JP2547910B2 - 振動ジャイロ - Google Patents

振動ジャイロ

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JP2547910B2
JP2547910B2 JP3272629A JP27262991A JP2547910B2 JP 2547910 B2 JP2547910 B2 JP 2547910B2 JP 3272629 A JP3272629 A JP 3272629A JP 27262991 A JP27262991 A JP 27262991A JP 2547910 B2 JP2547910 B2 JP 2547910B2
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厚吉 寺嶋
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は振動ジャイロ、特に自
励振動し、例えば自動車等に搭載される姿勢制御システ
ム、ナビゲーションシステムに用いるに好適な振動ジャ
イロに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の振動ジャイロとして、図8に示す
ようなものがある。この振動ジャイロは、横断面形状が
四角形の振動体1の一側面1aに第1の圧電素子2a
を、その側面1aと隣接する他の側面1bに第2の圧電
素子2bをそれぞれ貼着して成る振動子3を具える。圧
電素子2a,2bは、それぞれのインピーダンス素子Z
1,Z2 を介して駆動装置4内の掛け算器5の出力側に接
続し、またこの掛け算器5の出力側には他のインピーダ
ンス素子Z3,Z4 を介してそれぞれ容量素子C1,C 2
接続して、これら圧電素子2a,2bおよび容量素子C
1,C2 に掛け算器5から同時に交流電圧を印加するよう
にしている。
【0003】また、インピーダンス素子Z1,Z2 と圧電
素子2a,2bとのそれぞれの接続点6a,6bは、差
動増幅器7a,7bのそれぞれの一方の入力端子に接続
し、これら差動増幅器7a,7bのそれぞれの他方の入
力端子を、インピーダンス素子Z3,Z4 と容量素子C1,
2 とのそれぞれの接続点6c,6dに接続して、差動
増幅器7aで接続点6a,6cからの出力を差動増幅
し、差動増幅器7bで接続点6b,6dからの出力を差
動増幅するようにしている。
【0004】差動増幅器7a,7bの出力は、加算器8
で加算して駆動装置4に帰還し、該駆動回路4内の平滑
回路9および掛け算器5にそれぞれ供給している。駆動
回路4において、平滑回路9で平滑した加算器8の出力
は比較器10の一方の入力端子に供給し、この比較器1
0の他方の入力端子には基準電圧源11からの基準電圧
を印加して、該比較器10から両入力の関係を一定に維
持する信号を出力させ、この比較器10の出力と加算器
8の出力とを掛け算器5で掛け算して圧電素子2a,2
bおよび容量素子C1,C2 に交流電圧を印加するように
している。また、差動増幅器7a,7bの出力は、差動
増幅器12に供給して差動増幅し、この差動増幅器12
の出力を同期検波器13で検波した後、平滑回路14で
平滑して角速度検出信号として取り出すようにしてい
る。
【0005】かかる振動ジャイロにおいては、駆動装置
4から圧電素子2a,2bに交流電圧を印加することに
よって、加算器8の出力が一定に維持されるように振動
子3をX軸方向に自励振動させることができる。この振
動状態では、接続点6a,6bからの出力は、駆動装置
4からの供給電圧と、それぞれの圧電素子2a,2bの
歪みに伴って各圧電素子2a,2bから出力される電圧
との合成出力となる。したがって、それらの両合成出力
と、接続点6c,6dからの供給電圧に対応する出力と
を差動増幅器7a,7bにおいてそれぞれ差動増幅して
加算器8で加算すれば、X軸方向の振動に基づいて圧電
素子2a,2bから発生された電圧だけを抽出すること
ができるので、この加算器8の出力を駆動装置4に帰還
させることにより振動子3を自励振動させることができ
