JP2549724B2 - アルカンー1,nージカルボン酸モノー(2ースルファトエチル)アミド類のアミン塩類 - Google Patents
アルカンー1,nージカルボン酸モノー(2ースルファトエチル)アミド類のアミン塩類Info
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- JP2549724B2 JP2549724B2 JP63506601A JP50660188A JP2549724B2 JP 2549724 B2 JP2549724 B2 JP 2549724B2 JP 63506601 A JP63506601 A JP 63506601A JP 50660188 A JP50660188 A JP 50660188A JP 2549724 B2 JP2549724 B2 JP 2549724B2
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- C07C307/00—Amides of sulfuric acids, i.e. compounds having singly-bound oxygen atoms of sulfate groups replaced by nitrogen atoms, not being part of nitro or nitroso groups
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
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- C07J41/0033—Normal steroids containing one or more nitrogen atoms not belonging to a hetero ring not covered by C07J41/0005
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- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C303/00—Preparation of esters or amides of sulfuric acids; Preparation of sulfonic acids or of their esters, halides, anhydrides or amides
- C07C303/34—Preparation of esters or amides of sulfuric acids; Preparation of sulfonic acids or of their esters, halides, anhydrides or amides of amides of sulfuric acids
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Description
【発明の詳細な説明】 発明の背景 本発明は、アルカン−1,N−ジカルボン酸モノ−(2
−スルファトエチル)アミド類のアミン塩類I、その製
法、および式VIIのコルチコステロイド類の水溶性エス
テル類を製造するための中間体類としての使用に関す
る。コルチコステロイド類の水溶性エステル類は注射用
抗炎症剤として有用であることは公知である。
−スルファトエチル)アミド類のアミン塩類I、その製
法、および式VIIのコルチコステロイド類の水溶性エス
テル類を製造するための中間体類としての使用に関す
る。コルチコステロイド類の水溶性エステル類は注射用
抗炎症剤として有用であることは公知である。
情報の開示 Stがコルチコステロイドの21−ヒドロキシ基を介して
カルボニルに結合したコルチコステロイド部位を表す、
式VIを有するコルチコステロイド類のエステルプロドラ
ッグを含有するスルホネート含有プロドラッグ類は米国
特許第4472392号に開示されている。また、これらの化
合物類はアンダーソンら(Anderson et al)、ジャーナ
ル・オブ・ファルマシューティカル・サイエンス(J.Ph
arm.Sci.)、(1985)、74;365,375および382頁に開示
されている。
カルボニルに結合したコルチコステロイド部位を表す、
式VIを有するコルチコステロイド類のエステルプロドラ
ッグを含有するスルホネート含有プロドラッグ類は米国
特許第4472392号に開示されている。また、これらの化
合物類はアンダーソンら(Anderson et al)、ジャーナ
ル・オブ・ファルマシューティカル・サイエンス(J.Ph
arm.Sci.)、(1985)、74;365,375および382頁に開示
されている。
スベリン酸−モノ(2−スルファトエチル−N−メチ
ル)−アミド モノナトリウム塩(スレプタン酸(sule
ptanic acid)モノナトリウム塩)でのエステル化によ
って、メチルプレドニソロンのごときコルチコステロイ
ド類は医薬上有用な水溶性誘導体に変換できる。スレプ
タン酸の通常の製法は、均一な一相溶液中でジシクロヘ
キシルカルボジイミドのごときカップリング剤を用いる
スベリン酸およびN−メチルタウリンの処理を含む。均
一溶液においては、スベリン酸の2個のカルボキシル基
がN−メチルタウリンと反応する同等の確率を有するの
で、これらの製法によると、未反応スベリン酸、モノア
ミド、およびビスアミドの統計的にランダムな混合物が
得られる。また、これらの常法によると、吸湿性である
モノナトリウム塩形のスレプタン酸が得られる。かくし
て、コルチコステロイドとのエステル化に要する無水状
態での単離はかなりめんどうである。また、スレプタン
酸のモノナトリウム塩を用いるコルチコステロイド類の
