JP2551226Y2 - 車両用スライド式窓装置 - Google Patents

車両用スライド式窓装置

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JP2551226Y2
JP2551226Y2 JP1991008631U JP863191U JP2551226Y2 JP 2551226 Y2 JP2551226 Y2 JP 2551226Y2 JP 1991008631 U JP1991008631 U JP 1991008631U JP 863191 U JP863191 U JP 863191U JP 2551226 Y2 JP2551226 Y2 JP 2551226Y2
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JP
Japan
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glass
shoe
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cable
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政行 山崎
成一 番匠
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Aisin Keikinzoku Co Ltd
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Aisin Keikinzoku Co Ltd
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  • Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)
  • Window Of Vehicle (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は窓のスライド開閉装置に
関するもので、特に車両用に装着されているスライド可
能な窓装置に係るものである。
【0002】
【従来の技術】車両用のスライド式窓装置、特にトラッ
クのキャブのサイド部またはリヤ部に装着されているス
ライド式の窓装置としては公開実用新案公報昭59−6
5177号等のようなものがある。
【0003】しかし、このようなガラスのスライド機構
ではガラスに横方向移動部及びそれと当接して作動部及
び操作部を必要とするためにキャブ内部に一定の空間ス
ペースが必要であり、外観を著しく損なうのみならず運
転者の居住性を低下させてしまう課題があった。
【0004】さらに、操作部の取り付け部と横移動部と
が別々に取り付けられているので、横方向移動部をガラ
スに取り付ける際の精度が要求され、組み付け性にも問
題がある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】本考案が解決しようと
する課題は、従来技術に記載したようなガラスに取り付
けられた横移動部をいかにコンパクトにしてボデー側に
きれいにマッチングさせ、乗車員の居住性を確保するか
である。また、開閉作動静粛性、信頼性の高い窓装置を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は上記のような課
題を解決するためにガラスにシューを取り付け、当該シ
ューにケーブルを介して動力源に連結させる。また、シ
ュー及びケーブルはチャンネルフレームロア材に一体に
設けた案内溝内を摺動させる。
【0007】シューはチャンネルフレームロア材と一体
に設けられた案内溝内を移動する際にガラスとケーブル
を連結させる目的のものであるから、ガラスの一端に小
さく取り付けることができる。また、案内溝そのものが
チャンネルフレームロア材と一体的に有することにより
コンパクトにすることが可能である。
【0008】さらに、ケーブルを介して動力源に連結さ
れているので、チャンネルフレームと所定の距離を設け
て動力源が設定できる。また、シュー案内溝の形状を下
側方向に開放した状態になるように任意に選定すること
でホコリ、異物等の侵入を防止できる。
【0009】また、ガラスのシューと略水平方向に突起
状のガイドを取り付け、チャンネルフレームに一体的に
設けられたシュー案内溝の形状を適宜に設定することで
ガラス摺動時のガタを防止することができる。
【0010】
【作用】本考案による構成を有する窓装置ではシューに
ケーブルを介して動力源より駆動力が伝達され、当該シ
ューがチャンネルフレームロア材に一体的に設けられた
案内溝を移動することでガラスが左右にスムーズに開閉
される。
【0011】また、当該案内溝の形状を略下方向に開放
させているので、上部から異物が落下して案内溝に入る
ことがない。
【0012】さらに、ガラスが左右に移動時にシューを
取り付けた一端と反対側のガラスが上方に傾こうとする
作用に対して、ガラスにシューと一定距離をおいて取り
付けられた突起物がシュー案内溝に当たり、上方に傾か
ない作用を有する。
【0013】
【実施例】本考案のスライド式窓装置は、例えばトラッ
クのキャブ後方に装着される。図1には車両キャブの後
方視を示し、図示していない車両側開口部に取り付けゴ
ム3を介して取り付けられている。図2は図1に対し取
り付けゴム3を外しこれを車内側より見たもので、17
はケーブル案内用パイプ材、18は動力源、21はギヤ
ボックスを示す。図3は図1のB−B断面、図4は図1
のA−A断面、図5は図1のC−C断面、図6はギヤボ
ックス21内を示したものである。
【0014】構造としては、アッパ側チャンネルフレー
ム1とロア側チャンネルフレーム2を2ヶ所で溶接等に
より接続し形成されたチャンネル材の両サイドには車外
側の溝を利用しガラス固定用ゴム4を介し固定ガラス5
が支持され、デビジョンフレーム19により固定されて
いる。なお、デビジョンフレーム19は図示していない
ビスにより上下方向からチャンネルフレームに結合され
ている。また、中央部にはアッパ側ガラスラン7及びロ
ア側ガラスラン23により2枚のスライドガラス6が摺
動可能に支持されている。スライドガラス6とデビジョ
ンフレーム19の間は表面に植毛を施した弾性体より成
るデビジョンシール20によりシールされており、また
2枚のスライドガラス6の合わせ部にはガラスに接着固
定されたセンタチャンネル24によりシールを行ってい
る。
【0015】開時の作動機構は電気により回転運動を起
こす動力源18が作動することにより動力源に連結した