る。
【0006】また、振動子3が自励振動している状態
で、振動子3がZ軸廻りの回転を受けると、振動子3は
その角速度に比例するコリオリの力によりY軸方向に振
動して自励振動に異常をきたし、接続点6a,6bから
の出力電圧に差が生じる。したがって、差動増幅器7
a,7bの出力を差動増幅器12において差動増幅すれ
ば、コリオリの力の発生に伴う電圧を分離して検出する
ことができるので、この差動増幅器12の出力を同期検
波器13で検波して平滑回路14で平滑することにより
角速度検出信号を得ることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の振動ジ
ャイロにおいて、振動子3を安定して自励振動させるた
めには、各圧電素子2a,2bおよび各容量素子C1,C
2 における静電容量値およびその温度依存性をそれぞれ
同程度に揃える必要があるが、特に静電容量値の温度依
存性については、それを同程度とするのが非常に困難で
ある。これがため、周囲の温度変化によって差動増幅器
7a,7bの各出力に駆動電圧の漏れ込みが生じて振動
子3を十分安定して自励振動させることができなくな
り、検出精度が低下するという問題がある。
【0008】この発明は、このような従来の問題点に着
目してなされたもので、周囲温度の変化に影響されるこ
となく、振動子を十分安定して自励振動させることがで
き、角速度を常に高精度で検出できるよう適切に構成し
た振動ジャイロを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明では、横断面形状が多角形の振動体の第1
の側面に貼着した少なくとも該振動体の幅方向に二分割
した電極を有する第1の圧電素子および、前記第1の側
面と非平行な第2の側面に貼着した少なくとも該振動体
の幅方向に二分割した電極を有する第2の圧電素子を有
し、互いに直交する方向に振動可能に支持された振動子
と、前記第1および第2の圧電素子の各電極に接続した
インピーダンス素子と、これらインピーダンス素子を介
して前記第1および第2の圧電素子の各電極に駆動電圧
を印加して前記振動子を所定の振動方向に振動させる駆
動手段と、前記振動子の所定の振動方向において屈曲状
態が等しくなる前記第1および第2の圧電素子のそれぞ
れの一方の電極と対応する前記インピーダンス素子との
それぞれの接続点における出力をVaおよびVc、前記
第1および第2の圧電素子のそれぞれの他方の電極と対
応する前記インピーダンス素子とのそれぞれの接続点に
おける出力をVbおよびVdとするとき、(Va−Vb
+Vc−Vd)を演算する第1の演算手段と、(Va−
Vb−Vc+Vd)を演算する第2の演算手段とを具
え、前記第1の演算手段の出力を前記駆動手段に帰還し
て前記振動子を前記所定の振動方向に自励振動させ、前
記第2の演算手段の出力に基づいて前記振動子を前記所
定の振動方向と直交する方向に振動させる角速度を検出
するよう構成する。
【0010】また、この発明では、横断面形状が多角形
の振動体の第1の側面に貼着した少なくとも該振動体の
幅方向に二分割した電極を有する第1の圧電素子およ
び、前記第1の側面と非平行な第2の側面に貼着した少
なくとも該振動体の幅方向に二分割した電極を有する第
2の圧電素子を有し、互いに直交する方向に振動可能に
支持された振動子と、前記第1および第2の圧電素子の
各電極に接続したインピーダンス素子と、これらインピ
ーダンス素子を介して前記第1および第2の圧電素子の
各電極に駆動電圧を印加して前記振動子を所定の振動方
向に振動させる駆動手段と、前記振動子の所定の振動方
向において屈曲状態が等しくなる前記第1および第2の
圧電素子のそれぞれの一方の電極と対応する前記インピ
ーダンス素子とのそれぞれの接続点における出力をVa
およびVc、前記第1および第2の圧電素子のそれぞれ
の他方の電極と対応する前記インピーダンス素子とのそ
れぞれの接続点における出力をVbおよびVdとすると
き、(Va−Vb+Vc−Vd)を演算する第1の演算
手段と、(Va+Vb−Vc−Vd)を演算する第2の
