JP2551034Y2 - リザーバ - Google Patents

リザーバ

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JP2551034Y2
JP2551034Y2 JP1992031053U JP3105392U JP2551034Y2 JP 2551034 Y2 JP2551034 Y2 JP 2551034Y2 JP 1992031053 U JP1992031053 U JP 1992031053U JP 3105392 U JP3105392 U JP 3105392U JP 2551034 Y2 JP2551034 Y2 JP 2551034Y2
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JP
Japan
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cap
seal member
reservoir
outer peripheral
injection portion
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JP1992031053U
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English (en)
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JPH0589252U (ja
Inventor
貴人 荻原
Original Assignee
トキコ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、内部に充填された液体
を必要に応じて外部に供給するリザーバに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、内部に充填された液体を必要に応
じて外部に供給するリザーバとしては、実公平4−28
38号公報に開示されたもの等があり、これは、リザー
バ本体の液体注入部の上端面とキャップとでゴム製のシ
ール部材の外周部を挾持することにより、キャップによ
る注入部閉塞時のシール性を確保するものである。そし
て、シール部材の外周部には、そのキャップ側に環状の
締め代保持用リブが設けられており、また、前記シール
部材は、キャップの内周面から径方向内方に突出する突
起によりキャップ取り外し時に係止されるようになって
いる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成のリザーバにおいては、キャップをリザーバ本体から
斜めにこじるように取り外した場合には、シール部材の
外周部の端部にキャップおよびリザーバ本体から無理な
押圧力がかかり、この押圧力が、シール部材の外周部の
キャップ側に設けられた締め代保持用リブとキャップと
の接触点を支点としてシール部材の中央側をキャップか
ら浮かせる方向に作用することになる。これによって、
シール部材は径方向内方に移動してキャップの突起から
外れるおそれがあり、キャップ取り外し時の作業性が阻
害される可能性があった。
【0004】したがって、本考案の目的は、取り外し方
の如何にかかわらず、常にシール部材をキャップに保持
した状態のまま該キャップをリザーバ本体から取り外す
ことができるリザーバを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案のリザーバは、概略円筒状の注入部を有する
とともに該注入部から内部に液体が充填されるリザーバ
本体と、概略有底円筒状をなし、内周面から径方向内方
に突出する突起により前記注入部に係合し該注入部を閉
塞するキャップと、前記突起により前記キャップに係止
されるとともに、該キャップによる前記注入部閉塞時に
該キャップと前記注入部の上端面との間に外周部が挾持
されるシール部材とを有し、前記シール部材の外周部
は、前記注入部の内周面側に当接して該シール部材の径
方向の移動を規制する環状の移動規制用リブと、該移動
規制用リブより径方向外側に設けられた環状の締め代保
持用リブとを具備しており、前記キャップと注入部との
係合を解除した状態で前記シール部材を前記キャップに
より押圧可能なものであって、前記締め代保持用リブを
前記シール部材の外周部のリザーバ本体側に設け、該シ
ール部材の外周部のキャップ側を平面状に形成してなる
ことを特徴としている。
【0006】
【作用】本考案のリザーバによれば、締め代保持用リブ
を、シール部材の外周部のリザーバ本体側に設け、該シ
ール部材の外周部のキャップ側を平面状に形成している
ため、キャップをリザーバ本体から斜めにこじるように
取り外すことによりシール部材の外周部の端部に該キャ
ップおよびリザーバ本体から無理な押圧力がかかって
も、この押圧力を、シール部材の中央をキャップから浮
き上がらせる方向に作用させるための支点がないことに
なる。したがって、キャップからシール部材が浮き上が
ってしまうことがないため、この浮き上がりによって生
じるシール部材の径方向内方への移動も当然なく、キャ
ップの突起からシール部材が外れてしまうことがなくな
る。
【0007】
【実施例】本考案の一実施例によるリザーバについて図
1〜図6を参照して以下に説明する。なお、本実施例の
リザーバは車両のマスタシリンダに取着されて用いられ
るものである。
【0008】図中符号1はリザーバ本体を示しており、
該リザーバ本体1の内部にはブレーキ液が充填されるよ
うになっている。該リザーバ本体1の上端面には外部か
らブレーキ液を注入するための概略円筒状の注入部2が
設けられている。そして、該注入部2の上端部には径方
向外方へ向けて突出する環状のフランジ部3が形成され
ており、該フランジ部3の外周面には隣り合うもの同士
がほぼ120゜の間隔をなす位置にバイオネット溝4が
形成されている。各バイオネット溝4は、そのキャップ
(後述する)締付方向先端側の溝端部(図2および図3
参照)5に向かうにしたがって下方に位置するよう傾斜
しており、溝端部5近傍の所定位置には係合凹部6が形
成されている。また、注入部2の開口部7側の内周面に
は所定角度で面取りされたテーパ部8が設けられてい
る。
【0009】また、図中符号9は、上記リザーバ本体1
の注入部2に係合して該注入部2の開口部7を閉塞する
キャップを示しており、該キャップ9は、円筒部10と
天蓋部11とを有する概略有底円筒状をなしている。前
記円筒部10の、天蓋部11から所定量離間した内周部
には、隣り合うもの同士がほぼ120゜の間隔をなす位
置に、径方向内方に突出するバイオネット突起(突起)
12が形成されている(図4参照)。そして、この各バ
イオネット突起12を各バイオネット溝4が形成されて
いない部分に対応させて該キャップ9を注入部2に嵌合
し、該キャップ9を、各バイオネット突起12が各バイ
オネット溝4に入り込む方向に回動させることにより、
各バイオネット突起12に形成された係合凸部13がバ
イオネット溝4の係合凹部6に係合して、キャップ9が
注入部2に係合するようになっている。また、キャップ
9の天蓋部11には、円筒部10の延在方向に沿って所
定量延出する複数の円弧状の突壁14が同心円上に配置
されて設けられている。
【0010】そして、係合時にキャップ9と注入部2と
の間に隙間が形成されないようにするため、これらの間
にはシール部材15が介装されている。このシール部材
15は、キャップ9による注入部2の閉塞時に該キャッ
プ9の天蓋部11の内面側と注入部2のフランジ部3の
上端面とで押圧挾持される環状の外周部16と、この外
周部16の内周側に上端部において連結される円筒状の
連結部17と、この連結部17の下端部に連結する中間
部18と有する一体成形品である。そして、キャップ9
のバイオネット突起12と天蓋部11との間に外周部1
6を挿入させることにより、キャップ9のリザーバ本体
1への非係合状態においては、該キャップ9から脱落す
ることがないよう保持されるようになっている。また、
キャップ9とリザーバ本体1とが係合状態にあるとき、
連結部17の内周面側には、キャップ9の上記突壁14
が若干のクリアランスをもった状態で対向するようにな
っており、この突壁14により、キャップ9のリザーバ
本体1への係合時におけるシール部材15のキャップ9
に対する径方向内方への移動が規制されるようになって
いる。さらに、外周部16の連結部17側の所定位置に
は、キャップ9を注入部2に係合させる際に、注入部2
のテーパ部8に当接して該シール部材15の径方向外方
への移動を規制する環状の移動規制用リブ19が、注入
部2側に設けられている。
【0011】そして、本実施例においては、シール部材
15の外周部16の移動規制用リブ19より所定量径方
向外側には、環状の締め代保持用リブ20が注入部2側
に形成されている。ここで、前記締め代保持用リブ20
が外周部16の注入部2側に設けられることにより、シ
ール部材15は、その外周部16のキャップ9側が平面
状に形成されている。なお、締め代保持用リブ20は、
移動規制用リブ19に近接して設けられており、これら
両者の間の隙間は締め代保持用リブ20の大きさよりも
小さく設定されている。また、締め代保持用リブ20
は、移動規制用リブ19よりもその突起の高さおよび断
面の容積が小さくなっている。
【0012】以上のような構成のリザーバによれば、通
常の方法でキャップ9を取り外す、すなわちキャップ9
を、リザーバ本体1との係合を解除させるよう回転さ
せ、かつほぼ水平状態を維持したまま上方に移動させて
取り外すときには、シール部材15にキャップ9および
リザーバ本体1から無理な押圧力がかからないことにな
るため、従来と同様、シール部材15がキャップ9から
脱落してしまうことはなくなる。また、図5に示すよう
に若干シール部材15にキャップ9が接触した状態でキ
ャップ9をリザーバ本体1から取り外すときにも、シー
ル部材15が厚み方向に変形するだけであるのでシール
部材15がキャップ9から脱落してしまうことはなくな
る。
【0013】そして、図6に示すように、上記通常の方
法ではなく、キャップ9をリザーバ本体1から斜めにこ
じるように取り外し、シール部材15の外周部16の端
部にキャップ9およびリザーバ本体1から無理な押圧力
がかかることがあっても、上述したように締め代保持用
リブ20を、シール部材15の外周部16のリザーバ本
体1側に設け、該外周部16のキャップ9側を平面状に
