JP2548270Y2 - 組立式昇降具 - Google Patents

組立式昇降具

Info

Publication number
JP2548270Y2
JP2548270Y2 JP1991043059U JP4305991U JP2548270Y2 JP 2548270 Y2 JP2548270 Y2 JP 2548270Y2 JP 1991043059 U JP1991043059 U JP 1991043059U JP 4305991 U JP4305991 U JP 4305991U JP 2548270 Y2 JP2548270 Y2 JP 2548270Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
members
column
assembling type
angle
longitudinal direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1991043059U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04135631U (ja
Inventor
義則 江端
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Araco Corp
Original Assignee
Araco Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Araco Corp filed Critical Araco Corp
Priority to JP1991043059U priority Critical patent/JP2548270Y2/ja
Publication of JPH04135631U publication Critical patent/JPH04135631U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2548270Y2 publication Critical patent/JP2548270Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ladders (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は組立式昇降具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、高低差のある場所を移動するとき
使用される昇降具としては、図4に示すような階段10
や、図5に示すような梯子11が用いられている。しか
し、これらの階段10や梯子11が必要とされる場所の
状況は千差万別であるので、汎用的に使用可能な昇降具
は提供されていない。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記従来の階段では、
設置場所に応じて個別に製作施工されているため、製作
に日数を要し、かつ、量産されて安価に提供されること
がない一方、上記従来の梯子では、長さの微調整ができ
ないため、使用時の工夫により、設置角度や足掛け位置
を調整する必要があり、使い勝手が良くないという問題
がある。そこで本考案では、昇降具としての階段を段数
調整可能な組み立て式にするとともに所望の傾斜角度に
形成できるようにすることを解決すべき技術的課題とす
るものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本考案は組立式昇降具を下記のように構成した。すなわ
ち、請求項1の組立式昇降具は、複数の縦部材を長手方
向に連結して4本の柱部材を形成し、それらの柱部材を
立てた状態で前後左右の4箇所に配置し、左右対向する
位置にある前記縦部材相互に横部材を横設し、前後対向
する位置にあって対をなす前記横部材により踏み板を水
平状態に支持し、さらに、前後対向する位置にある前記
柱部材相互には両柱部材の間隔を規定することにより前
記踏み板を水平状態に保って柱部材の傾斜角度を調節す
ることができる角度調整部材を取付け、階段を組立式に
構成したことを特徴とする。 また、請求項2の組立式昇
降具は、請求項1記載の組立式昇降具において、前記角
度調整部材は長手方向に複数の取付穴を有して取付長さ
を可変に形成され、前後対向する位置にある前記柱部材
と上下隣接する位置にある前記踏み板とで形成される略
四辺形の対角を結ぶように配設された補強部材であり、
さらに、前記4本の柱部材の下端に位置する各縦部材に
は床面に当接する足部材を回動可能に取付けた構成とし
たことを特徴とする。
【0005】
【作用】本考案による組立式昇降具において階段を構成
する場合には、先ず、複数の縦部材を長手方向に連結
し、所要長さの柱部材を4本形成したうえで前後左右
4箇所に立てて平行配置する。そして、左右対向する位
置にある縦部材には縦部材双方を連結する横部材を横設
し、前後対向する位置にあって対をなす横部材により踏
み板を水平状態に支持せしめる。さらに、前後に平行配
置された柱部材相互に角度調整部材を取着し、柱部材の
傾斜角度を所要の角度に固定する。そして、角度調整部
材の取付穴を選択して取付長さを変えることで柱部材相
互の間隔を変えることができ、それにより、踏み板を水
平状態に保って柱部材の傾斜角度を調節することができ
る。そのとき、柱部材の下端部の足部材が柱部材に対し
回動できるので、床面と当接状態が維持される。
【0006】
【実施例】以下に、本考案の実施例を図面に基づいて説
明する。図1に示すように、階段1は、複数の縦部材2
が長手方向に連結されて形成された4本の柱部材3と、
柱部材3を支える足部材4と、柱部材3の上部に取着さ
れる上部キャップ5と、左右に配置された柱部材3を連
結する横部材6と、その横部材6に取着される踏み板7
と、柱部材3を所要の傾斜角度に固定するとともに補強
のための補強部材8とから構成され、それぞれボルト3
aを介して組み立てられている。なお、補強部材8は、
本考案にいう角度調整部材である。
【0007】縦部材2は、図2ロに示すように、断面略
コ字形状に形成された鋼製の筒状のものであり、長手方
向片側には挿通凸部2aが設けられ、他側にはその挿通