演算手段とを具え、前記第1の演算手段の出力を前記駆
動手段に帰還して前記振動子を前記所定の振動方向に自
励振動させ、前記第2の演算手段の出力に基づいて前記
振動子を前記所定の振動方向と直交する方向に振動させ
る角速度を検出するよう構成する。
【0011】
【作用】上記構成において、振動子が屈曲振動すると、
振動体の曲率半径はその側面の幅方向において異なる。
ここで、第1および第2の圧電素子は少なくとも振動体
の幅方向に二分割した電極をもって構成されているの
で、振動子が屈曲振動すると各圧電素子の分割電極間に
おいて歪みの大きさに差が生じることになる。したがっ
て、(Va−Vb+Vc−Vd)を演算すれば、屈曲振
動に対応した駆動手段への帰還出力を得ることができる
と共に、Va,Vb,Vc,Vdは圧電素子から得てお
り、静電容量値およびその温度依存性を一致させること
ができるので、周囲の温度変化に影響されることなく、
帰還出力中の駆動電圧を常にほぼ完全に消去できる。し
たがって、振動子を常に安定して自励振動させることが
可能となり、また(Va−Vb−Vc+Vd)あるいは
(Va+Vb−Vc−Vd)を演算すれば、それに基づ
いて振動子に作用する角速度を常に高精度で検出するこ
とが可能となる。
【0012】
【実施例】図1はこの発明の第1実施例を示すもので、
図2に示す符号と同一符号は同一作用を成すものを示
す。この実施例では、横断面形状が四角形の振動体1の
一側面1aにその幅方向に二分割した分割電極15a,
15bを有する第1の圧電素子15を貼着すると共に、
側面1aと隣接する他の側面1bに同様に幅方向に二分
割した分割電極16a,16bを有する第2の圧電素子
16を貼着して振動子3を構成する。これら分割電極1
5a,15b,16a,16bは、それぞれのインピー
ダンス素子Z1,Z2,Z3,Z4 を介して駆動装置4内の掛
け算器5の出力端子に接続し、これにより各分割電極に
駆動電圧を同時に印加する。
【0013】インピーダンス素子Z1,Z2 と分割電極1
5a,15bとのそれぞれの接続点17a,17bにお
ける出力は、差動増幅器7aに供給して差動増幅し、同
様にインピーダンス素子Z3,Z4 と分割電極16a,1
6bとのそれぞれの接続点17c,17dにおける出力
は、差動増幅器7bに供給して差動増幅する。すなわ
ち、接続点17a,17b,17c,17dにおける出
力をそれぞれVa,Vb,Vc,Vdとするとき、差動
増幅器7aにおいてA1(Va−Vb) を演算し、差動増
幅器7bにおいてA2(Vc−Vd) を演算する。なお、
1 およびA2 は、差動増幅器7aおよび7bにおける
増幅率を示す。
【0014】差動増幅器7a,7bの出力は、加算器8
に供給してA3(Va−Vb+Vc−Vd) を演算し(A
3 は増幅率)、この加算器8の出力を駆動装置4に帰還
して図8におけると同様に処理する。また、差動増幅器
7a,7bの出力は、差動増幅器12に供給してA4(V
a−Vb−Vc+Vd) を演算し(A4 は増幅率)、こ
の差動増幅器12の出力を同様に同期検波器13で検波
した後、平滑回路14で平滑して角速度検出信号を得
る。
【0015】かかる構成において、各分割電極15a,
15b,16a,16bに駆動電圧が印加されると、振
動子3はX軸方向に屈曲振動する。図2は振動子3がX
軸方向に屈曲している状態を側面図で示すものである。
このように、振動子3がX軸方向に屈曲振動すると、図
2から明らかなように、振動体1の側面1a上に貼付さ
れた圧電素子15の分割電極15a,15bは、側面1
a上の幅方向で振動体1の曲率半径が異なるためにその
歪みに差が生じる。同様に、圧電素子16の分割電極1
6a,16bにおいてもその歪みに差が生じる。
【0016】したがって、接続点17a,17bおよび
17c,17dにおける出力差をそれぞれ差動増幅器7
aおよび7bで検出すれば、これら差動増幅器7aおよ
び7bからは振動子3のX軸方向の屈曲振動にのみ対応
した電圧が得られる。しかも、分割電極15a,15b
および16a,16bを、それぞれ同一の圧電素子15
