JP2551326B2 - 衛星搭載用コマンド受信機 - Google Patents

衛星搭載用コマンド受信機

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JP2551326B2
JP2551326B2 JP5133934A JP13393493A JP2551326B2 JP 2551326 B2 JP2551326 B2 JP 2551326B2 JP 5133934 A JP5133934 A JP 5133934A JP 13393493 A JP13393493 A JP 13393493A JP 2551326 B2 JP2551326 B2 JP 2551326B2
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JP
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satellite
signal
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command receiver
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茂仁 奥山
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Nippon Electric Co Ltd
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  • Selective Calling Equipment (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は衛星搭載用コマンド受信
機に関し、特に地上局からのコマンドを受信する人工衛
星搭載用のコマンド受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のコマンド受信機は、地上
局からのコマンドを受信し、その受信したコマンドを衛
星内の各部に送出していた。その従来の代表的なコマン
ド受信機の構成について図2を参照して説明する。
【0003】図において、従来のコマンド受信機は、ア
ンテナからの入力信号を増幅後復調し、コマンドを送出
する機能を有し、低雑音増幅部1と、その増幅出力につ
いて局部信号発生部3からの出力30に基づき周波数変
換を行う周波数変換部2と、その出力を増幅する可変減
衰器付きIF増幅部4と、その増幅出力を復調する復調
部5と、その復調出力をコマンド信号に変換するための
コマンド復調部6とを含んで構成されている。
【0004】また、図において従来のコマンド受信機
は、IF増幅部4の増幅出力レベルを検出するための入
力レベル検出部7を有し、この検出出力でIF増幅部4
内の可変減衰器を制御することで周知の自動利得制御
(AGC)回路が構成されていた。
【0005】すなわち、正規の入力信号については、可
変減衰器でIF信号の出力レベルを制御することによ
り、コマンド信号のレベルが変動してもIF信号レベル
が一定に保持されていたのである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のコマン
ド受信機では、正規の入力信号でなくても、周波数が接
近している干渉波や、複数種類の周波数の信号同士の相
互変調等によって発生する妨害波に対しても受信機が応
答してしまい、誤ったコマンドを送出する場合があっ
た。かかる誤ったコマンドによる異常な制御コマンド信
号により衛星が動作すると、異常な動作を起こし、衛星
の生死にかかわる場合があるという欠点があった。
【0007】本発明は上述した従来の欠点を解決するた
めになされたものであり、その目的は必要な場合にのみ
コマンド信号を送出し、周波数干渉による衛星の異常動
作を防ぐことのできるコマンド受信機を提供することで
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によるコマンド受
信機は、地上局からのコマンドを受信する衛星搭載用コ
マンド受信機であって、外部からのイネーブル制御信号
に応じて前記コマンドの受信利得を減衰する減衰器を有
することを特徴とする。
【0009】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
【0010】図1は本発明による衛星搭載用コマンド受
信機の構成を示すブロック図であり、図2と同等部分は
同一符号により示されている。図において、本例のコマ
ンド受信機が従来のものと異なる点は、イネーブル制御
信号81に応じてIF増幅部4内の可変減衰器の減衰量
を変化せしめる動作可能/禁止判定部8が追加されてい
る点である。
【0011】この動作可能/禁止判定部8は、イネーブ
ル制御信号81が入力されていない場合に可変減衰器の
減衰量を最大にするような制御信号80を発生し、イネ
ーブル制御信号81が入力されている場合には減衰量を
最小にして正規の入力信号の待ち受け状態とするもので
ある。そして、正規の入力信号が入力されて本受信機が
同期状態になった後には、判定部8は入力レベル検出部
7において検出される入力信号レベルの変化に応じて復
調部5に入力される信号レベルの変化に応じて復調部5
に入力される信号レベルが一定になるような制御信号8
0が送出される。
【0012】かかる構成において、イネーブル制御信号
81が入力されていない場合、動作可能/禁止判定部8
はIF増幅器4内の可変減衰器の減衰量を最大にするよ
うに制御信号80を発生し、干渉波や不要波が復調部5
に入力されないように動作する。これに対し、イネーブ
ル制御信号81が入力された場合には、判定部8は可変
