JP2548747Y2 - 肘掛け付き浴槽 - Google Patents

肘掛け付き浴槽

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JP2548747Y2
JP2548747Y2 JP4709693U JP4709693U JP2548747Y2 JP 2548747 Y2 JP2548747 Y2 JP 2548747Y2 JP 4709693 U JP4709693 U JP 4709693U JP 4709693 U JP4709693 U JP 4709693U JP 2548747 Y2 JP2548747 Y2 JP 2548747Y2
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armrests
armrest
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登志雄 高橋
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シルバー工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、浴槽に関し、特に浴
槽内に肘掛け部を設けた肘掛け付き浴槽に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】周知のように、浴槽内に肘掛け部を設け
て、入浴中に肘を支えるようにした浴槽が種々提案され
ている。そして、これらの肘掛け付き浴槽は、一般に、
ステンレス鋼板や強化プラスチック、或は人工大理石と
呼ばれている合成樹脂等を素材として、プレス成形や射
出成形等の適宜な成形手段によって製作されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、従来の肘掛け
付き浴槽は、何れも、肘掛け部の下方が肘掛け部の間隔
とほゞ同じか、やゝ縮幅している。これは、製作時に、
側壁部を一体に、或は底部を含めて成形されるため、プ
レス成形や射出成形等における型抜きに制約が生じるた
めである。そこで、肘掛け部の下方が縮幅している従来
の浴槽は、何となく狭苦しく感じ、折角入浴しても充分
にリラックスできていないのが現状であった。本考案は
上記に鑑み提案されたもので、肘掛け部の下方を拡幅さ
せて入浴時に狭苦しさを感じさせないと共に、製作の容
易な浴槽を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は上記目的を達成
するため、一対の肘掛け部を備える肘掛け付き浴槽であ
って、一方の肘掛け部を形成した第1側壁部と、他方の
肘掛け部を形成した第2側壁部と、底板部とを構成部材
として少なくとも備え、当該構成部材を互いに接合して
形成すると共に、上記肘掛け部は、ほゞ平坦な肘掛け面
と側壁から緩い曲面で浴槽内へ向けて膨出する支持面と
を一体に成形してなり、肘掛け部の下方における横幅
を、肘掛け部の間隔よりも広くしたものである。
【0005】
【作用】複数の構成部材を接合して浴槽を形成し、上記
構成部材には必要に応じて肘掛け部を形成するので、肘
掛け部が型抜きの際の障害とならない。また、肘掛け部
の下方が拡幅しているので、腰や足元に圧迫感がなく狭
苦しさを感じない。
【0006】
【実施例】以下、本考案を図面の実施例について説明す
ると、図1は本考案に係る浴槽1の斜視図、図2は分解
状態の斜視図であって、その概略は、一対の肘掛け部2
a,2bの下方における横幅が当該肘掛け部2a,2b
の間隔よりも広くなるように、一方の肘掛け部2aを形
成した第1側壁部3と、他方の肘掛け部2bを形成した
第2側壁部4と、底板部5並びに足先部分の側壁となる
第3側壁部6とを互いに接合して構成したものである。
【0007】即ち、本考案の浴槽1は、複数に分割して
形成した構成部材を互いに接合して構成する。例えば、
図示の実施例によれば、一方の肘掛け部2aを形成した
第1側壁部3と、他方の肘掛け部2bを形成した第2側
壁部4と、入浴時に足先側の側壁となる第3側壁部6
と、浴槽1の底板を構成する底板部5とを、夫々ステン
レス板をプレス成形して形成し、これらを溶接して構成
してある。
【0008】各構成部材は、図2に示すように、例えば
第1側壁部3は左側の肘掛け部2aを備え、第2側壁部
4は右側の肘掛け部2bを備える。更に、第3側壁部6