エステル化の常法では、スレプタン酸モノナトリウム塩
が極性の低い有機溶媒に溶解しないので、ジメチルホル
ムアミド(DMF)のごとき非常に極性の有機溶媒を必要
とする。所望のコルチコステロイドのスレプタネートエ
ステルを溶媒DMFから分離するには、何回もの抽出を必
要とする。かくして、コルチコステロイド類のスレプタ
ネートエステル類の通常の製法は非経済的である。
ル)−アミド モノナトリウム塩(スレプタン酸(sule
ptanic acid)モノナトリウム塩)でのエステル化によ
って、メチルプレドニソロンのごときコルチコステロイ
ド類は医薬上有用な水溶性誘導体に変換できる。スレプ
タン酸の通常の製法は、均一な一相溶液中でジシクロヘ
キシルカルボジイミドのごときカップリング剤を用いる
スベリン酸およびN−メチルタウリンの処理を含む。均
一溶液においては、スベリン酸の2個のカルボキシル基
がN−メチルタウリンと反応する同等の確率を有するの
で、これらの製法によると、未反応スベリン酸、モノア
ミド、およびビスアミドの統計的にランダムな混合物が
得られる。また、これらの常法によると、吸湿性である
モノナトリウム塩形のスレプタン酸が得られる。かくし
て、コルチコステロイドとのエステル化に要する無水状
態での単離はかなりめんどうである。また、スレプタン
酸のモノナトリウム塩を用いるコルチコステロイド類の
エステル化の常法では、スレプタン酸モノナトリウム塩
が極性の低い有機溶媒に溶解しないので、ジメチルホル
ムアミド(DMF)のごとき非常に極性の有機溶媒を必要
とする。所望のコルチコステロイドのスレプタネートエ
ステルを溶媒DMFから分離するには、何回もの抽出を必
要とする。かくして、コルチコステロイド類のスレプタ
ネートエステル類の通常の製法は非経済的である。
発明の要約 本発明は、式I: [式中、R1は水素、C1−C8アルキルおよびフェニルより
なる群から選択され;R2はC1−C8アルキルであるかある
いは窒素原子と一緒になる場合の(R2)3はピリジニル;
およびnは4ないし20の整数を意味する] を有する化合物、 式VI: [式中、R1は水素、C1−C8アルキルおよびフェニルより
なる群から選択され;R2はエチル;nは4ないし20の整
数;およびStはコルチコステロイドの残基であってnは
4ないし20の整数;を意味する] を有する化合物を提供する。
なる群から選択され;R2はC1−C8アルキルであるかある
いは窒素原子と一緒になる場合の(R2)3はピリジニル;
およびnは4ないし20の整数を意味する] を有する化合物、 式VI: [式中、R1は水素、C1−C8アルキルおよびフェニルより
なる群から選択され;R2はエチル;nは4ないし20の整
数;およびStはコルチコステロイドの残基であってnは
4ないし20の整数;を意味する] を有する化合物を提供する。
また、(a)RがC1−C8アルキル、フェニル、C1−C8
アルコキシ、および置換フェニルよりなる群から選択さ
れるものである式IIを有する化合物の水非混和性有機溶
媒中溶液を式IIIのアミンの水溶液と接触させて式IVの
化合物を得;(b)式IVの化合物の水性溶液をトリアル
キルアミンヒドロハライドおよび水素化ハライドで処理
し、次いで(c)(b)で形成された反応混合物から式
Iの化合物を回収することを特徴とする式Iの化合物の
製法も提供する。
アルコキシ、および置換フェニルよりなる群から選択さ
れるものである式IIを有する化合物の水非混和性有機溶
媒中溶液を式IIIのアミンの水溶液と接触させて式IVの
化合物を得;(b)式IVの化合物の水性溶液をトリアル
キルアミンヒドロハライドおよび水素化ハライドで処理
し、次いで(c)(b)で形成された反応混合物から式
Iの化合物を回収することを特徴とする式Iの化合物の
製法も提供する。
この製法によると、予期せぬほど高収率のモノアミド
類および予期せぬほど低収率のビスアミドが得られる。
従来法である常法によりn−メチルタウリンと1.25モル
等量のビスピバリン酸無水物IIとの縮合によると、統計
的にランダムな混合物の生成物(45%スベリン酸、60%
モノアミド、および20%ビスアミド)が生成すると予測
される。しかしながら、本明細書中に記載する製法で
は、80.7%収率のモノアミドおよび4.7%収率のビスア
ミドが得られる(実施例1)。
類および予期せぬほど低収率のビスアミドが得られる。
従来法である常法によりn−メチルタウリンと1.25モル
等量のビスピバリン酸無水物IIとの縮合によると、統計
的にランダムな混合物の生成物(45%スベリン酸、60%
モノアミド、および20%ビスアミド)が生成すると予測
される。しかしながら、本明細書中に記載する製法で
は、80.7%収率のモノアミドおよび4.7%収率のビスア
ミドが得られる(実施例1)。
さらに、本発明は、(a)式I: [式中、R1は水素、C1−C8アルキルおよびフェニルより
なる群から選択され;R2はC1−C8アルキルであるかある
いは窒素原子と一緒になる場合の(R2)3はピリジニルで
あり、およびnは4ないし20の整数を意味する] で示される化合物の非極性溶媒中溶液を塩化ピバロイル
およびトリエチルアミン、続いて式Vの化合物および4
−ジメチルアミノピリジンで処理してStがコルチコステ
ロイドの残基である式VIの化合物を得、次いで(b)式
VIの化合物をナトリウム塩と反応させることを特徴とす
る式VI: [式中、R1は水素、C1−C8アルキルおよびフェニルより
なる群から選択され;R2はC1−C8アルキルであるかある
いは窒素原子と一緒になる場合の(R2)3はピリジニルで
あってnは4ないし20の整数を意味する] で示される新規化合物ならびに式VIIのコルチコステロ
イド類の水溶性エステル類および塩類を製造するための
