) Copper cleaning compositions
GB2064575A (en) Powdered carpet cleaner

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees