JP2551959Y2 - スタッドボルト締め付け用工具 - Google Patents
スタッドボルト締め付け用工具Info
- Publication number
- JP2551959Y2 JP2551959Y2 JP1991069625U JP6962591U JP2551959Y2 JP 2551959 Y2 JP2551959 Y2 JP 2551959Y2 JP 1991069625 U JP1991069625 U JP 1991069625U JP 6962591 U JP6962591 U JP 6962591U JP 2551959 Y2 JP2551959 Y2 JP 2551959Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- main body
- tightening
- stud bolt
- tightening portion
- tool
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Hand Tools For Fitting Together And Separating, Or Other Hand Tools (AREA)
- Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、スタッドボルト締め付
け用工具に関し、さらに詳しくは、締め付け動作の解除
構造に関する。
け用工具に関し、さらに詳しくは、締め付け動作の解除
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に基台上に部品等を締結により取り
付ける構造においては、締結用スタッドボルトを基台に
設けることがある。上述したスタッドボルトAは、図4
に示すように、基台Bのネジ孔B1に位置合わせした
後、例えば、ナットランナCにより締め付けられるよう
になっている。
付ける構造においては、締結用スタッドボルトを基台に
設けることがある。上述したスタッドボルトAは、図4
に示すように、基台Bのネジ孔B1に位置合わせした
後、例えば、ナットランナCにより締め付けられるよう
になっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、このような
スタッドボルトの締め付け操作においては、締結後にお
けるナットランナCをスタッドボルトBから取り外す場
合、再度、締め付けに要した量を以って締め付けと反対
方向に回転させなければならない。従って、スタッドボ
ルトBの締め付け時間に加え、ナットランナの取外しの
際の時間が必要となり、結果として、組立て時間が多く
なるという問題があった。
スタッドボルトの締め付け操作においては、締結後にお
けるナットランナCをスタッドボルトBから取り外す場
合、再度、締め付けに要した量を以って締め付けと反対
方向に回転させなければならない。従って、スタッドボ
ルトBの締め付け時間に加え、ナットランナの取外しの
際の時間が必要となり、結果として、組立て時間が多く
なるという問題があった。
【0004】そこで、本考案の目的は、上述したスタッ
ドボルトの締め付け操作における問題に鑑み、短時間で
締め付け後の取外しが行える構造を備えたスタッドボル
ト用締め付け工具を得ることにある。
ドボルトの締め付け操作における問題に鑑み、短時間で
締め付け後の取外しが行える構造を備えたスタッドボル
ト用締め付け工具を得ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本考案は、スタッドボルトの締め付けに用いられる
工具であって、頂部側を支点として全体が開閉可能に分
割された錐体状に形成されており、各分割面にスタッド
ボルトが嵌合可能な雌ネジ部がそれぞれ形成されている
締め付け部本体と、分割された締め付け部本体の間に介
在され、締め付け部本体がスタッドボルトに干渉しない
ように締め付け部本体を互いに開く向きに付勢する弾性
部材と、締め付け部本体の外周に位置して昇降可能に設
けられ、下降時には締め付け部本体を外側から押圧して
締め付け部本体の分割面を互いに密着させるリング体と
を備えている構成である。
め、本考案は、スタッドボルトの締め付けに用いられる
工具であって、頂部側を支点として全体が開閉可能に分
割された錐体状に形成されており、各分割面にスタッド
ボルトが嵌合可能な雌ネジ部がそれぞれ形成されている