凸部2aを挿入可能な鞘部2bが設けられていて、複数
の縦部材2が長手方向に連結可能に形成されている。挿
通凸部2aの側面には穴2cが設けられるとともにその
裏側にはナット2dが溶着され、後述するボルト3aが
螺着可能に形成されている。一方、鞘部2bの側面に
は、挿通凸部2aが挿入されたとき穴2cに対応する位
置に溝2eが設けられている。この溝2eは、4個の穴
2fが溝2gで繋げられた形状とされ、穴2fの径が図
2ホに示すボルト3aの首下部3bの径に適合し、か
つ、溝2gの幅がボルト3aのネジ外径に適合するよう
に形成されている。さらに、縦部材2の中央寄りの鞘部
2bの側面には、ボルト3aを介して横部材を取着す
るための取付け穴2hが設けられている。
【0008】足部4は、図2ハに示すように、前記挿
通凸部2aとほぼ同一断面形状に形成され、前記鞘部2
bに挿入可能な挿入部4aと、床面に当接させるための
凹凸が設けられた当接部4bとから構成されている。当
接部4bは、挿入部4aにピン4eで結合されていて、
所定角度範囲で回動できるように形成されている。ま
た、挿入部4aの側面には、挿入部4aが前記鞘部2b
に挿通されたとき、溝2eに対応する位置に穴4cが設
けられるとともにその裏側にナット4dが溶着され、後
述するボルト3aが螺着可能に構成されている。ボルト
3aは、図2ホに示すように、首下部3bが前記縦部材
2の穴2fに適合する段付形状に形成されている。従っ
て、このボルト3aの首下部3bを前記穴2fのうちの
いずれかの穴に係着させることで、前記縦部材2の取り
付け位置を調節できるため、前記縦部材2相互の連結長
さを変更することができる。また、ボルト3aの螺着を
緩めれば首下部3bの係合が外れるため、取り付け位置
を容易に変更することができる。キャップ5は、図2イ
に示すように、前記鞘部2bとほぼ同一断面形状に形成
され、前記挿通凸部2aを挿入可能に形成された筒部5
aと、取付部5bとから構成されている。筒部5aの側
面には、筒部5aが前記挿通凸部2aに装着されたと
き、前記穴2cに対応する位置に、前記ボルト3aを係
着させる穴5cが形成されている。取付部5bは、前記
柱部材3の上端部に補強部材8を取着するための座で、
回動可能な状態で筒部5aの上端部に取着されている。
さらに、その取付部5bには、穴5dが設けれるとと
もにその裏側にナット5eが溶着され、前記ボルト3a
が螺着可能に形成されている。
【0009】横部材6は、図2ニに示すように、所定の
長さに形成されたパイプであり、その両端部にはボルト
3aを螺着させるためのメネジ6aが形成されている。
踏み板7は、図2ヘに示すように、鋼板等でほぼ矩形に
形成され、その両端部7aが横部材6を挿通可能なよう
に図示形状に丸められている。補強部材8は、図2トに
示すように、鋼板等で形成された細幅の板で、ボルト3
aを係着させるための穴8aと穴8bとが形成されてい
る。なお、穴8bが複数(本例では3個)設けられてい
るので、補強部材8の取り付けピッチを変更させること
ができる。
【0010】次に、上記に説明した構成部品を用いて3
段の階段を組み立てる場合の手順を、図1を参照して説
明する。先ず、3本の縦部材2を長手方向に連結し、ボ
ルト3aを螺着させて仮止めした状態の柱部材3を4本
組み立てる。つぎに、横部材6を挿通した踏み板7を3
枚用意し、左右対向する位置にある縦部材2にボルト3
aを介して取り付ける。また、柱部材3の上部には上部
キャップ5を、下部には足部材4を、ボルト3aを介し
てそれぞれ装着する。そして、上部キャップ5及び柱部
材3にはそれぞれ補強部材8を取り付けるとともに、そ
の取り付けピッチを選択して階段1の傾きを所要の傾き
角度に調整する。このとき、階段1の側面においては、
仮止めしたボルト3aを一旦取り外した後、横部材6と
補強部材8と縦部材2とを共締めして固定する。また、
必要に応じて、上部キャップ5に取着された補強部材8
の端部を建屋に固定する。なお、前述したように、縦部
材2には穴2fが4箇所設けられているので、ボルト3
aを係着させる穴2fを選択して縦部材2相互の連結長
さを変更し、踏み板7のステップ間隔を調整することが
できる。
【0011】以上説明した組み立て手順と同様にして任
意の段数の階段を組み立てることができる。その一例と
して、3段と、10段の階段をそれぞれ組み立てる場合
の構成部品の必要数量を表1に示す。
【0012】
【表1】
【0013】次に、本考案の他の実施例を図3に示す。
同図において、梯子9は、前記実施例の階段1での構成
部品をそのまま使用して構成されている。ただし、前記
実施例で用いた踏み板7と補強部材8とは使用されな
い。従って、前記実施例とほぼ同様に、任意の段数の梯
子9を組み立てることができる。さらに、梯子段の間隔
も調整することができる。
【0014】本考案に係る組立式昇降具は、上記のよう
に構成されているので、任意の段数および長さの階段1
あるいは梯子9を組み立てることができるとともに組み
立て後においても段数および長さの変更が可能である。
さらに、階段1においてはその傾斜角度の変更が可能で
ある。従って、設置場所に応じて最適の段数および長さ
に昇降具を構成できるため、昇降具の使い勝手が良くな
る。なお、各構成部品に分解すれば保管時に大きなスペ
ースを必要としない。さらに、上記階段1及び梯子9間
で構成部品を共用することができ、その構成部品を量産
して安価に提供することも可能である。
【0015】
【考案の効果】以上のように本考案による組立式昇降具
は、任意の段数および長さの階段を所望の傾斜角度にし
容易に組み立てることができる。また、構成部品の使
用数量を増減すれば段数および長さの変更も可能であ
る。従って、設置場所に応じて最適の段数および長さに
昇降具を構成できるため、昇降具の使い勝手を良くする
ことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る階段の斜視図である。
【図2】本考案の実施例に係る階段の構成部品を示す分
解斜視図である。
【図3】本考案の他の実施例に係る梯子の斜視図であ
る。
【図4】従来例に係る階段の斜視図である。
【図5】従来例に係る梯子の斜視図である。
【符号の説明】
1 階段 2 縦部材 3 柱部材 6 横部材 8 補強部材 9 梯子

