JP2547611Y2 - 積重ね可能な椅子 - Google Patents

積重ね可能な椅子

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JP2547611Y2
JP2547611Y2 JP5762291U JP5762291U JP2547611Y2 JP 2547611 Y2 JP2547611 Y2 JP 2547611Y2 JP 5762291 U JP5762291 U JP 5762291U JP 5762291 U JP5762291 U JP 5762291U JP 2547611 Y2 JP2547611 Y2 JP 2547611Y2
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利生 鈴木
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マスセット株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、合成樹脂被覆着色パイ
プを用いて構成された積重ね可能な椅子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、不使用時に収納、または整頓スペ
ースをできるだけ小さくするため、積重ね可能とした椅
子が知られている。図7は、その一例を示すものであっ
て、この積重ね可能な小児用の椅子は、概略的に、略倒
立U字状に曲成されたスチールパイプからなる後フレー
ム12と、同じく略倒立U字状に曲成されたスチールパ
イプの左右一対の垂直部を共にさらに略L字状に曲成し
てなる前フレーム13と、座板15とからなっている。
さらに詳述すると、後フレーム12は、一対の後脚柱部
12aと、この後脚柱部12aからそれぞれ上方に延出
する一対の後フレーム立上がり部12bと、その上端で
左右を連設した背もたれ用の上枠部12cとを一連に曲
成した形状からなっている。そして前フレーム13は、
幅が上記一対の後脚柱部12aの内側間での左右の間隔
より外側に突出しない間隔に設定されて、後脚柱部12
aの前方で上下に平行に延びる左右一対の前脚柱部13
aと、該前脚柱部13aの上端から屈曲されて水平且つ
平行に延びて後脚柱部の内側に嵌め込まれる一対の座枠
部13bと、該座枠部13bの後端で左右を連結した横
設部13cとを一連に曲成した構成からなっている。そ
して、前フレーム13の座枠部13bの後方と後フレー
ム12との交差する個所を溶着して椅子フレームを形成
している。また、一対の後フレーム立上がり部12bの
ほぼ中間部に、下枠部12dが横架されている。座板1
5は座枠部13bの上面に載置され、図8に示すよう
に、その重合部分にネジ等を貫通して座板15を固着し
ている。すなわち、座枠部13bに上下に貫通するネジ
穴を設け、ネジ16をこれに貫通させ座板15を固定し
ている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、この従来の積
重ね可能な子供用椅子においては、座板15は座枠部1
3bの上に載置されて固定されるので、座板15の左右
端部は座枠部13bの外側に張出しており、上に椅子を
積重ねていくと前後の脚柱部の下端に嵌合したキャップ
等で座板15の端部が擦られ、ささくれだつ等の傷つく
虞れや、着色した座板15の場合は色が剥げ落ちやすい
という問題があった。
【0004】また、鋼質パイプに合成樹脂を被覆したカ
ラーパイプは、色彩が鮮やかで感触が良いと共に錆びな
い等の長所を有しているが、前フレーム13と後フレー
ム12とは、溶接により相互に固着するようになってい
るため、鋼質パイプに合成樹脂を被覆したカラーパイプ
を枠体として採用することは不可能であるという問題が
あった。
【0005】この考案は上記事情に鑑みて創案されたも
のであって、その主たる課題は、鋼質パイプに合成樹脂
を被覆したカラーパイプを枠体として採用することを可
能にするとともに、積重ね時に座板の特に左右の端部を
傷つけることのない積重ね可能な椅子を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記課題を解
決するために、前フレームと後フレームとを、ネジ手段
を介して固着するとともに、前フレームの一対の座枠部
の内側に座板固定フレームをネジ手段を介して固着し、
