JP2549985B2 - 安全かみそり用替刃ユニット - Google Patents

安全かみそり用替刃ユニット

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JP2549985B2
JP2549985B2 JP6041792A JP4179294A JP2549985B2 JP 2549985 B2 JP2549985 B2 JP 2549985B2 JP 6041792 A JP6041792 A JP 6041792A JP 4179294 A JP4179294 A JP 4179294A JP 2549985 B2 JP2549985 B2 JP 2549985B2
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幸泰 栗山
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、交換可能に替刃ユニッ
トをホルダ−に取付けることのできる安全かみそりの替
刃ユニットに関し、特に本発明では替刃ユニットに対し
てホルダ−を横方向に摺動することによって両者を係合
する安全かみそりの替刃ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】替刃ユニットに対してホルダ−を横方向
に摺動することによって両者を係合する替刃ユニット
は、図4に示したようにいくつもの収納室8が並べて設
けられている替刃収納容器9に収納され、図5に示した
ように各替刃ユニット6は逆さの状態で収納室8に収納
され、係止突起10によって収納室8から抜け出すこと
のようにように係止されている。そして、収納室8に収
納されている替刃ユニット6をホルダ−1に取付けると
きは、ホルダ−の頂部2を摺動凹部11から替刃ユニッ
ト方向へ摺動させて、替刃ユニットの凹部5,5内に突
条4,4を係合させて両者を結合し、把持部3を回動さ
せながら替刃ユニットの付いたホルダ−を引き上げる。
使用後は、収納室8の中に替刃ユニット6を逆さに収納
し、ホルダ−1を横方向に摺動して両者の係合状態を解
除する。このように使用後の替刃ユニットを収納室8に
戻すことによって、替刃収納容器に収納されていた使用
済みの替刃ユニットをまとめて安全に廃棄することがで
きる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】替刃ユニットに対して
ホルダ−を横方向に摺動することによって両者を係合す
る形式の替刃ユニット及びその収納容器は上述の通りで
あり、未使用の替刃ユニットも使用済みの替刃ユニット
もいずれも逆さの状態で収納室に収納される。ところ
が、替刃ユニットはすべて同一の形状に形成されている
から、逆さに収納されている替刃ユニットはいずれが未
使用かあるいは使用済みのものか、一見して判別するこ
とができない。誤って使用済みの替刃ユニットを再びホ
ルダ−に取付けると、使用してその切れ味の悪さによっ
てはじめて使用済みのものであることに気付き、改めて
未使用のものを装着しなおさなくてはならない。このよ
うな不都合を解決して、収納されている替刃ユニットが
未使用のものかあるいは使用済みのものであるかを一目
で判別することができれば便利である。本発明は、収納
されている替刃ユニットが未使用か否かを一目で判別す
ることができる替刃ユニットを提供することを目的とす
るものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の構成は、ホルダ
−1の頂部2に交換可能に取付けることのできる安全か
みそり用替刃ユニットであって、ホルダ−の頂部2には
把持部3に対して直角方向に延在する一対の平行な突条
4,4が設けられており、替刃ユニットの裏面には突条
4,4,と係合するための一対の平行な凹部5,5が設
けられており、替刃ユニット6の一端をホルダ−の頂部
2の一端に当てがってホルダ−1を横方向に摺動するこ
とにより、凹部5,5内に突条4,4を挿入し係合して
ホルダ−1に替刃ユニット6を取付けるようになってい
る安全かみそり用替刃ユニットにおいて、替刃ユニット
の裏面には刃台13と一体に突部7が設けられており、
凹部5,5内を突条4,4が摺動していくときに頂部2
の一部が突部7を横方向から押圧することによって当該
突部7が原状に復帰しないように折られることを特徴と
するものである。
【0005】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に従って説明す
る。ホルダ−1は、細長い把持部3の上端に、替刃ユニ
ット6を取付けるための細長い頂部2が把持部3に対し
て直角方向に設けられている。頂部2の前後両側部に
は、替刃ユニット6を係合するための一対の平行な突条
4,4が外向きに設けられている。この突条4,4の間
には突条の間隔を一定に保つためのリブ12,12が設
けられている。
【0006】替刃ユニット6は、合成樹脂製の刃台13
と天板14との間に金属の刃体を挾着固定したものであ
って、刃台13の裏面の前後両側縁には一対の内向きの
凹部5,5が延在している。この凹部5,5内にホルダ
