JP2549777Y2 - 押釦スイッチ - Google Patents
押釦スイッチInfo
- Publication number
- JP2549777Y2 JP2549777Y2 JP3778291U JP3778291U JP2549777Y2 JP 2549777 Y2 JP2549777 Y2 JP 2549777Y2 JP 3778291 U JP3778291 U JP 3778291U JP 3778291 U JP3778291 U JP 3778291U JP 2549777 Y2 JP2549777 Y2 JP 2549777Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stem
- wall
- peripheral surface
- button switch
- hook
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ステムの操作時にステ
ムに、ガタが生じることのない押釦スイッチに関する。
ムに、ガタが生じることのない押釦スイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】図7及び図8は、従来例の説明図で、図
7は押釦スイッチの分解斜視図、図8は押釦スイッチの
断面図である。
7は押釦スイッチの分解斜視図、図8は押釦スイッチの
断面図である。
【0003】図面において1は筒状のステムで、該ステ
ムの1の外壁2にはスリット3を付して可撓性を有する
一対の取付脚4を設け、該取付脚4の先端にはフック5
が形成されており、中央には中空の軸6が一体に形成さ
れている。7は上部ケースで、上面には前記ステム1に
設けた取付脚4のフック5がスナップ止めされる開口8
が設けられており、該上部ケース7の底面中央からは中
空の筒状体9が立設されている。10は下部ケースで、
該ケース10の凹部には円環状の第1の固定接点11
と、該第1の固定接点11の中心位置に第2の固定接点
12を設けている。13は円椀状のクリックばねで、導
電性物質より成り、該クリックばね13の周縁は常時第
1の固定接点11上に位置し、常時接触している。ま
た、上記した上部ケース7と下部ケース10とは防塵用
ラバー14を介して結合されている。15は筒状体9の
中空孔16に収納され、ステム1の軸6とクリックばね
13間に介挿された螺線ばねである。
ムの1の外壁2にはスリット3を付して可撓性を有する
一対の取付脚4を設け、該取付脚4の先端にはフック5
が形成されており、中央には中空の軸6が一体に形成さ
れている。7は上部ケースで、上面には前記ステム1に
設けた取付脚4のフック5がスナップ止めされる開口8
が設けられており、該上部ケース7の底面中央からは中
空の筒状体9が立設されている。10は下部ケースで、
該ケース10の凹部には円環状の第1の固定接点11
と、該第1の固定接点11の中心位置に第2の固定接点
12を設けている。13は円椀状のクリックばねで、導
電性物質より成り、該クリックばね13の周縁は常時第
1の固定接点11上に位置し、常時接触している。ま
た、上記した上部ケース7と下部ケース10とは防塵用
ラバー14を介して結合されている。15は筒状体9の
中空孔16に収納され、ステム1の軸6とクリックばね
13間に介挿された螺線ばねである。
【0004】次に、上記した構成を有する押釦スイッチ
の動作を説明する。図8はステム1の未押圧状態を示
し、この状態から螺線ばね15の弾性に抗してステム1
を下方に押圧すると、螺線ばね15の下端は防塵用ラバ
ー14を介してクリックばね13の上部を押圧するの
で、クリックばね13は反転して第2の固定接点12に
接触し、結局第1、第2の固定接点11,12はクリッ
クばね13によって短絡されてスイッチの接点はONす
る。
の動作を説明する。図8はステム1の未押圧状態を示
し、この状態から螺線ばね15の弾性に抗してステム1
を下方に押圧すると、螺線ばね15の下端は防塵用ラバ
ー14を介してクリックばね13の上部を押圧するの
で、クリックばね13は反転して第2の固定接点12に
接触し、結局第1、第2の固定接点11,12はクリッ
クばね13によって短絡されてスイッチの接点はONす
る。
【0005】この状態からステム1の下方への押圧力を
