JP2549272Y2 - 油田掘削用ロックビット - Google Patents

油田掘削用ロックビット

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JP2549272Y2
JP2549272Y2 JP1992071515U JP7151592U JP2549272Y2 JP 2549272 Y2 JP2549272 Y2 JP 2549272Y2 JP 1992071515 U JP1992071515 U JP 1992071515U JP 7151592 U JP7151592 U JP 7151592U JP 2549272 Y2 JP2549272 Y2 JP 2549272Y2
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JP
Japan
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lip
shaft
diameter shaft
small
sealing
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Application number
JP1992071515U
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English (en)
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JPH0628430U (ja
Inventor
保次 下村
Original Assignee
株式会社サンライト
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Publication date
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  • Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は高温、高圧下及び泥水の
侵入する油田掘削機用のロックビットに関する。
【0002】
【従来の技術】高温、高圧下で高速回転する油田掘削機
用のロックビットにおける軸と掘削用回転体の間には通
常図4に示すように軸封用のOリングを使用するが、近
掘削用回転体の回転速度が高速となるにつれ、Oリン
グととの間に発する摩擦熱が大となり、泥水等の外部
からの侵入物による摩擦との相乗作用によってOリング
は摩耗が激しく、寿命が短いという欠点がある。このよ
うな異常摩耗を防止するために軸と回転体との間に油溜
まりを設けて、それにグリース等の潤滑剤を充填させる
手段が講じられているが、潤滑剤は回転の高速回転の
ために油溜まりから放逐され、また摩擦によって生じる
高熱のため品質が劣化するという欠点がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案は従来の前述し
た欠点が除去され、回転部にグリースが常時供給され
て、高圧下での高速回転が不都合なく行われる油田掘削
機用ロックビットを提供できるようにした。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案に係る油田掘削機
用ロックビットは、大径軸と小径軸とよりなる2段軸
と、前記小径軸まわりにシール材を介して回転可能に嵌
合する掘削用の回転体を備え、前記シール材には合成ゴ
ムやプラスチックス等の若干弾性を有する素材からなる
リングの軸線方向の一方の端縁に前記2段軸の大径軸の
端面に圧接するシール用の第1リップが形成され、他方
の端縁に内方へ突出して前記2段軸の小径軸外周に圧接
するシール用第2リップが形成され、前記第2リップの
内周面にハスバ状のインターナルスクリュー部が形成さ
れていて、小径軸の外周に第1リップと第2リップで囲
まれる油溜まり部が形成され、かつ小径軸の先端部外周
と回転体の内周間にはグリース送り用のギャップを設
け、このギャップに通ずる油道を2段軸内に設けたもの
としてある。
【0005】
【作用】先端軸に嵌めたシール材は軸線方向の一方の端
縁に形成したシール用第1リップが大径軸の端面に圧接
し、他方の端縁に形成したシール用第2リップが小径軸
の外周に圧接し、両リップ間に油溜まりが形成される。
【0006】第2リップの内周にはインターナルスクリ
ュー部を形成してあるので、小径軸の先端部外周と回転
体の間に形成されたギャップに送り込まれているグリー
スは回転体の回転に伴いインターナルスクリュー部によ
り第2リップから油溜まりへ強制的にねじ送りされる。
【0007】
【実施例】図1、2に本考案に係るロックビットのシー
ル材を示す。同図において符号1は合成ゴムやプラスチ
ックス等の若干弾性を有する素材からなるリングを示
し、軸線方向の一方の端縁には軸線方向に突出するシー
ル用の第1リップ2を形成してあり、他方の端縁には内
方へ突出するシール用の第2リップ4を形成してあると