ギヤボックス21内の動力源側ギヤ18aが回転し、第
6図中の矢印D方向に回転すると2本のケーブル22は
各々矢印E方向、F方向に送られる。ここで発生した直
線方向の力はケーブル22を通してこのケーブル先端に
固定されたシュー9に伝達される。
【0016】なお、ケーブル22はギヤボックス21か
らロア側チャンネルフレーム2の案内溝2bの端末まで
案内用パイプ材17の中を通って案内されている。そし
てケーブル22の先端に固定されたシュー9は、スライ
ドガラス6のセンタと反対側の下端にシュー固定用部材
10を介してシュー固定用ビス11により取り付けられ
る。なお、スライドガラス6側には図示していないビス
が通るような適当な穴が2個明けてある。従って、シュ
ーが移動することによりガラスも一緒に摺動することに
なる。閉時においては動力源18の回転を逆転させるこ
とにより、開時と逆方向の力が発生し、スライドガラス
6は閉方向に摺動する
【0017】なお、スライドガラス6の全開時の位置の
規制は、ロア側チャンネルフレーム2の両端末付近のロ
ア側摺動溝2c内にストッパ固定用ビス26で取り付け
られたストッパ25、2個により行う。また、全閉時の
位置の規制は2枚のスライドガラス6が互いに押し合う
ことにより行う。摺動時、スライドガラス6はアッパ側
ガラスラン7及びロア側ガラスラン23、デビジョンシ
ール20の摺動抵抗によりシューが取り付けられている
のと反対のセンタ側が拘束されていないため、特に閉方
向では上方向に浮き上がろうとし、作動不良を起こす危
険がある。
【0018】これを防止するために、スライドガラス6
のセンタ側下端付近に樹脂製の略L字形のガタ防止用ガ
イド12がガイド固定用部材13を介してガイド固定用
ビス14により取り付けられている。なお、スライドガ
ラス6側には図示していないビスが通るような穴が明け
てある。ここでガタ防止用ガイド12の一端が室内側突
出部の下まで延在することにより、スライドガラス6が
上方向に浮き上がろうとするのを規制している。
【0019】例えば、シュー9やケーブル22を案内す
るための案内溝をロア側摺動溝2c内の底部または側壁
部に設ける案も考えられるが、底部の場合には水やほこ
りが侵入するため耐久性の点で成り立たず、側壁部の場
合にはチャンネルフレームの断面方向の幅が大きくなっ
てしまい、ボデー側アウタパネル15から車外側への突
出量が大きくなる。
【0020】本考案では、前記案内溝を形成する車内側
突出部2aがロア側摺動溝より上方で車内側に、ロア側
チャンネルフレームと一体的に設けられている。従っ
て、車内側突出部2aにより車内側空間は若干損なわれ
るが、アウタパネル15上のチャンネル幅は大きくなら
ない。さらに、案内溝2bを略下方向に開放させること
により、ほこり等が侵入しにくくなっていてる。また、
案内溝を上方向または横方向に開放させた場合、溝内が
見えないように隠し、ほこり等の侵入防止のための別部
材を追加する必要があるが、本考案の場合は不要であ
る。
【0021】
【考案の効果】本考案によれば、チャンネルフレームロ
ア部に一体的に案内溝を有するのでガラスとの組み付け
性が良く、また、シューが案内溝を移動するのでガラス
移動における静粛性が確保できる。シューそのものはガ
ラスの移動力を伝達できれば良く、コンパクトで可能で
あり、窓装置の外観を悪くすることはない。また、当該
シュー案内溝が略下方に開放しているので、ほこり、異
物の落下侵入が防止されるので、シューの摺動が妨げら
れることはなく信頼性の高い窓装置が提供できる。さら
に、ガラスの一端に小さな突起物を取り付けるだけで外
観上の美観を損なうことなく、ガラスの移動時のガタも
防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例で、車両キャブの後方から見た
ものを示した説明図である。(車両のパネルは省略して
ある。)
【図2】取り付けゴム3を外した状態で車内側より見た
ものを示した説明図である。
【図3】図1のB−B断面を示した説明図である。
【図4】図1のA−A断面を示した説明図である。
【図5】図1のC−C断面を示した説明図である。
【図6】ギヤボックス内を示した説明図である。
【図7】スライドガラス6にセンタサッシ24及びシュ
ー9を組み付けた状態を示した説明図である。
【符号の説明】
1 アッパ側チャンネルフレーム 2 ロア側チャンネルフレーム 2a 車内側突出部 2b 案内溝 2c ロア側摺動溝 3 取り付けゴム 4 ガラス固定用ゴム 5 固定ガラス 6 スライドガラス 7 アッパ側ガラスラン 8 アウタシール 9 シュー 10 シュー固定用部材 11 シュー固定用ビス 12 ガタ防止用ガイド 13 ガイド固定用部材 14 ガイド固定用ビス 15 アウタパネル 16 インナパネル 17 案内用パイプ材 18 動力源 18a 動力源側ギヤ 19 デビジョンフレーム 20 デビジョンシール 21 ギヤボックス 22 ケーブル 23 ロア側ガラスラン 24 センタサッシ 25 ストッパ 26 ストッパ固定用ビス

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開閉ガラスおよび当該ガラスを保持およ
    びスライドさせるフレームを有する、車両開口部に装着
    されるスライド式窓装置において、ガラスの一端にケー
    ブルと結合する取り付けシューを有し、かつ、そのシュ
    ーおよびケーブルを案内する案内溝をチャンネルフレー
    ムと一体的に有し、当該案内溝が略下方向に向かって開
    放し、当該ケーブルを介してガラス開閉駆動部が連結さ
    れていることを特徴とするスライド式窓装置。
JP1991008631U 1991-01-30 1991-01-30 車両用スライド式窓装置 Expired - Fee Related JP2551226Y2 (ja)

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US4394896A (en) * 1980-07-29 1983-07-26 Fmc Corporation Backlog control system for processing machine
JPS6195882U (ja) * 1984-11-30 1986-06-20
JPH0732196Y2 (ja) * 1988-12-16 1995-07-26 アイシン精機株式会社 車両のドア用スライド式窓装置

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