取除くと、ステム1は螺線ばね15の弾撥力によって元
の未押圧状態に復帰し、同時にクリックばね13は反転
して第2の固定接点12から離れるので、スイッチの接
点はOFF状態に復帰する。
取除くと、ステム1は螺線ばね15の弾撥力によって元
の未押圧状態に復帰し、同時にクリックばね13は反転
して第2の固定接点12から離れるので、スイッチの接
点はOFF状態に復帰する。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記の押釦
スイッチは、ステム1のフック5を上部ケース7の開口
8の周縁にスナップ止めする際に、取付脚4を内方に撓
ますために、ステム1の外壁2の内周面2aと筒状体9
の外壁17の外周面17aとの間に空隙18をもたせて
いるために、ステム1の操作時におけるステム1と上部
ケース7との摺動面は、ステム1の外壁2の外周面2b
と上部ケース7の開口8の周縁間、及び軸6の外壁19
の外周面19aと、筒状体9の外壁17の内周面17b
間の2ケ所のみであり、従って、ステム1の操作時に、
ステム1にガタを生じるという問題点があった。
スイッチは、ステム1のフック5を上部ケース7の開口
8の周縁にスナップ止めする際に、取付脚4を内方に撓
ますために、ステム1の外壁2の内周面2aと筒状体9
の外壁17の外周面17aとの間に空隙18をもたせて
いるために、ステム1の操作時におけるステム1と上部
ケース7との摺動面は、ステム1の外壁2の外周面2b
と上部ケース7の開口8の周縁間、及び軸6の外壁19
の外周面19aと、筒状体9の外壁17の内周面17b
間の2ケ所のみであり、従って、ステム1の操作時に、
ステム1にガタを生じるという問題点があった。
【0007】本考案は、上記のような問題点を解消しよ
うとするものであり、本考案の目的は、ステムの操作時
にステムに、ガタの生じることのない押釦スイッチを提
供しようとするものである。
うとするものであり、本考案の目的は、ステムの操作時
にステムに、ガタの生じることのない押釦スイッチを提
供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記のような
目的を達成するために、外壁にスリットを設けて、先端
にフックを形成した取付脚を設け、中央に中空の軸を形
成したステムと、前記ステムのフックをスナップ止めす
る開口を有し、中央に前記ステムの軸を案内する中空の
筒状体を設けたケースと、円椀状のクリックばねと、前
記筒状体の中空孔に収納され、クリックばねとステムの
軸間に介挿された螺線ばねを有する押釦スイッチにおい
て、前記ステムの外壁の内周面を前記ケースに設けた筒
状体の外壁の外周面に摺接させるとともに、前記ステム
のフックに対応する逃げ溝を、前記筒状体の外壁の外周
面に形成した構成を有する。
目的を達成するために、外壁にスリットを設けて、先端
にフックを形成した取付脚を設け、中央に中空の軸を形
成したステムと、前記ステムのフックをスナップ止めす
る開口を有し、中央に前記ステムの軸を案内する中空の
筒状体を設けたケースと、円椀状のクリックばねと、前
記筒状体の中空孔に収納され、クリックばねとステムの
軸間に介挿された螺線ばねを有する押釦スイッチにおい
て、前記ステムの外壁の内周面を前記ケースに設けた筒
状体の外壁の外周面に摺接させるとともに、前記ステム
のフックに対応する逃げ溝を、前記筒状体の外壁の外周
面に形成した構成を有する。
【0009】
【作用】本考案によれば、ステムとケースとの摺接面
は、ステム1の外壁の外周面と上部ケースの開口の周縁
間及び軸の外壁の外周面と、筒状体の外壁の内周面間の
2ケ所以外に、ステムの外壁の内周面をケースに設けた
筒状体の外壁の外周面にも摺接させているので、ステム
の操作時にガタを生じることはない。
は、ステム1の外壁の外周面と上部ケースの開口の周縁
間及び軸の外壁の外周面と、筒状体の外壁の内周面間の
2ケ所以外に、ステムの外壁の内周面をケースに設けた
筒状体の外壁の外周面にも摺接させているので、ステム
の操作時にガタを生じることはない。
【0010】また、筒状体の外壁の外周面に、ステムの
フックに対応する逃げ溝を設けているので、ステムをケ
ースに取付ける時に、フックを内方に変位することがで
き、従って、ステムの取付脚のフックをケースの開口の
周縁に容易にスナップ止めすることができる。