締め付け部本体と、分割された締め付け部本体の間に介
在され、締め付け部本体がスタッドボルトに干渉しない
ように締め付け部本体を互いに開く向きに付勢する弾性
部材と、締め付け部本体の外周に位置して昇降可能に設
けられ、下降時には締め付け部本体を外側から押圧して
締め付け部本体の分割面を互いに密着させるリング体と
を備えている構成である。
【0006】また本考案は、リング体が、締め付け部本
体の外周面と対向する位置に軸受の内輪を位置させ、外
輪に固定された環状部材をシリンダのアクチュエ−タに
連結されて昇降可能とされていることを特徴としてい
る。
体の外周面と対向する位置に軸受の内輪を位置させ、外
輪に固定された環状部材をシリンダのアクチュエ−タに
連結されて昇降可能とされていることを特徴としてい
る。
【0007】
【作用】本考案によれば、スタッドボルトの締め付け時
には、リング体の下降により締め付け部本体がその分割
面を密着されることでスタッドボルトと雌ネジ部との嵌
合を許容して締め付け操作が可能になり、また、締め付
け部本体を取り外す場合には、リング体を上昇させて締
め付け部本体の分割面同士の離間を可能にしてスタッド
ボルトから雌ネジ部を離す。
には、リング体の下降により締め付け部本体がその分割
面を密着されることでスタッドボルトと雌ネジ部との嵌
合を許容して締め付け操作が可能になり、また、締め付
け部本体を取り外す場合には、リング体を上昇させて締
め付け部本体の分割面同士の離間を可能にしてスタッド
ボルトから雌ネジ部を離す。
【0008】
【実施例】以下、図1乃至図3において、本考案実施例
の詳細を説明する。
の詳細を説明する。
【0009】図1は、本考案実施例によるスタッドボル
ト締め付け用工具1の全体構成を示しており、同図にお
いて、締め付け用工具1は、締め付け部本体1Aとリン
グ体1Bとで構成されている。すなわち、上述した締め
付け部本体1Aは、本実施例の場合、中央部において分
割されている円錐形状とされており、分割体は頂部に挿
通されている支軸2を支点として揺動できることで互い
の分割面に対して開閉可能にされている。
ト締め付け用工具1の全体構成を示しており、同図にお
いて、締め付け用工具1は、締め付け部本体1Aとリン
グ体1Bとで構成されている。すなわち、上述した締め
付け部本体1Aは、本実施例の場合、中央部において分
割されている円錐形状とされており、分割体は頂部に挿
通されている支軸2を支点として揺動できることで互い
の分割面に対して開閉可能にされている。
【0010】上述した支軸2は、締め付け部本体1Aの
頂部に挿入されている回転軸3Aに挿通され、この回転
軸3Aは、駆動モ−タ3の出力軸で構成してある。従っ
て、締め付け部本体1Aは、駆動モ−タ3の回転に連動
できるようになっている。
頂部に挿入されている回転軸3Aに挿通され、この回転
軸3Aは、駆動モ−タ3の出力軸で構成してある。従っ
て、締め付け部本体1Aは、駆動モ−タ3の回転に連動
できるようになっている。
【0011】また、この締め付け部本体1Aの分割面に
は、図2に示すように、スタッドボルト4の螺子山に噛
み合う雌ネジ部1Cが形成され、そして、この雌ネジ部
1Cよりも支点位置側には座繰り加工された凹部1Dが
設けてあり、この凹部1D内には、延長方向を分割体の
開閉方向沿わせてあるスプリング5が配置されており、
このスプリング5は、分割体同士を離間させる向きに付
勢を与える習性を持たせてある。
は、図2に示すように、スタッドボルト4の螺子山に噛
み合う雌ネジ部1Cが形成され、そして、この雌ネジ部
1Cよりも支点位置側には座繰り加工された凹部1Dが
設けてあり、この凹部1D内には、延長方向を分割体の
開閉方向沿わせてあるスプリング5が配置されており、
このスプリング5は、分割体同士を離間させる向きに付
勢を与える習性を持たせてある。
【0012】一方、リング体1Bは、環状部材1B1を
もち、この環状部材1B1の内周面には、締め付け部本
体1Aの錐部の最大径よりも幾分小さい内径を設定され
た内輪を備えた軸受6の外輪が固定してある。上述した
環状部材1B1の外周には、エアシリンダ7のピストン
ロッド7Aが連結されており、このエアシリンダ7によ
り環状部材1B1が昇降できるようにされている。そし
て、このエアシリンダ7は、通常態位として、環状部材
1B1を上昇させて、締め付け部本体1Aの分割体が離
間できる状態を設定されるようになっている。
もち、この環状部材1B1の内周面には、締め付け部本