この座板固定フレームの左右枠体上に座板を固定すると
いう技術的手段を講じた。
【0007】すなわち、本考案は、 (a).略倒立U字状に曲成された合成樹脂被覆着色パイプ
からなり、下部両側に一対の後脚柱部、上部両側に一対
の主立上り部、頂部に水平方向に横架する背もたれ用の
上枠部を形成してなる後フレームを設ける、 (b).略倒立U字状に曲成された合成樹脂被覆着色パイプ
の左右一対の垂直部を共にさらに略クランク状に曲成
し、その下方垂直部両側を一対の前脚柱部とし、前後に
ほぼ水平に延びる中間部両側を一対の座枠部とし、上方
垂直部両側を前記主立上り部より低い一対の補助立上り
部とし、水平方向に横架する頂部を背もたれ用の下枠部
とし、該一対の補助立上り部を、ネジ手段を介して前記
主立上り部に固着した前フレームを設ける、 (c).一対の左右枠体と、該左右枠体間を連結する桟とか
らなり、該一対の左右枠体が該前フレームの一対の座枠
部の各内側に沿ってそれぞれ配設され、該座枠部にネジ
手段を介して固着されてなる座板固定フレームを設け
る、 (d).板状からなって左右両側部を該座板固定フレームの
左右枠体上に固定してなる座板を設ける、という技術的
手段を講じている。
【0008】
【作用】本考案によれば、前フレームと後フレームとの
間、および座板固定フレームと座枠部との間は、いずれ
も溶接によらず、ネジ手段を介して固着するようにした
から、合成樹脂被覆着色パイプを用いて椅子を組立てる
ことができると共にその装飾効果、感触効果、防錆効果
等は何ら損なわれない。また、前フレームの一対の座枠
部の内側に座板固定フレームをネジ手段を介して固着
し、座板固定フレームの外側からはみでないようにし
て、この座板固定フレームの左右枠体上に座板の両側部
を固定するようにしたから、椅子を積重ねていっても、
上に積重ねられた椅子により座板の端部が傷つく虞れが
少ない。
【0009】
【実施例】以下に、この考案に係る積重ね可能な子供用
椅子の一実施例を図面を参照しつつ説明する。図1は積
重ね可能な子供用椅子の側面図、図2は同じくその正面
図、図3は同じくその背面図である。図示のごとく、こ
の積重ね可能な子供用椅子は大略的に、略倒立U字状に
曲成された合成樹脂被覆着色パイプからなる後フレーム
1と、略倒立U字状に曲成された合成樹脂被覆着色パイ
プの左右一対の垂直部を共にさらに略クランク状に曲成
してなる前フレーム2と、略U字状に曲成されたパイプ
からなる座板固定フレーム3と、座板固定フレーム3の
左右枠体上に固定された座板4とからなる。
【0010】なお、ここで合成樹脂被覆着色パイプと
は、図6に示すように例えば鉄製のパイプ5の外周に接
着剤6を介して着色剤入りのポリ塩化ビニル等の合成樹
脂7を被覆したものであって、タキロンカラー鋼管(商
品名:タキロン株式会社製造)を用いている。からな
る。
【0011】さらに詳述すると、後フレーム1は、下部
両側に一対の後脚柱部1a、上部両側に一対の主立上り
部1b、頂部に水平方向に横架する背もたれ用の上枠部
1cを形成している。前フレーム2は、その下方垂直部
両側を一対の前脚柱部2aとし、前後にほぼ水平に延び
る中間部両側を一対の座枠部2bとし、上方垂直部両側
を前記主立上り部1bより低い一対の補助立上り部2c
とし、水平方向に横架する頂部を背もたれ用の下枠部2
dとしてなり、一対の補助立上り部2cが、ネジ手段を
介して、例えば一定に離間させた状態で一対のボルト8
を、補助立上り部2cおよび主立上り部1bに貫通させ
て、後フレーム1の主立上り部1bにそれぞれ固定され
ている。
【0012】座板固定フレーム3は、図5に示すよう
に、U字状に曲成したパイプの一対の左右両側の枠体3
aが前フレーム2の一対の座枠部2bの各内側に沿って
それぞれ設配され、この座枠部2bにネジ手段を介し
て、例えばボルト8の場合と同様に一定に離間させた状
態で一対のボルト9を、枠体3aおよび座枠部2bに貫
通させて固着されている。図示例の場合、上記一対のボ
ルト8のボルト間の間隔と、一対のボルト9のボルト間
の間隔とを同一に設定してあるので、ボルトの緊締作業
を容易に行なうことができる。
【0013】この左右枠体3a間を連結する桟3bは、
左右枠体3aを支持するとともに、前フレーム2の補強
を図っている。なお、座板固定フレーム3はU字状パイ
プのものに限らず、断面L字状の棒体であってもよい。
座板4は、図4に示すように、ほぼ4角形の板状をな
し、その左右両側部がネジ4aを介して座板固定フレー
ム3の左右枠体3a上に固定されている。
【0014】なお、背もたれ板10は、上枠部1cと下
枠部2dとに跨がるようにしてネジ止めにより固着され
ている。この背もたれ板10は、設けても設けなくても
よいが、設ける場合には、予め上枠部1cと下枠部2d
に適当なネジ孔を開けておけばよい。
【0015】以上の構成からなる積重ね可能な子供用椅
子は、座板4部分が順次重なるようにして、積重ねるこ
とができる。この場合、後フレーム1の一対の後脚柱部
1aは、前フレーム2の一対の座枠部2bの後方部を跨
ぐようにして外側に配置される。座板4はその両側部が
座板固定フレーム3の左右枠体3a上に固定されている
ため、すなわち座枠部2bの外側に張出していないた
め、このように椅子を積重ねても、端部が傷つけられる
虞が少ない。本考案に係わる積重ね可能な子供用椅子
は、上記実施例にものに限らず適宜変更し得る。
【0016】
【考案の効果】以上、説明したように、この考案に係わ
る積重ね可能な子供用椅子では、前フレームと後フレー
ムとの間、および座板固定フレームと座枠部との間は、
いずれも溶接によらず、ネジ手段を介して固着するよう
にしたから、色彩および感触に優れると共に防錆効果の
高い合成樹脂被服パイプを用いることができ、かつ、こ
の座板固定フレームの左右枠体上に座板の両端部を固定
するようにしたから、椅子を積重ねていっても、上に積
重ねられた椅子の前後の脚柱部や下端の保護キャップは
下の椅子の座枠部と衝合するだけで、座板の端部が傷つ
く虞れが少ない。このように合成樹脂被服パイプをその
効果を損なうことなく使用し得るので、耐久性が高く色
彩性の豊かな椅子を簡単な構成で製作でき有益である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係わる積重ね可能な子供用椅子の側
面図である。
【図2】図1の椅子の正面図である。
【図3】図1の椅子の背面図である。
【図4】図1の椅子の平面図である。
【図5】図1の椅子の裏面図である。
【図6】合成樹脂被覆着色パイプの一部切欠斜視図であ
る。
【図7】従来の椅子の正面図である。
【図8】従来の椅子の一部を拡大して示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1・・・・後フレーム 1b・・・後脚柱部 1c・・・主立上り部 2・・・・前フレーム 2a・・・前脚柱部 2b・・・座枠部 2c・・・補助立上り部 2d・・・下枠部 3・・・・座板固定フレーム 3a・・・左右枠体 4・・・・座板 4a・・・ネジ 5・・・・鉄製パイプ 6・・・・接着剤 7・・・・合成樹脂 8・・・・ボルト 9・・・・ボルト 10・・・背もたれ板

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略倒立U字状に曲成された合成樹脂被覆
    着色パイプからなって、下部両側に一対の後脚柱部、上
    部両側に一対の主立上り部、頂部に水平方向に横架する
    背もたれ用の上枠部を形成してなる後フレームと、略倒
    立U字状に曲成された合成樹脂被覆着色パイプの左右一
    対の垂直部を共にさらに略クランク状に曲成し、その下
    方垂直部両側を一対の前脚柱部とし、前後にほぼ水平に
    延びる中間部両側を一対の座枠部とし、上方垂直部両側
    を前記主立上り部より低い一対の補助立上り部とし、水
    平方向に横架する頂部を背もたれ用の下枠部とし、該一
    対の補助立上り部を、ネジ手段を介して前記主立上り部
    に固着した前フレームと、一対の左右枠体と、該左右枠
    体間を連結する桟とからなり、該一対の左右枠体が該前
    フレームの一対の座枠部の各内側に沿ってそれぞれ配設
    され、該座枠部にネジ手段を介して固着されてなる座板
    固定フレームと、板状からなって左右両側部を該座板固
    定フレームの左右枠体上に固定してなる座板とを具備し
    てなることを特徴とする積重ね可能な椅子。
  2. 【請求項2】 該座板固定フレームが、略U字状に曲成
    されたパイプからなることを特徴とする請求項1に記載
    の積重ね可能な椅子。
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