JP2548930Y2 - 昇降台の固定装置 - Google Patents

昇降台の固定装置

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JP2548930Y2
JP2548930Y2 JP10444391U JP10444391U JP2548930Y2 JP 2548930 Y2 JP2548930 Y2 JP 2548930Y2 JP 10444391 U JP10444391 U JP 10444391U JP 10444391 U JP10444391 U JP 10444391U JP 2548930 Y2 JP2548930 Y2 JP 2548930Y2
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JP
Japan
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hydraulic
switching valve
hydraulic cylinder
lock pin
oil
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JP10444391U
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信行 西田
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KYB Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、昇降台の固定装置の改
良に関するものである。
【0002】
【従来の技術およびその課題】船舶等では、あらゆる方
向の揺れに対して昇降台を確実に固定するため、昇降台
と固定床の間に渡って嵌合可能に摺動する複数のロック
ピンを備え、各ロックピンを駆動する複数の油圧シリン
ダとを備えている。
【0003】しかしながら、従来、全てのロックピンが
所定の摺動位置に到達したかどうかを検出するのに、各
ロックピンにそれぞれ当接するリミットスイッチ等の検
出器を設けているため、検出器の数が増えてコストアッ
プ等を招くという問題点があった。
【0004】本考案は上記の問題点に着目し、これを解
決することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、昇降台と固定
床の間に渡って嵌合可能に摺動する複数のロックピン
と、各ロックピンを駆動する複数の油圧シリンダとを備
える昇降台の固定装置において、前記各油圧シリンダを
油圧源からの作動油圧を導く切換弁に対して並列に配設
し、少なくとも一つの油圧シリンダと切換弁を結ぶ油圧
通路に絞り手段を設け、この絞り手段を介して作動する
油圧シリンダによって駆動されるロックピンが所定の摺
動位置に到達したかどうかを検出する手段を設けて切換
弁の作動を制御する構成とする。
【0006】
【作用】切換弁の作動に伴って作動油が油圧通路を通っ
て各油圧シリンダに流入することにより、各油圧シリン
ダが伸張して各ロックピンを昇降台と固定床の間に渡っ
て嵌合する。
【0007】このとき、一つの油圧シリンダに流入しよ
うとするオイルの流れに対して絞り手段が抵抗を付与す
るため、この油圧シリンダの伸張作動が他の全ての油圧
シリンダより遅れる。したがって、作動の遅れが生じる
油圧シリンダによって駆動されるロックピンの摺動位置
を検出することにより、全ての油圧シリンダの作動を単
一の検出手段によって検出することができる。
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
【0009】図2において昇降台1は船舶の内部で荷物
等を昇降させるために固定床2に対して図示しないクレ
ーン等を介して昇降可能に設けられている。
【0010】昇降台1を固定床2に対して自動的に固定
するために、昇降台1には各油圧シリンダ4を介して固
定床2の端面から出没する4つのロックピン3が設けら
れる一方、固定床2には各ロックピン3を嵌合させるス
リーブ5が固着されている。
【0011】各ロックピン3は円柱形に形成され、それ
ぞれの外周面が昇降台1に固着された各ガイドプレート
6に摺動自在に嵌合され、それぞれの基端が各油圧シリ
ンダ4のロッド先端部7にピン8を介して結合される。
【0012】各ロックピン3は図2において左右方向に
移動し、2つのロックピン3が図2において昇降台1の
右側端部11から出没し、2つのロックピン3が昇降台
1の左側端部12から出没するように配置される。各油
圧シリンダ4が伸張して各スリーブ5に嵌合することに
より、昇降台1の固定床2に対する図2において上下方
向の変位が規制される。
【0013】互いに背反して配置される2つのロックピ
ン3どうしは同軸上に配置されるとともに、各スリーブ
5の端面には調整用シム13を介してストッパプレート
9が固着される。各油圧シリンダ4が伸張して各ロック
ピン3の先端面3Aが各ストッパプレート9に当接する
ことにより、昇降台1の固定床2に対する図2において
左右方向の変位が規制される。
【0014】図1に示すように、各油圧シリンダ4の油
室4Aに連通する油圧通路25と、各油圧シリンダ4の
油室4Bに連通する油圧通路26が配設され、各油圧通
路25と26は切換弁22を介して油圧ポンプ23とタ
ンク24に選択的に連通する。
【0015】各油圧通路25と26には相手側通路の油
圧上昇によっても開弁するパイロットチェック弁27が
それぞれ介装される。
【0016】切換弁22は油圧ポンプ23からの加圧オ
