JPH068864Y2 - カミソリ - Google Patents

カミソリ

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JPH068864Y2
JPH068864Y2 JP1988122750U JP12275088U JPH068864Y2 JP H068864 Y2 JPH068864 Y2 JP H068864Y2 JP 1988122750 U JP1988122750 U JP 1988122750U JP 12275088 U JP12275088 U JP 12275088U JP H068864 Y2 JPH068864 Y2 JP H068864Y2
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JP
Japan
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holder
opening
state
support shaft
bearing
Prior art date
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Application number
JP1988122750U
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English (en)
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JPH0243976U (ja
Inventor
孝次 阿武
Original Assignee
株式会社アンノ・オフィス
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、主に顔の髭を剃り落すカミソリに関するもの
である。
〈従来の技術〉 髭を剃り落すカミソリとしては、まず金属製の把手の先
端に横長なホルダーを一体状に設け、このホルダーにカ
ミソリ刃を設けた構造のものがある。この構造のカミソ
リでは、上記した簡単な構成により、髭剃りが容易な使
い捨ての廉価品と使用されてきた。しかし、上記した構
造では、例えば営業用として多数を同時に流通する場合
には、形状が不規則であるので嵩張り、無駄なスペース
が必要であった。
上記したカミソリの改良として、カミソリ刃を設けた横
長なホルダーを、把手の先端に設けた受部に取り外し可
能に構成したものである。上記した構成により、使い易
く、カミソリ刃の劣化等に伴ない、ホルダーだけを必要
に応じて取り換えるだけでよいという利点があるが、短
期の旅行等では、カミソリ刃の交換を必要としないた
め、上記したような利点は発揮しないばかりか、ホルダ
ーを取り外して収納したとしても、携帯具としては嵩張
るものであった。また、上記取り換え用のホルダーの構
造は、極めて複雑であり、把手部を含めて前記した従来
品に比較して高価であった。
〈考案が解決しようとする課題〉 したがって、上記したカミソリとしては、廉価であるこ
と、使い易いこと、持ち運びに便利なこと、流通経路に
おける運搬性が良いこと、極めて効果的にホルダーが交
換できること、等の各条件を同時に満足するものが求め
られていた。
〈課題を解決するための手段〉 本考案は上記に鑑み考案されたもので、把持部と、一側
部分にカミソリ刃を設けて上記把持部の一端部分に着脱
可能に取り付けるホルダーとを有し、前記把持部の一端
部分には、先端に閉塞機構を設けた屈曲可能な作用片
と、上記閉塞機構が臨む開口部を形成した筒状軸受部と
を設け、前記ホルダーのカミソリ刃を設けていない他側
部分には、前記把持部の軸受部に開口部を介して挿着し
たり離脱することができる支持軸を設け、上記ホルダー
の支持軸を開口部から軸受部に挿着して作用片の閉塞機
構で支持することによりホルダーを、把持部の表面に沿
うように位置している第1の状態と、把持部の背面側に
位置して傾斜状になっている第2の状態との間を回動で
きるように支持し、前記作用片を押圧することにより閉
塞機構を開口部から外して軸受部内の支持軸を離脱し、
把持部からホルダーを取り外すようにしたことを特徴と
するものである。
〈実施例〉 以下に本考案を図面の実施例に基づいて説明する。
本考案のカミソリ1は、第1図に示すように例えば合成
樹脂等で成形した平板状の縦長な把持部2を有し、該把
持部2の一端部分の表面に段状に窪む切込空部3を形成