および16に設けているので、静電容量値およびその温
度依存性を一致させることができる。したがって、周囲
の温度変化に影響されることなく、駆動電圧を常にほぼ
完全に消去することができるので、振動子3を常に安定
して自励振動させることができる。
【0017】また、図1において、振動子3がZ軸廻り
の回転を受けると、振動子3はその角速度に比例するコ
リオリの力によりY軸方向の屈曲振動成分を有するよう
になり、差動増幅器7a,7bの出力に差が生じる。し
たがって、これら差動増幅器7a,7bの出力を差動増
幅器12に供給して差動増幅すれば、コリオリの力の発
生に伴う電圧を分離して検出することができるので、こ
の差動増幅器12の出力を同期検波器13で検波して平
滑回路14で平滑することにより角速度を常に高精度で
検出することができる。
【0018】図3はこの発明の第2実施例を示すもので
ある。この実施例は、接続点17a,17bにおける出
力を加算器25aで加算し、接続点17c,17dにお
ける出力を加算器25bで加算して、これら加算器25
a,25bの出力を差動増幅器12に供給してA4(Va
+Vb−Vc−Vd) を演算するようにしたもので、そ
の他の構成は第1実施例と同様である。したがって、こ
の実施例においても、第1実施例と同様に、周囲の温度
変化に影響されることなく駆動装置4への帰還信号内の
駆動電圧を常に完全に消去できるので、振動子3を常に
安定して自励振動させることができると共に、角速度を
常に高精度で検出することができる。
【0019】図4はこの発明の第3実施例を示すもので
ある。この実施例では、接続点17b,17cにおける
出力を差動増幅器7aに供給してA1(Vc−Vb) を演
算し、接続点17a,17dにおける出力を差動増幅器
7bに供給してA2(Va−Vd) を演算し、これら差動
増幅器7a,7bの出力を加算器8に供給してA3(Va
−Vb+Vc−Vd) を演算して駆動装置4に帰還させ
る。また、接続点17b,17cにおける出力を加算器
25cで加算し、接続点17a,17dにおける出力を
加算器25dで加算し、これら加算器25c,25dの
出力を差動増幅器12に供給してA4(Va−Vb−Vc
+Vd) を演算する。その他の構成は第1実施例と同様
である。したがって、この実施例においても、第1実施
例と同様の効果を得ることができる。
【0020】図5はこの発明の第4実施例を示すもので
ある。この実施例は、図4に示した第3実施例におい
て、加算器25c,25dを用いることなく、差動増幅
器7aの出力A1(Vc−Vb) と差動増幅器7bの出力
2(Va−Vd) とを差動増幅器12に供給してA4(V
a+Vb−Vc−Vd) を演算するようにしたものであ
る。したがって、この実施例においても、上述した実施
例と同様の効果を得ることができる。
【0021】図6はこの発明に適用可能な振動子の他の
例を示すものである。この振動子3は、横断面形状が四
角形をなす振動体1の4側面1a,1b,1c,1dに
それぞれ圧電素子15,16,17,18を貼着すると
共に、各圧電素子15,16,18,19に振動体1の
幅方向に二分割して分割電極15a,15b;16a,
16b;18a,18b;19a,19bを設けたもの
である。この振動子3は、分割電極15aと18a,1
5bと18b,16aと19a,16bと19bとをそ
れぞれ接続し、それらの接続点20a,20b,20
c,20dを上述した実施例における接続点17a,1
7b,17c,17dと同様に接続することによって、
同様の効果を得ることができる。
【0022】図7は同じくこの発明に適用可能な振動子
の更に他の例を示すものである。この振動子3は、横断
面形状が三角形をなす振動体21の二側面21a,21
bにそれぞれ圧電素子22,23を貼着すると共に、各
圧電素子22,23に振動体21の幅方向に二分割して
分割電極22a,22b;23a,23bを設けたもの
である。この振動子3は、各分割電極22a,22b,
23a,23bを上述した実施例と同様に接続すること
によって、同様の効果を得ることができる。