イルが各油圧シリンダ4の油室4Aに供給されるととも
に、各油室4Bの作動油がタンク24に排出されるポジ
ションaと、油圧ポンプ23からの加圧オイルが各油圧
シリンダ4の油室4Bに供給されるとともに、各油室4
Aの作動油がタンク24に排出されるポジションcと、
両油圧通路25,26をタンク24に連通するポジショ
ンbとを有している。油圧ポンプ23と切換弁22の間
にはリリーフ弁28が介装される。
【0017】そして本考案の要旨とするところである
が、リミットスイッチ21が設けられる油圧シリンダ4
に接続する通路25A,26Aにオリフィス29がそれ
ぞれ設けられる。なお、絞り手段として、オリフィス2
9に代えて絞り弁等を設けても良い。
【0018】一つのストッパプレート9にはこれにロッ
クピン3が当接することを検出するリミットスイッチ2
1が設けられる。他の3つのストッパプレート9にはリ
ミットスイッチ21が設けられていない。
【0019】制御装置31は操作スイッチ32からの信
号を入力して切換弁22のポジションを切換え、リミッ
トスイッチ21からの検出信号を入力してロックピン3
がストッパプレート9に当接したら切換弁22のポジシ
ョンをaからbに切換えるようになっている。
【0020】次に、作用について説明する。
【0021】各ロックピン3を各スリーブ5を介して各
ストッパプレート9に当接させる嵌合時は、図示しない
操作スイッチからの信号により制御装置31は切換弁2
2をポジションaに切換え、油圧ポンプ23からの加圧
オイルを各油圧シリンダ4の油室4Aに供給し、リミッ
トスイッチ21からの信号によりロックピン3がストッ
パプレート9に当接したら切換弁22をポジションbに
切換えて各パイロットチェック弁27を介して各油圧シ
リンダ4の両油室4A,4Bに作動油を封じ込める。
【0022】油圧ポンプ23から吐出する加圧オイル
は、オリフィス29の設けられていない通路25B,2
6Bを通って3つの油圧シリンダ4を伸張させた後に、
ある時間差をもってオリフィス29の設けられた通路2
5A,26Bを通って一つの油圧シリンダ4を伸張させ
る。このようにして、リミットスイッチ21が設けられ
た油圧シリンダ4が最後に伸張することにより、単一の
リミットスイッチ21により4つのロックピン3がスト
ッパプレート9に当接したことを検出できる。
【0023】各ロックピン3を各スリーブ5から抜き取
る解除時は、図示しない操作スイッチからの信号により
制御装置31は切換弁22をポジションcに切換え、油
圧ポンプ23からの加圧オイルを各油圧シリンダ4の油
室4Bに供給して各油圧シリンダ4を収縮させる。
【0024】
【考案の効果】以上説明したように本考案は、船舶等に
設けられる昇降台の固定装置において、複数の油圧シリ
ンダを油圧源からの作動油圧を導く切換弁に対して並列
に配設し、少なくとも一つの油圧シリンダと切換弁を結
ぶ油圧通路に絞り手段を設け、この絞り手段を介して作
動する油圧シリンダによって駆動されるロックピンが所
定の摺動位置に到達したかどうかを検出する手段を設け
て切換弁の作動を制御する構成としたため、ロックピン
の摺動位置を検出する検出器の数を減らしてコストダウ
ンがはかれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す油圧回路図である。
【図2】同じく昇降装置の平面図である。
【符号の説明】
1 昇降台 2 固定床 3 ロックピン 4 油圧シリンダ 5 スリーブ 9 ストッパプレート 21 リミットスイッチ 22 切換弁 23 油圧ポンプ 25 油圧通路 26 油圧通路 29 オリフィス

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昇降台と固定床の間に渡って嵌合可能に
    摺動する複数のロックピンと、各ロックピンを駆動する
    複数の油圧シリンダとを備える昇降台の固定装置におい
    て、前記各油圧シリンダを油圧源からの作動油圧を導く
    切換弁に対して並列に配設し、少なくとも一つの油圧シ
    リンダと切換弁を結ぶ油圧通路に絞り手段を設け、この
    絞り手段を介して作動する油圧シリンダによって駆動さ
    れるロックピンが所定の摺動位置に到達したかどうかを
    検出する手段を設けて切換弁の作動を制御する構成とし
    たことを特徴とする昇降台の固定装置。
JP10444391U 1991-12-18 1991-12-18 昇降台の固定装置 Expired - Lifetime JP2548930Y2 (ja)

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JP10444391U JP2548930Y2 (ja) 1991-12-18 1991-12-18 昇降台の固定装置

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JP10444391U JP2548930Y2 (ja) 1991-12-18 1991-12-18 昇降台の固定装置

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Publication Number Publication Date
JPH0551899U JPH0551899U (ja) 1993-07-09
JP2548930Y2 true JP2548930Y2 (ja) 1997-09-24

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