する。したがって、実質的には把持部2の上端の表面に
切込空部3を形成することにより把持部2の上端は薄肉
部分4となり、この薄肉部分4のほぼ中央部分には先端
部分にまで達する縦方向の溝部5,5を左右に形成し、
両溝部5で挟まれる部分に弾性があって屈曲可能な作用
片6を構成する。
上記した作用片6の先端には、裏面側に向く爪状の係止
機構7を形成するとともに、表面側に向く閉塞機構8を
形成し、薄肉部分4の先端には筒状の軸受部9を形成す
る。
この軸受部9は下面に長さ方向に沿う開口部10を有
し、常には閉塞機構8が開口部10に臨んで閉塞する状
態にある。しかし、作用片6を指先等により裏側に押圧
すると閉塞機構8が開口部10から外れて軸受部9の内
部が開放する。
なお、軸受部9の横幅は前記した把持部2の横幅より僅
かに短い。
一方、把持部2の先端にはカミソリ刃のホルダー11を
着脱可能に設ける。
このホルダー11は例えば合成樹脂で成形した横長な板
状で、先端部分に横方向の空部12を形成し、該空部1
2にカミソリ刃13を臨ませたもので、後端の左右両端
部には後向きに軸受片14,14を突設し、両軸受片1
4間に支持軸15を架設する。
この支持軸15は前記した軸受部9の長さとほぼ同一
で、また開口部10を通過して軸受部9の内部に収まる
ことができるし、軸受部9内から開口部10を通過して
外れることができる。
本考案のカミソリ1は上記した構成であって、ホルダー
11を把持部2に取り付けるには、支持軸15を開口部
10に通過させて軸受部9に収納すればよい。この場
合、閉塞機構8を開口部10から外さなくても、作用片
6の弾性により支持軸15が開口部10をそのまま通過
することができる。そして、支持軸15が軸受部9の内
部に収まっている通常の状態では、ホルダー11が支持
軸15を支点にして回動することができ、不使用状態で
あってホルダー11が把持部2の表面に沿うように位置
している第1の状態(第6図)と、使用状態であってホ
ルダー11が把持部2の背面側に位置して傾斜状になっ
ている第2の状態(第6図鎖線または第7図)との間を
回動することができる。そして、上記した第2の状態で
はホルダー11の後縁に形成した段部11′が係止機構
7に係止されているので、ホルダー11はそのままでは
第1の状態に戻ったり、揺動しないで第2の状態を維持
している。
しかし、作用片6を指等で表面側に押圧すると係止機構
7が段部11′から外れるので、ホルダー11を第1の
状態にまで回動して不使用状態にすることができる。ま
た、ホルダー11を第1の状態から第2の状態まで回動
すると、作用片6の弾性により段部11′が係止機構7
にそのまま係合するので、第2の状態を維持することが
できる。
一方、カミソリ1を数回使用してカミソリ刃13が切れ
難くなった場合、ホルダー11を交換する。この場合に
は、指等で作用片6を後方に押圧しながら閉塞機構8を
開口部10から外し、開口部10を十分に開放した状態
で支持軸15を軸受部9から外してホルダー11を取り
出し(第5図)、新たなホルダー11を用意して支持軸
15を開放している開口部10から軸受部9の内部に装
着する。
軸受部9の内部に支持軸15が挿着されている状態では
作用片6が復元して閉塞機構8で開口部10を閉塞して
いるので、作用片6を操作しない限りホルダー11を交
換することができない。
第8図は本考案の他の実施例を示すもので、ホルダー1
1の先端縁の左右に小突起部16,16を形成し、不使
用状態である第1の状態ではホルダー11が切込空部3
に嵌入して上記小突起部16が切込空部3の段部3′に
形成した凹部(図示せず)に係合したり、または摩擦に
より係止する態様を示す。そして、第1の状態となって
いるホルダー11を回動して第2の状態に変換する場合
には、小突起部16を凹部から外したり、または摩擦に
抗して回動するだけでよい。
このような構成にすると、ホルダー11の先端縁が段部
3′に接触しないので、ホルダー11の回動が容易にな
るばかりでなく、空部13により強度が弱いホルダー1
1の先端縁が欠損する可能性が少ない。しかも、第1の
状態において把持部が揺動したり振動してもホルダー1
1が揺れな動かないので、商品価値の高いものとなる。
なお、上記した第8図の実施例において、説明していな
い符号は前記実施例の同一符号と同一の構成であるから
説明を省略する。
以上本考案を図面の実施例に基づいて説明したが、本考
案は上記した実施例に限定されず、実用新案登録請求の
範囲に記載の構成を変更しない限りどのようにでも実施