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の縦部材を長手方向に連結して4本
    の柱部材を形成し、それらの柱部材を立てた状態で前後
    左右の4箇所に配置し、左右対向する位置にある前記縦
    部材相互に横部材を横設し、前後対向する位置にあって
    対をなす前記横部材により踏み板を水平状態に支持し、
    さらに、前後対向する位置にある前記柱部材相互には両
    柱部材の間隔を規定することにより前記踏み板を水平状
    態に保って柱部材の傾斜角度を調節することができる角
    度調整部材を取付け、階段を組立式に構成した組立式昇
    降具。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の組立式昇降具において、
    前記角度調整部材は長手方向に複数の取付穴を有して取
    付長さを可変に形成され、前後対向する位置にある前記
    柱部材と上下隣接する位置にある前記踏み板とで形成さ
    れる略四辺形の対角を結ぶように配設された補強部材で
    あり、さらに、前記4本の柱部材の下端に位置する各縦
    部材には床面に当接する足部材を回動可能に取付けた構
    成とした組立式昇降具。
JP1991043059U 1991-06-10 1991-06-10 組立式昇降具 Expired - Lifetime JP2548270Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991043059U JP2548270Y2 (ja) 1991-06-10 1991-06-10 組立式昇降具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991043059U JP2548270Y2 (ja) 1991-06-10 1991-06-10 組立式昇降具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04135631U JPH04135631U (ja) 1992-12-17
JP2548270Y2 true JP2548270Y2 (ja) 1997-09-17

Family

ID=31923451

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991043059U Expired - Lifetime JP2548270Y2 (ja) 1991-06-10 1991-06-10 組立式昇降具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2548270Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0164598U (ja) * 1987-10-16 1989-04-25

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04135631U (ja) 1992-12-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4586585A (en) Longitudinally extensible stringer and stairway
KR102199114B1 (ko) 높이 조절이 가능한 경사 발판 조립체
JP2548270Y2 (ja) 組立式昇降具
CA2390286A1 (en) Aluminum universal angle brackets
KR102454852B1 (ko) 계단실 폭이 좁혀진 계단 난간
JP4887029B2 (ja) 組立式スロープユニット
JP3979307B2 (ja) 手すりの取付構造
CN217630941U (zh) 一体式u形螺旋向上步梯
JPH10220149A (ja) 梯 子
JPH0274439U (ja)
CN221255949U (zh) 一种装配式建筑楼梯
CN210422442U (zh) 一种高扶手且可调节踏板斜度的登台梯
JPH1122181A (ja) 仮設階段
KR102673237B1 (ko) 경사 거푸집 설치용 작업대
JP2939183B2 (ja) 仮設階段用固定具
JPS6042154Y2 (ja) 立坑ライナプレ−ト用昇降タラツプの踏段具
JPH032600Y2 (ja)
JPS5921215Y2 (ja) 階段
JP3083951B2 (ja) ゲーム機台支持装置
JPS641395Y2 (ja)
JPS5844189Y2 (ja) 手摺り付ステツプ
JP5748618B2 (ja) 仮設階段およびそれに用いるストッパー
GB2083098A (en) Framework for staircase or terrace seating
JPH0232160Y2 (ja)
JPS5939586B2 (ja) スペ−ス有効利用階段