には平板状に形成した足当て部7が設けてある。
【0009】上記各肘掛け部2a,2bは、側壁から当
該浴槽1の内側に向けて膨出するように一体に形成さ
れ、入浴時に肘を載せるための、ほゞ平坦な肘掛け面8
と、側壁から緩い曲面状に形成された支持面9とからな
る。即ち、側壁から浴槽1の内部に向けて肘掛け面8を
ほゞ直角に延出させると共に、当該肘掛け面8の外縁か
ら支持面9を延出させ、この支持面9の下端を側壁に連
続状とする。また、上記した足当て部7は、両肘掛け部
2と同様に第3側壁部6の一部を内側に膨出させてやゝ
傾斜した平板状の起立面10を形成してなる。
【0010】一方、底板部5は、周縁に立上り片11を
有すると共に、排水口12が開設してある。また、上記
各側壁部3,4,6の上縁には、ほゞ半円状に形成した
上縁部13が設けてあり、浴槽1の縁を構成している。
尚、この上縁部13は、図示していない上縁面に接続す
る。
【0011】そして、本考案の浴槽1は、上記のような
各構成部材を水密状に接合して構成する。即ち、図示の
実施例は、プレス成形によってステンレス鋼板を成形し
ているので、溶接によって互いに水洩れのないように接
合し、継目が見えないように表面処理が施されている。
尚、合成樹脂等により各構成部材を成形した場合には、
接着等により接合する。
【0012】上記のように構成した本考案の浴槽1によ
れば、肘掛け部2a,2bが形成してあるので、入浴中
に肘を載せてリラックス可能であると共に、当該肘掛け
部2a,2bの下方が広がって従来の肘掛け付き浴槽の
ように肘掛け部の間隔以下に狭まっていないので、腰や
脇、或は足元等が狭苦しく感じることがない。
【0013】また、本考案は、複数の構成部材に分割し
て成形し、これらの構成部材を接合しているので、各構
成部材の成形が容易で、小型のプレス機、或は射出成形
機等で充分に製作可能で、コストの削減にも有効であ
る。しかも、取り扱いが容易で、組立も簡単である。
【0014】以上、本考案を図示の実施例について説明
したが、本考案は上記した実施例に限定されるものでは
なく、実用新案登録請求の範囲に記載した構成を変更し
ない限り、適宜に実施できる。例えば、実施例ではステ
ンレス製の浴槽について説明したが、本考案は、所謂人
工大理石や他の合成樹脂製の浴槽にも適用できる。この
ときは、プレス機に代えて射出成形機を用いればよく、
この場合も型抜きの制約を受けることがない。
【0015】
【考案の効果】以上要するに本考案は、一対の肘掛け部
を備える肘掛け付き浴槽であって、一方の肘掛け部を形
成した第1側壁部と、他方の肘掛け部を形成した第2側
壁部と、底板部とを構成部材として少なくとも備え、当
該構成部材を互いに接合して形成すると共に、上記肘掛
け部は、ほゞ平坦な肘掛け面と側壁から緩い曲面で浴槽
内へ向けて膨出する支持面とを一体に成形してなり、肘
掛け部の下方における横幅を、肘掛け部の間隔よりも広
くしたので、製造時に型抜き作業の制約を受けることな
く、肘掛け付き浴槽を構成することができ、当該肘掛け
部の下方が広いので、ゆったりと入浴することができ
る。従って、本考案によれば、浴槽における肘掛け部の
作用効果と相俟ってより一層リラックスした入浴が可能
となる実用的価値の高い浴槽を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る肘掛け付き浴槽の斜視図である。
【図2】本考案に係る肘掛け付き浴槽の分解斜視図であ
る。
【図3】肘掛け付き浴槽の平面図である。
【図4】図3のA−A線における断面図である。
【符号の説明】
1 浴槽 2a,2b 肘掛け部 3 第1側壁部 4 第2側壁部 5 底板部 8 肘掛け面 9 支持面

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の肘掛け部を備える肘掛け付き浴槽
    であって、一方の肘掛け部を形成した第1側壁部と、他
    方の肘掛け部を形成した第2側壁部と、底板部とを構成
    部材として少なくとも備え、当該構成部材を互いに接合
    して形成すると共に、上記肘掛け部は、ほゞ平坦な肘掛
    け面と側壁から緩い曲面で浴槽内へ向けて膨出する支持
    面とを一体に成形してなり、肘掛け部の下方における横
    幅を、肘掛け部の間隔よりも広くしたことを特徴とする
    肘掛け付き浴槽。
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