体1Aの錐部の最大径よりも幾分小さい内径を設定され
た内輪を備えた軸受6の外輪が固定してある。上述した
環状部材1B1の外周には、エアシリンダ7のピストン
ロッド7Aが連結されており、このエアシリンダ7によ
り環状部材1B1が昇降できるようにされている。そし
て、このエアシリンダ7は、通常態位として、環状部材
1B1を上昇させて、締め付け部本体1Aの分割体が離
間できる状態を設定されるようになっている。
【0013】本実施例は以上のような構成であるから、
スタッドボルト5を締め付ける場合には、図2に示すよ
うに、エアシリンダ7のピストンロッド7Aが下降させ
られる。従って、リング体1Bの環状部材1B1は、締
め付け部本体1Aの外周面に圧接する位置まで下降し、
これにより締め付け部本体1Aの分割体同士が密着させ
られ、雌ネジ部1Cがスタッドボルト4に噛み合う。上
述した操作が締め付け時での前準備の段階であり、この
段階が完了すると、駆動モ−タ3が回転駆動されて支軸
2を介して締め付け部本体1Aがスタッドボルト4の締
め付け方向に回転する。駆動モ−タ3の回転時、リング
体1Bは締め付け部本体1Aの外周に軸受6を介して圧
接しているので、軸受6の内輪が締め付け部本体1Aに
連れ回りするだけで、その回転を伝達されない状態を維
持される。
スタッドボルト5を締め付ける場合には、図2に示すよ
うに、エアシリンダ7のピストンロッド7Aが下降させ
られる。従って、リング体1Bの環状部材1B1は、締
め付け部本体1Aの外周面に圧接する位置まで下降し、
これにより締め付け部本体1Aの分割体同士が密着させ
られ、雌ネジ部1Cがスタッドボルト4に噛み合う。上
述した操作が締め付け時での前準備の段階であり、この
段階が完了すると、駆動モ−タ3が回転駆動されて支軸
2を介して締め付け部本体1Aがスタッドボルト4の締
め付け方向に回転する。駆動モ−タ3の回転時、リング
体1Bは締め付け部本体1Aの外周に軸受6を介して圧
接しているので、軸受6の内輪が締め付け部本体1Aに
連れ回りするだけで、その回転を伝達されない状態を維
持される。
【0014】一方、スタッドボルト4の締め付けが完了
すると、図3に示すように、エアシリンダ7が通常態位
に復帰し、リング体1Bを上昇させる。従って、リング
体1Bいによる外周面の押圧を解除された締め付け部本
体1Aは、スプリング5の付勢によって分割面が離間す
る向きに開放され、雌ネジ部1Cがスタッドボルト4の
螺子山から離れる。
すると、図3に示すように、エアシリンダ7が通常態位
に復帰し、リング体1Bを上昇させる。従って、リング
体1Bいによる外周面の押圧を解除された締め付け部本
体1Aは、スプリング5の付勢によって分割面が離間す
る向きに開放され、雌ネジ部1Cがスタッドボルト4の
螺子山から離れる。
【0015】なお、上述した実施例にあっては、締め付
け部本体の回転駆動構造として、駆動モ−タ3の回転軸
3Aに揺動支点をなす支軸2を挿通する構造としたが、
これに代えて、例えば、駆動モ−タ3の回転軸3Aを十
字形状あるいは周方向の一部に平坦部を形成する等によ
り回転止めが可能な形状とした構造としても良い。
け部本体の回転駆動構造として、駆動モ−タ3の回転軸
3Aに揺動支点をなす支軸2を挿通する構造としたが、
これに代えて、例えば、駆動モ−タ3の回転軸3Aを十
字形状あるいは周方向の一部に平坦部を形成する等によ
り回転止めが可能な形状とした構造としても良い。
【0016】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、スタッド
ボルトに噛み合う雌ネジ部を有する締め付け部の構造と
して、スタッドボルトの締め付け時にはこのボルトの螺
子山に噛み合うように互いに密着し、そして、取外しの
場合には上述した螺子山から離れる向きに離間すること
のできる分割構造としたので、取外しの際の手間を簡略
化することができ、しかも、締め付け部の取外しに要す
る時間を短縮化することができる。従って、スタッドボ
ルトの締結後の操作を短時間で完了させることが可能に
なる。
ボルトに噛み合う雌ネジ部を有する締め付け部の構造と
して、スタッドボルトの締め付け時にはこのボルトの螺
子山に噛み合うように互いに密着し、そして、取外しの
場合には上述した螺子山から離れる向きに離間すること
のできる分割構造としたので、取外しの際の手間を簡略
化することができ、しかも、締め付け部の取外しに要す
る時間を短縮化することができる。従って、スタッドボ