減衰器の減衰量を最小にして正規の入力信号を待受ける
状態とし、正規の入力信号が入力されて受信機が同期状
態になった後には入力信号レベルの変化を検出して復調
部5への信号レベルが一定となるように制御信号80を
コントロールするように動作する。
【0013】ここで、イネーブル制御信号81を適切に
選択することによって必要なときにのみ動作可能な受信
機を構成できる。
【0014】例えば、定常状態では干渉波や妨害波によ
り誤同期や誤動作を起こすような動作環境にある場合、
イネーブル制御信号81をミッションバンドコマンド受
信機(人工衛星において異なる周波数で使用するコマン
ド受信機を夫々搭載した場合におけるミッションの周波
数で使用するコマンド受信機)の通信同期がとれていな
いことを示すロックオフ信号や衛星の姿勢制御系の姿勢
異常信号に選ぶことにより、姿勢等の異常時のみ動作し
て衛星をコントロールするためのコマンド信号を受付け
るコマンド受信機を構成できる。
【0015】これにより、衛星の姿勢が傾いて異常にな
ったときにのみコマンドを送出して正常な姿勢に戻すこ
とができる。正常な姿勢のときにはコマンドを送出せ
ず、干渉波や妨害波に基づく異常コマンドによる異常動
作を起こすことがない。この場合、姿勢が傾いているた
めに正規のアンテナでコマンドを受信できないので、本
コマンド受信機用のアンテナを別個に設けておく必要が
ある。なお、異常時は周波数干渉源も動作を停止するか
又は干渉が最低限になるため、誤動作を起こすことはな
い。
【0016】上述した実施例においては、IF増幅器4
内の可変減衰器の減衰量を変化制御して誤ったコマンド
による衛星の異常動作を防いでいるが、これに限らずイ
ネーブル制御信号81に応じて受信コマンドの送出を抑
止する手段を受信機内のどこかに設ければ良い。例え
ば、イネーブル制御信号81に応じてコマンド復調部6
の出力をゲートする回路を設ければ良い。
【0017】また、上述した実施例においては、衛星が
異常な時にのみコマンド信号を送出するように受信機を
構成しているが、逆に衛星が正常な時にのみコマンド信
号を送出する受信機を構成することもできる。この場合
には、正常時にのみ発生する信号をイネーブル制御信号
81とすれば良い。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、外部から
のイネーブル制御信号に応じて受信コマンドの送出を制
御し、必要な場合にのみコマンド信号を送出することに
より、周波数干渉等による衛星の異常動作を防ぐことが
できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による衛星搭載用コマンド受信
機の構成を示すブロック図である。
【図2】従来の衛星搭載用コマンド受信機の構成を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
1 低雑音増幅器 2 周波数変換部 3 局部信号発生部 4 可変減衰器付きIF増幅器 5 復調部 6 コマンド復調部 7 入力レベル検出部 8 動作可能/禁止判定部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地上局からのコマンドを受信する衛星搭
    載用コマンド受信機であって、外部からのイネーブル制
    御信号に応じて前記コマンドの受信利得を減衰する減衰
    を有することを特徴とするコマンド受信機。
  2. 【請求項2】 前記イネーブル制御信号は、衛星の姿勢
    が異常であることを示す姿勢異常信号、又は通信同期が
    とれていないことを示すロックオフ信号であることを特
    徴とする請求項1記載のコマンド受信機。
  3. 【請求項3】 地上局からのコマンドを受信する衛星搭
    載用コマンド受信機であって、衛星の姿勢が異常である
    ことを示す姿勢異常信号に応じて受信コマンドの送出制
    御を行う制御手段を有することを特徴とするコマンド受
    信機。
  4. 【請求項4】 地上局からのコマンドを受信する衛星搭
    載用コマンド受信機であって、通信同期がとれていない
    ことを示すロックオフ信号に応じて受信コマンドの送出
    制御を行う制御手段を有することを特徴とするコマンド
    受信機。
JP5133934A 1993-05-12 1993-05-12 衛星搭載用コマンド受信機 Expired - Lifetime JP2551326B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP5133934A JP2551326B2 (ja) 1993-05-12 1993-05-12 衛星搭載用コマンド受信機

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Publication Number Publication Date
JPH06326639A JPH06326639A (ja) 1994-11-25
JP2551326B2 true JP2551326B2 (ja) 1996-11-06

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60172451U (ja) * 1984-04-23 1985-11-15 三菱電機株式会社 トランスポンダ装置
JPH0218149U (ja) * 1988-07-14 1990-02-06

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JPH06326639A (ja) 1994-11-25

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