JP2551227Y2 - 湖沼、貯水池等の浄水装置 - Google Patents

湖沼、貯水池等の浄水装置

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JP2551227Y2
JP2551227Y2 JP4874193U JP4874193U JP2551227Y2 JP 2551227 Y2 JP2551227 Y2 JP 2551227Y2 JP 4874193 U JP4874193 U JP 4874193U JP 4874193 U JP4874193 U JP 4874193U JP 2551227 Y2 JP2551227 Y2 JP 2551227Y2
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JP
Japan
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water
pipe
lake
lakes
artificial waterfall
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JP4874193U
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忠男 伊藤
智 山本
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株式会社丸島アクアシステム
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
    • Y02W10/10Biological treatment of water, waste water, or sewage

Landscapes

  • Aeration Devices For Treatment Of Activated Polluted Sludge (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、湖沼、貯水池等におけ
る水の富栄養化を防止して水の活性化を図るための浄水
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、湖沼、溜池、貯水池等閉鎖水域で
は、水の富栄養化に伴うアオコの繁殖、カビ臭、底部の
溶存酸素量低下など種々な弊害が問題になっている。従
来、湖沼等の水質改善手段として、池底部に空気を供給
して間欠的に上昇させる揚水筒装置、池水を空気中に噴
き上げる噴水設備等が設置されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、前記揚水筒
装置は、比較的に水深の大なる貯水池等に適している
が、比較的水深の浅い湖沼、溜池では、効率が悪く、設
備が大掛かりとなるなどの問題がある。また、噴水装置
は比較的水深の浅い溜池などに適しており景観の向上に
役立つが、水音が高く、設備費が多額になるという問題
がある。
【0004】本考案は、上述のような実状に鑑みてなさ
れたもので、その目的とするところは、比較的水深の浅
い湖沼等でも効率よく曝気でき、藻類の発生を抑え、
かで修景を図ることができる安価に設備可能な湖沼、貯
水池等の浄水装置を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案では、上記目的を
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、本考
案は、湖沼、貯水池等の岸または堰堤に、1又は複数段
の人工滝を設け、水底部又は任意の水域の水を前記人工
滝上部に導く配管を設けると共に、該配管の途中又は端
部に揚水ポンプを設け、前記人工滝を流下した水の一部
又は全部を、水底部に放出する配管を設けたことを特徴
としている。
【0006】
【作用】本考案によれば、ポンプの運転によって、水底
部に存在する貧酸素水を、配管を通して人工滝の上部に
導き、人工滝に沿って流される。そして、人工滝の上
部に導いた貧酸素水は、人工滝を流することにより空
気中の酸素と触れ、曝気されることになり、酸素が供給
され、同時に好気性微生物の作用で水中の有機物が分解
され、水の浄化が行われる。
【0007】また、人工滝を流れ落ちた後の水は、その
一部又は全部が水頭差によって配管を通って湖沼等の水
部に放出され、残りは人工滝下流から湖沼中に流入さ
れる。このようにして溶存酸素を豊富に含んだ水を池底
に放出することで、底泥からの栄養塩やマンガン、鉄
などの溶出を防止できる。さらに、水底部の水を汲み上
げかつ水底部に放出することで池水等に流れが生起し、
藻類の発生を抑えることができる。
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づき説明す
