JP2549369Y2 - ナ イ フ - Google Patents

ナ イ フ

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JP2549369Y2
JP2549369Y2 JP1991020479U JP2047991U JP2549369Y2 JP 2549369 Y2 JP2549369 Y2 JP 2549369Y2 JP 1991020479 U JP1991020479 U JP 1991020479U JP 2047991 U JP2047991 U JP 2047991U JP 2549369 Y2 JP2549369 Y2 JP 2549369Y2
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JP
Japan
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blade
handle
state
knife
paper knife
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1991020479U
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English (en)
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JPH04112366U (ja
Inventor
井 隆 之 平
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murai Co Ltd
Original Assignee
Murai Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はたとえば封筒や各種紙類
を切るペーパーナイフ等に利用されるナイフに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のペーパーナイフとしては、たとえ
ば図6に示すようなものがある。すなわち、図示の構成
は刃100と柄101が一体的に形成されている。
【0003】また他のペーパーナイフを図7に示す。図
示の構成は、L字状に折曲されて刃100の部分に対し
て突出した柄102を備えている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
図6に記載のペーパーナイフは、空中にて封筒を開封す
る際にはさほど不便を感じないが、机上等で紙等を切る
場合刃100の面を押し付けるため柄101の面も机上
面103と略同一となり、指にてつまむ部分が柄101
の端面の細い所しかないので作業が非常に困難である。
【0005】こういった問題点を解決するために、上記
図7のペーパーナイフが考えられたが、柄102の部分
が突出しているため、次の様な問題点があった。
【0006】すなわち、机上等で紙等を切る際は手の握
る部分が十分にあるため作業上問題ない。しかし空中に
て封筒を開封する場合は、刃100の面と柄102の面
が同一平面で無いため偶力が生じる。その結果刃100
が切る方向と反対側に逃げ様とするため作業しづらい。
また、柄102の部分を突出させるための加工を行う必
要があり、製作が面倒であった。たとえば、プレス加工
(鍛造または板曲げ)の場合には、金型が複雑もしくは
台数が増えるためコストが増すし、プレス工程が増える
ためコストが増す。一方、切削加工の場合には、治具が
複雑になり、また、材料のロスが増大するためコストが
増す。
【0007】さらに、柄102の部分が突出しているた
めせまい所等の収納時に嵩張るし、また柄102の部分
が突出しているため意匠創作に制限がある。
【0008】本考案は、上記した従来技術の課題を解決
するためになされたもので、その目的とするところは、
刃面に対する柄の角度を調節できるナイフを提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案にあっては、刃と柄とを備えたナイフにおい
て、前記刃と柄とがねじり方向に回動可能に取付けら
れ、刃面に対する柄の取り付け角度を調整可能であっ
て、該刃と柄とのねじり方向の回動によって、刃面と柄
の面とが同一面となる第1の状態と、刃面と柄の面とが
略垂直となり、かつ、刃の面を介して一方側の領域にの
み柄が配置される第2の状態と、を有することを特徴と
する。また、前記第1の状態および第2の状態で、刃と
柄と保持する保持手段を備えるとよい。
【0010】
【作用】上記構成のナイフにあっては、刃と柄の部分が
ねじり方向に回動可能なため、空中にて使用する場合に
は刃の面と柄の面とが同一面となる第1の状態とする
【0011】また、机上等で使用する場合には、刃の面
は水平にして柄の面を立てる第2の状態とする。なお、
保持手段によって、第1の状態および第2の状態で刃と
柄とをそれぞれ保持して使用される。
【0012】
【実施例】以下に本考案を図示の実施例に基づいて説明
する。本考案の一実施例に係るペーパーナイフを示す図
1乃至図4において、1はペーパーナイフ全体を示して
おり、刃2と柄3とが回転機構4を介してねじれ方向に
回転可能に取り付けられ、刃面5に対する柄3の取り付
け角度を調整可能としている。
【0013】刃2は両側縁を尖らせた平らな長尺部材
で、その長手方向の一方の端面に柄3が取り付けられ
る。この柄3も刃2とほぼ同じ厚さで同じ幅の平らな長
尺部材で、刃2の取付端面に対して刃2と反対側に直線
状に伸びている。そして、互いに向かい合っている端面
は同一寸法同一形状に成形されている。
【0014】回転機構4は、刃2の端面6の固定穴7内
に回転軸となるシャフト8の一端を固定し、このシャフ
ト8を柄3の端面9に穿設した軸孔10内に軸受11を
介して回転自在に挿入することにより構成されている。
この軸孔10は刃2の幅方向に一方の端部側に偏らせて
設けてある。そして、シャフト8の軸受11との回転摺
動部には保持手段としての回り止めピン12が固定され
ており、この回り止めピン12が軸受11に設けた切欠
き13内に挿入され、シャフト8に回転角度を所定角度
の範囲に規制している。この実施例では刃2が閉じた状