フックに対応する逃げ溝を設けているので、ステムをケ
ースに取付ける時に、フックを内方に変位することがで
き、従って、ステムの取付脚のフックをケースの開口の
周縁に容易にスナップ止めすることができる。
【0011】
【実施例】以下に、本考案の実施例を添付の図面に基づ
き説明する。図1〜図3は本考案の一実施例の説明図
で、図1は押釦スイッチの分解斜視図、図2はステムを
取除いた上ケースの上面図、図3は図2のA−A線の断
面図、図4は図2のB−B線の断面図、図5及び図6は
本考案の他の実施例の説明図で、図5は押釦スイッチの
断面図、図6は押釦スイッチの分解斜視図である。なお
図7及び図8に示した従来例と同一部分には同一符号を
付して重複する説明は省略する。
き説明する。図1〜図3は本考案の一実施例の説明図
で、図1は押釦スイッチの分解斜視図、図2はステムを
取除いた上ケースの上面図、図3は図2のA−A線の断
面図、図4は図2のB−B線の断面図、図5及び図6は
本考案の他の実施例の説明図で、図5は押釦スイッチの
断面図、図6は押釦スイッチの分解斜視図である。なお
図7及び図8に示した従来例と同一部分には同一符号を
付して重複する説明は省略する。
【0012】本考案と従来例の相違点は、図3に示す様
に、ステム1の外壁2の内周面2aを上ケース7に設け
た筒状体9の外壁17の外周面17aに摺接させるとと
もに、図4に示す様に、ステム1の取付脚4の先端に設
けたフック5の逃げ溝20を筒状体9の外壁17の外周
面17aに形成した点である。
に、ステム1の外壁2の内周面2aを上ケース7に設け
た筒状体9の外壁17の外周面17aに摺接させるとと
もに、図4に示す様に、ステム1の取付脚4の先端に設
けたフック5の逃げ溝20を筒状体9の外壁17の外周
面17aに形成した点である。
【0013】上記のような構成によれば、図3に示すよ
うに、ステム1の操作時に、ステム1の外壁2の外周面
2bと上部ケース7の開口8の周縁間、及びステム1に
設けた軸6の外壁19の外周面19aと筒状体9の外壁
17の内周面17b間の摺接に加えて、筒状体9の外壁
17の外周面17aとステム1の外壁2の内周面2a間
にも摺接するようになり、従来例に比してステム1の操
作時に、ステム1と上ケース7との摺接面が従来に比し
て1ケ所増加することになるので、ステム1のガタを防
止することができる。
うに、ステム1の操作時に、ステム1の外壁2の外周面
2bと上部ケース7の開口8の周縁間、及びステム1に
設けた軸6の外壁19の外周面19aと筒状体9の外壁
17の内周面17b間の摺接に加えて、筒状体9の外壁
17の外周面17aとステム1の外壁2の内周面2a間
にも摺接するようになり、従来例に比してステム1の操
作時に、ステム1と上ケース7との摺接面が従来に比し
て1ケ所増加することになるので、ステム1のガタを防
止することができる。
【0014】また、ステム1を上部ケース7に取付ける
際には、図4に示すように、取付脚4は逃げ溝20によ
って内方に変位することができるので、取付脚4のフッ
ク5を上ケース7の開口8の周縁に容易にスナップ止め
することができる。
際には、図4に示すように、取付脚4は逃げ溝20によ
って内方に変位することができるので、取付脚4のフッ
ク5を上ケース7の開口8の周縁に容易にスナップ止め
することができる。
【0015】また、図5及び図6に示すように、筒状体
9の外壁17の外周面17aに設けた逃げ溝20に、ク
リックばね13の側に拡がるテーパ21を設けることに
よって、誤ってステム1を斜め方向に押圧しても、ステ
ム1のフック5が逃げ溝20の下部にひっかかることは
なく、ステム1はスムーズに上、下動することができ
る。なお、上記実施例では、クリックばね13を可動接
点としてスイッチのON,OFFを行っているが、クリ
ックばね13の反転動作を利用してメンブレンスイッチ
(図示省略)をON,OFFをしてもよい。
9の外壁17の外周面17aに設けた逃げ溝20に、ク
リックばね13の側に拡がるテーパ21を設けることに
よって、誤ってステム1を斜め方向に押圧しても、ステ
ム1のフック5が逃げ溝20の下部にひっかかることは
なく、ステム1はスムーズに上、下動することができ
る。なお、上記実施例では、クリックばね13を可動接
点としてスイッチのON,OFFを行っているが、クリ
ックばね13の反転動作を利用してメンブレンスイッチ