【0023】なお、上述した実施例では各圧電素子を二
分割した電極をもって構成したが、電極のみならず全体
にわたって二分割して構成することもできる。
【0024】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、一対
の圧電素子に駆動、帰還および検出の三つの機能を発揮
させながら、周囲温度の変化に影響されることなく、常
に帰還信号内の駆動電圧をほぼ完全に消去した安定した
自励振動をもたらすことができ、高い検出精度を確保す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例を示す図である。
【図2】図1に示す振動子の屈曲を説明するための図で
ある。
【図3】この発明の第2実施例を示す図である。
【図4】同じく第3実施例を示す図である。
【図5】同じく第4実施例を示す図である。
【図6】この発明に適用可能な振動子の他の例を示す図
である。
【図7】同じくさらに他の例を示す図である。
【図8】従来の振動ジャイロを示す図である。
【符号の説明】
1 振動体 3 振動子 4 駆動装置 5 掛け算器 Z1,Z2,Z3,Z4 インピーダンス素子 7a,7b,12 差動増幅器 8 加算器 9,14 平滑回路 10 比較器 11 基準電圧源 13 同期検波器 15,16 圧電素子 15a,15b,16a,16b 分割電極 17a,17b,17c,17d 接続点 18,19 圧電素子 18a,18b,19a,19b 分割電極 20a,20b,20c,20d 接続点 21 振動体 22,23 圧電素子 22a,22b,23a,23b 分割電極 25a,25b,25c,25d 加算器
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−102013(JP,A) 特開 平4−361113(JP,A) 特開 平2−82164(JP,A) 特開 平2−304311(JP,A) 実開 平4−38513(JP,U) 「正三角柱振動子を使う圧電振動ジャ イロ、小型、低価格で身近な応用ねら う」、中村武、NIKKEI ELEC TRONICS 1990.11.26(no. 514),P.183−P.190

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 横断面形状が多角形の振動体の第1の側
    面に貼着した少なくとも該振動体の幅方向に二分割した
    電極を有する第1の圧電素子および、前記第1の側面と
    非平行な第2の側面に貼着した少なくとも該振動体の幅
    方向に二分割した電極を有する第2の圧電素子を有し、
    互いに直交する方向に振動可能に支持された振動子と、
    前記第1および第2の圧電素子の各電極に接続したイン
    ピーダンス素子と、これらインピーダンス素子を介して
    前記第1および第2の圧電素子の各電極に駆動電圧を印
    加して前記振動子を所定の振動方向に振動させる駆動手
    段と、前記振動子の所定の振動方向において屈曲状態が
    等しくなる前記第1および第2の圧電素子のそれぞれの
    一方の電極と対応する前記インピーダンス素子とのそれ
    ぞれの接続点における出力をVaおよびVc、前記第1
    および第2の圧電素子のそれぞれの他方の電極と対応す
    る前記インピーダンス素子とのそれぞれの接続点におけ
    る出力をVbおよびVdとするとき、(Va−Vb+V
    c−Vd)を演算する第1の演算手段と、(Va−Vb
    −Vc+Vd)を演算する第2の演算手段とを具え、前
    記第1の演算手段の出力を前記駆動手段に帰還して前記
    振動子を前記所定の振動方向に自励振動させ、前記第2
    の演算手段の出力に基づいて前記振動子を前記所定の振
    動方向と直交する方向に振動させる角速度を検出するよ
    う構成したことを特徴とする振動ジャイロ。
  2. 【請求項2】 前記第1の演算手段は、(Va−Vb)
    を演算する第1の差動増幅器と、(Vc−Vd)を演算