式Iの化合物の利用法を提供する。メタン−1,N−ジカ
ルボン酸モノ−(2−スルファトエチル)アミドIのト
リエチルアンモニウム塩の使用により、塩化メチレン、
アセトンおよびアセトニトリルのごとく所望のエステル
生成物から分離するのが容易な、比較的安価で、低沸点
の有機溶媒中でエステル化反応を行うことが可能とな
る。
なる群から選択され;R2はC1−C8アルキルであるかある
いは窒素原子と一緒になる場合の(R2)3はピリジニルで
あり、およびnは4ないし20の整数を意味する] で示される化合物の非極性溶媒中溶液を塩化ピバロイル
およびトリエチルアミン、続いて式Vの化合物および4
−ジメチルアミノピリジンで処理してStがコルチコステ
ロイドの残基である式VIの化合物を得、次いで(b)式
VIの化合物をナトリウム塩と反応させることを特徴とす
る式VI: [式中、R1は水素、C1−C8アルキルおよびフェニルより
なる群から選択され;R2はC1−C8アルキルであるかある
いは窒素原子と一緒になる場合の(R2)3はピリジニルで
あってnは4ないし20の整数を意味する] で示される新規化合物ならびに式VIIのコルチコステロ
イド類の水溶性エステル類および塩類を製造するための
式Iの化合物の利用法を提供する。メタン−1,N−ジカ
ルボン酸モノ−(2−スルファトエチル)アミドIのト
リエチルアンモニウム塩の使用により、塩化メチレン、
アセトンおよびアセトニトリルのごとく所望のエステル
生成物から分離するのが容易な、比較的安価で、低沸点
の有機溶媒中でエステル化反応を行うことが可能とな
る。
明細書および請求の範囲中の各種化合物または分子フ
ラグメントを表す化学式は、はっきりと定義された構造
特徴に加えて変数置換基を含むことができる。これらの
変数置換基は、文字または添数字が後に続く文字、例え
ば「Z1」またはiが整数である「Ri」によって同一性が
確認される。これらの変数置換基は一価または二価いず
れかであり、すなわち、1個または2個の化学結合によ
って式に結合した基を表す。例えば、基Z1は、もし式CH
3−C(=Z1)Hに結合するならば、二価の変数を表
す。基RiおよびRjは、もし式CH3−CH2−C(Ri)(Rj)H2に
結合するならば、一価の変数置換基を表す。化学式が前
記のごとく直線状で描かれる場合、括弧に入れた変数置
換基は、括弧に入れた変数置換基のすぐ左の原子に結合
する。2個またはそれ以上の連続する変数置換基が括弧
に入れられている場合は連続する変数置換基の各々は括
弧に入れられていない左の直前の原子に結合する。
ラグメントを表す化学式は、はっきりと定義された構造
特徴に加えて変数置換基を含むことができる。これらの
変数置換基は、文字または添数字が後に続く文字、例え
ば「Z1」またはiが整数である「Ri」によって同一性が
確認される。これらの変数置換基は一価または二価いず
れかであり、すなわち、1個または2個の化学結合によ
って式に結合した基を表す。例えば、基Z1は、もし式CH
3−C(=Z1)Hに結合するならば、二価の変数を表
す。基RiおよびRjは、もし式CH3−CH2−C(Ri)(Rj)H2に
結合するならば、一価の変数置換基を表す。化学式が前
記のごとく直線状で描かれる場合、括弧に入れた変数置
換基は、括弧に入れた変数置換基のすぐ左の原子に結合
する。2個またはそれ以上の連続する変数置換基が括弧
に入れられている場合は連続する変数置換基の各々は括
弧に入れられていない左の直前の原子に結合する。
直線状に描かれた化学式またはその部分は直鎖状の原
子群を表す。記号「−」は、一般に、該鎖中の2個の原
子間の結合を表す。かくして、CH3−O−CH2−C(Ri)H−
CH3は2−置換−1−メトキシプロパン化合物を表す。
カルボニル基は−C(O)−によって表す。
子群を表す。記号「−」は、一般に、該鎖中の2個の原
子間の結合を表す。かくして、CH3−O−CH2−C(Ri)H−
CH3は2−置換−1−メトキシプロパン化合物を表す。
カルボニル基は−C(O)−によって表す。
コルチコステロイドの残基なる語は、親コルチコステ
ロイドから、式Vの新規エステル類および式VIIの公知
エステル類を形成するのに必要な該ステロイドの21−ヒ
ドロキシ基を除いたものを意味する。該親コルチコステ
ロイドは、米国特許第4472392号に記載されているごと
く、OHが21−位に位置するStOHと表される。本明細書中
で用いるコルチコステロイドなる語は、副腎皮質で生産
されるステロイド類のみならず合成による同等物をも意
味し、米国特許第4472392号に記載されているコルチコ
ステロイド類で例示され、該コルチコステロイド類を記
載する該特許の関連部分をここに参照のために挙げる。
ロイドから、式Vの新規エステル類および式VIIの公知
エステル類を形成するのに必要な該ステロイドの21−ヒ
ドロキシ基を除いたものを意味する。該親コルチコステ
ロイドは、米国特許第4472392号に記載されているごと
く、OHが21−位に位置するStOHと表される。本明細書中
で用いるコルチコステロイドなる語は、副腎皮質で生産
されるステロイド類のみならず合成による同等物をも意
味し、米国特許第4472392号に記載されているコルチコ
ステロイド類で例示され、該コルチコステロイド類を記
載する該特許の関連部分をここに参照のために挙げる。
各種炭化水素含有部位の炭素原子含量は、該部位にお
ける炭素原子の最大および最小数を表す接頭辞によって
表す。すなわち、接頭辞(Ci−Cj)は、包括的に、整数
「i」ないし整数「j」の炭素原子の部位を示す。かく
して、(C1−C8)アルキルとは、包括的に、1ないし8
個の炭素原子のアルキル、またはメチル、エチル、プロ
ピル、ブチル、およびその異性体形をいう。
ける炭素原子の最大および最小数を表す接頭辞によって