することができる。例えば、作用片6に係止機構7を設
けないで、軸受部9の側端面と軸受片14の内面とに凹
部、凸部を形成し、この凹部と凸部との嵌合によりホル
ダー11を第2の状態で保持するようにしてもよい。
〈考案の効果〉 以上要するに本考案によれば、把持部と、一側部分にカ
ミソリ刃を設けて上記把持部の一端部分に着脱可能に取
り付けるホルダーとを有し、前記把持部の一端部分に
は、先端に閉塞機構を設けた屈曲可能な作用片と、上記
閉塞機構が臨む開口部を形成した筒状軸受部とを設け、
前記ホルダーのカミソリ刃を設けていない他側部分に
は、前記把持部の軸受部に開口部を介して挿着したり離
脱することができる支持軸を設け、上記ホルダーの支持
軸を開口部から軸受部に挿着して作用片の閉塞機構で支
持することによりホルダーを、把持部の表面に沿うよう
に位置している第1の状態と、把持部の背面側に位置し
て傾斜状になっている第2の状態との間を回動できるよ
うに支持し、前記作用片を押圧することにより閉塞機構
を開口部から外して軸受部内の支持軸を離脱し、把持部
からホルダーを取り外すようにしたことを特徴とする。
したがって、使用しているホルダーのカミソリ刃の切れ
味が悪くなって交換する場合には、作用片を押圧して開
口部を開放し、支持軸を通過させてホルダーを外すとと
もに、新しいホルダーを把持部の開口部から軸受部内に
収納すればよく、きわめて簡単な操作によってホルダー
を着脱することができる。また、ホルダーを取り付けた
ままでも不使用状態の構造にすることができ、使用者に
とって旅行時に携帯具として嵩張ることがなく、例えば
手帳に挟んで携帯することもできる。しかも、把持部の
軸受部にホルダーの支持軸が開口部から挿入されてホル
ダーが着脱可能であっても、ホルダーが回動して第1の
状態と第2の状態とに変換することができ、特に第1の
状態ではきわめて薄くなって携帯する場合に効果的で、
第2の状態では傾斜状になって使用に供することができ
るために、斬新性のある商品となるし、また、1本の把
持部と複数のホルダーとをセットにして販売すると、把
持部を再使用できるので商品価値の高いものとなり、実
用的価値に優れた効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図はカミソ
リとして使用状態の第2の状態の斜視図、第2図は要部
の分解斜視図、第3図は一部を欠截した正面図、第4図
はホルダーを取り外した状態の縦断側面図、第5図はホ
ルダーを把持部に取り付ける直前の状態の縦断側面図、
第6図はホルダーを取付けた状態で不使用状態の縦断側
面図、第7図はホルダーを取り付けた状態で使用状態の
縦断側面図、第8図は本考案の他の実施例の斜視図であ
る。 1はカミソリ、2は把持部、6は作用片、7は係止機
構、8は閉塞機構、9は軸受部、10は開口部、11は
ホルダー、15は支持軸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】把持部と、一側部分にカミソリ刃を設けて
    上記把持部の一端部分に着脱可能に取り付けるホルダー
    とを有し、 前記把持部の一端部分には、先端に閉塞機構を設けた屈
    曲可能な作用片と、上記閉塞機構が臨む開口部を形成し
    た筒状軸受部とを設け、 前記ホルダーのカミソリ刃を設けていない他側部分に
    は、前記把持部の軸受部に開口部を介して挿着したり離
    脱することができる支持軸を設け、 上記ホルダーの支持軸を開口部から軸受部に挿着して作
    用片の閉塞機構で支持することによりホルダーを、把持
    部の表面に沿うように位置している第1の状態と、把持
    部の背面側に位置して傾斜状になっている第2の状態と
    の間を回動できるように支持し、 前記作用片を押圧することにより閉塞機構を開口部から
    外して軸受部内の支持軸を離脱し、把持部からホルダー
    を取り外すようにしたことを特徴とするカミソリ。
JP1988122750U 1988-09-21 1988-09-21 カミソリ Expired - Lifetime JPH068864Y2 (ja)

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JPH0243976U JPH0243976U (ja) 1990-03-27
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