ルトの締結後の操作を短時間で完了させることが可能に
なる。
【図1】本考案実施例によるスタッドボルト締め付け用
工具の全体構成を示す斜視図である。
工具の全体構成を示す斜視図である。
【図2】図1に示したスタッドボルト締め付け用工具の
断面図である。
断面図である。
【図3】図1に示したスタッドボルト締め付け用工具の
作用を説明するための断面図である。
作用を説明するための断面図である。
【図4】従来のスタッドボルト締め付け工具の作用を説
明するための断面図である。
明するための断面図である。
1 スタッドボルト締め付け用工具 1A 締め付け部本体 1B リング体 1B1 環状部材 1C 雌ネジ部 1D 凹部 2 支点をなす支軸 3 駆動モ−タ 3A 回転軸 4 スタッドボルト 5 弾性部材をなすスプリング 6 軸受 7 エアシリンダ
Claims (2)
- 【請求項1】スタッドボルトの締め付けに用いられる工
具であって、 頂部側を支点として全体が開閉可能に分割された錐体状
に形成されており、各分割面に上記スタッドボルトが嵌
合可能な雌ネジ部がそれぞれ形成されている締め付け部
本体と、 分割された上記締め付け部本体の間に介在され、上記締
め付け部本体が上記スタッドボルトに干渉しないように
上記締め付け部本体を互いに開く向きに付勢する弾性部
材と、 上記締め付け部本体の外周に位置して昇降可能に設けら
れ、下降時には上記締め付け部本体を外側から押圧して
上記締め付け部本体の分割面を互いに密着させるリング
体と、 を備えていることを特徴とするスタッドボルト締め付け
用工具。 - 【請求項2】請求項1記載のスタッドボルト締め付け用
工具において、リング体は、締め付け部本体の外周面と
対向する位置に軸受の内輪を位置させ、外輪に固定され
た環状部材をシリンダのアクチュエ−タに連結されて昇
降可能とされているスタッドボルト締め付け用工具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991069625U JP2551959Y2 (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | スタッドボルト締め付け用工具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991069625U JP2551959Y2 (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | スタッドボルト締め付け用工具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0520831U JPH0520831U (ja) | 1993-03-19 |
JP2551959Y2 true JP2551959Y2 (ja) | 1997-10-27 |
Family
ID=13408242
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991069625U Expired - Lifetime JP2551959Y2 (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | スタッドボルト締め付け用工具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2551959Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN117961523B (zh) * | 2024-04-02 | 2024-05-31 | 江苏恒久机械股份有限公司 | 一种螺栓预紧工装 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4513643A (en) * | 1982-03-24 | 1985-04-30 | Titan Tool Company | Automatic stud driving tool |
-
1991
- 1991-08-30 JP JP1991069625U patent/JP2551959Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0520831U (ja) | 1993-03-19 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970513 |