表す。すなわち、接頭辞(Ci−Cj)は、包括的に、整数
「i」ないし整数「j」の炭素原子の部位を示す。かく
して、(C1−C8)アルキルとは、包括的に、1ないし8
個の炭素原子のアルキル、またはメチル、エチル、プロ
ピル、ブチル、およびその異性体形をいう。
本明細書中で用いるごとく、置換フェニルなる語は1
個ないし3個のC1−C8アルキル、ハロゲン、C1−C8アル
コキシまたはニトロ基によって置換されたフェニルを意
味する。置換フェニルの例は2,4,6−トリクロロフェニ
ル;2,4,6−トリブロモフェニル;2,6−ジクロロフェニ
ル、2,6−ジブロモフェニル;2,6−ジニトロフェニル、
2,6−ジメトキシフェニル;2,4,6−トリメチルフェニル
を包含する。
個ないし3個のC1−C8アルキル、ハロゲン、C1−C8アル
コキシまたはニトロ基によって置換されたフェニルを意
味する。置換フェニルの例は2,4,6−トリクロロフェニ
ル;2,4,6−トリブロモフェニル;2,6−ジクロロフェニ
ル、2,6−ジブロモフェニル;2,6−ジニトロフェニル、
2,6−ジメトキシフェニル;2,4,6−トリメチルフェニル
を包含する。
好ましい具体例の記載 式Iのアルカン−1,N−ジカルボン酸モノ−(2−ス
ルファトエチル)アミド類のアミン塩類の製法は模式的
にチャートIに示す。工程(a)において、炭酸水素ナ
トリウムおよび第三級アミンの存在下、塩化メチレン、
酢酸エチルまたはソルベン(solvene)のごとき水非混
和性有機溶媒中の式IIの対称なアルカン−1,N−ジカル
ボン酸のビスピバリン酸無水物誘導体の溶液を水中の式
IIIの水溶性アミンの溶液で処理して式IVのモノ−アミ
ドを得る。用いることができるジカルボン酸類はスベリ
ン酸、セバシン酸、1,10−デカンジカルボン酸、1,12−
ドデカンジカルボン酸、および一般的ないずれの対称な
アルカン−1,N−ジカルボン酸も包含する。水溶性アミ
ンに対するビス−ピバリン酸無水物のモル比は約1:1な
いし約2:1、所望により1:15:1である。反応は室温ない
し約80℃の温度、好ましくは約40℃で行う。反応時間は
約12時間ないし約48時間である。塩化メチレン、および
酢酸エチルソルベンを包含するいずれの水非混和性有機
溶媒を用いることもできる。好ましい溶媒は塩化メチレ
ンである。
ルファトエチル)アミド類のアミン塩類の製法は模式的
にチャートIに示す。工程(a)において、炭酸水素ナ
トリウムおよび第三級アミンの存在下、塩化メチレン、
酢酸エチルまたはソルベン(solvene)のごとき水非混
和性有機溶媒中の式IIの対称なアルカン−1,N−ジカル
ボン酸のビスピバリン酸無水物誘導体の溶液を水中の式
IIIの水溶性アミンの溶液で処理して式IVのモノ−アミ
ドを得る。用いることができるジカルボン酸類はスベリ
ン酸、セバシン酸、1,10−デカンジカルボン酸、1,12−
ドデカンジカルボン酸、および一般的ないずれの対称な
アルカン−1,N−ジカルボン酸も包含する。水溶性アミ
ンに対するビス−ピバリン酸無水物のモル比は約1:1な
いし約2:1、所望により1:15:1である。反応は室温ない
し約80℃の温度、好ましくは約40℃で行う。反応時間は
約12時間ないし約48時間である。塩化メチレン、および
酢酸エチルソルベンを包含するいずれの水非混和性有機
溶媒を用いることもできる。好ましい溶媒は塩化メチレ
ンである。
工程(b)において、式IVのモノアミドの水性溶液を
第三級アミンヒドロハライドおよび塩酸で処理して式I
の化合物を得る。第三級アミン類を用いることができ、
該アミンがC1−C8直鎖状または分岐状鎖アルキル基いず
れかを含有するアミン類、すなわち、トリメチルアミ
ン、トリエチルアミン、トリ−n−プロピルアミン、ジ
イソプロピルエチルアミン、トリ−n−ブチルアミンお
よびトリ−n−オクチルアミンを包含する。用いること
ができる他の第三級アミン類はピリジン、ルチジン、コ
リジン、キノリン等を包含する。好ましい第三級アミン
ヒドロハライドはトリエチルアミン塩酸塩である。大過
剰の大三級アミンのアミンヒドロハライドは害にならな
いであろうが、トリエチルアミンヒドロハライドに対す
る式IIの化合物のモル比は約1:1である。室温で反応は
直ちに起こる。
第三級アミンヒドロハライドおよび塩酸で処理して式I
の化合物を得る。第三級アミン類を用いることができ、
該アミンがC1−C8直鎖状または分岐状鎖アルキル基いず
れかを含有するアミン類、すなわち、トリメチルアミ
ン、トリエチルアミン、トリ−n−プロピルアミン、ジ
イソプロピルエチルアミン、トリ−n−ブチルアミンお
よびトリ−n−オクチルアミンを包含する。用いること
ができる他の第三級アミン類はピリジン、ルチジン、コ
リジン、キノリン等を包含する。好ましい第三級アミン
ヒドロハライドはトリエチルアミン塩酸塩である。大過
剰の大三級アミンのアミンヒドロハライドは害にならな
いであろうが、トリエチルアミンヒドロハライドに対す
る式IIの化合物のモル比は約1:1である。室温で反応は
直ちに起こる。
工程(c)において、抽出、蒸発、晶出およびそれら
の組合わせのごとき常法によって式Iのモノアミドを反
応混合物から回収する。好ましい回収方法はt−ブタノ
ールでの抽出、続いての真空蒸発を含む。
の組合わせのごとき常法によって式Iのモノアミドを反
応混合物から回収する。好ましい回収方法はt−ブタノ
ールでの抽出、続いての真空蒸発を含む。
種々の式のコルチコステロイドの水溶性エステル類を
製造するための式Iの化合物の利用法をチャートIIに示
す。
製造するための式Iの化合物の利用法をチャートIIに示
す。
工程(a)において、アルカン−1,N−ジカルボン酸
モノ(2−スルファトエチル)アミドのアミン塩を塩化
メチレン、アセトン、またはアセトニトリルのごとき非