形成しているため、この押圧力を、シール部材15の中
央をキャップ9から浮き上がらせる方向に作用させるた
めの支点がないことになり、よって、キャップ9からシ
ール部材15が浮き上がってしまうことがなくなる。し
たがって、この浮き上がりによって生じるシール部材1
5の径方向内方への移動も当然なくなり、キャップ9の
バイオネット突起12からシール部材15が外れてしま
うことがなくなる。しかも、浮き上がりが生じない状態
で該シール部材15が径方向内方に若干移動されること
があっても、突壁14によりその移動は完全に規制され
ることになるため、シール部材15のキャップ9からの
脱落をさらに確実に阻止できることになる。以上によ
り、本実施例のリザーバによれば、取り外し方の如何に
かかわらず、常にシール部材15をキャップ9に保持し
た状態のまま該キャップ9をリザーバ本体1から取り外
すことができる。
【0014】さらに、本実施例のリザーバによれば、キ
ャップ9を回転させる際にリザーバ本体1と摺接するの
は、シール部材15においては主に締め代保持用リブ2
0であるため、その摺接力が小さくなる。したがって、
シール性を損うことなく、キャップ9の係合時および係
合解除時において必要なキャップ9の回転力を小さくす
ることができ、作業性が向上する。
【0015】
【考案の効果】以上詳述したように、本考案のリザーバ
によれば、締め代保持用リブを、シール部材の外周部の
リザーバ本体側に設け、該シール部材の外周部のキャッ
プ側を平面状に形成しているため、キャップをリザーバ
本体から斜めにこじるように取り外すことによりシール
部材の外周部の端部に該キャップおよびリザーバ本体か
ら無理な押圧力がかかっても、この押圧力を、シール部
材の中央をキャップから浮き上がらせる方向に作用させ
るための支点がないことになる。よって、キャップから
シール部材が浮き上がってしまうことがないため、この
浮き上がりによって生じるシール部材の径方向内方への
移動も当然なく、キャップの突起からシール部材が外れ
てしまうことがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例によるリザーバの、キャップ
およびリザーバ本体の係合状態を示す側断面図である。
【図2】本考案の一実施例によるリザーバのリザーバ本
体を示す平面図である。
【図3】本考案の一実施例によるリザーバの注入部を図
2におけるX方向から見た側面図である。
【図4】本考案の一実施例によるリザーバのキャップを
示す側断面図である。
【図5】本考案の一実施例によるリザーバの、キャップ
およびリザーバ本体の係合解除時の一状態を示す側断面
図である。
【図6】本考案の一実施例によるリザーバの、キャップ
およびリザーバ本体の係合解除時の別の状態を示す側断
面図である。
【符号の説明】
1 リザーバ本体 2 注入部 9 キャップ 12 バイオネット突起(突起) 16 外周部 19 移動規制用リブ 20 締め代保持用リブ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 概略円筒状の注入部を有するとともに該
    注入部から内部に液体が充填されるリザーバ本体と、 概略有底円筒状をなし、内周面から径方向内方に突出す
    る突起により前記注入部に係合し該注入部を閉塞するキ
    ャップと、 前記突起により前記キャップに係止されるとともに、該
    キャップによる前記注入部閉塞時に該キャップと前記注
    入部の上端面との間に外周部が挾持されるシール部材と
    を有し、 前記シール部材の外周部は、前記注入部の内周面側に当
    接して該シール部材の径方向の移動を規制する環状の移
    動規制用リブと、該移動規制用リブより径方向外側に設
    けられた環状の締め代保持用リブとを具備しており、 前記キャップと注入部との係合を解除した状態で前記シ
    ール部材を前記キャップにより押圧可能なリザーバにお
    いて、 前記締め代保持用リブを前記シール部材の外周部のリザ
    ーバ本体側に設け、該シール部材の外周部のキャップ側
    を平面状に形成してなることを特徴とするリザーバ。
JP1992031053U 1992-05-12 1992-05-12 リザーバ Expired - Lifetime JP2551034Y2 (ja)

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JPH0589252U JPH0589252U (ja) 1993-12-07
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5862390A (ja) * 1981-10-07 1983-04-13 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd ポンプ制御装置
JPH042838U (ja) * 1990-04-24 1992-01-10

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JPH0589252U (ja) 1993-12-07

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