ともにこの第2リップ4の内周面にはハスバ歯車状のイ
ンターナルスクリュー部3を形成してあり、リング1に
は金属製の補強用リング5を埋設してある。
【0008】上述のシール材は図3に示すように、ロッ
クビットの大径軸6と小径軸6aとよりなる2段軸の
軸6aと掘削用回転体7との間に取り付けられてい
る。小径軸6aに嵌めたシール材は第1リップ2が大径
軸の端面6bに圧接し、第2リップ4が先端軸6aの外
周に圧接し、先端軸の外周には第1リップと第2リップ
で囲まれる油溜まり部8が形成される。
【0009】リングの第2リップ側内周面にはインター
ナルスクリュー部3を形成してあるので、掘削用回転体
が回転すると、小径軸の先端部外周と掘削用回転体との
間に形成されているグリース送り用のギャップ9に、グ
リース溜め(図示略)から2段軸内の油道10を経て充
填されているグリースがインターナルスクリュー部3の
回転により第2リップをわずかに押し開いて同リップと
小径軸の外周の隙間から油溜まり部8にねじ送りされて
供給される。
【0010】したがって、油溜まり部8内のグリースが
第1リップからリークしても、油溜まり部8内にはイン
ターナルスクリュー部の作用により常時グリースが供給
される。なお、実施例のものではシール材は掘削用回転
体の端面に形成した凹部11内へ嵌め込んで回転体へ適
宜固着してあり、軸は不動で回転体が適宜駆動機構によ
り回転させられる。
【0011】
【考案の効果】本考案においては、シール材を軸と掘
用回転体間に介在せしめてあり、シール材と軸との間に
形成される油溜まり部にシール材のインターナルスクリ
ュー部の作用にてグリースが供給されるので、高圧下で
油溜まり部のグリースが第1のリップからリークして
も、油溜まり部には第2のリップからグリースが常時供
給され、ために回転が高速回転しても両リップと回転
軸間の摩擦は少なく、したがって摩擦熱の発生も少な
く、かつシール材の摩耗も少なくて耐久性に富むロック
ビットを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のロックビットに使用するシール材の一
例を示す平面図。
【図2】同上の縦断正面図。
【図3】本考案に係るロックビットの実施例を示す一部
拡大縦断面図。
【図4】従来のロックビットの一例を示す一部拡大縦断
面図。
【符号の説明】
1 リング 2 第1リップ 3 インターナルスクリュー部 4 第2リップ 5 補強用リング 6 大径軸 6a 小径軸 6b 端面 7 掘削用回転体 8 油溜まり部 9 ギャップ 10 油道 11 凹部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】大径軸小径軸6aとよりなる2段軸
    と、前記小径軸まわりにシール材を介して回転可能に嵌
    合する掘削用の回転体を備え、前記シール材には合成
    ゴムやプラスチックス等の若干弾性を有する素材からな
    るリングの軸線方向の一方の端縁に前記2段軸の大径軸
    の端面に圧接するシール用の第1リップが形成され、
    他方の端縁に内方へ突出して前記2段軸の小径軸外周に
    圧接するシール用第2リップが形成され、前記第2リ
    ップの内周面にハスバ状のインターナルスクリュー部が
    形成されていて、小径軸の外周に第1リップと第2リッ
    プで囲まれる油溜まり部8が形成され、かつ小径軸の先
    端部外周と回転体の内周間にはグリース送り用のギャッ
    プ9を設け、このギャップに通ずる油道10を2段軸内
    に設けてなる油田掘削機用ロックビット。
JP1992071515U 1992-09-18 1992-09-18 油田掘削用ロックビット Expired - Lifetime JP2549272Y2 (ja)

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JPH0628430U JPH0628430U (ja) 1994-04-15
JP2549272Y2 true JP2549272Y2 (ja) 1997-09-30

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ID=13462933

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS51158967U (ja) * 1975-06-11 1976-12-17
DE3418738C2 (de) * 1984-05-19 1986-05-15 Fa. Carl Freudenberg, 6940 Weinheim Wellendichtung
JP3046071U (ja) * 1997-08-08 1998-02-20 株式会社タナベ マルチリンク式リヤサスペンションにおける車高調整用ジョイント部材

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