極性溶媒に溶解し、次いで、順次、トリエラチアミン、
塩化ピバロイル、式Vのコルスコステロイド、および4
−ジメチルアミノ−ピリジンで処理する。反応は約0℃
ないし約45℃の温度、好ましくは約25℃で、約1時間な
いし約24時間、通常は5時間行う。トリアルキルアンモ
ニウム塩の使用により、所望の水溶性エステル生成物か
ら分離するのが容易である、塩化メチレン、アセトンお
よびアセトニトリルのごとき比較的安価で、低沸点の有
機溶媒中でエステル化反応が可能となる。これは、対応
するナトリウム塩の使用の改良を示す。というのは、ジ
メチルスルホキシド、ジメチルホルムアミドまたはピリ
ジンのごとき非常に極性の溶媒の使用が不要だからであ
る。
モノ(2−スルファトエチル)アミドのアミン塩を塩化
メチレン、アセトン、またはアセトニトリルのごとき非
極性溶媒に溶解し、次いで、順次、トリエラチアミン、
塩化ピバロイル、式Vのコルスコステロイド、および4
−ジメチルアミノ−ピリジンで処理する。反応は約0℃
ないし約45℃の温度、好ましくは約25℃で、約1時間な
いし約24時間、通常は5時間行う。トリアルキルアンモ
ニウム塩の使用により、所望の水溶性エステル生成物か
ら分離するのが容易である、塩化メチレン、アセトンお
よびアセトニトリルのごとき比較的安価で、低沸点の有
機溶媒中でエステル化反応が可能となる。これは、対応
するナトリウム塩の使用の改良を示す。というのは、ジ
メチルスルホキシド、ジメチルホルムアミドまたはピリ
ジンのごとき非常に極性の溶媒の使用が不要だからであ
る。
工程(b)において、式VIのトリアルキルアンモニウ
ム塩の水性溶液を硫酸水素ナトリウムまたは他の適当な
ナトリウム塩で処理して式VIIの対応するナトリウム塩
を得る。1モル等量で十分であるが、大モル過剰のナト
リウム塩(10等量)を用いる。該ナトリウム塩Vは晶
出、蒸発、濾過、クロマトグラフィーおよびそれらの組
合わせのごとき常法によって反応混合物から回収でき
る。
ム塩の水性溶液を硫酸水素ナトリウムまたは他の適当な
ナトリウム塩で処理して式VIIの対応するナトリウム塩
を得る。1モル等量で十分であるが、大モル過剰のナト
リウム塩(10等量)を用いる。該ナトリウム塩Vは晶
出、蒸発、濾過、クロマトグラフィーおよびそれらの組
合わせのごとき常法によって反応混合物から回収でき
る。
アルカン−1,N−ジカルボン酸モノ(2−スルファトエ
チル)アミド類 実施例1 8−オキソ−8[(2−スルファトエチル)メチルアミ
ノ]オクタン酸、二ナトリウム塩(スレプタン酸二ナト
リウム塩) スベリン酸1.707gの塩化メチレン10.0ml中懸濁液をト
リエチルアミン2.73mlで処理し、均一な溶液を得た。こ
の溶液を0℃まで冷却し、次いで塩化ピバロイル2.41ml
の塩化メチレン2ml中溶液で処理した。直ちに、白色沈
澱が生成し;スラリーを室温で20分間撹拌し、次いで窒
素圧下で濾過した。ケーキを塩化メチレン5mlで洗浄
し、合した濾液をN−メチルタウリンナトリウム塩1.66
0g(76.1%水性スラリー)および炭酸水素ナトリウム.8
23gの水15ml中氷冷溶液に添加した。この反応混合物
を、二相を混合するが65時間の還流時点で区別できるよ
うな速度で撹拌した。次いで、水性層、pH5.64を10%塩
酸でpH3.00まで酸性化し、酢酸エチル(2x10ml)で抽出
した。水性層(pH3.35)を50%水性水酸化ナトリウムで
pH8.99に調整し、次いで、蒸発させた。白色残渣をイソ
プロパノール40ml中にスラリー化し、溶液を減圧下で蒸
発させて、8−オキソ−8−[(2−スルファトエチ
ル)メチルアミノ]オクタン酸、二ナトリウム塩(スレ
プタン酸)2.1462(n−メチルタウリンから収率80.7
%)および.177%(.372ミリモル、4.7%)(LCによ
る)ビスアミドを含有する白色粉末3.180g、6.323ミリ
モルを得た。
チル)アミド類 実施例1 8−オキソ−8[(2−スルファトエチル)メチルアミ
ノ]オクタン酸、二ナトリウム塩(スレプタン酸二ナト
リウム塩) スベリン酸1.707gの塩化メチレン10.0ml中懸濁液をト
リエチルアミン2.73mlで処理し、均一な溶液を得た。こ
の溶液を0℃まで冷却し、次いで塩化ピバロイル2.41ml
の塩化メチレン2ml中溶液で処理した。直ちに、白色沈
澱が生成し;スラリーを室温で20分間撹拌し、次いで窒
素圧下で濾過した。ケーキを塩化メチレン5mlで洗浄
し、合した濾液をN−メチルタウリンナトリウム塩1.66
0g(76.1%水性スラリー)および炭酸水素ナトリウム.8
23gの水15ml中氷冷溶液に添加した。この反応混合物
を、二相を混合するが65時間の還流時点で区別できるよ
うな速度で撹拌した。次いで、水性層、pH5.64を10%塩
酸でpH3.00まで酸性化し、酢酸エチル(2x10ml)で抽出
した。水性層(pH3.35)を50%水性水酸化ナトリウムで
pH8.99に調整し、次いで、蒸発させた。白色残渣をイソ
プロパノール40ml中にスラリー化し、溶液を減圧下で蒸
発させて、8−オキソ−8−[(2−スルファトエチ
ル)メチルアミノ]オクタン酸、二ナトリウム塩(スレ
プタン酸)2.1462(n−メチルタウリンから収率80.7
%)および.177%(.372ミリモル、4.7%)(LCによ
る)ビスアミドを含有する白色粉末3.180g、6.323ミリ
モルを得た。
アルカン−1,N−ジカルボン酸モノ(2−スルファトエ
チル)−アミド類のアミン塩類 実施例2 8−オキソ−8−[(2−スルファトエチル)メチルア
ミノ]オクタン酸、トリエチルアミン塩(スレプタン
酸、トリエチルアンモニウム塩) 粗製スレプタン酸反応混合物(208ml;スレプタン酸2
9.895g[94.20ミリモル]およびビスアミド2.9195g[6.