−の突条4,4が横方向から挿入されて、ホルダ−1と
替刃ユニット6が結合される。
【0007】更に、刃台13の裏面の両端部及びその中
間に合計四個の縦リブ15が一体に設けられ、それらの
縦リブ15の間に3個の凹所16が形成されている。中
央の凹所3、すなわち刃台13の裏面中央には薄い板状
の突部7が一体に設けられ、その突部7の下端は一対の
凹部5,5によって決定される平面を越えて突き出てい
る。したがって、ホルダ−の突条4,4が凹部5,5内
を摺動して来ると、ホルダ−のリブ12が突部7に当た
ることになる。
【0008】図1は替刃ユニット3の第一の実施例を示
したものであって、突部7は四角の薄い板状に形成さ
れ、刃台裏面との境部17は鉛筆の芯のように細い棒状
に形成されている。したがって、突部7が比較的硬い合
成樹脂で形成されていれば、突部7にリブ12が当たっ
たときに突部7はその境部17で折れて、刃台13から
分離する。
【0009】図2は替刃ユニット3の第二の実施例を示
したものであって、突部7は半円形の薄い板状に形成さ
れ刃台裏面と一体に結合されている。突部7と刃台裏面
との境部はこの図のみに限定されることはなく、境部の
直径方向に沿って溝を形成することによって突部7が折
れやすいようにすることも可能である。このように設け
られた突部7は、リブ12が当たったときにその基部で
折り曲がり、リブ12が通過して突部7がフリ−の状態
になったときも元の状態に戻ることはなく、折れ曲がっ
たままの状態で刃台裏面に結合されていることになる。
これらの二つの実施例から明らかなように、突部7が原
状に復帰しないように折られるということは、突部7が
刃台から分離するように折れることと、刃台に結合した
ままで折れ曲がった状態にあることの両方を意味するも
のである。
【0010】
【発明の効果】本発明の構成は以上の通りであって、替
刃ユニット6の裏面には突部7が設けられており、凹部
5,5内を突条4,4が摺動していくときに頂部2の一
部が突部7を横方向から押圧することによって、突部7
が原状に復帰しないように折られることを特徴とする。
したがって、未使用の替刃ユニット6を使用するために
ホルダ−1に装着すると、突部7は折り取られて刃台か
ら分離するか、あるいは折り曲げられた状態で刃台に結
合しているかのいずれかの状態になる。使用された替刃
ユニット6は図4に示したような替刃収容容器9の収納
室8に逆さに収納されるので、収納されている替刃ユニ
ット6はその裏面だけが目視できることになるが、上述
した通り突部7は替刃ユニット6の裏面に設けられてい
るから、その突部7が折り取られて存在しなかったり、
折り曲がったままの状態で刃台に結合されていれば、そ
の替刃ユニット6は使用済みのものであることを即座に
判断することができる。また、突部7は刃台13と一体
に設けられているので、刃台13の成型と同時に形成す
ることができ、構成が簡単で特にコストがかかることも
ないという効果も奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の斜視図
【図2】 ホルダ−の斜視図
【図3】 本発明の他の実施例の斜視図
【図4】 本発明の替刃収納容器の斜視図
【図5】 本発明の替刃ユニットが収納室に収納された
状態を示す断面図
【符号の説明】
1 ホルダ− 2 頂部 3 把持部 4 突条
5 凹部 6 替刃ユニット 7 突部 8 収納室 9
替刃収納容器 10 係止突起 11 摺動凹部 12 リブ
13 刃台 14 天板 15 縦リブ 16 凹所 17
境部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホルダ−1の頂部2に交換可能に取付け
    ることのできる安全かみそり用替刃ユニットであって、
    前記ホルダ−の頂部2には把持部3に対して直角方向に
    延在する一対の平行な突条4,4が設けられており、替
    刃ユニットの裏面には突条4,4,と係合するための一
    対の平行な凹部5,5が設けられており、替刃ユニット
    6の一端をホルダ−の頂部2の一端に当てがってホルダ
    −1を横方向に摺動することにより、凹部5,5内に突
    条4,4を挿入し係合してホルダ−1に替刃ユニット6
    を取付けるようになっている安全かみそり用替刃ユニッ
    トにおいて、替刃ユニットの裏面には刃台13と一体に
    突部7が設けられており、前記凹部5,5内を突条4,
    4が摺動していくときに頂部2の一部が突部7を横方向
    から押圧することによって当該突部7が原状に復帰しな
    いように折られることを特徴とする安全かみそり用替刃
    ユニット
JP6041792A 1994-02-17 1994-02-17 安全かみそり用替刃ユニット Expired - Fee Related JP2549985B2 (ja)

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JPH07227487A JPH07227487A (ja) 1995-08-29
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