る。図面において、(1)は湖沼、(2)は堰堤、
(3)は岸辺で、該岸辺(3)には三段に人工滝(4)
が設けられており、湖沼(1)の任意の水域と人工滝
(4)の最上段(4A)との間に揚水配管(5)が敷設
され、該配管(5)の湖沼水中端(吸込口)には水中ポ
ンプ(6)(揚水ポンプ)が接続されている。なお、水
中ポンプ(6)の入口には濾過器(図示省略)を設ける
こともある。
【0009】また、前記人工滝(4)の最下段滝つぼ
(4B)と湖沼水底部(1A)近傍との間に放水配管
(7)が敷設され、該配管(7)の放水端(7A)は、
浮標(8)によりロープ(9)を介して所定水域に保持
されている。なお、放水配管(7)の水中部分はホース
とすることができる。さらに、浮標(8)は放水端の位
置を表示するだけでなく、これを複数浮かべてごみ集め
とすることができる。
【0010】前記揚水配管(5)及びポンプ(6)、放
水配管(7)は、夫々複数とすることができる。上記実
施例において、揚水ポンプ(6)によって吸い上げられ
た水は揚水配管(5)を経て人工滝(4)の最上段(4
A)に導かれ、滝(4)を流する間に曝気されて酸素
が供給され、同時に好気性微生物の作用で水中の有機物
が分解され、水の浄化が効率的に行われる。
【0011】曝気されながら最下段(4B)に落ちた水
は、一部が放水配管(7)をその水頭差によって流
し、放水端(7A)から湖沼中の貧酸素水中に放出さ
れ、貧酸素水の溶存酸素量を多くすると共に、図中矢印
のように湖沼水中に流れを生起させる。また、最下段
(4B)に流れ落ちた水の残りは岸辺(3)を流して
湖沼中の上層部に流入する。
【0012】なお、上記実施例では、人工滝(4)の最
下段(4B)に流れ落ちた水の一部を放水配管(7)に
より湖沼(1)の底部に放出しているが、流れ落ちる水
を全部湖沼底部に放出することができる。また、最下段
(4A)から岸辺(3)の傾斜面を流れさせる間でも曝
気をさせるよう沢を形成することができる。本考案は、
上記実施例に限定されるものではなく、例えば、配管
(5),(7)は、岸辺(3)上又は岸辺に沿って埋設
することができ、又ポンプ(6)は岸辺等に設置するこ
とも可能である。
【0013】
【考案の効果】本考案は、上述のように、湖沼、貯水池
等の岸または堰堤に、1又は複数段の人工滝を設け、水
底部または任意の水域の水を前記人工滝に導く配管を設
けると共に、配管の途中または端部に揚水ポンプを設け
たものであるから、比較的水深の浅い湖沼、溜池等で
も、貧酸素水を効率よく曝気して酸素供給し、水質改善
を図ることができ、しかも人工滝を流する水の音も比
較的静かにすることができると共に修景を図ることがで
き、装置を安価で得られるうえメンテナンスが容易であ
る。
【0014】また、本考案は、前記人工滝を流した水
の一部又は全部を、水底部に放出する配管を設けたも
であるから、曝気されて溶存酸素を豊富に含んだ水を、
水底部に放出することにより、底泥からの栄養塩やマン
ガン、鉄などの溶出を防止できると共に、湖沼水に流れ
を生起させ、藻類の発生を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 湖沼 1A 水底部 2 堰堤 3 岸辺 4 人工滝 4A 最上段 4B 最下段 5 揚水配管 6 揚水ポンプ 7 放水配管7A 放水端 8 浮標 9 ロープ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 湖沼、貯水池等の岸又は堰堤に、1又は
    複数段の人工滝を設け、水底部又は任意の水域の水を前
    記人工滝上部に導く配管を設けると共に、配管の途中ま
    たは端部に揚水ポンプを設け、前記人工滝を流下した水
    の一部又は全部を、水底部に放出する配管を設けたこと
    を特徴とする湖沼、貯水池等の浄水装置。
JP4874193U 1993-07-13 1993-07-13 湖沼、貯水池等の浄水装置 Expired - Lifetime JP2551227Y2 (ja)

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JPH0721199U JPH0721199U (ja) 1995-04-18
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JP2750296B2 (ja) * 1990-08-01 1998-05-13 株式会社丸島アクアシステム 池水浄化設備
JPH03238094A (ja) * 1990-08-24 1991-10-23 Takenaka Komuten Co Ltd 循環式水域浄化方法

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