340ミリモル](LCによる)を含有)をトリエチルアミ
ン塩酸塩[12.969g、94.22ミリモル]で処理し、濃塩酸
でpHを6.97から3.00まで低下させた。次いで、得られた
薄い白色スラリーを酢酸エチル(3x110ml)で洗浄し
た。次いで、水性層をNaCl18gで処理し、濃塩酸でpHを
3.27から2.03まで低下させた。次いで、この溶液をt−
ブタノールで抽出した(4x240ml;各抽出の後、pHをほぼ
2.5から2.0まで再度調整した)。次いで、抽出物を真空
中で濃縮して白色半固体残渣を得、これをアセトン100m
l中にとり、室温で1時間撹拌した。次いで、いくらか
の無機物質(21.678g)を濾去し、真空中で濾液を濃縮
して8−オキソ−8−[(2−スルファトエチル)メチ
トルアミノ]オクタン酸 トリエチルアミン塩(スレプ
タン酸トリエチルアンモニウム塩)34.595g(87.24ミリ
モル、92.6%回収)を含有する粘性油(重量:39.91g)
を得た。13 C−NMR(CD2Cl2);175.74(S);173.56(S);49.89
(t)および48.92(t);46.58(t);46.35(t)およ
び44.78(t);36.24(q)および33.31(q);34.22
(t);33.48(t)および32.80(t);29.08(t);2
8.93(t);25.01(t);24.94(t);8.75(q)。46.58
および8.75ppmにおける吸収はトリエチルアンモニウム
カチオンの存在を示す。
チル)−アミド類のアミン塩類 実施例2 8−オキソ−8−[(2−スルファトエチル)メチルア
ミノ]オクタン酸、トリエチルアミン塩(スレプタン
酸、トリエチルアンモニウム塩) 粗製スレプタン酸反応混合物(208ml;スレプタン酸2
9.895g[94.20ミリモル]およびビスアミド2.9195g[6.
340ミリモル](LCによる)を含有)をトリエチルアミ
ン塩酸塩[12.969g、94.22ミリモル]で処理し、濃塩酸
でpHを6.97から3.00まで低下させた。次いで、得られた
薄い白色スラリーを酢酸エチル(3x110ml)で洗浄し
た。次いで、水性層をNaCl18gで処理し、濃塩酸でpHを
3.27から2.03まで低下させた。次いで、この溶液をt−
ブタノールで抽出した(4x240ml;各抽出の後、pHをほぼ
2.5から2.0まで再度調整した)。次いで、抽出物を真空
中で濃縮して白色半固体残渣を得、これをアセトン100m
l中にとり、室温で1時間撹拌した。次いで、いくらか
の無機物質(21.678g)を濾去し、真空中で濾液を濃縮
して8−オキソ−8−[(2−スルファトエチル)メチ
トルアミノ]オクタン酸 トリエチルアミン塩(スレプ
タン酸トリエチルアンモニウム塩)34.595g(87.24ミリ
モル、92.6%回収)を含有する粘性油(重量:39.91g)
を得た。13 C−NMR(CD2Cl2);175.74(S);173.56(S);49.89
(t)および48.92(t);46.58(t);46.35(t)およ
び44.78(t);36.24(q)および33.31(q);34.22
(t);33.48(t)および32.80(t);29.08(t);2
8.93(t);25.01(t);24.94(t);8.75(q)。46.58
および8.75ppmにおける吸収はトリエチルアンモニウム
カチオンの存在を示す。
コルチコステロイド類の水溶性エステル類の調製 実施例3 メチルプレドニソロンスレプタネート トリエチルアン
モニウム塩 塩化メチレン10ml中のトリエチルアンモニウムスレプ
タネート(2.34g、5.38ミリモル)をトリエチルアミン
(1.10g、10.84ミリモル)で処理し;得られた無色溶液
を塩化メチレン5ml中の塩化トリメチルアセチル603.8mg
で滴下処理し、薄い白色スラリーを室温で45分間撹拌し
た。次いで、メチルプレドニソロン(1.01g、2.70ミリ
モル)の塩化メチレン10ml中懸濁液を添加し、続いて、
ジメチルアミノピリジン26.1mg(0.21ミリモル)を添加
し;得られた白色スラリーを室温で5時間撹拌し、LCに
よるとその時点でメチルプレドニソロン スレプタネー
ト、トリエチルアミン塩への変換は完了した。
モニウム塩 塩化メチレン10ml中のトリエチルアンモニウムスレプ
タネート(2.34g、5.38ミリモル)をトリエチルアミン
(1.10g、10.84ミリモル)で処理し;得られた無色溶液
を塩化メチレン5ml中の塩化トリメチルアセチル603.8mg
で滴下処理し、薄い白色スラリーを室温で45分間撹拌し
た。次いで、メチルプレドニソロン(1.01g、2.70ミリ
モル)の塩化メチレン10ml中懸濁液を添加し、続いて、
ジメチルアミノピリジン26.1mg(0.21ミリモル)を添加
し;得られた白色スラリーを室温で5時間撹拌し、LCに
よるとその時点でメチルプレドニソロン スレプタネー
ト、トリエチルアミン塩への変換は完了した。
実施例4 メチルプレドニソロンナトリウムスレプタネート 実施例3で得られた反応混合物を蒸発させて無色油と
し、これを水20ml中にとった。得られた清澄な溶液を硫
酸水素ナトリウム1水和物3.59g(26ミリモル)で処理
し、酢酸エチル20mlずつで3回抽出した。水性層をsec
−ブタノール20mlで3回抽出し、合したsec−ブタノー
ル抽出物を、新たに調製した5%炭酸水素ナトリウム−
8%硫酸ナトリウム30ml2回分、次いで10%水性硫酸ナ
トリウム30ml2回分で洗浄した。合したsec−ブタノール
層を蒸発させ、残渣をメタノール20ml中にとった。減圧
下での蒸発の後、得られた白色フォームをメタノール3m
l中にとり、濾過した(ケーキをメタノール2.0mlで洗浄
した)。濾液を蒸発させ、次いで、メタノール2mlに溶
解した。得られた淡黄色溶液を氷冷アセトニトリル60ml
に滴加し、得られた白色スラリーを0°で1.5時間撹拌
した。沈澱物を濾過し、氷冷アセトニトリル10mlで洗浄
し、乾燥してメチルプレドニソロン ナトリウテ スレ
プタネート1.46g(80.4%)を自由流動性白色粉末(LC
分析で純度99%)を得た。
し、これを水20ml中にとった。得られた清澄な溶液を硫