    する第2の差動増幅器と、これら第1および第2の差動
    増幅器の出力を加算する加算器とをもって構成し、前記
    第2の演算手段は前記第1および第2の差動増幅器の出
    力の差を演算する第3の差動増幅器をもって構成したこ
    とを特徴とする請求項1記載の振動ジャイロ。
  3. 【請求項3】 前記第1の演算手段は、(Va−Vd)
    を演算する第1の差動増幅器と、(Vc−Vb)を演算
    する第2の差動増幅器と、これら第1および第2の差動
    増幅器の出力を加算する第1の加算器とをもって構成
    し、前記第2の演算手段は、(Va+Vd)を演算する
    第2の加算器と、(Vc+Vb)を演算する第3の加算
    器と、これら第1および第2の加算器の出力の差を演算
    する第3の差動増幅器とをもって構成したことを特徴と
    する請求項1記載の振動ジャイロ。
  4. 【請求項4】 横断面形状が多角形の振動体の第1の側
    面に貼着した少なくとも該振動体の幅方向に二分割した
    電極を有する第1の圧電素子および、前記第1の側面と
    非平行な第2の側面に貼着した少なくとも該振動体の幅
    方向に二分割した電極を有する第2の圧電素子を有し、
    互いに直交する方向に振動可能に支持された振動子と、
    前記第1および第2の圧電素子の各電極に接続したイン
    ピーダンス素子と、これらインピーダンス素子を介して
    前記第1および第2の圧電素子の各電極に駆動電圧を印
    加して前記振動子を所定の振動方向に振動させる駆動手
    段と、前記振動子の所定の振動方向において屈曲状態が
    等しくなる前記第1および第2の圧電素子のそれぞれの
    一方の電極と対応する前記インピーダンス素子とのそれ
    ぞれの接続点における出力をVaおよびVc、前記第1
    および第2の圧電素子のそれぞれの他方の電極と対応す
    る前記インピーダンス素子とのそれぞれの接続点におけ
    る出力をVbおよびVdとするとき、(Va−Vb+V
    c−Vd)を演算する第1の演算手段と、(Va+Vb
    −Vc−Vd)を演算する第2の演算手段とを具え、前
    記第1の演算手段の出力を前記駆動手段に帰還して前記
    振動子を前記所定の振動方向に自励振動させ、前記第2
    の演算手段の出力に基づいて前記振動子を前記所定の振
    動方向と直交する方向に振動させる角速度を検出するよ
    う構成したことを特徴とする振動ジャイロ。
  5. 【請求項5】 前記第1の演算手段は、(Va−Vb)
    を演算する第1の差動増幅器と、(Vc−Vd)を演算
    する第2の差動増幅器と、これら第1および第2の差動
    増幅器の出力を加算する第1の加算器とをもって構成
    し、前記第2の演算手段は、(Va+Vb)を演算する
    第2の加算器と、(Vc+Vd)を演算する第3の加算
    器と、これら第1および第2の加算器の出力の差を演算
    する第3の差動増幅器とをもって構成したことを特徴と
    する請求項4記載の振動ジャイロ。
  6. 【請求項6】 前記第1の演算手段は、(Va−Vd)
    を演算する第1の差動増幅器と、(Vc−Vb)を演算
    する第2の差動増幅器と、これら第1および第2の差動
    増幅器の出力を加算する加算器とをもって構成し、前記
    第2の演算手段は前記第1および第2の差動増幅器の出
    力の差を演算する第3の差動増幅器をもって構成したこ
    とを特徴とする請求項4記載の振動ジャイロ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
「正三角柱振動子を使う圧電振動ジャイロ、小型、低価格で身近な応用ねらう」、中村武、NIKKEIELECTRONICS1990.11.26(no.514),P.183−P.190

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