態、すなわち刃2の端面6と柄3の端面9とが重なって
いる状態で回り止めピン12が切欠き13の円周方向の
一方の端部13aに係合して位置決めする。また、開い
た状態、この実施例ではほぼ90度回転した状態で、回
り止めピン12が切欠き13の周方向他方の端
3bに係合して開き度合いを規制するようになってい
る。
【0015】一方、柄3の端面9の軸受11とは反対側
の端部位置にロックボール14が設けられていて、刃2
が閉じた状態にて刃2の端面に設けたロック穴15に係
合して閉じた状態で保持するようになっている。
【0016】さらに、この実施例では、刃2を自動的に
開くように、刃2が開く方向にトルクを加えるトルク付
与機構16が付加されている。このトルク付与機構16
は、ねじりコイルスプリング17のばね力を利用した機
構となっている。
【0017】すなわち、このねじりコイルスプリング1
7は、その一端がシャフト8に固定され、他端が軸受1
1に固定され、シャフト8を回転することによってねじ
りコイルスプリング17がねじられるようになってい
る。ねじりコイルスプリング17は柄3の軸孔10内に
装着され、その軸孔10開口側端部が軸受11に固定さ
れる。
【0018】一方、軸孔10内に挿入されるシャフト8
はねじりコイルスプリング17の内周側に差し通されて
その挿入方向先端がスプリング止めねじ18にて固定さ
れ、さらにロックナット19にてゆるみ止めが図られて
いる。
【0019】このねじりコイルスプリング17は、刃2
を開く方向に回転させる方向に付勢するようにねじられ
た状態で装着されていて、完全に開いた状態でもねじら
た状態にある。したがって、刃2が開いてシャフト8の
回り止めピン12が軸受11の切欠き13の一方の端部
13bに係合している状態で、さらにスプリング17の
ばね力によって端部13bに押しつけて位置決め保持し
ている。
【0020】上記構成のペーパーナイフにあっては、空
中にて使用する場合には、図1(a)および図2(a)
に示すように、刃2と柄3の面を同一平面いわゆる刃2
と柄3がロックされている状態(第1の状態)にする。
この状態ではロックボール14によって保持されてい
る。
【0021】そして、机上等で使用する場合には、手に
よりロックされている刃2と柄3を外す。すると、外し
た時にスプリング17がねじれた状態から元に戻ろうと
する力が働き、刃2の面が回動する。そして、刃2の面
が柄3の面に対して図1(b),図2(b)に示すよう
に垂直になった状態(第2の状態)回り止メピン12
が軸受11の切欠き13の一方の端部13bに当接して
止まり、この状態で保持される。したがって、図5に示
すように柄3の部分の指にて摘まむ部分が充分確保され
る。
【0022】
【考案の効果】本考案は、以上の構成および作用を有す
るもので、刃面に対する柄の角度を調整することができ
るので、空中にて使用する場合には刃の面と柄の面を同
一平面に位置させることができ、従来の折れ曲がった柄
のように使用の際に偶力は発生せず、非常にスムーズな
作業が可能となる。
【0023】また、机上等で使用する場合には、刃の面
に対して柄の面を立てることにより柄の部分の指にて摘
まむ部分が充分確保されるため、この場合も非常にスム
ーズな作業が可能となる。
【0024】さらに、刃と柄の面を同一に位置させるた
め、収納時に嵩張らない。
【0025】さらまた、刃と柄の面を同一に位置させる
ことができるため、意匠創作に制限が無くなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案の一実施例に係るペーパーナイフ
を示し、同図(a)は閉じた状態、同図(b)は開いた
状態の一部を破断して示す斜視図である。
【図2】図2(a)は図1のペーパーナイフの閉じた状
態の外観斜視図、同図(b)は開いた状態の外観斜視図
である。
【図3】図3は図1のペーパーナイフの分解斜視図であ
る。
【図4】図4は図1の回転機構の一部を省略して示す拡
大斜視図である。
【図5】図5は机上の紙を切断している使用状態説明図
である。
【図6】図6は従来の一体タイプのペーパーナイフの使
用状態の斜視図である。
【図7】図7は他の従来のペーパーナイフを示す正面図
である。
【符号の説明】
1 ペーパーナイフ 2 柄 3 回転機構 5 刃面 8 シャフト 10 軸孔 12 回り止めピン 13 切欠き 17 ねじりコイルスプリング

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】刃と柄とを備えたナイフにおいて、 前記刃と柄とがねじり方向に回動可能に取付けられ、刃
    面に対する柄の取り付け角度を調整可能であって、 該刃と柄とのねじり方向の回動によって、 刃面と柄の面とが同一面となる第1の状態と、 刃面と柄の面とが略垂直となり、かつ、刃の面を介して
    一方側の領域にのみ柄が配置される第2の状態と、を有
    する ことを特徴とするナイフ。
  2. 【請求項2】前記第1の状態および第2の状態で、刃と
    柄と保持する保持手段を備えたことを特徴とする請求項
    1に記載のナイフ。
JP1991020479U 1991-03-06 1991-03-06 ナ イ フ Expired - Lifetime JP2549369Y2 (ja)

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JP1991020479U JP2549369Y2 (ja) 1991-03-06 1991-03-06 ナ イ フ

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JP1991020479U JP2549369Y2 (ja) 1991-03-06 1991-03-06 ナ イ フ

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Publication Number Publication Date
JPH04112366U JPH04112366U (ja) 1992-09-30
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Effective date: 19970415