酸水素ナトリウム1水和物3.59g(26ミリモル)で処理
し、酢酸エチル20mlずつで3回抽出した。水性層をsec
−ブタノール20mlで3回抽出し、合したsec−ブタノー
ル抽出物を、新たに調製した5%炭酸水素ナトリウム−
8%硫酸ナトリウム30ml2回分、次いで10%水性硫酸ナ
トリウム30ml2回分で洗浄した。合したsec−ブタノール
層を蒸発させ、残渣をメタノール20ml中にとった。減圧
下での蒸発の後、得られた白色フォームをメタノール3m
l中にとり、濾過した(ケーキをメタノール2.0mlで洗浄
した)。濾液を蒸発させ、次いで、メタノール2mlに溶
解した。得られた淡黄色溶液を氷冷アセトニトリル60ml
に滴加し、得られた白色スラリーを0°で1.5時間撹拌
した。沈澱物を濾過し、氷冷アセトニトリル10mlで洗浄
し、乾燥してメチルプレドニソロン ナトリウテ スレ
プタネート1.46g(80.4%)を自由流動性白色粉末(LC
分析で純度99%)を得た。
化合物類、8−オキソ−8−[(2−スルファトエチ
ル)メチルアミノ]オクタン酸、トリエチルアミン塩お
よびメチルプレドニソロンスプタネート トリエチルア
ミン塩、ならびにそれらの製法およびメチルプレドニソ
ロンの水溶性エステル類および塩類を調製するためのそ
れらの使用法は、現時点で知れている発明を実施する最
良の態様である。
ル)メチルアミノ]オクタン酸、トリエチルアミン塩お
よびメチルプレドニソロンスプタネート トリエチルア
ミン塩、ならびにそれらの製法およびメチルプレドニソ
ロンの水溶性エステル類および塩類を調製するためのそ
れらの使用法は、現時点で知れている発明を実施する最
良の態様である。
式 HOC(O)-(CH2)n-C(O)-N(R1)-CH2CH2SO3 - +HN(R2)3 I RC(O)‐O-C(O)‐(CH2)n‐C(O)‐OC(O)RI
I R1N(H)-CH2CH2SO3Na III NaOC(O)-(CH2)n-C(O)-N(R1)-CH2CH2SO3Na IV StOH V StO-C(O)-(CH2)n-C(O)-N(R1)-CH2CH2SO3 - +HN(R2)3 VI StO-C(O)-(CH2)n-C(O)-N(R1)-CH2CH2SO3Na VII
I R1N(H)-CH2CH2SO3Na III NaOC(O)-(CH2)n-C(O)-N(R1)-CH2CH2SO3Na IV StOH V StO-C(O)-(CH2)n-C(O)-N(R1)-CH2CH2SO3 - +HN(R2)3 VI StO-C(O)-(CH2)n-C(O)-N(R1)-CH2CH2SO3Na VII
Claims (11)
- 【請求項1】式I: HOC(O)-(CH2)n-C(O)-N(R1)-CH2CH2SO3 - +HN(R2)3 I [式中、R1は水素、C1−C8アルキルおよびフェニルより
なる群から選択され;R2はC1−C8アルキルであるかある
いは窒素原子と一緒になる場合の(R2)3はピリジニルで
あり;およびnは4ないし20の整数を意味する] を有する化合物。 - 【請求項2】R2がC1−C8アルキルであってnが4ないし
8である請求の範囲第1項記載の化合物。 - 【請求項3】R1がメチル、R2がエチルであってnが6で
ある請求の範囲第2項記載の化合物。 - 【請求項4】(a)式II: RC(O)−O−C(O)−(CH2)n−C(O)−OC(O)
R II [式中、RはC1−C8アルキル、C1−C8アルコキシ、およ
び置換フェニルよりなる群から選択される] を有する化合物の水非混和性有機溶媒中溶液を式III: R1N(H)-CH2CH2SO3Na III のアミンの水溶液と接触させて式IV: NaOC(O)-(CH2)n-C(O)-N(R1)-CH2CH2SO3Na IV の化合物を得; (b)式IVの化合物の水性溶液をトリアルキルアミンヒ
ドロハライドおよびハロゲン化水素で処理し、次いで (c)(b)で形成された反応混合物から式Iの化合物
を回収することを特徴とする式I: HOC(O)-(CH2)n-C(O)-N(R1)-CH2CH2SO3 - +HN(R2)3 I [式中、R1は水素、C1−C8アルキルおよびフェニルより
なる群から選択され;R2はC1−C8アルキルであるかある
いは窒素原子と一緒になる場合の(R2)3はピリジニルを
意味する] を有する化合物の製法。 - 【請求項5】式Iの化合物の回収が、t−ブタノールを
用いて工程(b)で形成された混合物の抽出を行い、次
いで抽出物を蒸発させることよりなる請求の範囲第4項
記載の製法。 - 【請求項6】該アルカン−1−ジカルボン酸がスレプタ
ン酸であり、該水溶性アミンがN−メチルタウリンであ
って、形成される該化合物がスレプタン酸モノナトリウ
ム塩である請求の範囲第5項記載の製法。 - 【請求項7】式VI: StO-C(O)-(CH2)n-C(O)-N(R1)-CH2CH2SO3 - +HN(R2)3 VI [式中、R1は水素、C1−C8アルキルおよびフェニルより
なる群から選択され;R2はエチル;nは4ないし20の整
数;およびStはコルチコステロイドの残基であってnは
4ないし20の整数を意味する] を有する化合物。 - 【請求項8】R1がC1−C8アルキルであってnが6である
請求の範囲第7項記載の化合物。 - 【請求項9】R1がメチルであってStがメチルプレドニソ
ロンの残基である請求の範囲第8項記載の化合物(メチ
ルプレドニソロンスレプタネート トリエチルアンモニ
ウム塩)。 - 【請求項10】(a)式I: HOC(O)-(CH2)n-C(O)-N(R1)-CH2CH2SO3 - +HN(R2)3 I [式中、R1は水素、C1−C8アルキルおよびフェニルより
なる群から選択され;R2はC1−C8アルキルであるかある
いは窒素原子と一緒になる場合の(R2)3はピリジニルで
あり、およびnは4ないし20の整数を意味する] を有する化合物の非極性有機溶媒中溶液を塩化ピバロイ
ルおよびトリエチルアミン、続いて式V: StOH V を有する化合物および4−ジメチルアミノピリジンで処
理して式VI: StO-C(O)-(CH2)n-C(O)-N(R1)-CH2CH2SO3 - +HN(R2)3 VI [式中、Stはコルチコステロイドの残基を意味する] の化合物を得、次いで (b)式VIの化合物をナトリウム塩と反応させることを
特徴とする式VII: StO-C(O)-(CH2)n-C(O)-N(R1)-CH2CH2SO3Na VII を有する化合物の製法。 - 【請求項11】式VIの該化合物がメチルプレドニソロン
のスレプタン酸トリエチルアンモニウム塩であって式VI
Iの該化合物がメチルプレドニソロンのスレプタン酸ナ
トリウム塩である請求の範囲第10項記載の製法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US7438187A | 1987-07-16 | 1987-07-16 | |
US074,381 | 1987-07-16 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02504276A JPH02504276A (ja) | 1990-12-06 |
JP2549724B2 true JP2549724B2 (ja) | 1996-10-30 |
Family
ID=22119253
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63506601A Expired - Lifetime JP2549724B2 (ja) | 1987-07-16 | 1988-07-01 | アルカンー1,nージカルボン酸モノー(2ースルファトエチル)アミド類のアミン塩類 |
Country Status (8)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0374166B1 (ja) |
JP (1) | JP2549724B2 (ja) |
KR (1) | KR890701552A (ja) |
AT (1) | ATE84300T1 (ja) |
AU (1) | AU2138988A (ja) |
DE (1) | DE3877361T2 (ja) |
HK (1) | HK36096A (ja) |
WO (1) | WO1989000558A1 (ja) |
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SU818489A3 (ru) * | 1978-10-04 | 1981-03-30 | Шеринг Аг (Фирма) | Способ получени кортикоид -21- СульфОпРОпиОНАТОВ или иХ СОлЕй |
US4456602A (en) * | 1982-08-23 | 1984-06-26 | The Upjohn Company | Amine containing ester prodrugs of corticosteroids |
US4472392A (en) * | 1983-01-21 | 1984-09-18 | The Upjohn Company | Sulfonate containing ester prodrugs of corticosteroids |
US4469689A (en) * | 1983-03-30 | 1984-09-04 | The Upjohn Company | Sulfonate containing ester prodrugs of corticosteroids |
CA1310009C (en) * | 1984-03-28 | 1992-11-10 | John Mark Braughler | Ester prodrugs of steroids |
-
1988
- 1988-07-01 EP EP88906733A patent/EP0374166B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1988-07-01 AT AT88906733T patent/ATE84300T1/de not_active IP Right Cessation
- 1988-07-01 AU AU21389/88A patent/AU2138988A/en not_active Abandoned
- 1988-07-01 JP JP63506601A patent/JP2549724B2/ja not_active Expired - Lifetime
- 1988-07-01 WO PCT/US1988/002181 patent/WO1989000558A1/en active IP Right Grant
- 1988-07-01 KR KR1019890700468A patent/KR890701552A/ko not_active Application Discontinuation
- 1988-07-01 DE DE8888906733T patent/DE3877361T2/de not_active Expired - Fee Related
-
1996
- 1996-02-29 HK HK36096A patent/HK36096A/xx not_active IP Right Cessation
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Publication number | Publication date |
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HK36096A (en) | 1996-03-08 |
EP0374166B1 (en) | 1993-01-07 |
EP0374166A1 (en) | 1990-06-27 |
JPH02504276A (ja) | 1990-12-06 |
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AU2138988A (en) | 1989-02-13 |
DE3877361D1 (de) | 1993-02-18 |
DE3877361T2 (de) | 1993-05-13 |
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