JP2551390B2 - 細径管下水道用の管路検査装置 - Google Patents
細径管下水道用の管路検査装置Info
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Description
ビ撮影で検査する細径管下水道用の管路検査装置に関す
るものである。
いて公共下水道網が整備されてきている。特に、昨今は
農村,漁村とか小さな町等の小規模集落を対象とした所
謂農村集落排水路が、国の助成事業として行われるよう
になり、一層下水道の普及率を高めるようになってきて
いる。この場合、小規模下水道の管路は、管径150m
m〜200mm程度の小径管を用いるものであり、且
つ、これに追従して配設のマンホール(升)も口径30
0mm程度の円形小升を使用した小規模配管(細径管下
水道)の態様となる。この種の下水道(細径管下水道)
にあっても、敷設時をはじめ、その後の管路の点検,保
守等に当たっては、工業用テレビカメラを搭載した自走
式管路検査装置等を管路に搬入し、管内部をカメラ撮影
し地上で待機したモニターに写しだして管路の様子をチ
ェックするものである。但し、従来の大規模下水道に使
用する大径管路用の自走式管路検査装置では当然径が小
さすぎて対処しえず、小型化を図った自走式管路検査装
置を用いるものとなる。
ている最小の自走式管路検査装置としては全長270m
m程度までの寸法が限度であり、この管路検査装置を口
径300mmの小径のマンホールに一旦降下させ、この
状態でマンホールの底部位置から水平状に横配管した1
50mm〜200mm程度の小径管路へ進入させるに
は、所謂腰のある電源兼制御用ケーブルが単に従来の如
く本体から後方へ導出したタイプでは非常に難しい。例
えば、垂直のマンホールに対し自走式管路検査装置を斜
め姿勢で底部位置まで搬入しても、その状態で小径の管
路への進入に当たっては、該管路検査装置をどうしても
水平姿勢に直さねばならないが、このときケーブルコネ
クタが固定構造では電源兼制御用ケーブルが円滑に曲が
らない。このため、ケーブル自体がマンホール周囲壁に
支えてしまう結果となり水平管路への自動前進は望め
ず、搬入作業が面倒となり、且つケーブル自体も傷める
ものとなる。
レビカメラに対する照明は、単一の筐体内にあってカメ
ラの周囲に照明ランプを直接配設した構成を採ってい
る。このため、消耗品である照明ランプの取替えに当た
ってはテレビカメラを含む筐体全体を開かねばならず面
倒であり、且つ筐体を閉じる時にはその都度テレビカメ
ラに対する防水性も考慮せねばならず、ランプの取替え
作業が容易でない。更に、上記の如きテレビカメラと照
明ランプとを単一の筐体内に組み込むタイプでは、ラン
プの放熱でテレビカメラのCCD素子が温まり過ぎ、C
CDの特性が変化する虞れがあり、色調変化,感度低下
を招き易い。しかも、この放熱でカメラのレンズ面に結
露を招いたりする欠陥をも有している。従って、小径の
マンホールへの搬入に対処しえる管路検査装置の新規開
発が待たれている。
体から導出する電源兼制御用ケーブルのコネクタを、例
えば90°範囲に回動自在とすることで小口径のマンホ
ールから小径の下水道管路への搬入を容易とし、小規模
下水道の維持管理と理想的な調査を可能とした細径管下
水道用の管路検査装置を提供することを目的としたもの
である。
る工業用小型テレビカメラを前端に搭載し、下部に走行
手段を備えた管路検査装置において、この管路検査装置
本体から導出する電源兼制御用ケーブルを、管路検査装
置本体の後端上隅部に枢着の後方及び上方間を回動自在
とした回転コネクタに接続し、該回転コネクタをマンホ
ールの垂直搬入時に管路検査装置本体に対し起立配置と
し、管路の進入にて回転コネクタを水平回転し電源兼制
御用ケーブルを後方へ導出するものである。
小型テレビカメラを前端に搭載し、下部に走行手段を備
えた管路検査装置において、前記照明部を、小型テレビ
カメラのカメラボディ部の上部に断熱材を介して載置し
た照明ボディ部にランプを収容すると共に、該照明ボデ
ィ部とカメラボディ部をコンタクトピンで電源接続した
区画構成とし、且つ管路検査装置本体から導出する電源
兼制御用ケーブルを、管路検査装置本体の後端上隅部に
枢着の後方及び上方間を回動自在とした回転コネクタに
接続し、該回転コネクタをマンホールの垂直搬入時に管
路検査装置本体に対し起立配置とし、管路の進入にて回
転コネクタを水平回転し電源兼制御用ケーブルを後方へ
導出するものである。
電源兼制御用ケーブルを、管路検査装置本体の後端上隅
部に枢着した回転コネクタに接続し、ケーブルを垂直方
向と水平方向へ回動自在としてなるため、管路検査装置
のマンホールへの搬入時に、管路検査装置本体を水平姿
勢に保ち、この状態で回転コネクタを該管路検査装置本
体に対し起立させて電源兼制御用ケーブルを垂直状に延
線しておけば、管路検査装置を簡単にマンホール内に吊
り下げの搬入ができ、マンホール底部で管路検査装置が
走行手段が、例えばモータ駆動の履帯装着の自走式で
は、その自走にて管路検査装置が管路に進入して行き、
且つこの時、垂下状態の電源兼制御用ケーブルは回転コ
ネクタが前進に伴って順次後方へ回動し自動的に倒れ、
管路検査装置本体の後端に水平に延線される。即ち、管
路検査装置は小口径のマンホールから小径本管となる管
路への搬入時に、ケーブルが自動的に回動し支障のない
搬入ができる。
がカメラボディ部とは別構成の照明ボディ部に収容され
ているため、該照明ボディ部をカメラボディ部に対し取
付ボルトを緩めて取り外し、この蓋部のみを開き内部収
容の照明ランプを取替えればよい。勿論、照明部は照明
ボディ部とカメラボディ部がっ断熱材を介した区画構成
のため、テレビカメラに対しランプ放熱の伝達はない。
すれば、次の通りである。
た自走式の管路検査装置の実施例を示し、1は下部にモ
ータ2の駆動で回転する履帯となるベルト走行体3を配
設した自走手段4を備え、前端にCCD素子を組み込ん
だCCDカメラとなる工業用小型テレビカメラ5を搭載
し、該小型テレビカメラ5の上部に照明部6を載置した
自走式管路検査装置本体で、該管路検査装置本体1の後
端上隅部1aには上方と後方を開放したコネクタ受段部
7を形成し、該コネクタ受段部7の両側に設けた軸受部
8に、回転コネクタ9の基部に形成のスイベル部10の
両側に突設した軸部10aを軸承し、回転コネクタ9を
上方と後方間の90°範囲に回転自在としている。この
場合、回転コネクタ9の電線案内口側となる片側の軸部
10aにはOリング11を装着し管路検査装置本体1に
対しシールしている。12は回転コネクタ9に挿入接続
する電源兼制御用ケーブルで、該ケーブル12の電線部
12aを管路検査装置本体1に案内し中央上部に配設し
た制御部13に導くものである。14に小型テレビカメ
ラ用の電源回路である。
手段4は、モータ2の回転を一次ギヤボックス15と伝
動ギヤ16を介して機体両側に配設のベルト走行体3を
掛けた駆動プーリー17に伝達する構成とし、また工業
用小型テレビカメラ5も制御部13で制御される。
ディ部6aにランプ18を横並列に収容し、本体ボディ
となるカメラボディ部5aの上面の断熱性ゴム等よりな
る断熱材19を介在して載置し、且つ照明部6の電気的
接続手段は、例えば照明ボディ部6aの下面に突設した
接続用コンタクトピン20をカメラボディ部5aに配設
したコンセント孔20′に差し込み電源回路に連絡する
構成とする(必要にあっては、逆にカメラボディ部5a
側に接続用コンタクトピン20を突設し、照明ボディ部
6a側にコンセント孔20′を配設してもよい)。ま
た、照明部6自体の固定は、照明ボディ部6aの両側に
縦配設する取付ボルト21をカメラボディ部5aに螺挿
する着脱構造とし、上記全体の構成で自走車型の自走式
管路検査装置22となる。
査装置22を、例えば農村集落排水路用となる口径30
0mmのマンホール23への搬入に際し、先ず管路検査
装置本体1の後端上隅部1aに配設した回転コネクタ9
を起立回動させ、該回転コネクタ9に接続の電源兼制御
用ケーブル12を起立させて垂直導出の状態としておけ
ば、全長270mm程度のマンホール口径に近い長さを
もつ管路検査装置本体1にあっても、水平姿勢を保ちな
がら吊り下げ体26でマンホール23に降下さることが
でき、簡単に搬入し得る(図5参照)。
マンホール23の底部に達したら、この底部に横連通し
た150mmの小径の下水道管路24に自走して進入さ
せる。この場合、自走式管路検査装置22の制御は、公
知の下水道検査と同様に、地上に待機した電源兼制御用
ケーブル12を繰り出している検査車(図示せず)に搭
載の制御盤を適宜操作してモータ20を遠隔駆動し、該
モータ20の回転が伝達するベルト走行体3の前回転で
走行させる。
に進入すれば、管路検査装置本体1の後端上隅部1aに
配設した回転コネクタ9が軸部10aを支点として回転
自在としてなるため、該回転コネクタ9に接続された起
立状態の電源兼制御用ケーブル12は管路検査装置本体
1の進入長さに連れて垂直延線が順次傾き、該管路検査
装置本体1が所定長さに前進し回転コネクタ9が90°
回転し、ケーブル12が後方へ水平状態となる。即ち、
管路検査装置本体1が下水道管路24に進入すればマン
ホール位置で垂直導出の電源兼制御用ケーブル12が自
動的に水平導出に移行する(図6参照)。このことは、
マンホール23から下水道管路24への自走式管路検査
装置22の搬入作業が、電源兼制御用ケーブル12に支
障されず円滑に行えるものとなる。
検査装置22の管路検査は、前端の照明ランプ18を点
灯し管路を照らし小型テレビカメラ5で管路内を撮影
し、この画像を地上のモニター(図示せず)に写しだし
公知の管路検査を行う。
ンプ切れの場合、この取替え作業は、この照明ボディ部
6aがカメラボディ部5aに対し取付ボルト21で着脱
自在のため、左右一対の取付ボルト21を所定工具をも
って緩めカメラボディ部5aから取り外せばよい。この
場合、照明ボディ部6aの下面の接続用コンタクトピン
20をカメラボディ部5aのコンセント孔20′より引
き抜き電気的接続を解く。この後、照明ボディ部6aの
正面位置の照明蓋部25を、ビス26を緩めて外し内部
のランプ18を取替えればよい。ランプ18を取替え後
は前記と逆に閉蓋とカメラボディ部への固定を行えばよ
い。
カメラ5に対し断熱材19を介在して独立構造となって
いるため、照明ランプ18に起因する発熱がカメラボデ
ィ部5aに伝導しにくく、小型テレビカメラ5のCCD
素子を温めることはなくCCD特性を落とすことはな
い。また、ランプ熱でカメラレンズ5′を結露させるこ
ともない。
自走式について述べたが、走行手段が単なる車とかスキ
ッドを配設した非自走式のタイプでは、管路検査装置本
体1をマンホール底部に達した後、別途の押し込み工具
(図示せず)をもって手動的に管路に挿入してもよい。
管路検査装置は管路検査装置本体から導出の電源兼制御
用ケーブルを回転コネクタにて本体後部で回転自在とし
ているため、小口径のマンホールへの搬入時にケーブル
を垂直状態として吊り下げれば、マンホール口径に近い
寸法をもつ管路検査装置(走行車)にあっても簡単に降
下搬入し得、また底部から小径の下水道管路に管路検査
装置を走行させれば、この進入に伴って回転コネクタが
自動的に回転し電源兼制御用ケーブルを後方に向け水平
導出となり円滑な前進が可能となる。また、この照明部
は本体ボディとなるカメラボディ部に載置する区画構成
としてなるため、照明ランプの取替え作業がテレビカメ
ラ側を気にする事なく簡単にできる。しかも、照明部と
カメラボディ部間には断熱材を介在してなるため、照明
部側のランプ熱がテレビカメラ側へ熱伝導することがな
く、カメラのCCD素子を温めずCCD特性を変化させ
ず色調変化,感度低下等を招かない。また。放熱により
レンズに結露を招くこともない等の効果を有する。
管路検査装置の斜視図である。
図である。
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 照明部を配する工業用小型テレビカメラ
を前端に搭載し、下部に走行手段を備えた管路検査装置
において、この管路検査装置本体から導出する電源兼制
御用ケーブルを、管路検査装置本体の後端上隅部に枢着
の後方及び上方間を回動自在とした回転コネクタに接続
し、該回転コネクタをマンホールの垂直搬入時に管路検
査装置本体に対し起立配置とし、管路の進入にて回転コ
ネクタを水平回転し電源兼制御用ケーブルを後方へ導出
することを特徴とする細径管下水道用の管路検査装置。 - 【請求項2】 照明部を配する工業用小型テレビカメラ
を前端に搭載し、下部に走行手段を備えた管路検査装置
において、前記照明部を、小型テレビカメラのカメラボ
ディ部の上部に断熱材を介して載置した照明ボディ部に
ランプを収容すると共に、該照明ボディ部とカメラボデ
ィ部をコンタクトピンで電源接続した区画構成とし、且
つ管路検査装置本体から導出する電源兼制御用ケーブル
を、管路検査装置本体の後端上隅部に枢着の後方及び上
方間を回動自在とした回転コネクタに接続し、該回転コ
ネクタをマンホールの垂直搬入時に管路検査装置本体に
対し起立配置とし、管路の進入にて回転コネクタを水平
回転し電源兼制御用ケーブルを後方へ導出することを特
徴とする細径管下水道用の管路検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6221534A JP2551390B2 (ja) | 1994-09-16 | 1994-09-16 | 細径管下水道用の管路検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP6221534A JP2551390B2 (ja) | 1994-09-16 | 1994-09-16 | 細径管下水道用の管路検査装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH0886011A JPH0886011A (ja) | 1996-04-02 |
JP2551390B2 true JP2551390B2 (ja) | 1996-11-06 |
Family
ID=16768231
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6221534A Expired - Lifetime JP2551390B2 (ja) | 1994-09-16 | 1994-09-16 | 細径管下水道用の管路検査装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2551390B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20110047009A (ko) * | 2009-10-29 | 2011-05-06 | 엘지전자 주식회사 | 스위칭 모드 전원 공급 장치 및 그의 제어 방법 |
CN105158550A (zh) * | 2015-07-22 | 2015-12-16 | 珠海格力电器股份有限公司 | 开关电源及其电压峰值检测装置和方法 |
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CN109263737A (zh) * | 2018-10-25 | 2019-01-25 | 华强方特(芜湖)文化科技有限公司 | 一种水下娱乐设备检测去污车 |
-
1994
- 1994-09-16 JP JP6221534A patent/JP2551390B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JPH0886011A (ja) | 1996-04-02 |
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