(図示省略)をON,OFFをしてもよい。
【0016】
【考案の効果】本考案によれば、ステムの操作時に、ス
テムとケースとの摺接面を、従来にくらべて1ケ所ふや
すことができたので、ステムのガタを防止することがで
きる。
テムとケースとの摺接面を、従来にくらべて1ケ所ふや
すことができたので、ステムのガタを防止することがで
きる。
【0017】また、ケースの筒状体の外壁の外周面に設
けたフックの逃げ溝にテーパを形成することによって、
ステムを誤って斜め方向に押圧してもスムーズな操作を
行うことができる。
けたフックの逃げ溝にテーパを形成することによって、
ステムを誤って斜め方向に押圧してもスムーズな操作を
行うことができる。
【図1】本考案の一実施例の押釦スイッチの分解斜視図
である。
である。
【図2】本考案の一実施例の押釦スイッチのステムを取
除いた上面図である。
除いた上面図である。
【図3】図2のA−A線の断面図である。
【図4】図2のB−B線の断面図である。
【図5】本考案の他の実施例の押釦スイッチの分解斜視
図である。
図である。
【図6】本考案の他の実施例の押釦スイッチの断面図で
ある。
ある。
【図7】従来の押釦スイッチの分解斜視図である。
【図8】従来の押釦スイッチの断面図である。
1 ステム 2 外壁 2a 内周面 3 スリット 4 取付脚 5 フック 6 軸 7 ケース 8 開口 9 筒状体 13 クリックばね 15 螺線ばね 17 外壁 17a 外周面 20 逃げ溝 21 テーパ
Claims (2)
- 【請求項1】 外壁にスリットを設けて、先端にフック
を形成した取付脚を設け、中央に中空の軸を形成したス
テムと、前記ステムのフックをスナップ止めする開口を
有し、中央に前記ステムの軸を案内する中空の筒状体を
設けたケースと、円椀状のクリックばねと、前記筒状体
の中空孔に収納されて、クリックばねと前記ステムの軸
間に介挿入された螺線ばねとを有する押釦スイッチにお
いて、前記ステムの外壁の内周面を前記ケースに設けた
筒状体の外壁の外周面に摺接させるとともに、前記フッ
クに対応する逃げ溝を、前記筒状体の外壁の外周面に形
成したことを特徴とする押釦スイッチ。 - 【請求項2】 ステムに設けたフックに対応する逃げ溝
に、クリックばねの側に拡がるテーパを設けたことを特
徴とする請求項1に記載された押釦スイッチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3778291U JP2549777Y2 (ja) | 1991-04-25 | 1991-04-25 | 押釦スイッチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3778291U JP2549777Y2 (ja) | 1991-04-25 | 1991-04-25 | 押釦スイッチ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04123031U JPH04123031U (ja) | 1992-11-06 |
JP2549777Y2 true JP2549777Y2 (ja) | 1997-09-30 |
Family
ID=31919435
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3778291U Expired - Fee Related JP2549777Y2 (ja) | 1991-04-25 | 1991-04-25 | 押釦スイッチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2549777Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-04-25 JP JP3778291U patent/JP2549777Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04123031U (ja) | 1992-11-06 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970520 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |