JP2549386B2 - デイスクカ−トリツジ交換装置 - Google Patents

デイスクカ−トリツジ交換装置

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JP2549386B2
JP2549386B2 JP62213862A JP21386287A JP2549386B2 JP 2549386 B2 JP2549386 B2 JP 2549386B2 JP 62213862 A JP62213862 A JP 62213862A JP 21386287 A JP21386287 A JP 21386287A JP 2549386 B2 JP2549386 B2 JP 2549386B2
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、光デイスク等のデイスクを複数枚ストツカ
に用意しておき、必要なデイスクを選択して自動的にド
ライブ装置に装填させるデイスクカートリツジ交換装置
に関する。
従来技術 一般に、この種のデイスクカートリツジ交換装置は、
概略的には次のように構成されている。まず、装置筐体
内には各々デイスクを内蔵させたカートリツジを複数枚
個別に収納し得るように多段構成の収納部を備えたスト
ツカが設けられ、このようなストツカにはカートリツジ
内のデイスクについて記録又は再生動作を行なうための
ドライブ装置が併設されている。又、カートリツジを装
置外部から供給し又は装置外部へ排出するためのローデ
イングユニツトも設けられている。そして、ストツカと
ドライブ装置又はローデイングユニツトとの前面を上下
方向に駆動されてストツカの収納部から選択的に引出し
たカートリツジをドライブ装置又はローデイングユニツ
トに移送供給し又は逆に戻すためのキヤリツジが設けら
れている。このキヤリツジにはカートリツジをストツカ
の収納部内へ押し込み又は収納部から引出すための動作
を行なわせるハンドリング駆動モータが設けられてい
る。つまり、このようなデイスクカートリツジ交換装置
にあつては、キヤリツジとストツカとの間でカートリツ
ジの授受を行なわせるためのハンドリング機構が必要と
なる。
ここに、ストツカ、ドライブ装置、ローデイングユニ
ツト等ではカートリツジを板ばね等の弾性部材を用いて
収納ラツチするようにしている。しかるに、衝撃、装置
本体の傾き設置、振動等により、収納ラツチ状態のカー
トリツジがこれらのストツカ、ドライブ装置、ローデイ
ングユニツト等から突出してしまうことがある。ここ
に、カートリツジが突出したままであると、ストツカ等
の前面をキヤリツジが上下方向に移動する際に衝突し、
カートリツジを破損させてしまうことになる。そこで、
従来にあつては、カートリツジがストツカ等から突出し
てしまつた場合には、電源をオフさせ装置本体の筐体を
開放し人為的に突出カートリツジを正しく収納させるよ
うにしている。例えば、特開昭61−233463号公報によれ
ば、ホルダの変位が確実に行なわれたか否かをチエツク
するセンサを設けている。このセンサが異常状態を検知
したときには、警告灯又は警告ブザーによりオペレータ
に知らせ作動を中止させるようにしている。この場合、
オペレータは電源をオフさせ、装置本体の筐体を開放し
て突出したカートリツジを正しく収納させる、等の作業
を行なう必要がある。しかるに、このような作業はユー
ザには困難であり、一般にはサービスマン又は専門技術
者によることが多く、ユーザにとつては一旦使用を停止
させなければならず不便である。
目的 本発明は、このような点に鑑みなされたもので、スト
ツカ等からカートリツジが突出する異常が生じた場合
に、それを検知し自動的に正常状態に自己復帰させるこ
とができるデイスクカートリツジ交換装置を得ることを
目的とする。
構成 本発明は、上記目的を達成するため、デイスクを収納
した複数枚のカートリツジを互いに積層して直線上に配
列して個別に収納するストツカと、このストツカに連設
されて前記カートリツジ内のデイスクの記録又は再生若
しくは消去を行なうドライブ装置と、前記ストツカに連
設されて前記カートリツジを装置外部から供給し又は装
置外部へ排出するためのローデイングユニツトと、前記
カートリツジを選択的に把持して前記ストツカと前記ド
ライブ装置と前記ローデングユニツトとの間で搬送させ
るキヤリツジとを備えたデイスクカートリツジ交換装置
において、前記ストツカと前記ドライブ装置と前記ロー
デイングユニツトとに収納された全ての前記カートリツ
ジを対象としてそれらのカートリツジ中の何れかのカー
トリツジの異常突出を検出するセンサを設け、このセン
サによる異常突出信号がなくなるまで前記カートリツジ
を収納方向に移動させる押圧部材を前記カートリツジの
配列方向に沿わせて移動するように設けたものである。
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
まず、第2図により交換装置の概略構成を説明する。交
換装置筐体1内には各々デイスクを内蔵させたカートリ
ツジ2を複数枚個別に収納し得るように多段構成の収納
部3を備えたストツカ4が設けられている。そして、こ
のようなストツカ4の上方には前記カートリツジ2内の
デイスクについて記録又は再生ないしは消去動作を行な
うためのドライブ装置5が設けられている。又、前記交
換装置筐体1の装置外部との間でカートリツジ2の供給
・排出なる授受を行なうためのローデイングユニツトと
してのローデイングトレイ6が設けられている。更に、
前記ストツカ4とドライブ装置5との前面にはこれらの
間をボールねじ7によつて上下A方向に上昇又は下降駆
動されて前記ストツカ4の収納部3から選択的に引出し
たカートリツジ2をドライブ装置5又はローデイングト
レイ6に移送供給し又は逆に戻すためのキヤリツジ8が
設けられている。
ここで、前記キヤリツジ8には、矩形枠状の外枠9が
固定的に搭載されている。そして、このような外枠9内
には前記カートリツジ2を前記ストツカ3側に向けてス
ライド自在に保持する回転体10が設けられている。即
ち、この回転体10はカートリツジ2の進退方向Bの端部
位置に設けた回動軸11及び軸受12を介して前記外枠9に
回転自在に支持されている。そして、回動軸11の外側に
は従動プーリ13が固定され、前記外枠9の一部に固定し
た回転用モータ14の駆動プーリ15との間に掛け渡したタ
イミングベルト16により連結されている。これにより、
回転体10は回転用モータ14により180゜往復回転され、
回転体10内に保持したカートリツジ2の表裏(いわゆ
る、A/B面)を反転させ得るように構成されている。こ
の際、前記回転体10の表裏状態を回動軸11の一部に取付
けた作動片17を介して検出するセンサ18が外枠9に設け
られている。
又、前記カートリツジ2の端部両側には係止凹部2aが
形成され、この係止凹部2aに係脱してカートリツジ2の
進退移動を行なわせるためのハンドリング爪19が設けら
れている。このハンドリング爪19は略L字状に形成され
たもので、前記回転体10上にB方向にスライド自在に搭
載されたハンドラ20上に支点21を中心に回動自在に設け
られている。ここに、前記ハンドラ20の両側からは駆動
ピン22が突出し、この駆動ピン22を介して前記ハンドラ
20をB方向に往復動させるハンドリング用モータ23が外
枠9に取付けられている。即ち、外枠9内であつて回転
体10の外側には矢印B方向に離間させてハンドリング用
モータ23に直結させたモータプーリ24と従動プーリ25と
が設けられ、これらのプーリ24,25間にはタイミングベ
ルト26が掛け渡されている。そして、このタイミングベ
ルト26の一部には前記駆動ピン22に係合する係合片27が
固定されている。よつて、ハンドリング用モータ23によ
りタイミングベルト26が駆動され、係合片27が同時に移
動することにより、駆動ピン22を介してハンドラ20がB
方向にスライドして往復動する。
又、前記ハンドリング爪19はばね28により前記係止凹
部2aに対し離反する開方向に付勢されてハンドラ20上に
搭載されている。そして、ハンドリング時にハンドリン
グ爪19を前記係止凹部2aに対して係止する閉方向に回動
変位させる爪押圧部材29が設けられている。この爪押圧
部材29はソレノイド30により駆動されるものであり、ソ
レノイド30と爪押圧部材29とはリンク機構31により連結
されている。これにより、ソレノイド30駆動により爪押
圧部材29を動作させてハンドリング爪19を閉方向に押圧
することにより、カートリツジ2を把持し得ることにな
る。
このようにして、キヤリツジ8はカートリツジ2の引
込み/押出し、カートリツジ2のA/B面変換のための回
転、カートリツジ2の運搬(上昇/下降)を自由になし
得る。
ここで、キヤリツジ8が矢印Aで示す方向に上昇/下
降移動する際、ストツカ4とドライブ装置5とローデイ
ングトレイ6とに収納されたカートリツジ2中の何れか
のカートリツジ2が、何んらかの外乱により飛び出して
突出していると、そのカートリツジ2にキヤリツジ8が
衝突し破損してしまう。カートリツジ2中のデイスクに
は重要な情報が記録されているので、このような破壊は
避ける必要がある。
しかして、本実施例では、まず、ストツカ4とドライ
ブ装置5とローデイングトレイ6とに収納されたカート
リツジ2中の何れかのカートリツジ2が異常に突出して
いるか否かを検出するためのセンサ32を設ける。このセ
ンサ32は発光素子32aと受光素子32bとからなる光学的セ
ンサであり、発光素子32aから受光素子32bに向けた検出
光が第2図中に一点鎖線で示すようにストツカ4、ドラ
イブ装置5ないしはローデイングトレイ6の前面位置を
通るように配置されている。なお、前記ハンドラ20によ
りキヤリツジ8とストツカ4、ドライブ装置5ないしは
ローデイングトレイ6との間でカートリツジ2の受け渡
し動作を行なう時には必ずこのような検出光を横切るこ
とになるので、このような受け渡し動作時には受光素子
32bからの検知信号は無検知状態(デイスエーブル)と
され、それ以外の時に検知状態(イネーブル)に設定し
ておくことにより、カートリツジ2の異常突出を検知す
るものである。
更に、前記ハンドラ20上には異常突出したカートリツ
ジ2を正常状態に復帰させるための押圧部材33が搭載さ
れている。この押圧部材33は前記ハンドラ20がストツカ
4側に移動した時に前記外枠9よりもストツカ4側に少
し突出させてなるものであり、押圧面側には緩衝材34が
一体的に取付けられている。ここに、押圧部材33(緩衝
材34)は例えば第1図に示すようにストツカ4中の2つ
のカートリツジ2に対向し得る高さを有するが、回転体
10とともに表裏回転されるものでもあり回転に際して外
枠9に当たらない所定の高さとされている。
このような構成において、今、センサ32によりカート
リツジ2の異常突出が検知された場合を考える。この
際、センサ32はどの位置でカートリツジ2が異常突出し
たかまでは検知しない。そこで、現在のキヤリツジ8位
置にて第1図に示すようにハンドラ20をカートリツジ2
授受時と同様に、例えばストツカ4側にスライド移動さ
せる。これにより、押圧部材33もストツカ4側に移動
し、外枠9よりも突出する。この時、押圧部材33(緩衝
材34)の高さ範囲内にて、カートリツジ2がキヤリツジ
8側に異常突出していたとすると、押圧部材33が当たる
のでスライド移動に伴いストツカ4に対して正常なる収
納方向に押圧される。これにより、異常突出したカート
リツジ2がなくなればセンサ32の異常検知信号がなくな
るのでカートリツジ2の自動復帰処理は終了する。この
ようなカートリツジ2の押込み動作時に、緩衝材34を介
してカートリツジ2が押圧されるのでカートリツジ2に
衝撃を与えることはない。
しかし、センサ32の異常検知信号がなくならなけれ
ば、他の位置でカートリツジ2が異常突出していること
になるので、カートリツジ2の自動復帰処理を継続す
る。まず、第1図に実線で示すような押圧部材33の状態
から、ハンドラ20の復帰移動に伴い一点鎖線で示す位置
に押圧部材33′を戻す。そこで、回転体10を180゜回転
させて表裏反転させることにより、二点鎖線で示す位置
に押圧部材33″を変位させる。このような押圧部材33″
を上述の如くハンドラ20に従いストツカ4側にスライド
移動させることにより、キヤリツジ8の現在位置にてキ
ヤリツジ8下方分につき押圧部材33の高さ分のカートリ
ツジ2の押込み処理をなし得る。即ち、押圧部材33″に
対向する位置で異常突出していたカートリツジ2があれ
ば正常状態に押込み収納される。
よつて、このような押圧部材33の動作により、キヤリ
ツジ8は現在位置から少なくとも押圧部材33の高さ範囲
内ではカートリツジ2に衝突することのない上下動が可
能となる。つまり、このような範囲がカートリツジ2が
異常突出していない範囲となる。そこで、センサ32から
の異常検知信号が依然として消えておらず異常突出した
カートリツジ2が存在する時には、センサ32からの異常
検知信号がなくなるまで、このようなキヤリツジ上下動
可動範囲を徐々に広げながら押圧部材33による押込み動
作を上述の場合と同様に繰返せばよい。
ところで、カートリツジ2に異常突出のない正常状態
でハンドラ20によりカートリツジ2の受け渡し動作を行
なう際には、押圧部材33も一緒にストツカ4等に向けて
スライド移動する。この際、本実施例では押圧部材33
(緩衝材34)の押圧面と正常状態にあるカートリツジ2
との間には第1図及び第3図に示すように僅かな隙間35
が生ずるように配設されている。これにより、押圧部材
33が無闇にカートリツジ2に緩衝することはない。な
お、押圧部材33は異常突出したカートリツジ2を厳密に
正常状態にまで押込む必要はなく、キヤリツジ8の上下
動に際してカートリツジ2とキヤリツジ8とが衝突しな
ければよいので、隙間35を持たせても支障はない。
このように、本実施例によれば、何んらかの原因によ
りカートリツジ2の異常突出が生じた場合には、センサ
32で検知し押圧部材33をスライド動作させることによ
り、正常状態に自動復帰させることができ、キヤリツジ
8移動時にカートリツジ2を損傷することはない。この
際、押圧部材33の駆動はカートリツジハンドリング用の
ハンドラ20、従つてモータ23等を利用して行なわせるこ
とができ、専用の駆動源を必要としない簡単なものとな
る。
効果 本発明は上述のように、ストツカとドライブ装置とロ
ーデイングユニツトとに収納された全てのカートリツジ
を対象としてそれらのカートリツジ中の何れかのカート
リツジの異常突出を検出するセンサを設け、このセンサ
による異常突出信号がなくなるまでカートリツジを収納
方向に移動させる押圧部材をカートリツジの配列方向に
沿わせて移動するように設けたので、何らかの原因によ
りカートリツジの異常突出が生じた場合には、センサに
よりそれを検知して押圧部材を動作させることによりカ
ートリツジの収納位置を正常状態に自動復帰させること
ができ、しかも、全てのカートリツジが異常突出してい
ない状態になるまで押圧部材の動作を繰り返させるた
め、キヤリツジ移動時にカートリツジの異常突出に起因
してそのカートリツジを損傷することを防止することが
できるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図は概略側
面図、第2図はデイスクカートリツジ交換装置の概略構
成を示す側面図、第3図は概略水平断面図である。 2……カートリツジ、4……ストツカ、5……ドライブ
装置、6……ローデイングトレイ(ローデイングユニツ
ト)、8……キヤリツジ、32……センサ、33……押圧部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】デイスクを収納した複数枚のカートリツジ
    を互いに積層して直線上に配列して個別に収納するスト
    ツカと、このストツカに連設されて前記カートリツジ内
    のデイスクの記録又は再生若しくは消去を行なうドライ
    ブ装置と、前記ストツカに連設されて前記カートリツジ
    を装置外部から供給し又は装置外部へ排出するためのロ
    ーデイングユニツトと、前記カートリツジを選択的に把
    持して前記ストツカと前記ドライブ装置と前記ローデン
    グユニツトとの間で搬送させるキヤリツジとを備えたデ
    イスクカートリツジ交換装置において、前記ストツカと
    前記ドライブ装置と前記ローデイングユニツトとに収納
    された全ての前記カートリツジを対象としてそれらのカ
    ートリツジ中の何れかのカートリツジの異常突出を検出
    するセンサを設け、このセンサによる異常突出信号がな
    くなるまで前記カートリツジを収納方向に移動させる押
    圧部材を前記カートリツジの配列方向に沿わせて移動す
    るように設けたことを特徴とするデイスクカートリツジ
    交換装置。
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